さすらいの食べ歩き人さんが投稿したリストランテ パドリーノ・デル・ショーザン(宮城/北四番丁)の口コミ詳細

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さすらいの食べ歩き人のレストランガイド

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さすらいの食べ歩き人 (男性・岩手県) 認証済

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掲載保留リストランテ パドリーノ・デル・ショーザン北四番丁、勾当台公園、北仙台/イタリアン、パスタ、レストラン

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 3.6
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2011/01 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.8
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

東北随一のワインコレクションを誇る豪華絢爛なイタリアンレストラン

《2011年1月再訪》

今回は仙台在住の知人も加わり5人でワイン&食事会です。

しばらく見ない内に以前は店外にポツンと配置されていただけのピザ窯周辺がきちんと区画されピザコーナーに変貌していました^^;

テーブルも7~10卓配置されその場で注文して食べる事が出来る様です。

前回スペシャルコースの量が多すぎた教訓を踏まえ今回は無難に肉・魚両方頂けるアルバ(6500円)コースにする事に。

前菜・メイン2皿はいくつか選択肢がある様でまずは各人料理を選択。

料理のオーダーが終わると前回同様ワインのセレクトの為セラーに案内してもらいます^^

ここに来ると相変わらず物凄い数のワインコレクションにいつも圧倒されます^^;

今回は人数もいるので取りあえずシャンパンとブルゴーニュの赤と白の3本をチョイスしました。

セラーから戻りまずはつきだしのグリーンオリーブとドライトマトをつまみながらシャンパン(アンリオ ブリュット スーヴェラン)で乾杯です^^

アルバ(6500円)コースの内容は以下の通りです。

【つきだし】
グリーンオリーブとドライトマト
【小前菜】
宮城県産蕪のポタージュスープ
【前菜】下記から選択
1.前菜の盛り合わせ
2.本日のお勧めアンティパスト(この日は鴨のテリーヌ)
【第一の皿】下記から選択
1.新鮮野菜のバーニュカウダーソース スパゲッティー二
2.リコッタチーズとバジルの自家製トルテッリ有機トマトソース
3.自家薫製したホタテときのこ類のクリームリゾット
4.(シェフのお爺さんが捕獲した)福島県産猪のパスタ(裏メニュー)
【第二の皿】下記から選択
1.“ビアット ヴェルダ”本日の鮮魚の備長炭焼き 無農薬バジルのサルサヴァルテ
2.川俣シャモのイタリアンハーブマリネの備長炭火焼
3.沖縄県産あぐー豚の備長炭焼き粟国島の塩と低温抽出したヴァージンオリーブオイルと共に
【ドルチェ盛り合わせと小菓子】
【コーヒー・紅茶・パン】

店員さんのお勧めで次のピザも追加で味見してみました^^;
【ピザ レアーレ(マルゲリータD.O.C+ルーコラ・プロシュット・パルミジャーノ)】

今回は他の料理との食べ比べはしなかった為、私のオーダーのみの感想です。

【宮城県産蕪のポタージュスープ】
まろやかな食感と上品な味付けの美味しいスープです。
根菜を使ったスープで体も温まります^^

【鴨のテリーヌ】
しっとりした食感と肉の旨味が楽しめるなかなかの逸品。
マスタードとバルサミコ2種類のソースで味わう事が出来変化も楽しめます。

【福島県産猪のパスタ】
野性味溢れるワイルドな味わい。一応ジベリ料理になるのかな^^;?
肉のコクが利いたソースと平麺生パスタとの絡みも良くハーブがアクセントとなってこれもかなり美味しい^^

【川俣シャモのイタリアンハーブマリネの備長炭火焼】
塩・胡椒でシンプルに味付けされた料理は素材の旨さを上手く引き出しています。
備長炭で焼かれた川俣シャモはパリパリの皮が香ばしく肉は普通の鶏とは違った引き締まった歯応えがあってなかなかに良い感じです。
付け合わせの野菜の焼き物も火を通した甘みがあってハーブのマリネと美味しく頂きました。

今回、ワインは前回に引き続き赤の1996年ものエシェゾーと白の1996年ものコルトン・シャルルマーニュをお願いしたのですが、白の方は状態が良くなかったらしく急遽1990年ものバタール・モンラッシェを頂く事に…。

