まこぷんさんのマイ★ベストレストラン 2011

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まこぷん (東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

この一年もフレンチのお店に沢山訪問してしまいました。
最近は、安価でも美味しいお店を探すのが楽しみ。
不況ですので、しばらくはこの傾向が続きます。

マイ★ベストレストラン

1位

オルタシア (麻布十番、赤羽橋 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2011/05訪問 2011/05/21

麻布十番に咲くオルタシア。4つの花を何色に咲かせるのかはキミシダイ。

五月晴れの麻布十番。
ホームページで見かけた野菜料理と鹿肉料理を頂くべく、こちらのお店へとやって参りました。

場所は麻布十番駅から徒歩5分。壁面の緑が美しい、NS麻布十番ビルの地下一階です。
それにしてもこの緑のメンテナンスはどうやって行うのだろうかと、
無用な心配をしながら階段で地下へと降りてゆきます。
扉を開けて店内に入ると、中は奥に長い鰻の寝床状。
壁と床は白、椅子は黒。シックでモダンな内装で、洗練された雰囲気です。
テーブルの間隔は程よく、それほど隣が気にならないくらい。
客層はやはり女性が多め。店員さんの対応は上品かつ程良くフレンドリーです。

ランチのコースは1種類、4750円のみですが、
前菜、メイン、デザートそれぞれ8種類から好みの4品を自由に選択する方式。
メイン4皿でも良いですよと言う説明に驚きます。
選択肢の多さに嬉しい悲鳴を上げつつ、下記の料理を頂きました。

【アミューズ】
 最近流行の硯のような黒の器に、少々古風な曲げたスプーンの組み合わせ。
 新旧の組み合わせが斬新です。料理は3点。画像左側からご紹介いたします。

 「マグロの粒マスタードソース(正式名称は不明)」

 表面を少々焼いたマグロの切り身。マスタードの粒が沢山見えますが辛味は結構控えめです。
 マグロの下にはトマトが少々。こっそり隠れているウニが美味しさを引き立てます。

 「ブーダン・ノワール 林檎のソースと林檎のチップ(正式名称は不明)」

 林檎とチョコのムースかな?なんて思ったらブーダン・ノワール。
 ちょこんと可愛らしく絞ったその姿から、まさか血だとは想像できそうにもありません。
 ブーダン・ノワールは非常に滑らかで、風味も軽やか。
 添えてある赤白2種の林檎ソースや、林檎のチップ、生林檎にも良く合います。

 「ベーコンとチーズのフラン(正式名称は不明)」

 スプーンに乗ったホワイトソース風の料理。
 中に刻んだベーコンが入っています。味わいは見た目と想像通りに普通です。

【パン】
 パンは表面の極薄いパリパリが結構好み。中はもう少しシットリしている方が好みです。
 バターはホイップされており、口当たりは生クリームのように滑らか。
 ミルクの旨みが濃くて塩分も程良く、とても良い風味。お代わりしたくなるような美味しさです。

【前菜】
 「有機野菜のヴァリエーション」

 先述のとおりホームページで見かけた料理。6種の野菜料理が綺麗に並んでいます。

 ニンジンのムース
    ほんのりニンジン風味。ウニが乗っています。
 グリーンピースのムース
    こちらもほんのりグリーンピースの風味。
 レンコン(だったような)のムース
    根菜類のわずかな渋みを感じます。
    美味というよりも、ムースにするとこういう味になるんだと言う新たな発見。
 野菜いろいろテリーヌ
    赤、黄、緑が綺麗なテリーヌ。添えてあるのはサフランのソース。
    記憶している限りでは、周囲はキャベツ、中は、インゲン、シイタケ、
    赤パプリカ、黄パプリカ、ヤングコーン、オクラ、インゲン、菜の花など。
 グリーンアスパラのスープ
    アスパラの穂先が立ててある薄緑色のスープ。初夏らしい爽やかな盛り付けです。
    スプーンですくって口に含むと、ひんやり滑らかな口当たり。
    同時にアスパラの優しい香りが広がります。
 トマトのジュレ 茶豆入り
    豆が水に入っているのかと思いつつ、器を手に取るとゼリー状に固まっており驚きます。
    味は透明ジュレなのにトマトの風味。一品で二度驚く面白い料理です。

【前菜】
 「ラングスティーヌとズワイ蟹のラヴィオリ トマトクリームソース」

 器が置かれた瞬間から、漂いはじめる甲殻類の香り。オレンジ色のソースがとても綺麗です。
 ラヴィオリは左右に2つ。それぞれ耳より少々大きいくらいのサイズです。
 もっちりとしたラヴィオリの生地にズワイ蟹の繊維質。あふれる蟹の旨みと塩分を感じます。
 主役はもちろんラングスティーヌ。プリプリの食感に海老の甘み。
 少々塩分強めの甲殻類のソースが、美味しさを何倍にも引き立てます。
 添えてあるのはトマトが2切れ。甘さより、酸味が効いてる所がこの料理に合っています。

 「ブラウンマッシュルームのポタージュ フォアグラのフラン カプチーノスタイル」

 こちらは連れが注文した料理。
 カプチーノスタイルと言うだけあって、表面は泡のソースで覆われています。
 泡をよけて中をすくうと、ブラウンマッシュルームが沢山。
 私は頂いておりませんので、味の方はわかりません。

【メイン】
 「蝦夷鹿もも肉の岩塩包み パースニップのグラチネ 5種類のベリーソース」

 この日一番楽しみにしていた料理です。現れたのは真っ赤な蝦夷鹿肉。
 切り目がしっとりキラキラと輝いて、食べる前からかなりの期待感です。
 ナイフを入れるとつきたてのお餅のようなフワフワ感。
 プルンプルンとナイフとフォークから逃げ出す様子は、まるでもてあそばれているようにも感じます。
 しっとりふわふわの食感で口当たりは心地良く、
 柔らかなのにしっかりとした噛み応えと、徐々に広がる鹿肉の爽やかな旨み。
 赤ワインソースのとろみと甘み、僅かに感じる渋みなどが、美味しさを引き立てます。
 鹿肉を食べるならこういう味や食感であって欲しいと言う、私の好みを実現したような一品です。

 付け合せは6種類。
 パースニップ
    シャリっとした歯応えにぎっしり詰まった繊維質。
    ほのかな甘みと酸味。たぶん初めて食べたので、不思議な味と食感に感じます。
 栗の素揚げ
    表面は砂糖でパリッとした口当たりと程よい甘さ。栗も程良い甘さと風味。
    付けあわせとしてだけでなく、デザートとしても出して欲しい美味しさです。
 すぐり
    真っ赤な実が5つか6つ。プチンと弾け、中からほのかな甘みと渋みが出てきます。
    中身が飛び出さないように、気を付けて食べましょう。
 他にはラズベリー、ブルーベリー、イチゴのマリネも付いています。

【デザート】
 「クーベルチュールのガナッシュと-196℃のアイスパウダー」

 鏡のようにキラキラ輝く器で登場です。真ん中に、透明ガラスの器が置いてあり、
 その下は押し花のようにいくつもの葉や花で飾られています。
 上にはアイスが2つ。その上に、それぞれチップ状のものが刺してあったり乗せてあったり。
 画像ではわかりにくいですが、アイス2つの手前にオリーブオイルが置いてあります。
 まずはクーベルチュールのガナッシュから頂きます。
 フォークを入れると非常に滑らかで口溶けも良く、甘さはかなり控えめ、旨さは濃いめ。
 オリーブオイルをつけて頂くと、滑らかさが増し、オイルの香りもふわっと漂います。
 さて、アイスパウダーはどこなのか。まさかと思い、円球状の白い物体にスプーンを入れると、
 パリッと割れた表面の、中から現れたのは待望のアイスパウダー。
 そのままにしておいてもなかなか溶け出さない面白さ。
 口に含むとあっさり溶けて、爽やかな甘さを残して消え行きます。

