レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2013/07訪問 2013/11/08
【2000件記念】星野リゾートのフレンチで鮎尽くしとボキューズドールの特別メニューを味わう
ボキューズ・ドールというのは、かの有名な料理人ポール・ボキューズによって設立されたフランス料理コンクールだそうで、既に26年もの間、世界中のシェフ達の目標になっているそうです。
今年のコンクールで銅メダルに輝いたのが、ユカワタンの総料理長の浜田シェフとのことで、どんな料理かはるばると食べに伺いました。
場所は軽井沢星野リゾートのブレストンコートホテル内ですが、ホテルの建物から少し離れた別棟のコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物で、天井が高く開放感があり片面が総ガラス張りになっていて席がみんな庭に向かって食事をするような配置になっているので、隣のテーブルが気にならず食事に集中できる造りです。
オーダーは18,900円のコースで、メインの肉料理、魚料理をボキューズ・ドールの課題料理に替えると、それぞれ2,100円プラスと言う設定でしたが、7月は鮎尽くしのコースだったので魚料理はスタンダードの鮎のブータンノワールにして、肉料理だけを特別料理にグレードアップしました。
ワインはソムリエが料理に合わせてグラスで出してくれるという、お任せでお願いします。
前菜の1品目は鮎の唐揚げ。
かりっと揚がった稚鮎は頭から尻尾まで香ばしくいただけてシャンパンに合います。
前菜の2品目はプチフルコース。
丸い石に載った一口サイズの前菜が6品で、左から順に前菜からチーズまでのコース仕立になっているという趣向。
前菜の3品目はヤマメのマリネにウドを敷いてマスの魚卵を載せたという凝った造りのカルパッチョ。これにはすっきりとした城戸ワインの白を合わせます。
前菜の4品目はスペアリブに焼きプラムと信州の伝統野菜のボタン胡椒というピーマンみたいな形の唐辛子のペースト添えてありました。
コンソメスープは焼き鮎のミネストローネ。
コンソメと野菜と鮎の旨味が渾然一体となっている面白い味わいで、具沢山なのでスープというよりはブイヤベースみたいなボリューム感がありました。
魚料理は若鮎の炭火焼鮎のはらわたのブータンノワール詰め林檎のペースト添え。
血のソーセージであるブータンノワールを鮎のはらわたで作るとどうなるかという好奇心で、あえてポキューズドールの魚料理を外してオーダーしたのだが、その甲斐あって鮎のはらわたのほろ苦くて香ばしい味わいを存分に生かした仕上がりでした。
肉料理はボギューズドール課題作の牛ヒレ肉のロースト岩塩包み 柚子の香りです。
ロールケーキみたいなのは牛肉を海苔で巻いてその上に鶏肉を巻いた凝った料理ですが、海苔の風味が牛肉の旨味に勝ち過ぎている感じがしました。
付け合せのフォアグラとトリュフが入った百合根と紅芯大根の手鞠が見た目が可愛いだけでなく味も良く、牛テールの小さなコロッケの下に敷いた大根のコンフィが着物の帯に見立ててあります。
四角い籠のようなものは、牛の頬肉と野菜であえた鶏のムースで、その上にグリンピースと人参のフランセーズ生姜風味てある。
見かけはいかにも外国人審査員に和風の雰囲気を楽しませる演出が随所に見て取れますが、味の取組み合わせと言う意味では、ちょっと私にはこってりすぎるという印象で、これ一皿でお腹いっぱいになりました。
信州産フロマージュはチーズは3タイプあり、ブルーチーズ、ウオッシュタイプ、フレッシュタイプのセットが選べるので、癖のあるウォッシュタイプをチョイス。これを摘みにワインの残りを飲み干します。
デザートの1品目はグラニテ。
鳥の巣をかたどった器に卵の殻を置いて、中にココナッツミルクとパッションフルーツを白身に、マンゴーゼリーを黄身に見立ててある、見た目に楽しいデザートでした。
デザートの2品目はサクランボのコンポジション
飴で作った筒の中にクランボのゼリー、コンポート、ムースのサクランボづくしのデザート。それぞれ異なる食感のサクランボが一度に楽しめるとい趣向です。
カフェに付いてくる小菓子が8種類も並べられ、この中から好みのを選ぶのだと思ったら、なんと全部食べて良いんだそうです・
デザートは別腹とは言いますが、とっくにお腹一杯になっているところにこのボリュームでは、一つ一つ味わうというよりは、必死に食べたので、せっかくの味の違いが良く覚えていません。
