azukinaさんのマイ★ベストレストラン 2012

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

すし匠 (秋田 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2013/12訪問 2013/12/27

秋田最高の寿司

2013年12月再訪

今回は氷見で揚がった戻りガツオを頂きました。
今年の戻りは脂があまり乗っておらず(むしろそれが好みなのですが)、
熟成の旨味、清々しい香りと共に堪能致しました。

この時期にこういう魚が出てくる辺りは流石のすし匠ですね。

ご馳走様でした。

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2012年2月再訪

カメラを新しくしました。

前回握りで出てきたアン肝と奈良漬は摘みで。
その他にも酒盗、唐墨、鱈白子と酒が止まらない逸品揃いでした。

神田笹鮨で頂いた三つ葉巻を何度か試してもらってますが、
ほとんど完成型ですね。

閖上の赤貝、震災後に初めて頂きましたが、独特の清々しい後味が感じられませんでした。
もう少し落ち着かないとあの味は出ないのでしょうか。

それにしても今回も至福の時間でした。
有難うございました。

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大晦日限定の豪華ばらちらしです。
毎年これがないと年が越せません。
さすがすし匠といった、仕事がきっちりされた豪華なネタ。
今年はやたらとアワビが多かった気がしますが、余ってたのでしょうか。(笑)

これと正月用のとっておきの酒があれば、何も言うことはありません。
標準は4人前で16,800円ですが、写真は2人前8,400円。
十分にお腹一杯になります。

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2010年11月再訪

寒くなってきて、白身が旨くなってきました。
この日のツマミのキス、サヨリが特に良かった。
握りではさっと湯がいた牡蠣。個人的にはもう少しレアでも良かったですが。
しかし、牡蠣とはいえ、握りにポン酢を使わないのはさすが。
酢飯にポン酢って合わないですからね...

余談ですが、店内が明るくなったと思ったら、照明の電球を変えたそうで。
何でもそれまでのは、お客さんが写真を撮ると赤く写ってしまうんだとか。
そこまで気を遣うんですね...

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久しぶりに連絡を入れると、新子や鮑が良いですというので、たまらず訪問した。

まずはお馴染みの佐島の蛸。そして同じく佐島の真高鮑。噛むほどに拡がる香りと旨味。
握りは1.5枚付の新子と、新イカ。
新子は程よい大きさで旨味も引出されている。新子は小さければいいという訳ではない。
新イカは墨烏賊の子供のことで、柔らかさの中に噛み応えがあり、甘みものって旨い。
象潟の岩ガキは酢牡蛎にしてさっと炙り。県内産の車海老も美味しかった。
そしてすし匠でも秋刀魚が登場。
軽く塩で〆たもの、定番のキュウリとガリと共に海苔で巻いたものがつまみで。
握りは秋刀魚の肝を煎ったものを載せて。これが堪らなく旨い。
大間の鮪の中トロは握りで。脂の乗りはまだまだだが、熟成された鮪の酸味が美味しい。
酒飲みであることはバレているので、合間に真子鰈と穴子の肝の甘辛煮が出される。
これで一合多く飲み過ぎてしまう。上手い作戦ですね。(笑)
他、いろいろ出されたが、この辺で失礼。(酔っていたもので...)
この店はいつも厳選された素材を丁寧な仕事と計算された熟成具合で昇華させてくれる。
何度かスタイルは変えたが、最近はつまみと握りをほぼ交互に出す、すし匠のスタイルに落ち着いたようだ。

酒はこの時期、無濾過生原酒が多いが、もっとすっきりした純米酒が多くても良いと思う。
無濾過生原酒は生魚にはあまり合わないように感じるからだ。
単独で飲むならばどれも外れのない、旨い酒なのだが。

飲んで食べて一人二万円は超える秋田一の高級店だが、親方の腕と味は折り紙付き。
高級店といっても親方も若い女将も明るく、初めてでもさほど緊張はしない。
東京の有名店は知りませんが、私には高級寿司屋はここで十分。
食べ物には金をかけないと云われた秋田の地で、この店が流行っているのは誠に嬉しいことだ。

  • 氷見の鰹
  • 小肌 握り
  • 白魚 出汁浸し

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2位

じん市 (角館 / 創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/02訪問 2014/02/03

角館の奇才

2014年2月再訪

3ヶ月振りでしたが、今回はあまり意外性が感じられませんでした。
相変わらず調理技術は高いし、素材は良いので満足なのですが...

