レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2011/07訪問 2011/07/17
大切な人を連れて行きたくなる。一皿ごとにサプライズ!の3500円ランチ。
フレンチと聞くと、夜は飲んで、食べてで軽く一万円くらい超えちゃう高いイメージが
あったんですが、ランチのコスパはすごくいいのでは!と、以前から行きたいと思いつつ、
なかなか行けてませんでした。
そんな時恵比寿にいいお店があるんで、行きませんか?とお誘い。
なんでも予約がとりづらい人気店とのことで。
事前に食べログさんでレビューみたら、とても皆さんの評価がよかったので、
お店に行く前からすごく期待していました。
土曜日のお昼でしたが、その日はとても暑くて駅からかなり歩くので、着くまでには
汗だく。でもお店に着くとスタッフの方が笑顔で迎え入れてくれて、冷たいおしぼりだして
くれて。
自然光の差す大きめの窓際には、テーブル席が4(くらいだったかな)つほど。
こじんまりとしたお店ですが、テーブルの幅が広くて席の間もゆったりめ。
席についた時から、なんかいいお店だなぁと思っちゃいました。
そしてメニューが登場。
ランチメニューは、3,500円〜。
前菜やメニューを選べる、プリフィクススタイル。
一番リーズナブルなコースでも、肉と魚両方選べるのはお得な感じ。
一つ一つのメニューについて、色や味が思い浮かべやすいよう、お店の方がとても丁寧に
説明してくださいます。
どれも食べたいね!という話になり、シェアしようと友人とは違うメニューを頼むことにしました。
ちなみに6,000円のほうのメニューは、こんな感じ。
フォアグラを使ったメニューもあったりと、かなりゴージャスです^^
お酒はワインという選択肢もあったのですが、暑くて喉が渇いていたので、まずはビール。
ビールはエビスの小瓶でしたが、こんな風にワイングラスに注がれてでてきます。
そしてお料理は一皿目から驚き!
食べるのがもったいなくなる、変わった盛り付けで出てきました。
見た目はもちろん、口に入れた時の食感、予想外の味、一口ごとにワクワクしてきちゃう!
楽しいなぁ、こういうお料理。
二品目は、私は青リンゴ入りのブータンノワールのタルト。
友人は鯵のコンフィ。
華やかに野菜が散りばめられていて、でてきた瞬間にわぁって笑顔がこぼれちゃう。
少しずつ分けて頂きましたが、濃いブータンノワール、爽やかな鯵。
対照的な味わいが楽しめて、すごくリッチな気分に浸れます。
次に出てきたのは、またまた個性派。
揚げたごぼうでお魚を巻いた料理で、ソースにもごぼうが使われています。
付け合せのエシャロットを揚げたものも、ごぼうのコクのあるソースにすごくあってました。
見た目も味も、斬新なものが多くて、一皿にすごく時間をかけて食べちゃいますね。
またパンに添えられているバターにも一工夫。
塩がトッピングされたものと、無塩のものが用意されるんです。
お肉料理は、私は鴨で。
ビーツのソース、付け合せも赤い茎のほうれん草などで見た目も華やかに。
友人の方の肉料理は撮影忘れましたが、豚肉のロースト。
少し分けてもらったけど、シンプルな味付けで素材のうまみをぎゅっと引きだし、
豚肉特有の癖もなくてすごく美味しかったです。
こんな風に色々愉しんでいるうちに、いよいよ最後のデザート。
デザートも三種類から選べます。
私はマンゴのムースとジェラートにしました。
かわいい盛り付けだなぁ。
そして食後のドリンクもエスプレッソから紅茶、ハーブティまで。
こんなにいろんな種類から選べます。
私は大好きな紅茶、ダージリンファーストラッシュを。
フレッシュな香り、淡い美しい色が好きなんです。
ゆっくり食事を愉しんで、ほんと素敵な週末のお昼でしたが、お店を出る時も
二階のお店から外までお店の方がお見送りしてくれて、私たちが歩き始めてからも
ずっと、猛暑の中笑顔で見送って下さいました。
やはりたくさんの方から支持されるお店って、サービスが素晴らしいですね。
ぜひまた訪れたいお店です。
2位
1回
2011/08訪問 2011/08/21
アジュール フォーティーファイブ@ザ・リッツ・カールトン東京
サービスが素晴らしいということで興味を持ち、このホテルのサービスに関する本も買って感動。
リッツカールトン、いつかは行ってみたい、でもなかなか気軽に行ける機会が…と思っていたところ、会社の同僚がここでディナーを食べるプランを計画してくれたので、参加することにしました。
「ザ・リッツ・カールトン東京」にはいくつかレストランがありますが、今回訪れたのは45階の、「アジュールフォーティーファイブ」。
エレベーターを降りると、目の前のラウンジからは絶景の夜景!!
