さすらいの食べ歩き人さんのマイ★ベストレストラン 2014

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さすらいの食べ歩き人のレストランガイド

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さすらいの食べ歩き人 (男性・岩手県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

シェムラブルリス (上盛岡、仙北町、盛岡 / フレンチ、洋食)

3回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥4,000~¥4,999

2018/12訪問 2019/01/08

トゥールダルジャン仕込みの洗練されたフレンチ

ワイン会で利用しました。

久しぶりの訪問でしたがこちらの料理は相変わらず秀逸で非常に洗練されています。

珍しい食材を使いその素材の良さを存分に引き出した料理はさすがというべきですね。

今回、特にバターナッツのポタージュスープや肉料理はシェフの技量を駆使して調理された絶妙な逸品でした。

唯一こちらのお店で物足りなさを感じていたワインも今回はバラエティーに富んだ素晴らしいラインナップでワインと料理のマリアージュをこれまで以上に堪能させてもらいました。

その内機会があったらまたお邪魔したいと思います。どうもご馳走様でした。
こちらのお店は今まで何度か訪問しておりますがランチは今回初訪問です。

ランチでフレンチのコースを頂くのって非日常的な感じで何とも優雅な気分に浸れますね…^^

さすがに昼間からアルコールを摂取するのは気が引けたので気分だけノンアルコールのスパークリングワインを注文。

料理は肉と魚両方の付く4000円のコースをお願いしてみました。

サラダ、冷製スープ、魚料理と給仕さんが目の前で仕上げをしてくれるのでライブ感があって味覚・視覚以外でも料理を楽しませてくれます。

繊細で上品な味付けは相変わらずですが季節感も考慮した涼やかな工夫が料理に施されています。

むら八にこういうメニューがあったとは知りませんでしたがむら八伝統のビーフシチューなるものがあったんですね。

ほろほろに柔らかく煮込まれた牛肉と上品でコクのあるデミグラスソースから成るなかなかに美味しい逸品です。

フルーツのコンポートはふんだんにフルーツが入ったマスカルポーネチーズを炙ってキャラメリゼしたものでほんのり甘酸っぱいふわとろ食感の涼やかで上品な味わいの絶品デザートでした。

ランチ初訪問でしたがアルコールを入れずに気軽に美味しい料理を楽しめるのでまた夜とは違った楽しみ方が出来ると思います。

今回も素晴らしい料理を堪能しました。またお邪魔したいと思います。どうもご馳走さまでした。
《2015年10月再訪》

誕生日のお祝いで利用しました。今回は写真を23枚アップ。

料理は肉魚の付く7000円のコースにしてみましたが次から次へと見た目も華やかな洗練された料理が運ばれて来ます。

調理技法の想像出来ない斬新で秀逸な料理の数々に終始圧倒されっぱなしです。

前回訪問時に気に入ったワイン ベルジュラック シャトー グリヌール・グランヴァンを置いていないか尋ねたところ定期的に入荷しているとのこと。

さっそくボトルでお願いしました。

【ベルジュラック シャトー グリヌール・グランヴァン2011】
樽由来のバニラの風味とカシスの味わい、チョコレートの様なまろやかな甘みが感じられる素晴らしいワインです。
途中お試しでデキャンターしてもらったのですがまだ若かったせいかかえって酸が強くなってしまい余計な事はしないでグラスでそのまま飲んだ方が良いという結論になりました^^;

デザートや小菓子に至るまで全てにそつがなく美味しい料理とお酒を堪能しました。

接客も丁寧で心地良く、個人的には東北でも三本の指に入るフレンチの名店かと思います。

またそのうちお邪魔したいと思います。どうもご馳走様でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

区切りのレビューとして以前から気になっていたこちらのお店に伺ってみました。

志家パーキングにほど近い少し裏手の通りにある隠れ家的お店です。

お店に入り、名前を告げると奥の方の部屋に案内されました。

店内は白を基調とした間接照明の柔らかい光に照らされた落ち着いた雰囲気の空間です。

予約時にコースは決めていたのでまずは【シャンパーニュ ロジェ・モンソー】で乾杯します。

以下、料理やワインの感想です。

【シャンパーニュ ロジェ・モンソー】
ほんのり干し葡萄の味がする辛口(ブリュット)で後味がさっぱりした切れの良いシャンパーニュです。

【一口のお楽しみ】
モッツァレラチーズやエスカルゴの入った一口サイズのタルトです。
タルト生地がさくっとした食感でほんのり甘い味わい。

【パン】
全部で4種類あるそうで最初のはクルミのパンでした。
付け合せの南フランス産オリーブオイルは見た目が緑色で味はほのかに葡萄の種の様な味がする爽やかな感じのものでした。
パンはこの他にゴマ、ミニバケット、バケットがありました。
もちろんおかわり自由です。

【子牛のリエット 野菜と人参のムース添え】
リエットの味付はとてもバランスが良く、人参のムースとマンゴーソースの色のコントラストが織りなす色彩は見た目も楽しませてくれます。

ここで飲み物が無くなったのでブルゴーニュの赤ワインをボトルで注文しました。

【ブルゴーニュ ショレ・レ・ボーヌ2011】
よく日光を浴びた葡萄の熟成感ときれいな果実味が感じられるブルゴーニュらしい爽やかなワインです。

【魚介のソテースープかけ】
ホッキとホタテと蛤をソテーしたものにあとから海鮮スープをかけて出来上がりです。
熱を通した貝の甘みとほんのりバターの塩気、貝のだしの効いたスープの取り合わせは絶妙です。

