まこぷんさんが投稿したピエール・ガニェール(東京/溜池山王)の口コミ詳細

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まこぷん (東京都) 認証済

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閉店ピエール・ガニェール六本木一丁目、溜池山王、虎ノ門ヒルズ/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2010/03 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

帰ってきた厨房のピカソ。素晴らしき景観と共に堪能する芸術的フレンチ。

ガニェール氏が新しい店舗をオープンするとの情報を聞き付けて、早速ランチの予約を入れました。

場所は赤坂、ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階。
東京メトロ銀座線の溜池山王駅13番出口を利用すると、すぐ目の前です。
ホテル2階からエレベータで36階まで上がるとすぐ横にお店があり、受付の方が声を掛けてくれました。

名前を告げて店内に入ると、お店は建物の周辺に沿って奥に長く作られています。
一番奥の厨房に近いテーブルに案内されて着席すると、窓からは大都会の素晴らしい景色。
テーブルの上に目を移すと、白のテーブルクロスに、波紋のようなデザインの白い器。
正円かつ同心円ではなく、全てが異なる形状の波である所に、デザインのこだわりを感じます。
店内はほぼ満席で、女性のグループ、カップルなど。
ナイフ・フォーク・スプーンはクリストフル。表面には殆ど傷がなく、とても綺麗に輝いています。
器は(たぶん)NIKKO。曇りのない真っ白な器は、色鮮やかな料理の美しさを引き立てます。

ランチコースは3種。その中から、セゾン(La Saizon...)(6000円のコース)を選択しました。

【飲み物】
 「ウィルキンソンのジンジャーエール」 ※750円位です。

【アミューズ】
 長方形の黒い石のような器に乗った、4つの一口大のもの。
 白い四角のもの、薄茶色の細長いもの、緑色のもの、あずき色のチップが乗ったものの4品です。

 白い四角はマシュマロで、赤いものはシャリシャリした食感に、ほんのりとした酸味。
 薄茶色の細長いものはクッキー風。練りこまれた香辛料の香りが、食欲を増進します。
 緑色のものはマドレーヌ風。くり抜かれた部分にヨーグルト状の白いものが入っています。
 あずき色のものは、紙のような薄さのビーツ(?)のチップ。その下はクッキー状のものです。

【パン】
 パンは3種類。丸く布で包んだような形状のバターが付いてきます。
 まずは、中華まん風の形状のもの。表面は白い粉がついており、下には紙(?)が敷いてあります。
 既にナイフで半分に割ってあり、中には薄茶色の粒々が見えています。
 細長く表面にツヤがあるものは、やや甘みがあり、好みのタイプ。
 その隣の茶色っぽいものは、ちょっと懐かしいような香りです。

【小前菜】
 5種類の小前菜が、同時にテーブルの上に置かれます。

 小前菜①「フレッシュハーブの香りを付けた 温かいブイヨン グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に」

 泡立ったスープ状のもの。数ミリ大に刻んだ具が入っています。
 グリンピースとソラマメの食感と豆の僅かな甘みに、ハムの僅かに癖のある香りが良く合います。

 小前菜②「サクラマスのコンフィー 柚子の香りを付けたグレープフルーツのジュレ」

 色鮮やかなオレンジ色が印象的なこちらの料理。カイワレ(?)の緑がその美しさを引き立てます。
 ゼリー状のグレープフルーツは程よい酸味で少々苦味もあり、ピンクグレープフルーツ風に感じます。
 サクラマスは生に近い食感。マスのトロッとした脂の旨みと味わいです。

 小前菜③「さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドのソースで」

 中心のくぼみには緑色のソース。まわりの羽には、カブのスライス、カリフラワー、
 ラディッシュ(?)、ニンジンの千切り、不明(緑色の細長いもの)。
 ソースは極僅かにザラッとしており、豊かな抹茶の風味を感じます。
 抹茶に野菜と言うのは初めての組み合わせ。なかなか面白いなと感じます。

 小前菜④「マッシュルームのギリシャ風 柔らかく煮たタコと共に」

 中心のくぼみには赤いソース。まわりの羽には、2枚のタコ。
 まずはソースから頂くとトマト(?)の風味。刻んだ各種野菜(?)の甘さと食感に、
 白い丸い粒(マッシュルーム?)のクニクニとした食感。パスタ風の馴染みやすい味わいです。
 タコは生タコを食べた時のような程よい柔らかさで、咀嚼の度にタコの旨みが広がります。