贅沢な事を申しました。

またお邪魔します...

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2013年11月再訪

いつ頂いても素晴らしい料理の数々。

今回は
「ほぼ松茸だけで」仕上げたポタージュとトムヤムクンが絶品でした。
「旨い!」としか発することが出来ません。

鮑やイチボの軟らかさも想像以上ですし、
レタスの均一な食感も細やかな調理のなせる業。

訪れる度に新鮮な驚きがあります。

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気になりながらも角館という場所から行けずにいましたが、
「荒げる会」に参加できない悔しさもあり、
出張のついでに足を伸ばしてみました。

店内に入りますと、奥様の由樹さんが笑顔でお迎え。
初めての高級店というのは、少なからず緊張するものですが、
それを一瞬で吹き飛ばすほどの力があります。
伊達に「笑顔人」と名乗ってらっしゃる訳ではありませんね。

この日は8,000円のコースでした。ご参考までに。

「三河遠江の虎河豚の煮凝り」
期待を膨らませるには十分な一皿。
橙の酸味が心地よく、主張しすぎず引き締めています。

「虎河豚の焼霜 サラダ仕立て」
今まで頂いた中で、最高に美味しい河豚でした。
てっさに興味なかった妻も、前言撤回。
この段階で、参加者全員がノックアウト。
サラダも最初にきちんとトスされているのか、ドレッシングで萎れない傑作。

「螺貝の白い茶碗蒸し」
多分、アワビより美味しいと思います。
ツブのダシが下品にならずに濃厚な餡となり、身とあいまって重厚な海の香りを放出。
茶碗蒸しは黄身を外して脇役に回りつつも、濃厚な味を巧く中和。

「ヤリイカのグリル」
香ばしさもあり、生っぽさもあり、そのバランスが未体験。
軟らかさ、歯ごたえ、旨味が共存する、奇跡の火の入れ。

「パルミジャーノ煎餅」
よくある溶かして固めたものとは雲泥の差。
密度、空気の入れ方、どれをとっても完璧。
手間がかかり過ぎて、大人数では出せないとか。

「鱒のオランデーズソース」
セモリナ粉と思われた衣は、米粉。
カリッとした食感とオランデーズソースのワインビネガーの酸味が見事。

「油淋鶏」
敢えてネギを主張させず、ウドを食感のアクセントに。
鶏のロールが新鮮でした。

「平目のリゾーニ」
一瞬雑炊かと思われたのは、リゾーニ。(米状のパスタ)
平目ダシのブロードが根幹をなし、蕗の薹がさりげなく主張。

「デザート」
クーベルチュールチョコのタルトが秀逸。
エスプレッソとの相性は言わずもがな。

ワインはシャブリがほぼ常温で、抜栓直後から本領を発揮。
後半は秀よしの雫をほぼ鯨飲。(苦笑)

噂に違わぬ名店でした。
この日の感動は☆5に相当するものですが、初回ということもあり、
今回は4.5とさせて頂きます。
再訪で5になるのは間違いないと思います。

角館という不利な地でありながら、人々を惹きつけて止まない「じん市」。
今度は他の料理を頂きたいという衝動に駆られるのは間違いないです。

酒類は持ち込み可という大らかさと、笑顔人の持て成しの心で、
本当の意味での「お任せ」を体験できる貴重な名店あります。

ハードルはいくつかあるかと思いますが、是非一度体験して頂きたい思います。


さて、この銘店を500軒記念とさせて頂きました。
今までコメントを含めお付き合い頂いた全ての方に感謝申し上げます。

500軒突破記念として、
「有名レビュアーオマージュ企画」を考えております。
無茶を承知で、私が登録させて頂いているレビュアーの方々から、
文体に特徴のある方を選ばせていただき、
無謀にも成りすましレビューを書いてみたいと思います。
是非私をという奇特な方がいらっしゃればお知らせ下さい。
逆に私が是非書いてみたいというレビュアーの方には、直接ご連絡しますので
宜しければご返信下さい。

