レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/12訪問 2023/05/25
今回ご紹介するのは,食べログでは超有名なアメリカ大使館の裏手に凛とした空気が漂う日本料理のお店「松川」(食べログ投稿時4・86)!
新橋の「京味」(食べログ投稿時4・83)と共に人気を二分する東京の和食のお店です。
簡単に「松川」の店主・松川忠由氏の経歴を説明すると、滋賀の名店「招福樓」→「志門」→広尾のミシュラン★★「青草窠」では料理長を努めた経歴の持ち主で2011年年3月にアメリカ大使館裏手に隠れ家的にオープンした和食処のお店。
このお店の特徴は、メディアの取材には一切応じず完全紹介制&完全予約制で最高級な食材を用いて日本料理を食べさせてくる土壁の香りが心地よい大人の空間のお店です。
訪問した時は6月下旬で、旬の食材を使った「松川」の初夏の懐石料理を十分に堪能させて頂きました。
先ずはお洒落な檜の木箱に入った先付から・・・
★黒鮑・淡路島の赤雲丹・すっぽんの煮凝りがけ・・・まずこれだけ立派な黒鮑と赤雲丹のハーモニーにスッポンの煮凝りと贅を尽くした先付、鮑や雲丹もさることながらスッポンの煮凝りが素晴らしい。
★鱚の飯蒸し・・・鱚(きす)の上にはカザフスタン産のベルーガキャビアが添えられおり、キャビアの塩気と鱚の白身が上手く調和する美味しさ。
★お造り
淡路島産眞子鰈・唐津産赤雲丹・・・眞子鰈は弾力があり鰈の旨味が凝縮され赤雲丹は申し分のない美味しさでこの赤雲丹は三重県紀北町で食べた海女さんが朝獲りした赤雲丹に近い美味しさ。
★椀物
宍道湖の天然鰻と冬瓜・・・キリッとした出汁と天然鰻の美味しさに冬瓜の優しさ、全てに物語があると思われる一杯
★北海道噴火湾産の毛蟹と生きくらげ・・・旨味のある毛ガニの身とミソ、土佐酢ジュレの酸味がが上手く毛ガニを包み込む
★鱧の焼き霜造り、半生ばちこ、揚げトウモロコシ・・・鱧の淡白さとばちこの塩分が口の中で上手く調和する相性の良さ
★鮎の塩焼き味比べ・・・京都美山産の鮎と滋賀県安曇川産の味比べ、美山産の方が香り豊かな香ばしさで安曇川産は肝の苦みを楽しむ大人の嗜好
★焼きすっぽん、新牛蒡揚げ・・・すっぽんは濃厚な脂乗りが口の中でスッポンの脂がじゅわりと溢れ出てきてスッポンですと主張している一品。
★高知県産徳谷トマト・・・徳谷トマトは高知県徳谷地区のトマトで大変糖度が高いトマトで、高糖度のトマトはもはやフルーツの域に達していると言っても過言ではないトマトを酢のジュレと一緒に食べる箸休め。
★賀茂茄子の姿焼き・・・姿焼きの表面は黒々としているが中身はみずみずしく正にThis is the 賀茂茄子、素材の良さをそのままに!
★淡路産鱧のしゃぶしゃぶ・・・淡路島産の鱧を出汁で10秒程しゃぶしゃぶ、出汁でそのままとポン酢で食べる二通りの食べ方をアドバイス。個人的には出汁と一緒に食べる方が好み。
★自家製蕎麦とオクラ・・・蕎麦は自家製の外一蕎麦で氷の器で提供され後からそば汁を掛ける演出、ただ蕎麦に関しては少し期待外れ
★お食事・・・鳥取産ヒノヒカリのご飯に生カラスミ・イクラ醤油漬け・海苔・ちりめん山椒を好みで掛けていただく。
私は生カラスミにイクラと海苔をトッピングしていただく。
味噌汁は広島産ジュンサイの赤出汁と香の物。
★水羊羹&お薄・・・甘さ控えめで大変上品なお味の水羊羹、どことなく越後屋若狭屋の水羊羹に似ていると感じるは私だけ・・・?
★デザート・・・小夏のゼリー&サクランボ(佐藤錦)
以上は「松川」の初夏の懐石料理の内容。
総評として、流石に全国の優れぬかれた旬の食材を一堂に集め、一品一品に繊細な料理で提供する松川氏の姿勢は素晴らしくボリュームも含めて大変満足する内容。
又、帰り際にお土産まで用意する心配りは良い意味で憎い演出である。
強いて難点を申せばお蕎麦の出来が未だ一流の域に達していると言えない辺りではないだろうか。
「御馳走さまでした」
2位
6回
2021/03訪問 2021/03/22
美味しい日本酒とお鮨を求めて磐城棚倉の【小判寿司】へ・・・(^^♪
早朝に東京を発し奥久慈観光を済まして本日のメインである福島県磐城棚倉にある【小判寿司】に足を運びます。(♬はるばるきたぜ棚倉~)
かれころ食べログで有名になる10年ぐらい前から通っている【小判寿司】、くだらないダジャレはこの位にしてさっそく食レポに入ります。
先ずは相方が最初の日本酒は和知大将お勧めの地元福島県松崎酒造の廣戸川純米にごり酒を頂きます。
私は相変わらずいつもの様にお茶です(お金が掛からない)
お通しは、チーズに藁でスモークしたカツオを巻くチーズカツオ巻♪
続いて、朝相馬港で穫れた厳選した鮟鱇の肝だけで作るあん肝の土佐ジュレ和え♪
どちらもここでしか味わえない逸品です(^0^)
ここからはお寿司を頂きます。
一貫目・・・愛媛県産天然鯛(昆布〆4日間熟成)
二貫目・・・北海道噴火湾産北寄貝の炙り
二種類目の日本酒は同じ福島県石川郡豊國酒造の一歩己の純米原酒♪
三貫目・・・カナダ産本マグロ赤身
四貫目・・・佐賀県唐津産小肌
五貫目・・・千葉県九十九里産煮ハマグリ
六貫目・・・和歌山県那智勝浦産本マグロ中トロ
三種類目の日本酒は青森県弘前は三浦酒造の豊盃純米大吟醸♪
七貫目・・・熊本県天草産天然車海老
八貫目・・・熊本県天草産サバ
九貫目・・・生イクラ
十貫目・・・北海道釧路町昆布森産馬糞雲丹
最後のお酒は、日本酒品評会で9年連続金賞を受賞した前出の豊國酒造が誇る非売品の東豊国大吟醸♪
椀物・・・しじみの味噌汁
十一貫目・・・長崎県対馬産穴子(塩・ツメ)
十二貫目・・・鹿児島県出水産鯵
追加
十三貫目・・・香川県瀬戸内産平貝
十四貫目・・・天草産〆サバ
最後は干瓢巻きと玉を経てリンゴのコンポートのデザートです♪
今日も厳選された全国各地から取り寄せた美味しい魚の数々に創意工夫された種(^^♪
都内の有名店で食べれば3万前後が当たり前ですが【小判寿司】では約半分のお値段で美味しいお寿司が堪能出来ます。
また、私は下戸なのでお酒の事はあまり分かりませんが、相方曰く今日呑んだ東北地方の4種類の地酒はどれも美味しく
和知さんのテイスティングは最高と云っていました。
福島県の山間の小さな城下町にある【小判寿司】、まさに忖度無しに美味しくCPが高い名店です(^^♪
「ご馳走様でした」
★★★★★投稿時マイランキング5位★★★★★
茨木県の笠間稲荷を参拝し栃木県那須の鹿の湯♨に浸かり福島県磐城棚倉の鮨屋で夕食を食べるドライブの旅の最後の目的地は福島を代表するお店【小判寿司】です。(食べログ投稿時4・26、2019食べログアワードブロンズ)
店内に入り、いつもの様に大将の和知さんに挨拶しカウンター席に腰掛けます。
メニューは見ずに、握り中心で大将におまかせでお願いたします。
当然私と相方はシャリ大き目でリクエスト(^^♪
先ずは女性陣は京都のお酒『澤屋まつもと』、私はいつもの様にお茶で乾杯です♪
***先付***
メカジキの生ハム 蛸のさくら煮
一貫目・・・徳島産天然鯛(5日間熟成)
二貫目・・・噴火湾産北寄貝炙り
三貫目・・・相馬産ブドウ海老
二杯目は福島県郡山市の『にいだしぜんしゅう』
四貫目・・・大間産118K赤身(一週間熟成)
五貫目・・・相馬産ヤリイカ
六貫目・・・佐賀有明産こはだ(3日目)
三杯目は高知県の『酔鯨 高育 54号』
***強肴***
余市産のあん肝
七貫目・・・大間産中トロ
八貫目・・・青森産〆サバ
四杯目は山形県の『十四代特吟』
***強肴***
三陸産牡蠣オリーブ漬け
九貫目・・・対馬産穴子塩・ツメ
十貫目・・・北陸産加能蟹
しじみの味噌汁
五杯目は福島県産の『会津中将』
十一貫目・・・昆布森産馬糞雲丹
十二貫目・・・淡路産釣アジ
干瓢巻き
玉
最後のお酒は、品評会で9年連続金賞を受賞した非売品の『東豊国』
ここからは追加で・・・、
十三貫目・・・愛知県産煮ハマグリ
十四貫目・・・銚子沖金目鯛
十五貫目・・・大間産中トロぎし
最後のデザート・・・キンカン
以上が大将おまかせのお鮨に合わせた日本酒のマリアージュです♪
勘定は三人で¥35000前後とかなりCPが高い美味しいお鮨で、和知さんの人柄も含めて改めて【小判寿司】の魅力を再確認致しました♪
お店を後にしたのは21時半過ぎ、今回は女性陣は6種類の日本酒を飲んで帰りの車の中では大爆睡、一人ハンドルを握り知人を佐倉の自宅に送り帰宅したのは午前2時半過ぎでした。
翌日の仕事が辛いヨ~( ノД`)シクシク…
これで一日で巡る、茨木県の笠間稲荷を参拝し栃木県那須の鹿の湯♨に浸かり福島県磐城棚倉の【小判寿司】で美味しいお鮨を食べる旅は終わり帰京し翌日から仕事中心の現実です、旅費を稼ぐために頑張るぞ~!
