それからも何度か「
三潴屋」にチキンライスを食べに行った。そして何が違うのか気付いた。
このチキンライスは色が違う。きれいなオレンジ色ではない。茶褐色?みたいな色だ。
しかし、なぜそんな色をしているのだろう?と疑問がわいたが、それを究明出来はしなかった。
そんなある日のこと、
「あるある大事典」というテレビ番組で「オムライス特集」があった。
その中で、当然チキンライスの作り方もあったのだが、それが今まで私が知っていたつもりのチキンライスと全然料理手順が違った。
わたしの知るチキンライスの手順は、
「具を炒める」→「ごはん投入」→「ケチャップ混ぜ合わせ炒め」だった。
ほとんどの家庭では、いまでもこれが主流だと思う。実際に知り合いの奥様達に聞いてたところ、全員このやり方だった。
しかし、「あるある大事典」のチキンライスの作り方はというと、
「具を炒める」→「ケチャップ」→「炒めながら酸味を飛ばす」→「ごはん投入」→「混ぜ炒め」だった。
まさに、目から鱗が落ちた瞬間だった。こんな作り方があったなんて…。さっそく、家でその手順通りにやってみた。
「う、うまい!!」予想通り、それはわたしの理想とするチキンライスだった。
その後、材料に「コンソメ」や「ウェイパー」等のブイヨン系を加えると味に濃くが出て更に美味しく出来ることを覚えた。
いまでは、それが息子が大好きな我が家のチキンライスの味になった。
【2012.01.23】