レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2012/12訪問 2012/12/23
神戸にあるスペイン料理のお店、カセントへ行ってきました。
神戸がミシュランに取り上げられてから、ずっと三ツ星のお店として輝き続けているお店。予約はきっちり2ヶ月前。この日を待ちわびて、ようやく行くことができました。
なんやかんやで兵庫の県庁前駅へ。小学校の近くにお店があるので、目印になるかと思います。席は16席程度で、ものすごく小さなお店でした。パッと見はカフェのような、カジュアルな雰囲気です。予約の電話が鳴り続けてしまうと相当うるさく感じる(と思う)ので、予約の電話を受ける時間を制限しているのは止むを得ないのかなと思います。キッチンの様子を覗くと、お弟子さんは女性ばかり3名ほど。サービスは3名ですが、ソムリエ資格を持っている方が一人だけなので、アルコール関係は少し心許ない感じです。ただ、このソムリエの女性のマリアージュのセンスがサスガ三ツ星といったところで、素晴らしかったです。サンセールの爽やかさは多皿構成のタパスにぴったりだし、スペイン地ワインはブーダンをしっかり受け止める力強さ。シェリーは2種ともオジャにぴったり合っていました。
モダンスパニッシュということで、エルブジのような泡やゼラチンや液体窒素を使うのかと思っていましたが、そういう感じではないんですね。少量多皿のヌエバコシーナ。中華のヌーベルシノワみたいなものでしょうか。最初に出てきた牛タンを手づかみで食べるのですが、そのエロティックな感触にいきなりノックアウトされてしまいました。ボリュームはそれほど多くはないのですが、種類がかなり多いので、それぞれとのワインの相性を試すことが出来るのは楽しいと思います。ま、どれとも合うんですけど。しかもワインがそれほど高くなくて、グラス1k台。シェリーに至っては数百円。オジャにシェリーを合わせるのが好きなので、それだけで満足してしまいました。
ランチで10kを越えましたが、この満足感はハンパありません。お酒が好きな方は、ランチで十分なのではないでしょうか。これ以上皿数が増えると、食後感が重くなってしまうと思いますし。また来たい気持ちもありますが、あまり通い詰めてしまうと逆に飽きてしまうと思うので、またこのお店に来る機会を待ちたいと思います。
あ、700件記念。
2位
1回
2012/12訪問 2012/12/24
京都にある和食のお店、縁へ行ってきました。
京都に泊まることになり、京懐石のお店で食事をしようとミシュランを片手にお店を探したのですが、どのお店でもあまり良い返事がもらえず…。仕方がないので、食べログで人気度が高くなくて、良さそうなお店を探してみることにしました。探している中で、くずし懐石というところが気に入り、こちらのお店を予約してみることに。もちろん、瓢亭OBというところも、お店をハズさないためのポイントでしたが…。ところで、くずし懐石というものに誤解が多いように感じているのですが、元々縛りの多い懐石の構成をくずしているだけであって、懐石自体をくずしているわけではないんですよね。京都だと、特に枝魯枝魯のイメージが強いのかもしれませんが。
お店は京都御所の真横。どうも数年前に移転して、今のお店になったようです。雰囲気のある庵といった感じで、関東に住む人間からすると、京都っぽい雰囲気にシビれます。店内に入ると、客は私一人。えろうすんません…。飛び込み客も来ていましたが、お断りしていました。予約すれば一人でも食事ができるのは、ありがたいことです。お店は年配の大将が一人で切り盛りされていました。席数も全部で8席程度なので、一人の方がやりやすいのかなと思います。ただ、食事中は2人きりなので喋らないと沈黙になってしまうわけなんですけれども、ずっと話していると、大将の引き出しの多さに感心します。客に興味を持つところから接客業は始まると言いますが、おそらくこのお年になっても常にアンテナを張っているのには頭が下がります。新聞くらいは読んだほうが良いとわかっていつつも、忙しいとそれもおざなりになってしまいますし。
料理は出てくるもの全て美味しかったです。特にこれが…と言えないくらい。刺身は東京で食べる鯛よりもやや水分が少なめで、旨味が凝縮されている感じで美味しかったです。椀はすっぽん!しかもえんぺらが入っていました!吸い地の生姜醤油もバッチリ決まっています。味噌漬けも旨味がしっかり。大将が基準にしているという日本酒、鶴の友との相性も間違いありません。からすみは自家製とのことでしたが、3切れ以上あったら飲み過ぎてしまいそうです。煮物もいちいち美味しい。脂の乗った穴子にうっとりして、海老芋の食感にうっとりして…。煮汁も完璧です。最後の食事ですが、よく白米だけのご飯を自慢にしているお店があるのを知っていましたが、ただの白米にそれほど差が出ると思っていませんでした。このお店で出てきた白米は、一口食べれば違いが誰でもわかる素晴らしいものだと思います。香りが良くて、甘みがあるんです。品種はあきたこまちって言っていたかな。甘味はぜんざいで、寒い日にぴったり。しかも手の込んだ一品の完成度の高さに、最後までシビれっぱなしでした。