「ご馳走様でした」
★★★★★投稿時マイランキング3位★★★★★
今回ご紹介するのは、福島県磐城棚倉町という僅か人口約1万4千人の小さな山里の町に全国の食通が足繫く通う寿司や【小判寿司】の5度目のレビューです。(食べログ投稿時4・21、2018食べログアワードブロンズ)
東京を出発し、常磐道那珂ICで降りてR118を走り奥久慈を抜けて最初の目的地磐城棚倉へ、今回も前回同様グルメ女子を連れて私と相方含め3人での訪問です。
お酒な好きなグルメ女子、大将の和知氏に事前に何合呑むか申告し後は大将におまかせのペアリングでお願いします。
コースはいつもの様におまかせの藍(十二貫・巻物・玉)¥6000です♪
まず最初のお酒は超辛口純米の『大那』(栃木県大田原市・菊の里酒造)
お通しは煮タコ(写真失念)
一貫目・・・徳島産フッコ(鱸の子供)
二貫目・・・閖上産赤貝
三貫目・・・ニュージーランド産ミナミマグロ赤身
二種類目のお酒は純米吟醸酒『紀土』(和歌山県海南市・平和酒造)
四貫目・・・九十九里産ハマグリ煮
五貫目・・・佐賀産小肌
六貫目・・・北海道増毛産甘エビ昆布〆
七貫目・・・釧路産サンマ炙り
三種類目のお酒は特別本醸造酒『霧筑波』(茨木県牛久市・浦里酒造)
八貫目・・・ニュージーランド産ミナミマグロ中トロ
九貫目・・・函館恵山産ムラサキ雲丹
十貫目・・・対馬産穴子
四種類目のお酒は小布施ワイナリーが誇る『ソガ ペール エ フィス』(長野県小布施町・小布施ワイナリー)
十一貫目・・・相馬産サワラ
十二貫目・・・宮城県金華沖産金華鯖のバッテラ
巻物・・・かんぴょう巻き 玉
五種類目のお酒は品評会で9年連続金賞を受賞した非売品『東豊国』(福島県石川郡・豊国酒造)
追加で・・・、お通しで出た煮タコが美味しかったので再度注文♪
十三貫目・・・対馬産アカムツ(ノドグロ)
女性陣はここで〆。
私はお酒を呑んでいないので更に追加で・・・、
十四貫目・・・萩沖産アラ
十五貫目・・・再度対馬産アカムツ
十六貫目・・・北海道産イワシ
以上が3人で呑んで食べた内容で3万チョとオーバーと一人約1万のCPの高さです(^0^)
お酒に関しては私は呑まないのでその美味しさは分かりませんが、女性陣曰くお鮨に合う和知氏のペアリングは最高だそうでお鮨がさらに美味しく感じるそうな・・・。
お鮨に関して全国から集めるブランドの魚を用いて、更に魚の美味しさを技を用いて引き出す鮨は間違いなく美味しく全国から食通の方々が【小判寿司】に通う魅力ですね♪
また、鮨の美味しさを更に引き立てるのが大将である和知氏の人柄、福島なまりの方言がどこか懐かしく、まるで自宅で寛いでいるかの様な錯覚さへ覚えます。
訪問するたびに魅力が増す【小判寿司】
福島を代表する鮨屋である事は間違いないです。
「ご馳走様でした」
★★★★★投稿時マイランキング3位★★★★★
今回ご紹介するのは、福島県東白川郡棚倉町で孤高の寿司職人・和知氏が繰り広げる「小判寿司」さんのレビューです。
先月に続き2ケ月続けてグルメ女子と相方を引き連れての遠征で、今回はグルメ女子に「小判寿司」のお鮨を食べて満足するか?の弾丸日帰りグルメツアーです。
このミスグルメ女子、私の食の師匠でありミシュラン店ばかり食べ歩いている強者の女性でとにかく辛口批評で妥協を許さない日本酒好きな方。
12時半の予約少し前にお店に到着し車を店舗横の駐車場に停め店内へ。
注文はいつもの様に、鮨おまかせ藍12貫+巻物のコースでシャリを大き目でお願いします。
さっそく、グルメ女子と相方はお鮨に合う石巻のお酒日高見・弥助を注文します。
お通しはイカの塩辛、私は酒蔵の仕込み水を火入れしたお水とお茶で乾杯です。
おまかせ握り藍で提供された12貫は・・・、
一貫目・・・大分県産天然鯛
二貫目・・・瀬戸内産タイラギの巻物
三貫目・・・小肌
四貫目・・・大間産本マグロ赤身
五貫目・・・生のミニイクラ丼
六貫目・・・九十九里産煮ハマグリ
七貫目・・・沖縄産車海老
ここでグルメ女子が二杯目のお酒を注文、銘柄は和知氏と酒談議して決めたのが小布施ワイナリーの「Sogga pere et fils」酵母菌 6号酒でワイングラスに注いで頂きます。
グルメ女子曰く「このお酒お鮨によく合い美味しい」
私は横で、グルメ女子と和知氏と酵母菌1号~酵母菌7号までのお酒のマニアックな話を聞いていますが、下戸の私には全く分からずお茶をお代わりして関心しながらうなずいているだけ・・・。
八貫目・・・大間産本マグロ中トロ
九貫目・・・宮城女川産サンマ
十貫目・・・対馬産穴子(塩・ツメ)
十一貫目・・・利尻島産ムラサキ雲丹
十二貫目・・・大分津久見産〆サバ
巻物・・・干瓢巻き+玉子焼き
椀物・・・海老頭の味噌汁
ここでまたまたサプライズ!
相方とグルメ女子が次に何を飲もうか迷っていると、親方の和知氏の日本酒コレクション棚から全国新酒鑑評会で8年連続金賞(現在は9年連続)を受賞した非売品の「東豊国」を二人のワイングラスに注いでくれる。
日本酒好きな方はご存知と思いますが、福島県は新酒鑑評会で金賞受賞数が日本一の酒どころです。
また、この「東豊国」も地元福島は石川町に酒蔵を構える豊国酒造のお酒で、阿武隈山系の伏流水と使用米は福島県石川町産の美山錦のみを原材料にメイドイン福島に拘った手作りのお酒で余り流通しない幻のお酒。
その鑑評会用の金賞を取った非売品のお酒を特別に提供してくれる和知氏の優しさには女性陣2人もチョ~感激です。
下戸の私は食べる事に専念し、追加の握りをお願いします。
十三貫目・・・北海道産ボタン海老
十四貫目・・・九貫目に出された女川産サンマをお代わり
以上が今回のランチで頂いた14貫+巻物の内容で今回も大満足です。
前回も述べましたが、お鮨の全国から集める魚もさることながら「小判寿司」のシャリが半端じゃなく旨いのです。
この辺りは研究熱心な和知氏のことだから、お米や料理に使う水など色々と試行錯誤されている様で、シャリの表面が硬く中はふぁ~とした逆アルデンテの米粒と米粒に空気感が入った絶妙な食感のシャリは、全国広しと云えでもなかなかお目にかかれません。
特に口うるさい銀座界隈の鮨屋を食べ歩いているグルメ女子が、日本酒の美味しさとシャリの美味しさには圧倒されたようで、訪問前に「満足しなかったら許さないから~」と脅かされていた私も面目躍如です。
グルメ女子曰く「ネタだけなら東京の2万~3万前後の鮨屋の方が値段が高い分築地の良いネタを扱っているが、シャリの美味しさはなかなか真似が出来ないとやはりシャリを絶賛し、日本酒の種類の豊富さと親方の知識や非売品のお酒を提供する優しさには感激だわ」ととても気に入ってくれました。
改めて、これだけの高級ネタを揃え美味しいお鮨を提供すれば銀座界隈では2万は間違いないでしょうが「小判寿司」は呑んで食べて1万でお釣りがくるのですから、少し遠いですが都会人からしたらメチャメチャCPが高い優良店と感じるのではと思います。
特に私の様に東京生まれの東京育ちで都会暮らしに疲れている人間にとっては、日帰りでも通いたくなるお店で帰りに♨に浸かるプチ旅行は精神的にも気分転換になり旨い鮨と温泉♨のセットプラン、最高の贅沢です。
「御馳走さまでした」
★★★★★投稿時マイランキング2位★★★★★
今回ご紹介するのは、福島県東白川郡棚倉町で日本各地から産地直送で素晴らしいネタを提供する拘りのお寿司屋さんで私が個人的に一番好きなお店「小判寿司」さんのレビューです。
久慈川に沿った茨木北部・福島南部のドライブを兼ねたグルメ旅で一番のメインイベントが「小判寿司」さん。
今更食べログ福島県1位の「小判寿司」をご紹介する必要はないと思いますが、簡単に説明すると人口1万5千人の磐城棚倉という寂れた城下町で孤高の職人和知氏が繰り広げる素晴らしい寿司店。
本日頂いたのもいつもの様に、おまかせ藍(握り12貫巻物1巻)¥5500。
先ずはカウンター席に座り、相方が十四代・酒未来1合を注文、私はお茶で乾杯です。
お通しは蛸の桜煮と姫栄螺です。
鮨おまかせ握り藍で提供された12貫は・・・、
一貫目・・・10日間寝かせた奄美産スジアラ
二貫目・・・新子
三貫目・・・苫小牧産北寄貝の炙り
四貫目・・・ボストン産本マグロ赤身ヅケ
五貫目・・・浜中産北海シマ海老(写真失念)
六貫目・・・3時間蒸した黒アワビ煮
七貫目・・・淡路産一本釣りの鰺
八貫目・・・ボストン産本マグロ中トロ
ここで相方が二合目に石巻産「日高見弥助」を追加!
九貫目・・・長崎県対馬産穴子
十貫目・・・生イクラのミニ丼
味噌汁・・・あら汁
十一貫目・・・函館恵山産ムラサキ海胆
十二貫目・・・釧路産イワシ
一巻・・・かんぴょう巻き&玉子焼き
私だけ追加で・・・、
十三貫目・・・4日間寝かせた大分産タイ
十四貫目・・・川奈産地金目鯛
十五貫目・・・呼子産ヤリイカ
総15貫が本日食べた内容で、全てが本当に美味しく感動致します。
又、ネタもさることながら表面が硬く中はふぁ~とした逆アルデンテのシャリが本当に美味しいのです。
お水は酒蔵の仕込み水を一度火入れして冷した水でお米を炊いているそうで、このシャリの美味しさは銀座界隈のミシュラン店の鮨屋でもなかなか味わえない美味しさです。
この美味しいお寿司と拘った日本酒を食べて2人で¥15000でお釣りが来ます。
凄く安いと思いませんか?
