5回
2024/04 訪問
飲みにいくっていうか お父さんに会いにいく
狙っているわけではないけど偶然に 3月 4月 に来ることが多い大甚
この日も友人に予約してもらい2人分の席を確保
そうはいいましても口開け 大渋滞! 入店するだけで大変なのは
予約していないお客さんをどうにか座らせてあげようとする
4代目の息子さんと従業員さんの計らいにあります。
現在3代目になる おん歳 95かな?
お父さんのお姿を拝見しただけで お元気だよな〜 涙が出てくる
いらっしゃっい!!
ありがとうございます!!
ちゃんと自分の足で長い時間 お立ちになり
いつも声を張って 素晴らしいですよ。
毎回 思っていたかな? やっぱり年齢を重ねると
息子さんがお父さんによく似てくるんです
メガネかけてるのも同じだし。
わたしが 愛して 愛して 愛してやまない名酒場は、
名古屋駅からほど近い 伏見の交差点カドにあります。
かしわを取りにいくときお父さんとちょっとだけ話せました。
今日はビンの気分です。
とりあえず初回 3品で落ち着きます。
大甚でかしわは外せません。
今日の賀茂鶴のタル酒は詰め若いせいかきキリリと新しい味しました。
刺身はちょっとお高いけど品は良いです。
ゴロッとした脂入ってコク効いて最高な明宝ハム
大甚では刺身あまり食べた記憶ないので刺身食べよう作戦での意気込みでした。
お父さんいつもありがとう
今日のアナゴはなんだか甘い味つけでカン酒にはもってこいだからお代わりしちゃいました。
家庭的な味です。
鏡下の席って呼ばれていました。
名古屋で日本海を味わいます。
2人でこんな銚子で クイクイいっちゃいますよ。
甘い玉子に佃煮がまたいいんですよ。
息子さんもお父さんによく似ていますよ。
息子さんにお勘定させていただきました。
2024/04/10 更新
2023/03 訪問
酒だけでもうまい居酒屋って他あります?
友人と大甚で飲むこと やっと実現しました。
お互い大好きな居酒屋、知り合ってからも別々で訪問していましたから。
友人は大阪から 私は埼玉から そして間の中部地方にて合流
飲みの舞台はいつもの京都でも大阪でもなく なんか変な感じで 名古屋駅にて待ち合わせて。
友人からここ何年かの土曜日は、すごく大行列していると聞いていました。
友人が予約してくれていましたから安心はしていました。
16時近くに伏見の交差点の遠くから眺めてみて 本当でしたね行列の長さ。
開店は15時45分なので行列が吸い込まれた頃に入店
賀茂鶴の樽の前で
いらっしゃい!!
大きな声迎え入れてくれた変わらないお父さんの姿を見て嬉しくなります。
口開けの大甚はまさに満員電車
小皿料理を取ってくる人でごった返していました。
この混雑の傾向と対策をすぐ頭の中で考えなければならなかった開店直後は初体験の私
まず生ビールを頼みカンパイ、小皿は後にして黒板のお品書きから1品頼み
それから落ち着いた時に自分で選ぶ多彩な小皿の前で指先口頭注文
私が最後に来た1年前もそうでしたが、コロナ渦を経験してか
目の入る小皿はラップを被りいわば見本
新しい料理を大皿から小皿へ盛りつけて出してくれます。
前はカタコトの日本語しゃべる外人さん多く働いていたけど
日本人の主婦の方々が多く接客給仕されていました。
席に座るとすぐお酒の説明、キリンのクラフトビール限定でありますよ とか
