ぺろぺろキャンディさんが投稿したフロリレージュ(東京/外苑前)の口コミ詳細

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ぺろぺろキャンディのレストランガイド

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移転フロリレージュ外苑前、表参道、乃木坂/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

4,200円のランチで、これだけ楽しませて貰えれば、何も言う事はありません。

遅ればせながら、予約超困難のフレンチ、フロリレージュに行って来ました。
東京国立近代美術館で開催中のジャクソン・ポロック展を観に行く前に、ランチで訪問。
ずっと先まで予約で埋まっている事は容易に推測出来ましたが、万が一のキャンセルを期待して、駄目もとで1週間前に電話したところ、たった今、1組のキャンセルが出たとの事で、席をゲット!
何とラッキーなんでしょう。

外苑前駅から数分歩いてお店に着きましたが、そこは窓が塞がれた真っ白な建物で、目立つ看板も出ていません。
おまけに入口も道路に面したところではなく、脇の奥まったところにあるので、まさに隠れ家と言った感じ。

店内は、シックで落ち着いた雰囲気、そして照明も抑え目の為、ディナーで、訪れたような錯覚に陥ってしまいます。
食事を終え、ドアを開けて戴いた時、外の明るく眩い陽射しが目に飛び込み、「そうか、未だ、昼だったんだ!」と思ってしまった程です。

ただ、このように窓の無い部屋にしたのは、シックな雰囲気にする為の演出ではなく、当初は窓がある設計だったそうです。
しかし、住宅街と言う立地の為、店の窓越しから、ご近所で干している洗濯物が見えてしまう為、仕方なく窓を塞いだそうです。

店内は想像していた以上に小さな箱で、2人掛けのテーブが6つと、奥に個室が1つ。

ランチは、4,200円のプリフィクス、ディナーは10,500円のお任せコース1本のみ。
ランチのプリフィクスは、アミューズ、前菜、メイン、デザート、カフェ、プチフールと言う構成。
メインは同一素材を使い、2種類の調理法で、2皿供されます。

ニコラ・マイヤール(PN80%,SD20%)を戴きながら、MENUを決めます。
特注品のステムの長~いグラスが美し~い!

■四角いグリーンオリーブ

グリーンオリーブを練り込んだフワフワのブリオッシュのような可愛いアミューズ。
この料理の為に造られたと言うガラスの器の窪みに、すっぽりと納められての登場です。
丸いオリーブを四角いオリーブに変身させると言う遊び心が楽しい。
泡に良く合うアミューズです。

■フォアグラとメレンゲのコントラスト(ヲイラの前菜)

此方のスペシャリティだそうで、初訪問者としては、これを外す訳にはいきません。
初めに、可愛い三角帽子の形をしたメレンゲと、砕いたヘーゼルナッツだけ盛られたお皿が運ばれ、一呼吸置いて、そこに熱々のフォアグラがサーブされます。
4,200円のコースに組み込まれた一品とは思えない立派なフォアグラです。

スタッフの説明に従い、初めにフォアグラを、そして、すかさずメレンゲを口に運び、口の中で異なる食感と味わいを楽しみます。
さすがにスペシャリティと言うだけあり、幸せを感じる美味しさです。
添えられたドライフルーツと胡桃のパンに乗せて食べてもGood。
アルザスのゲベェルツトラミネールとの相性もバッチリでした。

■タケノコのロースト、茸のクリームソース(相方の前菜)・・・料理名は適当です

春を感じさせる一皿。
ローストした和歌山産のタケノコに、アワビ茸のクリームソースを絡ませています。
和の食材であるタケノコと、ビゴリ(ベネット州のパスタ)と言うイタリア食材の組み合わせの妙、そして、タケノコの柔らかさと、ビゴリの腰の強さのコントラストが楽しめます。
此方の料理には、シャサーニュのモレイ・コフィネを・・・。

