レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/05訪問 2016/09/06
2016.5
ずっとずっと行きたかったのに、なかなかチャンスが巡ってこない悲しさ。
そして久し振りの訪問が私にプレゼントしてくれたのは、
ご縁が作る嬉しいサプライズやら、
素敵な同伴者とのテーブルの共有。
そして、写真OKになってた^^;
初めてこの日は初ランチで。
5500円のコースです。
■先付 ジュンサイなどの春の香り。
■お作り 寝かした穴子の菊花作り(宮城産天然穴子)
■椀物 いさきの清汁
■八寸 白焼き、蛍烏賊沖漬け、初物枝豆、ツブ貝など。
■揚げ物 真魚鰹、ホワイトアスパラ
■ご飯 穴子茶漬け
■デザート 枝豆羊羹
季節感がたっぷりで、相変わらずコスパがとてもいいコースです。
なんてことなく見える器や箸置きのこだわりは以前のまま♫
食事の内容は、よりシンプルだけれど
和の季節感と食材への愛が醸し出す繊細かつ洗練された世界観が現在でした(^^)
☆☆♪.…〜〜.…♪☆☆….〜〜☆☆♪
二度お邪魔しています。
三度目は、母方の谷中のお墓参りの後の夕会食に、なかなかお目にかかれない穴子の刺身を目当てに訪問しました。
こちら、現在は写真のネット掲載はNGです・・・
(素晴らしい器とお料理。UPした方が絶対にインパクトあると思います。一応撮り、許可が下りる日を楽しみに保存しました^^)
そしてこちらは、2日前までの予約が必要です。
なぜかといえば、河豚のように穴子の刺身をねかせるためだそうです。
店の前に立つと、京都では民家の玄関先に子孫繁栄の御守として飾られている「鉾」が。
京風の品のある店構えで外見からも非常に清潔感が感じられます。
引き戸を開けると『ご予約ありがとうございます』という言葉と、にこやかな女将さんのお出迎え。
この姿勢から期待度はかなり高まります(o^o^o)
店内には優しくクラッシックが流れ、予想通りの清潔で白と焦茶色のシックな意匠、
それに、京都の「永楽屋」のとても美しい手ぬぐい額が拘りを伝えてきます。(*^▽^*)
この日頂いたのはお任せコース(10000円)。
まず、御盆にセットされた可愛い竹の箸置きに目が留まります。
なんという繊細な芸術。。。。
思わず質問すると丁寧に、箸置きのお店のことや、他の事も教えてくださり、
の時点で、このお店のホスピタリティは確信です。
以下、説明から想像でご覧ください♪
■前菜・・・アボカドとクリームチーズに塩雲丹を乗せて&ホットワインとハチミツ
温めてアルコールを飛ばした赤ワインはそれからの食欲を活性化させる効能があるそうです。
ワインが苦手な方の為に、底にハチミツを仕込んであり、お好みでかき回していただきます。
アボカドとクリームチーズには調味料代わりの塩雲丹を混ぜながら頂きます。
ちらしてある「あられ」が食感に変化をもたらせ、いい感じのスターターです。
■お造り・・・穴子の菊造り&雲丹と長芋の味付け
穴子を刺身で頂くなんて、考えも及ばなかったのですが
この薄作りの穴子!!
ちゃんと寝かせています^^
それを河豚のように、万能葱と山葵をお好みで巻いてポン酢で頂いたのですが
メっちゃ!!!
旨いぃ。
砂泥底生息の天然もの穴子ですのでやはり葱巻きが美味しいです。
付き合わせの雲丹と長芋の千切りも淡白な穴子にアクセントをつけます。
■椀・・・零余子(むかご)しんじょう、松茸の美しく盛られたしっかり目の出汁に柚子がほのかに香ります。
むかごのしんじょうも初めて頂きました。優しくてホッとする一品です。
■穴子白焼き
酢橘の泡寄せ(ムースです。こちらのスペシャリテと思います)に色め綺麗にプチトマト、茶豆などを添えて
こちらを茶塩で頂きます。
穴子の白子焼き、茶塩で頂くんですね☆
■炊き物・・・穴子の黄身煮、お芋と出汁で炊いた物
これは珍しい☆穴子が黄身をまとっているものを炊いてあります。
■無花果とお豆腐のワイン煮
素晴らしく綺麗なワインカラーのお汁にお豆腐が半分身を沈め、その上に艶やかな無花果!
無花果は予め焼いているようで薄っすらと焦げ目が付いていて
それがまた美しい、ワインカラー、白、黄色にこげ茶のコントラスト!
■盛皿
穴子寿司、穴子の煮こごり、鴨ロース、牛刺しポン酢のムース(泡寄)乗せ、螺貝、酢蓮、栗渋皮煮、
子茄子の揚げ味噌、小鉢など。
・・・その素材のバラエティと美しさで、目にも楽しいゴージャスな内容です。
■留鉢・・・鮑に鮑肝とチーズのテリーヌ、湯葉。
和食には珍しい薄ガラスの器に入っているのは 鮑や鮑肝とチーズのテリーヌ、湯葉など。
色目も綺麗に人参なども上手く取り込んでいます。
■生麩のお蕎麦仕立て
・・・最後まで凄い拘りです。
このお麩の蕎麦仕立ては京都でもなかなか食べることが叶わない、非常に贅沢な一品です。
締めにこの椀物を出してくるって・・・・(惚www)
■甘味・・・柿と白寒天にお抹茶
白隠元の羊羹は上品で、柿の上品な甘さの邪魔をしません。
最後まで気を抜かないお料理の数々です。
とてもじゃないけど食べきれない程の量で、男性でも満足するはずです。
そして、こちら関東味です。
この辺りの方々は私と同じ、生粋の江戸っ子・・・入谷っ子、上野っ子が多いのでこの道で進まれるのかもしれません。
気になる方は予約の際に申し出ればよいと思います
☆☆♪.…〜〜.…♪☆☆….〜〜☆☆♪
二度目に伺った時にいただいたのは、恐ろしいCPで超!!お勧めのコースです。
■穴子尽くしコース■4200円(税込、サ無し)
■八寸・・・鮟肝テリーヌの酢橘ムース乗せ、穴子の煮こごり、牡蠣、鴨ロース、螺貝
前回は八寸なんていう量じゃない大盛皿でしたが、内容は被っています。
最初にこれを頂くのもウキウキして良いなぁ(*^▽^*)
こちらの得意技ムースをソース代わりに頂く一品は、お勧めの経験すべき感動です。
■お造り・・・穴子の薄造り
前回同様、わけぎを巻いて、今回は秋だからかな~・・もみじを一緒に巻いていただきました。
ふぅ・・・おいひい!!
■お椀・・・蟹しんじょう
今回もしっかり鰹と混布のお出汁にほんのり柚子の香り立つお椀です^^
■焼物・・・穴子の白焼き
季節や素材を凄く意識しているのが分かります。
今回は、なんと自家製ポテトチップが乗っていました(*^m^*)
あっさりしている白焼きですから案外合うんですよ、これが!
付いていた小鉢の紫菊の花弁のお浸しが乗った三つ葉と榎のお浸しも、小芋も 気が利いています。
■揚げ物・・・天婦羅
穴子はどーんと出てくるのではなく、薄作りを頂くように一枚ずつわけぎを巻いて、それを串に刺して揚げてあります。
こんな穴子天婦羅は初めて頂きました★
そのほか、茄子、かぼちゃ、海老、舞茸。
■ご飯・・・穴子の胡麻ひつまぶし。
ん~・・・!!!これが鯛の胡麻和え茶漬けのような、でも穴子の脂の旨みを感じられる特別美味しい一品。
胡麻ダレをまとった穴子なんて、食べたこと無~~い★
あられの香ばしさを楽しみながら、途中からお出汁を掛けていただきます^^
こりゃぁ、参った!!
とにかく美味しいです。
あ~。。。でも、この日はちょっと酔いが回ってしましました。
お酒より、お料理の味をもっと堪能すべきでした・・・・orz
■甘味・・・柿と北海道小豆の寒天寄せにお抹茶
最後には、やっぱり優しい冷菓と和菓子にお抹茶を出すところが懐石ですね〜。
こちらのご主人、若い方ですが、本当に腰が低く優しく、下町にピッタリの
素晴らしい垣根の無い優しさに溢れています。
ちょっと、器のことを訊いても、本当に感動するほど親切に教えてくださり、
女将さんも、本当に優しい笑顔を絶やさない方です。
★★この4200円コースが税込、サ料など一切なしなんて、申し訳ないことこの上ない・・・・(;´▽`A
CP(コストパフォーマンス)もCS(カスタマーサティスファクション)も最高で、嬉しいお店です。
何方を連れて行っても恥ずかしくなく喜ばれるお店だと思いますよ。
接待の場合には、店前に値段付きメニューが出ていますので一言お願いしてください。
関東風塩加減が苦手な方は、予約の際に申し出れば大丈夫なようなので
是非、穴子の薄造りや拘りの素材と料理、器の美しさ、〆のご飯を経験されてください。久しぶりのヒット店でした。
お勧め★★★
2位
1回
2011/10訪問 2013/11/24
至高のため息。アルバ産白トリュフ尽くしコース@『affetto 麻布台』
世界三大珍味である「フォアグラ・キャビア・トリュフ」。
この中で、白トリュフは唯一未だに人工栽培できない食品だそうです。
一般的にはトリュフというと、黒トリュフが主流で使われますね。
しかし
白トリュフについては 世界でも産地はイタリア北部だけ、と非常に希少価値が高く
最も高価で珍重されているキノコですよね。
価格は1kgで約50万円、100グラムで数万円などというのが相場となっているようで
黒トリュフの約2.5~3倍の値段になるようです。
ちなみに、今までで1番高価だったものは2007年、重さは約1.5kgで
オークションに出品された際に22万ユーロ(当時で約3600万円)で落札されたそうです。
もう少し分かりやすくいうと、産地のピエモンテ州アルバでの原価は1gで今の為替で約430円、
日本では 1gで数千円 1スライス1000円UPだそう・・・・(ΘェΘ;)
しかし、その白トリュフの収穫時期である今、
「ダイヤモンドを食べよう!!白トリュフ尽くしのコース」
を 提供しているイタリアンレストランがあるという情報をマイレビュアーmercy777様より頂き
これは、是が非でも 生きている内に食べてみたい~ヾ(♥ó㉨ò)ノ♡と 心から切望しました。
期待せずにお店に伺うと、最後の20gとのこと!!