そう「小判寿司」の素晴らしい処は美味しいお寿司と拘ったお酒だけではなくCPも素晴らしのです。
この内容でこの価格では、先ず東京では無理です。
他にも、私がわざわざ東京から足を運ぶ理由は美味しいお寿司とCPの高さもあるのですが、最終的には親方和知氏の人柄で福島弁のなまりが又大変居心地の良い雰囲気を醸し出してくれます。
何度足を運んでも感動させてくれる和知氏のお寿司には感謝、感謝です。
「御馳走さまでした」
★★★再訪(新たに写真を30枚アップしました)・投稿時マイランキング4位★★★
磐城塙の「湯遊ランドはなわ」で温泉に浸かった後は、磐城棚倉に戻り予約をしていた「小判寿司」さんに向かう(食べログ投稿時3・94)
「小判寿司」さんに訪れるのは今年の4月以来3か月ぶりの訪問で、今回も注文したのはおまかせの藍¥5500のコースでシャリは大きめとリクエストする。 それと家内は日本酒の「十四代・播州愛山」を一合¥1200をお願いする。
そして、お酒と自家製塩辛のお通しが運ばれ、私にはお水とお茶が運ばれる。早速、家内がお酒をいただくと「とても奥行きが深くて美味しいお酒」と絶賛する。下戸の私にはお酒の味は分からないが香りだけ匂ってもとても良い香りで美味しそうなお酒であった。
又、お通しの塩辛も少しお裾分けしてもらい賞味したがゆずの香りとイカの腸が仲良くコラボした、とても上品で美味しい味の塩辛であった。
先ず最初に白身魚の鱸から煮切りを付けてお皿に運ばれる。~以下は前回同様個別に0・25単位で論評~
スズキ・・・徳島の名人・村公一氏が〆た鱸で、これが本当に鱸なのかと疑いたくなるぐらい甘くて美味しい(5・0)
小肌・・・前回食べた時と同様、酢の〆具合が良く前回よりも美味しい小肌であった(4・75)
北寄貝・・・北海道は釧路・白糠産で、鮮度が良く甘味はあるが個人的には前回の赤貝の方が好みであった(4・25)
煮アワビ・・・北海道は松前産の蝦夷鮑で、今までにこれほど美味しい煮アワビは食べた事がない、素晴らしいの一言(5・0)
ヅケ・・・今回は南太平洋産のミナミマグロ(インドマグロ)、前回の本マグロ(クロマグロ)に比べて甘味が強く蕩けて美味しい、ただ、本マグロ(クロマグロ)の方が若干旨味が強いと感じた(5・0)
ボタンエビ・・・松前産のボタンエビで身は厚く旨くてとろける美味しさ(4・5)
カツオ・・・小判寿司さんのカツオは本当に美味しい、延縄漁法で漁獲したカツオを素早く処置し鮮度を保ったまま市場に出る愛媛県産のカツオで、カツオ独特の臭みが一切なく甘くて本当に美味しい(5・0)
トロ・・・こちらもミナミマグロの腹の部位のトロで本当にとろける旨さ、とろけるトロが好きな方は本マグロよりミナミマグロをお勧めする(4・75)
イワシ・・・銚子産のイワシでとても鮮度が良く脂の乗りも十分なイワシ、シャリにイワシがミルフィールの様に三枚重ねになり二度美味しい一貫(4・5)
穴子・・・前回同様、この穴子は言葉では表せない美味しさで白焼きと煮アナゴと半分ずつ味わえるアナゴ好きには答えられない逸品(5・0)
スミイカ・・・前回は写真を失念したが、今回はしっかりと撮影する。やはりお寿司には大分県産のスミイカ(甲イカ)は相性が良く旨くて美味しい(4・25)
雲丹・・・今回は前回の馬糞雲丹と違い北海道は浜中産の北ムラサキ雲丹、馬糞雲丹ほど濃厚ではないが逆に旨味は強い美味しい雲丹であった(5・0)
かんぴょう巻き・・・前回も述べたが唯一私の好みではない一品でかんぴょうの味つけが若干甘すぎる(3・0)
玉子焼き・・・出汁巻きと白身魚と海老で作る二種類の玉子焼きで、丁寧な仕事ぶりである(3・75)
12巻+巻物・玉子焼きと一通りのお寿司が出た最後は味噌汁が出て藍のコースは終了だが、ここから追加で3巻いただく。
追加のアジ・・・きょう食べたお寿司の中で(かんぴょう巻きを除く)一番残念な味のアジで、鮮度は良いが脂の乗りがイマイチで東京の寿司屋でも食べれる対馬のアジであった(3・5)
最初に食べた鱸と迷ったがやはり違う青森県産のヒラメの昆布〆を追加する
追加のヒラメ・・・昆布の〆方も申し分なくヒラメの旨味が十分に引き出されていてとても美味しい逸品であった(4・75)
追加のヅケ・・・こちらもミナミマグロだが、煮切りとの相性が抜群の逸品である(5・0)
今回もとても満足出来る内容のお寿司でお酒と追加のお寿司を含めて二人で約¥14500でCPも申し分ないと思われる。
前回評価は4・6だったが、今回は0・1上がって私としてはかなり高評価の4・7とさせていただく。
「ご馳走様でした」
**********************************************
ついに、記念すべき100回目のレビューは福島県磐城棚倉にある「小判寿司」さん。
初回レビューが長野県戸隠の「うずら家」さんを投稿したのが昨年の4月、初投稿の時は何回も何回も修正・修正でレビューの検疫をパスする書き方が分からず心が折れそうになったが、やっと100回目のレビュー報告を出来る事をレビュアーの皆様に心から感謝申し上げます。
会津路の旅の最後は何処で夕食を食べるか?と頭を悩ませる。
喜多方から裏磐梯を抜け車を運転中ずっと迷っている中、とっさに頭に浮かんだのが会津の「田季野」さんと棚倉の「小判寿司」さんの二軒、「田季野」さんは先月に食べたばかりなのでここはやはり「小判寿司」さんで食べようと早速TELして予約を取る。
一般道で勢至堂峠を超え天栄村経由で棚倉へ、磐城棚倉駅を超え寂れた商店街を進むと左側にお店があります。
お店の隣の駐車場に車を置き、早速暖簾をくぐります。
カウンターに着席し、おまかせの藍¥5500を注文。一貫ずつ煮切りを塗り此方の食べるペースに合わせて出してくれる丁寧な仕事。
鯛・・・三日ほど寝かせたとても甘味がある鯛で塩でいただいたが今まで食べた鯛の中でも一二番に美味しかった(5・0)
赤貝・・・愛知県渥美半島産の赤貝で身も厚く赤貝独特の甘みも十分。(4・75)
こはだ・・・酢の締め具合が程よく上品な一品で美味しい。(4・5)
づけ・・・紀伊勝浦産のクロマグロ、赤身独特のマッタリしたお味でとても美味しく煮切りの味も絶品。(4・75)
はまぐり・・・貝の大きさはやや小さめだが身は厚くしっかりしたお味(4.0)
カツオ・・・此方のカツオも本当に美味しくやはり一本釣りではなく何とかという漁法で取ったカツオだそうです。漁法の名前は忘れましたが一本釣りは船が満席になるまで漁をするのでタイムロスがあり味が落ちるそうです。(5・0)
シャコ・・・瀬戸内産・身が厚く食べごたえのあるシャコ(3・75)
中トロ・・・紀伊勝浦産・生マグロの独特の蕩けるけどさっぱりしたお味でくどさが残らない本物の味(5・0)
北海シマ海老・・・根室標津産・何とも言えない甘味のある海老で何度食べても癖になる味(4・5)
アナゴ・・・このアナゴは言葉では表せない美味しさ、白焼きと煮アナゴと半分ずつ味わえるアナゴ好きにはとても嬉しい逸品(5・0)
しめ鯖・・・若狭産・酢の〆方が私好みでとても美味しかった(4・5)
馬糞雲丹・・・根室産・この時期、利尻産は早いそうで根室産を使用との事、味は馬糞雲丹独特の濃厚さで甘味がとても強い美味しい雲丹(5・0)
かんぴょう巻き・・・此方のかんぴょう巻きが今回食べたお寿司の中で唯一私の好みの味ではなかった一品でかんぴょうの味が若干甘味が強すぎた。しかし、甘党の方なら美味しいと感じるのではないか(3・0)
玉子焼き・・・出汁巻きと白身魚と海老で作った玉子焼きと二種類出たが両方とも手の込んでいる仕事ぶりが良く分かる一品である(3・75)
金目鯛・・・銚子沖産・追加で頼んだ一貫、さすがに銚子沖の金目は脂が乗り美味しい(4・5)
スミイカ・・・鹿児島産・見た目が肉厚で美味しそうだったので最後に追加で頼んだ一貫、甲イカ(スミイカ)独特の甘味があり塩でいただくが最後に写真を撮り忘れた(4・0)
全部で追加も含めて寿司14巻と巻物・玉子焼きの素晴らしい内容のお寿司であった。とくに福島の内陸の地である棚倉でこのような美味しいお寿司に巡り合えた事は最高の幸せで100件目のレビューとして記念すべきお店である。
強いてマイナス点を申しならガリが自家製ではない事ぐらいだが、奥様と二人で営んでいるのでそこまで手が回らないのも理解出来る。
そして、被災地の小さな棚倉という海が遠い内陸の田舎町でここまで全国の良いネタを仕入れている和知さんには今後ますます頑張って福島の食を発信するリーダーシップになって頂きたいと願うばかりで私の好きな福島が早く元気を取り戻して頂きたい。
「ご馳走様でした」
3位
2回
2019/10訪問 2020/08/29
群馬県桐生市の山の中から週3日~4日、築地市場に通い自分の目で目利きをする大将の斉藤氏が握る極上の熟成鮨がお勧めです。
海なし県の群馬県では、未だ他店では少ない生の極上鮪を提供するのも「すし処・さいとう」の特徴です。
今回ご紹介するのは、500件目のキリ番でご紹介した群馬県桐生市の山の中で孤高の寿司職人斎藤氏が営む「すし処・さいとう」の再訪レビューです。(食べログ投稿時3・69)
前回のレビューでも述べましたが、大将の斉藤氏は海なし県の群馬県の山の中で週3回は築地市場に足を運び自らの目利きで魚を仕入れる拘りの寿司職人です。
前回訪問した時に「11月~12月は魚が美味しいので来店するといいよ」という大将の言葉が脳裏に浮かび、急遽日帰りで群馬・桐生市に足を運びました。
羽生の日帰り温泉「湯ったり苑」から急遽TELをし7時に予約を入れ佐野経由で桐生市に車を走らせます。
店舗に到着し、店内に入ると先客は一組で落ち着いた雰囲気の中でカウンター席に腰掛けます。
此方のお店はメニューがありません、店主斎藤氏のおまかせコースのみで¥10000~になります。
最初はウーロン茶で乾杯で、前菜を含めたお料理3品です。
一皿目の前菜、カンパチの塩焼き・蒟蒻・出汁巻き・一本釣りのタラコ・青菜の胡麻和え・・・一本釣りのスケソウダラのタラコが絶品
二皿目の氷見産ブリの大根サラダ・・・氷見産ブリが絶品
三皿目の佐島の雌タコの柔か煮・・・タコの柔らかさと煮凝りが美味しい
最初にネタを切り、寝かせていた江戸前のおまかせ鮨の始まりです。
一貫目・・・東京湾産スミイカ
二貫目・・・山口県萩産赤貝
三貫目・・・明石産鯛
四貫目・・・神奈川佐島産サユリ
五貫目・・・三重鳥羽産車海老
六貫目・・・キロ¥3万7千204キロ大間産本鮪漬け
七貫目・・・大間産本鮪中トロ
八貫目・・・東京湾産小肌
九貫目・・・九十九里産煮ハマグリ
十貫目・・・噴火湾産北寄貝
十一貫目・・・瀬戸内産平貝
十二貫目・・・神奈川佐島産煮タコ
北寄貝柱のお吸い物&漬物
十三貫目・・・東京湾産黄金アジ
十四貫目・・・瀬戸内産シャコ
十五貫目・・・根室産バフン雲丹
十六貫目・・・羽田沖産アナゴ
十七貫目・・・玉(芝海老)
十八貫目・・・鉄火巻き&かんぴょう巻き
以上がおまかせコースの内容です。
この日の金額はは烏龍茶を入れてジャスト¥10000!
キロ3万7千の大間の鮪を使用し料理3品と18貫の鮨、この内容で一人一万円は安いと思いませんか?
