まこぷんさんが投稿したオーグードゥジュール ヌーヴェルエール(東京/東京)の口コミ詳細

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まこぷん (東京都) 認証済

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オーグードゥジュール ヌーヴェルエール東京、二重橋前、大手町/フレンチ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2009/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

東京駅前。感慨深い思いを胸に抱いて頂く、しとやかなフレンチ。

前回の訪問が大変印象深かったため、この年、最後のディナーに再訪してみました。

場所はJR東京駅のすぐ目の前。丸の内の、新丸ビル5階です。
私の場合は、東京メトロの大手町駅から地下道を通り、
新丸ビルの地階から、エスカレータで5階まで上ります。
外観は薄茶色のレンガ(?)の壁に、鉄(?)とガラス(?)で作られた重厚感のある扉。
店頭には、小さくメニューが掲げられています。

早速店内に入り、お店の方に案内されて着席すると、
大きくとられた東側の窓からは、JR東京駅が眼下に大きく見えています。
東京駅がライトアップされて光り輝いていた時期もあったのですが、この日は真っ暗。
現在の東京駅は、昭和の戦災で失った元の姿に生まれ変わるべく、数年がかりの大工事中。
歴史ある東京駅の赤レンガは見えませんが、周辺の近代的なビルの青い光が美しく輝いています。

店内は若干狭いのですが、他のお客さんをあまり気にしなくても良いように、
テーブルと椅子がうまく配置されています。
狭いお店が非常に苦手な私ですが、この圧迫感の無い配置と開放的な窓のお陰で、
こちらのお店の狭さは、逆に居心地がよく感じられます。
この日の客層は20代から30代。ナイフとフォークはChambly Trioです。

頂いたのは「Menu de prelude」。9000円のコースです。

【飲み物】
  「Jus de raisin(微炭酸ブドウジュース)」 ※700円です。

  メニューの表記によると、フランス産ワイン用葡萄の、ストレート果汁を使用したジュースのようです。

【アミューズ】 ※メニューには記載されていません。
  「粒マスタードのフィナンシェ(正式名称は不明)」

  メニューを手渡される前に出てきます。表面に粒マスタードの粒が見えています。
  マスタードとチーズの香りが爽やかな一品です。

【アミューズ】
  「鳴門金時(サツマイモ)のクレームブリュレ(正式名称は不明)」

  四角く白い小さな器には、少量のクレームブリュレ。
  その上には、帆船の帆のような飾り付けがされています。

  表面の砂糖部分をパリッと割って頂くと、滑らかなクリームの舌触りに、サツマイモの甘い風味。
  焦げた砂糖の僅かな苦味と香ばしさに、何かスパイシーな刺激も相まって、食欲が増してきます。
  帆の部分は特に味は無いのですが、パリパリの食感で、こちらもスパイシーな風味がします。

【パン】
  温められた2種類のパンに、バターが付いてきます。
  ツヤありのものは具なし。ツヤなしのものは表面に白ゴマが付いています。

【前菜(本日のシェフお勧めの一品)】
  「ペドロヒメネスビネガーのジュレに包まれたホウボウ(正式名称は不明)」

  透明なガラスの器に盛り付けられた、こちらの一品。
  透明なゼリー状のものや、ミョウガやベビーリーフで飾られて、見た目はとても爽やかです。

  まずは、白いスープの部分から頂くと、フルーツ(?)のような甘い酸味のあるスープ。
  ジュレはぷるんぷるんの食感に、スープとはまた別の味わいの酸味が広がります。
  中にはホウボウを刻んだもの。
  生の白身の魚には、やはり酸味のあるスープとジュレが良く合います。

  器の底には真っ赤なビーツが置いてあり、混ぜると白いスープは程よく赤く染まります。
  渋みの強いビーツやミョウガも、スープの酸味で美味しく頂けます。

【前菜】
  「ガトーフォアグラ イチジクの香る滑らかな北海道産クリームチーズ」

  ショートケーキのような形状で、一見するとフォアグラとは思えません。
  そこに黄色い三角形のチップが、高々と誇らしげに飾り付けられています。

  ケーキ部分は3層構造。
  表面の部分はイチジクのソース。赤ワインのように深い赤色で、艶がとても綺麗です。
  その下の白い部分はクリームチーズ。土台のベージュ色の部分がフォアグラです。
  黒いお皿の表面に、糸のように引かれているのは、レモンビネガーのソース。

  ナイフを入れると、フォアグラはしっとりねっとりとした舌触り。
  舌の上でしばらく味わうと、時間が経過するにつれ、徐々に溶け出します。
  やはり独特の癖があるのですが、クリームチーズのまろやかさと、
  レモンビネガーのやや強めの酸味を加えると、爽やかに頂けます。

