2回
2016/04 訪問
「柊屋別館」の元料理長が繰り広げる京料理の世界♪
★★★★★投稿時マイランキング第5位★★★★★
今回の京都旅行で楽しみにしていたのが【岩さき】でのお食事で、キリ番の200件目のレビューに選択させていただいた。(撮影禁止なので料理の写真はありません)
先ず、【岩さき】の店舗は奥様の実家で2007年2月にお店をオープンするまでの経歴が素晴らしい料理人です。
最初に高台寺和久傳で5年間、そして祗園丸山で3年間、最後は柊屋別館では料理長を16年間務められたと云う履歴の持ち主で、京都の味をを知り尽くしたベテラン料理人である。
お店の場所は、市営地下鉄の烏丸御池駅で下車し、御池通りを二条城目指して歩き、シャトーイン京都を右折すると南北の釜屋通りの右側に白を基調にしたお洒落な佇まいのお店です。
今回の利用は、お昼のランチコース¥5000(サービス料・税別)で予約の12時にお店の暖簾をくぐりL型のカウンター席に着席する。
こちらの「岩さき」だが、一日昼・夜と各三組しかお客様を入れないシステムで、それ故に予約が取りにくい欠点はあるが、逆にゆとりを持って良い仕事を提供する姿勢は素晴らしい。
ただ、残念な事に最近料理の写真撮影は禁止されたようで、料理の写真は今回は無いのであしからず。
そして、微かの記憶でレビューするので若干、食材に誤りがあるかもしれに事をご承知下さい。
¥5000のコース料理だが、私はお酒を呑まないので冷たいお茶をいただいたが、出て来たお茶がいり番茶でとても美味しく最初からかなりの期待感大です。
先付・・・豆乳をベースにした引き上げ湯葉に馬糞雲丹が添えられた見た目も美しい一品。 引き揚げ湯葉は上品に甘くアクセントに雲丹の香りと上手く調和した美味しい一皿。向付愛媛の天然鯛・ホタテ・剣先イカに大根のツマと本山葵が添えられた一皿。
天然鯛は、本日魚河岸に届いた魚のようで鮮度は抜群な鯛、又剣先イカやホタテも十分な甘味があり刺身より寿司で食べたい一品でした。
椀物・・・今までに食べた事のない程、美味しかった鱧豊年の椀物が運ばれる。
お椀の蓋を開けた瞬間、鰹だしの芳醇な香り、そして見た目も美しい鱧しんじょう、鱧しんじょうに細切りされた冬瓜が流しそうめんの様にしんじょうとバランスよく添えられている。
肝心の味の方は文字では表現出来ない位、素晴らしい上品で奥ゆかしい味で鱧のすり身とすまし汁の絶妙なバランスの椀物は初めて味わいました。
鱧豊年があまりにも美味しかったのでどのように作っているか尋ねたら「鱧に道明寺粉をまぶして揚げたもの」と奥様から説明を受けました。
椀物の余韻にしたっていると焼き物が運ばれてきます。
焼物・・・本日の焼き物は初夏を代表する魚・丹後産の鱸。
こちらのすずきは淡泊な魚であるが、夏の鱸は脂も良くのり、美味しい魚でした。
凌ぎ・・・秋田の稲庭うどん。
アッサリは汁に程よいおうどんであったが、これまで出て来た料理の中では比較的凡庸な味で正直あまり感動は無かったです。
鍋物・・・鍋物で内容はシマアジのみぞれ鍋。
中身は、シマアジ・ワカメ・豆腐・梅干が入っており、シマアジから出る出汁と、アクセントとして和歌山産梅干から出る酸味が効いていて、大変美味しお鍋でした。
食事・・・〆の食事は、土鍋で炊いた丹波産の白米、
その白米に奥様の御母上お手製の、すっぽんちりめん山椒をご飯にかけて頂く。
白米は、ご主人の岩崎氏の実家で作っている丹波産のコシヒカリ、土鍋で炊いているのでお米が甘く美味しいご飯に、自家製すっぽんちりめん山椒が、お米に負けずすごく美味しいちりめん山椒で、いくらでもご飯が進みお代わりではおこげを頂き漬物と共に頂き完食する。