【ゴボウのスープ】
食物繊維たっぷりのゴボウのスープです。
生クリームでやさしい味わいに仕上げられていてゴボウの苦手な人にも飲みやすく工夫されています。

【シャトー・カルボノ セコイヤ2011】
グラスで頂きました。メルロー70%カベルネフラン30%のボルドーワインです。
丸みのある甘めの味わいです。

【真鯛のフランと海老のビスク】
白い方が鯛のフランで茶色い方が海老のビスクです。
見た目も綺麗に形が整えられていますが味も秀逸です。
エビのソースが掛けられていてこくがあるけど上品な味わいの逸品でした。

【シャトー・グリヌール2011】
こちらもグラスで頂きました。メルロー100%のフランスワインです。
メルロー特有のバランスの良い果実味と樽由来のバニラのニュアンスが効いたとても洗練されたワインでした。

グラニテ(シャーベット)で口直ししたあといよいよ肉料理です。

【子羊のロースト】
絶妙の火加減で柔らかく仕上げられた子羊のローストです。
もはやソースがどういう技法で作られているのか想像もつきません。
見た目も味も素晴らしいの一言に尽きる逸品です。

【アーク牧場ロースポークグリエ】
岩手県南のアーク牧場のポークを使った料理です。
これもどう調理しているのか想像がつきませんがしっとりしていてぷりっとした不思議な食感です。
ソースには隠し味に味噌を使っているそうで日本人としてどこかほっとする味でした^^

【苺のデザート】
写真参照。食べていないので味は分かりません。

【フルーツとマスカルポーネチーズのデザート】
マスカルポーネチーズとフルーツのデザートです。
キウイや梨、苺、葡萄などが入っています。
マスカルポーネチーズはとてもまろやかでまるで生クリームの様…美味しく頂きました。

最後に小菓子(フィナンシェ)とお茶(ハーブティーを選択)を頂きようやくコース終了です^^;

見た目も美しく繊細な料理最初から最後まで美味しかったの一言です。

中には調理の技法が全く想像もつかないものがいくつかありましたが奇をてらわずそつの無い味でした。

難を言えば料理についての説明がもう少し詳しくあると助かります…その辺が今後の課題でしょうか。

あとワインももう少し充実してくれると嬉しいですね。

岩手のフレンチ業界を引っぱっていく素晴らしいお店です。

次回の訪問を楽しみにしています。どうもご馳走様でした。

  • 外観
  • プティーポワールのフラン 魚介サフランのジュ
  • 三陸帆立・北海道北寄貝・房総セイゴのポアレ

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2位

焚久味 (本八戸 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/09訪問 2015/12/21

匠の繊細な技が光るこだわりの和食店

知人からの評判を聞き以前から気になっていたこちらのお店、念願叶い今回ようやく訪問する事が出来ました。

今年5月にリニューアルした同店は、お客へのサービスの質を維持するため1Fに店舗を移し個室3室とカウンターのみの営業としたそうです。

事前に予約してあったので名前を告げるとすぐに個室へ案内されました。

静かにクラシックピアノのBGMが流れる店内は落ち着いた雰囲気でゆったりと食事が楽しめます。

今回料理は5500円のコースをお願いしました。折角の和食なのでここは日本酒から入ります。

【山の壽 純米吟醸 山田錦】
山田錦を使用した福岡のお酒。米の味わいがしっかりする旨口のお酒です。

【菊のおひたし】
菊とほうれん草のおひたしです。
紫・黄・緑のコントラストが鮮やかで見た目も楽しめます。

【嶽きみの豆腐とウニのゼリー寄せ】
岩木山のふもとで取れた嶽きみの豆腐にウニのゼリー寄せが添えられた料理です。
嶽きみの上品な甘さのする豆腐はしっとりした食感で何とも素晴らしい逸品です。
一緒に添えられたウニのゼリー寄せは柚子の風味の効いた繊細な味わい。
嶽きみの豆腐との相性もばっちりです。

【お造り】
紋別産ボタン海老と青森であがった本鮪、舌平目の盛り合わせです。
鮮度もさることながら舌平目のもっちりした食感が印象的でした。

【松茸の土瓶蒸し】
旧山形村(現在の久慈)産の松茸を丸ごと1本使用した贅沢な土瓶蒸しです。
松茸、海老、鶏肉、鱧と具沢山で松茸のだしが良く染み出ています^^

ここでお酒を追加。今度は錫の酒器で供されました。

金属のひんやりとした感覚が印象的です。

【六十餘州 純米吟醸 雄町】
雄町を使用した長崎のお酒です。
少し辛さと酸味を感じるコクのある味わい。

【荒神めぬけの酒蒸し 湯葉とユリ根添え】
脂のよく乗った目抜けのなんとも美味しいこと。
ユリ根と湯葉の組み合わせでさっぱり頂きました。

【下北産草モズクの酢のもの】
モズクと聞き沖縄産のしなっとしたものを想像したのですがこれは食感がまるで違います。
めかぶとも違うしゃくしゃくとした食感は初体験、未知の食感です。

【倉石牛のローストビーフ】
写真を失念。八戸周辺のブランド牛倉石牛のローストビーフです。
しんたまと言う部位を使用したものとのこと。
甘い脂がしっとり融け出しなかなかに美味しい逸品。

【謙信 純米大吟醸 山田錦】
山田錦を使用した新潟のお酒。大吟醸ながら米の旨みと爽やかな酸味が感じられるきれいなお酒です。

【さんまの炊き込みご飯】
脂の乗った大きなさんまをふんだんに使った炊き込みご飯です。
既にかなりお腹いっぱいでしたが炊き立ての美味しさにつられつい食べ過ぎました^^;