 「8種類フルーツの冷製サバイヨン グラチネ」

 こちらは連れが注文した料理。味の方はわかりません。
 突き刺さった2つのチップがとても印象的です。

【食後の飲み物】
 紅茶です。

雰囲気、料理は非常に良く、お値段も手頃。
その上、ランチタイムはサービス料も取らないようです。
満足度も高く、楽しいひと時を過ごす事ができました。

  • 蝦夷鹿もも肉の岩塩包み パースニップのグラチネ 5種類のベリーソース。
  • 蝦夷鹿もも肉の岩塩包み パースニップのグラチネ 5種類のベリーソース。
  • アミューズ・ブッシュ。

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2位

レストラン リューズ (六本木、六本木一丁目、乃木坂 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2011/02訪問 2011/02/13

六本木のフレンチ新店。お洒落な雰囲気と軽やかな料理に期待通りの満足感。

次のフレンチはどこに行こう?と、食べログで調べていた所、こちらのお店を見つけました。
食べログの「ニューオープン・レストラン」機能による検索の便利さと、
早々に新店舗情報を掲載して下さる方がいらっしゃる事に感謝しつつ、
その後さらにお店について調査を進める事になるわけです。

新店舗だけにネット上の情報量は極僅か。
その中でも特に興味を持ったのは、
お店のHPの店内画像から感じた内装の格好良さと、シェフの経歴、
「ぐ○なび」に掲載されていたコースメニューの値段設定。
twitterでの皆さんの盛り上がり度も含め、楽しめそうな予感を何となく胸に抱きつつ、
早々に予約を入れて、混雑が始まる前に訪問してみる事になりました。

場所は東京メトロ日比谷線、または都営地下鉄大江戸線の六本木駅から徒歩3分。
巨大なビル群が立ち並ぶこの街。お店の近くには、東京ミッドタウンも見えています。

とあるビルの前に辿り着き、少々の竹林を眺めながら階段を下りて左を見るとお店の前。
自動ドアを開け、予約の名を告げ、テーブルへと案内して頂けました。

内装は、HPで見た店内画像の通りの格好良さ。
グレーを貴重としておりクールな印象で仕上げているのと思ったのですが、
椅子や床に木材も使用しており、暖かみも感じます。

ダイニングはおよそ20席から25席。個室は10席、カウンターは5席ほど。
テーブルのサイズと間隔も程よく、安心感もあります。
椅子にはクッションが置いてありますが、背もたれがほとんど無く、
背もたれを多用する方には少々座りにくく感じるかもしれません。

客層は若い男女の方が多く、年配の方も。六本木だけに、みな上品な振る舞いです。
お店の方々もみなさん若いのですが、丁寧かつフレンドリーに対応して頂けます。

カトラリーはナイフとフォークがERCUIS。バターナイフはCutipol。
ランチのコースは2種類です。
MENU DU JOUR(5800円)、またはMENU DEJEUNER(3600円)。
MENU DEJEUNER(3600円)は前菜、メイン、デザートを数種類から選択可能です。

頂いたのは、MENU DU JOUR(5800円)です。

【アミューズ ブーシュ】
 「キノコのフラン カリカリベーコンとエスプーマ(正式名称は不明)」

 上面は、躍動感のあるエスプーマ。
 卓上に置かれた瞬間から既に、徐々に弾けて消え行く泡の粒。
 画像撮影などしておらずに、早く食べなければならないと感じます。
 赤い粒はカリカリになったベーコンで、底の方に極小に刻んだキノコのフラン。

 添えてあるスプーンで、底の方から掬うようにして頂くと、
 温かなキノコの香りとクニンクニンとしたやや弾力のある食感。
 口の中で泡が弾ける感覚と、ベーコンのカリカリ感や香ばしさが美味しさを引き立てます。

【パンとバター】
 「自家製です」と紹介されて卓上に置かれたパン。およそ20センチほどの長さです。
 パンは熱々。長くは触れていられないほどの高温で、香りに少々酸味あり。
 指を火傷しないように気を付けながら割って頂くと、表面は程よいカリカリ感。
 中はしっとりモチモチで、味はやっぱり酸味あり。さすがにあのお店ほどではありませんが、
 これまでに訪問したお店で、自家製と言われて出されたパンの中では、かなり好みの感じです。

 添えてあるのは無塩バター。
 黒のガラスの上に置いてあり、バターの色合いがとても綺麗なレモン色に感じます。
 パンに付けて頂くと、パンの酸味が中和されると共に、
 バターのコクとうまみも追加され、ますますパンが美味しく感じます。

【前菜】
 「フランス産ホワイトアスパラガスのババロアとずわい蟹のアンサンブル」

 クリーム色のババロアの、表面には赤と緑のソースで描いた水玉模様。
 可愛らしいデザインを崩さないよう、そっとスプーンを入れて頂くと、
 中にはほぐしたズワイガニの身が沢山。塩分は控えめで食べやすく、カニの甘みが良く解ります。
 ホワイトアスパラがほんのり香るババロアの、優しい風味に良く合います。
 透明なジュレと、細かく刻んだホワイトアスパラも入っており、
 ジュレのトロッとした口当たりと、アスパラのサクッとした食感と風味も感じます。

【前菜】
 「フランス産フォアグラのソテー 金柑のコンポートとルッコラをあしらって」

 表面を程よく焼いたフォアグラに、
 甘く煮詰めた金柑が乗っており、ルッコラの鮮やかな緑が綺麗です。
 フォアグラに、ナイフを入れると表面はカリッと割れて、中はトロンとした焼き具合。
 口に含むと焼けた表面の香ばしさに、とろけるような内側の部分。
 フォアグラの癖がほのかに残る位の風味です。
 甘くてほんのり苦い金柑と、柑橘系のソースが、フォアグラの美味しさを引き立てます。

【魚料理】
 「長崎産サワラのポワレ ズッキーニと生姜風味のコンディメントを添えて」

 緑系統の色でまとめた魚料理。サワラそのものの色よりも、
 サワラの上に乗っている数種の野菜と、添えてあるズッキーニの鮮やかな緑が印象的。
 サワラの皮はパリッと焼かれ、身はシットリかつフンワリと上品に仕上げられており、
 アンチョビで作ったソースや、生姜の爽やかな香りと刺激にも良く合います。
 ズッキーニは程よく焼かれ、口に含むとジュワッと汁が湧き出てきます。

 フランス料理店で、たまには魚を食べるのも良いなと思ってしまった一品です。

【肉料理】
 「仔羊背肉のロースト ポテトのフォンダン レモンのアクセント」

  ※通常のコースでは「岩手県産岩中豚ロース肉」ですが、差し替えて頂きました。

 豚肉料理はあまり好みではないので、無理を言って差し替えて頂いたこちらの料理。
 やってきたのは予想以上に結構大き目なサイズの仔羊肉。早速焼けた肉の香りが漂います。
 たしか、ニュージーランド産と紹介して頂いたような気がします。
 添えてあるのは葉タマネギとルッコラで、肉の下には輪切りのポテトが2つ隠れています。

