レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2016/03訪問 2016/03/13
JR恵比寿駅の東口から5分くらいか。
オフィスビルが並ぶ地域だが数軒おきくらいには飲食店のテナントが入っている、そんな地区の一角にある。
店舗はガラス張りで開放的な感じ。今は冬だが、季節のよい時期の昼間などはだいぶ雰囲気が違うかもしれない。
今回は平日夜に数名での飲み会である。
ビールやらワインをいただだきながら、うまいシンガポール料理を食おうという趣向だ。
比較的、奥のほうのテーブルに案内された。角なので落ち着く場所だ。照明はあくまで絞り目で、これも落ち着いた雰囲気を醸し出している気がする。
メニューをみながら、お料理を適当にお願いすることに。今回のメンバーは男女ともパクチーOKな者しかいないので、あれもこれもと頼みほうだい。
ちゃんと名前を覚えていないのだが、薄いナン状のパンにくるんでいただくエビのビスクのような料理とか、ホタテ貝柱を甘辛にしたやつを小さめの饅頭に挟んで食べるのとか、シンガポール料理というとラクサと海南鶏飯しか知らないこちらにとってはどれもこれもただただ美味しい。
飲み物も、今回はワインを中心に頂いたのだが、フランスのメルローでも案外お手頃のが選択肢にあったり、ナパのベリンジャーも頂けたり、なかなか良い感じ。おかげでちょっと飲みすぎました。
最後のシメには看板メニューである海南鶏飯を頂いて、もうすっかり満足。
フロアのスタッフも、気軽な感じの雰囲気の中で立ち居振る舞いはしっかりしているし、これは良いお店だと思いますね。
3位
1回
2016/04訪問 2016/05/03
大船の街中にあるビストロである。
JR大船駅笠間口からヨーカドーに向かって東方向へ歩き、5分ほどいった左側にある。
すぐ北側にかなり広めのタイムズPがあるので、クルマならここが便利。
今回は休日の夜8時くらいに晩ごはんをいただくのに伺った。
外観はちょっと山小屋風。テラス席もしつらえてあって、喫煙はこちらで、ということらしい。
店内はそれほど広くなくて、6~7卓くらいか。
このうち半分くらいの先客は女子会らしき飲み会中(他は普通にお食事中)。ワイワイとにぎやかだ(時刻的に当然か)。
クルマで行ってしまったので飲み物はソフトドリンクで。ウィルキンソンのジンジャーエールをチョイス。
お料理は、主に黒板に書いてあるのをみてお願いするスタイル(紙のメニューももちろんある)。
家人が食べたことがあってお勧めというスモークドポーク、他にサラダ、ピッツァ、パスタなどを適当に選んでお願いする。
(ドイツ料理ベースなような気がするが、必ずしもこだわっていない感じである。)
突出しに出てきたパテのせバゲットとタコマリネがなかなか美味しくて、いい気分になっているところにスモークドポーク登場。
カッティングボードにドンと載った状態で、適当に切り分けて頂く。ザウワークラウトとバジルペーストが添えてある。
噛みしめるたびに旨みと香りが広がる。んー、これは美味しい。(白ワインの良いのを頼みたいのをなんとか堪える。)
締めのつもりで頼んだタケノコ&生ハムパスタもなかなか。素材の味を引き出しましたというつくりで、旬のものはやはり旨いですね。
フロアのみなさんもテキパキ動いてくれていて良い雰囲気だし、楽しいお食事 or 小パーティに使いでがありそうであります。
4位
1回
2016/07訪問 2016/07/31
渋谷にあったロシア料理の名店、ロゴスキーが銀座に移転したというので、ちょっとした小パーティに利用。
場所は4丁目交差点からもすぐで、たいへんわかりやすい。
近代的なビルの中にあっても、ちょっとした重厚な外観にしてあって、良い感じだ。
この日は平日の夜で比較的すいているよう。
やや奥まったテーブルを割り当てて頂き、お酒のオーダーに応えてウオトカのボトルなどをサーブしてくれるのもベテランのお姐さん。
なかなか良い時間が流れていきます。
料理は適宜アラカルトでお願いをした。
前菜のザクスカから始まり、冷凍肉、ビーツとニシンのサラダ、ラムの串焼き風などバラエティに富んでいて、お皿ごとに色合いも鮮やか。
目にも楽しめる皿の数々となっているのがポイントらしい。
お酒も、ビールやウオトカだけでなく、(ロシアというよりソ連だが)ジョージア(旧・グルジア)のワインとか、思ったより幅広くて楽しめた。
ホスピタリティもよくて、大変楽しめました。
ごちそうさまでした。
5位
1回
2016/06訪問 2016/07/02
江ノ島のたもとのキッシュ専門(?)店。小田原にあるヨロイヅカファームと同系列とのこと。
新えのすいやイル・キャンティのR134向かいあたり、パンケーキの超有名店のすぐ隣である。