状態が良くなければたとえそれを廃棄する事になってもお客には出さないと拘るあたりがここのお店の本当に凄いところです…改めて感心させられました。

前回頂いた白のコルトン・シャルルマーニュも綺麗な黄金色で樽香のするかなり美味しいものでしたが今回頂いたバタール・モンラッシェは更にその上を行っていました。

円熟みを帯びた酸み・渋み・辛み樽香が絶妙にバランスし渾然一体となったいぶし銀の味わい…もうなんも言えね…感動ものです。

職人がかわりピザが美味しくなりましたとの店員さんのお誘いに【ピザ レアーレ(マルゲリータD.O.C+ルーコラ・プロシュット・パルミジャーノ)】を追加してみました。

中はもっちりした食感で表面は香ばしくトマトの酸味とルッコラがアクセントとなったなかなか美味しいピザでした。

ピザ専用コーナーもきちんと設置された様ですので今度機会があったら他のピザも頂いてみましょうかね。

美味しい料理とワインを堪能し今回も楽しく過ごす事が出来ました。

前回料理については若干?なところもあったのですが今回は全般に味付けの着実な進歩が見られた様な気がします。

今回、味の評価は0.5刻みの為☆☆☆★3.5のまま据え置きますが私の感覚的には前回3.3→今回3.7です。

次回訪問時の更なる進化を期待します。ご馳走様でした^^


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


今回の仙台訪問の目的の半分は同店でワイン三昧する事でした…^^;

フレンチ時代以来の訪問ですが、東北随一(約2万本)のワインコレクションは健在の様でひと安心です。

事前に予約をする際、ワインセラーを覗きたい旨ほのめかして置いたのですが来店するやセラーに案内して頂きソツの無い対応はさすが『勝山館』さん。

しばらくぶりの訪問で店構えも変わり、入口横にはピザ窯が鎮座していました…^^;

あとで聞いた話によると本場のピザ窯を取り寄せたところ想定外の大きさに入口から店内に入らず止む無くこの位置になったそうです。

とりあえず座席に手荷物を置いていざセラーへ。

入口でペンライトを渡され気分はまるで洞窟探検隊です^^

いや~あるわあるわ、物凄~いワインがそこらへんにごろごろしてます。

予算を聞かれ赤のブルゴーニュワインを○○くらいでと告げると、「こちらはいかがでしょう?」と勧められたのは1996年の『エシェゾー』。

思わずうそでしょ?と耳を疑う価格に「じゃあ、それで…」と即断即決です^^;

同様に白のブルゴーニュワインも○○くらいでと告げると、「こちらはいかがでしょう?」と勧められたのは1996年の『コルトン・シャルルマーニュ』でした。

もちろんこちらも即断即決です^^

さて戦利品も揃い、いよいよコースの始まりです。今回は矢島料理長お任せのスペシャルコース15000円にしました。

まずはグラスでシャンパンを頂きながら軽く前菜前のおつまみに【オリーブの実とドライトマト】が提供されました。

オリーブはほとんど癖が無くドライトマトは非常に甘く爽やかな酸味があります。

コースの内容は以下の通りです。


小前菜【生ハムとフルーツのサラダホワイトバルサミコソース】

前菜1【仙台牛のカルパッチョ】

前菜2【オマール海老と帆立貝の入ったビスク風スープ】

パスタ1【ホッキ貝と登米産原木椎茸のぺペロンチーノ】

パスタ2【宮城県産宮城野ポークのラグー白ワイン風味の自家製ビゴリ】

魚料理【天然鯛のソテー 雲丹クリームソース】

グラニータ【本日のグラニータ】

肉料理【2時間真空調理したビュルゴー家シャラン鴨胸肉フランス産フォアグラ添えイタリア産サマートリュフ入りマルサラソース】

デザート【桃のコンポートとクレーマカタラナ】

小菓子・コーヒー・パン


この内、特に印象に残ったのは【生ハムとフルーツのサラダホワイトバルサミコソース】【仙台牛のカルパッチョ】です。

【生ハムとフルーツのサラダホワイトバルサミコソース】
フルーツと生ハムはよく合うと言われておりますが、あまり塩気の強くない国産生ハム?と小口に切られたメロンの組み合わせは絶妙でほのかにかけられたホワイトバルサミコソースがさっぱりクセの無い酸味のアクセントを与えて絶妙な味わいになっています。
付け合わせの食用ほおずきはほのかな酸味があるなんとも表現し難い珍味でした…^^;

【仙台牛のカルパッチョ】
仙台牛は非常に柔らかくそこに料理長個人所有の特製18年物バルサミコ酢を惜しげもなくかけた一品。
18年物バルサミコ酢は熟成により酸味が柔らかくやや甘みが感じられるソースでチーズのソースや野菜を絡めて非常に美味しく頂きました。