 肉は、切り目全体的にピンク色が残る位のしっとりとした焼き加減。透明感も感じるその姿。
 なかなか美味しそうな色合いに、期待もかなり高まります。
 口に含むと程よい弾力。キュッキュッと肉の塊を咀嚼する度に、肉のうまみが沸いてきます。
 脂身の部分はやはり野性的。羊の臭みが残るこの部分は、好みが分かれる所かと思いますが、
 ポテトの上に乗っている、レモンの皮で作ったペースト状の物を付けると、さっぱりと頂けます。
 レモン入りのフィンガーボールもやってきますので、骨は手に持ってかじりつきましょう。
 付け合せの葉タマネギも良い焼け具合。香ばしくトロトロに仕上がっており、野菜の甘さも感じます。

【デザート】
 「苺 ヴェルヴェーヌのジュレとピスタチオのクレーム ミルクのソルベを乗せて」

 器の底にピスタチオのクリーム。その上に苺とジュレ。
 さらにその上に、ミルクのアイスと円形のメレンゲ、刻んだピスタチオ。
 円形のメレンゲが、ひさしのように置いてあるのが印象的です。
 本日のコースで頂いた他の料理と比べると、結構普通の味わいです。

【食後の飲み物】
 紅茶です。

【小菓子】
 フィナンシェと生チョコレートです。
 フィナンシェは、指に吸い付くようなシットリ感で、バターの香りと程よい甘さ。
 生チョコレートはココアパウダーたっぷり。串に刺さっています。
 滑らかな口当たりと甘い香りで、食後の満足感をいっそう高めてくれます。

料理はいずれも優しく爽やか。シンプルで軽く頂ける感じが好印象です。
お店の雰囲気も非常に良く、比較的手頃な予算で楽しめ、立地も好み。皆さんにもお勧めです。

パンをあと2種類か3種類欲しいとか、デザートをもう1品食べたいとか言う気もしますが、
まだオープンしたばかりですので、料理の内容も今後更に充実して行くかと思います。

  • フランス産フォアグラのソテー 金柑のコンポートとルッコラをあしらって。
  • 仔羊背肉のロースト ポテトのフォンダン レモンのアクセント。
  • (説明なし)

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3位

レ ロジェ エギュスキロール 銀座三越店 (東銀座、銀座、銀座一丁目 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2010/12訪問 2010/12/30

銀座三越の注目店。美しい盛り付けの、華やかで可愛らしいフレンチ。

銀座三越がリニューアルオープンして数ヶ月。
いろんな意味でそろそろ落ち着いてきたのではないかと思い、
以前から興味のあったこちらのお店へ、ディナータイムに訪問してみました。

ちなみに予約なしでランチに訪問してみましたが、
満席で入店できなかった事が何度かあります。

場所は東京メトロ銀座駅に直結の、銀座三越新館12階。
店頭までたどり着き、予約の名を告げると、
銀座や有楽町界隈のビル群の夜景が良く見える席に案内して頂けました。
店内は赤を基調としており、華やかな雰囲気です。
客層は30代から40代くらいの男女。サービスは普通です。

頂いたのはムニュ・エギュスキロール(4800円のコース)です。

【アミューズ】
 最初に登場するのは、二段重ねのプレートスタンドに乗ったこちらの料理。
 一口大の小さな料理が四種類に、赤と黄のソースとバラの花。
 一番楽しみにしていたのは、色鮮やかで可愛らしいこのアミューズかもしれません。

 「上段」
 何かのムースとコンソメ
  小さなガラスの器に入ったもの。何のムースかは失念。
 タラのペーストと葡萄パン
  カリカリに焼かれたパン。魚の旨みと繊維質を感じます。
 ラディッシュ
  生の大根のようにパリパリとした食感で、ほのかな苦味と溢れる汁。
  赤と黄のパプリカのソースを付けて食べましょう。

 「下段」
  カボチャのスープです。

【前菜】
 「鵞鳥のフォアグラ・テリーヌのガトー仕立て
  香ばしいブリオッシュトーストとサラダを添えて」

 フォアグラは、口に含むとねっとりとした舌触り。
 口の中で温めながら味わうと、徐々に湧き出すフォアグラの旨み。
 下に置かれているサイコロ状のものは、たぶんカブとリンゴ。
 パリパリの食感とリンゴの甘みが、フォアグラとも良く合います。
 もちろんブリオッシュに付けても美味しく頂けます。
 サラダは数種の野菜と、その下にマッシュポテトが置いてあります。

【前菜】
 「ジャンボマッシュルームのロースト(正式名称は不明)」

 次の料理まで少々時間が掛かるのでサービスです、と言われて登場したこちらの一品。
 通常のコースには含まれません。
 テーブルに置かれると、早速焼けたキノコの良い香りが漂います。
 口に含み咀嚼すると、中から溢れる熱々のキノコの汁。
 つい先ほどまで焼かれていたのだろうなと想像可能な熱さで、
 梨の果実を口に含んだ時のように、大量に溢れるキノコの汁の多さに驚きます。
 少々振りかけられている岩塩が、キノコの旨みを引き立てます。

【肉料理】
 「フランス産仔鳩のロースト 赤ワインソース(+2000円)」

 器の手前に胸肉、奥の骨付きのものはモモ肉です。
 鳥が羽ばたくような盛り付けに、ハッと見とれてしまいます。

 まずは胸肉にナイフを入れると、血が滴りそうな、ほど良い焼き具合。
 適度な噛み応えのある食感で、咀嚼の度に鳩の旨みがじわりじわりと湧いてきます。
 ソースは鳩の内臓と赤ワインを使ったもの。
 ややとろみのある甘めの味わいが、胸肉の旨みを引き立てます。
 モモ肉は、焼けた皮が香ばしく、身は胸肉よりやや食べやすい風味。
 フィンガーボールとお手拭もありますので、手に持って骨に噛り付きましょう。
 付け合せは、ニンジン、芽キャベツ、カリフラワー、マッシュルーム。
 芽キャベツとマッシュルームの、焼けた香ばしさがソースと良く合います。

【デザート】
 「リンゴのスムージー レモンの香り(正式名称は不明)。」

 小さなガラスの器でやってきます。
 添えられたピンクの花びらが可愛らしさを演出しています。
 とろとろの飲み心地で、リンゴの風味が優しく広がります。

【デザート】
 「マロンクリームとカシスムースのモンブラン仕立て」

 器の底からカシスのムース、マロンクリーム。
 その上に、栗、細長いチョコ、メレンゲが置いてあります。
 クリームとムースはいずれもほんのりとした栗とカシスの風味。
 チョコの苦味とメレンゲの甘が、味わいに変化を付けています。 

 「ブラックチェリーを詰めたフォンダンショコラ キャラメルアイス添え」

 連れが注文したものです。
 皿の上に載っている小さな器は熱々なので気を付けるよう、説明がありました。
 スプーンを入れると中にはトロトロに溶けたチョコレート。
 私は頂いていないので味はわかりませんが、とても美味しそうでした。

【小菓子】
 マカロン・・・私は頂いていないのでわかりません。
 クッキー・・・パリパリサクサクの食感。バターが良い香りを出しています。
 ガトーショコラ・・・しっとりとした食感。小さいのにチョコの風味が非常に良いです。

【食後の飲み物】
 紅茶。

ディナータイムに、この値段でこの雰囲気と料理を楽しめるのなら、満足度は結構高いです。
前菜、肉料理も良かったですが、何よりアミューズと小菓子の可愛らしさがとても良かったです。
場所も銀座で何かと都合が良く、また訪問するかもしれません。

  • アミューズ。
  • アミューズ。
  • アミューズ。

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4位

ルグドゥノム ブション リヨネ (飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/05訪問 2011/05/05

散策日和の神楽坂。お洒落なブションでのんびり楽しむ春ランチ。

久しぶりの神楽坂。ぶらぶらと街を散策していると、
オープンテラスの気持ち良さそうなお店を発見いたしました。
ふと見ると、どこかで聞いた事があるような店名。
楽しめそうに感じたので、早速入店してみる事にしました。