【あら汁】
【ハイボール】
【リンゴのシャーベット】
〆の口直し。甘酸っぱくさっぱりした味わいでした。

こだわりの食材とお酒、繊細で上品な料理の数々にとても満足しました。

お客へのサービスの質を維持するため席数を敢えて増やさないお店の姿勢には好感が持てます。

余った炊き込みご飯を折りにしてく持たせてくれる心遣いも嬉しいところですね。

帰りはご店主夫妻?に見送られながら気持ち良くお店を後にしました。

細部まで気配りの行き届いた八戸でもお勧めの一軒です。

また是非お邪魔したいと思います。どうもご馳走様でした。

  • お店の外観
  • 看板
  • 山の壽 純米吟醸 山田錦

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3位

エッフェ (秋田 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/08訪問 2014/08/30

看板の無い隠れ家的絶品イタリアン

秋田を代表するレビュアー「ひろしです…」さんの案内で連れて行って頂きました。

噂には聞いていましたが本当に看板も店名の表示も何にもありません

お店は有楽町のプレイタウンビルから五丁目橋方面に2・3軒隣の飲食店ビル2Fにあります。

店内は少し暗めの落ち着いた雰囲気の空間でカウンターのみ5~6席という潔さです。

取りあえず飲み物に白ワインを頼むとあとの料理は完全におまかせです。

ストップをかけない限りエンドレスで出て来るんじゃないかと思う程ご店主の料理のレパートリーは奥が深く旬の食材を使った素晴らしい料理の数々は圧巻でした。

またご店主はワインの目利きも確かで様々な美味しいワインをしっかりストックされています。

最後の方の数品は写真を撮るのを失念した様ですが以下料理とワインの感想です。

【イタリアの白ワイン フリウリ】
鉱物質の硬いミネラル感のあるこくがあってすっきりしたワイン。

【ウニとドライトマト】
余市のウニと鹿角のドライトマトの組み合わせ。
贅沢にドライトマトとウニを一飲みで頂きました。
トマト甘酸っぱい酸味とウニ本当に合います。美味しい!!

【のどぐろとプチプチ3重奏】
のどぐろにぶりこ・とんぶり・キャビアライムを和えてプチプチ食感の3重奏で頂きました。
食感と味付けの繊細さでこれまた何とも言えない逸品です。

【ソーヴィニオンブランの白ワイン】
コクがあって魚料理に良く合います。

【渡り蟹の団子 ペシャメルソース添え】
渡り蟹とゆめわらべというネギの団子にほんのり甘いペシャメルソースを添えた料理です。

【バローロ】
イタリアのワインの王様と評されるピエモンテ州のワインです。
一般的にはコクがあって力強い傾向があるのですがこのワインはカシスの様な果実味があって女性らしい柔らかな味わいのワインでした。

【男鹿北浦の鮑と天然きくらげ】
男鹿北浦漁港の鮑は蒸して調理されたものなのかくにゅくにゅの食感で絶品。
天然きくらげのしゃくしゃくした食感とのコントラストがこれまた絶妙です。

【男鹿の車海老とイカ小松菜のピューレ】
軽く炙られた車海老とイカの風味は芳ばしく和食を思い起こす逸品です。
最近の料理はどんどんジャンルの垣根がなくなりつつありますね。

【ひよこ豆を焼き固めたものに手長海老とボタン海老のソース】
ダブルの海老の風味がするソースはこれまた逸品でした。

【比内地鶏のスープ】
【自家製フォカッチャ】
【フランス鴨の内臓】
【馬肉のスモークチーズ乗せ】
【VOLTUMNA ピノネロ種のワイン】
【羊肉の白ワイン煮】
【VOLTUMNA サンジョベーゼ種のワイン】
樽香由来のバニラの風味が効いたバランスの良いワイン。
これが今回一番美味しかった。

【ナスのコンポート】
【平目のカルパッッチョ】
写真を失念
【カッペリーニ】
極細麺で繊細な食感と味わいのカッペリーニはこれまた素晴らしい逸品でした。

本当に看板や店名の一切無い隠れ家的お店です。

ご店主の料理のセンスやワインの目利きには素晴らしいものがありました。

現在、食べログでは掲載保留になっていますがこのまま口コミで広がる隠れ家的お店のままでいる方が良いのかもしれませんね。

すっかり気に入ったので次は連れも一緒にお邪魔したいと思います。どうもご馳走様でした。

そして案内してくださった「ひろしです…」さんどうもありがとうございました。

  • 店名がどこにも表示されていません^^;
  • 店内の様子
  • イタリアの白ワイン フリウリ 

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4位

スランジバール (北上 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/06訪問 2016/07/06

ホテルの最上階バーラウンジを思わせる夜景の綺麗なロケーション…ご店主は世界大会優勝者

《2016年6月再訪》
久しぶりに北上の夜の街に繰り出したのでお邪魔しました。今回は写真を3枚アップ。

あいにくマスターの菅沼さんは出張で不在のご様子でセカンドのバーテンダーの方に対応して頂きました。

1軒目でそれなりに飲んでいたので取りあえずすっきりしたものをとモスコミュールをお願いします。

【モスコミュール】
ウォッカベースで生姜とライムの効いたさっぱりしたカクテルです。
銅製マグカップから伝わって来るひんやりした感覚が心地良いですね。
こちらのモスコミュールはなま生姜の効いたやや辛口ですっきりした飲み口で美味しいです。

2杯目にはダークラムのロン・サカパを使用したモヒートをお願いしてみました。

【ロン・サカパのモヒート】
通常モヒートにはホワイトラムを使用しますが今回は敢えてダークラムを使ってもらいました。
バカルディ等のホワイトラムを使用したものもフレッシュで良いのですがダークラムを使うとまろやかさがあって美味しいんですよね…^^;
かなり変則的なモヒートですが熟成感のあるまろやかな味わいで美味しかったです。