きゃぁ~☆ ほんっとうに滑り込みセーフですε≡≡ヘ(´Д`)ノ
即刻 伺うことにしました。
場所は飯倉片町交差点を外苑東通りを南下し二つ目の路地の手前、
メトロ南北線の六本木一丁目が一番近い駅です。
店内は白基調、でも漆喰塗りでニッチなどを設けていたり、テラコッタを使用ところがイタリア風です^^
店内カウンターのセンター、宝石ケースのようにガラスケースに鎮座するは
最後の白トリュフ・・・(ノ´▽`)ノオオオオッ
蓋を開けて記念撮影をさせていただきました。(笑)
さて、
乾杯はソムリエである大渕さんお勧めの ピエール・カロ ブラン・ド・ブラン・ブリュット。
コート・デ・ブランのアヴィーズ村に本拠を置き、
名門シャンパーニュ・メゾンであるボランジェに葡萄を提供している知る人ぞ知るレコルタンだそうです。
乾杯のグラスから、結局、グラスを替えてこのシャンパンを飲み続けました^^
さて、コースは
■白トリュフコース 12000円
3種類のフォカッチャとグリッシーニ
自家製で作られているこのフォカッチャ、すごーーく美味しいのです!
同行者はグリッシーニがお気に召されたようで、最初からパクパクいきます^^
1、聖護院蕪のムース 生ハムとキャビア乗せ
蕪といっても蕪の風味より甘さを引き出したムースは
生ハムとキャビアの塩分と油分でコクのある一品に仕上がります。
コースの中で唯一白トリュフを使わず、
レッドカーペットにエスコートするようなプロローグの一品です。
2、牛のカルネクルーダ白トリュフ掛
カルネクルーダとは生肉という意味ですね。
伊万里牛のA5ランク、ネットリと刺しの入った綺麗なお肉を粗めのキューブ状にしタルタルにして
上からトリュフをスライスして掛けてもらいます。。。
ふわっ・・・・物凄い香りが漂います。。。牛が新鮮だからか、全く白トリュフの香り一色で頂く・・・
周りの胡椒の実を付けてもなお、後には白トリュフの香りが胡椒の香りにベールを掛けるよう。。。
肉の甘さ、この香り・・・・(妄想中・・・w)
3、烏骨鶏の目玉焼きフォンデュータのソース 白トリュフ掛け
この烏骨鶏は「鶏の女王」と呼ばれ、烏骨という名が示す通り、皮膚、内臓、骨に到るまで黒色で
脚の後ろ向きの指が普通のニワトリの1本に対し2本、計5本あるのも大きな特徴です。
成鳥になっても羽毛はヒヨコ同様に綿毛で
一羽から、ナント!平均60個/年しか産卵されないそうで、卵黄の比重が多く非常に濃厚です。
そして、「イタリア版チーズフォンデュ」の材料としても有名な
ヴァッレ・ダオスタ州名産の、フォンティーナチーズ。
これで作ったフォンデュをフォンデュータと云うそうです。
そのフォンデュータのお布団の上に優しく乗った烏骨鶏の目玉焼き☆☆
そこに白トリュフをスライスして掛けます~。.:*・゜从n^ヮ^)η゜・*:.。.ミ☆
トリュフに卵とチーズが合うという話は有名ですが、その究極の姿がこれですね〜ヾ(♥ó㉨ò)ノ♡
本場アルバでもこのスタイルで特別に出してくれるレストランがあるとどこかで見ましたが
本当はこんなシンプルな食べ方が一番白トリュフの効果的な味わい方なのでしょうね・・・
絶対にここでしか味わえない最高級の贅沢 ・・・・
4、生パスタ「タリアテッレ・イン・ブロード」 白トリュフ掛け
うぉぉぉ~っo(`ω´*)oって 叫びたいほど美味しいパスタ!!!!!!
もう、それしか言いようが無いパスタ☆
ブロ−ドは何の出汁だったか訊くのを忘れましたがバターは控えめで塩分の役目のよう・・・
その分たっぷりの白トリュフの香りにまとわれたモチモチタリアテッレはまさに至極の味でした。
今まで食べたどんなパスタも、この一皿の足元には及ばない・・・・
同行者一同、ため息・・・!
ここで、大渕さんの提案でトリュフと同郷、ピエモンテ州アルバ産の黒ぶどう「バルベーラ」の赤
カブット バルベーラ・ダルバ・スペリオーレ テヌータ・ラ・ヴォルタ にワインを変更・・・
本来はデキャンタではサーブしないそうですが、
お料理に一番合った状態にするのに故意にデキャンタをまわしてからサーブしてくださいました。
醸造酒に弱い私は この辺りでピコンピコン・・・ 記憶が定かではなくなってきます ^^;
5、伊万里牛のビステッカ シチリア島ラヴィアの塩と白トリュフ
とてもに甘い牛です。
それをシチリアの塩とトリュフの香りをマッシュで留めながらいただきます。
サクサクというような焼き目ですが、中は本当に艶っぽく色っぽい・・・
マッシュが又滑らかで、トリュフの香りと相まって鼻腔でも香りを感じます。
6、走馬灯のバニラアイス 白トリュフ入り
支配人 兼 ソムリエの大渕さん命名のこのドルチェは、
正しく、今日の 饗狂宴のクライマックスに相応しい、
白トリュフの香りを満喫した体験を 走馬灯のように感じることができるようになっています。
走馬灯といっても、実際にこのバニラアイス、
素晴らしいトリュフの香りが口の中で広がるのです。素晴らしいエピローグでした。
7、蓮の紅茶
最後に、高揚した気持ちをで抑える綺麗な紅茶。
パパラッチア・・・タイ、スリランカ産のオレンジピンクのサファイヤといわれる綺麗な色をした紅茶
そこに薔薇の蕾が。。
すでに味に雰囲気にお酒に酔っていて、綺麗な発色の写真が撮れませんでした・・・orz
しかし、人生で一度は体験したかった至高の贅沢。
かなりの奮発でしたが、これまで頑張って生きてきた私へのご褒美です^^
それでも間違いなく、他のレストラン、もしくはグランメゾンで頂いたら値段はもっともっと高かったはず。
そしてもしかしたら、二度とこの感動にお目に掛かれないかも知れない・・・・
値段では量れない幸せだけど、間違いなく幸せ指数とのCPは高かったです。
いずれにしても
この奇遇の幸運は、一期一会の貴重なお皿との出会いで構成されていました。
大渕さん、シェフのお二人、幸せを、どうもありがとうございました☆
追記。
このお店の「AAA」を組み合わせたロゴは麻布のA、この店のaffettoのA、
店名の意味である「愛情を込めて」のAで、大渕さん自ら考案されたそうです(*^▽^*)
3位
1回
2014/07訪問 2014/08/09
2014.7
今年は2度目か3度目。
ここを訪れると、本当に生きていて良かった!
また、お仕事頑張ろう!!という気持ちにさせてくれる。
相変わらず、素敵なヒューマンスキルの山本さん。
暑かったので生ビールから、晴山のオリジナル純米のその名も晴山へと移行。
1万5千円コース。 最初の
■賀茂茄子、バイ貝ごまクリーム
のっけから幸せ全開。この賀茂茄子も一回揚げてお出汁に浸して一晩寝かせるという徹底。
■太刀魚と魚沼産椎茸を淡路島の玉葱ソースで
この太刀魚のパリパリ感。最高!魚沼産椎茸は焼いても煮ても縮まないそうで、玉葱ソースとの相性が美味しいこと。
■淡路島の鱧椀
こんなに美味しい鱧は初めてです。鱧自体より、手間の勝利。
ここで、純米酒に変更。晴山オリジナルのお酒は甘いけれどしつこくなく、少し飛露喜と似た芳醇で旨味のあるお酒。
それを入れて下さったのはオールドバカラ。
今でもバカラと言えば蔓草紋様のローハン。でも現在の物より彫りが深く、もう一客はマレンヌという廃盤になったアンティークでグラヴュールという曲線、深浅の混じった最高峰の技術でカットされた今では美術品にしか使われない本当に貴重なグラス!
こんな贅沢なグラスで飲めるなんて本当に本当に幸せ♥️♥️
■お造りは、喉黒。この時期でもこんなに脂が乗っているんですね〜。藁で燻したものだそう。
■鮑、その肝で和えた稲庭うどん、雲丹乗せ
もう…いいんでしょうか?ってな程、贅沢。
もう、想像してみてください。
コク、甘さ、旨味、コシ。悶絶です。
■鮎、新牛蒡餅、もろこし揚げ
長良川上流の吉田川の天然鮎だそう。
新牛蒡のお餅は香ばしくて少しほろ苦く牛蒡の香りが、なんだろう。。懐かしい。美味い!
でも実はもろこし揚げが、個人的には凄いテンション上がるんですよね!
■淡路島の穴子と冬瓜
■鱧と鱧子の炊き込み
生姜、大葉が効いて、とても滋味豊かで美味しい!後で又食べたくなるお味。
◾️デザートは、皮まで食べられる葡萄など3種の葡萄のジュレポンチ風。
最後まで本当に美味しいお料理とホスピタリティに感謝です。
本当に感謝という言葉が相応しいお店です。
次回は秋!
そろそろ、字数制限に引っ掛かるかしら…^^;
2014.3
◼️宍道湖の白魚の唐揚げ、わさびな梅肉和え
◼️桑名の蛤の椀
◼️淡路島の鯛、北海道紫うに
◼️アンコウ肝、心臓、身肉、胃袋、皮とも和え
これ、最高に美味しかったです!
