デラホーヤさんが投稿したふじ(京都/京都市役所前)の口コミ詳細

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デラホーヤ (男性・東京都) 認証済

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閉店ふじ京都市役所前、神宮丸太町、丸太町(京都市営)/日本料理

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/04 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

木屋町に新しい日本料理の風!

     *****修正投稿*****

こちらのお店は、私に京料理の奥行きの深さと接客の楽しさを教えてくれたお店で、他のお店にもいろいろ行きたくなり、京都滞在中に烏丸御池の「岩さき」さんに直接行き、6月の予約を取り2か月後も京都を訪れる予定をいれた。

そして今年の4月、桜の季節に京都を訪れた。 前日の「辰むら」さんに続き、京都2日目のランチは木屋町にある「ふじ」さん。

午前中に蹴上から南禅寺界隈を散策しランチを取りに木屋町にある「ふじ」さんを訪問させていただいた。

場所は地下鉄東西線の京都市役所前で下車し御池通りを市役所方面へ進み御幸町通りを左折して御所方面に北進し夷川通りが交差する所にお店があります。(御池通りから数えて東西の通りの4本目が夷川通り)

最初に綺麗な佇まいの店舗の扉を開き中に入ると広い玄関が拓ける。玄関で靴を脱ぎ再度扉を開くと掘りごたつ式のL字のカウンターが現れる。

予約していた時間が13時だったせいもあるが先客が二組食事をとっている。

入り口近くのカウンター席に着きお店の奥様が美味しいお茶とおしぼりを手渡してくれる。

最初に八寸と食前酒(日本酒・・・銘柄忘れる)が出される。

八寸は写真の手前の皿から煮ダコ・そらまめ・タコめし、そして左がサザエの煮物、奥がイクラの醤油漬けと配置され桜の小枝が添えられ季節感を大事にした一皿。

味付けは京都独特の素材を生かしながら薄味に調理されておりどれも美味しい。

次に、向付(壱岐のサユリ・壱岐のアオリイカ・愛媛のタイ)

生山葵を肴にちょびちょび食前酒を呑む。そして、刺身をじっくり味わう。

タイは昆布締めにしてあり昆布の甘味が凝縮していて美味しい。サユリも新鮮、アオリイカは新鮮だがアオリイカ独特の甘味が若干弱く感じた。

椀物は桜の葉に包まれた魚のすり身(確か鰆)と菜の花が入った一品で昆布と鰹の出汁が十分に出ている美味しい汁で職人の技を感じる一品。

此処で、土鍋で炊いたご飯が出来上がり茶碗に盛られ止め椀の赤だし・香の物と一緒に出される。

先に赤だしを頂くが本当に美味しく昆布と鰹で採った出汁をベースに追い鰹で出汁を出しているのではと勝手に推測する。

次にご飯、一口食べて土鍋の炊き立てで美味しいのだが若干柔らかめでお米の甘味があまり感じない。

親方に「お米はどこ産ですか?」と尋ねると「親戚が作っている福井のコシヒカリです」との回答。
再度、私が「稲の品種はBL米ですか?」と尋ねると若干真が空き「次回までに調べておきます」との回答。

私の心の中ではたぶんBL米だろうなと感じ、変に納得する。(在来種のコシヒカリの方が粘りと甘味が強いが、いもち病に弱く新潟県の農家では9割がBL米で在来種のコシヒカリは殆ど流通しない)

そうこうしているうちに炭火で焼かれた鰆が出来上がる。

焼き物に箸をつけて口に運ぶが口に入る前から香ばしい香りが鼻をくすぐる。当然口の中に運ばれた鰆は旬もあるが甘味があって美味しい。

そして、ご飯をお代わりするとおこげのご飯が出され口にするが、やはり私は柔らかめよりおこげが入ったやや硬めの方が好きだ。

しかし、土鍋炊きのせいもあるのだが土鍋の下層部はおこげが入ったやや固めで上層部はやや柔らか目と二種類のご飯を楽しめる。

韓国ドラマ「チャングムの誓い」で見た宮廷料理人・スラッカンみたいで料理は奥が深くて楽しい。

ここで、箸休めの蓬うどんが出されたが、今回の料理の中で関東人の私にとって一番味が濃いのか薄いのか分からず中途半端な一品でした。

次の強肴は若竹とワカメにフキ、春の定番の煮物。こちらも出汁が十分に出ていて上品なお味で美味しい。

〆はイチゴと胡麻のアイスのデザート、 濃厚な胡麻のアイスとイチゴの酸味のバランスが絶妙でデザートの域を超えた美味しさ。
親方に「ジェラード専門店でも十分通用しますね」と冗談を言うと笑っていた。

今回はランチで利用させて頂いたが是非夜のコースも味わってみたくなるお店である。

総評として、お店の雰囲気も良く、若いご夫婦が真面目に料理に向き合っている姿が作られた料理からもうかがえるとても感じの良いお店。
料理の方も箸休めの蓬うどん(関東人の私の舌が味について行ってないかも?)とご飯のお米以外はすべてにおいてとても美味しく頂き親方の藤原さんにはこの場を借りて美味しい料理を「ありがとう」と言いたい。

採点はお米にもっとこだわっていれば4・6点ぐらいあげたいが箸休めのマイナスと合わせて4・5とさせて頂きます。

「ご馳走様でした」

  • 外観

  • 八寸

  • 八寸アップ

  • 向付

  • 椀盛

  • 炭火焼き

  • 焼き物

  • 土鍋ご飯

  • 止め椀

  • おこげご飯

  • 箸洗い

  • 強肴

  • デザート

  • 店内

  • 哲学の道

  • 銀閣寺

2015/08/22 更新

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