この日の昼の客は私一人でしたが、客の入りとお店の素晴らしさは一致しないなと改めて感じました。話のネタにするにはミシュランのお店も良いですが、京都のお店は一人客がNGだったりといろいろとハードルが高く…。探してみるといいお店はあるのが京都のようです。
3位
1回
2012/09訪問 2012/09/09
麻布十番にある和食のお店、薮原十区へ行ってきました。
先日の麻布十番祭りの際、このお店で秋刀魚を食べたと言う友人の話を聞き、早速行ってきました。
やはりなんと言っても秋刀魚に尽きます!毎年仕入れを読み違え、このお店で秋刀魚を食べられるのは3年ぶりくらいでしたが、やっぱり美味しい!!ワタも美味しくて、食べ終わるころには骨だけになっています。マンガみたいです。今回はサバを多めに仕入れているようでサバ尽くしという感でしたが、青魚大好きな人にはたまらないと思います。そして〆は穴子丼!身がふっわふわで美味しいです。大将は素材の質に少し不満気でしたが、十分美味しいですよこれ…。結構飲み食いしたのですが、10kにちょっとのお会計。今年は悔いなく秋を迎えられそうです!(2012.08)
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また行ってきました。
今年もまた、秋刀魚には当たらず…。今回で目立ったところでは鯵茶漬けかな。この日の鯵は身に水分が少なく、そのまま食べるには美味しくないので、お茶漬けにするとよいということでこの形になったそうです。基本的に西日本の魚は海流の影響で身に水分が少なく、逆に東日本の魚は身に水分が多いそうです。ああ、だから関東風の鰻は蒸し上げて、関西風の鰻はパリっと仕上げるのかなあ…と、話を聞いて思ったり思わなかったり。最近では鮎を使う洋食店があったりしますが、鮎というと頭から食べられるように思いますが、たまに固いものに当たることがあるんですよね。フライパンでソテーしてしまうと固いままなのですが、炭火なんかで身の油を頭に落としながら焼くので、和食の鮎は頭から食べられるのだそうです。そんな大将のお話を聞きながら、和食のテクニックってなさそうで実はいろいろあったりするのかなあ、と思ったりしました。(2012.07)
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また行ってきました。
ええ、またハズシマシタ。もちろん秋刀魚狙いだったのですが。内容的には、若干ハズレ…。このお店を好きになれない方は、こういうコースのときに当たってるのかなと思いました。やはり引き算和食のお店なので、素材の状態に左右されがちなのかなと思います。焼き物が前回と同じになるので太刀魚に替えてもらったのですが、期待ほどではなかったな。まーいいや。このシーズンにもう悔いはないし。 来年に期待します。(2011.09)
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また行ってきました。
今は大将一人でお店を開けているそうで、一人で対応できる範囲でしか客を取っていないとのことです。
地震の影響か、今年も秋刀魚がダメとのことで、秋刀魚を目当てに友人を連れて行かなくて正解でした。今年は雲丹もダメらしく…。ただ、どうも去年はシーズン終わりごろに秋刀魚の具合がよくなってきていたとのこと。時期を少しずらせば、可能性はあるようです。焼き物は太刀魚と目鯛の二択でした。目鯛がおすすめとのことで目鯛にしましたが、いやしかし目鯛がやばすぎた。最高の焼き上がりです。時鮭もはんぱない。近いうちに改めて、また様子を見に行ってみようと思います。(2011.07)
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また行ってきました。
1年ぶりのお店。機会があれば行こうと思っていましたが、行けず終い。ちょうど1年経って、やっと再び来ることができました。もちろん目当ては秋刀魚。…しかし今年の秋刀魚は出来が悪く(ついでに穴子も出来が悪く)、仕入れをためらっているとのこと。一度入れても、やっぱりダメだったそうで…。
焼き物は鰯の一本焼きと、目鯛の幽庵焼きの二択でした。秋刀魚がなかったので、青魚好きとしては迷わず鰯をセレクト。焼き上がって来てみると、鰯とは思えないこの太さ!そしてこの黄金色の輝き!…とは言っても、所詮鰯と言われてしまえば、それまでなのですが。刺身は鰹でしたが、全然しっかり血抜きがされていて、とろけるような刺身でした。お弟子さんの仕事も安定しています。魚を楽しむなら、やはりこの店が一番だと思います。 (2010.07)
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東麻布にある和食のお店、薮原十区へ行ってきました。
