レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/04訪問 2016/05/15
引越し前ということで久しぶりにに来てみたら、5/15で閉店とのこと!少し残念ですが、経営状況が悪いことが理由ではなくて、むしろ経営は順調だというので安心しました。むしろ忙しすぎるので、昼営業を止めたくて、お店をいったん閉めるとのことでした。新しいお店が成功することを、草葉の陰から見守っています(死んでない)!(2016.04)
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また来ました。
何度来ても飽きないのは素晴らしいお店ということなんだと思います!(2015.08)
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また来てしまったんですけどもね。このお店に来るたびに毎回最後になると思っているのですが。果たして私は、いつまで北海道にいるのだろうか…。
特に指定しなくても、お店へ来るたびに席を変えてくれるのは嬉しい心遣いです。見える景色が同じだと、どうしても飽きてしまいますし。
甲殻の風味がビシバシ決まっているビスク、しっかり作りこんでいるソース、びっくりするくらい大きなポーションと、このお店らしさを十分堪能できました。ポーションが大きくてもワインが美味しいので、飽きなくて済むのがこのお店の良いところかと思います。逆に、ワインを飲まない人は、飽きてしまうかもしれませんけど。ワインはシャサモン、ボルドーのソービニヨン主体の白、Gシャンベルタンと王道をセレクトしてしまったのですが、想像通りの味なのがいいのか悪いのか…。せっかく良いソムリエがいるお店なので、変わったワインをお願いした方が楽しめるような気がします。シュナンブランとか、南仏系とか。(2015.04)
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冬シーズンには、なんとジビエコースがあるという!しかもお願いすれば昼でも用意してくれるという!しかもフルコースで!思わず食いついてしまいました。
このお店のアミューズって凝っているものが多いのですが、ジビエコースのアミューズは、わりと大人しめ。インパクトが弱いので、ここのシェフのジビエのセンスは自分に合わないかなーと思っていましたが、杞憂でした!前菜はパテアンクルートと言いつつ、パイ包み焼きのようなゴージャスなビジュアル!単体でも悪くないですが、樽香強めのリッチなソービニヨンブランと合わせたらもう至福のひと時の完成です!青首鴨と牛レバーも素晴らしい火入れ!鴨肉とレバーを合わせるなんて、美味しいに決まっています!合わせるのはもちろんブルゴーニュのピノで!シヴェも良さそうだなーと思っていたら、上に載っているのはフォアグラ!ロワール北の赤ワインがよく合います。…昼から贅沢して良かった…!デセールは大人しめにグレフルサラダ。でも量多いな!昼にディナーフルコースをお願いしたので、さすがにプチフールはギブアップ…。席も満席、繁盛しているようで一安心。内容も満足です!(2015.01)
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ジビエにチャレンジしてみたくて、またしてもディナーでの利用。今回は満席でした。
ジビエと言っても、このお店ならプラス料金が乗っても安いですし。気軽にチャレンジできるかと思いまして。料理の出来としては、前回よりも良かった気がします。火入れとか。でも、実はジビエってやっぱりなんか相性が悪いんですよね。良さがわかんないし。食べ慣れている食材の方がいいのかしら。ワインはペアリングでお願いしたんだけど、イマイチ好みに合わず…。シラーとか南仏系とかパワフルなヤツを合わせてくれたんですよね。マリアージュ的にはいいんでしょうけど、やや好みと方向性の違うセレクトだったんですよね。まあ今回は、プロのペアリングを勉強させてもらったということで…。デセールはマロンパイ。栗ぎっしりで美味しいです。おかげで今回ははらきつい。秋にこのお店へ来た方は、一度チャレンジしてほしい一品です。
