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夜の点数:4.3
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.3
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ]
豚肉と衣のいい関係
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とんかつ定食
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とんかつ定食
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とんかつ定食
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2013/04/30 更新
ん~。「ぽん太」と「ぽん多」、どっち~?
ん~。レビュー書いてて分からなくなってしまう。
えっとー。御徒町の2つの「ぽんた」は多い方の「ぽん多本家」「蘭亭ぽん多」で、
ここ代官山の「ぽんた」は太い方の「ぽん太」ですね。
でも。とんかつの方向性は「ぽん多本家」と「ぽん太」が近いんですよね。
だから混乱しちゃう。
ってのが、基本知識。
で、ここ代官山。太い「ぽん太」に行ってみた。
御徒町の「ぽん多本家」がすごい入口だったので、
代官山の方は更にどんだけ重厚な店構えなのかと思っていたら、
意外にも街の普通のこじんまりとしたお店だったのでビックリした。
店内も、こじんまり。家庭用の扇風機が、首振ってるし。
頂いたのは、「とんかつ定食」(2800円)。
じっくりと低温で揚げられているため、暫くの待ち時間の後にご登場。
とんかつの衣は、比較的柔らかめ。
肉のアク(?)が付着していたり、
おそらくカットするときの影響だと思うのだが、一部が欠け落ちていたりしていて、
必ずしも綺麗な衣ではない。
一方、中の豚肉は、繊維質が素晴らしくぷりぷり。
その中から溢れてくる、肉汁。それも、上品な旨味がたっぷり。
美味しい。美味しすぎる。
でも、逆に、肉の旨味だけが際立ち、次第に飽きてくるような予感さえ覚える。
いくら美味しいものでも、単調だと次第に飽きてくるのだ。
ところがだ。
この一見ダメな衣と、この美味しすぎる豚肉は、距離がありすぎて合わないように思えるのだが、
それが、予想外に素晴らしい相性の良さを見せる。
とんかつは、豚肉が主役だから、衣はでしゃばってはいけない。
では衣は、優等生的に、いい子にしていればいいかというと必ずしもそうではなく、
むしろダメダメな感じを漂わせるものでなければ、豚肉が引き立たないのではないかと思えるのだ。
このとんかつ、美味しい豚肉とダメな衣の組み合わせによって、
双方の欠点を補いあい、いいところだけを残す。
例えば、豚肉の溢れる肉汁によって、衣のべちゃ感は気にならなくなり、
衣の控えめなサクッとした食感は、豚肉の旨味が暴走するのを抑える。
この豚肉にこの衣、の必然性を感じざるを得ない。
この最強のタッグを組んだとんかつは、懐が深い。
もちろん何もつけずにそのまま頂いても美味しいのだが、塩も合うし、甘めのソースも合う。
とんかつの旨味がしっかりしているから、塩でもソースでも、基本の味がぶれない。
その基本の味をベースに、塩をつけたときの美味しさ、ソースをつけたときの美味しさが広がる。
また、定食としてのバランスも、非常にいい。
ごはんはあくまで控えめで、決して主役の邪魔をしない。
味噌汁は全体を纏めあげる。
お新香は口の中をさっぱりさせ、時折塩分が濃い白菜の漬物に舌が覚醒させる。
すべてが必然的。
素晴らしいとんかつ、素晴らしいとんかつ定食、と思う。