お飲みものご注文されましたか? なんてすぐ聞いてくれる親切さです。
生ビールが残り少なくなるともうあの酒が恋しくて お燗を。
開店直後のためか熱々の2合徳利 傾け 底に浮かぶ大甚の文字のさかずきへ
何十回も飲んでいるのに… こんなうまい酒ってあるでしょうか
感動で涙腺が緩んで 瞳が潤んできます。
広島の人には申し訳ないけど 賀茂鶴のお燗を 日本一おいしく飲ませてくれる
料理もさることながら酒だけでも感動させてくれる 大甚はそんな居酒屋なのです。
フルーティーだとか希少な冷酒もいいんです
でもこれが本来の日本酒 なのですよ
大甚知らずして居酒屋を語るべからず
賀茂鶴のタル酒燗飲まずして日本酒を語るべからず
それ2つの名言を足しておきたいです。
1時間40分ぐらい飲んでいました。
当たり前なんだろうけどお父さん以外、ソロバンできるんだなぁと
サイフ出しながら女性店員さんの手先を見ていました。
予約していない人たちでもまず断ることを前提とされていない
なんとか空席を確保したい努力をされている大甚で働く人たちの姿にも天晴れです。
2024/03/24 更新
2022/04 訪問
変わらないお父さんの対応に涙あふれた。
「大甚を知らずして居酒屋を語るべからず」
あたらめて肝に命じさせられました。名店のなにものにもありません。
刺身ワサビのせいじゃなく2度も涙腺が緩んでしまって。
12年ぶりの訪問でした。
最近 YouTube チャンネル登録しているお気に入り2人の飲んべえ女性
大甚を上げていて、つい行きたくなってしまって久しぶり名古屋であります。
5時過ぎには近隣のサラリーマンが大挙すると推測した華の金曜日
4時半ごろ入店したら8割は席が埋まっていて唖然と。
予約できるの!可能なんて聞いてませんよ。空席には予約の札が多々
予約が入っている午後6時までならこの席どうぞと無事座らせてもらいました。
今は4代目の息子さんが筆頭中心なのかビールの銘柄が増えていることと
昔は無かった卓上の酒メニュー表にサワー系も加わり増えたことに驚き。
あくまでも雰囲気は変わらずに随分とアカ抜けましたね。
変わらせないとこはそのまま変えてくとこは変えていこうという息子さんの考えには賛成です。
小皿料理を取りにいくとバイトの子がおぼんを渡してくれたり
なんの料理か? 指で示すと3代目のお父さんがすぐ答えてくれることの変わらなさ
それはそれはすごく嬉しいかったです。
コロナのあれで小皿料理にはラップが覆いかぶさっています。
バイトの子に コレねっ て言うと品によっては新しいのを盛ってくれます。
出汁巻きなんて冷蔵庫から出されましたが、冷たくて逆においしい。
玉子焼きって言ったらダシ巻きねってお父さんに訂正させられちゃった〜
私的に大甚といえばキンカン入りの「かしわ」なので真っ先に選びます。
最近も大甚をこよなく愛する大阪の友人に「大甚は小皿で十分 刺身はいらないよね」
なんて話したばかりなのに今日は奮発してタイの刺身を選んでしまいました。
賀茂鶴のタル香る旨し酒灼を斜めつつ、お燗番のお父さんの背中を眺めながら
少し歳とっちゃったけど元気でなにより。お声の貼りは12年前と同じホント凄い。
明日も飲みに来たい・・・行列できるんですから 土曜は混んで大変でしょ。
忘れちゃダメだなホント 月1は来たいけどなぁ
お父さんありがとう
圧巻!!