シェフは前回と違う人が出てきた。つるっとした方。前回挨拶してくれた方は、スーシェフだったのかな。(2014.12)
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久々に、凄いお店に巡り会いました。
・一流レストラン風
・料理の味は1.5級
・ソースがしっかり目で美味しい
・ポーションは超多め
・ワインのクオリティは高め
・客ゼロ←これ大事(笑)
お店が2Fにあるのでイマイチなお店なのかなと思いましたが、内装はかなり立派です。一流グランメゾン風。2Fにあるおかげで行き交う車のライトが気にならないのも良いと思います。支配人らしき男性が妙にユルい感じだったのですが、その日の客が私だけだとわかって納得しました(笑)。
コースはお任せでもプリフィクスでも大差ありません。今回は一人だけなのでお任せで。アミューズとして、前菜の前に2皿出てきます。普通のお店なら前菜扱いでもおかしくないボリュームですけども(笑)。特に茄子+鯖は物凄く美味しかったです。鯖の臭みが全くなくて、旨味だけ。これだけ食べて帰ってもいいかなと思ったくらいです。前菜のフォアグラは物凄いボリュームでびっくり。やや火入れが強めなので、フォアグラの中心を半生にした火入れが好きな人は避けた方がいいかもしれません。ポーションが大きいので、微妙な火入れは難しいんだろうなと思います。基本的にしっかり目に火を入れるお店です。フォアグラに合わせているブドウのソースは、凄く美味しいです。フォアグラはフルーツと相性が良いので、今回のブドウとも相性は抜群に良いです。ワインは一応ゲヴェルツを合わせましたが、下戸の人でも楽しめる一皿になっていると思います。ハガツオも、おっきいな!ワインがイマイチだったら飽きていると思いますが、これに合わせたシュナンブランは特徴がはっきり出ている良いワインでした。メインの滝川産の鴨は海外産に比べるとレバーっぽい風味が控えめで、よく言えば食べやすい感じ。海外産の鴨を食べ慣れている人には、物足りないかもしれません。合わせるワインはブルゴーニュのショレイレボーヌ。このワインも美味しかったです。デセールもしっかり目の2皿。変り種の紫芋を選びました。キンモクセイのアイスと良く合って美味しかったです。
モリエールやコートドールのような完成度の高いお店も悪くないのですが、どちらかというと満足できない点が残るお店の方に魅力を感じずにいられません。それといろいろなお店に行ってきましたが、洋食系のお店なら、良いワインを抜いてくれるお店が良いなと思います。こちらのお店はかなり良いクオリティのワインをグラス\1200~\1300で出してくれます。料理はもちろん、ワインもオススメなお店です。
900件か…。(2014.10)
2位
1回
2016/03訪問 2016/03/12
江別に凄いイタリアンのお店があると聞いて、興味はあったのですが、なかなか行く気にならなかったんですよね。駅からも遠いし。ちょっとしたきっかけで気が向いて、行ってみることにしました。最寄り駅は野幌。駅からは相当離れているので、歩くと結構大変です。30分くらい?タクシーを使うか、大人しく車を使ってノンアルコールで通すか、の方がオススメです。この辺はお店も十分理解しているようで、ノンアルコールのメニューを豊富に置いています。逆に、ワインのラインナップが寂しいかな(笑)。一応ハーフボトルの用意があって、ソアヴェとかカデルボスコがありました。ただ、優秀なソムリエがいるお店ではないので、ボトルオーダーで一度外すと取り返しがつかないんですよね。そこがこのお店の最大の難点だと思います。お店は民家をリフォームしていて、内装は抹茶ムースを塗ったような(笑)雰囲気です。建築士がいいのか左官屋の腕がいいのかわかりませんが、素敵なお店です。この日は一人での利用で、一人だからといって断られるわけではないのですが、時間を細かく指定されます。スタートが何時から、とか。他のテーブルと同時に進めたいようです。中華のお店ではよくやっている進め方ですね。調理がシェフ一人だし、実はかなり繊細な調理をしているので、なるべくまとめて進めたいんだと思います。