桐生の山の中の自宅で大将一人で営む孤高の鮨店。
家賃も人件費も掛からないからこそ原価比率に7割前後掛けられる究極の熟成鮨。
少し立地条件が悪いですが、その悪条件を上回る美味しいお鮨は金額も含め魅力的な鮨屋である事は間違いないです。
近年、群馬県には前橋の「割鮮たけ花」や桐生の「馳走筏や」、館林の「恵三」や「鮨おばな」など魅力的なお店が輝き始めた事は、地方都市に頑張っていただきたい私には嬉しい限りです。
「御馳走さまでした」
★★★投稿時マイランキング6位(食べログ評価3・53)★★★
時系列通り通りですと「たまむらとうふ」の後にこちらの「すし処・さいとう」へ向かい食事をしました。
又、今回のアルゴリズム改正に伴う評価基準の変更により「すし処・さいとう」が群馬県ランキングが5位にアップしたので改めて文章を少し修正いたしました。
*********************************
今回は食べログ投稿を始めた時の目標の500件目という事なので時系列からは少し外れますが、マイレビュアー様が2015年度の1位に推し素晴らしいお店と推薦してくれた群馬県の「すし処・さいとう」さんのレビューで谷川温泉の帰路に立ち寄りました。
そして、右も左も分からない状態で始めた食べログレビューも500件目達成は皆様の温かい応援と数あるお店のご協力のおかげと感謝申し上げます。
ちなみに初レビューは、私の大好きな蕎麦レビューで長野県戸隠の「うずら家」さんで以下・・・、
1件目・・・うずら家(長野県)
100件目・・・小判寿司(福島県)
200件目・・・岩さき(京都府)
300件目・・・長田in香の香(香川県)
400件目・・・友永パン(大分県)
500件目・・・すし処さいとう(群馬県)
話を戻して、こちらの「すし処・さいとう」は群馬県桐生市相生にある山の中の一軒家で公共交通だと最寄り駅は上毛電鉄と東武桐生線の赤城駅からタクシーを利用するのが便利です。
今回は車での訪問なのでナビに誘導され無事到着、お店の前の駐車場に車を停め店内に足を踏み入れる。
店内は先客はおらず私達2人の貸し切り状態、まずカウンター席に座りお茶をいただき一息つく。
こちらのお店はメニューが無く、大将のおまかせで食事がスタートする。相方は大将に飲みやすいお酒をリクエストし大将が進めたのは福岡県のお酒「大吟醸・繁桝」、そのお酒を一合いただき、私はお茶とお水で乾杯。
そして、ネタ箱を取り出し、仕込みの終わった美麗に並べられているネタ箱から貝類を取り出し調理を始める。
最初の一品目は赤貝と青柳の酢の物、赤貝は宮城県閖上産で青柳は三重県伊勢湾産の貝でとても新鮮で美味しい酢の物。
そして前菜は野菜の盛り合わせ、七輪で焼いたアスパラと煮物の蓮に青菜の酢味噌和えとどれもが手が凝っていて美味しい。
続いて、大将が「何か食べたい刺身はありますか?」と聞くので即答で「とり貝」と答えると[b:生のとり貝を切ってくれ、その後ネタ箱から紀伊勝浦産のマグロを取り出しお皿に添えてお造りを提供してくれる]。
さっそく箸を付けとり貝からいただくが新鮮で甘くて何とも言えない伊勢湾産のとり貝、本マグロも箸を付けるが口の中で甘く溶けていく天然マグロ独特の旨さ。
これだけのも十分満足する美味しさでますますこれから握られるであろうお鮨に期待値が高まる。
そしてそしてメインのお鮨の始まりまりですが、「すし処さいとう」のお鮨はいわゆる熟成鮨で、一貫一貫丁寧に仕事が施され、よく街屋の寿司屋にありがちな酢飯の上にネタを乗せただけの鮨とは一線を画す拘りのお鮨で大将が週3回は往復5時間掛けて築地まで仕入れに行く徹底した拘り。
握り前に大将がネタを見せ、一貫目のスターです。そしていつもの様に江戸前の基本であるシャリは大きめにお願いする。
スミイカ・・・一貫目から素晴らしいスミイカ、口の中で旨味が充満する(5・0)
赤貝・・・宮城県閖上産の赤貝、貝の旨味が凝縮している一貫(5・0)
ヒラメ・・・宮城県金華山沖産のヒラメ、昆布〆にしてから未だ若干日が浅く熟成度はイマイチだが十分美味しい(4・5)
サユリ・・・サユリの上に車海老のみそで作った朧が乗る上品な一品(4・5)
とり貝・・・愛知県産のとり貝、鮮度もさることながら兎に角旨味があり美味しい(5・0)
ヅケ・・・紀伊勝浦産の本マグロ、15日間寝かせた熟成マグロで赤身も十分溶ける美味しさ(5・0)
中トロ・・・こちらも紀伊勝浦産、熟成マグロの真骨頂(5・0)
小肌・・・船橋産の江戸前小肌、小肌鮮度といい酢の〆方といい申し分ない一貫(5・0)
、
煮タコ・・・タコも柔らかくタコの旨味も十分で納得の味(4・5)
眞子鰈・・・銚子沖で獲れた眞子鰈、熟成度も十分でヒラメより美味しい(5・0)
青柳・・・三重県の伊勢湾産の青柳、美味しい青柳だが本日のネタの中で一番感動が薄い一貫(4・0)
玉子・・・大将お手製の玉子焼き、裏漉しした黄身で焼く玉子焼きはマイルドで美味しく玉子の中には白魚(4・5)
白魚・・・淡水の白魚、シンプルな味だが白魚の旨さが引き出された一貫(4・5)
車海老・・・本当に甘くて渥美のある車海老、生で食べたかった(5・0)
お吸い物・・・出汁が効いて小柱が入っているお吸い物(5・0)
煮ハマグリ・・・茨城県鹿島灘のハマグリ、身の大きさも申し分なく絶品のハマグリ(5・0)
シャコ・・・尾道産のシャコ、シャコの旨味も十分(4・0)
平貝・・・瀬戸内産平貝、本当に美味しい平貝(5・0)
穴子・・・神奈川県小柴産の江戸前穴子、脂の乗りも十分で美味しい(5・0)
赤貝ヒモ・・・別注で頼んだ赤貝のヒモ、赤貝同様本当に美味しい(5・0)
バフン雲丹・・・別注の雲丹、根室産の綺麗なバフン雲丹、濃厚な味わいで美味しい(5・0)
以上各17貫に私が追加で2貫と繁桝1合で¥25000という内容で、どれもこれも本当に美味しいお鮨で大満足であった。
特にシャリが大変美味しく大将に聞いたところ月夜野町(旧新治村)の契約農家に特別作ってもらっているお米との事、又お酢は米酢と粕酢を1対1でブレンドしたものを使用との事。
ネタの美味しいお寿司屋は多々あるが、シャリが美味しいお寿司屋はまだまだ少なく私の中で記憶に残るお寿司屋はやはりシャリが美味しいお寿司屋である。
結局この日は私達以外に一組来店されただけで比較的余裕があり、大将と色々な寿司談議をしてお店を後にしたが、美味しいネタを仕入れに群馬の赤城から始発で築地に週3日通う姿勢は頭が下がるばかりで本当に素晴らしい寿司職人に巡り合い幸せな一日であった。
私の中では間違いなく群馬県ナンバーワンのお店で、群馬県北部に遠征した時は是非立ち寄りたいお店の一軒である。
「御馳走さまでした」
4位
2回
2018/03訪問 2019/06/26
宮崎を代表する鮨屋【一心鮨 光洋】人気と共の値段も急上昇( ノД`)シクシク…
今回のレビューは、宮崎に来たなら外せない人気の鮨屋【一心鮨 光洋】の少し値上がりしたランチレビューです。(食べログ投稿時4・18、2019食べログアワードブロンズ)
今回の大分・宮崎を巡る旅もいよいよ最終日となりました。
『シェラトングラウデオーシャンリゾート』をチェックアウトし、神武天皇を祀った宮崎神宮で参詣し、お昼を食べに向かったのが宮崎を代表する鮨屋【一心鮨 光洋】です。
今更説明する必要がないくらい宮崎の食通を唸らせる有名店で、店内にはソムリエの方もおり日本酒やワインと共に美味しいお鮨を楽しむ至福の空間です♪
今回訪問して偶然知ったのですが、大将の木宮一洋氏は2018年3月をもって【一心鮨 光洋】から退き四男に後を譲り、自らはシンガポールへと活躍の場を世界に向けるスケールの大きな方です。
お願いしたのは、握り8貫¥6000(税別)です♪
先ずはお通しとお茶で喉を潤します。
一貫目・・・アオリイカ
二貫目・・・アカスエビ(甘エビ)
三貫目・・・サワラ
四貫目・・・赤身(写真失念)
五貫目・・・中トロ
六貫目・・・カツオ
七貫目・・・アジ
八貫目・・・太刀魚
玉 あら汁
いちごのシャーベット
以上が握り8貫¥6000(税別)の内容です♪
食後の感想ですが、一貫一貫に仕事が施され美味しい鮨である事は間違いのですが、私が初めて【一心鮨 光洋】を訪れた2013年当時は8貫¥3500だったので5年で倍近い金額に、更に2016年の夜に伺った時は15貫+巻物・茶碗蒸しで¥10000だったのでかなりの上昇率です。
確かに仕事に対する姿勢やお客様に対する気遣いは素晴らしのですが、メディアに対する露出度が上がるのと比例し値段も上がり、あまり東京の美味しい鮨屋と値段も変わらなくなり地方の美味しいものを安くという良さが消された事は少し残念でなりません。
旅行の途中で立ち寄るのはアリかな~と思いますが、正直東京からわざわざ交通費をかけて食べに行きたいか?と考えると今の金額では私は少し悩みますね~。
【一心鮨 光洋】の経営方針が宮崎の鮨屋から世界の鮨屋という考えなので仕方がないと思いますが、宮崎市民にとってはたぶん敷居の高いお店になってしまったのではないでしょうか。
「高くて美味しいのは当たり前」!