案内されたのは、らせん階段を上った2階席。ちょうど窓際の良い席に着席させて頂きました。
この日は好天。窓は大きく開け放たれており、頬を撫でる爽やかなそよ風が心地よく感じます。
なぜか外から三味線の音。日仏混合の若干不思議な雰囲気です。
店内はそれほど広くはなく、隣の席はかなり近いのですが、
少々遅い時間だったため隣は空席。ゆったりした気分で頂けます。
客層は30代から40代くらいの男女。お店の方はフランスの方のような気がします。

それにしても面白いのは、道行く女性の過半数がこのお店を眺めて行く事。
素敵なお店ねぇ、と言う目で見る女性の皆さん。
確かに外観も良かったので、どんなお店か気になるのも納得です。

ランチメニュー(2850円。飲み物付き、税込み、サービス料込み)を頂きました。

【パン】

 冷たいままで、バターなし。布の袋に入っている面白いスタイルです。

【飲み物】

 グラスワイン、フルーツジュース、コーヒー、紅茶から選択可能。
 さらにフルーツジュースは、アップルジュースかグレープフルーツジュースを選べます。

【前菜】

 「リヨン風サラダ」
 店名がプリントされた、可愛らしい器に入ってやってきます。
 サラダなので野菜たっぷりなのかと思ったら、予想外に肉たくさん。
 ベーコンの角切りがゴロンゴロンと入っています。
 他にはポーチドエッグとパンケーキ。酸味のある味付けでサッパリと頂けます。

 「コショナイユ ブションリヨネ風」
 こちらはパテ、サラミ、ソーセージ、リエットの盛り合わせ。付け合せはピクルスです。
 こんなの食べたら白ワインが飲みたくなっちゃうなぁと思いながら、いつも通りに我慢です。

【メイン】

 「リヨン風クネル モリセットゥおばあさんスタイル ナンチュアソース」
 赤の器で登場したのは、表面に綺麗に焦げ目がついたいかにも美味しそうな一品。
 こんもりと盛り上がっている部分は、おにぎり大のクネル。計2つで頂点部分にザリガニの身。
 何より目を引くのがザリガニの殻。真っ赤に焼けて実に可愛らしい姿です。
 クネルは玉子の白身や、はんぺん、かまぼこのような味と食感。
 ソースは甲殻類のクリーム風味。クネル、ソース共にさっぱりとした軽い味わいです。
 付け合せはバターライス。ソースの味と良く合います。

 「本日の肉料理(若鶏のロースト クリームソース(正式名称は不明))」
 チキンは骨付きで、皮はパリパリ、身はしっとり。
 クリームソースはあまり好みではありませんが、コクのある程良い旨さ。
 メインの肉料理が鳥や豚だとちょっと残念に感じる私ですが、まずまずの満足感。
 付け合せはバターライスと数種の茹で野菜です。

【デザート】
 「柑橘フルーツパスティス風味 フロマージュブランのソルベ添え」
 連れが注文したもの。私は頂いていないので味の方はわかりません。

 「ラム酒風味のババ」
 こちらは私が注文したもの。グラスを横にしたようなサイズでかなりの大きさです。
 まずは縦半分に割り、添えてあるラム酒をビシャビシャとかけて頂きます。
 生地はふんわり軽く、ラム酒の力強い香り。バニラビーンズ入りの生クリームは控えめな甘さ。
 こんなにいっぱい食べられるのかと思ったら、なかなか良い味であっという間に食べきれました。

以前、こちらのお店を知った時、
ブション(居酒屋)かぁと思ってスルーしていたのですが、想像以上に良いお店でした。
お値段も手頃で雰囲気も良く、皆さんにもおすすめです。

  • リヨン風クネル モリセットゥおばあさんスタイル ナンチュアソース。
  • リヨン風クネル モリセットゥおばあさんスタイル ナンチュアソース。
  • リヨン風サラダ。

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5位

びすとろ UOKIN (新橋、汐留、内幸町 / ビストロ、居酒屋、バル)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/09訪問 2011/10/01

新橋の大人気店。激安大盛りの価格破壊立ち飲みフレンチ。

およそ半年ぶり位に4度目の再訪です。
運良く10分ほどの待ち時間で入店する事が出来ました。

案内されたのはカウンターの立ち飲み席。
出来上がった料理が次々に出てくる所が見れる楽しい場所です。
あれもこれも食べたくなってしまう中、下記の料理を2人で頂きました。

【ジンジャーエール(380円×2人分)】

【パン(カンパーニュ・ライ麦パン・ホワイトロール)(お一人様250円×2人分)】

【UOKIN名物 海の幸のカルパッチョ
 (カンパチ・活ダコ・カツオ・サンマ・甘エビ・平貝)(680円)】

 長崎 カンパチ、北海道 活ダコ、宮城 カツオ、北海道 サンマ、富山 甘エビ、平貝。
 味付けは、バジル、玉ネギ、オリーブ、トマトなど。

【カモのロースト ~フランボワーズソース~ 赤ワインと相性◎(980円)】

 カウンターの向こう側にあるキッチンの、調理中の様子を時々見ながら待つ事しばし。
 やってきたカモ肉は、結構たっぶりおよそ10切れ。
 肉の上に乗っている、3つのフランボワーズがとても可愛らしく感じます。
 ややしっかりめの焼き加減で、皮はカリカリに焼けた香ばしさ。
 塩分は適度で、ほんのり甘めのフランボワーズソースが良く合います。

【牛ほほ肉の赤ワイン煮
 ほろほろの牛ほほ肉をヌイユ(平打ちパスタ)にからめてお食べ下さい(980円)】

 ゴロゴロと盛り付けられた、牛ほほ肉と小ぶりのジャガイモ。
 ソースがたっぷりかかっています。
 牛ほほ肉は、適度に繊維が残っている位のほろほろ加減。
 付け合せは平打ちパスタ。パセリが少々振りかけられています。
 メニューにも記載されている通り、ソースとからめても良い味です。

いつも満席ですが、予約なしでも待っていれば入店できるのが良い所。
また訪問してみます。

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3度目の訪問です。今日もこちらのお店はお客さんでいっぱい。
お店の外に待ち行列もできており、不況知らずとは正にこの事です。

夜7時過ぎに訪問し、待つ事およそ30分か40分。
待っている間にも店内から美味しそうな香りが漂ってきて、
お店の方に入店を促された頃には、既にかなりの空腹状態です。

下記の8点を2人で頂きました。

【ジンジャーエール(280円)×2】

 普通です。

【パン(250円)×2人分】

 3種のパン。温めてあり、バターなし。
 前回頂いた普通のフランスパンより良い味です。

【パテ ド カンパーニュ(480円)。びすとろ人気NO1前菜♡】

 以前から、かなり興味のあった一品。
 木の板のような器に置いてあるパテの、厚さはおよそ2センチ。
 周囲はベーコン状の肉で巻いてあり、見た目も味も見事な肉々しさ。
 結構なボリュームなので、かなりの満足感を感じます。
 付け合せはピクルスと、不明(赤いもの)、塩、マスタード。
 特にマスタードの甘辛さが、パテの風味に良く合います。

【和牛もも肉のタルタル ポテトフライ添え❤(680円)】

 赤、黄、緑の三色が綺麗な一品。
 細かく刻んだ牛肉タルタルの、味付けはマヨネーズ風。刻み玉ネギも、多少入っていた気がします。
 ポテトフライはもちろんサクサク。強めに効いている塩分で、ますます飲み物が進みます。