  付け合せの丸いオレンジ色のものは、金柑(キンカン)のマリネ。
  金柑を食べるのは初めてですが、柿の皮ような弾力のやや硬い皮と共に頂くと、
  皮の渋みに、柑橘系の実の甘みと酸味。濃厚なフォアグラを頂いた後のお口直しに最適です。

【魚料理】
  「ラングスティーヌ、豚足、安納芋によるクルスティアン、ラヴィゴットのピュレと共に」

  続いて目の前に現れた料理も、魚料理とは思えないほど可愛らしい一品。
  クルスティアンとは、カリカリの歯ごたえに仕上げる事の意味(?)のようです。。
  切干し大根状の衣に包まれたコロッケ風のものが、器の右上に配置されており、
  カイワレの葉(?)のようなものが、頂点に飾られています。

  ナイフを入れると、中にはラングスティーヌ(手長海老)や豚足を刻んだものが入っています。
  口に含むと、カリカリとした衣の歯応えが良く、豚肉の味に海老の魚介の風味が混ざり合い、
  なかなか奥深さのある味わいです。安納芋(あんのういも)の味はちょっとわかりませんでした。

  ソースは、たぶん緑色のものがラヴィゴットのピュレ。僅かにピクルスの酸味を感じます。
  ピンク色の泡は○○(失念)のビネガー。泡だと思って油断して味見をすると、酸味が強くて驚きます。
  お皿の羽の部分は、海老を磨り潰した粉と唐辛子の粉で、可憐に飾られています。

【肉料理】
  「北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)」

  最近、鹿肉にハマっているので、こちらでももちろん鹿肉を注文しました。
  黒い器の上には鹿のフィレ肉が2切れ。切り目は真っ赤で、しっとりと輝いています。
  表面には、何か黒い粒々の入ったものが塗られています。
  ソースは鹿の血を使ったもの。赤茶色の艶がとても綺麗です。

  ナイフを入れると肉はとても柔らかく、旨みのジュースが滴ります。
  口に含むとふわふわな食感に適度な塩分。
  火の通り具合がちょうど良く、噛み締める度に鹿肉の味わいが広がります。
  さらにソースを付けると、その味わいはますます深く濃いものに変化します。
  黒い粒々は何かのキノコ。時々ふわっと森の香りを感じます。

  緑色のものはたぶんホウレン草。その下の紫色は、たぶんサツマイモ(?)。
  2つの丸くて白いものは、たぶんカブ(?)にチーズを乗せて香ばしく焼いたもの。
  チーズの焦げ目が香り高く、パリパリとしたカブ(?)の甘さも楽しめます。

【デザート】
  「コンベルサション 洋ナシの香り 現代風に・・」

  私は結構、デザート運が良い方なのですが、今回も「当たり」のデザートです。
  目の前に現れたのは、不思議な盛り付けの一品。
  格子模様の入ったパイ風のもので肝心な部分が見えなかったので、
  お皿を90度ほど回転すると、そこには雪だるまのような可愛らしい物体が。
  上の白い部分は何かのアイス。下はタルト風の生地。
  真ん中のやや透明感のあるピンクの部分は、洋ナシのコンポート(?)です。

  まずはパイ風の部分を頂くと、甘さを抑えた素朴な風味。
  粉砂糖の甘みが素朴さを引き立てます。アイスは何の味かわかりませんでした。
  洋ナシはかなりの大きさ。ジュワッと梨のジュースが口いっぱいに広がります。
  タルト生地もまた素朴。僅かな甘みに小麦粉の軽さを感じます。
  赤いソースは少々酸味のあるフルーツのソース。
  味もサイズもなかなかのもので、食べ応えは十分です。

  「クランブル”サレ”仕立てのリンゴのキャラメリゼ 塩キャラメルとそのシブースト」

  こちらは連れが頼んだもの。私は頂いていないので、お味の方は不明です。

【食後の飲み物】
  紅茶です。レモンかミルクが付いてきます。RAYNAUDの器です。

【小菓子】
  「クレームダンジュ マンゴーソース(正式名称は不明)」

  RAYNAUDの器です。
  白い部分はクレームダンジュ。爽やかなミルクの風味に僅かな酸味。
  そこにオレンジ色のマンゴーのソースが濃厚な旨みと深みを追加します。
  上のベージュ色のものはメレンゲで、サクッとした食感で、儚く溶けて行きます。

東京駅とその周辺を眺めながら、様々な思いを胸に抱いてフレンチを頂くこのひととき。
他のお店と同一の基準で採点すると、総合評価は星4.5になるのですが、
若干個人的な感情も加わって、今回も総合評価は星5つとさせて頂きました。