◼️稲庭饂飩に絡めたからすみと菜の花と共に
◼️宮崎牛を京都の初筍を巻いて。
◼️フカヒレ 鰹で炊いたのを揚げるという手のコミで、それを春かぶら、空豆と。
◼️炊込みご飯 筍、鱈子
◼️バッションフルーツ、ラムジュレと。
初訪問から何回か訪れていますが、なかなかUP出来なかったので久しぶりに再投稿。
この日は生憎、カウンターが取れなかったものの、入店すると山本さんは直ぐに分かって頂き、相変わらずのホスピタリティです。
一皿目の焼き茄子の白和え新イクラと共に、からやはりホッとしつつ、和食の良さを余すところなく堪能できる底力。
決して派手な食材を乱用するのではなく一つ一つの丁寧で愛溢れるお料理を頂く至福の時。
今回は帆立のしんじょうのフンワリとした食感に素晴らしいお出汁、蕪の油と適度に馴染んだ旨味に山葵のいい香り、蓋をしてあるお皿の、開けた時の贅沢な香りにやられました。
茸と明太子の炊き込みは予想外の美味しさ!
メロメロです。。
近々、また伺う予定(o^^o)
いつもありがとうございます!
2011.12再訪~カウンターで~
一度お邪魔して、その虜になった私。
記念日にこちらのカウンタ-を取って頂きました。
この日も素晴らしいお手前で大満足。
カウンターで山本さんを目の前に、シャンパンで乾杯してドキドキ♡しながら手さばきを拝見します。
■突き出し
ここから素晴らしい!!
キャベツに包まれて蒸された椎茸と鮑・・・なんじゃ~そりゃって思うのですが、贅沢の極みとも言える一品は
それぞれがこの風貌の如く丸く収まって、素晴らしい一品です。
細かい説明は難しいので写真を見て想像してくださいませ~。
■お造りは氷見の鰹、雲丹と剣先烏賊。
それの添え物を盛る仕草まで芸術的でウットリと拝見しました。
■お椀は
たらこしんじょうです。
中にはお餅がひっそりと・・・
上の京人参の彩りも計算された目でも味わう日本料理です^^
■和牛の焼き物
芽葱の乗った脂の適度な和牛が舌を潤すって・・・
■焼き物盛 鯔のからすみ、ほうずき、銀杏
こちらの素晴らしさは、添え物にも手を抜かないだけでなく、プラスアルファの効果を引き出すこと、
それに器の素晴らしさです。
この日も骨董品を惜しげもなく使うという、私には堪らないお店です。
■幽庵焼き風椀
しょうゆ、酒、みりんなどを合わせて柚子を添えた椀仕立ての一品は奥が深い、薫り高い。
それに伊万里焼の骨董の器が、その絵付けがなんとも素晴らしく心を揺さぶります。
■スペシャリテのジャガイモのハリハリ
非常に火入れが難しいこのお料理は、失敗することもあるとか。
常に追求する心がお客様を惹き付けるのかも知れないですね。
こちらの器は九谷焼の明治時代の骨董、前回もハリハリ写真をUPしているので器をメインにw
■種子島の特産の安納芋を使ったお料理
■生海苔の茶漬け
こちらもスペシャリテですね。
■デザート
この日は記念日ということで特別デザートを作っていただきましたd(^-^)
柚子のムース、ラフランス、栃乙女のゼリー。
あぁ、大満足。
ぶれない美味しさが最大の魅力だと思います☆
♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚・*:..。♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫
岐阜に天下の名店ありといわせたたか田八祥で修行をされた山本氏が
今年の6月にお店をOPENされてから、
食べログでも人気レビュアー様方がこぞって訪れ、いまや評価は師匠店に追いつく勢いで上昇中。
伺った後の感想は、「これぞ私の好きな日本料理」という感想でした。
で 来週もうかがいますが、
とりあえず今年の マイベストに入れるために投稿します^^
国道1号から店のある道を覗くと 人の心を躍らせるような優しい灯りが見えると、そこの地下に晴山があります。
この灯りは一階のシャンデリアショップ?のものでもありますが
この灯りと晴山の提灯サインの明かりが「ここにいるよ・・・☆」と語りかけているようです。
地下へのアプローチはロートアイアンの手すりに導かれて
日本料理屋さんらしい 石と苔、千鳥打ちの飛び石のエントランスに降り立ちます。
店内は素晴らしい空間の取り方で清潔感ですっきりとした印象です。
色々なシーンに対応できる感じ。
夜は7千5百円 1万円 1万5千円とコースがあるようですが
税込10500円のコースを頂きました。
最近、醸造酒に弱いということを自覚させられている私は
焼酎のソーダ割りで乾杯^^
■いくらと九条葱の柚子釜蒸し
柚子で作った器に、茶碗蒸し状その上にいくらと九条葱のペースト仕立てを乗せて蒸してある一品。
優しくこの九条葱の香りが柚子香を引き連れて京をふっと鼻先を過ぎるような・・・
■平目、雲丹、剣先烏賊のお造り
器が素敵です^^ この平目、恐らくねかせてあるのだと思いますが気持ちネットリしているのに
素晴らしいコシ感で美味しい!
雲丹は北海道のものだそうですが、美しい姿です。
■貝柱しんじょうのお椀
この柚子の切り方、お椀を含めた色の艶やかさが上品です。
出汁が美味しい☆私好み!
しっかり優しいお味です。
■穴子の飯い蒸し
おこわと一緒に蒸した穴子に赤味噌とピューレになった山椒を併せていただきます。
この山椒が素晴らしく美味しく、これだけで白飯一杯食べられます^^
■朴葉の上に揚げた蓮根、烏賊のクリームコロッケ、鰆の西京焼き(と思う)、黄身味噌漬け、
ほおずき、焼き銀杏、薩摩芋。それに飛騨高山の自然薯のすり流し
まず蓮根チップス!割と厚めなのにとっても香ばしくて美味しい^^。
そして烏賊のクリームコロッケ。烏賊と言われなければ分からないですがほんのり烏賊の風味と存在。
鰆はしっとりと脂が乗り西京漬けのようになった風味深いお味で美味しい・・・!
黄身の味噌漬けはあっさり漬けでしたがアテではないのでいい感じかな。
逆にもう少し濃いとお酒のオーダーが進むかも(笑)
ほおずきが凄く甘くて美味しかったのが印象的です。
すり流しは飲んでしまったので・・・写真はなしorz
■じゃが芋のハリハリ
こんなに細いのに何故こんなにしっかりシャキシャキなんでしょう。
スペシャリテだけあって、素晴らしく美味しい。私は本当にこの一品が大好きになりました☆
胡麻油の風味が控えめに、飛び子の塩分と色が効いていますね。
この雷文模様の器も 又素敵です^^
■鱈の白子、春菊のべっこう餡かけ
器を見て「骨董だ・・・」と思い伺うと、明治の頃の物ではないかとのこと。
やはり雷文の描かれた器は 御目出度い日の為に作られたのかもしれませんね。
貴重な器を愛でながら頂くべっこう餡かけは品のいいお出汁に醤油は見た目ほどたっていません。
優しい滋味豊かな味わいです。
■生海苔の茶漬け
じゃがいものハリハリ と並んで こちらのスペシャリティのようですね。
海苔の風味でお出汁で頂く茶漬けはご飯の中に平目が仕込まれており、とてもホッとする美味しさ。
漬物はしゃっきり感を残してこの漬物でお茶漬けをお代わりしたいほど。
こちらのぶぶ漬けはお客を引き止めそうです(*^m^*)
■デザート・・・ワインゼリーon梨のブラマンジェ風
チーズクリームを仕込んだ梨のブラマンジェ風はほんのり甘酸っぱく、豆腐のような優しい香り。
ちょっとジャクジャクした梨の食感に滑らかなワインゼリーの優しさ。
美味しい☆
それに、柿と苺の冷菓です。
終わらないで・・・と思いながら料理を頂き、
食べ終わった時には 心も胃袋もなんとも穏やかな満腹感を頂きました。
全てのお皿に心が通っていて優しさを感じ、創作性もあり、一皿も外れのない料理の構成は
食べ終わった時に至上の満足を与えてくれる・・・・
派手さはないけど、実に質実剛健な日本料理を堪能できるお店だと思います。
4位
1回
2011/07訪問 2011/07/06
又、行ってしまいました・・・
今度はレビュアー仲間さんたちとワイワイやろうと(。ゝェ・´)
で、またまた感動のお肉の嵐。
素晴らしい内容で、最後は食べきれないのではないか・・という不安さえ過ぎったほどヾ(╬☉д⊙)
前回同様のコースでしたが、
前回の予約の際にも「その日の内容は在庫により違います」と言われていたので
ちょっとドキドキしながらの訪問ですね。
この日も、キムチ、ナムル、サラダときて、
お肉の内容は(間違っていたら同伴者さん、ご指摘お願いします~)
■ひうちの刺身握り
見るからに新鮮で甘いお肉!
これを刺身を握りでいただくこの至福のひと時♪
■塩で・・ヒウチ、生タン、巻きロース
やっぱり、生タンから。
厚みがあるので食感と甘さが十分に味わえるように配慮されています。
巻きロースは相変わらず大きな切り身で甘い!