【海の幸カルパッチョ6点(680円)】

 画像手前から、南半球マグロ、三重タコ1、愛媛カンパチ、千葉〆サバ、タコ2、鹿児島カツオ。
 メニューには北海道ホッキ貝も記述されていたのですが、たぶんこの日は既に無くなったのでしょう。
 ちなみに透明ガラスの器より、白い陶器の方が好みです。

【シーフードパエリアMサイズ(780円)。〆はこの一品で!! 築地直送の魚介が盛り沢山❤】

 この日の具は、エビ、イカ(胴体、ゲソ)、ホタテ、アサリ。
 サフランライスの中に多少の玉ネギも入っています。味の詳細は、以前のレビューをご覧下さい。

【バニラアイス極甘シェリーがけ(300円)】

 少々多めのバニラアイスにシェリー酒をかけたもの。
 甘いバニラの香りと力強い洋酒の風味。かなりお気に入りの味わいです。

【洋なしババロア(250円)】

 プルンプルンのババロアの中に刻んだ洋なしが多数。
 バニラシェリーがとても良かったので、こちらは普通に感じます。

計5000円でとっても楽しい時間を過ごす事ができました。
今回もかなりの満足感。また訪問しそうな気がします。

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以下は2010年5月に訪問した際のレビューです。

2度目の訪問です。土曜日の夜、開店早々に訪問してみました。
この日の客層は30代から40代の女性が多く、男性は2割ほど。
新橋のビジネス街とは思えない雰囲気です。

下記の料理を2人で頂きました。

【飲み物】
 「ジンジャーエール(280円)」×1人1つずつ。

 ビール用のグラスに入っています。氷は少なめで、飲み物の量が多いです。味は普通です。

【パン】
 「パンとマーガリン(200円)」×1人1つずつ。

 普通のフランスパン。冷たいままですが、お代わり自由で食べ放題のようです。
 バターではなくマーガリン(雪印のネオマーガリン)が付いてきます。

【オードブル】
 「和牛もも肉カルパッチョ アンチョビケッパー(580円)」

 器の上いっぱいに、生の牛肉が並べられており、鮮やかな赤色がとても綺麗です。
 緑色のソースがたぶんケッパー。白色は粉チーズ。刻んだ水菜と玉ネギも乗っています。

 早速、肉を一枚持ち上げてみると、結構大きめのスライス。ちょっと嬉しい豪快なサイズです。
 口に含んだ瞬間はそれほど味を感じないのですが、咀嚼を続けると徐々に牛肉の旨みが出てきます。
 ねっとりとした舌触りにチーズの香り。生肉の旨みが交わって、一皿目からなかなかの満足感です。

【オードブル】
 「和牛 牛もつ煮込み 白味噌仕立てSTAUBで(680円)」

 赤いSTAUBがテーブルに置かれた瞬間、まだグラグラと煮えたぎって、湯気が沢山出ています。
 早速チーズ(?)の香りも漂って、これも旨そうだ、と感じます。
 中には大量の牛もつの他、カブが2切れと、小ぶりのジャガイモも2切れが入っています。

 もつは良く煮込まれており、軽く咀嚼するとほろほろ崩れます。
 カブに噛り付くと、カブの水分がじゅわっと広がり、煮込みのスープの味にも良く合います。
 ジャガイモもまた、スープを良く絡めて食べるとこちらもまた美味しく楽しめます。

【?】
 「シーフードパエリア 〆はこの1品!!ビストロ人気NO1(Mサイズ)(780円)」

 黒のSTAUBでやってきて、蓋を開けた瞬間から、大量の白い蒸気と共に、
 サフランの良い香りが漂い始め、思わず「旨そう!」と声が出てしまいます。
 上に乗っている具は、アサリ5つくらい、海老4つ、ホタテ2つ、ムール貝2つ、
 イカの輪切り10本くらい。スライスした玉ネギも入っています。
 スプーンで混ぜてみると、下には綺麗な黄色に色付いたご飯が沢山。お茶碗2杯分くらいの量です。

 お味の方ももちろん良く、サフランの香りに各種の海の幸が良く合います。
 しかし、お楽しみはまだまだ続きます。一番美味しいのは「おこげ」の部分。
 底にこびり付き、バリバリになったお米をスプーンでガリガリすくい取ります。
 口に含むと程よく硬くなったご飯は、お煎餅のように香ばしく、ギュッギュッと米の粒を噛む度に、
 凝縮された米の旨みとサフランの香りが出てきます。最後の最後まで楽しめる、非常に良い一品です。

【肉料理】
 「仔羊肩ロースのロースト シェリービネガーガストリックソースで(880円)」

 この料理もやっぱり結構な分量です。白い四角の器に乗ってやってきます。
 乱切りっぽくスライスされた仔羊肉が沢山と、その下にナス、ピーマンなどの野菜を炒めた(?)もの。
 肉の周りに茶色のソースが掛けられて、上にはクレソンが刺さっています。
 ちなみにソースは「ガーリックソース」ではなく「ガストリックソース」です。

 羊肉は、中心部分は程よい赤色が残る焼き加減。これも豪快で旨そうだなと思いながら、
 バクッと口に含むと、羊にありがちな臭みは全く無く、さっぱりとした味わい。
 ちょっと硬い部分もありますが、値段の割りには予想以上に良い味です。
 ソースはビネガーの甘みと酸味。バター(?)の香りに少々ニンニク(?)の風味がコクを追加しています。
 ソースをタップリ付けた羊肉は、パエリアのご飯と合わせても美味しく楽しめます。

今回も、とても満足できましたので、また訪問してみようと思います。

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以下は2010年1月に訪問した際のレビューです。

以前、食べログを何となく見ていた時に見つけたお店です。
とても人気があるらしく、予約を取るのもなかなか難しいようでしたので、
人が少なそうな日を選んで行ってみました。

場所は新橋。都内でも有数のビジネス街であるこの街は、
普段は沢山のサラリーマンとOLで賑わいます。
日テレ系のテレビ番組で、駅前のSL広場を頻繁に見掛けるので、
何気にご存知の方も多いかと思います。
そのSL広場に堂々と飾られた、年代物の蒸気機関車を横目に歩き出し、まっすぐ歩く事5分弱。
さらに、ホテルサンルート新橋前の小さな路地を曲がって入っていくと、
そこには、ひっそりとこちらのお店が待っています。

こちらのお店はテーブル席と立ち飲み席がありまして、私は立ち飲み席に案内されました。
時刻はまだ夕方5時を過ぎたばかりだと言うのに、店内の席は既に7割方は埋まっています。

店内はビストロと言うよりも、まさに立ち飲み居酒屋風の雰囲気。
お洒落な服装や、かしこまった振る舞いは不要です。
あちこちにメニューが掲げられ、店内は程よいざわめきです。
喫煙も可能のようで、目の前のカウンターには灰皿が置いてありますが、
ちょうど私の周りでは誰も喫煙していませんでしたので、ゆっくりと食事を楽しめました。

カウンターの向こう側では、白のコック服に身を包んだ3名のシェフが、
次から次へと様々な料理を作っています。
ガスコンロには幾つものフライパンやストウブ(鍋)が並び、
白のソースに赤のソース、肉や野菜を同時に何品も作り上げています。
素早く、無駄なく、スムーズな動作です。