コース料金は高いかなと思いましたが、これだけの品数が出て来たので、CPは良いと思います。
ただ、あまりにも品数が多過ぎて、追付いて行くのに精いっぱい状態になったのが残念でした。
おまかせのワインは地元の信州産ワインを中心に選んでくれたので、普段呑んだことのないワインが楽しめて良かったが、結局一人3万円オーバーになってしまいましたが、結構呑んだので仕方ありませんね。
3位
1回
2015/03訪問 2015/03/19
【再訪】女性シェフに替って、より繊細になったお菓子のようなフレンチ。
シェフが女性の宮島さんに替ってから初めての訪問です。
以前の男性シェフ同様にパティシエ出身のシェフと良ことで、ビジュアル的にはお菓子の国の宮廷料理といった印象は変わらず、更に一層繊細になったようです。
ディナーコースは11000円のおまかせ一本になり、料理一品ごとにグラスワインを頂いてチーズも追加したりしたので、お会計はコース料金の倍くらいになりましたが、適度なサービスのおかげもあって満足度は高い。
料理のポーションが小さめなので、お腹が苦しいほど満腹と言うことも無く丁度良かったですが、がっつり食べたい方には、量が物足りないかもしれません。
2013年4月
新丸ビルのエスカレーターを上って5階で降りた真正面に店の入り口が在るのですが、メニューも出ていないし、内部が見通せないからレストランの入口だと気付かないような扉を開けると、小さなテーブル席が並ぶこじんまりとしたレストランが現れました。
窓側の席をお願いしてあったので目の前に赤煉瓦の東京駅丸の内駅舎が見渡せる絶好のポジション。
今夜は家族揃って結婚記念日のディナーです。
料理は8000円と12000円のコースの2通りですが、品数に違いは無く料理の素材の違いだけなのでお好みで選んでくださいとのこと。
フォアグラよりもリ・ド・ヴォーが食べてみたくて8000円のコースにしました。
肉料理は2人前を一度に焼いて切り分けるので2人同じものをというので女性2人は仔牛を、男性は1000円プラスで鳩をお願いしました。
料理の印象は総じてお菓子の国の宮廷料理のような遊び心のあるビジュアルと、見かけによらずしっかりとした味付けのバランスが良く、サービスも適度なフレンドリーさで、ワイン選びの相談にも手頃な価格帯で料理にあったワインを勧めてくれるので思ったよりもずっと安く上がった感じでした。
当日頂いた料理はこんな感じです。
アミューズはいきなりデザートが出て来たと思うような一皿で、コンソメ味のシフォンケーキに塩味の生クリームがけ、ロールケーキみたいな生ハムのクレープ、クッキーみたいな燻製で、パティシエ出身だと伺ったシェフの遊び心に笑顔がこぼれます。
前菜の一皿目はまこも茸に包まれたフレッシュサーモンのミ・キュイ、生のサーモンの柔らかい身をしこしこしたマコモ茸でくるんであるので食感の対比が面白い。
前菜の二皿目は鰆のフレッシュマリネ、山ウドのフランとエルブの香るコンソメ、冷たい鰆のマリネと温かいコンソメスープの取り合わせで食欲が盛り上がってきたところで、お目当てのリ・ド・ヴォーのキャラメリゼが登場。口に入れたとたんにとろけてなくなってしまうほど柔らかい胸腺肉を さっぱりしたシードルビネガーソースで爽やかにいただけました。
本日の魚料理は黒鯛のポアレ、山口県萩の黒鯛の皮をカリッと焼き上げて香ばしく仕上げてありました。
メインはラカン産仔鳩 胸肉のロースト、鴨ロースかと思うくらい厚みのある胸肉で、ソースに蜂蜜かメイプルシロップを少し入れているようなほのかに甘いソースで野性味を抑えてあるので、ジビエが苦手な女性でも食べられくらいマイルドでした。
胸肉だけではなく腿肉も添えてあるので食感と味の違いを楽しめるのも嬉しい。
そして何と言っても、このお店のフィナーレを飾るデザートは、別メニューで6種類もあるので、どれにしようかとても悩みます。
迷ったあげくにパッションオレンジのクレームブリュレをセレクト。
これがさっぱり爽やかで甘いものは得意じゃないわたしには大正解でした。
カフェはエスプレッソをドッピオで。これにも小菓子がついてお腹一杯になりました。
4位
2回
2017/01訪問 2017/02/03
湯島のくろぎは近日中に大門の方へ移転する予定とのことですが、移転後はランチも夜と同じコースになるようで、1000円でお替り自由の鯛茶漬けのランチはもうすぐ終了するそうです。
かといって普通では予約はまず取れないのですが、超常連さんのお席に同席させていただくことができて最後の鯛茶漬けランチをいただくことが出来ました。