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2009年4月に訪問した際のレビューは、コメント欄に移動しました。
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  • ガトーフォアグラ イチジクの香る滑らかな北海道産クリームチーズ。

  • ラングスティーヌ、豚足、安納芋によるクルスティアン、ラヴィゴットのピュレと共に。

  • 北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)。

  • クランブル”サレ”仕立てのリンゴのキャラメリゼ 塩キャラメルとそのシブースト。

  • 粒マスタードのフィナンシェ(正式名称は不明)。

  • 鳴門金時(サツマイモ)のクレームブリュレ(正式名称は不明)。

  • ペドロヒメネスビネガーのジュレに包まれたホウボウ(正式名称は不明)。

  • コンベルサション 洋ナシの香り 現代風に・・。

  • クレームダンジュ マンゴーソース(正式名称は不明)。

  • 紅茶。

  • Jus de raisin(微炭酸ブドウジュース)。

  • (2009/04)羊のチーズのフィナンシェ(だったと思います)

  • (2009/04)サーモン(料理名は不明)

  • (2009/04)フレッシュオマールの「ブランマンジェ」、滑らかな根セロリのムースリーヌ

  • (2009/04)国産タケノコとホワイトアスパラ、新玉ねぎのヴィネグレットと共に

  • (2009/04)ラングスティーヌのポワレ、エストラゴンのグラチネ、ブラッドオレンジの香り

  • (2009/04)北海道で育った仔牛フィレの赤ワインマリネ”ロゼ”仕立て

  • (2009/04)パンとバター。

  • (2009/04)デザートのメニュー

  • (2009/04)苺と自家製イチゴヴィネガーによるメレンゲで表現する「イル・フロッタント」

  • (2009/04)小菓子

  • (2009/04)

  • (2009/04)

  • (2009/04)

  • 粒マスタードのフィナンシェ(正式名称は不明)。

  • 粒マスタードのフィナンシェ(正式名称は不明)。

  • 鳴門金時(サツマイモ)のクレームブリュレ(正式名称は不明)。

  • 鳴門金時(サツマイモ)のクレームブリュレ(正式名称は不明)。

  • 鳴門金時(サツマイモ)のクレームブリュレ(正式名称は不明)。

  • パンとバター。

  • バター。

  • パン。

  • パン。

  • パン。

  • パン。

  • ペドロヒメネスビネガーのジュレに包まれたホウボウ(正式名称は不明)。

  • ペドロヒメネスビネガーのジュレに包まれたホウボウ(正式名称は不明)。

  • ガトーフォアグラ イチジクの香る滑らかな北海道産クリームチーズ。

  • ガトーフォアグラ イチジクの香る滑らかな北海道産クリームチーズ。

  • ガトーフォアグラ イチジクの香る滑らかな北海道産クリームチーズ。

  • ガトーフォアグラ イチジクの香る滑らかな北海道産クリームチーズ。

  • ラングスティーヌ、豚足、安納芋によるクルスティアン、ラヴィゴットのピュレと共に。

  • ラングスティーヌ、豚足、安納芋によるクルスティアン、ラヴィゴットのピュレと共に。

  • ラングスティーヌ、豚足、安納芋によるクルスティアン、ラヴィゴットのピュレと共に。

  • ラングスティーヌ、豚足、安納芋によるクルスティアン、ラヴィゴットのピュレと共に。

  • ラングスティーヌ、豚足、安納芋によるクルスティアン、ラヴィゴットのピュレと共に。

  • 北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)。

  • 北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)。

  • 北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)。

  • 北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)。

  • 北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)。

  • 北海道で仕留めた”エゾ鹿”フィレの低温調理、<シヴェ>ソースで・・・(お二人様より)。

  • クランブル”サレ”仕立てのリンゴのキャラメリゼ 塩キャラメルとそのシブースト。

  • クランブル”サレ”仕立てのリンゴのキャラメリゼ 塩キャラメルとそのシブースト。

  • コンベルサション 洋ナシの香り 現代風に・・。

  • コンベルサション 洋ナシの香り 現代風に・・。

  • コンベルサション 洋ナシの香り 現代風に・・。

  • 紅茶。

  • クレームダンジュ マンゴーソース(正式名称は不明)。

  • クレームダンジュ マンゴーソース(正式名称は不明)。

  • クレームダンジュ マンゴーソース(正式名称は不明)。

  • ソフトドリンクのメニュー。

  • Menu de preludeのメニュー。

  • Menu de preludeのメニュー。

  • Menu de preludeのメニュー。

  • Menu de preludeのメニュー。

  • デザートのメニュー。

  • デザートのメニュー。

  • デザートのメニュー。

  • ナイフ。

  • ナイフ。

  • 肉料理のナイフ。

  • 肉料理のナイフ。

2009/12/31 更新

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