場所は麻布十番駅のすぐ近く。地図があれば迷う場所ではないのですが、看板も目印もないので、ここがお店かどうなのか悩みます。だって見た目カフェみたいだもん。やはりみなさん戸惑うらしく、スタッフが毎回店から出て声をかけていました。以前は代々木八幡にありましたが、立ち退きに伴って麻布へ移転したお店です。
基本、メニューはありません。冷やの日本酒を頼みましたが、3種常備してあり、きき酒をして気に入ったものを選ばせてもらえます。ちなみに、置いてある酒は全部酒屋任せだそうです。今回はフルーティーな福島のお酒を選んでみました。銘柄は聞いてません。でも2合飲んで\10,000。料理だけなら\8,000。サンマと穴子がすごく美味しかったです。コースの焼き物が2品になりましたが、どちらも美味しかったです。懐石のコースとは若干異なりますが、私の和食のベストテン第一位です。ぶっちぎりで。ちなみに、今回のサンマは釧路で水揚げされたそうですが、一匹\700~\800くらいの高級魚です。サンマというと秋が旬ではあるのですが、身がふっくらして脂とのバランスがいいのは7月から8月にかけてのサンマが一番良いそうです。オーナーは魚にこだわる方らしく、いろいろお話してくれました。お店としては、どうしたら素材を美味しく食べれるかという観点から調理しているそうです。よく話してくれる方なので、一人で行ってもカウンターならそれほど退屈しないと思います。しかもお昼は焼き魚定食をやっているとのこと。定食にするレベルの焼き魚じゃないですけど!(2009.08)
4位
1回
2012/11訪問 2012/11/24
表参道にあるフレンチのお店、コポンノープへ行ってきました。
今回はオーストラリア産ビオワインのメーカーズディナーでした。コースもオーストラリア産の食材でオーストラリア風の料理ということでしたが、実際にはこのお店の普段のフレンチとそう遠くありませんでした。もちろん火入れ・味ともバッチリ決まっていて、美味しかったです。雰囲気・料理・ロケーションと3拍子揃った、良いお店だと思います。(2012.11)
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以下前回。
今回は尾崎牛というブランド牛押しのイベントへ行ってきました。10kでフリーフロー食べ放題。出てくるものは美味しいのですが、良くも悪くも、やや人が少なめな感じ。そのせいで雰囲気に紛れることもできず、壁の花状態。会場にいらした方はオサレな方が多く、お店関係の方なのかと思い遠慮がちだったのですが、普通のパーティーのように振舞えばよかったようです。要領はわかったので、ぜひまた参加してみたいです。
当初、このお店は会員制を謳っていたのですが、今回はお店の方にその理由を聞くことができました。どうもこの場所で飲食業を始めるにあたり、客の騒いでいる声等の騒音を心配していたそうです。最近では大きな問題にならないと判断できたようで、会員制を前面に押し出すことは止めたようですが。雑誌に社員食堂として紹介されたこともあったのですが、あまりそういった利用もしていないそうなので、事前に連絡ができればランチの利用もできそうな感じでした。シガーを楽しむなら夜が良いのでしょうが、買い物ついでのサクランチでも使いやすいお店だと思います。(2012.02)
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以下前回。
今回はクーポンを使いましたが、当日予約をする方が使いやすい気がします。12・1月はクリスマス・新年仕様で、ダイニングの雰囲気を若干変えているそうです。鹿肉は低温調理しているそうですが、焼き上がりが柔らかく、三ツ星フレンチもびっくりの出来に驚きました。シェフが老舗で修行したせいか、ソースの出来も素晴らしかったです。また来年も行けるといいなと思います。(2011.12)
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以下前回。
桃のパスタが食べたかったのである。美味しいなー桃。今回は桃尽くしでしたが、全て素晴らしかったです。 味の決め方も、好みにぴったり。そして何故か出てきたyoshikiのワイン。実は、あのyoshikiがこのお店の経営に一枚かんでいて、作ったワインを置いているそうです。カリフォルニアのカベルネですが2008年なので、少し若いかなという感じでした。(2011.08)
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以下前回。
お店は、原宿から表参道ヒルズの手前の道を歩いていくと現れます。表参道からだいぶ離れるため周りは住宅街になるのですが、経営主体である映画配給会社の本社内にあるお店のため、このようなロケーションになっているようです。1Fがシガーバーになっており、ラグジュアリーなヒュミドールも設置されています。2Fがレストラン。元々イベントスペースや社員食堂として使っていたので、貸切の日があったりします。そのため当日予約でも対応してもらえますが、お店へ行く際には事前に電話で営業状況を確認しておくことをお勧めします。
