~現在店舗を事務局に登録依頼中ですが、営業を証明できるものがなかなかなく、とりあえず日記にて失礼します~
南武線稲城長沼駅下車すぐ目の前「なかむら」天ぷらそば350円をずずずずっっっっ。
数年間稲城長沼駅利用者だったことがあるのですが、このあたりののんびりした雰囲気が好きでした。しかし2013年に駅は完全高架化し、駅北側は区画整理がスタートし急速に以前の雰囲気を失いつつあります。こちらの路麺店も、駅を出て右側にあったのが区画整理で立退きとなり、ああ店仕舞いしてしまったか、と思ったらなんとさらに駅側のプレハブのような建物で営業を再開しました。
何年ぶりでしょうか、久しぶりで駅に降り立つ機会があり、暖簾をくぐると、あら、中途半端な時間にもかかわらずお客さんは満員に近く(といっても5人ほどですが)。お店のオバチャンは元気そう、なんだかほっとします。メニューは6、7種類程度とシンプル、天ぷらそばをお願いすると、完全に丸見えのカウンター内でおばちゃんが中西製麺の函から麺を取り出し、手際よく丼を準備、かけ出汁をはって揚げ置きのかき揚げを載せ、ネギをちらして完成。
いただきます。見た目透明感のあるかけ出汁はあまり特徴なくおとなしい味。でも、こういう味が飽きないんです。稲城長沼ののんびりした空気にはこういう味が合うような気がするのです。味は濃すぎず、麺は固すぎず、かき揚げは徐々に崩れ、エキセントリックなところは全くありません。
路麺はご馳走ではなく、あくまで忙しい日々の糧だと思うんです。すごい美味しい路麺もそりゃ食べたいけれど、普段使いにはこういうお店の味や空気感は、それはそれで悪くありません。稲城長沼駅はずいぶん変わっちゃったし、まだ区画整理中なのでさらに変わると思いますが、このお店は続いてほしいと思ったりするのです。ごちそうさまでした。