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お店 外観
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お店 入口
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店内
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おでん鍋
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店内
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名物 たこ甘露煮
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飲み物
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関東煮
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お酒(黒松白鹿 四段仕込 特撰 )大
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錫の上燗コップ
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錫の上燗コップ 底には店の名前が・・・
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さえずり
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ころ
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牡丹牡蠣
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ねぎま
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よもぎ麩 & いわし団子
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糸こんにゃく
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もち巾着
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大根
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ロールキャベツ
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たこ甘露煮 お替り
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最後にもう一度「さえずり」
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お会計は札で計算します
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私の仕事を手伝ってくれている東京の業者の社長さんが
仕事の打ち合わせで大阪にやってきた
そして・・・晩御飯を一緒に食べませんか?と誘われた
折角なので大阪らしいものを食べに行きましょうという話になった
大阪らしい食べ物・・・
最初はド定番の「お好み焼き」っていうのも考えたんですけどねぇ
それでは、なんだか当たり前すぎて面白くない・・・
大阪のローカルグルメで、、、
冬に食べて美味しいもの・・・
鍋・・・河豚・・・う~ん・・・
おでん・・・そうだ!!
「関東煮(かんとだき)」
があったじゃやないかぁ!!
●大阪の昔の人は「おでん」のことを「関東煮」という
大阪の昔の人は「おでん」のこと「関東煮」って言うんですよねぇ
(最近関東煮という人は減りましたが・・・私の父親も、おでんのことは「関東煮」って言ってました。)
大阪の関東煮の特徴といえばやっぱり
「鯨のコロ」
を入れるところですよねぇ
私も子供のころに食べた実家のおでんには
必ず「コロ」が入っていましたもん
まぁ・・・子供心に・・・
コロなんてどこが美味しいねん・・・って思ってましたが(wwww
どうせ食べるら
大阪を代表するような関東煮のお店にしようと思い
やってきたのは
弘化元年(1844年)創業という
大阪の関東煮のお店の中でも老舗中の老舗
道頓堀の「たこ梅」さんに行くことにした
●予約がとれなくても、飛びこみでいける・・・かも・・・
お店に行く前日・・・予約の電話をしてみた
(本店だけ電話予約ができます)
すると・・・金曜日の夜ってことで予約は一杯らしい・・・
ただ・・・飛びこみ客用の席が別にあるので
良ければ当日の訪問直前に電話して下さいと言われた
そして、、、当日の18時・・・会社からタクシーでお店に向かう途中に
再び電話してみた・・・
すると・・・満席です・・・って言われた・・・
ぬぅ・・・あかんやーーーーーーーーーん!!
ただ・・・タクシーは道頓堀に到着・・・
どうするか・・・道頓堀のお好み焼き屋さんにでもしとくか・・・
って思いながら・・・「たこ梅 本店」の前を通りかかる・・・
ふと・・・入口を見ると・・・「準備中」の札が出てます
店内もお客さんが居るような気配は・・・ない・・・
電話で「飛びこみ用の席がある」って言ってたなぁ・・・
駄目元で、お店の中に入ってみた
すると・・・すんなり・・・OK・・・なんじゃそりゃ・・・
さっきの電話はなんだったのか・・・(^^;
まっ・・・結果オーライってことで(wwww
電話予約で断られた方・・・案外当日飛びこみでいけるかも???
ただ・・・・空いているという保障はできかねますが・・・(www
●お店の入口には「関東煮」の提灯がある
さすが100年以上続く老舗
店構えにも貫禄がある感じ
お店の入口に
「関東煮」と書かれた赤ちょうちんがぶらさがっているところも渋い
店内は錫製の渋いおでん鍋を囲むように
コの字型のカウンター席になっている
(つい最近、一度改装をしたらしいです なので雰囲気は古いけど、お店は綺麗です)
●スタートは名物の「たこ甘露煮」
席に座りまずは生ビールを呑む
ぷっはぁ
真冬でも最初はなぜかビールを呑んでしまう
なぜだろう???
生ビールを1口呑んで落ち着いたころ・・・ご主人から話かけられた
ご主人「名物のたこ甘露煮いかがですか?」
もめん「ぜひぜひ」
出てきたのは串に刺さった「たこ」
これが、とっても美味しい
柔らかいんだけど、歯ごたえも残しつつ
噛むほどにタコの旨みが出てくる感じ
むぅ・・・素直に美味しい・・・
これにはビールじゃ駄目だぁ!!
●錫製の徳利や上燗コップがカッコいい
生ビールを一気飲みし・・・次行ってみよう!!
やっぱり寒い冬に、おでん屋さんで呑むといえば・・・
「燗酒」
でしょう!!
こちらのお店では、お酒は黒松白鹿の1種類のみ
ご主人「お酒・・・1合、2合、1升とありますが・・・」
もめん「へっ???1升???」
ご主人「はい・・・1升まであります」
もめん「いや・・・Wで良いです・・・」
話のネタ的に1升っていうのも面白いかと思ったけど・・・
さすがに燗酒で1升つけちゃうと、、、後半冷めちゃいますからねぇ(^^;
ちなみにお酒の値段は
・1合 600円
・2合 1200円
・1升 価格不明
また、この燗酒の「たんぽ」や「お猪口」が渋い!!