 小前菜⑤「ローズマリーの香りを付けたウサギのリエット マンディアントーストを添えて」

 薄いトースト(?)の上に、細長く刻んだ不明(緑の葉)。葉の下にウサギのリエットが隠れています。
 まずはリエットから頂くと、柔らかなペースト状の質感に、僅かな繊維質。
 ウサギのリエットを食べるのは初めてでしたが、特に抵抗なく頂けます。
 葉の中にこっそりブルーチーズが隠れており、予期せず刺激的な味わいを感じます。

【肉料理】
 2種類の肉料理が、同時にテーブルの上に置かれます。

 肉料理①「白金豚ロース肉のグリエ 茄子のポワレ 酸味の効いたチョリゾーとコリアンダー」

 大きな円形の白い器で登場したこちらの料理。真ん中には豚ロースのグリエ。
 1センチほどの厚みにスライスされたものが、7枚か8枚乗っています。
 その周囲には、赤と白が綺麗な野菜風(?)のもの。コリアンダー(パクチー)の緑も綺麗です。
 手前側には半分にして焼いたナス。その上にカリカリに炒めた細かな豚肉(?)と、赤くて細長いもの。

 早速豚肉にナイフを入れると、程よい柔らかさ。中はしっとりと焼き上がっています。
 赤と白の野菜は何かわかりませんが、タマネギ風の食感で、味と香りはあまり感じません。
 その代わり、コリアンダー(パクチー)の香りをとても感じます。
 コリアンダー(パクチー)は一般的に好き嫌いが激しいものかと思いますが、私は結構好きな方です。
 茄子は程よく火が通っており、茄子のしっとりとした甘みと食感に、カリカリの豚肉(?)の香ばしさ。
 たぶん、赤くて細長いものがチョリゾー。燻製風の香ばしい香りとコクのある味わいです。

 肉料理②「イカスミのピューレ ニンニクを効かせた豚足と豚舌」

 イカスミが入ったマッシュポテト(?)、その上に豚足のテリーヌ風(?)。
 更にその上に、何かのチップと緑の野菜が乗っています。

 豚足を食べるのはこれが初めて。好き嫌いの分かれる味と聞いています。
 少々怯えながら、まずは豚足にナイフを入れると、ねっとりとした感触。
 口に含むとかなり香草が入っており、同時に少々癖のある肉の香り。
 マッシュポテトはイカスミが入っているためか、少々コクのようなものを感じます。
 チップは僅かに柑橘系(?)の香りに、パリパリとした食感。
 野菜と共に頂くと、口腔内をさっぱりとリフレッシュしてくれます。

【デザート】
 「5つのデザート パッションフルーツのソース(正式名称は不明)」

 中心のくぼみには、パッションフルーツのソースに黒い種。
 羽の部分には5つの一口大のデザートが置いてあります。

 パッションフルーツのソースはオレンジ色が鮮やかで、爽やかな甘みと極僅かな酸味。
 黒い種をガリガリと噛んで頂くと、コレって食べてもいいのかな?と思います。

 黒く平たいものは黒豆のケーキ。しっとりとした黒豆ペーストが乗っています。
 口に含んだ瞬間はわかりませんが、良く味わうと確かに黒豆の風味がします。

 茶色く細長いものは、透けて裏が見えそうな極薄い生地を、筒状に折り畳んで焼いた物(?)。
 咀嚼しなくとも、唇で軽く挟んだだけで割れてゆき、甘さと香ばしさが広がります。

 透明な飴細工は、口に含んでバリッと噛むと、広がるのは梅(?)のような甘酸っぱい香り。

 円筒形のチョコレートは、緩やかなミルクのチョコレート。
 筒の中にはオレンジの皮を薄く刻んだもの(?)。やはりチョコにフルーツは良く合います。

 白く四角いものは、上には薄い白い砂糖菓子風のものが乗っており、
 その下は生キャラメル風(?)のものを挟んだケーキ。砂糖菓子をパリッと割って頂くと、
 中から甘くトロッとした濃厚なミルク(?)の香りの生キャラメル(?)が溶け出します。

