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2位
2回
2021/03訪問 2021/03/07
残念なお知らせをしなければなりません。
偶然前を通りかかったので、何気なくお店の方へ目を遣れば、いつもと雰囲気が違う!。
近づいて行けばその違和感の正体が!。
看板が無い!。
そして店頭には一枚の<お知らせ>が貼られていました。
「当店、2月末日で業務を終了しました。
長い間、ご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。」
と。
即ち、暫くお休みするという訳ではなく、営業自体を終了されたと理解してよいと思いますので、特に遠方から食ベログを頼りに訪問予定されている方にお知らせするものです。
想えばオープンは震災の数年前だったかと。
開店当初味わった衝撃の食感が昨日のことのように思い出されます。
月日が経つのは早いものですね。
こちらこそ、目の覚めるような素晴らしい蕎麦に巡り合えて感謝しております。
ありがとうございました。
ほぼ1年振りの再訪。今回は遠方からの御客様に福島の蕎麦屋の実力を
知って頂くためにご案内しました。
時刻は11:30。駐車場は満車。とりあえず御客様に席取りを依頼し(笑)
暫し車で待機していれば5分程で1台出て行ったので車を停めてお店に入ります。
蕎麦屋は回転が命。少し待てば駐車場も空くものです。
お店に入って行けば、たった今出て行かれた御客様の席が空いたので
そちらに座らせて頂きます。
オーダーは当然「牡丹」を人数分と天ぷら1皿。厨房では御主人が孤軍奮闘中。
ホールでは奥さまが無駄な動き一つない見事な対応。
さて10分程で先ず1皿目が到着。気を使って我々の分が揃うまで待とうと
している御客様に「伸びるから即食べて!、蕎麦は配膳されたら速攻で食べるもの」
と、教えてあげます。
3分後位に我々の分もやってきました。こちら、どれ程忙しくても1度に釜に
入れる蕎麦の数を変えないらしいので、大人数で伺えばこういう事も起きますが、
逆にどれ程忙しくても蕎麦の茹で上がりは安定しているという事にもなります。
さて、頂きましょう???、気のせいか蕎麦が細くなったような・・・じゃ
なくって正確にはきしめん状気味に感じられます。
どうしたことでしょうか。忙し過ぎて打つ手に気合が入り過ぎ、思わず伸し
過ぎちゃったんでしょうか?、作風が変わったのでしょうか?。
味は変わりないのですが、以前の蕎麦を知っている私には、押し返してくる
食感が少々弱いような気もします。
今回は少々厳しいコメントをさせて頂きましたが、市内では依然こちらを超える
蕎麦屋に出会っていませんので☆はそのままにしておきます。
ちなみに同行者には大ウケだったようで、連れて来て正解だったと思いました。
また来ますね。
ごちそうさまでした。
------------------<'12/08/10 >------------------------
牡丹蕎麦の出荷は例年9月中旬頃から始まります。
ということは、この時期・・・、
昨年の蕎麦がかなりくたびれてきていることに加え、打ち場の温度は
最高温に達するという、手打ち蕎麦屋にとって最悪の時期となりますが
敢えてこの時期を狙っての訪問です。
しかし、期待(???)は見事に裏切られ、箸を持つ手を空中高く持ち
上げないと手繰りきれない程の長い蕎麦が提供されました。
こちらは、御主人自ら製粉されているそうですので、この辺りが季節を
越えた安定感をもたらす秘密の一つでしょうか。
さすがですねぇ・・・ プロはこうじゃないと。
こちらのお店は市内に7店舗を数える「そば どう楽の会」の中で師匠
の店を除けばトップの開店。やはり長男は実力が違いますね。
個人的にはこの会の中で一押しのお店です。というか、私にとって現
時点の福島市内では、自信を持ってご紹介できる№1の憧れのお店。
私も蕎麦は打つんですが、実は勝手にこちらの蕎麦をお手本にさせて
頂いており、時々訪問しては自分の蕎麦を矯正しています。
でも、現実はキビシイ・・・(涙)