ひうちは上腿のお肉で割りとサッパリしていますが甘いのです。
■山葵や藻塩で・・・フィレ、ミスジ
もう殆ど、ステーキです。
えっ?と思うほど分厚くて美しいお肉。
フィレでも綺麗に刺しが入っていて柔らかいのにジューシーなんです。
ここら辺はTheお肉!という肉食の醍醐味を存分に楽しめます(o^-')b
焼き野菜はここで付いてきました。
それを生の山葵を鮫肌でおろし、又 藻から一緒に塩にした黒っぽい藻塩をつけていただきます。
この藻塩は塩分がきつめですがミネラルがたっぷりで味わい深いお塩です。
■リブしん、イチボ、ザブトン
またまた美しく厚みのあるお肉がどっどぉーーーンとやってきました。
こんなに品数があったっけ・・・?と驚くようなボリュームです。
イチボはお尻に近い腿の肉ですね。
どれも間違いなく新鮮で綺麗なお肉。
■ホルモン・・・ハツ(凄くおっきぃ~!!こんなにダイナミックにハツをいただいたのは初めてでした)
びっくり~~ヾ(╬☉д⊙) の一品。
ハツって、こんなに多きいんだ!!(串に刺さったハツしか頂いたことのない私w)
牛の心臓だから当たり前だけど、見て驚き。
そして、完全に火を入れなくてもいただける新鮮さにまたまた、驚き!☆!☆
最後の締めは
ご飯ものの中から好きなものを・・とのことで、
すっかりお腹一杯の一行は、冷麺と白丸というパイタンのような白いスープをシェアしていただきました。
冷麺がちょっと変わっていて、ゴムのような麺ではなく、コシはあるけどラーメンとも違う・・・
パスタの冷麺バージョンのような・・・美味しくいただきました。
白丸スープも美味☆
こんなに新鮮で綺麗なお肉をいただけるお店牛和鹿 六本木店、こういうお肉を大切に扱うお店はありがたいです。
なにの良心的で、大事にしないといけないですね。
小池 鉄平君似のスタッフのお兄さんも、ずっとニコニコ気持ちのいい接客をして頂きありがとうございました。
本当にご馳走様でした♪ ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚・*:..。♦♫♦*♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
2010.12
『食べログチケット』を初めて購入。
きっかけになった目当ての店は 『牛和鹿 六本木店』でした。
でも訪れたのは、チケット有効最終日です。(焦)
ここら辺をしっかり計画して購入すれば、かなり、いや、相当にお得だということが実証された訪問でした。
7000円のコースが50%offの3500円。
食べログチケットの中では、安くはない方ですが、内容が素晴らしいです。
牛和鹿おまかせコース(通常価格:7,000円)
■キムチ・ナムルの盛り合わせ
■サラダ
■本日のお刺身
■焼き野菜
■塩盛り4点(タン塩・ハラミ・リブ芯・フィレなど)
■タレ盛り4点(ざぶとん・ランイチ・栗など)
■ホルモン盛り
■クッパ
ですが、予約の電話を入れると
『刺身は、特に週末は卸も休みで、売り切れで無い場合もあります。その場合は代替品になりますが宜しいですか?』とのこと。
そっか〜。。。では、運試し的要因もあるのだな。などと思いつつ訪れましたが
結果的には全く期待を裏切らない内容で大大大満足でした。
まずは
■キムチ・ナムルの盛り合わせ
キムチはきゅうり(オイキムチとは違う)、大根(ほぼカクテキ)、白菜(キムチの細切り)
ナムルはもやし、小松菜、ぜんまい、なます風大根と人参。
全てシャキシャキと新鮮で美味しかったです。
■サラダ
一番凡庸かもしれません。でも不可では決してなく、長ネギと海苔の利いたサンチュ風でした。
■本日のお刺身
『ひうち』という、ももの上の 刺身の握り で胡椒がアクセントになったものです。
初っ端から旨い☆
■塩盛り4点(タン塩・ハラミ・リブ芯・フィレなど)
『ひうち』、『まきロース(内臓近くのさしの素敵に入った脂ののったロース)』、『芯々(しんしんという内腿肉)』、『タン』
どれも、さしの綺麗な、味わい深いお肉を 厚切りで頂きます。
塩で、肉の甘みを味わえるように頂くもので、お肉~♪おいすぃ~~ヽ(*´∀`*)ノな満足感です。
■焼き野菜
恐らくこの日の状況なのだと思いますが、野菜はエリンギと長ネギのみ、
その代わりにか、ロースを、生山葵を鮫肌でおろしたものと一緒に・・・という、手抜きのない頂き方で。
え。。。本当にこれを頂いちゃっていいのですか?と半信半疑で感謝しながら頂きました。
品のいい脂と山葵のコラボは・・・もぅ、ありがと~ございますww☆☆☆
■タレ盛り4点(ざぶとん・ランイチ・栗など)
『ざぶとん』、『栗』、『らんぷ』。
タレで味わうのは比較的淡白な前ももの上部周りと、腰の辺りの脂の少なめな部位ですが
ざぶとんは上質ロースと見間違うような美しいさしの入った柔らかい肉質、
栗もランプでさえもそこそこ脂がのり、十二分に柔らかい!
タレは甘みは強くないものでしたが、脂ののりに自信がある証拠でしょう。
大変美味しく、こちらも厚みのある「The肉!」という質感のものです。
ここまで頂いた肉は握りを除いて8種、8枚ですが
一枚一枚が肉を味わえるように厚切りなのでかなりのボリュームです。
恐らく、男性でもじっくり味わえるのでお腹にしっかり応えるのではないでしょうか。
■ホルモン盛り
この日はホルモンではなく『タン元』という、『cossott'e』でいうところの『まかないタン』の部位です。
タンの先っぽのより脂は控えめ、噛み応えもある部位の塊!!
それに丁寧に切り込みを入れたもので、
個人的にあまり脂ギッシュな肉やホルモンが苦手の私には 願ったり叶ったりの一品でした。
それを丁寧に切り込みが花開く程度のミディアムレアに焼いて、レモンで頂きました。
コリコリに近い歯ごたえですが、決して硬いことはなく、
はさみでチョキチョキしてサイコロタンステーキの如く頂きます。
ムウッチャ 旨いです。
■クッパ
クッパか、石焼ビビンバか、デザートかを選べます。
私も同行者も、甘味より食事派だったので迷わず石焼ビビンバを。
最後まで、手抜きのないこの仕業!!
ユッケの乗ったビビンバをお姉さんが混ぜ混ぜしてくださって、いい加減におこげの食感が出来た頃にいただきました。
食事が終わって一同いい意味で 唖然。
本当にこの内容を3500円で頂いていいのだろうか。しかも六本木のど真中で。。。という満足感と罪悪感・・・?
スタッフの方々も非常に親切で・・・・
でも、会計は飲んだドリンク分のみの追加です。
これは確かに得をさせていただきました。食べログさんもありがとうございます☆な、
宝くじ的なラッキーなディナーでした。
ご馳走様でした!!!!
5位
1回
2011/12訪問 2012/01/11
♦♫♦・*:..2012☆明けましておめでとうございますm(_ _)m♦♫♦・*:..。
多忙に任せて暫く年末~お正月休みを頂きました^^
今年初のレビューは再訪になりますが、やはりくろぎから~
2011.12
クリスマス直前に再訪。
写真の数がかなり多くなってきたので、食事のみUPします。
本来は器も素晴らしく、くろぎオリジナルの器も見ごたえがあるのでUPしたいところですが・・・(ΘェΘ;)
この日は突き出しの生海苔から素晴らしく、
その後の香箱蟹尽くし、雄と雌のいいところ取りが素晴らしかったです^^
勿論、殻に日本酒を注いでいただき、日本の幸せを身体一杯に掻き入れます。
そして超感動の天然トラフグの白子焼きヾ(♥ó㉨ò)ノ♡、
幸せの絶頂です♪(*´Д`*)ポァ~ン
自家製カラスミ(鯔ですネ)で一息入れて、
火を入れると甘味が増す赤足海老しんじょうのお椀です。
素晴らしいお出汁でホットします。
お造りに特筆事項が・・・
この中に寒ボラがあり、通常は臭みのあるお魚とのことですが
血抜きの巨匠が血抜きをすると、全く臭みがなくいただけるとのことで、
確かに冬鯔だけあって脂が乗った真鯛のように全く癖のない美味しい白身でした。
こんな名人の〆た鯔をいただけることはもう無いかも☆
アンキモも相変わらずしっとり脂が乗っているのに新鮮でしつこくなく美味でした。
氷見のブリの京焼きに海老芋の揚げ、
そして八寸。
雲丹といくらの柚子釜に牡蠣、鮑、熟れた満願唐辛子、海老芋など。。。
なんという贅沢。
この食材の豪華さはくろぎならではですね~。
真鯛の蕪蒸し。
そしてくろぎスペシャル@Xmasの和風ローストビーフ風。
凄く柔らかくて美味しい牛はローストビーフが食べられなくなってしまうほど美味しかった^^
後日自宅でも試して大好評でした(o^-')b
〆は香箱蟹の炊き込みご飯と九条葱などの味噌仕立て、香の物。
そして、
デザートは和風自家製モンブランなどもありましたが
お腹がはち切れんばかりだったので
葛きりと蕨餅でお願いしました。
最後には、いつもありがたい、お土産のご飯を頂き、至極満足な年末になりました。。
ありがとう☆くろぎ様&スタッフの皆様m(_ _)m
♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚・*:..。♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。
前回訪問から一年4か月ぶり。
湯島121から「くろぎ」に店名が替わって初めての訪問です^^
レビューを見てはいいなぁと思いつつ、
なかなか訪問チャンスがないまま時間だけが過ぎたある日、
仕事ぶりも真摯さも尊敬するマイレビュアーさんからお誘いいただいて再度の訪問が叶いました。
今年の夏も暑かったですよね・・・
この夏にどんな創造性を見せていただけるのか、期待は膨らむばかり(*^▽^*)
前回は湯島から迷ったのですが、今回は広小路から行ったので迷わず到着(笑)。
早めについたのですが、入店すると本日の同行者様は既に到着されていました・・・さすが(*´Д`*)
本日のお献立(12000円のお任せコース)
■先附 京都産赤ずいき吉野煮
吉野煮って、葛粉をつかった煮物ですね。
土佐煮が鰹節で煮たもの、甲州煮はワインで煮た物というように吉野の葛をつかったお料理なんですね^^
品のいいお出汁はいりこ出汁だそうですが、淡白な赤芋茎に餡になったお出汁が絡んで美味しい
この先のお料理の上品な品々が想像できます。
この器は京焼きの竹泉(みうらちくせん)のものだそうです。
■造りその壱 五島列島鰹と生野菜
美しい鮪のような鰹です。色っぽい色^^
アップで鰹の脂をご覧ください。ドキッとします。
添えた野菜は鴨茄子揚げ、玉葱、プチシューベールという小きゃべつ、茗荷など。
このシャキシャキした半マリネの玉葱やサラッとフレンチのサラダのように揚げた茄子の油(だと思う)を纏った
プチシューベールを鰹の横に持ってくることが凄いなぁ。。
幸先いい感じです♪
■小鉢 焼き胡麻豆腐
こちらのスペシャリテですね。前回はこれに感動したんだっけな・・・美味しい☆
■ここでサプライズの一品 豊後水道の鮑
ありていですが^^; 柔らかい!