やっぱり大甚だと瓶がいいかな。
かしわはぜったいです。
今度はぜひ洋食系を食べてみたいです。
皮まで添えてくれることに料理に対するこだわりが見受けられます。
新玉ネギの煮たの
賀茂鶴の樽酒のお燗なら大甚は日本一
昆布の佃煮を添えてくれるのは飲んべえ泣かせです。
ウラに大甚知らずして居酒屋を語るべからずと書いてサイフに忍ばせています。
小皿料理のテイクアウトやってました。
屋上に堂々たる
2023/03/24 更新
2010/08 訪問
【再訪】 マイブームでの訪問 居酒屋編
【再訪】 2010年8月
池波先生の訪れた店を巡る 「マイブームでの訪問シリーズ」
2度目の大甚 午後6時に訪れる。
古い居酒屋だか自動ドア 相変わらず賑やかだ。
勇ましく声の大きい主人の顔を見るとまだ2回目の訪問ながら、
自分の家に帰ってきたようだ。
瓶ビールを注文し席に座らず小皿料理の前へ。
この前口にしていないもの取らなければなるまい。
かしわうま煮 たこブツ
座る席は小皿料理の真ん前
客が頻繁に前を通過するから落ち着かないが、
不思議なことに午後7時近くなると急に客が引く。
客が引け、店の人間 手が空いて立ちっぱなしも妙に落ち着く 勝手な言いぐさだ。
小皿料理が少なくなってきた。
穴子煮 竹の子煮
「主人 酒を」
大甚に来たら夏でも燗
賀茂鶴の樽酒を飲まないと意味がない。
「やはりうまい!」
大甚で燗酒知ったら他では物足りぬかもしれぬ。
葱というかワケギだな 浅蜊と その上から味噌をかけ手渡してくれた1品
関東でいうとこ 「ぬた」 みたいなものだろうか。
稚鮎の山椒煮とともに杯を傾ける。
さっきのことが嘘のよう。
静まりかえった大甚をいつまでも見つめていた。
会計は漱石を3枚
いつも元気な店主に渡し外へ。
名残惜しいのか
振り返ると大甚の暖簾は下ろされていた。
今度はいつ訪れようか
伏見の地下鉄に乗り込んだ。
【新規】 2010年4月のレビュー
池波先生の訪れた店を巡る 「マイブームでの訪問」 シリーズ
今回は、居酒屋編
地下鉄東山線 伏見駅 の出口を上がった広小路伏見交差点の角
明治40年創業の 「大甚」 がある。
この近くに御園座があり、そこの公演がある時、
池波先生はよく新国劇の役者と飲みにきていたそうだ。
酒は賀茂鶴の樽酒 1合8勺の徳利は、釜で沸かした湯で燗される。
(もちろん薪ではない、ガス火)
客は酒を頼んだ後、おもむろにガラスケース上の小皿料理から好きな肴を勝手に取りにいく。
足りなくなると店の人が大皿から取り分けて補充する。
焼き魚、刺身は奥の調理場前のところから注文したりガラスケースから取り出す。
ヒノキの長い卓に客同士が肩がぶつかるほど密着しあいながら酒を飲む。
ここにはまだ昔からの大衆酒場の形態が今に残る貴重な店なのである。
店内にみちあふれる客のうれしげな、たのしげな~
~私たちも大声でしゃべり合い、威勢よく飲む。 (散歩のとき何か食べたくなって 参照)
池波先生も言っておられるとおりの活気があり賑やか。
私が小皿料理の前で選んでいると、
店の人が円形軽量のおぼんを手渡してくれた。 これに乗せろというのだ。
刺身を取れば素早く醤油小皿を持ってきてくれるし、
茹でイカを取れば 「ちょっと待って」 と、生姜醤油をその場でかけてくれた。
私は、徳利2本の燗酒と共に以下の肴を楽しんだ。
鮪刺身 (時価)
おひたし 220円
野菜煮 (世に言う筑前煮のこと) 220円
板わさ 440円
トマト 値段わからん。
モロコと手長海老の佃煮 260円
カニむき身 値段わからん。
茹でイカ 値段わからん。
「値段わからんって適当だな!」 と、お叱りを受けそうだが、
一様、壁には木板に書かれた値段表示のお品書きがある。
しかし肴の種類がお品書き以上にあるのだ。 値段が気になるのなら店の人に聞いたらいい。
そういえば1人、イケメンの外国の人も慣れた動きで働いていたぞ。
「勘定!」 と言うと年期の入ったソロバンを持った主人が愛想良い顔で寄ってきた。
小皿料理は皿の形で値段が区別されているからそれを見て主人は計算するのだ。
私は勘定しやすいように皿をきちんと並べて置いたぞ!