通常はコースがお得ですが、アラカルトメニューもあるので、2軒目として使うこともできると思います。ワインリストはアンリジローとルイジャドが多く、ニューワールドも積極的に入れています。高めのラインも備えているので、ワインを楽しんでも良いと思います。先日伺ったときはウイスキーをいただいたのですが、香りの素晴らしさにクリビツしました。
元々メディアの露出が少ないお店だったのですが、最近は雑誌に載ったりクーポンサイトに参入したり、徐々に露出が増えてきました。元々良いお店なので、シェフやサービスの方が腕を振るう機会が増えてくれればと思います。(2011.02)
5位
1回
2012/05訪問 2013/02/03
一度、ミシュランに載っている鮨屋に行ってみたいと思っていました。もういい加減ミシュランなんてどうでも良くなってるのですが、それでもやはり、世の評価がどんなものかというのは気になるものです。このお店も、2012年のミシュランで星がひとつ増えたらしく。ここで言うのもなんですが、インフレってますね。絶対評価なのか、企業戦略なのか、パワーバランスなのか…。三ツ星のお店ではなく、このお店に行こうとしたのは、このお店を絶賛していた方がいらしたのを覚えていたからです。立派な方でしたよね…。
閑話休題。
お店は銀座八丁目。場所柄、華やかなイメージのある場所ですが、お店は意外にも古めの雑居ビルの3F。店内に入ってみるとゆとりのある造りで、店内に飛石があしらってあったり、高級感を演出している雰囲気だと思います。カウンター10席に個室がひとつ。カウンター内には大将と二番手さんがいらして、つまみは二番手さんが仕上げることもありますが、握るのはもちろん大将だけです。今回の回しはやや早くて、客に合わせると言うより店がペースを作る系のお店なんですね。隣の客の進みは気持ちゆっくりめだったので、空気を読んでくれているのでしょうか。
お酒ですが、純米酒、純米吟醸、大吟醸を揃えていて口頭で伝えてくれます。正直、日本酒を相当勉強してないと、聞いただけでは銘柄はよくわからないと思います。よくわからないのに聞き返すのも野暮ですし。後で聞いた感じだと、1合いくらという売り方ではないようでした。
つまみですが、割とお酒と相性が良くて、その中でも最初からキンメの脂がのりきっていて美味しかったです。これが、つまみのないお店で修行した方のディレクションとは思えないすばらしさでした。和食屋も、かなわないくらい美味しいと思います。雲丹の食べ比べや烏賊のなめろうも、このお店の定番だけあって美味しかったです。
鮨ですが、つまみと握りで、ネタがかぶらないようにしているそうです。なので、つまみのネタを握って欲しければ、その場でに伝えると良いようです。煮切りはカウンターの上に置いてあるので、お好きにどうぞという感じ。シャリは中庸。あんまりシャリとしての主張はなくて、固すぎることもない感じ。そして、聞いていた通りやっぱりシャリは小さいんですね。噂の、車高低めのフェラーリ鮨。それでいて、ネタが厚め。なので、鮨というより刺身を食べてる感覚に近いと思います。いわゆる江戸前仕事はパッと見わからないような感じ。というか、わかりやすい仕事のお店に行った後だと、逆にほとんどわからないと思います。コハダの〆めかたは強めですね。もう少し角が柔らかく、身の甘みを感じる〆めかたの方が好きなのですが、この感じは時期柄か、酒に合わせているのかもしれません。マグロは「これが噂の…」と少し感動したのですが、残念ながらパッとしませんでした。ネタがおろしたてな感じだったので、もう少し熟成させてもいいんじゃないかなあと思ったりしました。車海老の身は肉厚で美味しかったです。ついカンピョウ巻きをオーダーしてしまい、図らずもカンピョウ巻きで〆。カンピョウは激甘です。海老のすり身入りスフレ玉子も甘めなので、甘いものは徹底的に甘いようです。赤貝や穴子も行ってみたかったのですが、今回は初めてお店に来ていたので、流れに任せて〆ました。
今回の勘定は、2合飲んで、28k。あまりあれこれ頼まなかったせいか、予算内に収まってよかったです。値段のレンジがよくわからないので、予算が限られる場合は、予算を先に伝えるというスタイルが良いのかもしれません。周りの客が留め椀に行ってなかったので、それに合わせてお茶で終了。
やっぱり8丁目は空気が違う気がしました。やはりビジネスユースが多いのでしょう。大将も柔らかい空気をまとった方で、接待客慣れしているように感じました。職人っぽいピリピリした嫌な感じは微塵もなく、むしろ高級外車に乗っているような居心地の良さ。ここでオゴられたら、もう覚悟するしかないでしょ、ってくいうらいの快適さ。こんな世界があるんだなあと今回は相当感激して、お店を後にしました。
6位
1回
2012/01訪問 2014/10/29
銀座にある和食のお店、六雁へ行ってきました。
新日本料理というジャンルがあるそうです。モダンフレンチが和の食材を使ったフレンチであるならば、洋の食材を使った日本料理、ということでしょうか。ずっと興味があったお店ですが、夜のコース\13,000というのがネックで先送りになっていたお店です。いつの間にか料理長が変わり、六周年特別プライスが5月末までという期間限定感に惹かれ、即お一人様予約をしてしまいました。見つけたのは、たまたまネットで検索していただけです。