出汁がなんなのか。。。旨みが出汁にでているのか・・・美味と言わずしてなんと語ろう。
しかも豊後水道の鮑です。美味しくないわけは無い(o^o^o)
出汁も美味しくでも上品!かなりの感激で、食べることに集中するあまり、同行者との会話はちぐはぐ(笑)
・・・・失礼しましたm(_ _)m
■吸物代わり 土瓶蒸し(瀬戸内鱧 山口県産松茸 豆腐 水菜 かぼす)
一口目はそのまま、以降はかぼすを絞っていただきました。
なんと素晴らしい文化でしょう☆ 日本人として誇らしくなります(u‿ฺu✿ฺ)
■造りその弐 鱧叩き梅肉 豊後水道鮑 鯛 烏賊
マジですか!?と言いたいほど その歯ごたえ、脂、身の締まりが好みだったのは鮑も鱧も圧して鯛でした。
美しすぎるその赤ちゃんのような薄っすら桃色とみずみずしい姿とふくよかな旨み☆素晴らしいの一言。
勿論、鮑も最高に幸せを私にくれました・・・こんな贅沢していいのかな。(o^-^o)
烏賊もねっとりいい感じ。
鱧は猛夏であることすら忘れて夏の喜びを細胞までとどけます^^
■箸休めのお遊び? 蛸揚げ
カラリと揚がった蛸です。立田揚げのように片栗系で揚げた食感がクリスピーな一品。
■凌ぎ 新物いくら寿し ばち子 鴨フォアグラ巻き 鱧の子煮こごり 鱧のふえ 人参 マンゴ
新物のいくらと言われると、ありがたさ倍増ですね^^
鱧のふえとは浮き輪のこと、ばち子はなまこの内臓(コノワタ)を干した珍味
それにマンゴーまで、珍味と塩漬けのベストパートナーの南国果実と憎い仕事・・・!
凌ぎ@思考の宝箱ですね。
■焼き物 四万十川の天然鰻の蒲焼
凄いです!!
四万十川の天然の鰻、それは泥臭い脂がないので蒸さずにそのまま蒲焼にしてあり、
その為、ほわ~ん&ジューシー&ぷにっ という食感のトライアングルを構築していました。
これはもう今生では再会出来ないかもしれないと思えた素晴らしいの一言に尽きる鰻でした。
ありがとうございます!
■強肴 焼鱧土佐酢掛け 胡瓜
カリッと焼けた鱧に胡瓜の酢の物。
高揚しすぎた気持ちを抑えてくれる一品です^^
■香の物 丹波京漬物盛り合わせ
「くろぎ」と銘入りの器に黒木さんの本気度も現れているような・・・
上品ですね・・・あくまでも。
■食事 鱒のご飯
この日は玉蜀黍のご飯の予定でしたが、同行いただいたお方が既に召し上がり済みだった為、
同じ品が被らないように黒木さんが鱒のご飯を用意してくださったとのこと・・・
ちなみに、玉蜀黍ご飯はお土産に頂きました(o^-^o)
■止め椀 鯛出汁の味噌汁
久しぶりの美味しい感動味噌汁。
九条葱、豆腐、揚げなど、日本人で良かったなぁ♪の回帰の一品。
■甘味 葛きり 黒蜜
こちらの葛きりは作りたてです。
製作の一場面を目の前で拝見するチャンスに恵まれ、匠になる日を目指しての修行の積み重ねが感慨深く。
本当に美味しい☆
こんな心のこもった汗の結晶のようなお料理を堪能できる歳になってよかったと、
人生と被せて「道」を感じたひと時でした。
黒木さん、スタッフの方々、ご馳走さまでした☆☆☆
♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚・*:..。♦♫♦*♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚
(2010.4)
テーマ【辿りつく終焉の寂しさを満足感が打ち消してくれるような・・・湯島 一二一】
4月のことですが、レビュア-仲間さんにお誘い頂いて訪問しました。
東京ではまず道に迷う事のない私だけど、この日はこの店を見つけるのに5分掛かった・・・
それほどさりげない店構えです。
中は一階がカウンターと席、二階は個室が幾つかあるようで、その中の一つに通されると少し高くなった座椅子の席でした。
人間も熟して渋く、会話も深い方々と席を共にさせていただき、
会話重視の私はとっても満足な会席、
さらに食事の内容がまた渋くてなんとも満足な時間を過ごしました。
コースはお料理は8800円(税サ別)のおまかせと、
それにお肉がつくと12000円になります。
内容は
■蛍烏賊の沖漬け
春の味覚、蛍烏賊ですね。上品な漬けでした。
■丹波産焼白子筍 木の芽
焼いているところを見せていただき、その後で器でサーブされます♪
このパフォーマンスは食べる人の気持ち、力材を仕込む人の気持ち、料理に心を入れる人の気持ちが
全て満たされるいいアイデアですよね(o^ー')
木の芽の香りも素敵♪鼻腔から春がやってきました・・(笑)
■焼き胡麻豆腐
これがいただきたかった一品。胡麻豆腐を揚げ出すのではなく、焼いて山葵で頂くのです。
もっちりとした食感と胡麻の焼いたこおばしい香り。素晴らしいアイデアです。
■活蛸梅肉掛け 蜂蜜
器が兜のような・・・可愛い目にも美味しい爽やかな一品です。
■根三つ葉のお浸し
(サービスしていただきました(^-^*)三つ葉が大好きなので超!嬉しかった♪)
三つ葉の緑に器の桜が映えますね。
さすが、日本文化を背負った若き志士のお料理です。
■お椀 うすい豆のすり流し 生湯葉 桜花
こっくりいとした、でもさっぱり頂くすり流し、なんと、あわびが隠れていました。
■凌ぎ 棒寿し(かます) ばちこ ゆべし フォワグラ鴨ロース
写真の細長いものは「ばちこ」といって、なまこの内臓を海鼠腸(コノワタ)を干した物です。珍味!!
こりゃぁ、日本酒がたまらなく欲しくりますね・・・(^◇^;)
かますは棒鮨になっています♪
もういやん♪って感じ・・・σ(^◇^;)
■揚げ物 フカヒレ九条葱の香味揚げ レモン
フカヒレのかき揚げですよ・・!珍しい★
■煮物 新馬鈴薯田楽味噌 山菜
日本の旬俊を味わう渋すぎる一品。
■お造り 豊後水道盛り合わせ
なんと!!!
あの関鯖も泳ぐ豊後水道のお魚達!
鮨屋でも豊後水道のものがあると悩まずオーダーする私ですが、それが盛り合わさっちゃって
乱舞してしまいそうでした。
写真の中の灯篭は大根でできています(o^ー')b
そんな中で能登半島のトロ、とろけました。
少しあぶってドラゴンフルーツが添えられているのもアイデアですね!
■同席の方が頼んだお肉は、その日は特別にローストビーフでした★
■強肴 和風牛タンシチュー
小さな茶碗蒸し用器に入ったタンシチューはこっくり味も濃い目でこの量がいいです。
■香の物 丹波京漬物盛り合せ
■食事 丹波産白子筍御飯
■止め椀 味噌汁 九条葱 豆腐 揚げ
■練りたて蕨餅
こちらもサービスですが、見てください!
このねっとーーーりな柔らかい蕨餅。。。。こんな感動は初めてでした。
■甘味 葛切
やっと、締めまでたどり着いたような、でも終わっちゃう寂しさを満足感が打ち消してくれるような・・・
素敵なお食事でした。
お仲間との会話も、お食事の心配りも、サービスも十二分に満足な大人の夜でした★
6位
3回
2018/07訪問 2018/07/24
2014
高評価の店にはありがちな値上げ、スタッフの低下。
それでも素敵なお店です!
白魚の卵とじ、ヤングコーンが美味しかった
2013春〜秋
何度も伺いつつ、全くUPしてなかった。。。
マイ食べログ?に投稿する為にもやはり外せない!
初夏には泳姿の稚鮎や茗荷、アスパラ、
秋には白子、柳葉魚、そろそろ味噌こんにゃくなども頂いて
最近、ちょっと飲めるようになった日本酒 天明亀の尾が日本人の幸せを私にシャワーのように私に降り注ぐ。。
自宅が近くでこんなに幸せなことはないわ。
2011秋 新蕎麦編
ご主人に伺うと、新そばの買い付けを11月3週に行うとのことで その翌週に伺いました。
買い付け産地は・・・やはり!福島の会津だそうです。
会津とは切っても切れないお店ですね☆
夜の訪問なので焼酎も、米と蕎麦で・・・で、アテも。
■キスの混布〆(740円)
■会津産馬刺し(750円)
■会津地鶏の塩焼き(1380円)
地鶏は弾力が素晴らしい香りもある鶏ながら、柚子胡椒で頂くと更に美味しくてやみつきになります^^
■季節の天婦羅に白子をプラス(2000円+α)
白魚は平たく香ばしく旨い!野菜はゴロッとした蓮に南瓜、京人参。風味のよく、濃い味わいの京人参が又美味しい。
■十割蕎麦とひやむぎのめおと(1100円)
新そばなので、十割で。
でも、やはりこちらの冷麦は外せません!
アテの美味しさも十分堪能に値するのですが、やっぱりこちらのメインは蕎麦など麺類。
風味も去ることながら、この喉越しがたまらん~・・・・!!!
