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夜の点数:5.0
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 2.5
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|酒・ドリンク 2.5
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松茸と鮑で秋を極める、5つ星のおもてなし
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2025/09/20 更新
ホテル阪急インターナショナルの「京懐石 美濃吉 竹茂楼」にて、松茸と鮑を主役にした秋の懐石をいただきました。個室へ案内されると、25階からの大パノラマビューが広がり、曇りのない秋空だと大阪湾や六甲山まで見渡せる景色にまず心が澄み渡ります。店内は数寄屋造りを基調としており、木のぬくもりと透ける障子、落ち着いた間接照明が穏やかな陰影を描き、静かに時間が流れます。 
先付は松茸の柑橘浸しと胡桃豆腐。柑橘の爽やかな酸味が松茸の香りを引き立て、その後に登場した鮑は、蒸しあわびに肝ソースをあしらい、コリッとした食感と濃厚な旨味が印象的。主菜の “松茸と黒毛和牛朴葉焼” は、朴葉の香りと牛肉のコクと松茸の香気が一体となって舌を包み込みます。汁椀では「松茸と名残り鱧(はも)」が登場し、柔らかな鱧と松茸の歯ざわり+出汁の深さに秋の訪れを感じました。 
締めくくりは釜炊き松茸御飯と香の物、赤出汁。御飯には松茸の風味がしっかり染みており、口に含むとほのかな燻製香もあるようで、甘さ旨味が豊か。デザートは梨と巨峰、わらび餅の組み合わせで、甘さ控えめ・和のほっこり感を最後に堪能できます。 
サービスも細やか。料理の説明はもちろん、器の扱い、配膳のタイミング、空席と景観への配慮など、一つひとつに「おもてなし」の気持ちが込められており、特別な夜を演出してくれます。価格は決して安くはありませんが、その価値を十分感じる内容でした。
もしまた来るなら、窓側の個室を予約して、夜景とともにこの秋の贅沢をもう一度味わいたいと思います。