この口コミは、CEO SUPPLEさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数：4.5
-
～￥999 / 1人
-
-
料理・味 4.0
-
|サービス 4.5
-
|雰囲気 5.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク 3.5
-
-
［ 料理・味4.0
-
| サービス4.5
-
| 雰囲気5.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク3.5 ］
風とパンと犬たちの午後（ZEIT BAKERY CAFE ＠山梨 山中湖）
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-322134520 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-322134520","content_type":"ReviewImage","content_id":322134520,"voted_flag":false,"count":14,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-322134521 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-322134521","content_type":"ReviewImage","content_id":322134521,"voted_flag":false,"count":16,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-322134522 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-322134522","content_type":"ReviewImage","content_id":322134522,"voted_flag":false,"count":18,"user_status":"","blocked":false}
2025/10/05 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
2025年9月23日訪問
山中湖の湖畔から少し奥まった場所に、自然に包まれるように佇むベーカリーカフェ「ZWIT」さんを訪れた。2024年3月にオープンしたばかりとは思えないほど、土地に馴染み、まるで昔からそこにあったような静けさを湛えている。
時間の止まる場所＠ZEITpostedby(C)Supple
富士の裾野の緩やかな高低差に沿って広がる敷地には、広々とした駐車場、パラソルのあるテラス席、そしてドッグラン。大型犬も小型犬も、飼い主とともに穏やかな午後を過ごしている。車で訪れる方が多いようだが、空間が広く、隣を気にせずに過ごせるのが嬉しい。雨の日でも安心の室内席もあり、どんな天候でもこのカフェの魅力は揺るがない。
風と緑に包まれた空間＠ZEITpostedby(C)Supple
黒い外観の建物に足を踏み入れると、オープンな店内にパンの香りが広がる。店員さんたちは接客とパン作りに忙しく、ショーケースには自家製のパンがずらり。清潔感のある空間でパンを眺めていると、ついあれもこれもと手が伸びてしまう。
この日選んだのは、パストラミビーフサンドとクロワッサンアマンド。飲み物はアイスカフェラテ。秋の気配が漂う日だったが、夏の名残が残る気温にアイスが心地よい。
午後の静けさを噛みしめる、ZWITのひと皿＠山中湖postedby(C)Supple
パストラミビーフサンドは、ただただ「おいしい」の一言に尽きる。肉の旨み、野菜の瑞々しさ、パンの香ばしさが口の中で調和し、噛むたびに幸せが広がる。ここに来てよかったと、心から思える味。
そして、甘さが沁みるクロワッサンアマンド。山中湖まで自転車で来た身体に、糖分がやさしく染み渡る。アドレナリンで高ぶっていた感覚が、ふっと落ち着いていくような癒しのひととき。
パンを頬張りながらカフェラテを飲む。サイクリングのことなど忘れて、ただ「カフェしている」時間。完食するまでの間、流れる時間の中で感じるのは、犬たちのしっぽの揺れ、ドッグランでの疾走、小型犬のちょこちょこ歩く姿。
ジャズやクラシックが静かに流れるように、人や犬の雑踏が遠くでさざめき、風の音や雉の声が重なり、緑の匂いがそっと空間を包み込む──そんな自然の演出が、午後の静けさを深めていく。
曇り空で富士山は見えなかったけれど、それでも十分に楽しめた。富士がなくても、ここには確かな魅力がある。
「ありがとうございます。そしてごちそうさまでした。」そんな気持ちでZWITさんを後にした。都市部では味わえない、時間の流れそのものが違う場所。また、ふとした瞬間に戻ってきたくなる、そんなカフェだった。