この日はお祝いの席ということで、二階の個室で最初に赤飯の一口お握りからスタート。
スペシャリテの焼き胡麻豆腐や香箱蟹といった、通常のランチでは出ない特別料理も用意していただいて超ラッキーでした。
鯛茶漬けは普通は胡麻だれにまぶしてありますが、こちらは胡麻だれのほかに醤油漬けの鯛刺身もお替り自由なんです。
でも、鯛茶漬けに行く前に刺身として半分いただいて、残りで鯛茶漬け。
醤油漬けで一杯、胡麻だれで一杯で超おなかいっぱいでご馳走様でした。
2013.12
常連の友人に私の誕生日祝いの席を確保していただき、連れと一緒にお邪魔しました。
お祝いの膳ということで、通常メニューとは若干異なる料理を出していただき節目の誕生日を思いで深いものにしていただきました。
黒木さんはもちろん、席を取っていただいたEさんに感謝感激です。
2012.12
大晦日のアイアンシェフのスペシャル版で惜しくも道場六三郎に敗れたが、悔しさよりも清々しい表情で握手していた姿が印象的だった黒木さん。
その黒木さんのランチは予約受付が1ヶ月前だが、瞬時に満席になってしまうらしい。
実際にそのランチを頂いてみて、その理由がよく分かりました。
ランチは鯛茶漬けで1000円という、普通の居酒屋ランチ並みの料金だが、その内容がスゴイ。
鯛茶漬けは普通は胡麻だれに漬けた鯛の刺身をご飯に載せて出汁をかけていただくものですが、くろぎのは胡麻だれの他に醤油で漬けた鯛のヅケもついてきて、しかもどちらもお替り自由だという。
こうなると昼間からビールをお願いして、ヅケと胡麻だれを摘みに軽く一杯。
鯛そのものが普通に刺身で食べて旨い鯛を分厚く切って漬けてあるので、弾力のある歯応えと鯛本来の旨味に胡麻だれと醤油だれの風味が加わって、どちらも美味い。
ひと通り食べ終えた頃にサービスで香箱蟹を持ってきてくれました。
金沢では普通に食べる香箱蟹ですが、東京で食べるのは珍しい。
もちろん、食べやすくさばいてありますが、皆、会話が止まって黙々と蟹を食べ続ける。
香箱蟹の語源は「子をば食う蟹」という説がありますが、その通りで赤いプツプツの外子と、オレンジ色のねっとりとした内子のコントラストが楽しい。
蟹でビールが空いたところでご飯と鯛の胡麻だれあえをお替りして、いよいよ本来の鯛茶漬けにしていただきます。
熱々のご飯の上に胡麻だれの鯛をうず高く盛り上げて、厚い出汁をかけて鯛の色が白く変わったところで、豪快にズルズルっと音を立てて掻きこむと、日本人に生まれて良かったなあと実感させられますね。
つきっきりでサービスしてくれた女将さんと、誘っていただいた常連さんに感謝です。
2011年8月
湯島の裏通りの繁華街に、ぽつんと一軒しもた屋風の木造の一軒家があります。
看板も何も無いが、そこはかとなく漂う雰囲気で、ここが今や一番予約の取れない有名店だとわかる何かがあります。
カウンターの中央付近の板さんの調理風景を間近に見られるベストポジションに座らせていただいて、コースが始まりました。
先付は夏らしく緑鮮やかな蓮の葉に冷たい野菜の炊き合わせを載せて、出汁をジュレ風に固めてた餡かけになっています。
目にも涼やかで食欲をそそる一品でした。
続いては一見すると和菓子のような焼き胡麻豆腐。胡麻豆腐の表面を炙ることで香ばしさと、ねっとりした口当たりを楽しむ一品です。
椀物は鱧と早松茸の吸い物を土瓶に入れて土瓶蒸し仕立にしてくれました。
まずは酢橘を搾らずに出汁を味わってくださいとのことで、お猪口にとってすすってみます。
鱧とから出た出汁の旨味ととほのかな松茸の香りが鼻腔をくすぐります。
ここで万願寺唐辛子の素揚げに鰹節をかけたものが出てきましたが、油で揚げてあるのでべたつきが避けられず、何故このタイミングでこの一品かと言う意図がわかりませんでした。
八寸は黒梅貝、牛タタキ、ゴーやなどの上に細く切ったクチコ(ナマコの卵巣の干した物)がトッピング。
クチコは希少なものだけに、わずかな切り身だけでも他の素材に勝ってしまうので、先に食べてしまうと他の食材の味が霞んでしまったのが残念でした。
お造りは氷の塊を晒しで包んで、その「上に盛り付けると言う演出で、氷がいかにも冷たそうでありながら、刺身は水っぽくならないという工夫。
鱧lの湯引きと蛸に鯉の洗い。
一番魚の無い真夏にふさわしい刺身をそろえてきた辺りは流石です。
中でも四万十川の鯉の洗いが、臭みも無くコリコリとした歯応えで出色でした。