オーナーバーテンダーの菅沼さんはご多忙のためなかなかお会い出来ませんが次回こそは菅沼さんのカクテルを頂きたいものです。どうもご馳走様でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

《2014年4月再訪》

せっかく北上に宿泊したので2軒目はこちらのお店に顔を出しました。

菅沼さんのカクテルも随分久しぶりです。今回は写真を6枚アップ。

まず最初はいつも定番で飲んでいるマンハッタンをオーダー。

【マンハッタン】
いつもながら菅沼さんの流れる様な所作から作られる1杯は洗練されていて上品な仕上がりです。
まろやかでとてもバランスが良く秀逸な一杯。

チャームも出されますがモルトを飲む事も考え、つまみはいぶりがっことチーズを注文。

【いぶりがっことチーズ】
スモークチーズとクリームチーズ・いぶりがっこの盛り合わせです。
いぶりがっこって意外とモルトに良く合うんですよね…。

次もまた定番のモスコミュールを注文。

【モスコミュール(辛口)】
生生姜の効いたピリッと辛めのみずみずしい一杯。
やはりモスコミュールは液体の冷たさが伝わってくる銅製のマグに限ります。
シンプルだけど作り手によって結構味の違いが出るんですよね。

ここで先ほど1軒目のイタリアンバルでご一緒したご夫婦が隣の席にいらっしゃいました。

生パルマハムをお裾分けで頂きます^^;

次はアイラ島のモルト ブナハーブン12年の原酒をロックでお願いします。

【ブナハーブン12年の原酒】
アルコール度数60度だけあって最初はちょっときつい感じがありますがやはりオーソドックスなアイラらしいピーティーな風味のあるお酒です。

最後に本日のカクテルとして黒板に書いてあったクイーン・エリザベスをオーダー。

【クイーン・エリザベス】
ブランデーベースで杏子酒の様な味わいのカクテルです。
女性にも結構飲みやすいと思います。
カクテル言葉はステキな笑顔…だそうです(笑)

菅沼さんが作るカクテルは何を頼んでも美味しいですが…そう言えばまだ世界大会で優勝したカクテル カリエンを飲んでいませんでした。

次回はカリエンが課題ということで…今回もどうもご馳走様でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

《2013年3月再訪》

前回訪問時、オーナーバーテンダーの菅沼さん不在でとても残念な思いをしたので今回こそはとリベンジに燃えての再訪です。

やはり世界大会優勝者である実力者菅沼さんのカクテルを試してみない事にはここのお店の真価は問えません。

まだこの日は早い時間の訪問だったせいか店内はまだ空いていました。

カウンター越しにはセカンドバーテンダーのタケダ君の姿しか見えなかったのでおそるおそる尋ねてみると菅沼さんは奥の方にいらっしゃいました。

カウンターに座りいよいよ念願の菅沼さんのカクテルが頂けます。今回は写真を14枚アップ。

まず最初にお店の名前でもあるスランジバールをオーダー。

菅沼さんのステアー捌きの所作を眺めながらやがて注文の品とチャームが供されました。

【スランジバール】
ウィスキーベースのロングカクテルです。
ほのかに生姜の利いたさっぱりした飲みやすい口当たりです。
バランスが良くさすがの逸品。

次にいつもお決まりのマンハッタンをオーダー。やはりカクテルを飲み比べてみないと違いが分かりません。

【マンハッタン】
ブレンドするバーボンにはカナディアンクラブを使用。
丁寧なステアーから生み出されたカクテルはとてもまろやかでバランスのとれた逸品です。
さすがといった感じですね。洗練された上品で素晴らしい一杯です。

次にこれまた定番のモスコミュールを注文。

【モスコミュール】
みずみずしい生生姜のフレッシュな味わいがダイレクトに感じられる清々しい一杯。
真鋳製のマグカップで頂くと一層清涼感が感じられます。
美味しいモスコミュールのお店ってなぜかウオッカがスミノフじゃないですね。
モスコミュールも素晴らしいの一言につきます。

レーズンバターとミモザを追加。

【自家製レーズンバター】
ラム酒がしっかり効いたレーズンがアクセントになっていてバターのくどさを全く感じません。
カクテルにさりげなく合いそうなツマミですね。

こちらのお店には結局2日連続でお邪魔しました。

以下特に印象に残ったお酒の感想です。

【アードベック特殊系の原酒】
ピーティーさが際立ったガツンとパンチのあるウィスキーです。
初めて見たボトルですがさすがは原酒といった印象です。
美味しかった~。

【スローマリー】
梅酒とトマトのカクテル。
梅酒の甘酸っぱさとハーブの利いたトマトの味が絶妙に混じり合い素晴らしい味を醸し出しています。
クセになりそうな珠玉の一杯でした。

【スプモーニ】
柑橘系のロングカクテル。
今まで飲んで来たものとは一線を画す絶品の一杯です。
グレープフルーツの苦みと優しい甘さのバランスが絶妙です。
思わずこれなら何杯でも飲んでしまいそうですね^^;

【余市限定系原酒】
ほんのりピートの利いたスモーキーで味わい深いハイクオリティーな一杯です。
小瓶でしたが25年ものまであるとは…ウィスキーもかなり充実している様です。

2日に渡ってウィスキーからカクテルまで素晴らしいお酒の数々を堪能しました。

話には聞いていましたが菅沼さんのカクテルは何を注文しても素晴らしいの一言ですね。

点数を大幅に上方修正します。

またそのうち是非お邪魔したいと思います。どうもご馳走様でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


