kazuchiさんが投稿した酒肴 和亭(大阪/谷町四丁目)の口コミ詳細

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酒肴 和亭谷町四丁目、天満橋、谷町六丁目/海鮮、居酒屋、日本酒バー

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2010/02 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

料理とお酒のマリアージュを楽しむのならここしかない。

【700レビューです。】
記念すべき700レビューは料理とお酒のマリアージュをコンセプトとした名店をご紹介します。
皆様も機会があれば是非マリアージュを体験してみて下さいね。

【注意事項】
文字数オーバーで半分以上をカットしてます。
全文はブログで見て下さい。

【ブログ:プレグル】
http://spa-gourmet.cocolog-nifty.com/gourmet/2010/03/post-3f00.html
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【ここから本文です。】
今日は和亭に行ってきました。
このお店は料理と日本酒のマリアージュを推奨しているお店なんですよ。
料理にはビールが一番と思っている人やお酒は○○○に限るって思っている人は必見の内容ですよ。
お酒に対するイメージが変わりますから。
今回は泉タコをメインにしたコース料理でした。

最初の1品目です。
鯖の小袖寿司です。
まず、見た目を楽しみます。
これを見ただけで料理の腕が確かだと想像がつきますよね。
食べる前から見た目で楽しめます。
鯖は長崎の旬さば(ときさば)です。
これは五島・対馬近海で取れたブランド魚なんですよ。
軽やかな脂と甘味を感じる魚です。
関あじ、関さばのブランド魚と同列です。
食べてみると〆ぐわいがバツグンです。
ご飯もモチモチっとしており〆鯖の旨味を更に引き出しています。
ランプフィッシュも味のアクセントになっていましたよ。

鯖の小袖寿司に合わせたお酒は高橋商店の繁枡でした。
フルーティーな香りと、ほのかな甘味が口の中でふわっと広がる感がします。
最初から至福の喜びが訪れていますよ。

2品目です。
寒鮃(かんびらめ)のお造りです。
この料理も楽しませてくれますね。
まず、見た目からやられました。
この時期の寒鮃は身の締りも良く、甘味もあって美味しいんですよ。
食べてみると美味しい!!

寒鮃に合わせたお酒は獺祭(だっさい)です。
ん~、旨い。
もう、その一言しかありません。
美味しい料理に美味しいお酒は最高ですね。
お酒にもベストマッチがあるそうです。
和亭の店主さん風に言うと料理とお酒のマリアージュだそうですよ。
美味しい料理を食べさせてくれるお店は何処にでもありますが
料理に合うベストなお酒を料理毎にチョイスして提供してくれるお店は少ないですよね。
次のベストマリアージュは何でしょうね。

3品目です。
はりいかです。
味は噛むと甘くて、もちっとしています。
塩で楽しんだり、ぽん酢でいただきました。

はりいかに合わせたお酒は梵(ぼん)です。
味はって?
もう、野暮な事は聞くことなし。
極旨に決まっているんだから。

4品目です。
おやおや、これは何でしょう。
中からどんな料理が出てくるのか楽しみですよね。
中身は氷見の寒鰤(かんぶり)でした。
今がまさに旬の食材です。
脂が乗って抜群に美味しいですよ。
見た目で楽しみ、味で満足できる一品でした。

寒鰤に合わせたお酒は竹泉(ちくせん)でした。
米本来の味を上手に引き出して後味の良いコクとキレのあるお酒でした。

ここで竹泉が余りにも美味しかったので追加でもう1種類出してもらいました。
金龍(きんりゅう)です。
これも純米吟醸です。
スッキリとした喉越しで爽やかな呑口の極上酒でした。
脂の乗った寒鰤との相性はバッチリでしたよ。

5品目です。
田辺大根のステーキです。
「大根なのにステーキですか~。」って食べる前までは思っていました。
ちょっとオーバーかなって。
でも、食べてみてビックリ!!
ネーミングに偽りなしです。
この田辺大根ってスゴイですよ。
出汁もバッチリ美味しいです。
柚子胡椒との相性もgoodです。