箸休めは宮崎産の完熟マンゴー。ねっとりとして日本一のマンゴーだと言うのは良く分かりました。
続いて若鮎の塩焼き。小振りの鮎は、頭からかじって骨も全部食べられるほど柔らかく、蓼酢と内臓の苦味が素晴らしいハーモニーをかもし醸し出す一品。
一匹食べ終えたころに2匹目が焼きあがり、常に焼き立てを味わいつくせると言う心配りは素晴らしい。
酢の物は焼き穴子と胡瓜の酢の物。焼き穴子も面白いが、酢の物にすると焼き目から合わせ酢に微妙な焦げ臭さが移っているような感じがして、自分の好みには合いませんでした。
デザートの葛きりは、目の前で製作過程を全部見ていたから、葛粉がどうやったらあの透明で喉越しの良い葛きりになるのかが良く分かりました。
その時期の最高の素材を選んで、かつ目にも鮮やかな盛り付けで食べさせてくれるので他のレビューアーさんが絶賛されているのは良く分かりました。
これだけの人気店になっても、偉ぶる事もなく謙虚な姿勢で調理されているイケメンの店主や板前さんの接客も心地良い。
私は和食は金沢でいただくことが多いのですが、金沢の一献や御料理貴船といった新進気鋭の和食の店と比べてしまうと、コスパの面ではどうしても東京の店は勝てないと思います。
コースの構成におやっと言うところが合ったのと、日本酒の品揃えも寂しいというあたりで若干厳し目の評価になりましたが、これからどんどん良くなって行くでしょうから、今後が楽しみです。
5位
1回
2014/02訪問 2014/03/04
今月号のdancyuは日本酒特集でしたが、そこで紹介されたごっしーこと五嶋さんから、天然クエと日本酒の会に誘われたので喜んで行って参りました。
以前、築地で働いていたことのある五嶋さんが、つてを駆使してGETしたという14Kgの長崎産天然クエを洋風の前菜から刺身に鍋に、おまけに内臓まで食べつくすという魚好きには堪らない企画。
勿論日本酒は絶妙の温度で供される。
〆の雑炊の後には、当日がお誕生日のゲストへのサプライズケーキまで用意してあるというサービス振り。
天然クエの仕入れ値だけでも赤字なのに、日本酒も呑み放題にしてくれたので大出血サービスでご馳走様でした。
2013.6
東京の下町は東京大空襲で全部焼けたものだと思っていたら、京島一帯は奇跡的に焼け残ったとのことで、関東大震災直後に立てられた長屋建築がいまだに残っていて、昔から住み慣れた方がひっそりと暮らされているそうだ。
その長屋の一軒に先日移転開業したごでんやさんに。オープン初日にお祝いをかねて訪問しました。
近隣の住民に配慮して外観は普通の民家にしか見えず、わずかに小さな白い暖簾だけでしか分かりません。
玄関を入って靴を脱いで揚がると、そこには古民家再生のプロと、こちらの若き店主が知恵を絞って完成させたと言うだけあって、サプライズの連続の店内。
とはいえ、しっとりと落ち着いた雰囲気で、小さな酒器で静かに絶妙な温度の燗酒を舐めつつ、アイデア溢れる料理を少しづつ摘んで、その組み合わせの妙を楽しむというコンセプトにぴったりのインテリアです。
料理は5000円のコースと軽めの3000円のコースの二本立てですが、5,000円コースでもお腹が一杯になることは無く、あくまでも日本酒を引き立てる脇役に徹した味付けです。
できれば、だれにも教えたくは無い隠れ家なんですが、早くもマスコミがかぎつけて取材に来ているらしいので、その前に簡単にご紹介まで。
6位
1回
2013/08訪問 2013/08/05
蓼科高原は白樺が美しい。
軽井沢から佐久を経由して茅野に向かうメルヘン街道沿いに控えめな看板を見つけると、その奥に白樺に囲まれた客室が4部屋だけの小さなオーベルジュがありました。
部屋も風呂も素晴らしかったが、そちらは公式ホームページを見ていただくとして、ディナーのご紹介を。
レストラン棟は大きな丸い薪ストーブを囲むようにテーブルがゆったりと配置されているので、他のお客さんの声が聞こえることもありませんでした。
前菜はいきなり大きな茅野産花ズッキーニのフリット。
花の中に小さな賽の目に刻んだ山芋と溶けるチーズを仕込んでフリットに揚げてありました。
本体のふっくらした食感とシャキシャキの山芋の食感の対比と花の香りに包まれたチーズの旨味が効いていました。
スープは地元蕪のスープ。
蕪の甘味にちょっと浮かべた亜麻仁油だけのシンプルな味付けだが、すーっと身体にしみこんでくるような優しい味わいでした。
魚料理は帆立のフリット 平貝かと思うくらい大きく厚い帆立貝にデュラムセモリナ粉を薄くまぶして揚げてあり。地野菜のエチュベ(蒸し煮)を添えてあります。