あとの料理については特筆すべきものはあまり見られずそこそこ美味しいといった感じです。

途中パスタその2で使用するビゴリの実演絞り出しを目の前で見せて頂けてなかなか楽しめました^^

ただやはり何と言ってもワインについてはやはり素晴らしい!!の一言に尽きます。

『コルトン・シャルルマーニュ』
見た目も黄金色で非常に華やかで豪華な印象を受けます。
口に含めると白ワインには珍しい樽香のバニラの様な香りとニュアンスが感じられ、飲み口はとても綺麗で切れ味さっぱりと消えて行きます。
時間の経過とともに味わいも増し、よりコクが感じられる様になりました。
長期間の貯蔵にも耐えられる素晴らしい白です。

『エシェゾー』
14年もの年月を経ながら今なおその色あいはルビーの様な綺麗な赤色をしています。
香りもまだまだ若々しく非常にフルーティーな様子。
口に含むと熟したチェリーの味わいでとてもフルーティーな爽やかさを感じられます。
料理の邪魔をする事無くさくさく飲めるお酒でしょう。
抜栓から時間が経つとこちらも空気になじんでだんだんコクが増して来ました。
保存状態もベストのとても良い赤でした。

ワインファン垂涎のワインを格安で心行くまで堪能し、非常に満足しながらお店を後にしました。

やはりここのお店は素晴らしい庭の景色と料理をそれなりに楽しみながら極上のワインを心行くまで堪能するお店の様な気がします…。

その内是非ここのピザも試してみたいですね。もちろんワインを楽しみながら…^^

  • シャンパン アンリオ ブリュット スーヴェラン

  • シャンパンの裏ラベル

  • 宮城県産蕪のポタージュスープ

  • 前菜の盛り合わせ

  • 鴨?のテリーヌ

  • 2種類のパン

  • 福島県産猪のパスタ これも一応ジベリ料理^^;?

  • 新鮮野菜のバーニャカウダソース スパゲッティーニ

  • バーニャカウダソース

  • 沖縄県産あぐー豚の備長炭火焼き

  • 本日の鮮魚の備長炭焼き無農薬バジルのサルサヴェルデ

  • 川俣シャモのイタリアンハーブマリネの備長炭火焼

  • 前回も飲んだエシェゾー1996 美味い^^

  • バタール・モンラッシェ1990 感動…もうなんも言えね

  • ラベルアップ

  • ピザもオーダー出来る様になりました^^

  • レアーレ(マルゲリータD.O.C+ルッコラ、プロシュット、パルミジャーノ)

  • ドルチェ

  • ドルチェ断面

  • 小菓子

  • レモングラスのハーブティー

  • お店入口

  • 入口横のピザ窯

  • 中庭

  • 本日のコースメニュー

  • オリーブの実とドライトマト

  • シャンパン

  • 生ハムとメロンのサラダ

  • 1996 コルトン・シャルルマーニュ

  • コルトン・シャルルマーニュ アップ

  • グラスに注いだコルトン・シャルルマーニュは見事な黄金色^^;

  • パン

  • 料理長秘蔵の18年ものバルサミコ酢の箱

  • 料理長秘蔵の18年ものバルサミコ酢

  • 仙台牛のカルパッチョ

  • スタッフによるビゴリ(パスタの一種)の絞り出し実演1^^;

  • スタッフによるビゴリ(パスタの一種)の絞り出し実演2

  • オマール海老と帆立貝の入ったビスク風スープ

  • スタッフによるビゴリ(パスタの一種)の絞り出し実演3

  • ホッキ貝と登米産原木椎茸のぺペロンチーノスパゲッティーにサルデーニャ産カラスミ風味

  • 宮城県産宮城野ポークのラグー白ワイン風味の自家製ビゴリ

  • 横から見るとこんなんなってます…^^;

  • 1996 エシェゾー

  • エシェゾー アップ

  • エシェゾー グラス

  • 天然鯛のソテー雲丹クリームソース

  • 本日のグラニータ

  • シャラン鴨胸肉フランス産フォアグラ添えイタリア産サマートリュフ入りマルサラソース

  • シャラン鴨胸肉フランス産フォアグラ添えイタリア産サマートリュフ入りマルサラソース アップ

  • クレーマカタラナ(食べかけ)

  • 小菓子

2015/12/21 更新

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