■パン

このバゲット、形もユニークですが、とても風味が豊かで美味しい。
駒場東大前の「ル・ルソール」に特注しているそうです。

■アンドゥイエット(ヲイラのメイン①)

中央部分はナマのニュアンスを微妙に残した絶妙の火入れのハツ、そのまわりが胃袋、そのまわりがバラ肉と言う3層からなっています。
全く臭みがなく、ジューシーで、旨みたっぷりの食べ易いアンドゥイエットですが、添えられた血のソースと一緒に食べれば、野生的な味わいも楽しめるように配慮されています。
ガルニのトロトロで甘~い蕪の優しい味わいが、肉肉しさで高揚した口の中をほっとさせてくれます。
此方には、セラファンのジュブレ・シャンベルタンを・・・。

■豚の脳ミソとジャガイモのコロッケ(ヲイラのメイン②)・・・料理名は適当です

メインは同一素材を使い、2種類の調理法で2皿供されます。
脳ミソのねっとり、とろ~んとした味わいと、酸味の効いたラビゴットソースの相性がとても良い一皿です。

■ビゴール豚のロースト(相方のメイン①)

濃厚でありながら、繊細な旨みを感じるとても美味しいお肉で、赤ピーマンのソースで戴きます。
ガルニは、新たまねぎ。
此方に合わせたワインは、ラングドックのクロ・ド・Anhel。葡萄品種はカリニャン。

■ピルゴー豚のラグー(相方のメイン②)

相方のメイン、2皿目はラグーで。
パールオニオンを添えて、「豚に真珠です!」だって(笑)・・・。  またまたシェフの遊び心が炸裂です。
こう言うセンスが、楽しい食事を更に楽しくしてくれるんですよね。

■チョコレートのオムレツ(相方のデザート)

「焦げたオムレツで~す(笑)!」
と言ってテーブルに運ばれたフォンダンと卵で作った?(と聞いた気がする)オムレツの形をした真っ黒なデザート。
デザートでも、遊びますねぇ~!
オムレツの中の温かいフォンダンショコラの中には塊のチョコも・・・。
焦げて真っ黒のオムレツの傍らには、真っ白なフロマージュブランが添えられています。

■いちごのデザート(ヲイラ)

生のイチゴ、ゼリーにしたイチゴ、飴のコーティングを施したイチゴと、とち乙女を3倍楽しめるデザート。
イチゴの周りにはクレームダンジュ、そして桜の花びらが舞っていました。

■カフェ

■プチフール

プチフールは、甘酸っぱいキューイフルーツのジャム?を纏ったオリーブ。

****************

4,200円のランチで、これだけ楽しませて貰えれば、何も言う事はありません。
知性と遊び心を感じるお料理は言うまでも無く、店の雰囲気、サービススタッフの対応等、リラックスして食事を楽しめる素敵なお店でした。
また、グラスワインの品揃えにもセンスが感じられ、価格が良心的なところも好感が持てました。
初めての訪問でしたが、通えば、通う度に、色んな面白さや感動が味わえる懐の深さを持ったお店であるように推察されました。

ランチ×2、グラス泡×2、グラスワイン(白)×2、グラスワイン(赤)×2、ガス入りの水×1、を戴き、約19,000円。
ご馳走様でした。

  • 四角いグリーンオリーブ

  • フォアグラとメレンゲのコントラスト

  • 筍のロースト&茸のクリームソース

  • ビゴール豚のロースト

  • ビゴール豚のラグー

  • アンドゥイエット

  • 豚の脳ミソのコロッケ

  • チョコレートのオムレツ

  • クレームダンジュとフレッシュのいちご

  • オリーブのキューイフルーツ

  • ニコラ・マイヤール

  • シャサーニュ・モンラッシェ

  • アルザスのゲベェルツトラミネール

  • ジュブレ・シャンベルタン

  • ラングドックのクロ・ド・Anhel

2015/03/27 更新

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