以前ここのマスターの菅沼さんとは『にっか亭』さん主催のレーシングカート大会N1グランプリでご一緒しました。

その時伺った話ではお店がビルの5Fにあって震災当日よりも1カ月後の大きな余震のダメージが大きくかなりのグラスやボトルが被害を受けたとの事でした。

お見舞いがてらこの日の訪問となりましたが、残念ながらこの日はお目当ての菅沼さんは出張の為ご不在の様子。

お店は北上の飲食店街のビルの5Fにあり、周囲にあまり高い建物が無いのでまるでホテルの最上階ラウンジの様な見晴らしです。

この日も余震対策としてボトルは段ボールで保護されていました…^^;

折角なのでまずはカクテルを頂きます。

【スプモーニ】
家内が頼んだものですがすっきり爽やかな飲み味で美味しかったとの事…。

【マンハッタン】
ウィスキーベースのカクテルでややほろ苦い甘さがあって作り手によって色々な個性があります。
こちらで頂いたものは隠し味にレモンの皮をほんの一しぶき振り掛けてあってほのかにレモンの風味がする味わいです。
ウィスキーの味がやや強く感じられるコクのあるタイプのものでした。

【マティーニ】
近年すっかりマティーニは辛口のドライなタイプが定着しておりこちらも辛口で香りの高いものでした。
辛口も悪くはないのですが、やはり私はマンハッタンの方が好みかもしれません…^^;

【チャイナブルー】
家内は美味しかったと申しておりました^^;

毎度の事ながら気が付くと結局、最後はウィスキーになっていました。

【余市シリーズ 15年・限定原酒カスクストレングス】
うーん、シングルモルトとバニラの様な樽香がなんとも言えません。うまい…^^

この後スコッチを2杯くらい飲んで終了です。

最後は写真は無いのですが窓際の樽からノンフィルターでややにごりのあるウィスキーを頂きました。

店内の雰囲気も良く店員さんの応対も感じの良いものでした。

ただ今回はお目当ての菅沼さんのカクテルが頂けなかったという事で暫定の評価とさせて頂きます。

その内また機会があれば今度は是非ご店主のいらっしゃる時に伺い腕前を披露して頂ければと思います^^

  • 店内の様子
  • モスコミュール
  • ロン・サカパのモヒート

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5位

ムーンシャイン (秋田 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2014/08訪問 2014/08/17

ムーディーな大人の酒場

《2014年8月再訪》

およそ3年ぶりの訪問です。

暗めの照明で落ち着いた雰囲気は相変わらずですね。今回は写真を5枚アップ。

まずは軽くスパークリングワインでもと思いマスターに聞いてみると目の前に5種類もの瓶を並べられそれぞれの特徴を説明されました。

ここのお店はウィスキーだけでなくスパークリングワインも充実してますね。

5本の内の左から2番目、シャンパンのPMをお願いしました。

【シャンパン PM】
泡立ちがきめ細やかでいつまでも泡が途切れません。
しっかりとした葡萄の深いコクがありながらキレの良い味わいです。

ここからモルトに移行。

【竹鶴21年 ノンチルフィルター】
ふっくらとした香りと豊潤でまろやかな味わいのウィスキーです。
柔らかな甘みとマイルドなピートのバランスが良く穏やかで心地良い風味。

【いぶりがっきー】
お酒の合間にマスターが出してくれました。
ぱりっとした食感ですが味は噛むほどにいぶりがっこです。
ネーミングでどこかから文句が来ないか心配です…^^;

【余市 1988】(ハーフ)
26年の歳月を経てなお存在感のあるがしっとした力強い味わいのウィスキーです。
蜂蜜の甘さとピートの濃密な香りが感じれる余市らしい一杯。

モルトに関して深い造詣をお持ちのマスターの話は色々勉強になる事ばかりです。

今回初めてシャンパンを注文しましたが惜しげもなく未開封の瓶を開けてくれるマスターの度量に感謝です。

マスターのシャンパンの見立てもかなり確かかも…。

久しぶりの訪問でしたがまた新たなお店の魅力を再発見出来ました。

また秋田に寄ったらお邪魔したいと思います。どうもご馳走様でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ひろしです・・・。 さんに連れられて二軒目として利用しました。

店内は暗めの照明で非常に落ち着いたこじんまりとした空間です。

マスターはまだお若いですが物腰柔らかでお酒の知識も豊富ななかなかのやり手の様です。

一人で切り盛りされていて、きちんとお客を待たせる事無く相手を出来るのはせいぜい3~4人位まで…とこだわりをお持ちの様でそういう方針で営業しているとの事でした。

ピートの効いたウィスキーが飲みたくなり私は【アードべック スーパーノヴァ】をひろしです・・・。 さんは【オクトモア】・家内はフルーツオリジナルカクテルをオーダー。

秋田のバーってどこもウィスキーの品揃えが半端じゃないですね…ここでもオクトモア(PPM表示では世界一ピートの強いウィスキー)置いてました^^;

私はウィスキーのつまみにはこれまでミックスナッツが一番とばかり思っていたのですがひろしです・・・。 さんによるとカキの種が意外に合うとのお話です。

試しに頂いてみると確かにウィスキーにカキの種…意外に良く合いますね^^;カキの種のぴりっとした辛さがアクセントになって良い感じです。

意外な発見あり、ひろしです・・・。 さんの楽しいトークありで小一時間ほど過ごしお店を後にしました。

ここのお店の支払いはひろしです・・・。 さんのご馳走になってしまったため金額については分かりません…。

シャンパン等も置いてあるそうで少人数で静かに飲みたい時にお勧めの落ち着いた大人の空間です。

ひろしです・・・。 さん、マスターどうもご馳走様でした。秋田に行ったらまた寄りたいと思います^^

  • PMのシャンパン
  • PM とてもきめ細やかな泡立です
  • 竹鶴21年ノンチル

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6位

和食すがわら (秋田 / 日本料理、郷土料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/08訪問 2014/08/12