成功するかどうかは分かりませんし、不定期でお送りすることになるかと思いますが、
よろしくお願いいたします。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

日本料理 たかむら (秋田、泉外旭川 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/01訪問 2014/12/12

秋田屈指の和食

2012年1月

新店舗になって初めてお邪魔しました。

つけ場とカウンターの間が広く取られ、広々とした印象。聞けば、修行先の「太古八」を真似、それ以上のものが出来たとのこと。
スタッフも増えてましたね。

この日のお料理は

・玉子焼 子持昆布 本柳葉魚

・たかむら特製最中
  金沢から取り寄せたサクサクの皮は、舌の上に引っかかることもなく溶けてゆく...
  餡は押した豆腐とクリームチーズと味噌。贅沢な和風カナッペというべきでしょうか。

・雲丹のお浸し
  雲丹を鰹出汁に浸した、文字通りお浸し。
  雲丹の昆布のような濃厚な旨みと鰹出汁が合わさって、それが雲丹に還元ってゆく。絶品です。

・薄氷椀
  ヒロッコはアサツキの一種で、秋田の早春を感じさせる食材。
  これが椀の出汁の味を邪魔しないとは驚き。

・刺身  目鉢鮪 水蛸 鮃

・鯖パリパリ焼
  何を頂いてもたかむらさんの焼魚は皮がパリパリでありながら、中はしっとり。

・蛤飯蒸し
  蒸し上げを計算に入れた蛤の加熱がお見事。
  焼き物の間の口直しでありながら、余韻の長い濃厚な旨み。

・海老真丈挟み揚げ
  これは間違いなく美味しいです。油の良さも実感できます。

・汁掛け飯

・桜餅


この日はカリフォルニアからアメリカ人のお客様一名。
日本酒大好きで、食べログで秋田の店の中からたかむらを選んだとのこと。
食べログは日本の「ザガット・サーベイ」的な認識だそうです。
「ナリタ、ハネダ、タカムラ」とおっしゃってましたから、日本に着いて直行した模様。(笑)

「コクリュウ シズク」なんて言葉も知ってましたんで、かなり詳しいようでしたが、
たかむらのセレクションを飲んで、「秋田の酒は日本で一番美味しい。」と嬉しそうでした。

最後に"I hope to see you again."と言ったら、"Tomorrow."と返されましたよ。(笑)

秋田を代表し、日本も代表してしまったような一夜に、私も何だか嬉しくなったのでした。

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2011年6月
荒げる会の「利部セレクション」を頂いたので、写真を掲載します。

やはり、たかむらさんは凄い。

翌朝、市場で高村さんとバッタリお会いしまして、食材のことをいろいろ教えて頂きました。
素材選びへの情熱を感じました。

いつも心に残る店です。

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「たかむら」といえば、料理の引出しの多さとチャレンジ精神、そして口の上手さでしょう。(笑)
惜しげもなく高級食材を使ってくるかと思えば、比較的安価な食材で旨い逸品を作ってきたり。

最初のビールはエーデルピルス。グラスは「うすはりガラス」を使用。
このグラスを手にすると、いつも欲しいと思うのですが、お値段もなかなかなのです。
一皿目は、小肌の黄身寿司、佐島の蛸の軟らか煮と海鼠。
黄身寿司は「たかむら」の定番料理ですね。〆た小肌と黄身の酢の加減が絶妙。
海鼠は茶ぶりという、番茶でゆがいて霜降りにする調理法をとっているそうですが、
程よく柔らかくて美味しい。
自家製の「このわた」は既製品と違って塩が控えめで、食感と味わいが別格でした。
刺身は閖上の赤貝が白眉。この清々しさは閖上ならではですね。
焼き物はマナガツオの幽庵焼き。皮がやや硬い印象でしたが、味は良いです。
付け合わせは水菜の和え物。

「たかむら」では、生野菜を胡麻油で和えて、塩だけで味付けする手法をよく使います。
これ、「トスドサラダ」といって、サラダの原形のようなもの。
野菜をトス(持ち上げて混ぜる)することで、油でコーティングされて
調味料が入っても比較的長時間パリパリ食べられるのです。

閑話休題。
鶏肉の漬け?は、たかむらオリジナル。
鶏肉を霜降りにして、温めたダシに漬けてゆっくり冷まし、中まで味を染み込ませたもの。
非常に美味しい鶏タタキといったところです。
食事は、ジャコご飯。
味は良いのですが、保温されたご飯の食感は、夢から現実に引き戻された感が否めません。
loropianaさんのレビューほどストイックには求めませんが.......