評価も料理は「4・4」を与えますが、少しCPが低いので総合評価は「4・3」と下方修正させていただきます。
やはり、東京の美味しい鮨屋より更にもうワンランク魅力的でなければ東京と同じ価格帯では魅力が薄れますね。
「ご馳走様でした」
追伸・・・写真は備忘録を掲載しています。
★★★投稿時マイランキング5位★★★
宮崎のリッチモンドホテルにチェックインし、荷物を置いてから早速夕食を食べる為予約していた【一心鮨光洋】に足を運びます。
日豊本線の遅延の為19時の予約だったがお店に入店したのは20時少し前、大将の前のカウンターに座り注文したのは「おきまり・握り15貫と巻物・茶碗蒸し・味噌汁・甘味」¥10000のコース。
大将がネタの準備をしている間に生山葵をリクエストすると、大将は山葵を擦って少し寝かせて提供してくれる。
この辺りも流石に良い仕事をしている証で寝かせることにより山葵がより一層マイルドになります。
そして、最初に出てきたネタは
ヒラメの昆布〆・・・〆加減が素晴らしくアミノ酸の旨味が凝縮(5・0)
アオリイカ・・・イカの表面に無数の包丁が入る事によりアオリイカの旨味がMax(5・0)
金目鯛・・・地元産の金目、脂の乗りが最高で溶ろける旨さ(5・0)
赤身・・・奄美産の生のメジマグロ、少し旨味が乏しい(4・0)
中トロ・・・こちらも奄美産のメジ、赤身ほどではないが脂の乗りが今一歩(4・5)
大トロ・・・トロも奄美産のメジ、包丁を入れる技で旨さを引き出している(5・0)
〆鯖・・・五島列島のサバに酢の〆方のバランスが絶妙で美味しい(5・0)
小肌・・・こちらも酢の〆方と小肌のバランスが良い(4・5)
赤貝・・・赤貝の旨味が凝縮されている素晴らしい貝(5・0)
茶碗蒸し・・・一口サイズのマイルドな上品な茶碗蒸し(4・0)
寒ブリ・・・とてもインパクトに残る一貫で口の中でとろける(5・0)
車海老・・・見た目も美しく甘味が強い車海老(4・5)
鯵・・・鹿児島出水産の鯵、文句のつけようがない一級品(5・0)
赤ムツ(ノドクロ)・・・ノドクロを蒸して飯蒸し風の一品、大変美味しい(5・0)
雲丹・・・北海道根室産のバフン雲丹(5・0)
味噌汁・・・数種類の魚から出汁を取ったあら汁(4・0)
穴子・・・脂の乗りが大変素晴らしい穴子、つめのバランスも申し分なし(5・0)
鉄火巻き・・・それなりに美味しい(4・5)
玉子・・・手が込んでいて美味しいがもっとシンプルの方が好み(4・0)
最後はデザートの最中アイスが出てコース料理は終了です。
食事中は大将といろいろな話で盛り上がるなか、以前に比べてシャリが凄く美味しくなっていたので、大将に何か特別なお米を使用しているのか尋ねたところ、大将曰く「今、お店ではシャリに凄く拘っていて、特別に農家さんにお米を作ってもらっている」との事。
また、大将が尊敬している寿司職人が東京の浜松町に居て勉強に行くと言っていたので、店名を聞いたのですが寿司屋の名前を失念してしまいました。
3年ぶりに【一心鮨・光洋】のお鮨を食べましたが、以前に増して更にお鮨が進化していて、客サイドからは嬉しい限りで改めて【一心鮨 光洋】の魅力と美味しさを再確認させていただいた(^^♪
「御馳走さまでした」
5位
2回
2017/06訪問 2018/06/20
今回ご紹介するのは、蕎麦が大好きな私が、そば処長野県で一番気に入っているお蕎麦「職人館」のレビューです。(食べログ投稿時3・70)
軽井沢での散策を終え、お昼にお蕎麦を食べる為佐久市にあるお気に入りの「職人館」に向かいます。
以前にもご紹介しましたが、職人館のオーナー北沢正和氏は農林水産省[料理マスターズ第1回の受賞者で、地元の農家が作った素材を大切にに扱うまさに地産地消を第一に考える先駆者的料理人です。
よって、拘りゆえのやや高めの価格設定で、日常的にお蕎麦を食べる地元長野県民の方々からは理解されにくく賛否両論あるのも事実で、どちらかと言えな玄人の蕎麦好きが好む志向のお店ではないでしょうか。
今回こちらのお店でオーダーしたのは、前回同様蕎麦となにか欲しい膳(村の豆とうふ、季節の一品、佐久野十割そば)¥2600×2と山里の彩りドレッシングのそばサラダ¥1500一皿で、季節の一品はリゾットとサラダを一皿ずつにしていただきました。
★お通し★
大豆の煮豆・・・大豆本来の味を大切にした味で真に農家レストランの序曲!
★村の豆とうふ★
地元旧北御牧村産の大豆で作った御牧豆腐(みまきとうふ)、2種類(新潟県笹川流れ海水と海藻を釜炊きした藻塩・フィリピン海の海塩で大きく結晶した旨味のある塩)の塩と自家製のだし醤油で頂きます。
この村の豆で作った御牧豆腐(みまきとうふ)、シンプルだけど本当に美味しい、正に大豆の味を凝縮した大人の豆腐です。
★無農薬米のリゾット★
無農薬のお米や大豆、野菜、山菜などが入ったイタリア産のパルメジャーノを使用したチーズリゾット。
改めていただくと、チーズの濃厚さは勿論ですが、初めて食べた時には感じなかった野菜の甘さが口の中一杯に広がる癖になる美味しさのリゾットです。
★季節のサラダ★
季節柄、信州産のリンゴが入った新鮮なサラダでお野菜がシャキシャキしていて凄く美味しいです。
私の様な都会人からすると、スーパーで購入する野菜がスタンダードで瑞々しい野菜には余り縁が無いのでより一層美味しく感じてしまうのかしれませんが、野菜本来の味と山ブドウのビネガーとオリーブオイルを 使った自家製ドレッシングのバランスが素晴らしいです。
★山里の彩りドレッシングのそばサラダ★
前回訪問した時に隣の方が美味しそうに食べていたそばサラダ、今回どうしても食べたく別注でお願いしました。
地元 の野菜 がどっさり乗っかったそばサラダに、オリーブオイル に醤油味の酸味 が効いたドレッシング が掛かる盛り付けが美しい一皿。
食べてみるとイタリアンテイストの美味しいそばサラダ、これはいくらでもお腹に入ります。注文して大正解でした。
★佐久野十割そば★
十割そばですが、村内産の玄そば100%を石臼挽きのそば粉で打つ拘りの十割そばで、薬味は刻み葱に辛味大根です。
つけ汁はさほど辛くない出汁の香りが良いスッキリしたタイプです。
箸に手繰って頂くと、蕎麦の香りが鼻腔を擽ります。
蕎麦自体は不揃いでのど越しは良くありませんが、蕎麦の旨味は十分感じます。
ただ前回頂いた、蕎麦の実の全紛粉で打った風味豊かな挽ぐるみ蕎麦に比べると、若干ですが風味・旨味も少し劣る様な気も致します。
〆の蕎麦湯は蕎麦の香りが強い若干ポタージュタイプの蕎麦湯で大変美味しいです。
再訪し全てを完食して改めて感じた事ですが、こちらの「職人館」は蕎麦単品でも十分美味しいのですが、それだけではお店の真髄を味わえない奥行きの深いお店で、是非色々なお料理を味わって頂きたいと思います。
特にリゾットとそばサラダはお勧めで前回も述べましたが、蕎麦屋の範疇を越えた佐久の地産地消が味わえる正に農家レストランです。
「御馳走さまでした」
★★★★★投稿時マイランキング第10位(食べログ投稿時3・68)★★★★★
今回の北信濃への旅の目的の一つに美味しい蕎麦を食べる事をテーマに掲げ東京を出た私にとって大変素晴らしいお店に巡り合えたのが今回アップする長野県佐久市にある農家レストラン「職人館」さんです。
職人館のオーナー北沢正和氏は農林水産省[料理マスターズ第1回の受賞者]で、その第1回受賞者の中には山形・鶴岡の「アル・ケッチャーノ」オーナー奥田正行氏も含まれている。
その北沢正和氏は地元の農家が作った素材を大切にに扱うまさに地産地消を第一に考える奥田氏同様日本の先駆者的料理人。
小諸の「停車場ガーデン」で時間調整したが予約時間より早く到着してしまい、のどかなお店の周りを予約時間の11時半まで散策して時を過ごす。
時間になり、古民家を移築した母屋のちょっと低い引き戸の玄関から中に入ると趣きのある店内はテーブル席と板の間席に分かれていて、テーブル席に腰掛ける。
メニューを眺め選択したのは、蕎麦となにか欲しい膳(村の豆とうふ、季節の一品、佐久野十割そば)¥2600+蕎麦大盛り¥500で全体的にメニューはそこそこ高めで蕎麦を日常生活の一部と考える長野県人の方には少し合わない値段設定。
しかし、美味しい料理を求めて都会から来る人間にしてみれば美味しければ少し高いが許容範囲ギリギリ内の値段設定と思われる。
又、季節の一品はリゾットとサラダからの選択という事でリゾットを選択する。
最初に蕎麦茶と大豆の豆が配膳され箸を付けて頂くと、何と美味しい大豆なんだ~。
素朴が故、自然の大地の味がしっかりと主張している。
以下、蕎麦と何かほしい膳の内容。
★村の豆とうふ★
その美味しい地元旧北御牧村産の大豆で作った御牧豆腐(みまきとうふ)、一緒に2種類の塩が提供される。(基本的に素材を大事にするので料理によっては薄味で塩で調整出来る嬉しい配慮)
塩は写真の左側が、新潟県笹川流れ海水と海藻を釜炊きした藻塩。
一方の右側の粗塩が、フィリピン海の海塩で大きく結晶した旨味のある塩。
その塩を軽く付けて村の豆とうふを頂くと、目から鱗が落ちるではないがこんなに大豆の味が濃厚な豆腐は初めて食べたと言っては過言ではない位大豆の旨味が凝縮している美味しい豆腐で、鰹出汁が効いた甘味のある醤油も美味しく2種類の味わいが楽しめる。
★無農薬米のリゾット★
お米や大豆、野菜、山菜などが入ったイタリア産のパルメジャーノを使用したチーズリゾット。
ここで地元の美味しい野菜を使った濃厚でありながらくどさが無い大変美味しいリゾットで蕎麦屋の範疇を完全に越えた本格的イタリアン料理が味わえる嬉しいサプライズ(^0^)
★佐久野十割そば★
最初の説明では二つとも十割そばだけと説明を受けたが、実際はサービスで十割そばと挽ぐるみそばが提供され半分ずつシェアする。
十割そばだが、村内産の玄そば100%を石臼挽きのそば粉で打つ拘りの十割そば!
一方の挽ぐるみ蕎麦は蕎麦の実の全紛粉で打った蕎麦で風味豊か!
薬味は刻み葱に辛味大根でつけ汁もなかなか上品な美味しいつけ汁!
実食して感じた事だが、兎に角蕎麦の出来が素晴らしかった。
特に各地の名店の蕎麦を結構食べ歩いてきた私にとっても期待を大きく上回る出来の文句なしの蕎麦で間違いなく私の中での長野県ナンバーワンの蕎麦である。
率直に申せば、「本当に素晴らしい蕎麦に出会ってしまった」という言葉がふさわしい佐久穂の山田舎にある農家レストランで料理の内容から考えると決して高い料金設定でな無い素晴らしいお店であった。
「御馳走さまでした」
追伸・・・私が感動した全国的に活動している料理人北沢正和氏が営む「職人館」と前回アップした趣味の近い蕎麦打ちをする藤岡氏が営む「ふじおか」の食べログ評価、両店を実食して感じた事は正直評価点数が実態と全く真逆に評価されている面白い珍現象であった。
ちなみにトリップアドバイザーでは「職人館」と「ふじおか」の評価が食べログと真逆である事が面白い。
6位
4回
2024/12訪問 2024/12/24
クリスマスのレビューは静岡県三島市にある和食の美味しい店【馳走 山傳】のレビューです。(食べログ投稿時3・66)
青春18切符を利用した静岡日帰り旅の最後はやはり三島の和食の名店【馳走 山傳】を抜きには考えられません。
静岡駅を後に熱海行の普通列車に揺られ三島駅へ!