料理と日本酒のマリアージュ 日本酒を楽しむための創作和食

以前からずっと気になっていたお店です。

今回念願叶い、初めて訪問する事が出来ました。

お店は以前お邪魔した事のあるカレー屋『サヴィナ』さんと同じ大町の飲食店ビルサンパティオに入っていました^^;

お店に着くとすぐに席に案内されました。

他のレビュアーさん情報で6000円のコースがお勧めとの事でしたが今回はちょっと奮発して8000円のコースにしてみました。

事前の予習で先付が充実している事は知っていたので飲み物は天の戸 純米大吟醸 夏田冬蔵を注文。

それにしてもここのお店日本酒がかなり充実しています。

ご店主は謙遜しておられましたが気になるものが多過ぎて目移りしますね^^;

以下、今回頂いた料理とお酒の感想です。

【枝豆】
【毛ガニ】
【天の戸 純米大吟醸 夏田冬蔵】
すっきりした飲み口ながらきちんと米の旨みも感じられる洗練されたお酒です。

【八寸】
圧巻の酒の肴の盛り合わせです。
一品一品手が込んでいてどれもお酒が進む品々ですね。
これだけで日本酒3杯は行けそうです^^

【とらフグの白子の和風ジュレ掛け】
しっとりまろやかな食感のトラフグの白子と和風出汁のジュレのコントラストは何とも絶妙です。
夏に一抹の涼を感じる素晴らしい逸品です。

【ハモとじゅんさいのお吸い物】
これまた夏を感じられる一品です。
秋田名物じゅんさいのつるつるプチプチした食感のアクセントが心地良く柚子の風味の効いたさっぱりしたお吸い物でした。

【お造り】
あら、うに、本鮪、南蛮海老の盛り合わせです。
どのネタも新鮮でしたが南蛮海老がとろっと甘くて何とも言えない旨さがあります。
殻付きうにもとってもクリーミーで粒が揃っていて美味しい。
あらはスズキ科の魚との事でしたがしっとりもちっとした食感でしっかりとした歯応えがあって美味しかったです。

【一白水成 純米吟醸 酒未来】
【きんきんと鮑の肝和え】
【冬瓜と穴子のひがし?炊き】
夏の定番冬瓜の冷製あんかけ

【春霞 純米吟醸 美郷錦 緑ラベル】
山田錦と美山錦を掛け合わせた秋田独自の酒米美郷錦を使用したお酒です。
米と酵母の旨みが感じられるきれいでふくよかな味わい。

【由利牛のステーキ 海ぶどう添え】
きれいにさしが入った肉は脂に甘みがあって美味しい。
付け合せが海ぶどうというのも斬新な発想で面白いですね。
わさびが添えてあるのも霜降りの肉をさっぱり頂けてグッドです。

【獺祭】
今やかなり有名になった山口のお酒です。
米の旨みがしっかりしたバランスの良い旨口の味わい。

【おしんこ】
こちらサービスで頂きました。

【男鹿産黒藻のフグ雑炊】
男鹿産の黒藻とフグの入ったネバネバ雑炊です^^;
ほんのり塩味の効いた雑炊はフグの歯応えと黒藻のネバネバした食感が何とも言えない逸品です。
夏バテ気味の体に活力を取り戻してくれそうな料理ですね。
かなりお腹いっぱいだったはずなのですが気付けば完食していました^^;

【デザート】

一見斬新に見える料理も一品一品しっかりした仕事が施されていて和食の基本をしっかり守った安心感があります。

ご店主の創意工夫溢れる料理の数々は繊細かつ大胆で五感で堪能させてもらいました。

充実した日本酒のラインナップといい何度でも再訪したくなるお店ですね。

気になる日本酒がいっぱいでまたお邪魔したいと思います。もどうもご馳走様でした。

  • お店の外観
  • 枝豆
  • 毛ガニ

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7位

麺饗 松韻 (羽後本荘、薬師堂 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/08訪問 2014/08/10

オープンキッチンのらーめん劇場 秋田の誇るハイレベル煮干し系らーめんのお店

《2014年8月再訪》

鳥海山方面へのドライブついで久しぶりに寄ってみました。 今回は写真を4枚アップ。

この日はほとんど雲の無い晴天で気温もうなぎ登りです。

汗っかきの私は本来夏はあまりラーメンを食べないのですがここのお店だけは話が別です。

12時くらいにお店に到着した時、既に8人くらいの先客が並んでいました。

まずは券売機で食券を購入。店員さんに手渡します。

30分ほどで着席し間もなく注文の品が運ばれて来ました。

【中華そば(こってり)煮玉子トッピング】
魚粉の浮いたビジュアルと鼻腔をくすぐる芳ばしい煮干しの香りは健在です。
煮干しのパンチの効いたスープは繊細かつパンチが効いていて私の知る魚粉系煮干しらーめんの最高峰です。
自家製の中太麺もコシのある独特の固麺でその食感は絶妙にスープとマッチしています。

【中華そば(あっさり)】
連れの注文です。
スープは醤油ベースでコクのある煮干しだしと昆布等を使用したヘルシーでオーソドックスな味わいです。
奇をてらえわない昔ながらのどこかほっとする安心感のある味です。
麺はてっきりこってりと同じものを使っていると思っていたのですがこちらは少し柔らかめでもっちりした食感の他加水麺でしょうか。
こちらはオーソドックスで毎日食べても飽きのこない親しみやすい美味しさがあります。