いつも挑戦的に料理を作り、素材や料理の上手さを幸せそうに語る高村氏。
自信に満ちた口振りも料理を美味しくしている要素だと思います。
安価な食材の使い方はいつも参考になり、我が家の家庭料理にもかなり貢献しています。
事前に食材や料理をリクエストすれば、可能な限り応えてもくれます。

昨年まで寒い時期に月末限定で供された「完全手作りおでん」は止めたと聞いてましたが、
今期一度だけ作るそうです。
手がかかり過ぎるという絶品おでんを食べて見たい方は確認のお電話を。

常に目が離せない、秋田の和食の異端児にして代表格であります。

  • 玉子焼 子持昆布 本柳葉魚
  • 豆腐の最中
  • 雲丹のお浸し

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4位

ル カフェ プランタニエ (十文字 / フレンチ、オーベルジュ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 2.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/05訪問 2012/06/03

素材と調理はかなりのものです。

県南のフレンチでず~っと気になっていた店でした。
ただ、ディナーのためだけに行くには遠すぎる...

今回はたまたま横手に泊まることになったので、
横手在住の可愛い後輩を連れて行ってきました。

事前の予約で電車で移動する旨を告げ、
19時発の電車で横手から3駅の十文字駅へ。
駅前から歩いてすぐのところに店はありますが、見過ごすかもしれません。(汗)

店内は... 飾り気ありません。(苦笑)
壁に絵がたくさん掛かってますが、全て値段がついてます。(苦笑)
それも値引きしてますし。(笑)

さて、今回は6,000円のコース。
まずはスパークリングをお願いしました。
飾り気のないオーナーがサーブしてくれます。
ナプキンに隠れてエチケットが見えませんでしたが...
フルーティさも残しながらキレもよく、食前から前菜には良いです。

一皿目は野菜のテリーヌとカツオのサラダ。
(料理名は言わないので、適当です。)
地物を中心とした野菜が本当に美味しく、薄味ながらこれだけでも美味しいです。
上にかかっているのはホワイトアスパラと生クリームのソース。
これを付けて頂くと、味に奥行きが出ますね。
さらに生ハムを添えて塩味をプラスするのも良し。

カツオは数種のソースが添えられていますが、
マンゴーベースと思われる甘めのソースが印象的。

二皿目はスカンピのグリルとスズキのポアレ。
ドライトマトをふんだんに使ったソースが魚介の味を引き立てます。
スカンピは濃厚な旨みがありますし、
スズキもふんわりした仕上がり。

三皿目は牛フィレのステーキペリグーソース。
牛肉は敢えてサシの少ないもので赤身の旨さを強調。
厚みもしっかりあり、火の入れ方もばっちりですね。
切り口を見て頂ければその腕が分かると思います。
王道のペリグーソースも美味しい。
付け合わせのグリーンピースがまた美味しい。
食材には手抜きが一切ないです。

その後、サービスでローストポークが出されました。
お弁当用に作ったものだそうで、二日間かけてゆっくり火を入れたものだそうです。
口に入れるとしっとりした食感で、肉自体の旨みもしっかり感じられます。

デザートはパンナコッタ・タルト・アイスクリーム。
イチジクのタルトが秀逸でしたね。

フランス料理店というと、やはりお洒落な店のイメージがあるのですが、
この店はそれをいい意味で裏切ってくれます。(笑)
逆に言えば、肩肘張らないで料理を愉しむ店と言えましょう。

オーナーが突然現れて食材の話しをしたり、料理をサービスしてくれたりと、
雰囲気と料理のギャップに驚かされますが、慣れればそれも楽しいものです。

旬を感じられるコースなので、ここは定期的に行っておきたいです。

  • 野菜のテリーヌ カツオのサラダ仕立
  • 自家製パン
  • スカンピのグリル スズキのソテー

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5位

そば処 はやし (十文字、下湯沢 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/06訪問 2012/06/23