開店時間が午後4時、私はこの店に午後6時20分に入った。
午後7時半には小皿料理は、ほとんど無くなっていて驚いた。
短髪白髪、メガネをかけ前掛け姿、シマシマ長袖シャツを着た主人は声大きく威勢がいい。
店で働く人は先にふれたが、おぼんのこと生姜醤油のことなど、
客への心使いがよくできているのだ。
本人たちは仕事だからと意識してないだろうがそれが客の喜ぶことなのである。
支え続け合う店と客との関係、長年商売できているのがわかる。
老舗によくありがちに変に構えていないのだ。
一見も常連も関係なく受け入れてくれる感じがした。
「大甚」 はまさしく名店である。
池波先生の足跡をまた1軒辿れた嬉しい名古屋の夜
2010年8月再訪 我キリン派
2010年8月再訪 かしわ旨煮
2010年8月再訪 たこブツ
2010年8月再訪 酒
2010年8月再訪 穴子煮 竹の子煮
2010年8月再訪 ねぎ 浅蜊 味噌
2010年8月再訪 稚鮎の山椒煮
2010年8月再訪
1合8勺徳利
鮪刺身
おひたし
野菜煮 (筑前煮)
好きな肴を選んで席につく。
少し斜め上がりの畳張り椅子
板わさ
トマト
本日2本目
モロコと手長海老の佃煮
賀茂鶴 (広島) 樽酒は釜湯で燗
カニむき身
ヒノキの板卓
茹でイカは生姜醤油で。
主人が勘定しやすいように並べた。
2012/02/17 更新
肌寒くカン酒が恋しい時期に行こうよ
友人と話していて初めてかな?11月に訪れるの
土曜日の15時すぎ
自分ちょっと出遅れまして
行列の先、5番めに友人がすでに並んでくれていて
でも横入りは人としてルール違反
最後尾へ30番めぐらいでしょう
暖簾が出され行列が縮んでゆくさき
店内を凝視し手を挙げる友人を確認しながら
連れが先に〜
ハイ
慣れっこなんだろうけど
もう状況を察した4代目さすが
肴を取りに席を往復する人たちの開店直後
バーゲンセール状態は変わらず
2階に続く階段にはすでに空席を待つ何人か。
今回は、鮮度バツグン!
とても美味しかった刺身のことを
相席の人はトロを食べていたけど赤身で十分
赤身なのに脂ノリがすごい
太田さんで言うとキレイな味
さんま刺しのちょっとコリっと食感は新鮮な証
これから捌きますよって
丸々の魚が目の前で拝める店づくりは素敵
注文してからちょっと時間かかるし
すぐツマめる肴を重視していたから
むかしは刺身なんて選ばなかったけど
今は大甚に来たなら刺身はぜったい食べてって!
自信を持って主張
しかし大衆居酒屋で出すレベル
はるかに超えていますよ ぜひ。
残念ながら3代目のお父さんの姿はなく
高齢なため引退なさったのかな
手を挙げても手が空かない店員さんは来ず時
いち早く気がつき駆けつけた4代目
自分から先に仕事を見つける姿勢は頭が下がるし
外人さんから急に全員、日本人スタッフになってた
人たちの良いお手本になっていることでしょう。
じつは今回、友人に任せていた予約はとれず
でも大甚は、予約重視ではなく
空いていればなんとか座わらせてくれる融通を
利かせてくれる居酒屋の鏡ですよって。
令和の時代、とても良い変化をされている
昔からの伝統を守りつつ良い意味で変化を拒まない
4代目の息子さん(オヤジ歳けど)の
手腕が大いに発揮されている
いまや年齢層を決めつけない素晴らしい居酒屋
次回は年明け 春にでも訪れてみます。