デザート・・・蕨餅を頂き、お土産にすっぽんちりめん¥1080を購入しお店を後にし¥1080ました。
総評ですが、こちらの「岩さき」さんの料理は¥5000で、この内容は十分に満足頂ける内容でCPも素晴らしい。
今までに食した和食の中でも、トップクラスの味で特に椀物のお出汁は鱧の出汁が十分に出た絶品で大変満足なお味であった。
ただ、岩崎氏は職人ゆえの口下手な寡黙な方で接客には少し不向きな親方。
その辺りを補うのが奥様だが、気さくで明るくおしゃべりが好きな方なので人見知りする性格や静かに美味しいものを呑んだり食べたいと思う方には、少し元気過ぎるところが煩わしく感じるかもしれません。
この辺の感じ方は個人差が出ると思いますが、私は全然気になりませんでした。
後は、呑む方には営業時間(LO20時で21時閉店)から解るように岩崎氏が料理に専念し客とあまり接しないので少し料理が出るテンポが速く、ゆっくり呑んで食べたいと思う方には慌ただしさを感じる方もいるかも?
一日三組のみの接客なので、もう少し時間に余裕を持っても良いのでは?ないかと・・・。
この様に料理は◎、接客や料理のタイミングは個人差により評価が分かれるところで△、CPは呑まないと○だが、呑むとドリンクが割高なので△といったところですね。
私は、呑まないので料理の美味しさを評価して総合評価で4・7とさせて頂きます。
「ご馳走様でした」
2018/06/01 更新
今回ご紹介するのは、200件目のキリ番で投稿したミシュラン★の日本料理店【岩さき】のオリジナル商品『すっぽんちりめん』の食レポレビューです。(食べログ投稿時4・18)
ミシュラン★の【岩さき】が限定販売する「すっぽんちりめん」、知る人ぞ知る京都の隠れたお土産でしたが、以前に女優の高畑淳子さんが、某テレビ番組でこちらの「すっぽんちりめん」を紹介した為に大変人気が出て予約をしておかなければ購入しずらくなった経緯があります。
何しろすべて女将さんのお母さんが、手作りで丁寧に作るため量が限られている上(1日10袋限定、1袋1080円)、テレビの影響で全国から注文がくるようになったために、以前に比べ気軽に入手出来なくなってしまいました。
ネーミングは「すっぽんちりめん」ですが、要は京都の名物「ちりめん山椒」の事です。
では、何故「すっぽんちりめん」なのかといえば、生姜と筍を加えてすっぽんだしで柔らかく炊いているとの事!
帰京後、自宅の美味しいご飯に「すっぽんちりめん」を掛けて頂きます(^^♪
比較的しっとりとした仕上がりで、雑魚にぴりっと山椒が効いている上品な味わいで、ご飯にとても合います。
これからの暑い季節などは、冷たいお茶を掛けてお茶漬けにして食べるのもおつです♪
また、秋や冬など寒い季節にはご飯に「すっぽんちりめん」を掛けお出汁を注いでだし茶漬けにして食べるのも美味しいですよ♪
温かいお出汁にすっぽんの風味が加わり、家庭でも料亭の味が楽しめます。
勿論、お出汁にご飯と「すっぽんちりめん」を入れて卵を溶じて雑炊にするのもまた美味しいです♪
因みに我が家のお出汁は、【七味家本舗】の「おばんざいのもと」を愛用しています。
「ご馳走様でした」
追伸・・・神社の写真は【岩さき】近くにある金運のパワースポット「御金神社」の写真です。
詳しくはトリップアドバイザーに同じHNデラホーヤで投稿しています。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d7736421-Reviews-Mikane_Shrine-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html