田辺大根に合わせたお酒は英(はなぶさ)です。
味は綺麗ですが洗練された味でもあり力強さも感じられるお酒でした。

6品目です。
泉ダコの塩焼です。
とうとう、登場しましたよ。
店主さん、お勧めの泉タコです。
大きな枡に入って出てきましたよ。
見た目もいい感じですね。

実は最近、この泉ダコがテレビに放映されたんですよ。
朝日放送のココイロっていう番組なんですけどね。
大阪は鶴橋の鶴橋鮮魚市場の(株)ハヤカワさんのところの取材だったんですが、その中で、泉ダコの料理の場面が写っていたんですよ。
それがちょうどこの料理と同じものでした。
テレビでも取り上げられるぐらいの名物料理です。

冬に取れるタコは身が締まってとっても美味しいんですよ。
さて、食べてみると、むにっとした食感がたまりません。
噛めば、噛むほど、蛸の旨味が感じられます。
サッと塩を振って炙るだけのシンプルな料理なのですがたまりませんよ。
絶妙な火の通し加減が名店のプロの技なんでしょうね。
沢山の蛸が入っていました。
これだけでもお値打ちですよ。

泉タコに合わせたお酒は旭菊(あさひきく)です。
低温熟成により爽やかで切れのよい吟味がある味わい深いお酒です。
このお酒は熱燗で頂きました。
めちゃくちゃ美味しいですよ。
何でもっと早くこのお店のような美味しい料理と日本酒を飲ませてくれるお店に出会わなかったんだろう。
これからは美味しい料理とその料理に合う美味しいお酒が飲めますから。
この熱燗も最高でした。
泉ダコが美味しいお酒に酔って口の中で踊りだしそうでしたよ。

7品目です。
ばってん茄子の天ぷらです。
通常の茄子と比べて糖度が高いんですよ。
水分が多く柔らかく、アクが少なく生のままでも美味しく食べれる食材です。
お母さんの天ぷらの腕がキランって光ります。
絶品ですよ。

8品目です。
ばってん茄子と蛸と新玉葱のかき揚げです。
今回、ご一緒させてもらった人からの差し入れです。
出来たて熱々での登場です。
先ほどのばってん茄子の甘味とタコの食感、玉葱の旨味が洪水のように襲ってきました。
こんな旨いかき揚げは久々に食べました。
揚げ具合、塩加減が絶妙です。
ランク的には特Aクラスの出来ですね。
お母さんの腕がまたまた光っています。 

ばってん茄子の天ぷらとかき揚げに合わせたお酒はばくれんです。
辛口の極を追求したこだわりお酒ですね。
天ぷら物との相性はバッチリでしたよ。

9品目です。
むしまの煮付けです。
魚自体も美味しいし味付けもいい感じです。
今回は煮付けでしたが薄造りでお刺身、唐揚げ、鍋にしても美味しいそうですよ。

むしまの煮付けに合せたお酒は純米酒 +旭日(じゅうじあさひ)です。
穏やかな香りと米の旨味がとっても良く出ている辛口タイプのお酒です。

10品目です。
泉タコのしゃぶしゃぶです。
ポン酢、自慢の柚子胡椒でいただきます。
わおっ、激旨ですよ。
食べ応えがありますよ~。
これだけの蛸を食べれるなんて幸せですよね。
堪能しましたよ。

泉タコのしゃぶしゃぶに合わせたお酒は繁枡(しげます)です。
このお酒も熱燗でいただきます。
ん~、美味しい!!
今まで飲んでいた熱燗のイメージと全然違いますよ。
自分が勝手に熱燗嫌いだっただけですね。
日本酒の奥深さが分かった一日でもありました。
美味しい料理に堪能し、奥深い日本酒の世界に引き込まれる思いです。

しゃぶしゃぶを楽しんだ後は雑炊で〆ます。
実は雑炊用にタコを少し残していたんですよね。
タコ雑炊の出来上がりです。
タコ出汁の旨味がよく出ており美味しくいただけました。
コース全てを食べきりました。
満腹になりましたよ。

雑炊にもお酒が出てきました。
最後の最後までマリアージュです。
雲のごとくです。
このお酒は山廃仕込の特徴である濃醇な味がします。
香りも深みと奥行きが感じられますよ。

このお店はカウンター席の方が楽しいかなって思います。
店主さんが料理やお酒について色々と語ってくれるからです。
料理やお酒についての知識はかなりのものだと思います。
料理に込められた思いや、何故にこのお酒なのかの話を聞くのも楽しいものです。
何時もとは違った楽しみが感じられると思いますよ。
日本酒に対する考えがガラーンって変わってしまった人も居るぐらいですから。