仙人水で作る、絶品の水そば

横手・湯沢地区は、造り酒屋が多いことからもわかるとおり、名水の宝庫。

ここ「はやし」さんは、東成瀬の「仙人水」で出汁をとり、そばを打ちます。

林旅館の玄関に入ると、「大広間へどうぞ。」の案内が。
こっちでいいの?とウロウロしながら、宿の大広間へ着きました。
さすがに広々した空間で、他のお客さんに気兼ねなくゆったり過ごせます。

評判の水そばも食べたいし、冷がけも美味しそう。でもせいろもいいな。
などと迷いつつ、まずは水そばを。

極細の蕎麦は水をたっぷり纏わせながらすすります。
口の中で温まると、蕎麦の香りがじわっと開き出します。
通常この細さの蕎麦は喉越しを愉しむものですが、
蕎麦を味わうため、しっかり噛んでいますと、甘みが染み出してきます。
これは絶品ですね!
水蕎麦は文字通り水が命ですので、水を厳選しないといくら蕎麦が美味しくても魅力は半減します。

後半は汁に付けて頂きます。
甘み控えたキリッとした汁はカツオが強めですが、全体的に丸みを感じます。
仙人水がこの丸みを醸し出しているのでしょうね。

そして冷がけ。
この汁もまた丸みを感じる美味しいものでした。
カツオの立ったキリッとした汁もいいですが、これもいいですね。
県南の冷がけでは蕎麦処 長谷山と双璧だと思います。

結局せいろもお願いしました。(笑)
水そば、冷がけに比べると太めに打ってあります。
十分美味しいんですが、この蕎麦だと汁が弱いように感じました。
前の2つが強烈でしたからね。

天ぷらの出来はまずまず。

途中で店主から「若いニンニクの醤油漬け」をサービスして頂きました。
鮮烈な辛さはありますが、エグみがなくて美味しかったです。

デザートのプチケーキ。
所詮蕎麦屋で出されるケーキと侮ってましたが、
しっとりして口の中でとろける美味しい抹茶ケーキでした。

店主はじめご家族の温かいお持て成しと美味しい蕎麦。

2,5,9のつく日限定だそうですが、他の日も予約可だそうです。

ここは是非再訪します。

  • 水そば
  • 水そば 全景
  • 水そば そのまま頂く時の器

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6位

千真庵 (横手 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/07訪問 2012/07/10

横手で一押しの蕎麦屋

県南そば行脚もいよいよ大詰め。
この日は横手で最も注目していたこちらのお店へ。

黒を基調とした落ち着いた壁に、格子戸。
これだけで期待できます。

内装もシンプルで落ち着きがあります。

お品書きは全て綴られ、蕎麦・うどん・蕎麦前と充実のラインアップ。
蕎麦はざる(いわゆる二八だと思います)と田舎があります。

お願いしたのは、田舎の天ざる(並)(天然海老一本付)。
それとメニューになかったのですが、「冷がけにしんそば」があったので、
最近は「冷がけの伝道師」と化したまりりんがお願いして単品の「冷がけ」を。

お客さんはあまり多くない時間帯でしたが、一品一品作っているようで、
意外と待たされます。

まずは天ざる。
写真をご覧頂ければ分かると思いますが、田舎そばなのにこのツヤ。
蕎麦切りの技術も見事です。
汁は甘みを抑えた辛汁。
鰹節も良い物を使っていますが、香りの主張はさほどなく、旨みの役に徹している模様。
スッキリした味わいで、蕎麦の甘みを引き立てています。

天ぷらの海老は天然を謳うだけあって、頭も揚げられてきました。
濃厚な味噌の味もしっかりあって、美味しいです。揚げ具合もなかなか。
ただ、塩も天ツユもないので、蕎麦汁で頂くことになります。
汁の味が変わるので好きではないのですが。

冷がけの汁もざる同様にキリリとした味わい。
きっちり締まった二八の蕎麦が美味しいです。
これ、定番メニューに書き加えていいんじゃないでしょうか?