前菜がカルパッチョで、身が厚いのはどうなんだろうと思いましたが、びっくりするほど食べやすいです。そして、味の重ね方が凄い。こんなに重ねるかっていうくらい。しかも全体の調和もしっかり取れていて。アクセントに載っている、ピンクペッパーまで美味しかったです。タチは洋食系にしては良い出来だと思います。火入れを59度にしているとのことで、おそらくタンパク質の適正な変成温度がそれくらいということなんでしょう。理論的に一定の調理ができるということも、凄いことだと思います。ただやはり、たちの扱いは鮨屋のたちぽんに一日の長があるような気もします。牡蠣のカツレツは酒蒸しして揚げているとのこと。そのせいか牡蠣のジュースはないもの、牡蠣特有の生臭さもなくて、上品に仕上がっています。1ピースだけなのが残念ですが、仙鳳址の牡蠣は大ぶりなので、十分満足できます。アクアパッツアは見た目は地味なんですが、これも火入れが凄いです。一言で言うと半生で、この絶妙な仕上がりを狙っているとしたら、凄いと思います(凄いしか言ってない…)。パスタのウニと蟹の相性も、びっくりするくらい良く合っています。そして一番凄いのがメインの牛のロースト。大きめに切り出していても、中まで火が通っていて、柔らかい。これを食べてみて、東京の三ツ星フレンチでよく出している、3時間ローストを思い出しました。荒々しく雑に仕上げたステーキも嫌いではないですが、こういう繊細に仕上げられたものを食べると驚きます。食べ慣れていれば食べなれている人ほど、これを食べたら驚くんじゃないかな。デセールも美味しかったですが、さすがにデセールまでよくできているのは出来すぎなので、近くのパティスリーから入れてるんじゃないかなと思います。たぶん。
今回は12kのコース+ビール1杯+ハーフボトル1本4k+エスプレッソ¥500で18k強。お高く感じましたが、よく見てみると原価率は相当高そうなので、妥当な線だと思います。シェフ自身もキュイソンに気をつけていると言っていましたが、キュイソンを魅せるコースでここまで素晴らしいとは思わず、感激しました。チャンスがあればリピートしてみたいです。
3位
1回
2016/07訪問 2016/08/21
言わずと知れた二つ星。今回の旅行はあまり知られていないお店ばかり選んだのですが(1人客でも予約しやすいように)、1店くらいは有名なお店へ行ってみよう、ということでこちらへ。コースもそれなりのお値段のお店なんですが、京都の日本料理店はみんな同じくらいのお値段なので仕方ないかな、と納得させて行くことにしました。ただ、こちらのお店は一度行ってみるとお値段の意味がわかるし、実際にもお値段以上のお店でした…。
祇園のはずれ、八坂神社から高台寺へ抜ける抜ける通りにお店があります。看板が高台寺側を向いているので、八坂神社から向かってしまうと見落としてしまうかもしれません。仰々しい入り口を入ってお店へ。京都というと町屋を改装したお店が多いですが、こちらのお店は別格かな…。実際、未在やなかひがしを手がけた方がリニューアルに携わっているとのこと。細かいところをよく見ると、いろいろとオカシイんですよね。竹材が一枚板みたいになっていたり、四角くなっていたり。「ふーん…」で済ませてしまいそうですけど、よくよく考えてみると、普通じゃないですよね!そもそも大将がアート系がお好きなせいもあって、ここまで凝っているようです。細かいことがわからない方は、大将に説明してもらうのが一番良さそうです。二番手さんでも結構喋れてましたけど、これだけ設えに力を入れてるお店なので、やはり大将から聞くのが一番かと思います。大将もイケメンでびっくり。しかも話し上手で、ファンが多いのも納得しました。
