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うかい鳥山高尾山口、高尾、狭間/日本料理、鳥料理、ろばた焼き
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昼の点数:4.7
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 4.7
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|雰囲気 4.7
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|CP 4.7
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|酒・ドリンク 3.7
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[ 料理・味4.3
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| サービス4.7
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| 雰囲気4.7
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| CP4.7
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| 酒・ドリンク3.7 ]
色んな意味で最終兵器
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炭火焼
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焼き筍とこごみ
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春野菜汁
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岩魚
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わっぱ飯
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2019/03/31 更新
迷った。
さる会食の場所選びを任されたのだが、出席者の好みが掴めない。
店の候補はあがるが決定打にかけ時間だけが過ぎ大いに焦る。。
仕方がない、最終兵器を出すか。
場所に驚かれるかもしれないが、その立地を上回る価値を皆感じ取ってくれるはずだ。
電話番号は・・
ということで、我が最終兵器は一つ「うかい鳥山」である。
場所が高尾の奥地にあるが、先に述べた通りその立地を上回る見事なCPと満足感を持ち帰れる。
山中ではあるが、そのせいかこの日はまだ冬の名残が残るなか谷間にあるお店に到着。
丁度祝言を挙げた新しい夫婦が出てきたところ、山中ではあるがよく似合う風景だ。
雛が飾られる母屋で暫く待ち、準備が整うと仲居さんに先導され指定の棟へ赴く。
借景の部分もあるだろうが、川の水音と自然が店の佇まいが非常に調和が良い。
和の雰囲気なので座敷を想定したが、この日はどっこい席はテーブル席。
しかし、主張控えめな色合い、一人あたりのスペースもたっぷり、実に嫌味がない。
この日は「牛鶏いろり炭火焼コース」を選択。
どの料理も、厨房のある棟から外の路を料理を都度運んでくる手間のかけようだ。
まずは前菜。
焼胡麻豆腐は表面が焙られてしっかり、しかし中はとろとろ。
その食感の違いを楽しみながらも胡麻の風味がしっかりする、うまい。
蕨は芳醇そしてほろ苦さを保ち、稚鮎はさくさく。
量は少ないが、逆に料理の存在感が強く、試されているような気がして一品一品しっかり吟味しなければならない感にかられる。
焼き筍、匂いもさることながこれは筍のステーキだった。
汁は春野菜汁、季節の菜の花も入れた菜とつみれの落ち着いた味に一息。
岩魚塩焼。
専用の棟で焼かれたものが運ばれてきた。
皮はパリパリ、脂が甘い、僅かなほろ苦さが大人の味だと感じる。
川魚だが泥臭さは全く感じなかった。
そしてメインの炭火焼。
彩よく笊の上に素材を並べ、目の前のいろりで牛串、鶏、朴葉味噌、野菜を仲居さんが焼いてくれる。
肉は焼き加減が難しいと思うが・・時間をかけて焼く。
焦げ目も程よくつける感じになるが、それでは肉がぱさぱさになるのでは、と心配したが無用だった。
肉汁溢れるしっかりした主品だった。
飯は生姜の風味あるそぼろのわっぱ飯。
一口で自家製とわかる香の物をかじりながら、ああ・・もう料理が終わりか、と残り僅かな時間を惜しむ。
得てして会食というのは、食べながら話を進めなければならず、案外にその調子が難しい。
しかし雰囲気が良い。
店の良さも話題にしながらも充分に話し、そして食べ、気づくと時間がかなりたっている。
会食相手もすっかり気分をよくしていた。
仲居さんの動きもよいのだろう。
全体の流れを見て、話の進み具合を判断し(もちろん口には出さないが)、最大公約数的な良いタイミングで料理を運び、また食べ遅れている人にも引け目を感じないような姿勢を示していた。
僅かな時間の滞在のはずだが、窓から見える良景色と良接客も相まり、さながら旅館に滞在しているかのような既視感に捉われる。
決して気軽に来る処ではないが、その分の見返りはいただける。
やはりここは私の最終兵器の一つである。
ごちそうさまでした♪
~私のふつうは☆2つです。点数は高めに補正されるようです~