今回、初めてあっさりを頂きましたがこちらも細部まで考えられた繊細な一杯ですね。

こってり・あっさりどちらを選んでもハイレベルでここのお店を目当てに遠征するだけの価値があると思います。

改めてこちらのお店のらーめんを頂いて、今までの評価が厳しかったと実感しました。

今回、評価を3.8→4.2に上方修正したいと思います。

また、涼しくなったら寄りたいですね。どうもご馳走様でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

由利本荘に今話題の煮干しらーめん店があると聞き秋田遠征のついでに足を延ばしてみました。

この日は天気も良く真っ白に雪をたたえた鳥海山が綺麗に見えています。

お店の場所はイオン等のショッピングモール入り口角付近です。

外観は至って飾り気がありませんが店内は小ぎれいで解放感があります。

しっかり製麺室も完備されている様です。

入り口付近に券売機があったので早速食券を購入。中華そば(こってり)大煮玉子をトッピングにしてみました。

店内には既に待ち客が4~5人いたので取りあえず女性店員さんに食券を渡します。

意外と待たずに席が空いたので椅子に座って注文の品が出て来るまでしばし御店主の調理手順を見学します。

普通のらーめん店は厨房とカウンターの間の仕切りが高く厨房の様子をなかなか伺い知る事が難しいのですがここのお店は仕切りが無く、すぐ目の前に厨房がオープンになっていて調理の様子が事細かに観察出来ます。

目の前で繰り広げられる丁寧な仕事に感心している内に注文の品が出て来ました。

【中華そば(こってり)大 煮玉子トッピング】(730円+100円)
麺は蕎麦の様に角のしっかりした自家製太ストレート麺もきゅっとしたしっかりした歯応えがあります。
スープは豚骨と煮干し粉のブレンドの様ですが鶏油が混ぜてあるのか意外にマイルドで煮干しのえぐみは感じられない上品なスープです。
穂先メンマは柔らかだけどしっかりした歯応えもありなかなかに美味しい逸品でした。
煮玉子はしっかりとした半熟具合でほのかにみりんの甘さが感じられます。
一つ一つの具材がハイレベルで全体のバランスも考えられた従来の煮干し系らーめんの進化系かと思います。

今回はこってりにしてみましたがあっさりは煮干し本来の味わいを楽しめる様なので機会があったらそちらも試してみたいですね。

煮干し好きなら遠くまで遠征する価値のあるお店かと思います。どうもご馳走様でした。

  • 中華そば(こってり)
  • こってり 麺アップ
  • 中華そば(あっさり)

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8位

雪家 (新潟 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/07訪問 2014/07/29

洗練された新潟の江戸前寿司のお店

宿からも近く料理写真の見栄えが良さそうだったのでお邪魔してみました。

お店は新潟駅から300~400m北東方向に向かった飲食店街の一角にあります。

店内は静かにジャズが流れる白木のカウンターが印象的な清潔感ある落ち着いた空間です。

事前に予約しておいたので名前を告げるとカウンター席に案内されました。

取りあえず飲み物メニューに目を通し握りのおまかせ麒麟山 純米吟醸辛口をお願いします。

【麒麟山 純米吟醸辛口】
すっきりした淡麗辛口のお酒です。
クセの無い綺麗なお酒で刺身など海鮮料理にはとても良く合います。

以下、提供された料理の感想です。

【本鮪 中トロ】
しっとりした旨みのある味わい。

【いわし】
写真を失念。大振りで脂が乗っていて美味しい。
小骨が取り除かれていて丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

【のどぐろの炙り】
芳ばしさと脂の程よく融けた食感は何とも言えない旨さです。
ほんのりすだちがアクセントに効いていてしつこく無くさっぱり頂けます。

【しまあじ】
ぷりっと歯応えのある食感でまるでかんぱちでも食べているかの様。
ほんのりすだちが効いていてさっぱり頂けました。

【真イカ】
【ウニ】
青森県産の紫ウニとの事。
まろやかな味わいで口の中でとろける感じでした。

【牡蠣】
煮込んで味付けした牡蠣との事でしたがまるでスモークした様な芳ばしさがある一品でした。
丁寧な仕事が感じられる絶品です。

【甘海老】
写真では分かりにくいですがとても綺麗なピンク色をした塩締めの甘海老です。
まろやかな甘みがあって口の中でとろける食感です。

【車海老】
エビの玉子?を詰めた一品。
中央の詰め物はまろやかな味わいで海老の身のプリッとした食感が印象的でした。

【コハダ】
浅〆で少し塩気が強く感じられます。

【玉子焼き】
カステラ風で結構甘めの味付け。

【穴子】
やや甘めのでスモーキーなタレで味付けされた穴子。
口の中でほどけるふんわりとした食感はなかなかの逸品です。

【はまぐりのとも?汁】
はまぐりの煮汁にはまぐりの握りがひたされた料理。
かき混ぜて食べると何とも言えない食感とさっぱりした味わいが混然一体となった逸品。

【越乃鹿六 純米吟醸】
写真を失念。
淡麗辛口で少しとろみのあるお酒です。

【お吸い物】
しまあじの切り身が入ったお吸い物です。
脂ののったしまあじの味わいが染み出したすだちのアクセントがさっぱりした一品。

【蛸の桜煮】
甘しょっぱい味付けが染み込んだしっとりした食感の逸品。
添えられたフルーティーな生ワサビが爽やかでより桜煮の味を引き立てています。

【あがりのお茶】
渋みが控え目で上品な味わいの緑茶です。
おそらく玉露のブレンドか上等な緑茶を使用していると思われます。

他のレビュアーさんも指摘していましたがちょっと全体に握りのペースが早めの様な気がしました。

私はそれほど気になりませんでしたがこのペースだと落ち着いて食事が出来ないという方もいらっしゃると思います。

もう少し状況を見ながら提供するペース配分を考えるのも職人の技量かと思います。

とは言え一品一品の料理の仕事はさすがの一言でした。

今後、周囲の状況を把握ながら全体の料理のペースの配分に変化を持たせる事を期待したいと思います。

個々の技量には素晴らしいものが感じられます。今後に期待ですね。どうもご馳走様でした。

  • お店の外観
  • つけ場の様子
  • 麒麟山純米吟醸 純辛

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9位

カラペティ・バトゥバ (麻布十番、赤羽橋、六本木 / ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/10訪問 2014/10/25

