2回
2009/04 訪問
美味しいんですよ、ここ
市道の拡張計画によって、長年贔屓にしてた蕎麦屋は移転してしまった。
ようやく見つけた別の店も、後継者不在の理由から店をたたんでしまった為に、作業場の近所で食える蕎麦屋が無くなってしまった。
あちこち探してはみるものの、なかなか感覚が合う蕎麦屋が見つからなく、落ち込んでいた時に偶然見つけて、そのまま贔屓にしている店。ちなみに、ここを知る前には、多くの好評価を得ている「すずもり」や「星月」にも足を運んだが、二店とも、どうもしっくり来なかったので、ここに落ち着く。
一応手打ちなので、毎回蕎麦の太さが違う。良く言えば素人裸足、平たく言えば職人技術が未習得、他にも天麩羅の海老の大きさが毎回違うってのもどうかと思うし、汁の味が毎回微妙に違うってのも困りものだ。他にも色々と問題があるのだが、総合結果が良いので、その辺りは目をつぶっている。
なにせ「天麩羅蕎麦」(温)で¥1380という価格と丼になみなみと入ったそのボリュームを考えれば、細かい事には目をつぶろうと言う気持ちにもなる。大盛りだって、たったの¥100増しなのだから、(ちなみに「すずもり」で大盛りざるを頼んだら¥1000もする)店の原点は庶民的な蕎麦屋に帰属する。なにより醤油ベースではなく塩ベースの「天麩羅蕎麦」なんてものは初めて食べたし、その美味さに毎回頼んでしまう。
「天ざる」も頼んだ事はあるが、蕎麦の味に対して、少々汁が辛いので、あまり好みではない。
「鴨せいろ」も美味く、注文の際はいつも迷う。他にも、昼には丼と蕎麦、そして食後の珈琲まで付いてくる¥1000のお得なランチセットがあるのだが、やはり「天麩羅蕎麦」になってしまう。
家族でやっているのか、給仕の愛想はあまりないが、人見知りが原因かもしれない。
ようやく顔を覚えてくれたのか、この頃はにこやかな顔をする様になった。
残念なのは、カウンターと座敷は問題ないのだが、テーブル席の椅子の高さがしっくり来ない。
着座位置がかなり低いので、食べ辛い。
2009/05/28 更新
引越しで遠のいてしまった。本日調布に用事があり、数年ぶりに訪問。
前回訪問時に、白出汁が普通のそば汁になってて残念に思ったので、注文する前に厨房に問い合わせてみると、ずっと白出汁だと即答。「もしかしたら、たまたま白出汁が切れた時に、普通出汁をその時に使ったかもしれない」とのこと。
この言葉を聞いて、安心して天婦羅蕎麦を頼む。
相変わらず美味い♪ 一つ気になったのは、ゆず皮がなくなった事かな。
値段は少々上がって¥1480 2009年の初来訪から¥100しか上がってないのには驚く。
こんな美味い蕎麦を食うから、他で食えなくなる(苦笑)