ビルの中のお店なのですが、1F入り口にスタッフが待ち構えているので、若干ビビリます。店内に入ると、私が本日最初のお客様。銀座なので深夜がメインかと思いきや、同伴出勤の方もいらっしゃるので、早めに入って1時間で上がる客も来るそうです。
好みによると思いますが、私には、ばっちり合いました。全員四番打者で、全打席ホームランな感じ。一切ハズレがありません。和食というと肉を避けがちですが、肉、魚、野菜と、全ての素材で余すところなくそのテクニックを魅せてくれます。箱も凄い。ちょー銀座っぽい。今回は6Fフロアのカウンターでしたが、和食のキッチンスタジアムみたいな感じです。店内なのに打ち水してるし、上のフロアの個室はどうなってるのか…。ちなみにカウンターのフロアは、19:00には満席でした。
日本酒が1合\1,400前後と少し高めの値付けですが、サービス料なし+特別プライスなので、何とかなるレベルです。日本酒2合、芋1で14k。野菜コースが7kなので、次回はこちらにチャレンジしてみたいです。 (2010.05)
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また来てしまいました。
7k野菜コースはやめてしまったのとの事で、+1品の10k野菜コース。半端なく面白い!!テクニカルな和食のお店で、女子ウケも良いと思います。雲丹も蛤も美味しいです。万華鏡は野菜尽くしの皿を和食でやっただけですが、こちらの方がよいかな。鮎、小ぶりだけど、美味しい。茄子の味噌にはデラウェアが入っているのですが、味噌が強すぎるのでこれは別々に食べないとダメかな。串揚げの小麦の香りが最高です。串揚げって美味しいんだなあ。専門店へ行ってみたくなりました。のっぺい汁も美味しい。かき氷は、これも誰でも考えつきそうですが、面白い!マカロンは、実は今回これ目当てでした。美味しかったです。
今日はお野菜コース\10kに二合で\13,600。すっかりこのお店のファンになってしまいました。(2010.06)
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愛読書である東京カレンダーを見ていると、このお店でチャリティーランチを実施するとのこと。ランチをやっているお店ではないし、久々にお店に行く良い機会と思い、即予約しました。当日は生憎の雨ですが、地下鉄出口からそう遠くないので助かります。
久々にこのお店の大将に迎えられ、東京カレンダー編集長の挨拶の後、早速お食事をいただきます。
今回はお店のいいところ取りで間延びせず、楽しい時間を過ごせました。
しかし夜のコースを値上げするそうで、ミニマム13kから。日本酒の値付けも、若干高め。サービス料は取らないお店とはいえ、お店に行くには若干躊躇する感じになってきた感は否めません…と思ったら、元に戻っただけか。なんだ。(2011.05)
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また行ってきました。
正月ということで、ドリンクは飲み放題とのこと。その分、皿数が若干控えめ。 〆張鶴や万年星があったので、お酒に関しては満足です。
やっぱり美味しい。胡麻豆腐美味しいなあ。湯島の和食屋よりこっちの方がわかりやすいと思う。フグ白子が食べられるなんて…!煮こごりは定番なので、特に…。からすみ大根なんて出したら、酒が止まらないじゃないですか!今回は少し出汁に気をつけて食べてみたのですが、しっかりした出汁。きれいに澄んでいるので、仕事も相当丁寧なんだなあと思いました。鯛もしっかり旨味が出ています。寝かせたのか昆布で〆たのかまでは、わかりませんでしたが…。鮑と海老芋が美味しいなあ。みぞれ煮、好きなんですよね。ざぶとんの上に載っているのは、りんごと蕗の薹。びっくりするのは、これを一緒に食べると、牛の脂の重さを感じません!脂が好きな人は肉だけ、苦手な人はりんごと蕗の薹を一緒に食べれば大丈夫という感じです。相性って大事なんだなあ。和食のテクニックを感じました。いくらご飯は、もちろん美味しいですよね!自家製の塩緩めのいくらが美味しい!もちろんお代わり可!シジミの赤出汁は初めてでしたが、悪くありません。シジミの仕込が面倒だから、お店であまり使わないだけなのかな。マカロンはあまり好きではないのですが、ここのお店のマカロンは好きなんですよね。マカロンを食べて、終了。まーハレの日にこのお店を使えると良いのですが、なかなかチャンスがなく…。(2011.01)
7位
2回
2017/04訪問 2017/04/23
目黒川の桜見物のついでに、食事をしようと予約しました。ちょうど満開だったので、人の多さは半端なかったですが。お店の方も満席で、良い仕事が良い評価に繋がってよかったなあと思います。