蕎麦類だけなら3皿はいけてしまう程、至福の時間を頂くのです♡
ミシュラン☆獲得店だけあって、夜の繁忙時間でも、非常に丁寧な対応をされるので
サービス評価を上げました^^
♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚・*:..。♦♫♦*♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨
このお店、いつも神楽坂で散歩をしている道中にあったのに、
周りの派手なお店や、大きな料亭に気をとられ、気づくことがなかった店でした。
しかし、今年初めて半袖のシャツで散歩をした今日は
とにかく冷たいお蕎麦系がいただきたくて、食べログを調査、調査。
えぇっ。なんと高評価!な店だったのね。
しかも、マイレビュアーさんが何人もレビューをあげていて、
読んだ時には「行きたいな」と、思ったのに すっかり頭の中から消えていました。
じゃぁ早速☆ 訪問しなくちゃと思い、しかし店に着いたのが2時30分・・・
焦りましたが、まだ通りから見える石臼は動いているし・・・と、伺ってみたら、
気持ちよく入店を許していただきました。
まだ2組のお客さんはいたけれど、明らかに食事終盤。
キッチンの様子を拝見してたら、もしかしたら、既に火を落としていたのかもしれないなぁ・・・
申し訳ないけど嬉しいな。
ありがたや。
さて席に着くと、すぐに温かいお茶が出てきました。
が、今日は冷たいもの以外は飲みたくないなぁ・・・・
しかも、今日は歩いているだけで汗ばむ陽気で汗を吹き拭きデスヨ・・・(-"-)
とりあえず、冷たいお蕎麦を注文しなきゃ。。。ん?でも、確かひやむぎが凄く美味しそうだった記憶が。
結局、
■白魚天ざる(ランチ限定)1650円・・・かきあげ、野菜3品
■野菜天ざる(ランチ限定)1650円・・・ふきのとう、あさつきなど、野菜5品
を
ひやむぎ と うどんのハーフハーフ(100円プラス)でお願いしました。
ここでは「蕎麦とうどんの合い盛り」を『めおと』、「蕎麦と冷麦の合い盛り」を『むぎめおと』というのですが
これは 「むぎめおと」とは言わないのかな・・・ランチだからこそできる変化球かな?
テーブルには、七味、パウダーのような塩、がなんともいい感じの粉引き?の陶器で置かれています。
少し汗が引いたところでお茶を頂くと・・・・ん!美味いっ。蕎麦茶ですが、なんとも芳醇☆
店内で蕎麦茶(650円)が売っていますが同じものでしょうね。最初から嬉しい驚き☆
薬味と汁がきました。
繊細な葱と、髭が立った生姜と大根おろし。
薬味の丁寧さでこの店の姿勢が分かるようです。
素晴らしい。
これまた、器も素敵。
そしてやってきた天婦羅達。
繊細な野菜達は、ふきのとう、たらのめ、あさつき、なす、まいたけ。
100%大人向きな井出達なので、若い方は物足りないかも?
私にはこの繊細な野菜の、上品に絡まった衣の控えめだけどちゃんと主張する天婦羅はアリです。
塩で頂くと、おもわずお酒に手を出したくなりました。(爆)
一方、白魚天は白魚のかきあげ、なす、小さなふきのとう、まいたけ。
白魚には残念ながら・・臭みがありました。
でも、個人的には好みでした。
凄く軽くて美味しいです。
殆ど同時にやってきたひやむぎとうどんの合い盛り。
きゃぁ~っ。
この、会いたかった「ひやむぎ」はつやっつやで半透明に輝いていますです。
見るからにコシもありそう。
冷麺のようなビジュアルです。
そして うどんも角はたっているけど艶々ピカピカ。
こりゃぁ~・・・・トキメキがとまりませんぞ・・・・(笑)
汁はひやむぎ用の甘くないしっかりした、でもあっさりとやさしめの汁で、かえしはかなり甘さを抑えている感じです。
そこに半分付けたひやむぎをするするっ。つるつる、というよりするするですww
んまっっ!
コシがあって甘味があって、喉越しも最高。
対し、うどんは凄くしっかりとコシの効いた、でも讃岐とは違う、跳ね返りの早いうどんです。
ともに、国産の原麦から、自家製で挽き、手打ちで作るそうです。
美味しい上に、貴重な国産小麦の麺なのですね。。
またまた、ありがたや~、ありがたや。
ざるの上の麺が少なくなるにつれて、既に、こんなに美味しいなら次の来店時には冷麦のみ大盛りにしようとか、
頭をめぐります・・・ヽ(*´∀`;)ノ
最後に蕎麦湯で割っていただきましたが、これも滅茶苦茶美味しい。
すでに一品のスープとも言える飲み応え。
徳利に半分残っていた汁をすっかり飲み干してしましました。
ランチで1800円程と、贅沢なランチだけど、これは近々再訪決定です。
お蕎麦も頂かなくちゃ、だし、こんなそうめんには出会えません。
でも、並ぶ時も多いようなので、並ぶのが嫌いな私は平日のお散歩時に限るかな。
素晴らしいお店でした☆
ちなみに蕎麦は、石臼挽きの手打ちで十割と並の2種類です。
7位
1回
2011/08訪問 2011/08/24
徹底した大人の為の空間 『 グリル&シガーバー ルチアーノショー 』
最初に店の行き方について。。。
赤坂の改札を出て目の前のエスカレーターを上がると赤坂サカスに入っていきますが
店から一番近い4番出口は階段オンリーなので、こちらのエスカレーターの方が雰囲気もよく便利かも知れません。
少し遠周りになっても、それでも駅から徒歩2分程度です。
さて、日常から隔絶した時間を過ごしたくて訪れた赤坂のこの店『ルチアーノショー』。
ビルの9階がグリル&シガーバー、10階がメインダイニングのレストランになっていて、
それぞれのフロアーでダンスショーを見ながらの晩餐、
大人の時間を楽しむ空間作りに全力を注いだ雰囲気が溢れています。
シガーバーに伺い、確かに葉巻を楽しんでいる方もいらっしゃいましたが、全く煙を感じることはありませんでした。
(20歳以下は不可です)
エレベーターを降りると、丁寧なスタッフのお出迎えがあり、
プレミアのレッド・カーペットを髣髴とさせる赤い絨毯に
宝石質の破片、貝殻化石の入ったようなキラキラ光るラメ入り御影石のような人工大理石のフロアー。
映画のフィルムをモチーフにしたロゴが遊び心を表し、ゴージャスな気分にさせてくれる演出が徹底されています。
この雰囲気はバブルをも髣髴とさせますが
ここに来て、改めて感じたのは、
バブル時代の良さって、しっかり仕事、仕事が終わった後は仕事を忘れる程楽しむ、という
メリハリやオンオフのコントラストがはっきりしていたことでもあったと、今は思います。
あまりにもゴージャスが徹底されているので、
このご時勢に誰の経営?とも思ってしまいますが、相当な資金力で開店したことは間違いないですね。
なんせ、内装費に4億円かけているそうですよ・・・(*´Д`*)
大人のシガーバーはカードゲームも出来るシートもあり、カウンターあり、
ダンスショーを楽しめるテーブル席もありで、余裕を楽しめる大人の為の空間です。
席について程なく始まったダンスショーは、
映画「マスク」の音楽に乗って軽快に始まりました。
ダンサーはロシアの新体操のオリンピック選手だった女性、USA、アルゼンチン、ウクライナと綺麗な方ばかり。
さて、本日のお目当ては、
9階で提供されるメニュー「ジャンヌダルク」(10,000円税込、サ別途10%、19時以降要カバーチャージ)
プレミアムモルツをお願いしたら、ムースクリームのようなきめ細かな泡が蓋をしたグラスがサーブされて
ここから既にお店のこだわりが感じられます。
■アミューズ
左上の黒いものから時計回りに、
1)しいたけのリゾットのブリット
割ると、小さなしいたけの上にリゾットが。
炭を纏わせて揚げているのかな・・・そこには宇宙がありました。
2)とうもろこしのムースリーヌカダイフ巻き&カカオのグリシーニ
アイスのような冷たいムースにカダイフの香ばしさ、そこにビターなカカオのグリッシーニ!!
初めて体験するコラボですが、これが面白いバランスで一体になっています。面白い!
3)カマンベールのフリット
カマンベールの周りのグリーンの食材は忘れてしまいましたが、割るとカマンベールとバジル?が入っています。
こんな小さな、でも既製品のような綺麗な色と形のフリットの中にこんな食材が隠れているとは・・・驚きです。
■アペタイザー
左上から時計回りに
1)マグロとトマトとアボカドのタルタル 赤紫蘇のジュレとマンゴーのパヴェ仕立て
クリームのように食材を繋ぐのはリコッタチーズ。
そこから宝石採掘の如く、赤い鮪、黄色いマンゴー、緑のアボカドが現れ上には紫蘇のゼリーが・・本当に芸術品のようです。
紫蘇の酸味とリコッタチーズの薫香も素晴らしい。
2)ガスパチョ
トマトの冷製スープですが、スガハラのガラスの器も涼しげで浮かんだオリーブオイルが凄く綺麗。
3)ピスタチオとフォアグラの生ハム巻き
生ハムのピンクにピスタチオのグリーン、フォアグラの茶に金箔のGOLD☆
一口で頂くこの芳醇で奥深い、そして甘くて塩分のいい加減のワンスプーン前菜は幸せ~と言いたかったw
■朝獲れ鮮魚の串焼きグリル
カジキ鮪とズッキーニ、しし唐、マッシュルームを串焼きスタイルで出されます。
付けるソースがブラックオリーブ、ケパー、にハラペーニョのコラボ。
柚子胡椒とも似ているこの奥深いチョイ辛が淡白な食材を惹きつける悪魔に変えてしまいます。
美味しい!
