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プロセッコ
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群馬 ほさか農園 玉蜀黍 クルトン
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ベネットのソービニオンブラウン
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大分 真鯵 からすみ ハーブ
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プーリアの白
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長崎 穴子 ベニエ ヴァンブラン
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エミリアロマーニャの自然派オレンジワイン
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岐阜 天然鮎 AOP
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パン
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D.O.C.モンテプルチアーノ
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岐阜 飛騨牛 炭火
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パッションフルーツ グレープフルーツ
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エスプレッソ
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イル・ギオットーネ（京都＆丸の内）や目黒のルベロ等で活躍された泥谷俊介シェフが、
2022年12月、自由が丘にオープンしたワンオペのカウンターイタリアンです。
是非伺ってみたいと、随分前からBMしていましたが、やっとこさで念願の初訪問を果たせました。
場所は自由が丘駅から東横線の線路沿いを都立大学駅方面に5分程歩いた商店街の一角。
今、自由が丘は駅前の再開発工事の真っ只中。
お店へ向かう通りの左側にあった老舗洋菓子店「モンブラン」等の店舗は取り壊されているのに、
意外にも、右側の「自由が丘デパート」や「ひかり街」は普通に営業しているじゃないっすか！
何故？ 等と、ぶつぶつ、きょろきょろしながら歩いていると、あっと言う間にお店に到着。
半地下にあるお店のドアを開け、名前を告げると、泥谷シェフが笑顔で迎えて下さいました。
キャパはMAX10人程の完全オープンキッチンスタイルの店内。
ランチMENUはお任せコース1本（7700円税込サ別）。
12：00より、一斉スタートのスタイル。
ワインはグラス、ボトル、ペアリング3種（フル、ハーフ、ショート）が用意されており、
フルペアリングをお願いしました。
先ずは、プロセッコ（Bosco del Merlo Prosecco Millesimato Brut）をグビっと！
フルーティーで爽やか～！
■群馬 ほさか農園 玉蜀黍 クルトン
「恵味ゴールド」と言う品種の玉蜀黍を使った生クリーム仕立ての冷製スープ。
芯で出汁を取り、味付けは塩のみとの事ですが、まるで蜂蜜を加えているかのような驚きの甘さ！
スープには、カリカリでバターの風味が豊かな自家製のクルトンが浮かべられています。
■大分 真鯵 からすみ ハーブ
※ワイン：Bosco del Merlo Sauvignon Blanc
マリネ仕立ての真鯵と夏野菜（オクラとキュウリ）の上にマイクロハーブと金糸瓜をトッピング、
最後にブランデーに漬け込んだ自家製のカラスミをたっぷり削った一品。
暑い夏にぴったりな涼やかな一品で、爽やかなソービニオン・ブラウンとの相性もバッチリ。
■長崎 穴子 ベニエ ヴァンブラン
※ワイン：30 Vecchie Vigne Bianco di Alessano
ヴァンブランソースの上に、ビールを加えた粉でさくっと揚げた穴子のベニエを乗せ、
そこにたっぷりのパルミジャーノを削り掛け、マイクロコリアンダーを添えた一品。
穴子は脂が乗ってふっくら。
フュメドポワソン、白ワイン、バター、レモン果汁等、風味豊かなヴァンブランソースに、
削りたてのパルミジャーノのコクが重なった濃厚なソースに
樽香が効いたプーリアの白がとてもよく合います。
■岐阜 天然鮎 AOP
※ワイン：Quarticello Le Mole 2023
コチラのシグニチャー。シェフのお父様が釣りあげた岐阜の天然鮎を使ったAOPです。
この日の鮎は、高原川の鮎。 グランプリや準グランプリを取るレベルのものとの事。
鮎を炭火に掛けると、美味しい香りが店内に漂い、それだけで生唾ごくり。
このMENUの開発コンセプトは、「鮎の塩焼きをイタリアンで再現する！」
と言うものだったそうで、炭火で焼いた鮎の身、アラ、内臓、血、等々、
鮎を丸ごと余すとこなく使った風味豊かで濃厚なソースが絶品。
このソースを麺にたっぷり染み込ませ、ルッコラを添えて提供されます。
炭火の鮎の旨み、苦み、酸味、出汁の風味、そして麺が一体化したこのパスタの美味しさは、
まさに悶絶級で、シェフの魂が宿っているかのよう。
一言で言えば、塩焼きにした鮎を丸ごとかぶりついているようなパスタでした。
シェフ渾身のソースは一滴たりとも残すのは勿体なく、パンで拭って味わいました。
そして、これに自然派のオレンジワインを合わせてくるセンスにも脱帽。
白でもなく、赤でもなく、オレンジですよね。
■岐阜 飛騨牛 炭火
※ワイン：Marramiero Inferi Montepulciano d'Abruzzo Riserva 2020
炭火で焼かれた飛騨牛の内腿、付け合わせは万願寺唐辛子、ズッキーニ。
塩、カンボジアの黒胡椒、タスマニアマスタードが添えられています。
しっとりとしたテクスチャと赤身の旨みが素晴らしいお肉でしたが、
プリモのインパクトが凄過ぎた為、セコンドはやや影が薄く感じてしまったかも・・・。
■パッションフルーツ グレープフルーツ
ドルチェはパッションフルーツのパンナコッタとグレープフルーツのグラニテ。
隠し味にカンパリソーダ？
■caffe 珈琲/ espresso/ 紅茶
３種の選択肢より、エスプレッソをお願いしました。
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どの皿もシェフのセンスと技術の高さ、そして丁寧な仕事ぶりが窺える大満足のコースでした。
また、調理、配膳、ワインサーブ、会計までを、たった1人でこなしながら、
料理の説明やお客との会話も積極的にこなされているシェフのスーパーマンぶりにも感心。
しかもキャラが明るく、話も面白い！
お客さんはほぼ常連さんと言う感じでしたが、一見の私にも度々声を掛けて下さる等、
気に掛けて戴き、アウェイ感を感じる事なく、楽しい時間を過ごす事が出来ました。
ただ何と言っても、この日、最大の収穫は「天然鮎のAOP」に出会えた事。
毎年この時期になると、このパスタ狙いで来店するお客さんも多いと言う話も頷けます。
「鮎のパスタ」に満足げな私を見て、「秋刀魚も人気なので、また是非！」とシェフ。
秋の楽しみが出来ました。