日本料理なのにガラスの器を多用したり、旨味強めの出汁や丁寧な八寸、相変わらず小細工を入れているお造りなんかはお店らしさが出ているなあと感じます。食材自体も良いものが多いのですが、そのせいかややボリュームが控えめかなという印象で。日本料理らしく、最後の食事でボリューム調整をしてくれるといいんですが、それほど気にかけている様子もなく。まあ、食後感を良くするのってって難しいんですけどね。天ぷらは違和感なく食べられて美味しかったです。久しぶりに上品な天ぷらを食べました。食べやすいんですが、そのぶん食後感は軽めです。てんやとはベクトルが真逆な感じ。全体の感じを考えると、男性には少し物足りなく感じるかもしれません。芋天1枚くらいつけてくれればいいのに…ってそれが天ぷら屋の看板のひとつなんでしょうけども(笑)。
接待利用か、二軒目前提の1軒目利用なら良いと思います。しっかり目に食べたいときは、やや悩ましい感じです。
中目黒にある天ぷらのお店、天雅へ行ってきました。
久しぶりにお店へ行ってみると、カウンターは空いていましたが、テーブルは二つとも埋まっていました。多少は客が来るようになったのかな。お弟子さんやお運びの姐さんも増えて、徐々にお店が軌道に乗ってきたのかなと思います。ただ、オープン時から相変わらずdocomoの電波の入りは悪いようでした。
出てくるものは相変わらず手が込んでいて、お酒に良く合います。食事の進みが遅いという話もありましたが、コースに天ぷらが入っている時点で、どうしてもそこで流れが止まってしまうのでしょう。客としては食事に4時間もかかるとは思わないでしょうが、このスタイルを考えると、仕方ないのかもしれません。結局、どちらが良いかという話だと思います。お弟子さんに仕事のほとんどを任せて効率を上げるか、時間がかかっても大将にしっかり味を見てもらうか。個人的には、ここまで品数が多いと時間がかかるのは仕方ないんだろうなと思います。
実は今回お店に来ることにしたのは、事前購入のクーポンを使いっぱぐれたのが悔しかったというだけの話で。実際に来て見ると満足感は高いのですが、無駄になったクーポンを考えるとコストパフォーマンスは下がってしまうかと思います。クーポンを使いっぱぐれてまでお店へ来ようという酔狂な客は、そういないと思いますけれども。何回かお店を使って、元を取らせてもらえたと思えるようになれるといいなと思います。(2013.03)
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以下前回。
江戸前の衣が厚めの天ぷらは、あまり好みに合わないと思っています。もちろん、ネタと気候に合わせると江戸前になるのは承知しているのですが。なので東京のお店のカウンターで天ぷらを食べたいと思っても、わざわざ食べたいと思わなかったりします。先日、このお店と同じ建物の2Fのお店へ行ったときに、新しくオープンしたことを知りました。なんでも豊橋にある天ぷら屋の二代目が東京へ進出したとのこと。関東と関西の中間エリアの天ぷらがどんな感じなのか気になって、こちらのお店へ行ってみることにしました。
まだお店はオープンしたばかりと言うことで、お祝いの花がたくさん。灯りのついた看板を横目に階段を下り、中目黒らしいモダンなドアを開けてお店に入ると…これまたモノトーンのファッソナブルな雰囲気!床は総御影石張りです。テーブルが3卓程度あり、うち1卓は引き戸を使って個室にできるようになっています。ビジネスユースに良いと思いますが、音は漏れてしまいそうなので、会話の内容には気をつけたほうが良いかもしれません。奥には弧を描いたカウンターがあり、その奥には若き大将がいらっしゃいます。このカウンターも御影石です。コースは10kコースと15kコースがあり、予約時に確認されます。事前に調べたところ、このお店は天ぷら懐石のお店。大将は親御さんの天ぷら屋と、それ以外に日本料理店で修行されたとのこと。こういったスタイルのお店は東京にはないですし、ボリュームが読めなかったので、セオリーどおり安め10kコースにしておきました。
先付けに胡麻豆腐が来ますが…なにこれすごく美味しい。大将の話では生の胡麻を練っているとのことですが、胡麻の香りも強すぎず、葛のバランスもちょうど良いです。何より添えてある雲丹と銀杏が贅沢です。銀杏の焼き加減も良くて、すごく美味しい。椀の出汁は強めで、なんとなく三田の和食のお店を思い出しました。流行なのかな…。真蒸も丁寧で、もちろん美味しいです。椀で日本酒が飲めるのは、嬉しいなと思います。醤油ヌーベって恥ずかしながら知らなかったのですが、醤油のムースみたいな感じです。分子料理のひとつでしょうか。醤油をつける代わりに刺身に乗せていただきます。ま、しめ鯖や鯛は旨味が強いので、醤油がなくても困りませんが…。ここまででもかなり手を尽くしている感じですが、八寸が出てくると正統派な感じがします。この辺も期待通りです。ここで2本目突入。この後はメインの天ぷらになりますが…やっぱりちょうど関東と関西の中間みたいな感じになるんですね。衣が薄めの。ネタもすごく贅沢な…。揚げたてアツアツなので、のんびりいただきます。揚げたらすぐに出すのが、とんかつと違うところで(笑)。箸休めを挟んで炊き合わせ。べっこう餡も丁寧でお酒が進みますが、既に飲みすぎなので、お茶で…。〆は天丼、天茶、白飯と選べますが、今回は天丼で。タレは甘めにしているので、このお店の天つゆが気に入った方は、白飯のほうがオススメです。甘味はまた手の込んだ品で締め。