皿なんですが、料理ってここまで趣向を凝らすことができるものなんですね。料理そのものもそうですが、器がこれまたすごい。「鵜飼いが始まったので、船の器で…」「祇園祭りなので鉾を…」とか。高級な日本料理で使う器にワンオフが多いのは、何となく知ってたんです。でも、ここまでバリエーションがあるお店は、そうそうない気がします。飲食店は美味しければそれ以上の価値はないと思っていましたが、それを軽く飛び越えた感じです。味も間違いないですよね~。昆布とカツオでバランスの取れた出汁(合ってるかな…)。さゝ木出身と聞いたのは後になってからですが、変化球でなく正統派の京料理でした。
実際に行ってみて、このお店へ一人で行くなんて怖いもん知らずだな…と我ながら恐ろしくなりましたが、特に大事にもならずに食事ができて良かったです。このお店は高いんですけど、飽きるまで通ってみたい…無理だけど…。
4位
1回
2016/11訪問 2016/11/13
未だ一に能わず。何があっても、一番目にすることの多い店の名前を見れば、襟を正すことができる。名は体を表すといいますが、お店の姿勢を表すいい名前だと思います。最近はよくわからない名前のお店が増えましたけども。
柏原さんがレビューを書いていて、一度食事してみたいと思っていたお店です。銀座8丁目の一等地、周りは高級クラブばかり。平日だと黒塗りタクシーだらけで気圧されてしまうと思いますが、この日は週末の夜。人気がなさすぎてびっくりしました。ちなみにお店は9席くらいで、客は私一人だけ。後で知りましたが、数年前に雑誌の特集でトップを飾ったところ、予約の電話がひっきりになしにかかってきたこともあったとのこと。今は奥様と細々やっているようで、終始静かな感じでした。静かすぎて、こういう時に何をしゃべればいいか忘れてましたけども(笑)。
料理は流行りっぽくない日本料理という感じ。ビジュアルが地味目なんですよね。でも、味は別格に美味しいです。香りもいいです。真似できそうで、よく考えると大事なポイントがわからなくて真似できないという、いやらしい感じ(笑)。先付の7品から唸ることウケアイです。そして1年で出す食材が大体決まっていて、メニューになっていました。この日の旬は、フグとオコゼでしょうか。十三湖のシジミとか、真狩の百合根とか、身欠きニシンとか、北の方の食材がお好きなようです。出身が北の方なのかもしれませんけども。
お値段はビール1本に日本酒2合で22kくらいだったかな。食材と手間とボリュームを考えると、妥当な線です。変なお店へ行って損した気分になるより良いと思います。アラカルトもできるので、二件目利用も大丈夫ですし、事前に依頼しておけばお土産だけでも大丈夫そうでした。
5位
2回
2017/09訪問 2022/04/17
週末に、日本料理が食べたいけど、あんまり高い店はちょっとな、ということでこちらのお店へ。今回は予約しましたが、当日予約の方も入れるくらいなので、ほどほどの込み具合でした。
コストパフォーマンスの良さは相変わらず。いろいろ難点のある食材を多く扱っているようですが、美味しく仕上げてくれています。実は前回も感じていたのですが、煮付けの味の決め方があまり好みでなく…(笑)。もう少し塩気が強くても良いと思うのですが、出汁が弱いのでバランスをとるのが難しいのかとも思います。派手でなくても美味しいものを新橋で食べたいときには、良いお店です。
久しぶりに週末二連休になったので、翌日青山のレストランへ行く予定だったにもかかわらず、こらえ切れずダメ元で当日予約。OKとのこと。場所は烏森神社の隣あたりの雑居ビルの2F。見つけにくいので、当食べログで探すのが吉。お店はすごく小さいですが、これくらいで細々やっていくのが失敗しなくて良いと思います。お弟子さんも入れておらず、この日は大将のみでの営業でした。ビールも生ビールサーバーは入れず、瓶ビールのみ。まあこれは、瓶ビールを傾けているほうが新橋らしくていいと思います(笑)。お店自体はキレイなんですが、建物が古いのとお手洗いが共同なのが難点かな。週末の新橋は人が少ないですが、逆にウィークデーは多いと思いますし。