三島駅からは徒歩で7・8分ほどでお店に到着です。
さっそく店内に入りカウンター席に座り柚子酒を頂きます♪
【先付】
蛍烏賊・平貝・ウルイ・こごみ・せとか
ヨーグルトソース掛け
【八寸】
右側の蓮の葉・・・カラスミ・そら豆・鮑味噌漬け炙り・きつね寿し
左側の器・・・雲丹・アスパラの新玉葱ソース掛け
【椀物】
鯛の新玉葱包み・ワラビ・筍
金時人参・小メロン
二杯目の静岡あらごしみかんを注文♪
【向付】
鮪・金目鯛・石鯛・鯵
【強肴】
和牛ロースバルサミコ酢添え&雲丹
【御凌ぎ】
蕗の薹蕎麦と鮑旨煮
【煮物】
白魚と牛蒡・筍の玉子〆
【お食事】
しらすご飯 止め椀 香の物
別注で大好きなだし巻き卵
【水菓子】
日本酒アイス&安納芋焼いも
以上がおまかせコースの内容です♪
やはり静岡県の駿東エリアでは頭一つ抜きんでているお店で伊豆観光や静岡へのお出かけの際には是非立ち寄りたい私のお気に入りのお店である事は間違いないです。
最近は都内から出ることが少なく遠方へ行く機会が減ってしまいましたが静岡に訪問した際は是非立ち寄りたいお店です♪
「ご馳走様でした」
今回ご紹介するのは、個人的には静岡県の日本料理で一番気にっている三島にある【馳走山傳】の再々訪レビューです。(食べログ投稿時3・63)
伊豆旅行のクライマックスは、個人的には静岡県の駿東エリアで一番気にっている三島にある日本料理店【馳走山傳】に立ち寄り夕食を頂きます。
今までは伊豆の温泉に宿泊すると帰路はだいたい沼津の「山正」か三島の鰻を食べるのが我が家のルーティンでしたが、【馳走山傳】が三島にオープンしてからは伊豆での行動範囲が変更されてしまいました。
今回も3段階あるおまかせコース(¥5000・¥7500・¥10000)の真ん中の¥7500のコース(サービス料5%・消費税)でお願いし、追加で大変美味しい出汁巻きもお願いいます。
現在、おまかせコースは値上げして¥6000・¥9000・¥12000・¥15000です。
先ずは相方が梅酒のソーダ割りで乾杯です。
★先付★
魳(カマス)炙り・胡瓜のすりおろし土佐酢
アメリカンチェリー&小倉・ヤングコーン添え
★八寸★
写真の左上から時計廻りに・・・、
・アスパラ&雲丹、新玉葱ソース
・鱧の棒寿司
・栄螺旨煮
・京鴨ロース旨煮
・鯛昆布〆・白子西京漬け・香味まぶし
★椀物★
鱧の吉野打・小メロン・柚子・糸瓜
★向付★
境港産本鮪・川奈産金目鯛・九州産キハタ
相方が追加で静岡の地酒「磯自慢」をお願い致します。
★焼物★
桜鱒西京漬け・すじこ西京焼きおろし
★煮物★
蛸の柔煮・白バイ貝・丸茄子・小松菜ジャコ
★蒸し物★
鰻と冬瓜の博多蒸し(写真失念)
★お食事★
鮎と新生姜ご飯・味噌汁・香の物
追加の出汁巻き玉子
★水菓子★
凍豆腐黒蜜掛け
以上がおまかせの¥7500(サービス料5%、消費税別)の内容です♪
旧東海道の宿場町三島で大満足の晩餐で、一品一品味わい深い内容です。
刺身も冷凍物は一切使わず生の魚ですので、美味しいこと間違いなしです。
それもそのはず、こちらの魚も修善寺の【魚梅】から仕入れているので、クオリティの高さは折り紙付きですね♪
感慨深いのは、初めて【馳走山傳】を投稿した時、口コミ数1件・評価点数も3・00と食べログでは最低評価でしたが、現在では口コミ数も15件、評価点も3・63とうなぎ上りの赤丸急上昇中で、最近では予約を取るのも大変な人気店へと成長したようです。
三島で旋風を起こす山下氏、今後の成長にますます期待したい新進気鋭の和食職人に目が離せません(^^♪
「ご馳走様でした」
今回ご紹介するのは、私が個人的に静岡県で一番気に入っている懐石料理を提供する和食のお店「馳走・山傳」のレビューです。
前回伊豆旅行の帰りに初めて訪問し、すっかり気に入ってしまった「馳走山傳」さん。
今までは伊豆の温泉に一泊すると帰路は大体沼津の「山正」か三島の鰻を食べるのが我が家のルーティンであったが、「馳走山傳」が一昨年の9月にオープンしてからは、伊豆での行動範囲が変更されてしまいました。
今回は、山傳の八寸が食べたく¥7500のおまかせコースでお願いしました。
又、下田で購入した黒鮑を調理して下さいとお願いすると、快く受け入れてくれる我が家の様な居心地の良いサービスには改めて感謝です。
おまかせコースの内容は以下・・・、
最初にオープンして一周年という事で振る舞い酒がサービスで提供されます。
先付・・・翡翠茄子・鱧蒲焼・帆立・甚太(枝豆)
八寸・・・甘海老紹興酒漬・湯葉ひいらぎ磯部巻き揚げ・鴨ロース桑焼・太刀魚梅みそ焼き・骨せんべい・鯛昆布〆寿司
土瓶蒸し・・・松茸・鱧・銀杏
向付・・・キハダマグロ(生)・川奈産金目鯛・赤貝・クロムツの雲丹巻き
持ち込みの鮑・・・黒鮑の肝和え前浜仕立て
焼物・・・足高牛ロース諸味焼・風呂吹大根
煮物・・・落ち鮎有馬煮・鮑旨煮・冬瓜・南瓜・小倉
蒸し物・・・甘鯛蕪蒸し
食事・・・秋刀魚と栗の土鍋炊きご飯・味噌汁・香の物
水菓子・・・梨と甘夏の白ワインゼリー掛け
以上が¥7500(別途サービス料5%+消費税)のおまかせコースの内容です。
前回も述べましたが、料理一品一品丁寧に手を掛け上品な味わいで大変美味しいく接客も雰囲気もよく本当に三拍子揃ったお店です。
又CPも素晴らしく、これだけの懐石料理に相方が飛露喜の純米大吟醸を一合追加して¥20000でお釣りがくる大変お安い価格設定には三島という地方都市という事もありますが本当に頭が下がります。
今回は持ち込んだ鮑まで嫌な顔一つせずに美味しく調理して頂き、この場を借りて本当に感謝、感謝です。
三島のいや静岡の彗星の如く現れた新進気鋭の山下剛司氏が繰り広げる和の世界の「馳走山傳」、伊豆の名店になる日も近いのではないでしょうか。
「御馳走さまでした、そして大変お世話になりました」
★★★★★投稿時マイランキング10位★★★★★
今回の伊豆の旅で一番のサプライズだったのが三島に昨年の9月にオープンした「馳走・山傳」さん(食べログ投稿時3・00)、元三島グランドホテルの料理長・山下氏が繰り広げる和の世界に将来を感じるとても素敵なお店で食べログ低評価とは反比例し個人的に静岡県ナンバーワンのお店のレビューです。
下賀茂の道の駅から下田~河津~天城越え~修禅寺~三島と車を走り三島広小路駅近くにある「馳走・山傳」さんを初めて訪問する。
事前に予約の段階でお願いしたのは¥5000のおまかせコースで相方は食前に山形のお酒三百年の掟破り¥900をお願いする。
先付
帆立炙りにイチジク・サクランボ添え
土佐酢紫蘇おろし
前菜
鱧落とし・梅肉・ミョウガ添え
椀物
浅利真丈・小メロン添え
向付
マグロ(山形県飛島産)・鯛(愛媛産)・金目鯛(川奈産)
焼き物
鱸(スズキ)緑おろし
煮物
蛸柔か煮・茄子・南瓜・オクラ
追加の刺身(別料金)
アオリイカ
蒸し物
新じゃが芋饅頭の蟹餡かけ
食事
土鍋の鯛釜めし
止椀・香の物
水菓子
氷豆腐・黄な粉と黒蜜掛け
以上の内容で¥5000(別途サービス料5%+消費税)と大変お安く、そして料理一品一品は丁寧に手を掛け上品な味わいでとても美味しい。
多分東京で同じ物を食べれば軽く1万円オーバーは掛かるであろう料理が半額の5千円で食べれるCPの素晴らしさ、又お魚はあの修善寺にある高級旅館「あさば」(食べログ静岡県1位)と同じ処から仕入れる質の良さ。
そして、料理もさることながら大将の人柄がより一層食事を美味しくしてくれる。
東京一極集中の傾向にあるこのご時世で、地方都市には未だ未だ余り知られていない素晴らしい原石のお店が埋もれている。
料理もお店の雰囲気も大将を含めたスタッフの接客も三拍子揃った三島の「馳走山傳」さん。
正直、本当は秘密にしておきたいお店で食べログでの投稿を控えようと一瞬迷ったが、やはり現実の美味しさと接客を含めた素敵なお店なので、少しでも情報を発信しようと思いレビューをアップ致しました。
「御馳走さまでした」
7位
4回
2020/07訪問 2020/08/24
今回のレビューは、個人的に新潟県で大変気に入っている村上市にある和食のお店【割烹 新多久】の四度目のレビューです。(食べログ投稿時3・71)
魚沼市の栃尾又温泉『自在館』を後に銀山平温泉『白金の湯』と温泉♨を楽しんだ後は、一路小出ICから関越自動車道を北上し村上瀬波温泉ICで降り村上市にある【割烹 新多久】へ足を運びます。
魚沼市から村上市まで同じ新潟県ですが、かなり距離があり移動に2時間半かかってしまい到着したのは13時過ぎ(LO13時半)になってしまいました。
店内に入り大将の山貝さんに「お久しぶりです」と挨拶しカウンター席に座ります。
今回予約の段階でお願いしたのは¥5000(税別)のコースです♪
★先付★
ズイキ&胡瓜 甘鯛のゼリー寄せ
サツマイモ蜜煮 枝豆
べっこう卵 黄身の味噌漬け
★煮椀物★
南瓜の月見蒸しすまし汁
★向付★
甘鯛 キジハタ アカイカ(剣先イカ)
★焼物★
三面川(ミオモテ)産天然鮎
&鮎の一夜干し
★箸休み★
焼茄子の冷製茶碗蒸し フルーツトマト オクラ
★温物★
ずいき鍋(ずいき・人参・大根・葱など)
★強肴★
鯛昆布〆
★お食事★
牛蒡の土鍋ご飯 味噌汁 香の物
★水菓子★
無花果シャーベット コーヒー
以上がお昼に食べた¥5000の懐石コースです♪
今回も美味しい新潟の海の幸や山の幸を思う存分堪能させて頂きました、
また、美味しいお料理はもちろんですが、大将の山貝さんと奥様の温かい接客が大変心地よくわざわざ村上市まで足を伸ばした甲斐があります。
大将と雑談をしながらの2時間強の楽しいお食事はあっという間に過ぎ去ってしまい、改めて色々とお世話になりました。
「ご馳走様でした」
※武漢肺炎と云う危機だからこそ出来る範囲で飲食店を応援しましょう(^^♪
今回の青春18きっぷを利用した山形~新潟の旅でとても楽しみにしていたのが新潟県村上市にある慶応三年創業の割烹料理店【新多久】を再々訪する事です。(食べログ投稿時3・80)
お店は市街地にあり村上駅からは歩いて20分前後、土地勘の無い街を散策するには丁度良い距離ですね♪
お店には18時過ぎに到着し名前を告げ、親方の山貝さんに挨拶してカウンター席に座ります。
今回予約の段階でお願いしていたお料理は松コース¥10000(税別)に別注で岩牡蠣です。
★先付★
佐渡産鯛の棒寿司・枝豆(青しずく)
ずいき胡麻和え・ほうずき・鮭の酒びたし
甘鯛のゼリー寄せ
★煮物椀★
真羽太&ゆうがおの澄まし汁
★向付★
ノドクロ(アカムツ)・アラ・甘鯛
★油物★
甘鯛松笠焼き(ウロコ焼き)
★箸休め★
枝豆(青雫)の冷し茶碗蒸し
★焼物★
三面川の天然鮎の塩焼き
★別注料理★
天然岩牡蠣&大根卸しポン酢醤油
★温物★
村上牛(イチボ)の炙り
★炊合せ★
茄子・小倉・人参等・・・
★お食事★