ストウブのホームページ
 http://www.deniau.jp/staub/about/about.html

ブログや食べログ等による事前調査で、
こちらのお店の料理は、いずれも量がとても多いと聞いておりましたので、
量が少なそうなものを選んで注文してみました。

頂いた物は下記の通りです。

【飲み物】
  「ジンジャーエール」 ※280円です。

  ビール用のグラスに入っています。
  氷は少なめで、その分、飲み物の量が多いです。

  味は普通です。

【パン】 ※200円です。
  普通のフランスパンです。冷たいままで、バターが付いています。
  お代わり自由で、食べ放題のようです。

【オードブル】
  「ツブ貝のエスカルゴバターDEオーブン焼」 ※580円です。

  ビストロでよく見掛ける、オレンジ色のエスカルゴ焼きの入れ物です。
  つい先ほどまで、オーブンで焼かれており、仕上がったものがすぐに目の前に置かれました。
  6つの穴にはそれぞれツブ貝が入っており、もちろん熱々で、
  それぞれの穴では、まだオリーブオイルがブクブクと沸き立っています。

  火傷しないように注意しながら頂くと、
  オリーブオイルがたっぷり掛かったエスカルゴは、程よい弾力に海の香り。
  噛めば噛むほど、ツブ貝から出てくる海の旨みが口の中に広がります。
  他には香ばしく焼けたチーズとバジルの香りに加えて、ニンニクも少々入っているようです。
  残ったソースは、カリカリに焼かれたフランスパンにつけて頂きました。

【肉料理】
  「合鴨のソテー フレッシュオレンジソース」 ※880円です。

  実は、こちらの料理の調理中の様子を少々見ておりました。
  まずは結構大きいサイズの鴨を、黒いフライパンで両面を焼いていきます。
  その後は結構長い時間(20分位?)、火を止めておきます。
  合間に赤いソースを作り、仕上げに近付いた頃、オレンジジュースを注ぎます。
  最後に鴨を薄くスライスし、ソース、レンチフライ、クレソンと共に盛り付けます。

  目の前に置かれたお皿には、鴨のスライスが15枚ほど。
  まさかの大盛りで、少なめに注文しておいて良かったと安堵してしまいました。
  鴨には先ほどのオレンジのソースが沢山掛かっており、
  ソースにはオレンジの実と、皮を細く小さく刻んだものが少量入っています。

  早速頂いてみると、鴨はそれほど上質なものではありませんが、
  香ばしく焼かれた皮の味は香りも味も良く、良く噛めば肉の味も楽しめます。
  ソースはオレンジの風味がかなり効いた味わいです。

あともう1品くらい食べたかったのですが、
さすがに1時間以上も立ったままで疲れてきたので、ここでお会計して頂きました。

今回は1人で訪問したため、色々な料理を注文する事ができませんでしたが、
その他のお客さんの料理を見ると、値段の割には尋常ではない量が出てきます。
ポテトサラダ(本当にてんこ盛り)やパテドカンパーニュ(厚みが3センチか4センチ位ありそう)などは、
それ1品でお腹いっぱいになりそうな量でした。

ホタテの貝殻焼き(大降りのホタテにたくさんのホワイトソースをかけてオーブンで焼く)、
ビーフシチューのパイ包み(大きめの器にビーフシチュー。大きなパイを被せてオーブンで焼く)、
牡蠣のベーコン巻き(大振りの牡蠣にベーコンを巻き、串刺しにしてフライパンで焼く)、
牡蠣のシチュー(大振りの牡蠣が沢山入ったシチュー風のもの)、
など(いずれも正式名称は失念)が調理されている様子を見てしまい、
気になる料理が沢山ありますので、また訪問してみようと思います。

それにしても、この日の支払いは僅か2030円。他のお店なら2倍位は取られます。
この値段でこんなに食べられるとは、何とも嬉しい限りです。

  • 2011/09 カモのロースト ~フランボワーズソース~ 赤ワインと相性◎(980円)。
  • 2011/09 UOKIN名物 海の幸のカルパッチョ(カンパチ・活ダコ・カツオ・サンマ・甘エビ・平貝)(680円)。
  • 2011/09 牛ほほ肉の赤ワイン煮 ほろほろの牛ほほ肉をヌイユ(平打ちパスタ)にからめてお食べ下さい(980円)。

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6位

遠藤利三郎商店 押上本店 (押上、とうきょうスカイツリー、曳舟 / ビストロ、ワインバー、ダイニングバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/07訪問 2011/07/21

スカイツリーを見た後はココに行こう!押上のオッシャレ~なワインバー。

以前から雑誌等にも掲載されていたので知っていたお店。
プチ赤本にも掲載されているとテレビで見て、早速訪問してみました。

場所は押上駅出口から徒歩5分。
駅の近くですが、付近は住宅街なのでひっそりとした雰囲気。
とあるマンションの1階に、こちらのお店はありました。
付近にあるセブンイレブンを目印にして行きましょう。

お店は重厚感のある木製の扉が見事。予想外に軽く開きます。
店内は照明控えめで、壁いっぱいに並んだワインボトル。
カウンター席、テーブル席、半個室がありますが、
面白いのはワイン樽を使ったテーブル席。是非座ってみたいなと感じます。
客層は20代くらいから40代くらいまでの男女。
お店の方はフレンドリーですが、親切で丁寧な対応です。

下記のものを頂きました。

【パン(300円)】

 冷たいままでバターなし。味は普通です。
 オリーブオイルと細かく刻んだ黒オリーブのペースト付きです。

【ジンジャーエール(450円)】

 普通です。

【焼いたシーザーサラダ(Sサイズ)(650円)】

 「焼いた」と言う珍しい名前に惹かれて注文した料理。
 どんなものが出てくるのかなと楽しみに待っていると、
 やってきたのは予想外に大量のシーザーサラダ。2~3人分はありそうで、
 これがSサイズ650円?間違いじゃないの?と思ってしまいます。
 
 大量のロメインレタスに、ベーコン、クルトン、粉チーズ、黒コショウ。
 味付けはもちろんシーザードレッシング。
 いったい何が「焼いた」なのかと思ってよく見ると、
 ロメインレタスから「瞬間的に高温で炙った」ような香り。
 サラダ自体は普通の味ですが、炙った香りが薫香のようでとても良く、
 大量にもかかわらず残さず食べてしまいました。

【ニュージーランド産仔羊のロースト・タイム風味のソース(1750円)】

 サラダが大量だったので、仔羊もスゴイ量だったらどうしようと、
 ちょっと怯えて待つ事しばし。こちらは程よいサイズの羊です。
 ちなみに、注文時に30分くらいかかりますと説明がありました。
 仔羊肉は骨付きで2本分。表面の焼き色がとても綺麗です。
 味は、しっとりで柔らかと言うよりは、少々弾力強めでワイルドな印象。
 ソースの塩分と香草の香りが美味しさを引き立てます。
 付け合せは、オクラ、インゲン、ブロッコリー、
 赤黄のパプリカ、カブ、ジャガイモ。いずれも程よく焼いてあります。

雰囲気は非常に良く、3000円くらいで十分な食事もできました。
既に予約がいっぱい入っており、かなりの人気店のようです。
店頭では、空を見上げればスカイツリー。あまりの巨大さに圧倒されてしまいます。
今はまだ人の少ない押上ですが、スカイツリーのオープン後には、
沢山の人であふれ返るようになるのかもしれません。
その頃にはきっと、もっともっと人気のお店になっているかと思います。

  • 焼いたシーザーサラダ(Sサイズ)(650円)。
  • ニュージーランド産仔羊のロースト・タイム風味のソース(1750円)。
  • パン(300円)。

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7位

ラ・ブラスリー (牛込神楽坂、飯田橋、神楽坂 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/05訪問 2011/05/15

緑眩しい庭園と優しい風。日仏学院のブラッスリー@飯田橋。

またまた飯田橋界隈にやってまいりました。行く先はこのお店。
爽やかな春から初夏の季節に訪問してみたいと、ずっと思っていたお店です。

飯田橋駅出口から数分歩き、日仏学院の敷地内に入ります。
坂道を登った先に広がる緑の庭園。その奥にこちらのお店はありました。

それにしても良く解らないのが入店ルール。
店頭にも、お店のホームページにも明確に記述されておらず、
初訪問の私には非常に不便で厄介。
食べログに投稿されている断片的な情報のみが頼りです。