銀座の智映で修行していたというのが気に入って来てみましたが、実はご本人も寿司屋のご子息というサラブレッドなんですね。それで握りを出してくれたんでしょうか。後で知って、いろいろ驚きました。そのせいか、出てくる魚の扱いも素晴らしかったです。どれも美味しい。なんと言っても、安い魚に手を入れて美味しく仕上げているとか、安くても美味しい魚を出してくれているところが個人店の良さを十二分に発揮していて感激しました。お造りはカツオとカワハギで、どちらもすごく美味しい。久しぶりに食べた(本物の)北海道のシシャモも、美味しかったです。コハダとイワシの握りも、仕込みは相当面倒だと思うのですが、どちらも美味しかったです。メニューだけ見たら、確かに安め8kコースなんですけどね。内容はかなりコストパフォーマンスが高いと思います。それでも毛ガニ(これも超絶美味しい)とか松茸とか使っていて、凄いですけど…。椀が最後のほうに出てきたので、酒で味がわからなくて吸い地はよくわかりませんでしたが、あんまり東京っぽくなくて美味しかった気がします。
行きにくくなってほしくないお店を見つけました。
6位
1回
2016/01訪問 2016/02/18
ランチはあまり興味がなかったのですが、夜の出来が良かったので、つい来てしまいました。土曜のランチはすぐ完売してしまうんですが、日曜は割とのんびりムードでした。おかげですごく静かで緊張してしまうくらいの雰囲気になっていて、びっくりしました。ちなみに、こちらの大将は月イチで料理教室の講師もやっています。そこでは中村孝明氏の下で修行していたと謳っているので、伏せる必要もなかったかな。
ご飯はお代わりできます。小鉢と刺身で1膳、茶漬けで1膳いただきました。出汁はやや海草くささがわかるくらいの昆布出汁で、茶漬けにしてしまえば、それほど気になりません。刺身はつけダレが味も香りも強いので、鯛自体の風味は弱めです。安くて小洒落たランチにするなら、ここか茶月斉が良さそうな気がします。(2015.01)
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狸小路の一番奥。茶月斉とかが入っているのと同じビルの同じフロアにお店があります。内装は白っぽくてカフェみたいな感じです。カウンターと言いつつテーブルを並べて片側だけに席を設けてカウンターとして使っているんですが、なかなかどうしてこの雰囲気だとうまくオシャレに収まっているように思います。席数は15席強で、実際には4組も入れたら予約を止めているようです。実際、ご夫婦二人で開けているお店なので、あまりツメツメに入れても…というところなのかと思います。コースは¥5,500と¥7,500。カジュアルラインの日本料理で、ちゃんとした日本料理も作れるんだろうけど、若干創作性が入っている感じです。東京で言ったら賛否両論みたいなポジションになるのかな。出汁の旨味が強めなので、お酒に良く合って進めやすいです。なので、お酒を飲むなら¥5,500の方がオススメ。もちろん¥7,500も値段なりの満足度で、もう少し強気の値段設定でも良さそうなくらいです。今回は¥7,500のほう。
皿はしっかり目の出汁に、皿ごとで食材を組み合わせて味わいを変えている感じかな。アンキモの茶碗蒸しも美味しかったし、ふかひれ入りマナガツオの小鍋も美味しかったな。お造りの熟成感もちょうど良かったし、メニューにない海老芋の唐揚げも美味しかったし、カラスミのおかげでお酒がなくなっちゃいましたし。スモールポーションで出てくるのでいろいろ食べれる割に、食後感も良いので女性に喜ばれると思います。連れてってと言われたら迷わず(オゴリで)連れて行くのが吉だと思います。お酒は¥700前後でサービス料なし。トータルで、それほど高くならないと思います。
もうすぐオープン3年で、ひっそりやっているんですよーと大将は言っていたものの、お店が繁盛するのは吝かでなさそうだったので、普通に書いちゃいました。でも、3.06→3.72→3.18→3.71と乱高下してますね。ごめんなさい(笑)。(2016.01)
7位
1回
2016/07訪問 2016/08/21
