nao-sannさんが投稿した仁行(東京/浅草)の口コミ詳細

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仁行浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)/そば、日本料理

2

  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
2回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

更に進化していた仁行の蕎麦寿司と日本酒のマリアージュ

「水腰蕎麦=加水率を多くして独特の腰を出す…松茸を割いて食べたシコッとした食感。この食感が無いとただの多加水蕎麦と言います。」
これは店主の石井仁さんご本人がSNSで発信された言葉です。
「水越そば」と言って、水のように滑らかな喉越しの多加水蕎麦を呼ぶことがあるようですが、それとは別物なんです。
この水腰蕎麦の食感をストレートに感じられるのが、蕎麦寿しでした。
今回は鮪の赤身に蕎麦を少なめに巻いた鉄火巻きと、太巻きの具を巻いた五目の2種類の蕎麦寿しを出していただき、その感を強くしました。

一般の蕎麦寿しは作り置きしているせいか、伸びて柔らかくなった蕎麦に湿気った海苔を巻いているので、珍しいけど大して美味くないのですが、仁行の蕎麦寿しは茹でたての極細の十割の水腰蕎麦の独特の腰のおかげで実に美味しいのです。

浅草の観音裏にひっそりと佇む民家のキッチンに久しぶりに再訪しました。
石井さんのワンオペで、1組だけの貸し切りだったので、お酒をたくさん飲んで売り上げに貢献しなきゃと思ったら、日本酒の品揃えも充実していたので、自然体でもたくさん飲んでしまいそうです。
今日のコースは、
鮑の煮物、花巻蕎麦、銀鱈味噌漬け焼き、蕎麦寿し鉄火巻、からすみ蕎麦、春雨中華風、蕎麦寿し太巻き、帆立天ぷら、もずく、盛り蕎麦、バナナプリンと11品が次々と出てきてすっかりお腹いっぱいになりました。

日本酒は、
大七 生酛純米
酔鯨 特別純米
三千盛 超辛口純米純吟
鄙願 大吟醸
と揃っていたので、一通りいただいてすっかり良い気分でご馳走様でした。

  • 鮑の煮物

  • 花巻蕎麦

  • 銀鱈味噌漬け

  • 蕎麦寿し鉄火巻き

  • 春雨中華風

  • 帆立天ぷら

  • からすみ蕎麦

  • 蕎麦寿し太巻き

  • もずく

  • 蕎麦つゆ

  • 盛り蕎麦

  • 蕎麦湯

  • バナナプリン

2025/10/21 更新

1回目

2023/05 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

おかえりなさい仁行。ずいぶん待った甲斐がありました。

以前、三越前から昭和通りを渡った日本橋小舟町にあった伝説の蕎麦屋「仁行」が2014年末に閉店してから8年半になります。
その「仁行」が浅草で再オープンするという情報を得て、正式オープン前に伺うことが出来ました。
大手町のオフィスからタクシーの運転手さんに住所を伝えてたどり着いたのは、浅草の花街の見番通り近くのごく普通の民家でした。
看板も無いから、よく見ると「仁行」と書いた小さな表札みたいな板が目に留まったので、ここに間違いないと勇気を振り絞ってドアを開けると、普通の玄関になっていてて、中に入ると家庭用の食卓テーブルに食べ友さんが座って手を振っています。席はこのテーブルの他には台所に面したカウンター2席がありますが、この日は我々2人だけで貸切でした。
流浪の蕎麦職人として有名な石井仁さんが一人で料理からサービスまでこなすワンオペです。

ドリンクは日本酒1銘柄とビールしかなく、ソフトドリンクは冷たいそば茶がありました。
料理は8800円の蕎麦会席のみです。

まずはビールを一本貰って乾杯。
焼き茄子とトマトとゴーヤの冷製お浸し。蒸し暑い中を急いできたので、あっさりとしていてとても美味しく感じました。

もずく蕎麦。冷たい出汁に太いもずくがトッピング。太いもずくは固いので好みではないが、とても柔らかく下ごしらえがしてあるので食べやすかった。

ここで日本酒をぬる燗でいただきます。1銘柄しかないので選ぶ手間が省けて丁度いい。
蕎麦寿司 太巻寿司の酢飯の代わりに蕎麦で海苔巻きにした蕎麦寿司は、穴子や玉子焼き、干瓢と胡瓜の細切りの具との相性が抜群で、これは美味しい。

出汁巻き玉子は、お皿に出汁がたっぷり溜まるくらい、旨味がありました。

蕎麦掻。白っぽい更科のような上品な蕎麦掻は、塩と山葵で蕎麦そのものの香りと味を十分に堪能できるので、日本酒のアテには最高でした。

揚げ蕎麦は、巣籠蕎麦のように揚げた蕎麦に、中華風の海老やイカの具の餡かけを載せて、揚げ焼きそば的な遊び心のある料理でした。
ここでお酒をお代わりすると、箸休めにイカと青菜の和え物を出してくれました。

〆は盛り蕎麦です。十割蕎麦をまるで素麺くらいの極限まで細く切っても、ぶつぶつ切れない技は流石です。
蕎麦つゆはすっきりとしていて味しい。蕎麦湯で最後まで飲み切ってしまいました。

デザートは、苺ババロアと蕎麦団子。蕎麦団子は蕎麦掻を丸めて黄な粉をまぶした、美味しい和菓子になっていました。
苺ババロアは苺そのものの味で余計なものは入れてないという味わいでした。
蕎麦だけでなく、甘いもののセンスも良いんだなと感服しました。

蕎麦をこれだけ様々な味わいで楽しませてくれる、文字通りの蕎麦会席に満足でした。
ただ、このキャパで、お酒で稼ぐこともしないでコスト割れしないのか心配です。

  • 焼き茄子とトマトとゴーヤの冷製お浸し

  • もずく蕎麦

  • 蕎麦寿司

  • 出汁巻き卵

  • 蕎麦掻

  • 揚げ蕎麦

  • 箸休め

  • 盛り蕎麦

  • 苺ババロアと蕎麦団子

  • 蕎麦団子断面

  • 入り口

  • 日本酒

  • 蕎麦湯

  • 厨房

  • 見番通り

2023/07/01 更新

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