13時過ぎ頃、予約されているであろう方々と共に行列に並ぶと、
予約の方が案内された後、無事に入店する事ができました。

さてこの日、案内されたのは残念ながらテラス席ではありませんが、
店内の窓からはテラス席や庭園が見えると共に、
爽やかな風も感じる事ができ、悪くは無い雰囲気です。
客層は20代から年配の方まで様々。やはり女性が多めです。

お店の方は日本人数名に海外の方数名。フランス語での注文を予測し、
それなりに準備していたのにもかかわらず、幸か不幸か英語での注文。
未熟な英語でオーダーを済ませ、Menu B(2200円のコース)を頂きました。

【パン】
 普通のバゲット。冷たいままでバターなしです。

【前菜】
 「自家製田舎風テリーヌ」

 数種の前菜から選択可能です。
 説明を聞く事ができなかったので詳細はわかりません。
 テリーヌの肉の色が付け合わせの赤や緑と相まって、見た目はとてもカラフルです。
 付け合わせは、野菜サラダに、ピクルス、プチトマト、ニンジンのマリネ、
 ラスクのようにカリカリに焼いたバゲットです。

【肉料理】
 「鴨胸肉のロースト 赤ワインソース」

 こちらも数種の主菜から選択可能。選択したのは本日の肉料理です。
 マッシュポテトの上に、鴨胸肉のローストをスライスしたものが4枚。
 その上から赤ワインソースがたっぷり。多少の緑も綺麗です。

 鴨は中までしっかりと焼かれており、好みのものとは異なりますが、
 カリカリと香ばしく焼けた皮に、鴨肉のやや控えめな旨み。
 マッシュポテトの滑らかさと、ソースの甘みが満足感を高めます。

【デザート】
 「パリ・ブレスト」

 デザートも選択可能ですが、
 最も興味のあったババ・オ・ラムが無くなっていたのでこちらを選択。

 日本橋の某他店で見て以来、いつかどこかで食べてみたいと思ってもの。
 シュー生地は直径およそ10センチ弱。一人前のサイズです。
 中にはクリーム。上にはアイス。カラメルソースも掛けられています。
 横に添えてある砕いたピスタチオと、粉砂糖が綺麗です。

 まずは生地にナイフを入れると結構硬めの仕上がり。
 バリッと割って口に含むと、甘さ控えめの生地にカラメルのほろ苦さ。
 アイスの冷たさとピスタチオの食感が、良いアクセントになっています。

【飲み物】
 コーヒーか紅茶を選択可能です。

入店までは多少困惑しましたが、その後は楽しい時間を過ごす事ができました。
この季節、おすすめはやはりテラス席。緑眩しい庭園が大変印象的でした。

  • 自家製田舎風テリーヌ。
  • 自家製田舎風テリーヌ。
  • 鴨胸肉のロースト 赤ワインソース。

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8位

ブラッスリー・ヴィロン 丸の内店 (東京、二重橋前、有楽町 / ビストロ、フレンチ、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/07訪問 2011/07/17

丸の内のOLさんにも大人気。TOKIAのオープンテラスならこのお店。

ネットでその存在を知って以来、密かにあこがれていたヴィロンのパフェ。
夏の熱い季節に食べに行こうとずっと考えておりました。

当日は好天で絶好のパフェ日和。
カフェタイムが始まる14時を待って、店頭に並び待つ事しばし。
店内のテーブル席に着席し、下記のものを頂きました。

【マンゴーリエジョワ(1260円)】

 やって来たマンゴーリエジョワは、結構普通のサイズ。
 と言っても食後に食べるには大きすぎるくらいのサイズです。
 上に生クリーム、下がアイス、横にマンゴーがいくつか添えてあります。
 器のそばに添えてあるのはパッションフルーツ。フワッと甘い香りが漂います。
 スプーンで中のオレンジ色の実と種をすくい、パフェにかけて頂きましょう。
 生クリームは甘さ控えめ。これなら量が多くても結構いけそうな感じです。
 アイスはたぶんヨーグルト風味で、こちらも控えめな甘さ。
 マンゴーは5切れか6切れくらいで、程よい甘さと香りです。

もっと生クリームがてんこ盛りだと良かったなと思いつつ、
きっとまた訪問しちゃいそうな気がします。

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以下は2010年5月に訪問した際のレビューです。
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初夏の眩しい太陽の下。

こんなに気持ちの良い日はテラス席で優雅にランチと思い、
やって来たのは丸の内にあるこちらのお店。二度目の訪問です。
東京駅のすぐそばの、ビル郡が立ち並ぶ地域ですが、
お店の前には緑がいっぱいでとても気持ちが良い場所です。
昼の12時前頃に入店すると、既に店内・テラス席共に8割ほど埋まっています。

予約していた訳ではありませんが、幸運な事に予定通りテラス席へ着席。
ひさしがあるので直射日光に当たる事はありません。
少々暑く感じる気温に、心地良く吹く優しい風。屋外での食事に最適な季節です。

店内の様子はあまり見えませんでしたが、テラス席は目の前に緑が沢山見えて、とても良い気分。
その向こうには、はとバスが数台。東京駅を出入りする電車なども見る事ができます。
道行く人たちの姿も良く見えて、気持ちの良い日であるせいか、皆とても楽しそうです。

下記のものを2人で頂きました。

【パン】
 パンは、焼きすぎ?と思ってしまうような焦げがついており、見た目はかなりワイルドな印象。
 少々温められていたような気がします。手で割ってみるとなかなか良い手応えで、
 表面の茶色の部分は良く見るバゲットよりもかなり厚みがあり、中は結構もっちりとしています。
 口に含み咀嚼してみると、表面の部分は程よい硬さでバリバリ感が良く、香ばしさも広がります。
 内側のモチモチ部分からもパンの旨みが良く出てくるので、バターなしでもかなり楽しめます。
 前回の訪問時には、時間が無く慌てて頂いたのであまり味わう事なく頂きましたが、
 今回はゆっくり頂けてとても良かったです。ちなみにパンは食べ放題で、バターは別料金です。

【魚料理】
 「鮮魚のポワレ ペルノーオレンジトマトソース(1470円)」

 お店のロゴと赤い縁取りが入った白い器でやってきます。
 器の上には2種類の魚。サーモンと白身魚(魚種は失念)です。
 いずれも薄茶色に色付いた表面がとても綺麗。白身魚の焼き色がとても美味しそうです。
 私が頼んだものではありませんが、ちょっと食べたくなってしまいました。
 付け合せには、魚の上に網状にスライスしたポテトのフライ、ヤングコーン、
 インゲン風の鞘付きの豆が2つ、画像では見えませんが、ズッキーニも添えてあります。
 下に敷いてある赤いものがペルノーオレンジトマトソースと思われます。
 また、パンが付いてきます。

 私は頂いていないので味はわかりませんが、なかなかの満足感だったようです。

【肉料理】
 「牛ステーキ200gとフレンチフライポテト(2100円)」

 ここに来たら食べようと思っていた料理。こちらのお店でもナイフはラギさんです。
 魚料理と同様に、ロゴとラインの入った器で登場します。
 牛肉は程よい焼き色。表面に浮いている油の艶が、とても美味しそうに輝いています。
 付け合せはもちろん大量のフレンチフライ。ワイルドに焼いた牛肉と最良の組み合わせです。

