2回
2013/05 訪問
【再々々訪】進化し続けて円熟味を増したスープになりました
2013年5月
美味しいラーメンが食べたくなって4年ぶりに再訪しました。
東京ベストラーメン2009、2010で2位に輝いて超行列店になった吉左右も落ち着いて食べられるようになり、開店10分前で1ラウンドの最後にもぐりこめたので、到着から15分後には食べ始められました。
ご主人も奥様もあのころの張り詰めた様な緊張感はなくなり、すっかりと落ち着かれていました。
円熟感が深まったスープは心に染み入るように美味しい。
2009年7月
前日にとってもシンプルな「ねぎラーメン」を食べてしまったので、口直しに美味しいラーメンが食べたくなって、フライングして向かって11時5分に着いたら9人目でぎりぎり1巡目に間に合いました。
久々につけ麺をいただきましたがスープの味がまろやかになってより優しい感じになりましたね。
ちょっとぬる過ぎるというご意見も多いようですが、温度計と湯煎でコントロールしたこの温度が最適なんだと思います。
自家製麺の麺のコシは固すぎず柔らかすぎず相変わらず絶妙です。
奥さんの若々しくきびきびした動きは変わりないですが、ご主人は余裕が出来たのか、
かなり丸くなられたように感じました。
益々進化し続けているようですね。
2008年10月
今日は仕事が忙しくてお昼を食べ損ねて漸く落ちいたのは14時過ぎでした。
この時間なら吉左右の閉店前に滑り込めそうです。
スープが売り切れていないことを祈りながら、たどり着いたのは14時半ごろでした。
店前の10個の椅子は半分埋まった状態で、あと1クールで順番が回ってくるポジションなので、椅子にかけて待っていると奥さんが出て来て注文を聞いてくれました。
やった!スープはまだ残っていた。
結局、15分ちょっとの待ち時間で入れました。
今日はつけ麺ではなく、味玉ラーメンを注文。
温度計で一定温度に保たれた豚骨スープと、湯煎で保温された魚介スープを合わせたぬるめのどろりとしたスープは相変わらず深い味わいでした。
麺のコシは以前よりもしっかりした感じで噛んでも歯が跳ね返されるほどの弾力が有りますが、
固いわけではない絶妙のコシの強さに進化していました。
味玉は黄身がとろりと良い味ですが、少し冷たすぎました。出来れば味玉は半分に切ってディスプレイ的に黄身を見せるのと温める効果を狙って欲しいところです。
スープまで完食してご馳走様でした。
さすがに閉店間際には若い店主さんも疲れた様子でしたが、奥様ともどもにこやかに「有難うございましたと」声を揃えて送り出してくれました。
14時55分でも待ち行列が5,6人残っていましたが、スープも多めに作るようになったらしく全員食べられるようですので、行列に1時間以上並ぶのが無理な方は閉店間際狙いもいいですね。
2007年9月
久々に再訪。
今日はまだ注文したことの無いチャーシューつけ麺を注文。
つけ麺は相変わらず美味しい。
今日は麺の水切りもしっかりしていて、以前のように丼の底に水が残ることも無くすっきり完食できました。
トッピングのチャーシューは別皿に3枚乗ってきましたので、スープに全部入れて暖めながら戴きました。
箸で挟むと崩れれそうになるほど柔らかく、脂身の部分も油っぽくなくてさっぱりしていて、今までラーメン屋さんで食べたチャーシューの中でも出色でした。
2007年7月
最近の長蛇の列に恐れをなして暫く足が遠のいていましたが、たまたま午前中の仕事が11時前に片付いたのでチャンスとばかり、急ぎ足で吉左右に向かいます。
小雨がぱらつく中、早5、6人並んでいます。
反対側から明らかに並ぼうと向かってくる人物を発見し、更にスピードを上げるが相手の方が一歩早く列に並ばれてしまった。それでも9人目以内だったので、1回目のサイクルには入れました。
丸椅子にかけて気長に待つこと20分で開店。
麺を茹でる釜のキャパから先頭5人のみ待って居る間に注文を聞かれるが、次の4人は中に入ってからの注文になります。
今日は、味玉つけ麺を注文して待つことしばし。
ご主人が茹で上がった麺を冷水で締めている間に、奥さんが次のグループの麺を茹で始めて、大きな箸で麺をほぐす。