かなり食べ応えのある大きな帆立は絶妙な火の通し方でだし。野菜の蒸し煮とよく合います。
肉料理は白馬豚のプレゼをロースト。
白馬産の豚を柔らかく煮込んだプレゼを更にローストして水っぽさを飛ばして香ばしく焼いてあります。
噛まなくても飲み込める柔さの中に豚肉の旨味がしっかりと感じられる一品でした。
デザートは桃のコンポート。シェフの計らいで特別に記念日用のブランデーのフランベをかけて貰えました。
ワインは地元産のワインを豊富にそろえていたので、国産ワインがお好きな方にもお薦めです。
翌朝は小鳥の声で目覚める静かな環境の中で、朝食のメインの黒トリュフ入りのオムレツは、ふんわりトロトロのオムレツの中にトリュフの香りが漂って絶品でした。
7位
1回
2012/12訪問 2013/01/04
【再訪多数】店長交代しても美味い魚が食べられる日本酒BARにかわりなし
年末に仕事関係の友人と2人で再訪しました。
前の店長が銘酒魚の家に移り、元々備前長光として営業していた銘酒魚の家に居た店長と入れ替わりになりましたので、日本酒のラインナップは微妙に変わっていて楽しい。
つまみは旬の寒鰤の刺身とカマ焼き、敢えて時期はずれの鰆と鰹は皮目を炙ったたたきと焼き霜造りで。
魚料理の板前さんは以前と変わっていないようで、刺身の引き方も私の好みでした。
2012年8月
日本酒好きが一人でふらりと行って気軽に銘酒が楽しめる日本酒BARが増えてきた嬉しい限りですが、摘みは軽いものが多くて刺身が有る店は滅多にありません。
ところが新橋の魚の家の上にあるこちらの日本酒BARでは地下にある魚の家の刺身が食べられるので、美味しい刺身を肴にレア物の日本酒が味わえると言う便利なお店です。
その分いつも混んでいて予約しておかないとなかなか入れないのが難点ですが、一人で行ったり、予約して2,3人で行ったり、遅い時間にちょっと顔を出したりと何回も通っています。
店長はまだ若いのですが熱心に日本酒の研究をしていて、無名の地方の蔵を発掘してきてくれるので楽しみです。
こちらのイケメン店長さんも10月から交代するとのことなので、日本酒のラインナップも変わるようで、それも楽しみですね。
8位
1回
2013/02訪問 2013/05/20
もうすっかり夏のような日差しになってきましたが、冬のレビューで失礼します。
志村三丁目に猟師料理が食べられる店を見つけたというマイレビューアーのレビューを見て、この次行くときには誘ってくださいとお願いしておいて実現できたのは2月の半ばのことでした。
店名の示すとおり、ご主人は新潟のご出身で自身が猟友会に所属しているとのことで、出身地の新潟の猟場で自ら熊、鹿、猪、鴨といった獲物を捕ってきて、それでは足りなくなるとはマタギの方から分けて貰うとのことでした。
狩猟が出来る期間は11月から2月までのということなので、この日がギリギリで今シーズンの最終日らしい。
店の入り口には熊の剥製が置いてあって、看板にはマタギの店。野獣肉専門店と書いてあって、昔の見世物小屋みたいな異様な雰囲気を漂わせている。
店内にはさらに多くの剥製が所狭しと飾ってあるので、まるで博物館に迷い込んだような気分です。
昔ながらのメラミン天板の食堂テーブルを並べてガスコンロがセッティングされています。
まずはビールで乾杯!
お通しはミミガー。コリコリとした歯応えが楽しい。
そのうちに鍋の準備が出来て運ばれてきます。
幹事さんが事前に熊鍋と鹿鍋を2人前づつ注文して有ったとのこと。
最初は熊鍋から。
熊肉は脂身のない赤身で、スープもあっさり味なので驚きです。
てっきり「味噌味か濃い醤油で獣臭さをカバーするんだと思っていたら、何の臭みけしも無しで大丈夫でした。
赤身肉は弾力があり、噛めば噛むほどコクが出てくる。
このコクがスープに溶け出して、野菜まで味が染みて美味い。
、
続いて鹿鍋。
こちらは薄切り肉でやや甘辛の味付けになっている。
薄切りなので柔らかくて食べやすく、こちらも出汁に肉の旨味が溶け込んで、美味しくなる。
猪は鍋ではなく唐揚げでいただきました。
猪の肉は繊維が密で 唐揚げにするとジューシーさが引き立つ。
ちょうど酢豚の素揚げした豚肉みたいな感じです。
その分大きな切り身だと噛み切るのに苦労するが、小粒だと食べやすかったです。
お酒は岩魚酒を頂きました。
岩魚の干物を軽くあぶって平盃に入れ、熱々の日本酒を注いで岩魚の出汁を味わいます。
2杯目からは超熱燗を注ぎ足して、岩魚の出汁を味わい尽くす。
