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ぺろぺろキャンディのレストランガイド
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ぺろぺろキャンディ 認証済
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1回
昼の点数:4.5
2009/09 訪問
偉大なパン職人 高橋幸夫さんを偲ぶ
日々、多くの新しい店が生まれる中、長きに亘り愛され続けて来た店が、時代の流れの中、閉店に追い込まれる例も少なくありません。しかし、この店の閉店は、そう言うケースとは異なります。都内には、やれ「ポール」だ、「メゾンカイザー」だ、「ヴィロン」だ、「シニフィアン・シニフィエ」だ、等々、拘りの美味しいパンを提供する有名店、人気店が幾つもあります。でも、これらの有名店に一歩も引けを取らないパン屋さんが、神奈川伊勢原市と言うマイナーな地にあります。地元の小麦を使った美味しいパン作りを続ける「ブーランジェリー・ブノワトン」。この店を伊勢原で人気のパン屋さんと評するのは、もはや昔の話。最近は、県内はおろか県外からも沢山のパン好き達が、こちらのパンを求めてやって来る超人気店であります。この店をここまで育て上げたパン職人であり、オーナーでもある高橋幸夫氏が、8月1日に亡くなられたと聞いて大きなショックを受けました。初めは、ブノワトンが閉店すると言う噂を聞いて、「何故?」とショックを受けたのですが、その理由が高橋さんの死によるものだと言う事を知り、二重のショックを受けました。10年位前、お店が出来た時から通っています。「東京から、こだわりのパン職人がやって来る。 なんでも、蕎麦粉を挽く石臼で小麦を2度挽いたパンを作るらしい。」等の噂が流れていた記憶があります。オープン当初は、パン屋らしくない、しかも伊勢原と言う町には、およそ似合わないお洒落な建物やディスプレーと言い、パン屋のくせに、営業が週休2日だったりと、何か変わった店だなぁ、と思ったものでした。でも味は折り紙付きで、初めは一部のパン好きのみに支持されるお店でしたが、あっと言う間に、その人気は広がって行きました。高橋さんは、単なるパン職人ではなく、パン作りの研究家のような方でした。国産小麦に拘ったパン作りの普及に留まらず、地元で栽培された小麦を使った、所謂、「地産池消」のパン作りに取組み、「湘南小麦プロジェクト」なるものを立上げたのが4~5年前。そして、苦労の末、湘南小麦だけで使ったパン作りに成功し、これを扱う店「足柄麦師」を箱根にオープンさせたのは、未だ記憶に新しいです。また、最近は、高橋さんのパン作りに賛同する仲間達への技術指導に、休日は全国を飛び回っていたそうです。41歳と言う若さで亡くなられた高橋さん、まだまだやりたい事が一杯あったでしょうし、今後数十年間の間には、我々ファンに対し、そしてパン業界に、あっと驚くとんでもないものを見せてくれたに違いないでしょう。そう、思うと本当に残念でなりません。ブノワトンは2010年3月29日まで営業を続け、4月からは、スタッフの1人が、この跡地に新しい店をオープンするとの事。また、「足柄麦師」は、奥様の郷子さん中心に従来通り、営業を続けられるとの事。この2つが、せめてもの朗報です。高橋さんのご冥福をお祈り致します。
2009/10/09 更新
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家族・子供と
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女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
日々、多くの新しい店が生まれる中、長きに亘り愛され続けて来た店が、時代の流れの中、
閉店に追い込まれる例も少なくありません。
しかし、この店の閉店は、そう言うケースとは異なります。
都内には、やれ「ポール」だ、「メゾンカイザー」だ、「ヴィロン」だ、「シニフィアン・シニフィエ」だ、等々、拘りの美味しいパンを提供する有名店、人気店が幾つもあります。
でも、これらの有名店に一歩も引けを取らないパン屋さんが、神奈川伊勢原市と言うマイナーな地にあります。
地元の小麦を使った美味しいパン作りを続ける「ブーランジェリー・ブノワトン」。
この店を伊勢原で人気のパン屋さんと評するのは、もはや昔の話。
最近は、県内はおろか県外からも沢山のパン好き達が、こちらのパンを求めてやって来る超人気店であります。
この店をここまで育て上げたパン職人であり、オーナーでもある高橋幸夫氏が、8月1日に亡くなられたと聞いて大きなショックを受けました。
初めは、ブノワトンが閉店すると言う噂を聞いて、「何故?」とショックを受けたのですが、その理由が高橋さんの死によるものだと言う事を知り、二重のショックを受けました。
10年位前、お店が出来た時から通っています。
「東京から、こだわりのパン職人がやって来る。 なんでも、蕎麦粉を挽く石臼で小麦を2度挽いたパンを作るらしい。」等の噂が流れていた記憶があります。
オープン当初は、パン屋らしくない、しかも伊勢原と言う町には、およそ似合わないお洒落な建物やディスプレーと言い、パン屋のくせに、営業が週休2日だったりと、何か変わった店だなぁ、と思ったものでした。
でも味は折り紙付きで、初めは一部のパン好きのみに支持されるお店でしたが、あっと言う間に、その人気は広がって行きました。
高橋さんは、単なるパン職人ではなく、パン作りの研究家のような方でした。
国産小麦に拘ったパン作りの普及に留まらず、地元で栽培された小麦を使った、所謂、「地産池消」のパン作りに取組み、「湘南小麦プロジェクト」なるものを立上げたのが4~5年前。
そして、苦労の末、湘南小麦だけで使ったパン作りに成功し、これを扱う店「足柄麦師」を箱根にオープンさせたのは、未だ記憶に新しいです。
また、最近は、高橋さんのパン作りに賛同する仲間達への技術指導に、休日は全国を飛び回っていたそうです。
41歳と言う若さで亡くなられた高橋さん、まだまだやりたい事が一杯あったでしょうし、今後数十年間の間には、我々ファンに対し、そしてパン業界に、あっと驚くとんでもないものを見せてくれたに違いないでしょう。
そう、思うと本当に残念でなりません。
ブノワトンは2010年3月29日まで営業を続け、4月からは、スタッフの1人が、この跡地に新しい店をオープンするとの事。
また、「足柄麦師」は、奥様の郷子さん中心に従来通り、営業を続けられるとの事。
この2つが、せめてもの朗報です。
高橋さんのご冥福をお祈り致します。