小田急の片瀬江ノ島駅から歩いてすぐだが、クルマならイル・キャンティのところの駐車場が最寄りである(真夏でなければ夕方には空いている)。
店舗の建坪は狭め。1Fが店頭販売&ちょっとしたテーブル、2Fが普通の客席。場所柄2Fの窓の景色はなかなかである。
今回は休日の夕方にかるーくお食事(お酒なし)のつもりで訪問。当日の予約は受け付けていないとのことだったが、到着時点でたまたま1テーブルあいていたので滑り込みセーフであった。
とりあえずノンアルコールのドリンクを適当にお願いした上で、まずはメニューをにらむわけだが、ここはキッシュを大目にいくしかないでしょう。
やや大振りという話だったが、一人あたま2個くらいの勘定でキッシュをまずバーンと頼む。まだ宵の口なのに一部売り切れ品があったのはちょっと残念だが、なんだかんだで10種類以上あるのでリピートするのも良い様子。さらに追っかけで、マメ鯵の揚げたのとか、バーニャカウダ、ポテトの類、鶏の揚げたの、それにジャンバラヤなどをお願いする。
まずキッシュが到着。早速頂きます。
まわりの生地はおもったよりパリッとしていて、しかしバターでしょうかだいぶずっしり。
中身も当然だが玉子たっぷり感であって、1個食べた時点で一人2個で抑えてよかったとしみじみ。
味付けもカレーベースであったりとか、マヨ多めな感じになっているものとか、それなりにバリエーションがあって楽しめる。
その後ちゃくちゃくとその他料理が届くので、これも片端からいただいていくのだが、こちらはキッシュほどのインパクトが感じられなかった。
もちろん十分おいしいので、キッシュとは別にこれを肴にワイン(かなりいろいろ選べます)など楽しく頂くのが本来の使い方なのかなぁと。そういう意味ではクルマで行くのは邪道だったかもしれない。
最後に甘いものを追加で頂いて、これも堪能。
かなーりお腹いっぱいです。
ごちそうさまでした。
6位
1回
2016/11訪問 2016/12/04
ベルギービールとベルギー料理の店である。
場所は新橋駅と有楽町駅の間。新橋から徒歩がわかりやすいだろう。
平日の夕方、女2+男3というちょっとした集まり(飲み会)に利用した。
外観はちょっと渋いパブの様相。内装も木目調でなかなか凝っている感じ。もうちょっと薄暗いと本格的な気分になるが、まぁ東京ではそうもいかないか。
さっそくベルギービールで乾杯です。まずは王道のシメイから。
続いて料理をお願いしようとしたら、お姉さんが黒板メニューを持ってきた。この規模の店でも黒板運用するのですね~と思って、もっぱらそちらから注文することに。
これも定番のムール貝ワイン蒸し(ブリュッセルの街中で食べた時は量が多すぎて難儀した…)やら、お店の一押しというモルトビネガーかけのフライドポテトなんかを手始めに、グリルドソーセージ&ザウワークラウト、ハムやチーズやパテの盛り合わせ、などなど。
テーブル担当のお姉さんの注文とり&客あしらいは上手だし(笑)、ビールも旨いし、料理も旨い。
すっかり満腹になったなと思ったころにデザートまでいただいてしまい、満足満足。
ちょいと値がはるのが玉にきずですが、それだけの価値はありそうです。
7位
1回
2016/03訪問 2016/04/02
芝商店街の横道にあるハンバーグの店である。
今回、平日の夜7時過ぎに晩ごはんのために訪問。
この日は宴会を2組くらいやっていて、食事をしている客は2~3人だ。
マスターが厨房でひたすら肉を焼き、フロアをおばちゃん一人が切り盛りしているようだ(ちょっと大変そうな様子)。
案内されたテーブルでメニューを吟味していると(1枚ものだがそれなりに情報量の多いメニューなのだ)、おばちゃんがメモを持って横に立つ。う、ちょっと待ってと思いながら、メニューの左上のほうのハンバーグステーキ(勿論それがお勧めということですよね)の中からお勧めを尋ね、無事注文を完了。ポテトが旨いという話を聞いていたのだが、ちょっと多いのではとのお勧めにより今回はパス。代わりと言っては何だが、ハイネケンを1つお願いする。このお店、カウンター近くに赤ワインのボトルが沢山積んであるので、本来はこの店なら肉を食いながら赤ワインを、というのがセオリーの様子だ。
すぐにビール到着。
瓶からそのままどうぞということで、カリフォルニアみたいだよと苦笑しつつ、ラッパ飲みで頂く。久しぶりでちょっと楽しい。
そしてほとんど待った気がしないうちに鉄板が到着。早い。
ご飯はセルフで好きなだけよそうとのことで、かるく盛って早速頂きます。
分量的に下から2~3番目くらいの小判型ハンバーグ2枚というのをお願いしたのだが、これがなかなかのボリューム感。
