1回
2018/06 訪問
手抜きない料理と飽きのこない月別メニュー
友人と一緒に、居酒屋「和syoku歩歩」(ほほ)という店に行ってきました。
この店、人気店で前回本八幡に来たときは満席で入れなかったのだが、今回は早くから予約して楽しみに来た。
場所はJR本八幡駅から徒歩で7〜8分程度。繁華街から少し外れ周りは住宅街、お店の軒先には竹の植栽が置いてあり、和テイストと高級感を醸し出している。
店内は古民家風のお着いた趣で、カウンター席と掘りごたつ式のお座敷席があり、入店した夕方7時過ぎ、席の方は8割方埋まっている。
先ずは黒ラベル生(中)を注文、この店は「パーフェクト黒ラベルが飲める店」、流石にビールの泡が細かく美味しい。
お通しは「魚の煮凝り」
金目鯛のような煮魚の身が中に挟まれ魚の脂旨みを感じ見た目も美しい。この一品でお店のレベルが分かる。次の品も期待が膨らむ。
「いさきと鰯の刺身」
刺身は、お任せの盛り合わせもあるが、今が旬の「いさき」、「鰯」の2品を注文。
2品別々のお皿に来るのが普通だが、美しい器に添え物、刺身2品がみごとに盛られている。
この時期の鰯は「入梅いわし」と言われ一番脂のりがよく美味しい時期、美しい赤身と皮の間に白い脂がたっぷりあるのが見てわかる。味の方はもちろん、まさに口の中で溶ける感じ。
いさきもこの時期産卵前に脂を蓄える時期で、一番の旬とされる。こちらももっちりした食感と口の中に甘味が広がる。
「白えびの唐揚げ」
富山湾で取れる白エビ、いつも食べれるものではない。サクッと、さっぱりした上品なエビの香りと甘みを感じる。衣、揚げ方も素晴らしい。もちろんビールとの相性は言うまでもない。
「太刀魚のトマトチーズ焼き」
白身の太刀魚がイタリアン風になるのだと少し驚き、淡白な身はトマトチーズに合う。太刀魚という関東ではあまり使われない魚をベースに使うあたり、料理への探究心を感じます。
「鮎の山椒煮」
甘い醤油風味のタレがかかった鮎に香りよくピリッと辛い山椒の実がアクセントになっています。しかし煮付けなのによく形が崩れないなと不思議?でした。
帰って少し調べるとこの料理、まず煮崩れないよう一旦下焼きをしてから味付け(醤油、みりん、お酒)しながらじっくり煮込むそうです。手が込んでます。なのにリーズナブル。
最後に注文したのは「ローストポークと茄子の梅肉添え」
こちら茄子をローストポークの間に挟み、上に梅肉とネギをあしらった、じめっとしたこの時期(梅雨)梅肉を使ってさっぱりと頂けるのがよい。素材と素材の組み合わせなどよく考えられています。
この店のメニューは定番メニューに加え、その月ごとのメニューがあり、旬の素材を使った料理も楽します。なので飽きることなくリピート客が絶えないのでしょう。
2019/04/27 更新
喧騒をはなれた住宅街にひっそりと佇む人気の和風居酒屋。和食と思いきや洋のテイスト、創作料理もあって多彩。味の方はみな外れが無く、美しい盛り付けなど見た目でも楽しませてくれる。しかもリーズナブル。店員の接客態度もよく、月毎にメニューを変えるなどリピーターが多いのがよく分かる。
2018/06/12 更新