燗に最適と言われる「錫製」なんですけど
ここのお店の「たんぽ」や「お猪口」はよくあるペラペラのものではない
手に持つとズッシリとした重量感
写真分かりますかねぇ?
お酒が冷めにくいように中空にしてあるらしく
めちゃめちゃ分厚いんです
これは、さすがにお店の特注品らしく
底にはしっかりと店名の「たこ梅」の字が刻印されていますねぇ
お酒は錫の効果か
マイルドな口当たり(な気がする)で美味しい美味しい
●お店には名物が4つあるらしい・・・
たこ甘露煮でお酒を呑みながら
おでんメニューのチェック
もちろん関東煮の定番「鯨のコロ」もしっかりメニューに載っている
最初はここから攻めてみますか・・・
もめん「鯨のさえずりとコロ下さい」
ご主人「はい」
ご主人「実はうちの店には名物が4つあるんです」
もめん「ほぉ」
ご主人「燗酒、たこ甘露煮、鯨のさえずり・・・そして・・・」
もめん「そして???」
ご主人「私のさえずり(話)です」
もめん「なんじゃそりゃ・・・」
いやぁ・・・かなりユニークなご主人です
親父ギャグをバンバン挟みながらも、客を笑顔にするトークは、熟練の技って感じ
さすが名物!!(wwww
●食べたタネ
今回こんなの食べました!!
■さえずり■
口に入れて噛むと融ける
そのとき、鯨の脂とおでんの出汁がジンワリ・・・
変な臭みなどなく
旨味だけが口に広がる
ぬはぁ・・・さすが名物
めちゃめちゃ美味しい!!
ただ・・・一串・・・900円
高いけど美味しい!!
ああっ・・・もっと食べたい・・・でも高い・・・葛藤!!(wwww
■コロ■
子供のころ
まったく美味しいと思えなかった鯨のコロ
(鯨の皮部分を火にかけ 皮から出てきた鯨の脂で揚げたもの)
食べると独特のザラッ&モチッとした食感と
鯨特有の獣的な風味・・・
子供のころは、きっとこの香りが好きじゃなかったんだろうなぁ
確かにかなりクセが強いので好き嫌いが分かれそうな味
でも、この味・・・久しぶりに食べたけど、なんだか懐かしい・・・
懐かしさもあってか・・・大人になって、お酒と一緒に食べたら
これはこれで美味しい!!
味覚って不思議なものです(wwww
■牡丹牡蠣■
牡蠣の美味しい季節ですねぇ
プリッとしてミルキーな牡蠣はおでん種としても秀逸です
間違いない美味しさですわぁ
■ねぎま■
ネギとマグロを串に刺しているから「ねぎま」
東京の下町に「ねぎま鍋」を食べさせるお店があったなぁ
なんて思いながら食べる
マグロって火を入れると、ちょっとパサッとした感じになりますが
ここのはそれが最低限(多少のパサッと感はありますが)
あっさり出汁がジンワリ染みてマグロもネギも美味しい
■よもぎ麩■
モチモチだけど・・・
生麩ってもっと重い食感だと思ってました
想像よりずいぶん軽い口当たり
よもぎの香りもふんわり
美味しい美味しい
■いわし団子■
これも良い
噛むとプリッとした弾力
そして、噛むほどにいわしの風味・・・
むぅ・・・美味しい
■糸こんにゃく■
糸こん大好き
味もしっかり染みていて
間違いない味
■もち巾着■
実は私がおでん種で一番好きなのは
この「もち巾着」
じっくり煮込まれた「おもち」は融けそうなぐらいトロトロ!!
ぬはぁ・・・美味しい
■大根■
ご主人「お店では・・・噛まんベールチーズ 大根・・・噛まんでええチーズ大根って呼んでます」
意味不明なダジャレと供に出てきた逸品
言葉通り・・・これ・・・すごい
トロトロに柔らかく
味が染みているのはもちろんなんだけど・・・
なんじゃこりゃ・・・食感が・・・柔らかいんだけど、なんだか食感がクリーミー???
もちろん大根はカマンベールチーズじゃないけど・・・(当たり前です)
そのカマンベールチーズという表現・・・分からないでもない・・・
これはめちゃめちゃ美味しいです
■ロールキャベツ■
ちょっとスパイシーなお肉と
トロトロに煮込まれたキャベツ
うん・・・まぁ・・・これは普通に美味しいって感じかな
●最後に
お腹は一杯だけど
特に気にいった3品
「たこ甘露煮」、「大根」、「さえずり」をお替り
食べると、どれもやっぱり美味しい
そして・・・お腹一杯になり・・・お会計・・・
ちなみに伝票などはありません
注文の度にお皿の上に乗せた「木札」を数えて計算します
このあたりもなんだか昔ながらって感じ
お会計はおおよそ@8000円
おでんにしてはちょっと高めだけど
満足度から考えれば、ぜんぜんOKな感じ
たこ梅の関東煮
古き良き大阪が残るお店
また食べに来たいものだ・・・
美味しかった
ごちそうさまでした