前置きはこの位にして、さっそく頂きます。
牡丹蕎麦 ⇒ 細切りの部類ですが細すぎず、蕎麦の角がちょうど舌の
舌乳頭をくすぐりながら通過する事を計算されたような絶妙な細さです。
これは、もはやアート。恐らく、この食感、喉越しはここの蕎麦独特だと
思います。
断面が正方形なので舌の上で蕎麦が転がり、更に食感を高めます。
そして当然ながら、「噛めばふんわり押し返してくる」荒引き10割の特徴
もしっかり持ち合わせています。
こちらの粉は歩留まり50%程度と伺ったことが有ります。つまり1Kgの
玄蕎麦から500gの蕎麦粉しか採用していない、牡丹の良いとこ取りを
極めた粉いうことになります。
汁もこちらのこだわりが凝縮されています。牡丹蕎麦のほなかな甘み
を邪魔しないばかりか、蕎麦湯との相性もバッチリです。
天ぷら盛り合わせ ⇒ 価格の割に種類は多い方だと思います。揚げ方
は特に特徴は無いんですが衣の綻びは無く、素材の味が引き出される
揚げ方だと思います。
価格ですが、牡丹蕎麦の¥850は、「たかがザル蕎麦にしちゃ高すぎ
る」とおっしゃる御仁もいらっしゃるとは思いますが、その人が「蕎麦」に
何を期待するかでお店を選べばよい話だと思います。
私はこの素材、この仕事に喜んで¥850出しますよ。
ごちそうさまでした。これからも素晴らしい蕎麦を楽しませて下さいね。
3位
2回
2024/12訪問 2025/02/02
最近、大昔に訪問したお店へ再訪したい想いがチラホラ。
そんな訳で、12年前に大層な感銘を受けたこちらへ再訪。
今日は平日ですが、満を持して到着は30分前・・・の筈が、いざ到着してみれば開店は11時半。
しかし、先客1名様。
今更他店へ出向くのも億劫なので、じっくり腰を据えて仁亭時間に身を任せますか。
さすれば、あっという間に30分経過。
既にお待ちの車は4台に。
この時点で、お店の方が車のナンバーを確認に来ます。
そして10分前には満車となり、その後は諦めてお帰りになる方も数台。
さて、いよいよ入店。
あの懐かしい空間が出迎えてくれます。
あの時のまま。
ここは時の流れが停まっているようです。
2番手でたった2名ですが、勧められるままに5人卓へ。
「うちは相席はしないので、1名様でも先着順にお好きな席へご案内しています」と。
さて、懐かしい扇子メニューが登場。
そして季節のお勧め、牡蛎メニューも一緒に。
こうなればオーダーは自ずと決まります。
仁亭風焼きカツ、牡蛎フライ5個。
まずは熱いおしぼりと緑茶。
そして大きなサラダと2種のドレッシング。
この辺りは昔のまま。
そしていよいよ料理が登場。
まずは牡蛎フライ・・・!?!?。
これ、色からして明らかに揚げ過ぎ。
頂いてみれば、衣はサクッではなくガリッ。
中の2個1の蛎蛎はとて美味しかったのですが、口の中を擦りむきそうに硬い衣はガッカリ。
そして焼きカツですが、ハムとチーズ、そして薄い豚を挟んだ仕上がりは昔のままですが、こちらも「肉」が感じ難く今一つに思えてしまいます。
あの頃は甚く感動したものですが、変わったのは我々?。
大人気が料理が変っていない事を裏付けてくれていると考えれば、きっとそうなのでしょう。
雰囲気、接客、空気感には懐かしさを覚え十分満足できましたが、一寸残念な結果となってしまいました。
しかし、☆は現時点の感性で修正しておきます。
ごちそうさまでした。
この季節を待っていました。
何故かってそれは仁亭さんのカキフライを楽しみにしていたからです。
今日は平日ですが、満を持して開店30分前の到着を目指し早めに出発します。
日差しはあまり強くありませんが今日は恐ろしく空気が澄んでいるのか、郡山市に入り、あさか野バイパスに登っていくと那須連山の姿をクッキリと望めます。
まさかと思って西方に目を遣れば磐梯山の頂きも望めるではありませんか。
こりゃ、幸先が良いです。
仁亭さんに到着したのは10:55。
さすがに誰も居ません。やったぁ!一番乗りです。
御店主があわてて飛びだして来られ、ご自身の車を駐車場の隅に押し込みお出迎えして下さいました。
(ちょっと早過ぎたようです。ごめんなさい)