もろこしの土鍋ご飯・味噌汁・香の物
★水菓子★
フルーツポンチ
以上が松コース¥10000の内容です♪
今回で3度目の訪問になる【新多久】、改めてCPの高さには驚かされます。
同じような食事を東京で食べたなら2万円以上は当たり前で、わざわざ村上まで足を運んだ甲斐があると云うものです。
そして【新多久】のもう一つの長所は、親方の山貝氏と地元の漁師とのコネクションで,漁師から一番良い魚を直に仕入れ、新潟の旬の幸を提供してくれることではないでしょうか(^^♪
この日も甘鯛やノドクロ、三面川の天然鮎や飛島沖の岩牡蠣、村上牛と地産地消の食材が目白押しです。
また訪問時に、偶然にもカウンター席で同席した方が「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」の総料理長さんで、色々とお料理の事をご教示頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました(^^♪
これからの秋の季節は三面川に遡上する鮭料理が美味しくなる季節で、今度は秋に訪問したいと思います。
「ご馳走様でした」
今回ご紹介するのは、新潟県村上市にある老舗割烹の料理屋「新多久」さんで私が新潟県で一番気に入っているお店です。
旧安田町のヤスダヨーグルトの本社工場で美味しいフローズンヨーグルトを食べた後は、一路美人の湯で有名な月岡温泉を経由して村上市へ、
村上と言えば、越後最北の町屋が残る城下町で食文化では鮭と村上牛・鮎などが有名、又海岸沿いから夕陽が眺める瀬波温泉や景勝地笹川流れと見どころが沢山な村上市。
その村上市で、慶應3年(1867年)創業の老舗料亭が「新多久」。
創業以来屋号は『錦鱗閣』で国の登録有形文化財であったが、近年火事で建物が焼失し平成18年に新たに「新多久」で再出発し現在は5代目が後を継いでいる老舗料亭で村上では「料亭・能登新」と並んで地元では有名な料亭である。
今回はお昼の季節料理・梅¥5000(税別)をお願いしました。
先ずは相方が村上のお酒〆張鶴を一合注文する。
***付け出し***
甘鯛の葛寄せ
小鯛の棒寿司
胡瓜の胡麻和え
***椀物***
トウモロコシのすり流し
***向付***
粟島の漁師から直接仕入れた鮃(1日熟成)
岩船産天然鯛(朝〆)
***油物***
岩牡蠣のあられ揚げ
***箸休め***
枝豆(湯上り娘)の冷し茶碗蒸し
***焼き物***
三面川の天然鮎の塩焼き
***酢の物***
モズク・渡り蟹・無花果
***温物***
丸茄子とモロヘイヤ・真丈の炊き合わせ
***御食事***
土鍋で炊いた牛蒡揚げご飯&味噌汁&香の物
***水菓子***
バニラアイス&珈琲
完食し終わった感想は、食材の品質を含め一品一品全てにおいて手抜きが無く丁寧な仕事が施されていて大変美味しいという点である。
特に粟島の漁師から直接仕入れた鮃の刺身は魚の旨味を上手に引き出しており、三面川の天然鮎などは頭から骨まで全て食べれる新鮮な鮎で大変薫り高い。
又、箸休めで提供された枝豆の冷や茶碗蒸しの枝豆の味の濃厚さには驚くばかりで改めて枝豆(湯上り娘)の品質の良さを痛感させられた。
今改めて書いてて思った事だが、これだけの内容で¥5400(税込み)とは破格の安さで「新多久」さんのCPの良さを再確認させられた。
多分、同じ内容の食事を東京の銀座で食べれば¥10000はするであろう内容で、この様に地産地消に拘り地方の都市でこれだけのクオリティを提供する「新多久」さんには改めて脱帽する。
そして、料理長の山貝真介さんと弟の亮太さんには本当に美味しい料理をありがとうございますと申し上げたい。
「御馳走さまでした」
今回は私が「新多久」さんを訪問したのではないのだが知人にご紹介した所、GWにわざわざ東京から村上まで遠征し「新多久」さんを訪れ¥3240のランチを堪能したそうで、その方から、「とても美味しく家族全員すごく感動した」と嬉しい報告を受け感謝されたもので、改めて「新多久」さんの素晴らしさを痛感し、喜びのあまり再投稿させて頂きます。
「新多久」さんを簡単に紹介すると、新潟県の村上市にあり春は山菜・桜鱒、夏は三面川の鮎に日本海の岩牡蠣、秋は村上独特の鮭料理。冬は日本海ののどぐろにずわい蟹と四季折々で楽しめる魚介類や通年通して楽しめる村上牛!
又米どころの美味しいお米やお酒と村上は四季それぞれに楽しめる豊かな食材がそろっている素晴らしい土地柄で近くに瀬波温泉などもある。
「新多久」さんは、元々慶應3年(1867年)創業の老舗料亭で屋号は『錦鱗閣』だったが近年火事で建物が焼失し、平成18年に新たに「新多久」で再出発し現在は5代目が後を継いでいる老舗料亭である。
前回もレビューでランチの報告を致しましたが、私個人的には新潟県でナンバーワンのお店であり、本当に美味しく尚且つお値段が凄く安い割烹のお店で新潟県下越地方にお越しの折は是非立ち寄って頂きたいお店である。
今回は、知人が大変美味しいと気に入ってくれた「新多久」さんの報告でした。
「御馳走さまでした」
*********************************************************************
昨年の8月の秋田への帰省の往路の途中に昼食に立ち寄ったお店。
村上市内の少し分かりずらい所にお店がありナビの入力では全然違う所に案内されてしまい地元の方に案内されようやく「新多久」に到着です。
お店の駐車場に車を止めびっくり、高級輸入車ばかり並んでいるではないですか…。正直あまり期待していなかったのでこの光景には少し驚き店内に足をはこんだ。
そして、お店に入り名前を告げカウンターに案内されメニューを見、初めての来訪で様子見も兼ね¥2000のお弁当を注文。
二段重ねのお弁当箱の中に煮物や八寸に見立てた料理が入っており後からお刺身(鯛・勘八)とご飯に味噌汁が出されるコース的な内容だったが、すべてが美味しく地産地消を謳った村上の食材の味をうまく引き出していた。
とくに、ご当地自慢の鮭の焼き物はすごく美味しく、又刺身は鯛の甘味を引き出し勘八は新鮮な食感を大事に下ごしらえされていたことに感心しながら食した。
ご飯も村上近郊のコシヒカリで甘味があり久しぶりに美味しいお米で3杯もおかわりをしてしまった。(わが家の南魚沼産棚田米に匹敵するぐらい美味しかった)
デザートも手の抜かない味のアイスと美味しいコーヒーで¥2000でこの内容はCPも申し分ない内容であった。
更に驚いたことに、隣席の方々が食べていた\5000のコースが、刺身や天然アユなどすごい食材にこだわった料理内容であまりの質の良さにただただ唖然としてしまう料理であった。
私が頂いた\2000のコースで十分満足でこの内容で東京の銀座辺りで食べれば十分\4000~\5000はとられるだろう~と思いながら新多久さんの心のこもった美味しい料理に満足してお店を後にした。
総評として料理の内容・サービス・雰囲気すべてにおいて高評価で特にCPは満点の5・0を与えたい。そして総合は4・5とさせていただく。
ある意味新潟の下越地方・村上でこのような美味しいお店に出会えたことに本当に感謝するしだいで又の機会を見つけ是非再訪したいお店である。
8位
1回
2016/12訪問 2017/10/20
頑張ろう九州!17 中津の至宝♪いや大分を代表する「味あらい」(^^♪
★★★「味あら井」さんが3・82にランクアップし、大分県全体ランキングで2位になりました(^0^)★★★
今回紹介するお店は大分県中津市にある「味あら井」という割烹料理のお店で投稿時の食べログランキングは大分県全体で3位(3・81)にランクされている好評価なお店のレビューです。
「友永パン」であんパンを購入し別府散策を終え別府駅に戻り列車に乗って大分県中津に向かう。
中津は戦国武将・黒田官兵衛のゆかりの地で隠居後の如水時代を過ごした土地であり何かと黒田氏ゆかりの神社仏閣が多い町である。
中津に到着しお店にTELして場所を聞きキャリーバックを引きずりながら「味あらい」さんに向かうがなかなかお店を見つけられず再度TELしてやっとの思いでお店にたどり着く。
店内に入り荷物を置きカウンター席に座り、大将の荒井氏が軽く会釈をし飲み物を聞かれたが私は下戸なのでお茶をお願いし、予約の段階でお願いしていた¥8000のコース料理の始まりです。
ただ、こちらのお店で偶然食べログで私が一番最初に登録した信頼するマイレビューさんと隣席し、正直最初のうちは緊張のあまり何を食べたか良く覚えていないぐらいであった。
最初は煎茶¥300が出され今宵の晩餐のスタートです。
一皿目・・・百合根の餡かけ、百合根の中には味噌味の挽き肉が入っており餡にはセリが散らばる彩鮮やかな一品。
二皿目・・・平目の生肝、初めて食べた平目の肝で鮮度の良さは言うまでもないが、肝をスライスし胡麻油で仕上げた珍味で酒の肴には最高。
三皿目・・・刺身の盛り合わせ、内容はアオリイカ・ムラサキ雲丹・シマアジ・フグの薄造り・青柳・ミル貝の6点盛り、どれも新鮮で美味しくフグは臼杵の地元産、特にシマアジと青柳が逸品でなかなか味わえない美味しさであった。
四皿目・・・大トロの炙り、天草産の本マグロの大トロを軽く炙る事により、いっそう旨さが引き立った逸品。
]五皿目・・・トラフグの白子蒸し、中身はフグの白子をベースに渡蟹の身を散らばせ蟹卵がアクセントなる上品なお味の蒸し物。
六品目・・・ノドクロ(赤ムツ)の焼き物、脂の乗りも十分で本当に美味しいノドクロ、刺身で食べたい・・・と思うほど鮮度抜群のノドクロであった。
七品目・・・鱧の揚げ物(写真失念)、鱧真丈を梅肉ではないがハマグリの貝殻に入った金時人参(京人参)のソースを付けていただく。
八品目・・・鰆の焼き物の上に自家製カラスミ、鰆の香ばしさにカラスミの旨味がマッチングする逸品、こちらも酒の肴には最高の珍味。
九品目・・・フグの煮凝り、河豚皮をベースに煮込んだ煮凝りで大変美味しくカラスミにも負けない珍味
十品目・・・聖護院蕪の蒸し物、こちらも食べた方しか分からない逸品で蕪と煮アワビと車海老のコラボレーション、生海苔と餡が絶妙に食材を引き立てている。
十一品目・・・甘鯛とハマグリの酒蒸し、白甘鯛とハマグリ・平目の卵を酒蒸仕立てをポン酢に付けていただく贅沢な一品。書くまでもなく大変美味しい。
十二品目・・・・最後は雑魚ご飯に味噌汁替わりではないが、鯨と牡蠣をベースにお野菜が沢山入った味噌仕立ての鍋。
全てを完食し美味しいのは言うまでもない新井氏の割烹の世界。
全ての品が斬新で美味しい逸品で来訪者をマイワールドの世界に引き込む素手を持っておられる方で今後の期待がますます楽しみである。
「御馳走さまでした」
9位
1回
2016/04訪問 2017/05/30