これだけでもときめいちゃいましたが、更に、、、
レストランからは、なんとと東京タワーが横から見える!
今回は6名で行ったので、窓際席でなくソファー+椅子のテーブル席でしたが、
見上げる角度からしか見たこと無かったので、これにも感動♪二名の窓際のテーブル席だと、夜景に向かうようにテーブルが配置されていて、よりダイナミックに堪能できます。
席につくと、エキゾチックなデザインのお皿が。
よく見ると、グラスもほんのりブルーがかってます。
お店のスタッフの方いわく、ブルーで統一されているんだとか。
なるほど。
今回はozmallさんの8800円のディナーコースでの利用でしたが、ウェルカムシャンパンもついてきました。
こちらがメニュー。
前菜、メイン、デザートなど、すべて数種類から選べます。
すごいなぁと思ったのが、スタッフの方のメニューがとても上手で、難しい専門用語を使わずにすごく分かりやすく説明してくださること。どんなお料理が出てくるのか、想像しやすいんですよね。
こちららパンにつける、二種類のバター。
パンはこんな感じで、色々な形を。
まずは、一口でいけちゃう最初の一皿が出てきました。
前菜、私は大好きなフォアグラのソテーにしました。
柔らかく濃厚で、口の中でとろんてとろける。
フルーツとの組み合わせも、よかった。
一緒に食べたり、交互に食べてみたり。
色々楽しめました。
スープはブイヤーベースとスッポンのコンソメゼリーが選べましたが、私はブイヤーベースのほうに。
スープはふたがついていて、それを何人かのスタッフの方が人数分一斉に開けるところもマジックショーみたいでわぁって盛り上がりましたが、その後もこんな風に注いでいただいて。
味だけでなく、食べる前の盛り上げ方もすごく上手でワクワクしちゃいます。
こちらがスープが注ぎ終わった後の様子。
細かいところまで盛り付けが美しくて、食べるのがもったいないという感じ。
メインは、4種類のお魚から選べて、私は羅臼サーモンとトリュフのこちらの一皿を。
お皿が出されるとすぐに、トリュフ独特の香りがぷううんと。
サーモンは、すごく絶妙な感じにしっとりレアっぽい感じで、これまた美味。
少しずつ、でもゆっくりと食べていると、結構おなかいっぱいになってくるもの。
あとそう、すごく印象的だったのが、ウェイターの方がお皿を持ってくる時、皆さんドキッとするくらい近くまで寄って置いていくんですよね。
その寄る仕草がいやなんじゃなくて、心にすっと心地よさを与えてくれるというか。
高級レストランって、雰囲気にすごく緊張しちゃったりするんだけど、それをほぐしてくれるような、初めてきたお客も心地よく迎え入れてくださってるような気がしてよかったです。
そんな風に素敵な時間はあっという間にすぎて、デザート。
これまた飲み物からデザートまで、種類が多いこと。
悩んだあげく、注文すると、あれ?みんな同じのが。
と思ったら、デザートではなくお口直し。
なんとも素敵な雰囲気で出てくるもんだなぁ。
私が頼んだデザートは、メロンとグレープフルーツのエスプーマ。
ムース状のふわっとした口当たりで、最後に爽やかにしめるのにぴったり。
サービス、味ともに、すべてが余韻に残る素敵なお店でした。
誕生日とか、記念日などに、おしゃれして出かけて、とことんこの雰囲気に酔いにまた出かけたいなぁ。
3位
1回
2011/06訪問 2011/06/25
西武新宿線の沼袋近辺には、千円で美味しくて楽しいお店がいっぱいあり、週末になると「今夜はどこへ行こうかな」とそわそわしてきちゃうんですが、何も考えずに真っ先に行きたい!と思いつくのが、こちら鳥はしさん。
沼袋駅北口を出て商店街をずっと歩いていき、道の右手側の路地を曲がったところにお店の入口に焼き台のある赤提灯が見えたら、そこがこのお店。
道の突き当りには銭湯が。
駅前には一の湯もありますが、こんな近くに銭湯が二軒もあるなんてお風呂好きとしてはホントいい街だなって思っちゃう。
お店は7、8人も座れば満席のカウンターのみ。
混んでくると、カウンターの内側に入って、向かい合わせのテーブル席になっちゃう常連さんも。
その日の常連さんによって、お店の雰囲気も変わって。
このライブ感がまた楽しいんです。
メニューはこんな感じで、焼き物のほか一品料理も。
焼き物を二三本頼んだら、まずはビールを。
ジョッキがキンキンに冷えててうまい!!