場所は、知恩院の目の前。地図上では離れているように見えますが、いちばん外側の三門が目の前にあるので、すごく近くに感じます。前日の夕立から一転して晴れた日にお店へ伺いました。お店は京町屋を改装したお店で、いわゆるうなぎの寝床の店内は、カウンターのみのお店になっています。小上がりで靴を脱ぐので、リラックスして食事ができると思います。この日は、私以外の客は1組だけでした。話を聞いていると、東京のテレビによく出演している飲食店の方と仲が良かったり、雑誌の引き合いもあるようで、あまり焦らず細々と営業しているようです。他の口コミにも載っている修行先のお店は聞いたことがありませんでしたが(お店で聞かなくてよかった)、仕事も丁寧だし品数も多くて嬉しかったです。
出汁は京風オーソドックスな、昆布が強めのカツオ出汁でした。椀には肉も使っていて「うぉっ、どうなんだこれ」と思いましたが、脂をしっかり落としているせいか、不思議と出汁と合っていて驚きました。5kでこれだけ出てくれば嬉しいし、わざわざ来る甲斐のある内容だと思います。さすがにちょっとここまでは家じゃマネできないですし。炊き込みご飯はその場で5種類から選べました。蛸、鮎、とうもろこし、穴子とあとひとつ何だったかな。家じゃ面倒すぎてやらないとうもろこしで…。これも美味しかった…ご飯で酒が飲めてしまいます(笑)。
こんなイイお店が赤い本には載っていないという…場所も凄くイイのに…京都でお店をやるって大変だなあ…おかげで予約しやすくて助かりますけど…。
8位
1回
2016/07訪問 2016/08/21
お店の場所は、雑居ビルの2F。京都の路地は細かいし看板も(オサレ過ぎて)わかりにくいので、地図を頼りにしておいた方が良いと思います。お店は京都らしくうなぎの寝床のような店内。木目調が印象的なカウンターと、テーブルが4席1卓あります。ランチは満席にしていないとのことで、若干予約しにくい感があります。実際には事前に予約が埋まるというよりは直前で埋まることが多いとのことで、チャレンジする価値はあると思います。サービス担当が1名いるので、営業時間中に電話しても大丈夫です。予約時に1万円のコースを提示してきたので、一人だと割高になるのかと思いきや、一人客は単に夜のコースでしか受けていないというだけでした。一人だとパエリアを一人前で炊いてくれるので、むしろ一人だけのほうがコストパフォーマンスは上がると思います。
モダンスパニッシュと言っても、カセントのような多皿ではないしエルブジのような分子料理でもないですが、ジャンルで言ったらスペインになるんだろうなあ、という感じです。見た感じだけなら、イタリアンっぽく見えてしまうかも。味の決め方は間違いなくスペイン流、という感じだと思います。毛蟹も1杯入っているし、満足度は高かったです。その毛蟹ですが、パエリア鍋のフタを開けたら、蟹の背中が出てくるというミラクル(笑)。写真を撮りたい人は、ぜひ正面向きでで撮影しておくのがオススメです。いや~、毛蟹のパエリアは美味しかったな。また食べたいです。皿は見た目どおりイタリアンに近いので、比較的食べやすいです。ワインと言ってもスペインワインなら安く済みますし、割とカジュアルに利用できるお店だと思います。それと、肉料理のナイフはペルスヴァルでした。アランミクリとコラボしたナイフなんかも置いていたり。皿も実は磁器でなく陶器でしたし、食器やカトラリーにも凝っているようです。
京都という土地柄をあまり感じないので、京都感を感じたい人は日本料理のほうがオススメかな。そういう意味では旅行客より地元の人に向いているお店なのかもしれません。お店の方が、みなさん生き生きと仕事をしているのが印象的でした。そういう意味ではスベらないお店だと思います。
9位
1回
2016/07訪問 2016/08/15
祇園祭りシーズンに京都へ来たのですが、二条城まで来るとすっかり普通の町並みになります。二条城もライトアップされてるんですけどね~。お店は地下鉄の駅から徒歩5分程度のところにある新しいお店です。京都の飲食店は町に溶け込んでいるので、見つけにくかったです。お店はお弟子さんがおらず、大将だけ。女将さんもいらっしゃることがあるようですが、この日は不在でした。大将は京都を中心に修行していたそうで、東京の幸村で修行していたこともあるとのこと。あいにくこの日の客は一組日程変更をされたそうで、私一人だったのが残念ポイントでしたが…。