器も内装も手が込んでいて、格が違うというか。大将の腕もそれに引けを取ることもなく、真剣に修行していたことを窺い知れる内容です。最近のお店では考えられないくらい、充実していると思います。場所柄、ヘビーユーザーとなりうる客を想定しにくいですが、場所に恵まれなくても予約が難しいお店は東京にたくさんあります。まだオープンしたばかりで結果がどうなるかはわかりませんが、個人的にはすごく良いお店だと思います。気をつけたほうがいいのは、換気がきちんとしているとは言え、やはり天ぷらのお店です。油の匂いが服に残るので、注意したほうが良いと思います。ちなみに余談ですが、オープン記念にもらったお土産は、相当感激しました。(2012.10)
8位
1回
2012/12訪問 2013/03/03
中目黒にある鉄板焼きのお店、ブロックスへ行ってきました。
11月くらいから、お任せコースの構成が変わり、料金も変更になりました。今まではアミューズ+冷前菜2品+温前菜2品+メイン+〆の食事+デザートの8品構成で\7,500でしたが、今はここから〆の食事がなくなって\6,000になっています。小食の方やローカーボを意識している方には、こちらの方が嬉しいのではないでしょうか。もちろんアラカルトメニューも健在ですので、このお店の塩焼きそばが食べたい!という方は、個別にオーダーしてもそれほど負担にはならないと思います。この日は年末の土曜日でしたが、満席でした。ホールスタッフも多めなので、電話してもすぐに出てくれると思います。予約なしのときには、駅に着いたときにでも一報を入れておいた方がおすすめです。(2012.12)
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以下前回。
今回、ワインはリースリングから始めましたが、酸のきれいなタイプでした。このお店のグラスワインは、苦味が強くないタイプが多い気がします。マコンはオーソドックスな樽香が効いていたかな。赤のメルローもオーソドックスな感じだったので、素人でも頼みやすい(ええカッコしやすい)ラインナップだと思います。
秋刀魚のサラダが美味しかったです。マリネした魚の種類を変えても美味しそうです。マナガツオ、すごく美味しいです…。この時期のマナガツオ、美味しいですよね。和風であっさりというのが良いとおもっていましたが、今回の合わせ方もなかなか悪くありませんでした。塩焼きそばは実は初体験でしたが、戻し貝柱が入っていたりするので、締めと言いつつ割と味が濃い目です。ここを狙ってビールに切り替えておくのも良いかもしれません。(2012.10)
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以下前回。
今回は鉄板のまん前の席でしたが、熱気対策をしているとはいえ、やや熱気を感じます。なので、暑いのが苦手な方は、鉄板前のカウンターを避けておいたほうが良いかもしれません。
今回もお任せコースでしたが、〆の食事のガーリックライスの出来がなかなか良かったです。鉄板焼きと言えば、やはり定番のガーリックライス…。こちらのお店は玉子も入って贅沢です。しかし、何で玉子って1コ入れるだけで贅沢な感じになるんでしょうね…って庶民の感覚かもしれませんが。
先日見た東カレにも、このお店が載っていました。今回も当日予約でしたが、ほぼ満席で大盛況です。もうしばらく当日予約で席が押さえられるといいなあと思います。オーナーがこちらのお店にいるのは、9月までとのこと。レシピ本にサインが欲しい方は、ぜひこちらのお店を訪ねてみてはいかがでしょうか。(2012.09)
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以下前回。
白金にある、オーギャマンドドキオの3号店。1店目がフレンチ、2店目が創作和食、3店目が創作鉄板焼き…というところでしょうか。コンセプトはそれぞれ異なりますが、基本的にオーナーシェフがフレンチ出身なので、それぞれのジャンルにフレンチをあわせているという印象です。今回のお店は鉄板焼きのお店ですが、元々白金のお店でも鉄板を使って調理しているので、内容としては大きく異なることはないように感じました。ただ、3店舗を展開することができ、肉の買い付けで1頭買いをできるようになり、今回のお店で熟成肉を扱うことができるようになったのが大きな変化だとオーナーが話していました。確かに熟成している肉だと、フレッシュな肉よりも食べやすい脂の質になるような気がします。熟成すると肉が縮んでしまうので勿体無いという側面はありますけども。この日は当日予約でお店へ行きましたが、客足の落ちる2・8月といえど、だいぶ盛況のようでした。