こちら焼き物。
手前は合鴨つくね、あとは鶏皮、レバーなど。
ここ食べログさんの店名でも(小松屋鳥肉店)となっていますが、元々はお肉屋さん。
店内には業務用の大きな冷蔵庫もありますが、肉質はほんと素晴らしい。
中でもお気に入りなのが、この写真奥の皿の右側のミックス。
砂肝と鶏皮を交互にさしているものなんですが、歯ごたえもいいしクセになる味。
そしてビールのつまみにぴったりなのがこちら。
きゅうりと砂肝の炒め物。
ラー油かけても美味。
以前は手作りのラー油が置いてあったんですが、最近は手がかかるのでやってないとのこと。
あのラー油すごく好きだったんで、これは残念。
こちらは、見たまんま本当にシンプルなプレーンオムレツ。
あと写真撮り忘れてしまったんですが、黒豚しゅうまいも大きくて本当に美味しい。
一品3〜500円台で、ちょこちょこでてくるのでほんとお酒がすすんじゃう。
かなり楽しんでも、いつも一人二千円弱。
またマスターとおかみさんの、明るいお人柄もこのお店についつい足を運んじゃう理由。
地元のお客さんが大半で、ローカルな話題で盛り上がってワイワイ。
一見のお客さんとも、知り合いだったみたいに楽しめちゃう。
こんな風にお酒がすすんで、あっという間に時間が過ぎてそろそろ帰ろうかという話に。
最後のシメは、これに決めてます。
鶏どうふ。
友人曰く「さすが、鶏やさんのスープだね」と言ってましたが、シンプルだけど深くて優しい味わい。
レポートを書きながら、マスターとおかみさんの笑顔が思い浮かんじゃった。
実に心のこもった味わい。
ここに週末来ると、元気をもらってまた一週間頑張るぞって気になります。
4位
1回
2011/02訪問 2024/05/02
沼袋の友人に「住宅街の中にひっそりある焼肉屋で、美味い店みつけたから行こうよ!」と誘われ行ってみることに。
沼袋界隈では毎週のように呑んでますが、商店街からかなり外れた今回のお店の方まで足をのばすのは初めて。
商店街からどんどん人気がなくなり、歩くこと数分。住宅街に突如、焼肉屋さんの看板が。
しかも「飢える噛む」と書いてある…。
お店の外観でまずびっくりしつつ店内へ。
こじんまりとした店内にはテーブル席が何席か、奥には座敷が。
週末はなかなか予約がとりにくいとの事でしたが、この日も満席。
まずはビールを注文。呑んでいるうちに、通しのキャベツが登場。一緒に出てくる味噌をつけて食べるんですが、これがうまい。さっぱりしていて、肉の端休めにぴったり。
お肉の注文は、マスターのおすすめがいいよ、と友人が言うので、マスターに聞いてみることに。
まず出てきたのがサンカク。網で焼くとこんな感じ。もう食べる前から、目で見てうまい!!
お次は、「これぞ肉ですよ!」とご主人がおっしゃる、まる。独特の歯ごたえのある肉で、これまた美味。
続くは、わさびカルビ。自分ですりおろしたわさびをのせて食べるんです。
さっと炙っただけでうまい!