コース13kで11皿。どの皿も手が込んでいて感心しました。出汁もカツオが控えめで美味しかったです。見た目どおりに、きれいにすっきりとまとまっている感じです。味は割としっかり目で、流行っぽい感じだなという気がします。器は少しずつ買い揃えたそうですが、染付けがお好きなんですかねえ…。器も盛り付けもセンスが良いところも、真剣に修行してきたことが伝わってくるように感じます。赤絵の皿がないのが意外だったかな。日本酒はやや高めかな…でも、一番安いものでも十分美味しいので、あまり見栄を張る必要はないと思います。
まだお店も安定軌道に乗り切れていないようで、なんだか自信なさげな大将でしたが、仕事は凄く立派でした。1日2組に限定しているとは知りませんでしたけども。もう少し軌道に乗るまでは、一人客のあしらい方を考えた方がいいんじゃないかなと余計なことを考えたり…。別に大変なら、食事は炊き込みご飯でなくても乾麺とかで構わないんですよね。そのお店の食事にこだわりたい人は、誰かを連れて行けばいいだけの話ですし。仕事にこだわりたいのはわかるんですが、気持ちが落ち着かないと良い仕事もできないわけで。ただ、一人客のニーズは必ずあるし、一人でいいお値段の食事をする人って、断らない方がいいと思うんですよね。ま、どうでもいいですね。
ともかく、他のお店に比べたら予約も取りやすいし、皿も素晴らしいので、オススメです。お店はまだまだこれからだと思いますが、この仕事の出来なら、今までよりもこれからの方がいいことがたくさんあるような気がします。
10位
1回
2016/02訪問 2016/04/03
淡々とやっているので宣伝は不要と思っていましたが、そうでもなかったので点数をつけました。1ヶ月空けましたが同じメニューが多いので、リピート利用は注意が必要かもしれません。それと冬場はいいんでしょうけど、魚の少ない夏場はどうするのかなと勝手に心配してみたり。ま、夏場は観光客ばかりなので、地元の人は心配しなくてもいいかもしれませんけどね。(2016.03)
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お店はビルのB1Fなので、若干わかりにくいかもしれません。元々小さいバーの居抜きで入っているようで、カウンター6席しかない小さなお店です。カウンターの内側は相当狭そうですが、客席側はそれほど気になりません。予約を取りにくい印象があるものの、実際には何回転かしているので、それで予約が取れないのであれば、相当客が入っているということだと思います。常連のために席を空けているとか、1回転しかしないから予約を取りにくいというわけではなさそうです。
コースは握り8貫、10貫、12貫とつまみからのお任せコース。つまみコースでも7k程度なので、個人的にはつまみコースがお勧めです。今回はつまみコースにしましたが、つまみは結局17品も出てきました!どうなってんだ!難点は、どれも美味しくて酒によく合うので、お酒が進みすぎるところかな。ま、悪いことではないんですけどね。あまり酔ってしまうと後半の味がわからなくなってしまうという…。握りはいわゆる高級店のように阿吽の呼吸で進み具合を合わせてくれるわけではなく、街場寿司のように一気に握ってくれます。たぶんこれは客一人2時間程度で回したいので、なるべくお客さんのペースだけで進めたい(お店側がペースを作らないようにしている)せいじゃないかなと思います。品数が多いのですが、ほとんど間を空けずに出してくれます。
気をつけたほうがいいのは、お店の段取りどおりに進めたいようなので、あまりワガママを言わない方が良さそうです。安いし美味しいので食べログのロジック的に人気が出てしまうのですが、カウンター鮨屋に慣れていない人には使いにくいお店だと思います。(2016.02)
初めて行くお店が多いのですが、インパクトの強いお店が多かったです。良くも悪くも。特に東京には憧れもあったのですが、驚異の地雷率でお店不信になりそうです…。