早朝から熊野古道を歩こうと決めていたのですが、全員が寝坊してしまい、先に朝食を食べることにしました。久々にぐっすり眠れた気がします。
席に付くとすぐに茶粥を入れてくれました。
私は洋食をお願いしていたのですが、洋食・和食ともに茶粥が付くそうです。
まず茶粥をいただき、サラダ・野菜のポタージュ・目玉焼き・ヨーグルト・スパゲティにパンとコーヒーをいただきました。
朝からお腹いっぱいでした。
チェックアウトを済ませ、熊野古道へ。
道路の脇に車を止め約2時間のハイキングです。
古辺路というルートらしいのですが、急勾配を登り続けること1時間。
ようやく果無地区に着きました。
ひとりのおばあさんが草むしりをしておられました。
旅館に貼ってあったポスターのモデルさんに良く似ていたので、「ポスターの方ですか」と尋ねると、恥ずかしそうに「まぁ私もその一人です」と答えてくださいました。
写真をとらせていただくと、こんなきたない格好でと恐縮されていました。
この方たちが大切に守ってこられたから熊野古道が今まで残っていたのでしょう。
ありがたいことです。
それにしても昔の人は、参拝のためにこんな山道を歩いていて、いったいどんな足をしていたのでしょう。
自分の足で歩くしかなかった時代から比べると人間の足は退化してしまったようです。
くだりは楽々でしたが、猛暑の中汗でびしょぬれになりました。
ざっと着替えてから熊野本宮大社へ。
途中道の駅で昼食を食べました。
何度来てもパワーがいただける神聖な場所です。
家族の安全と幸せを祈願して帰路につきました。
十津川は来る人を拒むかのようなクネクネと狭い道路で高速から離れているため、時間がかかります。
高速を通して開発すると自然が壊れるし、難しいところですが、いつまでも残して欲しい場所でした。