食材も厳選されているようで、
「みすとらる」さんオススメの鴨も非常に気になります。

蕎麦前も充実しており、夜も愉しそう。

横手で蕎麦なら、ここで決まりですね。

  • ざるそば
  • 天然海老の天ざる(並)
  • 天ぷら エビの頭が!

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7位

粋や 旬月 (横手 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/05訪問 2013/07/08

CP良好な真面目な料理屋

県南で一度飲み会を開催したいと思い、コミッと集まってみました。
会場はkumanさん、みすとらるさんらのレビューで気になっていた、こちら。

コースは通常2,500円~3,500円。安いですね...

八寸?は変わったスタイルで登場。
南蛮漬け、刺身、炊き合わせに汁物が同じ皿に並ぶのは初めて見ました。
柔らかく炊かれた蛸は間違いなく美味しいし、
ツブ貝、ミズ、トロロ昆布の味噌汁は肌寒い夜にぴったり。
形式に捕われないスタイルに期待が高まります。

握り寿司は街の大衆店以上のレベル。

鯛のカブトもしっかりした味付けで酒がすすみます。

時期的に山菜を随所に盛り込んであり、季節感もタップリ。

コースの価格設定は食材のレベルというより品数によるところも大きいらしく、
値段にかかわらずに満足できそうです。

冷酒は阿櫻のオリジナルを含めて県内のものをそれなりに置いてますが、
冷蔵庫には隠し酒があるようで、
kumanさんが目敏く見つけてきました。(笑)

今回の払いはそのお酒によるところが大で、(苦笑)
通常ならばリーズナブルに楽しめるでしょう。

住宅街にポツンとありながら、大人気なのも納得。

横手に住んでいれば定期訪問は間違いなしです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

エッフェ (秋田 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2012/04訪問 2014/12/14

意外に大らかな店

ず〜っと気になっていましたが、初訪問です。

狭いお店で、コの字カウンターの窪みに当たる場所で料理を仕上げてますが、
それ以外はその奥の厨房で作業されています。

ワインはグラスとボトルがありますが、特にメニューはなく、
赤か白を選べば、客の好みを想像して提供しています。

最初なので、様子見で5,000円のコースをお願いしました。

最初の皿は「毛ガニと松の実」。
繊維のしっかりした毛ガニの旨みと松の実の食感と香ばしさが良いです。

これはまず白かな、と考えてグラスをお願いしましたが、
店主はいわゆる「マリアージュ」を考えないそうで。
料理は料理、ワインはワインで愉しんで欲しいとのこと。

「ヤリイカのカツレツ」は衣とイカの食感のコントラストがいい。
間に挟んだ青海苔の香りが深みを持たせてます。

「ボタン海老のペペロンチーノ」。
手づかみでしゃぶるように、新しいお絞りが出されました。
この食べ方が一番美味しいんですよね。

魚介3種が続いた後で、ポタージュとパン。

後半は「牛頬肉とセリのピチ」からスタート。
濃厚なブロードながら、セリの香りで飽きずに頂けます。
太いピチがソースを吸って美味しいです。
量が少なめなのも、コースではありがたいですね。

真鯛はウロコをパリパリに仕上げて、下は春らしい山菜のスープ仕立て。
濃厚なパスタの後で、このスープは嬉しいです。

メインのイノシシはしっかり加熱してクセなく仕上がっているのですが、
いかんせんモソモソした食感。
ゴボウと合わせるなら、もう少しイノシシらしさを残しても良かったかな。

抜栓したワインが無造作に並べてあって、バキュバンは使わないのか尋ねると、
常温で酸化させて毎日状態をチェックしているそう。
2週間以上経って初めて開くものもあるようで、その変化を愉しんでいらっしゃるようです。
ワインはイタリアしか置かず、
「イタリアを飲み尽くしたら他の国にする。」そうです。

リクエストすれば可能な限りボトルを開けてくれるようで、
瓶ビールとグラスを7種くらい試して、酒代が7,000円位ですから、
是非グラスでの飲み比べをオススメします。

是非また伺います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

心粋厨房 獬 (泉外旭川 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2012/02訪問 2012/02/21

楽しみ方いろいろ

2012年2月

予約が取りにくくなって、なかなかタイミングが合わず、
久しぶりの訪問となりました。

生意気言って申し訳ないのですが、
何というか、料理の手の入れ加減が良くなりましたね。
以前から料理は美味しかったんですが、何か一手間加えてやろうという意識が
強かったように思います。