【デザート】
 チョコレートで作った2種類のデザートが、同時にテーブルの上に置かれます。

 「フォンダンショコラ チョコレートのムース ラムレーズンのソース(正式名称は不明)」

 中心部分に3つのチョコレート、羽の部分にもチョコのソースが置いてあります。
 フォンダンショコラは表面にツヤがあり、照明の光で輝いており、少量の金箔も乗っています。
 フォークを入れるとねっとりとした感触。濃厚なチョコレートの味わいを想像させてくれます。
 口に含むと、チョコの濃厚な味わいと心地よい甘さを残してとろけます。

 ムースは雲のように軽く、スッとスプーンが通ります。
 味わいも軽く、口の中で、一瞬の間にふわっと溶けてゆきます。
 その代わりソースは濃厚。クラッと来そうなラムレーズンの、激しい洋酒の味わいです。

 「チョコレートのクッキー オレンジのソース(正式名称は不明)」

 中心部分に数種類のチョコレートを使ったクッキー風のもの。その向こう側に円形にチョコのソース。
 甘みを抑えた板状のチョコが2枚。その間にはコーヒー(?)のチョコ。上にはオレンジ風のペースト。
 クッキー自体はしっとりとした柔らかさ。幾つものチョコの味わいと、爽やかな柑橘系の香りです。

【食後の飲み物】
 紅茶です。

柚子、抹茶、梅(?)など、和風のちょっと面白い食材も使われており、なかなか楽しめました。
場所と景観は素晴らしく、サービスも上品かつ丁寧に対応して頂けました。
世界中で活躍しておられるガニェール氏や、
フランスからいらしたマネージャ(?)の方と一言二言お話しできた事は、
ビジネスマンの私にとって、とても良い刺激になりました。
肉料理にはもう一工夫欲しいように感じたので、総合評価は星4つにしてみます。

  • 白金豚ロース肉のグリエ 茄子のポワレ 酸味の効いたチョリゾーとコリアンダー。

  • アミューズ。

  • 小前菜5品。

  • フレッシュハーブの香りを付けた 温かいブイヨン グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に。

  • サクラマスのコンフィー 柚子の香りを付けたグレープフルーツのジュレ。

  • マッシュルームのギリシャ風 柔らかく煮た「たこ」と共に。

  • ローズマリーの香りを付けたウサギのリエット マンディアントーストを添えて。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート2(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート2(正式名称は不明)。

  • パン。

  • パン。

  • バター。

  • ウィルキンソンのジンジャーエール。

  • テーブル間隔の広い店内です。

  • 東京タワーが目の前に見えます。

  • ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階です。

  • ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階です。

  • ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階です。

  • ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階です。

  • ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階です。

  • ホテル内ロビーの看板。

  • ホテル内ロビーの看板。

  • テーブルの上の花瓶。

  • ランチのメニュー(La Saizon...6000円)。

  • ランチのメニュー(小前菜)。

  • ランチのメニュー(前菜)。

  • ランチのメニュー(魚料理と肉料理)。

  • ランチのメニュー(小前菜・前菜・魚料理・肉料理)。

  • アミューズ。

  • アミューズ。

  • アミューズ。

  • お店のロゴ入りのスプーン置き。

  • お店のロゴ入りのスプーン置き。

  • パン。

  • パンとバター。

  • フレッシュハーブの香りを付けた 温かいブイヨン グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に。

  • さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドのソースで。

  • さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドのソースで。

  • マッシュルームのギリシャ風 柔らかく煮た「たこ」と共に。

  • ローズマリーの香りを付けたウサギのリエット マンディアントーストを添えて。

  • 白金豚ロース肉のグリエ 茄子のポワレ 酸味の効いたチョリゾーとコリアンダー。

  • 白金豚ロース肉のグリエ 茄子のポワレ 酸味の効いたチョリゾーとコリアンダー。

  • イカスミのピューレ ニンニクを効かせた豚足と豚舌。

  • イカスミのピューレ ニンニクを効かせた豚足と豚舌。

  • イカスミのピューレ ニンニクを効かせた豚足と豚舌。

  • イカスミのピューレ ニンニクを効かせた豚足と豚舌。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート1(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート2(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート2(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート2(正式名称は不明)。

  • ピエール・ガニェール特製デザート2(正式名称は不明)。

  • 紅茶。

  • 紅茶。

  • 窓からの景色(東京タワー方面)。

  • 窓からの景色(東京タワー方面)。

  • 窓からの景色(日テレ方面)。

  • 窓からの景色(日テレ方面)。

2010/03/21 更新

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