一見すると怖そうな店主も馴染んでくると、とても楽しい方でした。
サービスにイナゴの佃煮を出してくれましたが、苦手な方も居るでしょうから写真掲載は見送りますが、丁寧に頭と脚を除いてあるのでチクチクすることも無く小海老の佃煮のような味でした。
今年も11月以降に行ってみたいお店でした。
9位
1回
2012/12訪問 2013/04/28
【再訪】アド街で紹介された野毛の焼き鳥屋は海鮮もあるのが嬉しい
軽く焼鳥食べたくなって野毛の鳥芳さんに再訪。
ここでは欠かせないささみのさび焼きと紫蘇巻きをレモンサワーで。
追加はつくねに蛸とアサリをぬる燗で。
海鮮の串焼きは海辺の桜木町らしくて良い。
2012年12月
横浜で旨い焼き鳥が食べたくなって、そういえばこの前のアド街は野毛だったことを思い出して番組HPを見てたら、旨そうな焼鳥屋さんが有ったので行ってみました。
ところが表から店内をのぞいてみたら満席で入れそうもなかったのですが、その気配を察してくれたのかお一人様の先客が席を立って勘定をしてくれたので、入れ替わりに入店できました。
店内はカウンターのみの小さなお店で、目の前のガラスケースに下ごしらえした串がぎっしりと入っています。
最初は様子が分からないのでレバーや砂肝といった定番の焼き鳥を注文していしたが、ご主人が焼き鳥だけじゃなくて海鮮物も有りますから、宜しければと勧めてくれたので、鱈子の煮つけを注文。
スケソウダラの鱈子をさっと煮ると薄い皮がはじけて小菊の花が咲いたように見えます。
ちょっと甘めの出汁との相性も良く熱燗にぴったりです。
続いてガラスケースのネタの中から珍しそうな串焼きを選んで注文。
紫蘇巻きはスライス肉と大葉をくるくると巻いたのを串に刺して焼いたもの。
さっぱりした紫蘇の香りで肉の脂っぽさをカバーした優れものです。
ささみ山葵焼きはもちろん淡白なささみをレアに焼いて山葵の風味でいただく。
牛肉南蛮焼きはがっつり肉を喰らう感じで食べ応えがある。
最後にタラコを軽く焼いてもらって〆ました。
一見でも全く緊張させないご主人と女将さんの優しい笑顔にも癒されました。
繁盛しているのも当然ですね。
10位
3回
2019/08訪問 2019/09/22
野毛の老舗焼鳥御三家と言われたのは、末広、鳥芳、若竹の3店舗で、ここ若竹は昭和27年創業で文字通りの昭和レトロな木造家屋の雰囲気のあるお店で、御歳を召したご主人と女将さんのコンビネーションが絶妙で、その掛け合いが楽しみで良く通ったものでした。
横浜流の焼き鳥ににんにく味噌を付けながら食べる流儀は、ここ若竹が始めたそうで味噌にニンニク、生姜、山椒、唐辛子等を加えて熟成した味噌が実に美味しかった。
しばらく前に伺うと店は閉じていてひっそりとしていたので心配していましたが、先日前を通りかかると提灯が明るく点灯していたので暖簾をくぐってみました。
聞くと昨年末にリニューアルオープンしたとのことで、若い世代に代替わりしたようです。
店内の構造は、1階が焼き台に向うカウンター席と、以前は小さなテーブル席があったところが壁に向いたカウンター席に変わっていて全部で10席程度。2階にも4名テーブル席が4卓あるとのことです。
内装が綺麗になってアルバイトらしい若者がサービス担当で、焼き手のご主人はガラス張りの焼き台に向かって黙々と串を焼き続けているので、懐かしい大将と女将さんがどうされているのか伺うことが出来ないのがもどかしい。
以前はメニューが無く、おまかせで串5本と大根おろしとスープでしたが、メニューから好きな焼鳥や摘まみを注文する方式に変っていました。
お通しが大根おろしとスープで400円、焼鳥は1本250円がほとんどで一番高い手羽先が320円と、それなりの値段です。
つくねは以前の団子状ではなく、串に巻き付けたつくねで、表面はこんがりきつね色に焼かれていて香ばしくカリっとしていて、中はふわっとした食感で美味しい
色々食べてみましたが美味しかったのは白レバーと半熟のうずら玉子。焼き加減が絶妙でふわっと柔らかくて焼き手の腕の良さが分かります。
総体的には美味しい焼鳥だと思いますが、ほんわかとした雰囲気の以前の店の癒しは望めなくなって残念でした。
行きつけの野毛の焼鳥屋でちょっと一杯。
きっちりした大将と天然の女将さんの噛み合わない掛け合いを聴きながら、いつものお任せ五本をつまみます。
今日は手羽、つくね、皮、椎茸、はつ。
追加で銀杏に飲み物はビールとレモンサワーで締め。
最後に鶏ガラスープでご馳走さまでした。