一つ一つの切り身が大きな上ミノも、歯ごたえいいんだなぁ。カルビタレも柔らかくて、どんどん食べちゃう。
またこのお店の贅沢だなぁ〜っていうポイントは、マスターにお願いすると焼いてくれること。
絶妙な火のとおり加減に仕上げてくれるんです。
マスターがどこかのテーブルでお客さんとのトークに盛り上がっちゃうと、なかなかまわってきて頂けませんがご安心を。お店の方に頼むと、すごく丁寧に焼いてくださいます。
こんな風に色々肉をがっつり楽しんで、酒もいっぱい呑んで一人五千円くらい。これは再訪したくなります。
また肉質はもちろん、このお店でぜひ楽しみにして行って頂きたいのがお酒の品揃え。
有名な日本酒がこの値段で?というものから、ラベルがはっていないなぞの酒まで。どれもこれもうまくて、また肉がすすんじゃうんですよね。
このお店に友人を連れてくると、「またぜひ来ようよ!」と言う方多数。肉質、酒の品揃え、マスターのお人柄。
肉を愉しむって、こういうこと!と、帰る頃にはすっかりテンションあがっちゃいますよ。
5位
1回
2010/12訪問 2010/12/09
渋谷ときくと若い子が多くて、チェーン系の居酒屋が多い(という勝手なイメージ)があったのですが、そのイメージをいい意味で見事覆してくれたのが、今回訪れた「コックマン」さん。
「こんな場所に??」という、目立たない路地裏にあるお店です。
渋い木の古民家風のつくりで、落ち着く雰囲気。店内はテーブル席とカウンター席があります。
席につくと、通しでこちらのパンが。
バターは、カルピスバター。
カルピスを作る工程でできるものだそう。
重すぎず適度に軽くて、これはお酒にもぴったり。
パンも表面カリッ、内側しっとりですっごく美味しいです^^
こちらは、アンチョビとナスの記念日。
茄子をほんのりアンチョビ風味に仕上げてあって、その"ほんのり"感がほどよくてぐっときちゃう。
盛り合わせのお野菜の色も、カラフルで見た目的にも素敵。
この雰囲気と味で420円というのだから、驚いちゃう!
茄子ですっかり乾杯のビールを飲み干したら、お次はワイン。
ワインをボトルで、となると、登場したワインリストの値段とにらめっこ、、、なんて経験もありますが、
コックマンさんは、ワインもリーズナブルで、ボトルでも2〜3,000円台。
ピノノワール好きな友人と一緒だったので、ラプレ・ロワ ピノ・ノワール・ヴァン・ド・ペイという赤ワインを頼んでることにしました。
華やかな香りと柔らかな口当たりで、友人も「食事と一緒に飲むのにいいね!」と大喜び。
美味しいものを飲むと、自然と会話も弾みます^^
そういうワインを頼んだら、頼まずにはいられないパテドカンパーニュ(480円)。
しっとりした舌触りが、ワインにもぴったり。
付け合せの粒マスタード、多目がいい感じ。
くるみが入っていて、食感も楽しめます。
そして赤ワインといえば、自分的に連想せずにいられないのがブルーチーズ。
ココットで、キノコのブルーチーズ煮があったので注文してみました。
かわいいデザインのストウブ料理は、数種類あり、サイズもSとLが。
お腹の具合で選べるのも魅力です。
写真はSサイズ(500円)。
お酒のおつまみには、この位のサイズがいいかも。
そのままスプーンで頂いても絶品ですし、パンをしみこませてもお見事。
さきほどのアンチョビの使い方にしても、このブルーチーズにしても。
クセの強い食材の使い方がお上手。
ゆっくり味わいたいと思いつつも、美味しくてすぐに食べちゃう。
そして最後は、しっかりとしたお肉料理を。
牛肉の赤ワイン煮(880円)。
箸でもほぐれる柔らかいお肉、お口に入れてもとろけちゃう。
これもソースをパンにしみ込ませてもすごくいけました。
これだけ食べて、呑んで、お腹一杯になっても一人当たり三千円とちょっと。
お店は早い時間からほぼ満席でしたが、人気の理由も納得。
確実に席をゲットしたいなら、予約が確実かと思います。
今年は自分の中でも敷居の高いイメージのフレンチも、コスパのいいお店にめぐり合うことができ、
とても楽しく過ごせました。
また対照的に、千円でも楽しめる居酒屋も色々と知って通うことができました。
来年もさまざまなジャンルの飲食店に訪問して、レビューを書きたいです。