 昼間からこれを食べられるなんてと、ちょっと嬉しくなりながら、
 早速ナイフを入れてみると、焼き色から想像したよりもなかなか柔らかな手応え。
 ラギさんの鋭利なナイフは不要なのでは?と思うほど、非常にソフトな牛肉です。
 赤身と脂身が程よく入っており、お味の方もなかなかのもの。
 200gとたっぷりなサイズで、心ゆくまで楽しめます。
 味付けは控えめなので、好みに応じて塩コショウをかけましょう。
 フレンチフライはたぶん揚げたて。心地良いサクサク感に、こちらも控えめな味付けで、
 ケチャップやマスタードを付けてもやっぱり美味しいです。

 この料理にはパンは付いてこないので、パンも食べたい方は別料金で200円くらいが必要です。

【食後の飲み物】
 コーヒーです。600円くらいだったような気がします。
 私は頂いていませんので味はわかりません。
 お店のロゴ入りの赤い砂糖の包みが2つ付いてきます。

やはりこちらのお店はとても良い雰囲気。特にこの時期はテラス席がオススメです。
もちろんまた訪問してみようと思います。

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2009年11月に訪問した際のレビューは、コメント欄に移動しました。

  • 2011/07 マンゴーリエジョワ(1260円)。
  • 2011/07 マンゴーリエジョワ(1260円)。
  • 2011/07 マンゴーリエジョワ(1260円)。

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9位

オザミ・デ・ヴァン 本店 (銀座一丁目、銀座、有楽町 / ビストロ、ワインバー)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/11訪問 2011/11/09

ランチタイムも良い雰囲気。銀座の路地裏フレンチ。

平日に銀座を訪れた時。ランチに選択したのはこちらのお店。

場所は銀座一丁目。私の場合は東京メトロ銀座駅から徒歩数分。
マロニエ、ベルビア、トレシャスに囲まれた、小さな路地にありました。
ちなみにだいぶ前からお店の存在に気づいていましたが、この日が初の訪問です。

概観は、黄色の壁に赤のひさし。多少の緑が飾ってあります。
店内は少々灯りを落としてあり、昼間なのに良い雰囲気です。
ランチタイムも終わりに近付いた頃の訪問のためか、お客さんは疎ら。
客層は30代位の女性が多めで、男性は少なめ。お店の方の対応は普通です。

注文したのは、平日限定ランチ1050円。
前菜盛り合わせ+主菜(魚料理or肉料理)+パン+一口デザート+飲み物付き。
選択肢は肉料理か魚料理を選ぶのみ。迷わず肉料理を選択しました。

【パン】

 フォカッチャと田舎風パン。バターなし。
 フォカッチャは、オリーブオイルが程よく染み込み、良い香り。
 田舎風パンは、木の実の粒が良い食感のアクセントになっています。

【前菜盛り合わせ】

 パテ、何かのペースト、一口スープ、グジェール、野菜少々。
 お味はご想像の通りですが、少しずつ色々な味を楽しめるのが嬉しい所です。

【主菜(魚料理or肉料理)】

 「牛肉のビール煮込み」

 ほろほろ崩れる程に煮込んだ牛肉は、適度な旨みと食感。
 付け合せにマッシュポテトも付いています。

【一口デザート】

 「オレンジ風味のケーキ」

 ふたくち位あるケーキ。非常に小さなサイズですが、
 食後に甘いものが付いていると、満足感がかなり違います。

【飲み物】

 コーヒー、紅茶を選択可能です。

料理の味は特筆する程ではありませんが、
銀座の1000円ランチでこの内容なら十分満足。

オザミ系列のお店には他にも幾つか訪問した事がありますが、
こちらのお店もお洒落な雰囲気でゆっくり出来ました。行って良かったと思います。

  • 前菜盛り合わせ。
  • 前菜盛り合わせ。
  • 前菜盛り合わせ。

もっと見る

10位

パリのワイン食堂 (東銀座、築地、新富町 / バル、ステーキ、フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/02訪問 2011/02/23

歌舞伎座裏のパリ食堂。オザミさんイイ仕事してますね!@東銀座。

銀座界隈で人気のオザミさんグループの新店舗となると、やはり気になってしまいます。
ある日のランチに何となく訪問してみました。

場所は東銀座。
東京メトロ日比谷線または都営地下鉄浅草線の東銀座駅から、徒歩1分から2分ほどです。

店頭に置いてある看板にランチのメニューが掲載されていたので見てみると、
ランチコースのメインにフランス産仔鴨を発見し、ちょっと期待して入店。
入り口の観音扉が少々狭く、入りにくいので気を付けましょう。

店内はフロア自体は結構な広さがあるのですが、テーブルの間隔がかなり窮屈。
優雅にゆったりと食事したい時には不向きかもしれませんが、
日常フレンチを楽しみたい際は、この狭さが逆に心地よく感じてしまうから不思議です。
テーブルクロスは赤白のギンガムチェック。可愛らしい雰囲気です。
壁際のベンチシートに案内されたなら、シートの下に荷物を入れる事が可能です。

頂いたのは、Menu Bouillon de Paris(1500円のコース)です。

【パン】
 バゲット2切れ。
 温めてありますが、結構小さめです。バターは付いてきません。
 皮は程よくパリパリ、中はややしっとりの食感です。

【前菜】
 「食堂定番!! シンプルな田舎風豚のテリーヌ サラダ添え」

 パンがかなりの少量だったので、料理の分量もあまり期待できそうに無いなと思っていた所、
 やって来たのは結構良いサイズのテリーヌ。俄かに盛り上がってくる自分を感じます。

 豚の赤身は綺麗なピンク。白い脂の欠片も多数。
 付け合せはオリーブとピクルス、フレンチドレッシングを掛けた野菜サラダです。
 テリーヌはねっとりしっとりの良い食感。豚の風味は少々控えめです。
 オリーブの香りと、ピクルスのパリパリとした食感と酸味も良く合います。
 ワインを飲むならもっと豚々しい風味の方が合うのだろうかと思いつつ、
 外食時に飲まない私自身はこの位の方が好みです。

【肉料理】
 「フランス産 仔鴨のロースト」

 続いてやってきたのも、なかなかのサイズの鴨料理。
 鴨肉は薄くスライスしたものが4枚。ソースもたっぷりかかっています。
 その裏には小さめのポテトを揚げたものが多数。
 ちょっとサービス良すぎじゃない?!と更に嬉しくなってきます。

 さて鴨は、甘辛のソースが多めに付いているので鴨自体の味が解りにくいですが、
 程よいピンク色のしっとりとした食感。黒胡椒がピリッと効いています。
 付け合せのジャガイモは皮付き。サクッと揚がった皮が香ばしく、
 中もジャガイモの良い甘み。程よい塩分とパセリの風味が美味しさを引き立てます。
 少々ニンニクの風味もしたような気がします。

【デザート】
 「オザミ特製!! ガトーショコラ」

 肉料理まででかなりの満足感だったのに、デザートも付いて来るなんて!と、
 うっかりメニュー上のデザートを見逃していた私には、更に嬉しい一品。
 ガトーショコラはまたまた嬉しい大きめサイズ。純白の粉砂糖がとても綺麗です。
 甘さは控えめで、ほんのりとした苦味あり。最後の最後まで楽しく頂けます。

【食後の飲み物】
 紅茶です。カップがプチサイズで氷砂糖も小さいサイズ。
 とにかく可愛いサイズのほっこり感。なんだか癒されます。

全く期待せずに訪問したのですが、予想外の満足感。
お値段以上に楽しめたので、また訪問してしまうかもしれません。

  • 食堂定番!! シンプルな田舎風豚のテリーヌ サラダ添え。
  • フランス産 仔鴨のロースト。
  • オザミ特製!! ガトーショコラ。

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