耶馬英彦さんが投稿したスゥリル(東京/中目黒)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

耶馬英彦の独断と偏見

メッセージを送る

この口コミは、耶馬英彦さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

移転スゥリル中目黒、代官山/フレンチ、スイーツ、ヨーロッパ料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2014/08 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

皿出しのタイミングがドンピシャ

2014年2月
ムッシュヨースケのマダムに美味しいと聞いて行ってみたいと思っていました。
平日の夜の予定が空いて、当日の電話でしたが、運よく予約が取れました。
場所は目黒駅から山手通りを池尻方面に歩いてセブンイレブンの交差点を右に入り、目黒川を越えた二本目の交差点を左に曲がって数件目の2階です。なかなかディープな場所にあります。外の階段もなかなかおしゃれですが、階段を上がった正面に空きケースがあるのは少し残念。何か目隠しでもするといいかと思います。
店内は入って左側に奥まったトイレがあり、右側レジの向こう側に客席が並んでいます。2名席が4テーブル。トイレとテーブルが離れていて、どこの席に座っても大丈夫なつくりになっています。よく考えられたレイアウトです。
テーブルは正方形かと思えるほど幅がゆったりしています。あおい食堂グーストなどでもおなじみの網状のランチョンマットが敷かれています。清潔感があってなかなかよろしい。
さて、スパークリングワインで調子が上がったところで、ワインリストに目ざとく見つけたジュヴレ・シャンベルタンをいただきます。
料理はしっかりとソースが作られていて本格派。フランス料理=素材の調理+ソースと考える向きには十分満足のいく料理です。私はそこまでのこだわりはありませんが、出される料理はいちいち理にかなっていて、塩加減もほどよく、ワインが進みます。
なにより感心したのは皿出しのタイミングがドンピシャなことです。こちらの食べるスピードをよく見ていて、待たせることなく、勿論食べている途中にかぶることもなく、いい感じで次の料理が出てきます。サービスとシェフの連携がよほど緊密でないとこうはいきません。おそらくサービスはシェフの奥様。阿吽の呼吸なんでしょうね。にこやかでゆったりした接客に癒されます。牡蠣の料理が出たときは、一杯だけ白ワインはいかがですかとソーヴィニヨンブランをすすめていただいたのも、行き届いた接客だと感心しました。

これでひとりあたりの料金が2万円にも届かず、かなりリーズナブルだと思います。記念日でなくても普段のちょっとした贅沢に利用するのにはピッタリのお店です。

2014年8月
8月はじめにベトナムに行ってきました。みんなが行くホーチミンではなく首都のハノイ。特にこだわりがあってそうした訳ではありません。ハノイに住んでいるベトナム人がいて、ハノイなら案内してくれると言うのでハノイに行ったまでです。ノイバイ国際空港に着いた途端に、得体の知れないカルチャーショックに見舞われました。タクシー運転手との価格交渉、なぜか右手の親指の爪だけを異常に伸ばしていること、そしてそれはどのタクシーの運転手も同じであったことなど、驚くことばかりでした。シートベルトはその存在さえ無視されており、信号もあってもないのと同じようでした。そして旧市街の町中に溢れかえる匂い。匂いというよりも臭いと書いたほうがいいような気もしました。獣の臭いと下水のような臭い、食べ物の匂いと何よりも排気ガスの臭い。しばらく歩いていると目がチカチカと痛みはじめ、喉がガラガラになりましたから、光化学スモッグも発生していたのかもしれません。日本語はもちろんまったく通じず、ホテルの従業員以外は英語も通じません。現地のベトナム人がいなければ途方に暮れるところでした。

ということで、日本に帰って来るととてもホッとしたのですが、ベトナムにいたときに食中毒を警戒するあまり正露丸を飲みすぎてしまったようで、帰国してしばらくしてもあまり胃腸の調子が芳しくありません。しかしベトナムに行く前に食事をおごることを約束したので、ゆっくり食事のできるこちらを選びました。半年振りの訪問です。
前回サービスしてくれた、おそらくシェフの奥様は無事に出産されていま子育ての真っ最中とのこと。しばらくはホールに立てないでしょうね。シェフと女の子の二人で大変そうですが、ワイングラスが空いたまま放っておかれるようなことはなく、きちんと接客をしていただきました。
写真は撮らないつもりだったのですが、ムースの上にジュレが乗ったガラスの小鉢がとても綺麗だったので、ついスマホを手に取ってしまいました。その後の前菜と魚料理と肉料理も流れで撮影。太刀魚の中にムースを詰めた料理では、一杯だけ白を飲みたいところでしたが、当日の連れがほとんど飲めないお嬢さんだったので我慢しました。子羊は本当に乳飲み子の子羊のようで、臭みはまったくなく、どこまでも柔らかい。全体にとても上品な料理でした。日本のフレンチ万歳!

しかしですね、こういう上品で美味な料理をいただくと、何故かベトナムで食べた素朴な料理が再び食べたくなるんですね。ライギョのフィレを香辛料と油で炒めた上にどっさりと香草を乗せてちょっぴり火を通してエビの卵の紫色のペーストと酢と唐辛子で味付け、レモンを絞って、茹でたライスヌードルと一緒にいただくという素朴な料理が、早くも懐かしい。香草いっぱいのフォーは1人前250円で物凄くおいしかった。味覚に関しても、自分で気づいていないカルチャーショックがあったみたいです。

  • 本当に幼い子羊

  • 太刀魚の詰め物 マツタケのフリット添え

  • テリーヌ

  • ムースとジュレ

2014/08/17 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