■焼き帆立と海老のカッペリーニ
暑い季節に相応しい冷製のパスタが綺麗なレクタンギュラーのキューブ型に。
添えられた、炙った海老とホタテの、炭焼きならではの香ばしさが口から鼻から幸せです。
カッペリーニは甲殻類の甘味をオリーブオイル、グレープフルーツとトマトで爽やかに演出しています。
添えられたチェリーとトマトの甘いこと☆
■冷製のボルシチ
これが正しく絶品でした。
ビーツのピンクのスープはヨーグルトの酸味と相まって爽やか、且つ濃厚。
美しいスープは自然の甘味、酸味、コクもあり、ドンブリで頂きたいほど美味しかった。
中にはサイコロ状のビーツがゴロゴロはいっています。
冷製スープは元々好きですが、これはその上でショックを受ける程の感動。
■季節野菜のグリリア
パプリカ、珍しく皮の付いたままのヤングコーン、かぼちゃとおくら。
炭火焼の香ばしさが野菜の甘味を引き立てて、野菜も主役になるんだと唸ります。
■口直しのラッドオレンジのグラニテ
ブラッドオレンジのグラニテ。爽やかです。
■鳥取大山鶏のグリル小悪魔風
鳥取大山鶏は肉厚で弾力があり、旨味が豊かですが、それを香ばしく炭火焼きにして
スパイシーに仕上げてあります。
エリンギとパプリカのの甘さとピリッとした後味がアクセントでジューシーで美味しいメイン一品目でした。
話は横道にそれますが、こちらの器やグラス類はホントにお洒落。
スガハラガラス製の物が多かったですが、
このガラス製器は繊細で潔くて、大人の遊び場にピッタリです。
■短角牛の炭火焼(グリリア)
備長炭でじっくり焼き上げた牛肉はバルサミコソースでしまった一品でした。
若干サクサクした歯ごたえがありますが、肉質を感じるものでした。
■ドルチェ
ポルト酒でコンポートしたアメリカンチェリー、バナナクレープとバニラアイス、金箔を纏ったスティックカカオショコラ。
黒いディッシュの上に、美しいスガハラグラスの器。
その中に赤のチェリー、白いアイス、黄色のクレープと金箔で化粧したショコラとサクサクのキャラメリゼ。
食事は目からも、を実践したお料理の集大成とも言える目に美しいドルチェです。
バナナの香りは然程感じなかったけれど、コンポートしたチェリーは奥深い。
とにかく美しい☆☆
■最後のカフェの器はノリタケ製。
こちらも素敵でした。
最後に・・・お化粧室もまるでハリウッドの楽屋風。
ライトに縁取られた鏡は外のガラス窓に立ち上がり、
鏡を見ながら視線を外せば外の赤坂BLITZが眼下に見えます(o^-^o)
総10皿のジャンヌダルクは17品。
美しく、美味しくバブルの儚さではなく、舌にもしっかり印象を残し且つ夢も見させてくれる満足のコースでした。
8位
1回
2011/10訪問 2011/11/07
能力の袋は大きい。がっつり系ジビエでも惜しげもなく『OGINO』
こちら、駒沢在住時に地元雑誌に載っていて
何度も(いや、何十度も・・) 行こうと思いつつ、
結局、縁が無いまま行けず仕舞のうちに この私鉄沿線から離れてしまったのですが。
先日、尊敬するレビュアー仲間さんからお声掛けいただき、念願の訪問。
新しく綺麗にバージョンUPした店内に初めて足を。
雨の日だったので、ヒールでは床が滑ります。注意☆☆
一階は奥が半個室のようになっていますが、4人x2組なので完全個室ではありません。
地下もあるようですね。
この日頂いたメニューは
■ムニュ・セゾン(¥6,500)
アミューズ
前菜(2皿)
お魚料理
お肉料理
デザート(メニューより御選び頂けます)
食後のお飲物
このボリュームで6500円ってのは安い!と思いましたが
これから目の前に運ばれてくるお皿を見たら・・・・
この驚きが10倍にはなるでしょう。。(ΘェΘ;)
この日、帰り道の乗換えを考えて余り酔いたくなかったのでミモザで乾杯。
4人でお邪魔すると二名ずつのシェアを前提に、前菜を4種類選べるようになっているみたい。
この、システムがイマイチ最後まで100%は理解できませんでした・・・・(;´▽`A
■アミューズは定番の自家製ピクルス
色が綺麗に仕上がってます。
あっさり目で歯ごたえも美味しい私好みのピクルスでした^^
■前菜
①活け締め真鯛のカルパッチョたっぷり野菜とガルムアンチョビソース
まず、活け締めに惹かれ、そしてたっぷり野菜に惹かれ・・。
私の食指も相変わらずです(;´▽`A
でも決定打はアンチョビと真鯛。
出てきたお皿は予想と違った大振りで歯ごたえもいい生でいただける赤オクラ、紅大根、
ちょっと鯛の食感が負けがちではあるけれど、アンチョビとの相性はバッチリ。
のっけから凄いボリューミーです。
②フォアグラのソテー、穴子のリゾット添え
これはもう、絶対に食べなきゃいけません!の一品。
フォアグラの脂の溶け込んだリゾットのコクといいなんとも贅沢な気分になります。
穴子の出汁で炊いたのかな?あまり穴子の風味は感じなかった。
というより、フォアグラとのコンビではビートたけしときよし程、主張音量が違いますからね〜。
ちなみに同伴者は
1.蟹とアヴォカドのカクテルサラダ トマトのコンソメゼリー
これは、メッチャ女子好み。。。これならドンブリで食べられるほど美味しかった♪
2.サンマとジャガイモのクレープ ベーコンのカプチーノ トリュフ風味
サンマにベーコンにトリュフ???と思いました。
どんな喧嘩になるんだろう・・・・。
でも味見したら美味しかったです。
チャンスがあったら、これをリピートしてじっくり味わってみたい。
一口ではなく一皿ではどんな感想になるかしら。
■魚
黒鯛のヴァプール ムール貝のサフラン風味
こちらは濃厚なクリームに蒸した黒鯛ですね。
その濃厚なクリームの中には相性のいいムール貝。
女子受けのいいカプチーノ仕立てです。
同行者・・・すずきのローストアンチョビバルサミコ風味
■グラニテ
ここでお口をサッパリするグラニテがサーブされます。
■肉
フランス産青首鴨のソテー ブルーベリーソース
青首鴨にブルーベリーソースはかなりのパンチです。
中から散弾銃というおまけ付き(*^m^*)
コル・ベールの強いといわれる風味もこのブルーベリーソースで殆ど感じられませんでしたので
もう少し脂を残してもいい鴨www
もしかしたら雌ではなく雄だったのかなぁ・・・
同行者のお皿には「鴨足」がジビエー〜〜☆って訴えていました(笑)
■デザート
焼きたてマロンパイ 塩バターキャラメルソースとバニラアイス
これは凄いボリュームです。
熱々のパイの中に栗も大胆に入っているペーストに塩バターキャラメル・・・・
私位の年齢になると、このジャンボリュームはかなり引きます・・・・(笑)
でも、この熱々パイを食べたい気持ちを持ちつつ伺ったので
悩みつつ初志貫徹o(`ω´*)o
半分頂いてGiveupでしたが、こういうデザートはいいですね。
パイそのものをそれだけで頂きたい気持ちもあったけどww
■カフェ
ローズヒップ系にしました。
もうはち切れんばかりのお腹とドーパミンでいっぱいになった身体をクールダウンさせるには
私はビタミンC系が合うようです(笑)
■プチフール
マドレーヌ
こんなガッツリ系でお洒落なコースのあとにも まだ小菓子が出てきて凄いよっぉって感じw
食べきれないとお土産にしてくれます。
そして更に驚くことに、お店を出る時にまた、小さなケーキをくれるのです。
トコトンやるなぁ・・・若い獅子!
すっごい仕事量だと思います。その他に被災地支援、ご自身のアクティビティ!