はい。
ちゃんと登場してもらいましたよ。
店主さんです。
通称、なごみちゃんと呼ばれています。
笑顔がステキですよね。
いい顔しています。
でも、料理を作っているときの顔は真剣そのもので凛々しいんですよ。
そのギャップがまたいいんですけどね。
この日は18時20分頃にお店に行って23時20分まで居ました。
延々と5時間も食べて飲んでいた事になります。
実はこのお店は何処かのお店のように2時間で終わりとかの時間制限は無いのです。
店主さんのコンセプトとしてお客さんには心行くまで料理を味わってもらってお酒を楽しんでもらう。
時間で区切って急かすのはお店の経営方針としては間違っているって考え方なんですよ。
素晴らしいですよね。

本当に美味しい料理とお酒を堪能できますよ。
それも料理に合うお酒をチョイスしてマリアージュしてくれるんですから。
こんなに素晴らしいお店はありませんよ。

今回は色んな日本酒を飲んで考えさせられました。
日本酒って何て奥深い飲み物なんだって。
料理によってとってもよく合うお酒があるんだって。

これは、また、近いうちに再訪しないとね。
とっても素敵なお店がまた1軒見つかりました。


【ブログ:プレグル】
http://spa-gourmet.cocolog-nifty.com/gourmet/2010/03/post-3f00.html

文字数オーバーで半分以上をカットしてます。
全文はブログで見て下さい。

  • お店の看板です。シンプルです。酒肴 なごみてい 和亭って書いています。左下には「なごみ」って可愛く書いていますよ。こうゆうのは好きですね。

  • お店の概観です。ここはガラガラって自分で開けるタイプですね。透明なガラスになっているので中の様子はよく見えます。

  • お店の暖簾です。暗めのオレンジ色に白抜きで 和 なごみてい 亭 って書いていますね。 

  • 最初の1品目です。鯖の小袖寿司です。まず、見た目を楽しみます。これを見ただけで料理の腕が確かだと想像がつきますよね。

  • 鯖の小袖寿司に合わせたお酒は高橋商店の繁枡でした。限定 純米吟醸 生々です。

  • フルーティーな香りと、ほのかな甘味が口の中でふわっと広がる感がします。最初から至福の喜びが訪れていますよ。

  • 2品目です。寒鮃(かんびらめ)のお造りです。この料理も楽しませてくれますね。まず、見た目からやられました。非常にニクイ演出ですね。

  • 今、一番味が乗っていますよね。この時期の寒鮃は身の締りも良く、甘味もあって美味しいんですよ。食べてみると美味しい!!

  • 寒鮃に合わせたお酒は獺祭(だっさい)です。このお酒は旭酒造の商品です。昭和23年創業の山口県岩国市にある会社です。

  • ん~。旨い。もう、その一言しかありません。実は獺祭は何回も飲んだ事があるんです。最高のお酒ですよ。

  • 3品目です。はりいかです。味は噛むと甘くて、もちっとしています。塩で楽しんだり、ぽん酢でいただきました。

  • はりいかに合わせたお酒は梵(ぼん)です。特醸 磨き5割8分 純米酒です。このお酒は加藤吉平商店の商品です。万延元年(1860年)創業の福井県は鯖江市にある会社です。

  • 4品目です。おやおや、これは何でしょう。中からどんな料理が出てくるのか楽しみですよね。こうやって遊び心があるのも楽しいですよね。さあ、開けてみましょう。

  • 中身は氷見の寒鰤(かんぶり)でした。今がまさに旬の食材です。脂が乗って抜群に美味しいですよ。見た目で楽しみ、味で満足できる一品でした。

  • 寒鰤に合わせたお酒は竹泉(ちくせん)でした。純米吟醸です。元禄15年(1702年)創業の兵庫県は朝来市の田治米(名)の商品です。

  • 金龍(きんりゅう)です。これも純米吟醸です。昭和48年創業の宮城県は大崎市の(株)一ノ藏の商品です。

  • 5品目です。田辺大根のステーキです。「大根なのにステーキですか~。」って食べる前までは思っていました。ちょっとオーバーかなって。でも、食べてみてビックリ!!ネーミングに偽りなしです。