野毛の入口から少し入ったところで、隣がチンチンラーメンの三陽、向かいがふらいやの福田フライというディープゾーンにある昭和27年創業の老舗の焼鳥屋さんです。
早い時間に伺うと、屋根に大きな看板が有って入口の両側には青々とした植木が並んでいるが、暖簾はまだ中に入っていてかかっていません。
でも店内には灯りが点いていて人の気配がするので、引き戸をガラガラと開けてみたら先客が1組居て、結構出来上がっていました。
店内はガラスのネタケースが置かれたカウンター席と大衆食堂によくあるテーブル席が2つというこじんまりとした造りです。
カウンター内は厨房になっていて、無口なご主人が焼き方で、ちゃきちゃきとした女将さんが下ごしらえと配膳係、他にお運びの女性が一人という役割分担です。
メニューやお品書きはなく、ビールは生はないので瓶ビールを注文すると「おまかせで良いですか?」と尋ねられたので、それでお願いしました。
最初に大根おろしにウズラ卵の黄身を乗せたのにポン酢をかけたお通しと、壷に入ったにんにく味噌を渡されました。
大根おろしをちびちびと摘んでいると、椎茸、つくね、皮の3串入ったお皿が出てきました。
どれも焼き加減はしっかりで、塩も強めですが、にんにく味噌をつけて食べると、これが丁度いい塩梅になる。
塩の焼鳥に味噌をつける食べ方は、この店が始めたと言う説もあるらしいが、それも有り得ると思わせる味噌とにんにく、辛味のブレンド味です。
続いて4本目はレバーをタレで。ぷっくりとしたレバーに甘辛いタレがぴったり。
5本目は手羽先を塩で。一番美味しいところだけを3本串に刺してぱりっと焼きあがっていて、これも味噌をつけると旨い。
おまかせは以上で終了ですが、もう少し食べたかったので、ガラスケースのネタを眺めて、砂肝とせせりを追加。
それになにやら松の実くらいの小さなプツプツとしたのが沢山刺してある串を見つけて、「これは何ですか?」と女将さんに尋ねると、小さな声で「うーんがん」と言うので、「はい?」と聞き返すと恥ずかしそうに「コーガン。鶏のタマタマ。」と顔を赤らめながら応えてくれました。
60年も店をやっている女将さんもこうなると純情な乙女みたいでカワイイです。
「今日はお客さん来ないねえ。」と言うから、「暖簾を出してないからじゃないの」と応えると、「あらいやだ、忘れてた。」という天然っぽさが良い。
「教えてもらったから追加分が焼けるまで、これでも摘んでいて。」とお新香の盛合せをサービスしてくれました。
さて、焼きあがったコーガンは小粒の白子といった感じの、プリッとしていて噛むと中から濃厚なミルクが溢れてくる独特の食感で面白い。
それに鉱物の砂肝とせせりを食べたらお腹も一杯になったし、暖簾を出したとたんに次々とお客さんが入ってきたので、席を譲って退散することにして、お勘定をお願いすると〆の鶏がらスープを出してくれました。
このスープがシンプルなだけに実に旨い。
これからちょこちょこ顔を出したくなる雰囲気のお店でした。
金沢駅から徒歩10分ほどの別院通りの居酒屋さん。
10年前に初めて伺ったときは予算5000円ほどの普通の居酒屋さんでしたが、吉田類さんの酒場放浪記で取り上げられて人気が出てきてから、価格に構わずに最高の食材を求めて仕入れるようになり、1日4組限定で高級寿司屋並みの2万円弱の予算になってしまった店です。
それでも、超メタボなノドグロを丸々一尾塩焼きにしたり、ぴちぴち飛び跳ねている珍しい海老を色々並べてくれたりと、そこらの寿司屋で15,000円使うよりも満足度は大きかったのです。
今回久しぶりに再訪してみたら、メニュー数は大幅に絞り込まれてノドグロは小さな切り身になってしまっていました。
それでも脂の載った美味しいノドグロでしたが、大きなノドグロを丸丸全部食べたかったなあという物足りなさが残りました。
今回一番良かったのは能登115という原木しいたけのステーキでした。
別名を能登てまりというだけあって、まん丸な形で切り分けるとジュワっと染み出す汁が旨味たっぷりで、食感はまるでアワビそっくりです。
スキンヘッドに鯉口シャツでこわもての大将も、すっかり丸くなってしまってツッパリっぽい怖さがなくなってしまいました。
日本酒の品揃えは以前は地元の酒は無くて日本中のレアな酒ばかりだったのが、石川県の地酒も置くようになっていたので、あれこれレアなものばかり注文してしまったせいか、料理は大して食べて無くても一人15,000円くらいになってしまいました。
ここは、そういう店だと覚悟していける方だけに行ってもらいたいお店です。