この大盤振る舞いで惜しげもなく豪華食材を提供し
また、人気の食材や手法をコラボさせる手法も 多くの方に受けるのでしょうね。
これは大ブレイクは必然なんでしょう。
でも、もう少し素材を大事にしたお皿も頂いてみたいと思った、OGINOデビューでした。
また、チャンスを狙って訪問したいです^^
9位
1回
2011/06訪問 2011/06/29
家族女子会で、と 連れて行ってもらいました。
六本木の、大江戸線なら5番出口をでると ほぼ斜め前、
日比谷線なら3番出口から 外苑東通りを溜池側に渡り、数十秒と、素晴らしく便利な立地ですね。
ファミリーマートの手前がビルの入り口になっていて、東京「大人の隠れ家154選」に選ばれた「新感覚鉄板焼き」が飾ってあります。
エレベーターは向い合せで2基あり、最上階の8階に『織部』があります。
店内に入ると、表からの落ち着いた和風大人のイメージとは違い、予想外に若いスタッフとBGMはジャズ。
鉄板の前の大柄の方が、店長さんですね^^天井が低く見えます。
スタッフは笑顔を忘れないように教育されているようですが、嫌味が無く、気持ちよい対応です。
若い調理人の方も鉄板の向こうから、テーブル席の私達に笑顔で挨拶をしてくださるほど。
その奥の水槽は生簀のようで、鮑や伊勢えびが動いています・・・☆
シャンパンで乾杯して(あっという間に飲んだので^^;写真は空のグラスになってしまった・・・)
登場したのは
■黒豚と半熟玉子のガーリックサラダ
面白いのは、グリーンサラダに焼いた黒豚の小間肉と、半熟のオムレツのような卵が入り、
そこに ガーリックの効いたサウザンのようなコクのあるドレッシング、そして白髪葱がたっぷりと、
かなり食べでがありそうで、しかしアクセントが葱とガーリックなので
モリモリ食べられそうなサラダです。
全員、「これは!美味しい☆」との評価で始まり、期待感大。
■焼雲丹
海苔の上におこげの座布団を敷いた生雲丹がのってます。
北海道厚岸産の雲丹だそうです。
これにちょこっと山葵を添えて巻いていただきます。
ん~☆雲丹の美味しさに、香ばしい食感が加わってオツなスターターです。
■トロのユッケ風ワンスプーン
鮪のトロをしろ胡麻やオイルなどと醤油を和えたと思しき一品。
凡庸でした。
■焼穴子とクリームチーズの握り
こちらのスペシャリティですね。
穴子はこの店で捌いているそうです。
中にクリームチーズが忍んでいて、つめに濃厚な奥深さをプラスして美味しい☆
■活鮑の踊り焼
さっきまで水槽のなかに張り付いていた鮑をバター醤油で焼いたこれは、
パンと張った鮮度のいい肝もついていて、これが又美味しいです。☆
小ぶりながら、やっぱりおいすぃ~!! +。:.゜ヽ(´∀`)ノ.:。+゜。
■フォアグラソテーと大根のコンソメ煮ステーキ 季節のフルーツ添え
フォアグラは、フランス産より高級品とされるハンガリー産のガチョウのものだそうです。
ホワッと柔らかく、その中にちょっとのカリッとさが混在した焼き加減。
酸味と甘みが特徴の2種のバルサミコ酢のソースとともに、ということだけあって
このソースが又、すっごく奥の深い味で美味しかったです。
添えられていたメロンは油っぽくなったお口直しにと。
■厳選黒毛和牛のサーロインステーキ
美味しいお肉を少しいただきたい私ですが、とても甘いお肉だったのでもっと頂きたかったほど。
焼き加減を聞いてくださり、レアに仕上げたお肉は仙台牛だそうで、
今は手に入れるのがとても大変だそうです。
味付けは山葵・ローズソルト・ポン酢でお好みで頂きます。
添えられるあられ下ろしの大根のポン酢掛けもサッパリと美味しく頂きました。
■お好み焼き「豚玉」
これが、又物凄くとろふわなお好み焼きで、ソースはマヨネーズとソースを混ぜて出汁も加えたような、
美味しい豚玉でした。
私の母は半枚をペロリと平らげたほど、美味しかった~♪
そして、もっと驚いたのはお椀(トロロ昆布の味噌汁)のお出汁の美味しさ。
間違いなく、ここで使われている海鮮の出汁です。
いやぁ。
これには参りました。
■デザート
カシスのシャーベットで凡庸ですが、口をサッパリさせてくれる嬉しいデザートでした。
焙じ茶が最後に出てきて、
最後は、お送りも店長さんがドアの外まで出ていらして、
「女性用のお得な飲み放題付きコースも5000円以下でありますので、是非またお越しください!」と男っぽいお辞儀☆
最後まで笑顔で気持ちよく帰宅の途に着くことが出来ました。
スタッフの対応もほぼ完璧です。
ありがとうございました☆
唯一、難だとすればお冷(チェイサー)がなかったこと。
どうも放射能の云々かんぬん。。。とのことで、よく理解出来なかったけれど、
味噌汁やお茶を出すのだから・・・・?との印象でした。
これだけ、食材と値段に苦労を重ねて、お客さんに喜んでもらう為のCPを編み出している努力が良く解るので
こんなちっぽけなところで襤褸を出すのは勿体無いと感じました。
しかし、これだけの立地で店内の雰囲気も悪くなく、
これだけのスター食材をオンパレード式に使い、
それで7~8千円で提供できるお店は、相当に!!使い勝手が良いでしょう。
デートに接待にと、特別な席にも十分満足されるでしょうし、少しずつ豪華な食材をいただけるので
女性は絶対に気に入ると思いますし、このメニューなら、毎月訪れたくなる気持ちも起きます(。ゝェ・´)
やっぱり努力していることって、内容に現れるものだな・・・・と、強く思いました。(。ゝェ・´)
又、行きたいです!
10位
1回
2011/03訪問 2011/04/16
伝統ラインを駆使しながら計算と変化球の創作日本料理。『虎白』
ここはあのミシュランでも☆☆☆を獲った『石かわ』さんの二番手であった小泉さんが任されているお店ですが、
去年9月に店内も以前より広く、リニューアルオープンをしたとのことです。
近所に越してきた時から行こうと決めていたお店なので、
タイミングよく記念日に何処へ行こうかと話になり、こちらにしました。
コースは13000円と17000円ですが、
今回は大好きな河豚白子焼きが入っているとの理由で17000円コースをチョイス。
店は神楽坂から横に少し入ったところ、神楽坂に面していないところが又、風情を醸し出す効果がありいいですね。
あくまでも控えめに上品に、でも誇らしげ。
ちなみに、目の前には私の頻行店『竹子』の大きな暖簾の高麗門のような立派な門があります。
ここもそうですが、和の心遣いが店構えに反映されたいいところは
ドアを開けても中の人が外から見えないところですね。
中は和モダンのテーブル席、客席の間が広くとってあります。
まずはビールで、後はなんだか失念したけどフルーティな日本酒を頂きながら食べ進みました。
☆17000円のコース☆
■蛤と牡蠣を聖護院蕪のすり流しで
3月でしたのでやっぱり蛤。
優しいお出汁が蕪にしみこんで、どてらのように貝を温めながらまといます。
■ふかひれフライ&すっぽん春巻き
素敵な和器に乗った、パン粉を纏ったふかひれと春巻きを着たすっぽん。
ふかひれもすっぽんも揚げ物は初体験です。
ふかひれはやっぱり食感が命で熱を加えると柔らかくなるけれど
フライのパン粉がいい感じで、ポン酢ベースのタレにつけて頂くと、中からほぐれたふかひれがピチッ。
すっぽんの春巻きはもしかしたら邪道と言われるかもしれないけど、
こんなお料理は家庭でも使えるヒントですね。
特に野菜の食感ととろみとの相性がいいです。
■河豚鰭酒ならぬ、河豚のひれスープ
香ばしく焼いた河豚のひれをお出汁のスープに閉じ込めて香りを移したアイデア系。
こんなゴージャスが叶うのも小泉さんの創作センスならではですね☆
■蒸した餅米に虎河豚の白子焼き
これですよ〜。
もち米のねっとりと白子のぷっかっねと〜な食感。
ただ、一緒になったらどんな風になるかトライする前に、
ネットリx2で、白子の存在が分からなくなるのが怖くて、何気に分けていただいたりwww
両方甘くて、ネットリ系なので・・・どうなのかな。
贅沢っぅですね(o^-')
■氷見のブリのお作り
しこっとネットリと美味く絞まった氷見ブリ。
今年はブリは豊漁なれど、天然の氷見はやはりブランドぶりで別格なのでしょうね。
流石です。
■大正海老(だったかな・・?)と野菜のミルク煮トリュフかけ
これぞ、和風創作系の真髄ともいえる組み合わせ。
奥深いと思ったら、ミルクソースにはフォアグラでコクをつけてあるという一般人にはまねの出来ない職人技で
ブリッとした海老、蓮根などのお野菜をあっさり煮た和風シチューですね。
その湯気がトリュフの香りを撒き散らし、贅沢の極みに心が躍った一品でした。
■和牛と野菜の黄身酢掛け、塩昆布を散らして
上品な和牛と黄身酢と塩昆布という和食のゴールデントリオが奏でる日本食の小業。
この和牛の脂の甘味、でも黄身酢のまろやかな酸味がその甘さに寄り添って、
そこに塩昆布の塩分が絶妙に布石を打っていくような・・・あっという間に終わる夢の時間ゆえ
心に刻もうと、五感全開です。
■筍、冬瓜、菘の松葉蟹の餡かけ
ふんだんに松葉蟹を使った餡の出汁の中に、筍や冬瓜、小さな蕪が入っています。
どれも、火の通り具合、淡白なので出汁や引き立てるソースが決め手になるお野菜ですが、
頃合のいい加減の絡み具合になる相性で、大きなスプーンでごっくっとすくいたい衝動に駆られる逸品でした。
■河豚のあられと筍ご飯
or
トリュフ雑炊
相方と半分ずつよそい分けて下さり、両方いただきました。
河豚は淡白なので、あられ状に揚げてしまうと河豚自体の味は良くわかりませんが
香りがほのかに河豚かな・・・ワケギかな^^;
方や、トリュフをふんだんに使った雑炊は贅沢な和食ですね〜☆
キャビアのお茶漬けとこれだったら、どっちを選ぶかな〜・・・などと考えたりしてww
すっごく贅沢な気持ちにさせていただきました!
☆☆ここで小泉さんからのサプライズ。
気鋭の日本料理人らしく近くの『ル・コワンヴェール』のケーキを出してくださって感激+。:.゜ヽ(´∀`)ノ.:。+゜。
しかも、お家でゆっくりいただけるように包んでくださいました☆☆
■デザート 黄粉とラム酒のソース掛け蕨餅、苺と大納言
これは美味しかった〜!!
黄粉とラム酒を練乳を少し入れてといているのかな?
綺麗な宝石のような蕨餅のかけらが、とろみのあるソースからところどころキラッと覗き
苺の赤、大納言の艶々x 2のビビッドカラーが見た目にも綺麗。
凄く濃厚ででも、割とさっぱりと頂きました。
総体的には、引き算の日本食にそこから足し算もするような
現代の若者から幅広く喜ばれる食材やソース作りをされているように思います。
サービスのホスピタリティも☆がつくレベルかな。。。?気概は感じました。
満足度の根拠はそれぞれ違うと思いますが、
少なくてもテーマパークのような分かりやすい納得材料をちりばめていますね。
一見の価値はあると思います。
今年のレビューは100件越え、しかしその倍近く食べています。
もっと簡潔にして沢山UPするというのもありでしょうが
読み手が、「その店に行った様を想像しながら参考に出来る」丁寧なレビューを心掛けているのでマイペースを守っていこうと思っています。
振り返ると、個人的に行く店と、レビュアー交流で訪れる店に二分され、
評判のいい店を選ぶ交流会の方が支払い料金も高くなりがちで、すなわち当然のことながらホスピタリティも素晴らしいお店が多いのですよね。
なるべく安価なお店、地元店から満足度の高い店を選ぼうと思いましたが、この「満足度」で考えるとやはり難しい選択になってしまいます。
しかしながら視点を変えると、ホスピタリティやCPが悪い店はいくら料金が安くても足は遠のきます。
ですので、もう一度行きたい!と思える、という一点で評価に徹することにしました。
今年の拘りのマイベストは嬉しい出会いであった、CPもホスピタリティも素晴らしい一空、ありえないCPで上質のお肉を頂ける牛和鹿、際物っぽくても料理も伴っていたルチアーノショーなど、で☆の数に囚われず是非紹介したいお店です。