ご主人が締めた麺の水を切って盛り付けている間に、奥さんがスープのトッピングを盛り付けるという効率の良い仕事なので、スピーディに出てきます。
スープは見た目はどろりとしてたっぷり入っているのでトッピングのチャーシューやメンマも中に沈み込んで見た目はあまり美味しそうに見えませんが、一口食べてみると濃厚で複雑なダシの味が口中一杯に広がってくる。
一年前に比べると、一段と複雑にかつ濃厚で旨くなって来ていることが明らかです。
これだけ、有名店になっても研究を続けて日々進化していく姿勢は素晴らしいと思います。
ただ、中年オジサンには少し濃厚過ぎる感じがしました。
スープ割した後のスープをつけ汁としても良い位の感じです。
あと、麺の容器が丼なので、どうしても水が底に溜まって最後は水っぽくなってしまうので、底にざる蕎麦のざるの様な水切りをつけるともっと良くなると思います。
300gのボリュームもあっという間に完食してしまいました。
2006年10月
隣の居酒屋さんには何回か行ったことは有りましたが、隣に新しく出来たラーメン屋は地味なエントランスで大したことは無いだろうと高をくくっていたことを後悔しました。
開店3分前にはすでに15人待ちでしたが、表に椅子が10個置いてあり、座って待てるので足が疲れることはありません。ラーメンにありつくまでに30分待ちましたが、それだけの価値は有りました。麺は自家製麺のストレートの太麺で、隣客のつけ麺は光っていました。大盛ラーメンに味玉トッピングを注文。大きな丼には大量の麺が入っていて食べきれるかと不安になるほど。普通盛りでも十分な量があるようでした。
コシのある麺はシコシコした食感で最後まで伸びない。スープは濃厚な豚骨スープに魚介類のダシが効いた深みの有る味。スープは比較的低温で保温しているようだが、私には少しぬるすぎたのが惜しい。
チャーシューも味玉も十分に美味しく、若い奥さんの接客も初々しく丁寧で好感が持てる。
深川にはこうかいぼうや美学屋のように気持ちの良いご夫婦がやっている美味しいラーメン屋さんが多いが、また一軒増えましたね。
味玉ラーメン
自家製麺の麺は相変わらず絶妙なコシと喉越しです
12時くらいでも、この程度の待ち行列なので、そんなに待たずに入れます
ラーメンは50円値上がりしてましたが、それでも安い。
つやつやのつけ麺です
濃厚で複雑な味のつけだれ
トッピングのチャーシュー
2013/06/13 更新
このお店に最初に来たのは2006年に食べログを始めて間もないころでしたから12年も前のことになります。
若くて初々しいご夫婦が懸命に麺を打ち、厳格に温度管理したスープを合わせ、奥さんが真剣な顔で甲斐甲斐しくサービスをしていて出来上がったラーメン、つけ麺の美味しさに感動したものでした。
お隣のフレンチのラポルトルージュとイタリアンのクレメンティアと合わせて「洲崎の奇跡」と自分で勝手に名付けて悦に入っていたものです。
それ以来何度となく訪問していますが、久しぶりに木場に行く機会があったので5年ぶりに訪問しました。
お店についたのは開店直後の11:30を少し過ぎたところで、待ちは8人だったので椅子に座って待つことができました。
以前はなかった券売機が外側に向けて設置してあったので味玉つけ麺の食券を購入して待つこと15分で入店できました。
相変わらずピカピカの厨房に温度計付きの寸胴が懐かしい。
待っている間に食券を奥さんに渡してあるので着席してから3分で着丼。
艶やかでエッジの立った自家製麺はもっちりとしながらも滑らかな食感で昔と変わりない。
つけ汁には細切りチャーシュー、メンマ、海苔、刻み葱が沈み味玉が浮いている。
スープは粘度があってとんこつ・魚介の合わせで旨味たっぷりなのは変わらないが、なぜか温度が低くてぬるく感じます。
あれっ、こんなんだったっけ?と昔の記憶をたどると確かに他店に比べると温度は低くすることで臭みを抑えていたが、それにしてもぬる過ぎる。
麺が冷たく締めてあるので最後の方にはすっかりスープが冷え切ってしまった。
スープ割で熱いスープを入れてもらって温かくして完食。
思い描いていた感動は薄れたものの、美味しいつけ麺であることには変わりありません。
今度はラーメンにしてみようかと思います。