寸法的にはそれほどぶ厚いというわけではないのだが、食べてみると中身がずっしり詰まっていて、噛みしめるたびに肉の味がしみだす感じ。脂分すくなめで赤味主体なのかもしれないが、うまい肉を食べたまえというメッセージのようなものを感じるハンバーグだ。
つけあわせの玉子&ホウレンソウを箸休めにしながら最後まできれいに頂きましたが、これより多いやつにしなくてよかった感。
ごちそうさまでした。
8位
1回
2016/05訪問 2018/06/02
小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅から海(江の島方面ではなく、鵠沼海岸方面)に向かって徒歩5分くらいか。
住宅地を抜ける道の右側にひょっこり現れるおにぎり&おはぎの店である。(実はおはぎは買ったことがない)
この界隈にあまりコンビニがないのも立地としてよいのだと思うが、いつ行っても良い売れ行き。陳列棚はたいていどこかに隙間がある。
店内に4名も大人が入れば一杯くらいの小さい店だが、おにぎりの種類はかなり豊富。比較的ふつうの紅ジャケおにぎり、塩むすびなども並ぶが、ここで買うならもう少し凝ったのを選ぶと楽しい。もし店頭にお目当てのおにぎりが並んでいなかったら、もう無いかどうかを聞いてみましょう。出来立てのおにぎりを買えるチャンスかもしれない。
個人的には玄米系のおにぎりが好み。
そもそもが噛みごたえがある米なのである意味当然ともいえるが、ここの玄米おにぎりは結構しっかり握ってあるようで、まず持った瞬間のずっしり感がなかなか。
見た目はそれほど大きいわけではないのにかなりの食べごたえがあるのがうれしい。
コンビニのおにぎりよりは少々割高だが、それだけのことはある。
それから、マスターもおかみさんもいつもニコニコ商売していて、買うほうもうれしくなってしまう。そういうお店です。
お勧め。
JR浜松町駅(金杉橋口)から徒歩5分ほど。地下鉄の駅のほうが近いが、JRからでも道はわかりやすい。
ちょっとしたオフィス街の一角に看板が立つ、いわく「広島式 汁なし担々麺 キング軒」。
汁なし担々麺といっても四川風のそれとはちょっと違う。それがこの広島式。
以前に銀座の松屋にイベント出店したときに知人に勧められて食べた。それ以来だ。
格好いい引き戸を引いて店内へ入り、すぐ左の券売機で食券を買う。
今のところ、並の1辛、2辛しか食べていないが、ほかのお客の様子を見ていると、途中で玉子で少し中和するとか、白ご飯を最後に投入するとか、色々なワザがあるようなので今後勉強していきたい。
食券をカウンターに出すと、ものの2分くらいで丼が到着する。速い。
黒いおおぶりの渋い丼。これもいい味を出している。
さっそく箸をとり、中身を30回かき混ぜる。底の汁が見当たらなくなったタイミングがよい頃合い。さぁ頂きましょう!
この汁なし担々麺、辛みももちろんだが、調合された花山椒が存在を主張する。かき混ぜている段階で既に鼻孔をくすぐる。
肉味噌と刻み青ネギが風味を出し、加えてこれらによく絡む細身のストレート麺。固めなどと言わなくてもちゃんとした固さ。歯ごたえも絶妙。
山椒のパンチをもうちょっと、と思うなら、テーブル上に置いてある後掛け用花山椒を振る。これを今度はかきまぜないでバッと頂くのだ。
ここの並盛は、大の大人が単体でそれだけ昼食にするにはちょっと軽いかもしれない(その分値段がお安め。都内でこのこだわりの内容なら並800円は取れそうだが、、、580円である)が、そのぶん、玉子とか白ご飯に回してくれということなのだろう。もちろん最初から大盛りでもよろしい(現に隣の先客は、大盛り&ご飯でがっつり行っていた)。個人的には、例えば晩飯を食べに行くというよりも、帰る前にかるく一杯(担々麺を)、という使い方ができるのでこの分量はありがたい。
店長もよけいなおしゃべりはしないが気さくな感じで、とても店内が良い雰囲気である。
ついつい通ってしまいそうな店だ。
---------
2016/9月追記
2015/5/24夜の初訪問で食べた「並盛1辛」。あれから1年余り、既に数えきれないくらい通っている(平均すると月に3~4回だろうか)。
1辛から4辛まで試し、ライスや玉子やセロリを試し、最近はたいてい「並盛、2辛、ネギトッピング、ライスなし」に落ち着きつつある。
並盛ライスなしにすれば分量的にも絞り目だし、こってりスープや背脂やらといったことを考えると、そもそもずいぶんとヘルシー。
それでいてピリッ(ビリビリッ?)とした辛さで、麺を食べました感は十分。
厳寒の冬も酷暑の夏も、これさえあれば乗り切れる、そんなパワーをもらえる一杯な気がしています。
このごろ平日夜に食べていると、知り合いを連れてきているお兄さんとか、一人で黙々と3辛をかき混ぜている常連ぽい若いお姉さんとか、客層が広がっている感じでそれも嬉しい限り。
お勧め。