美味いものはシンプルに調理するのがいいですよね。

ダダミの塩焼きと牛タン、最高でした。

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一度お邪魔してから気になる店の一つになりました。

この店のメニューは壁の黒板を見るのが一番です。
その日のオススメの横には、「今日のお得っ」。(笑)
早く使い切りたいものを「今日のオススメ」にしてる店も多々ありますが、(苦笑)
この書き方でちゃんと値引きしてるのは、もの凄く正直だと思います。

この日のお通しは、殻付きウ二。
黄身醤油みたいなタレがかかってました。最初からテンション上がりますね。
コチの昆布〆も旨みがしっかり乗ったところにオリーブオイル。
意外に馴染むもんですね。
カルパッチョというと、ただの刺身を使うところが多いですけど、しっかり手をかけてます。
軽く〆たサバ。
酢がきつ過ぎず、最初にちゃんと塩で締めてあります。
改めて〆サバは酢じゃなくて塩で〆るものだということを実感。
虹の豚は塊をじっくり焼いて岩塩で。
やはり塊で焼いた肉は旨いですね。中の火の通り具合もいいです。

新鮮な魚貝の炭焼き、パスタまで充実。
これで外れが少ないんですから...

酒も全国の銘柄を集めて、5〜600円程度のリーズナブルな価格で提供。
ボトルワインもいくつかあるみたいです。

この店は注文する料理の種類によってお客さんの印象が変わるんじゃないでしょうか。
いろいろな愉しみ方ができそうな良店です。

  • だだみ塩焼き
  • 鰤刺し
  • ズワイ蟹の生春巻き

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10位

Ristorante YAMANOE (秋田 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2011/12訪問 2011/12/14

絶妙な火の入れ

なかなか予約の取れないお店ですが、ようやく都合がついたので会食で行って来ました。

厨房近くはオシャレなスペースですが、靴を脱いで上がる奥の間は普通の民家。
塩釜のりゃん亭もこんな感じでしたね。
我々は食事を楽しみに来たので、別にインテリアは気にしないのですが、
記念日などで雰囲気盛り上げたい方は手前のスペースがいいかも。

瓶ビールで軽く喉を潤すのもアリですが、人数多めならスプマンテでスタート。
プロセッコを頂きましたが、フルーティで予想よりかなり軽め。

アンティパストは、赤ピーマンのムースとバーニャカウダ。
ムースはパプリカの甘みが良く出ていて、キャビアの塩味がいいアクセント。
バーニャカウダソースも美味しく、後のパンのためにキープしておきました。

キングサーモンのコンフィは低温調理のため、刺身とほぼ変わらないレベル。
ですが、むしろコンフィにしたほうがフレッシュな印象。
分厚い身をカットして頂く贅沢感もいいですね。
スパイスも程よく効いているし、付け合わせの野菜も美味しい。

オマールはボイルで。
シンプルな調理に合わせたのは、蕪のソース。
柔らかな甘みがオマールの味を引き立ててます。

パスタは生ポルチーニのスパゲッティーニ。トマトクリームソースでした。
生のポルチーニは初めて頂きました。かなり手に入りにくいはずなので、ラッキーです。
乾燥とは違い、濃厚な風味がありますね。

牛肉のグリルも火の通し方が絶妙。
塩加減も申し分なしです。

ドルチェのパンナコッタは濃厚な美味しさ。
砕いた冷凍イチゴがタップリ掛けられて酸味をプラスしてありますが、
この二つを繋ぐ何かがあったほうがいいと感じました。

素材の持ち味を引き出す味付けと火の入れ方は、単にシンプルな調理ではなく、
実に計算された緻密な料理というに相応しいものです。

道路沿いでたまに揺れる(笑)ことを除けば、良好なCPで至福の時間が約束されます。
おそらくどのコースでも満足度は変わらないでしょうね。
単純には比較できませんが、料理のレベルはレスタジオーニ ハングリータイガー
匹敵すると思います。

  • (説明なし)
  • バーニャカウダ?と赤ピーマンのムース
  • サーモンの低温コンフィ

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