コースは\7,500~で、〆の食事は5品程度の中から選択できます。デザートは別オーダーです。もちろんアラカルトも可能なので、二人以上のときはアラカルトの方が安上がりにできます。ただ、メニューが多いお店なので、迷うくらいならお任せコースの方がハズレがなくて良いと思います。今は時期柄、フレッシュポルチーニがなんと言ってもお勧め。赤ワインとの相性も最高でした。熟成牛もよくできていて、ナッツのような香りと肉の旨味は赤ワインに良く合うと思います。
ワインはサンセールとカオール、キャンティクラシコといったわかりやすいものをいただきました。やはりワインがわかりやすい方が、初心者には親しみが持てるような気がします。
オーナーが若いせいか、スタッフの自由度も高め。お店の営業が安定してきたら、もう少し落ち着いて欲しい気もしますが、まだお店ができたばかりで方向性も模索中のようです。でも出てくるものに関しては間違いないので、人気店の仲間入りをするのも遠い話ではないと思います。ビール1杯にワイン3杯(飲みすぎ…)で15k程度だったので、割と使いやすそうな印象でした。カウンターがあるので一人で行ってもいいし、個室があるので大勢で行ってもいいお店です。ぜひ誰かを誘ってまた行きたいお店のひとつです。(2012.08)
9位
1回
2012/02訪問 2013/06/01
高輪台にある和食のお店、三友居へ行ってきました。
何となくね、勢いで…。店の前は何度も通っていたので、気になっていたお店です。京の茶懐石と聞いて何となく行きにくい印象があったのですが、割とカジュアルな感じでした。場所は高輪台。品川駅を利用する方をターゲットにするには、少し遠めです。可能であれば、バスに乗ってしまう方がおすすめ。
お店に入ると、客は私一人だけ。その後は19:00頃に一組と、終始静かで穏やかな時間が流れている感じでした。 京懐石ということで鱧料理が良いという評判のお店で、鱧シーズンになると、お店の前に「はも」の看板が出ています。今の時期だと、看板は「鯛かぶら」かな。個人的には、それほど鱧が好きでないし、今となってはシーズンになると東京ではどこでも使っているので、あえてこのお店の鱧にこだわらなくても良いのではないかと思います。というのも、今回たまたま鱧のシーズン外にお店へ行ったのですが、内容が大変素晴らしく…。高級割烹では誰でも鱧をやりたがるの思うのですが、個人的には少しカジュアル寄りな京のおばんざいをしっかり作ってくれる方が嬉しいです。関東でブリ大根となると醤油で煮込んでしまいますが、京風ということで塩と酒と昆布でさっと煮て、橙を絞っていただきます。これは、関東のお店ではなかなか食べられないのではないでしょうか。かぶら蒸しも丁寧で美味しいです。蟹たっぷり。天ぷらも京風でさっくり。揚げたてとまでは行きませんでしたが、どれも良い仕事ぶりでした。〆のうどんは丸出汁ですか…何気に気合が入ってますね…。少し寒い日だったのですが、後半に暖かい品が続いたので、帰る頃には満足度MAXでした。思う壺ですね。器も素敵な器が多く、感激しっぱなしでした。今回水菓子で使われていた青い皿が、発色がきれいで素敵でした。
コースが\8,900。日本酒は燗が\630、冷やが\840。サービス料はありませんでした。路線バスの通る道路沿いでどの駅からもやや遠く、立地が今ひとつなのですが、内容はすごく良いと思います。メニューや料理の説明がないとのことでしたが、今回は手書きのメニューが添えられていました。それでもシーズン的なものや仕入れの関係で、若干差異がありましたが。このあたりが、メニューを書かない理由なんでしょうね。夜は予約必須とのことでしたが、今回は当日予約で大丈夫でした。勢いとはいえ、電話してみるものです。カジュアル和食なら個人的には花邑が好きなのですが、都心ならこちらの方が使いやすいかな。
10位
1回
2012/08訪問 2012/08/21
誰かを救いたいということはね、他の誰かを救わない、ということなんだよ
銀座にある和食のお店、半くりへ行ってきました。
以前雑誌に載ったのを見かけて、行ってみたいと思っていたお店です。オープンして1年程度の、「くずし割烹」を銘打っている和食のお店。和食のコースというと実は細かい縛りがたくさんあるので、「くずし」として自由度を上げようとしているのではないかと思います。くずし割烹というと京都の枝魯枝魯が有名で、東京だと原宿にも系列店があるのですが、コース\3,980くらいでは内容が制限され過ぎてしまうような気がします。行ったことないですけど。くずしというと、恵比寿のかのふなんかもありますね。今回のお店はコース\8,500、サービス料はなかったと思います。生ビール一杯\600という、相当良心的なお店です。
時鮭の刺身は少し苦手なのですが、一応いただきました。昆布締めとのことでしたが、生の鮭なら火を通すかルイベにしてほしいな。創作和食というと、居酒屋メニュー寄りに見えてしまうのは難しいところかなと思います。でも雰囲気はなかなか良いお店。コース内容も、価格に合った良心的な内容です。銀座で高めの和食へ行くよりは、こちらのお店の方が使いやすそうかなと思います。
既に人気のあるお店は他の方にお任せして、新しめのお店やあまりスポットの当たっていないお店をノミネートしてみました。