色々な種類のグラスワインを楽しみながら気軽にフレンチを頂けるお店

マラソン後の打ち上げにワインでもと思いちょっとお洒落なこちらのお店にお邪魔してみました。

お店は地下鉄麻布十番駅のほど近くにあって日曜の夜だというのになかなか賑わっています。

階段を上がって2階がお店になっていてカウンター席がメインのカジュアルスタイルのフレンチといった感じです。

メニューはアラカルトがメインの様ですがあれこれ料理を選択するのも面倒なので今回は6480円のBコースにしてみました。

まずは軽くシャンパンから始めます。

【チーズクリームの入ったプチシュー】
【ラディッキオ(チコリの仲間)のサラダ】
イタリア野菜のラディッキオとレンコン等の入ったサラダです。
ラディッキオはほろ苦さのあるチコリの仲間の野菜で食欲を刺激してくれます。

【北海道産ライ麦の全粒粉パン】

ここで赤ワインに移行。

【ブルゴーニュ・ルージュ】
フレッシュで軽やかな酸味のあるワインです。
コース前半で飲むにはちょうど軽さのワインです。

【さんまと焼きナス】
焼きナスの上にさんまの乗った料理です。
薬味に添えられたエシャロットや生姜がアクセントになり脂の乗ったさんまがさっぱりと頂けます。

【オークセイ・デュレス プルミエクリュ】
オークセイ・デュレス村のブルゴーニュワインです。
樽由来のバニラのニュアンスが感じられるまろやかで酸味・渋み・辛さのバランスが取れた秀逸なワインです。
今回飲んだ中で一番気に入りました^^

【燻製カマスのあぶり 舞茸のコンソメ】
皮目がぱりっと芳ばしく焼かれていて心地良い食感が楽しめます。
カリッと焼かれたカマスをコンソメスープにひたして食べる食感のコントラストもまた面白いです。

【グランドキュベルージュ ピクサンルー】
南フランスのワイン。
南仏特有の凝縮感のある味わいで栄養ドリンク的な印象です^^;

【川俣シャモのロースト柳松茸と野生種エノキのフリカッセ】
川俣シャモは皮目がカリッと芳ばしくローストされていてなかなかの美味。
シャモ特有の筋肉質の身の引き締まった食感が何とも言えません。
野生種エノキは初めてでしたがぼりに近いじゃきじゃきとしたとても噛み応えのある食感で歯応えが心地良い感じです。
シャモの食感ときのこの食感のハーモニーが楽しいユニークな逸品。

【ヌッフデュパプ】
かつてのムートンロートシルトを思い起こさせる腐葉土の様な牧歌的な味わいのワインです。
ワイン初心者にはとっつきにくいかもしれませんが個人的にはこのワイン好きですね。

【林檎のタルト】
がっつりシナモンのパンチの効いたリンゴのタルトです。
添えられたアイスが程よい口直しになります。

最後にお茶を頂きすっかり満足してお店をあとにしました。

色々な種類のグラスワインを楽しみながらカウンターで気軽にフレンチを楽しむことが出来るとても使い勝手の良いお店です。

スタッフの気遣いも行き届いておりとても居心地の良い空間です。さすがは麻布でも評判のお店ですね。

また東京を訪問した際には寄りたいと思います。どうもご馳走様でした。

  • お店の入り口
  • カウンター付近
  • まずはシャンパンで

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10位

一閑人 (中央弘前、弘高下 / そば、天ぷら、天丼)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/11訪問 2014/11/09

日本庭園が美しい趣ある蕎麦の店

以前から気になっていたこちらのお店、今回ようやくお邪魔する事が出来ました。

お店は弘前中央病院の裏手のあたりで閑静な住宅街の一角にあります。

開店時間より少し早めに到着し車で待っていると店員さんがお店の中へどうぞと案内してくれました。

店内はジャズの流れる落ち着いた雰囲気で窓の外には池のある立派な日本庭園が見えています。

新蕎麦始めましたの張り紙に自ずと期待が高まります。

新蕎麦の風味を楽しむべく鴨せいろ大盛りで注文。

程なくして注文の鴨せいろが運ばれて来ました。

【鴨せいろ(大盛り)】(1450円+315円)
非常にこしのある角が綺麗に立った細めの二八蕎麦です。
星も綺麗に見られほのかにほろ苦い新蕎麦の風味が感じられる繊細な蕎麦です。
つけ汁はほんのり柚子の風味が効いていて鴨の旨みが染みだしたわりと醤油が前面に出たつけ汁でした。
つけ汁はシンプルながらもこの繊細な蕎麦には丁度合っているのでしょう。

日本庭園を眺めながら頂く蕎麦はまた格別ですね。

店員さんの応対も心地良く趣の感じられる空間でゆったり時間を過ごす事が出来ました。

帰りがけ庭園を眺めてから帰りましたが江戸時代から続く由緒ある庭園との事でした。

夜は完全予約制の様ですがまた違った風情があって良いかもしれませんね。どうもご馳走様でした。

  • お店の外観
  • 店内の様子
  • 見事な日本庭園

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