初めて訪問したときは客単価5000円ぐらいの普通の居酒屋でしたが、あっという間に食べログTOP500になって、今では1日4組限定の客単価20,000円の店になってしまったこいでさん。
その理由は仕入れに行ったら、魚でも野菜でもその日の一番最高の素材だけを仕入れて来るからで、それをコースではなくアラカルトだけでたった4組に出すのだから歩留まりの悪い事甚だしいと思います。
日本酒も地酒ではなく日本中の蔵元から最高の酒を仕入れてくる。
地酒なら600円くらいからありますが、田酒、十四代、而今の限定酒をずらりと揃えて一合で2,000円~3,000円といったところです。
だから、どうしても単価は高くなてしまうのですが、お店の雰囲気は場末の小料理居酒屋というアンバランスさなので、繊細な料理や雰囲気を味わいたい方には一切お薦めはできませんが、兎に角美味い魚が食べたくなったら絶対にお勧めです。
久し振りの金沢行きが決まってすぐに予約を入れて訪問。
開店時間を心待ちにして行ったので、先客はなく1時間ほどは貸切状態でゆっくり店主とお話が出来ました。
冬場の能登は真鱈が最高に美味いので、予め鱈の刺身を食べたいと伝えておいたのですが、残念ながら海が時化たから新鮮な真鱈の入荷が無かったとのことで、白子ポン酢だけをいただきます。
それでも鮮やかなピンク色の白子のねっとりとした旨さは、東京の居酒屋の白子とはジゲンが違う。
寒鰤刺身は大きな鰤を熟成させたのを分厚く切って豪快にいただきます。
醤油を弾いてしまうほどの脂の乗りを、皮目に飾り包丁を入れることで醤油を絡めやすくしてある。
寝かせて旨味を引き出した腹身は大トロ以上の旨さです。
この日のお薦めは海老。
お品書きを見ると、白海老、白ガス海老、ボタン海老、といった冬の金沢の名物海老の他にも、シシ海老、キジ海老と聞いたこともないような海老が並んでいて、どれにしようかと並んでいると、「ひと通り食べ比べにしましょうか」と声をかけてくれたので、それでお願いします。
カウンターの上に殻を剥く前の海老を並べてご挨拶。
頭を落として殻をむいただけで、新鮮なので背わたは敢えて抜かずに背わたの旨味も味わいます。
それぞれ全部味が違いますが、キジ海老があっさりして上品な味で一番好みでした。
メインはメタボなノドグロの丸焼きを注文。
大皿に載せたので写真では小さく見えますが、本当に丸々と太ったノドグロなので、身がふっくらとしてボリュームがあり、これでお腹が一杯になってしまいます。
この後はヤリイカやバイ貝を少しずつ切ってもらって、ちびちびと日本酒の飲み比べです。
今回は比較的安めの日本酒を呑んだので会計は一人15,000円くらいでしたので、寿司屋で飲み食いしたことを考えてみれば、妥当な料金かと思います。
2007年12月 初回訪問
【いかつい店主と繊細な料理】
金沢駅にほど近い裏道「駅前ふらっと通り」は煉瓦色のタイルで舗装してあり、道路に埋め込まれた青いLEDが光りおしゃれな印象の商店街です。
この終点近くの小さな居酒屋で、カウンターに小上がりの座敷で20人ぐらいのキャパです。
スキンヘッドのご主人はゲージツ家のクマさんの若い頃のような風貌で一見怖そうなオニイサン風ですが、その太い指から繊細な料理を次々に作り出してくれました。
地場の魚介類の他にも店主が山で取ってきた山菜、川魚、ジビエが味わえるようです。
今日は先ず刺身を適当にお願いしますと言って出てきたのが、今がはしりの寒鰤を主体にガス海老、のどぐろ、鮪の大トロなどが山盛りです。
なのに「今日はこれしか種類が無くてスミマセン」とのことでした。
香箱蟹は身を綺麗にほぐして食べやすく料理してあり、そのまま食べても美味しいが、薄い甘酢をつけて頂くと一層美味しい。
店主が山から取ってきたという自然薯は細く見かけはあまり美味しそうではなかったが、海苔に載せて揚げるとふわりとお餅のような感じですが、弾力のある歯応えが堪りません。
鱈の白子は酢の物でも美味しいですが、敢えて天麩羅に挑戦。
さっと揚げられた白子が山盛りで、表面はさくっとしていて噛むと中からクリーミーな白子がジュワッと口の中のに広がり、至福の味わいでした。
日本酒も十四代、黒龍、磯自慢と酒好きの心をくすぐる品揃えですが、何故か石川の地酒は全く置いていない。
ここの料理には濃厚なこくの有る銘柄がぴったりということなんでしょうね。
メニューには値段が書かれていないので不安になりますが、いくら飲み食いしても一人5,6千円ぐらいのようでした。
これからが益々楽しみな一店です。