今回の青春18切符を利用した四国・倉敷・大阪・京都巡りの旅で予約をした二軒の内の一軒で楽しみにしていたお店である。
地下鉄三条駅から鴨川沿いを歩き今出川へ、その一角に歴史を感じる佇まいの建物が「御料理はやし」である。
今回はランチでの利用で、お昼は4千円のお弁当と6千円・8千円の懐石コースの中から6千円のコースをお願いする。
予約の段階で、お値段の丁寧な説明があり、「お食事料金以外にサービス料+消費税で20%別途掛かります」との説明もしっかりとありこの辺りは後々支払時でのトラブル回避の説明と思われる。
又、「1階のカウンター席と2階の個室どちらが良いですか?」と聞かれたのでカウンター席と答えると「カウンター席は写真撮影禁止ですが大丈夫ですか?」と尋ねられたので、2階の個室をお願いした。
最初は春の季節らしく桜茶(ふわっと春の香り)とおしぼりが運ばれ「御料理はやし」のおもてなしが始まる。
食前酒・・・柚子酒
先付・・・イカの酢味噌和え(剣先イカ・九条葱)
前菜・・・可愛い鯛の器に入った前菜(琵琶湖産モロコ・タコ・烏賊・銀杏・紅ショウガ・大根)
椀物・・・上品なお出汁の椀物、真丈がふぁふぁで優しい出汁(海老真丈・どんこ・青菜・木の芽)
向付・・・剣先イカ・天然鯛・生湯葉・山芋
炊き合わせ・・・若竹の炊き合わせ、つくづく春を感じる(若竹・ワカメ・生麩・木の芽)
焼き物・・・みそ田楽、山椒の香りと味噌の香ばしさ抜群
揚げ物・・・湯葉と野菜のかき揚げ(牛蒡・人参・三つ葉)
煮物・・・鯛のあら煮(鯛。南瓜・牛蒡・人参・蕗)
食事・・・茶漬け・香の物
水菓子・・・柚子のシャーベット・湯葉まんじゅう・抹茶
以上の内容。
実食して私個人が感じた事は、¥6000(サービス料・税込みで¥7200)の内容を考えると品数も多く十分な内容で、どの料理も 手間を惜しまず 一つ一つが丁寧に作られていて、店主林氏の本当の意味での京料理に対する思いが感じられる。
何故かと言えば他の京都の有名店(ミシュラン店も含めて)に比べて、派手さや食材のサプライズは殆ど無く素材重視の薄味。
比較的濃い味が好きな関東人には評価が分かれるところだと思われる。
京都でも薄味の「御料理はやし」、それだけ店主が素材の味に極力拘っているのであろう。
ある意味玄人受けする京料理を提供するお店で東京の料理人がお勧めするのも分かる気がする。
「御馳走さまでした」
10位
2回
2018/10訪問 2019/01/04
美味しいですが、オープン当初より更にシャリが小さく・・・(´;ω;`)ウゥゥ
***備忘録のレビューゆえ下書き状態からの復活です***
今回ご紹介するのは、今更説明をする必要がないぐらい人気で予約がなかなか取れない銀座の【鮨あらい】の再訪レビューです。(食べログ投稿時4・47、2018食べログアワードシルバー)
初回訪問時の帰りに予約をした日が来ましたので、再びお昼のランチに伺いました。
仕事の時は一日一食しか食べない私、仕事がオフの時は美味しい物を沢山食べたい欲求が増します。
そして前回同様、大将に「わがままをお願いしますが、なるべくシャリを大きくお願いします」と言って期待と不安が交差しながら一貫目を待ちます。
一貫目・・・真鯛
二貫目・・・金目鯛
三貫目・・・スミイカ
四貫目・・・函館戸井産赤身
五貫目・・・那智勝浦産中トロ(背)
六貫目・・・函館戸井産大トロ
七貫目・・・小肌
八貫目・・・車海老
九貫目・・・赤貝
十貫目・・・青森産ムラサキ雲丹
十一貫目・・・平貝
十二貫目・・・生イクラ小丼
十三貫目・・・春子鯛
椀物・・・しじみ汁
十四貫目・・・穴子(塩・ツメ)
べったら漬け
以上がお昼の14貫コースです。
前回訪問時より、シャリが少し小さくなっている様に感じ、未だお腹が満たされなかったので追加で、
十五貫目・・・寒ブリ
十六貫目・・・〆サバ
十七貫目・・・赤身漬け
三貫追加してお茶を飲んで〆て頂きました。
食べ終わり、流石に鮨は一貫一貫丁寧に仕事されていえて凄く美味しいです(^0^)
特にマグロは部位により産地を変えるなど拘りを感じます。
また、全体的に前回の時より更にアップグレードして進化している様にも感じました(値段もアップしているので美味しいのは当たり前ですが・・・。)
ただ、前回よりシャリが小さくなったような?ならないような?
やはり小さくなっています。
お酒を呑まない私にとって、シャリの大きさは鮨屋の選択の重要なポイントで【鮨あらい】のシャリが大きいというオープン当初の姿勢は今日では完全に覆ってしまいましたね。
新井氏もオープンしてから色と々と暗中模索しているのでしょう?
新井氏には新井氏の色があると思いますので・・・。
私の様にお酒を呑まないでシャリの量を重要視する人間にとって、昨今の銀座のシャリが小さい高級鮨は場違いであって合わないのでしょう。
正直食べ終わって支払った金額と精神的満腹度を考えると三度目はないな~と思い、今回は帰り際に予約を入れないでお店を後にしました。
総評ですが、料理・味は初回より美味しくなってので4・8を付けますが、シャリが小さくなったのと値段が上がった事を考慮し総合評価は4・5とさせて頂きます。
「ご馳走様でした」
12月に発売された2017年ミシュランガイドで見事★を獲得した2015年10月銀座8丁目に「鮨あらい」をオープンした新井祐一氏。
今更であるが彼の経歴は、銀座久兵衛を経て四谷すし匠で修行し、若干33歳の若さで銀座に開店、訪問時は未だ34歳の若さの新進気鋭の寿司職人。
オープン当初、食べログのレビューを読んでいると「鮨あらい」はシャリが大きいと良く書いてあったので、酢飯が大好きでシャリの小さいサイズが苦手な私でも此処なら満足出来るのでは・・・と思い、仕事の休日に予約をしてランチタイムに訪問しました。
ビルのエレベーターを地下に下り扉が開くと、もうそこは「鮨あらい」の世界で凛とした銀座の高級な空気が漂っている。
お店の暖簾を潜ると目の前にカウンター席が現れ、エスコートされた席に腰掛ける。
今回は予約の段階でお願いしていたおまかせ14貫¥10800(税込み)のコース♪
いつもの様に大将が握る前に一言「よろしくお願い致します」と声を掛けてから「わがままをお願いしても宜しいですか?、大将の出来る範囲でシャリを大きくお願い致します」と嘆願する。
何故?シャリが大きいのが好きかと言えば、元々江戸前鮨はシャリが大きいのが鮨の始まりである事と、私は仕事をしている普段は一日一食しか食べないよう心掛け、休日だけは好きなものを沢山食べたいという欲求が強まり外出すると一日2食~3食食べる大食感に変身するオンとオフを切り替えて食べる事を趣味にしているからです。
以下「鮨あらい」で提供された14貫は・・・。
一貫目・・・眞子鰈(島根県産)
二貫目・・・伊佐木(湯引き)
三貫目・・・金目鯛(安房勝浦産)
四貫目・・・・赤身の本マグロ(境港産の背の部位)
五貫目・・・本マグロの中トロ(噴火湾産)
六貫目・・・車海老(天草産)
七貫目・・・平貝(瀬戸内産)
八貫目・・・白エビ(富山湾産)
九貫目・・・アオリイカ(長崎産)
十貫目・・・バフン雲丹(根室産)
十一貫目・・・小肌(神奈川産)
十二貫目・・・煮ハマグリ(愛知県産)
十三貫目・・・鯵(鹿児島県出水産)
十四貫目・・・穴子
蛤のお吸い物・べったら漬け
以上・・・。
簡単に感想を述べると、最初に出された眞子鰈のシャリの大きさは私が想像していたシャリより少し小ぶりで二貫目を握り前に「お願いしますが、もう少しシャリを大きくしていただけませんか?」とかなり丁重にお願いする。
すると新井氏は余り良い顔をせず、下世話の言葉を使うと「しかと」状態の対応!
写真でも判るように後半になればなるほど、シャリが小さくなる完全に私の要望を無視する仕事振り(#^ω^)
若干33歳で銀座に店を出して有頂天になっているか? 私が一見の客でもう来ないで下さいと言う意思表示かは解らないが34歳という若さから来る職人気質の傲りを垣根見た思いであった。
ただ、お鮨に関しては流石~と唸らせるだけの事はあり、築地市場でも上等なネタを仕入れているだけのお鮨を提供していた事は間違いない。
特に鹿児島出水産の鯵と蛤のお澄ましは絶品でミシュラン★を獲得するだけの評価は理解出来る。
ただ、細かい事を言えば、「鮨あらい」のシャリは米酢に赤酢を混ぜたシャリで少し塩分が強くなる故の逆効果も何貫かあった。
確かに赤酢を使う事で旨味は出るが、ネタによってはシャリとのバランスが崩れやすい点があり、マグロや金目鯛など脂が乗ったネタにはとても良いが、貝類には少しシャリがネタに勝ってしまう事も感じられシャリに関してはまだまだ研究して欲しいと願うばかりです。
完食し感じた事は、お鮨のネタは確かに美味しいが、お腹を満たす事は正直無く銀座のお鮨ランチで¥10000が高いか安いかは人それぞれだが、一貫約¥700のお鮨決して安くは無い、お酒を呑んでいるわけでも無いので、お腹を満たしてくれないシャリになんだか満たされないな~と感じてしまった。
[b:私見を申せば、少しCPにも触れた様にランチタイムに¥10800払った価値が有るかと申せは、私個人の意見はNOである。
鮨ネタに関しては一流のネタを使用しているのだから確かに美味しい。
正直美味しい事美味しいですが、鮨の品評会ではないので人間の本質であるお腹が一杯で大満足という大事な欲求を満たしてくれない対応は(客の要望を察知するのも一流の証)、私の嗜好からは少しかけ離れているお店である事は間違いないです。
総評として、鮨の美味しさだけなら4・6~4・7の評価をすますが、客の要望に応えてくれないサービスは2・0、CPも銀座ではあるがランチで1万払ってお腹を満たしてくれないので2・5、なので総合はサービスとCPを差し引いて4・3とさせて頂きます。
「御馳走さまでした」
追伸・・・帰り際に次の予約を入れ数か月後に訪問しましたが、初回以上にシャリが小さく・・・(--;
三度目はありません。
2016年度も日本中を北は北海道から南は屋久島まで旅行をし、全国の名物を美味しく食べ歩きました。
1月の九州鉄道の旅、2月の山梨遠征、3月の群馬・谷川温泉、4月の香川~岡山~京都の18切符の旅、長野・仙仁温泉、5月の秋田~青森の秘湯巡り、6月の群馬~栃木、7月の伊豆下田、8月の新潟~山形、鹿児島~屋久島、9月の茨木・奥久慈や中伊豆、10月の茨木~福島~栃木グルメ旅、北海道道南、11月の丹後半島~京都、12月の米沢~仙台、近鉄特急「しまかぜ」で伊勢神宮詣と仕事の合間を縫って東京を脱出し旅行や♨旅行を楽しんで来ました。
2017年の1月は熊本・黒川温泉~佐賀・嬉野温泉~唐津と廻る予定で、又夏には久しぶりに沖縄などにも足を伸ばしたいと考えています。
日本全国、本当に美味しい物が沢山あり嬉しい限りで,デラホーヤの産地巡りや温泉巡り、食べ歩きの旅はまだまだ継続中です。