  • 田辺大根に合わせたお酒は英(はなぶさ)です。純米吟醸です。三重県は伊賀の森喜酒造場のお酒です。英(はなぶさ)は代表者の名前を1文字とって命名したそうですよ。

  • 6品目です。泉ダコの塩焼です。とうとう、登場しましたよ。店主さん、お勧めの泉タコです。大きな枡に入って出てきましたよ。見た目もいい感じですね。

  • さて、食べてみると、むにっとした食感がたまりません。噛めば、噛むほど、蛸の旨味が感じられます。サッと塩を振って炙るだけのシンプルな料理なのですがたまりませんよ。

  • 泉タコに合わせたお酒は旭菊(あさひきく)です。純米吟醸です。明治33年創業の福岡県は久留米市の旭菊酒蔵(株)の商品です。

  • このお酒は熱燗で頂きました。左の写真のように砂時計を用意してくれます。砂が落ちると熱燗の完成と言う訳です。出来上がると右の写真のように中のお酒を取り出してお猪口で飲みます。

  • めちゃくちゃ美味しいですよ。何でもっと早くこのお店のような美味しい料理と日本酒を飲ませてくれるお店に出会わなかったんだろう。ちょっぴり損した気分です。

  • 7品目です。ばってん茄子の天ぷらです。通常の茄子と比べて糖度が高いんですよ。水分が多く柔らかく、アクが少なく生のままでも美味しく食べれる食材です。

  • 8品目です。ばってん茄子と蛸と新玉葱のかき揚げです。先ほどのばってん茄子の甘味とタコの食感、玉葱の旨味が洪水のように襲ってきました。これはやられましたよ~。

  • ばってん茄子の天ぷらとかき揚げに合わせたお酒はばくれんです。吟醸酒です。山形県は鶴岡市の亀の井酒造のお酒です。

  • 9品目です。この魚は「むしま」と言うそうですよ。旬は冬です。調理前の魚を見せてもらいました。

  • 調理後です。むしまの煮付けです。ん~、美味しい!!魚自体も美味しいし味付けもいい感じです。今回は煮付けでしたが薄造りでお刺身、唐揚げ、鍋にしても美味しいそうですよ。

  • むしまの煮付けに合せたお酒は純米酒 +旭日(じゅうじあさひ)です。純米酒です。島根県出雲市の旭日酒造のお酒です。

  • 10品目です。泉タコのしゃぶしゃぶです。ポン酢、自慢の柚子胡椒でいただきます。

  • 見て下さいよ。沢山の蛸が入っていますよ。これで蛸しゃぶをするんですよ。わおっ、激旨ですよ。食べ応えがありますよ~。これだけの蛸を食べれるなんて幸せですよね。

  • 泉タコのしゃぶしゃぶに合わせたお酒は繁枡(しげます)です。雄町特別純米酒です。享保2年(1717年)創業で福岡県は八女市の(株)高橋商店の商品です。

  • このお酒も熱燗でいただきます。さっきと同じで砂時計の砂が全て落ちると出来上がりです。

  • しゃぶしゃぶを楽しんだ後は雑炊で〆ます。ザルに茶碗1杯分のご飯が運ばれてきます。ご飯を投入して炊き上がるのをしばし待ちます。

  • 沸騰してきましたよ。完成ですね。では、取り分けしましょう。

  • 実は雑炊用にタコを少し残していたんですよね。タコ雑炊の出来上がりです。タコとご飯をサラサラってかきこみながら食べましたよ。タコ出汁の旨味がよく出ており美味しくいただけました。

  • 雑炊にもお酒が出てきました。最後の最後までマリアージュです。雲のごとくです。このお酒は都美人酒造(株)の商品です。昭和20年創業の兵庫県南あわじ市の会社です。

  • 入口から入って左手に4名用のテーブル席があります。後はL字型のカウンター席となっています。このお店はカウンター席の方が楽しいかなって思います。

  • 壁には一品のメニューが掛かっていました。今日食べた料理も一品として提供しているんですね。

  • 【本人許諾済】はい。ちゃんと登場してもらいましたよ。店主さんです。通称、なごみちゃんと呼ばれています。笑顔がステキですよね。いい顔しています。

2010/03/07 更新

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