ところがほっとしたのもつかの間、後続のお客さまで開店前に駐車場は満車。
仁亭さんは一度に5組までしか入れませんので、開店前に到着された場合でも6着以降の方は1時間待ちが確定してしまいます。
つまり、平日の開店時刻に到着しても既に1時間待ち。
解ってはいましたが、恐ろしい程の人気店です。
さて、11:30ぴったりに御店主が車までお迎えに来て下さり「大変お待たせして恐縮に存じます」とのお言葉。
ここから仁亭時間が流れ始めます。
「お好きな席を」と言うお言葉に従いカウンターすぐ後ろのテーブル席に着きます。
メニューは例の扇子。
そして旬のメニューは別添。
「かきフライ定食」と「仁亭風焼カツ」をお願いすると、すかさず暖かいおしぼり、抹茶、ドレッシング、サラダと矢継ぎ早に用意されますので、メインの到着まで何分待ったかなんて全く意識の外!。
気が付けばメイン到着。
「かきフライ定食」 ⇒ 大振りなカキフライが5個、自家製タルタルも一緒に付いてきます。
お勧めはワサビ醤油との事なので、ふとワサビを見れば葉ワサビと西洋ワサビが調合された辛過ぎず食感の良い調味料が。
(敢えて山葵と記さなかったのはこのためです)
写真の様にカキフライにワサビをてんこ盛りにして醤油を垂らして頂きます。
美味い・・・んですが、あれっ?。
この大きさの牡蠣であればドバッと中身が溢れて熱ちちっ!となるはずなんですが、少々様子が、と思い良~く確認すると中振りの牡蠣2個が抱き合わせになって1個のフライになってます。
これは面白いですね。
アベックフライです。一個で2個分の美味さ!。
「仁亭風焼カツ」 ⇒ こちらは前回も頂いたのですが、カツの間にチーズとハムがサンドされた焼きカツになります。
揚げた後に焼き目を入れると言う事ですので余分な油が落ちてすっきり軽く頂けます。
擦りごまとソース、お好みで練りからしを混ぜたものを付け頂くスタイルですが、お好みで卓上の塩でもOKです。
個人的には脂が多いアシの方は塩が合っているように思えました。
サラダは大きな食器に十二分な量が提供されます。
ドレッシングは2種混合。
白っぽい方は生クリーム、牛乳、トマトかな?(今回は生クリームを感知しました(笑))
野菜がどんどん食べられる、不思議に美味しいドレッシングです。
ご飯の炊き加減は少々しゃっきりで私好み。
さすがに銘柄は解りませんが、お米も良いものが使われていますね。
味噌汁も冷めにくい椀でタップリの提供。
あっという間に完食!と思って時計を見るとやはり1時間が経過しています。
これ程ゆったり食事を採ったのは昨年9月17日以来です。
何の日かって? それは・・・前回こちらにおじゃました日です(笑)。
ごちそうさまでした。
-------------------<2012.09.17>----------------------------------
評判の高いこちらに伺う事が出来ました。
駐車場は満車。空くのを待ちます。
運良く10分程で空きが。
お店の外でお待ちの先客が一組いらっしゃいました。
「名前書いてこようよ」などと家内と会話してると、その先客の方が「ここはそんな必要無いんですよ。何となく流れますから・・・」。
初対面なのに、親切に教えて下さいました。
そのまま、店外のピアノ椅子に座ってぼんやりと待ちます。
いいですね。この時間。何故かなごみます。
ふと眼を遣ると視線の先にお店の看板。
レトロを通り越してますね。
なぁるほど。この看板からこちら側は別の時間が流れてるんですね。
待つこと15分程で店内の待ち席へ。
一歩入っただけで癒される空気に包まれるのが解ります。
映画に出てくる、大きな館の執事のような物腰の方が、おもむろにメニューを持ってきて下さいました。
この方、オーラを感じます。
ストイックな印象がクール。
余計な事は言わず、完璧に任務を遂行するプロの目を感じます。
これこれ、この扇。
今、我々は本当に仁亭さんに居ることを確認させていただけるこの扇。
というかメニュー。
もう、完全にこのお店の時空に取り込まれています。
「仁亭風焼きカツ」「とり仁亭風焼きカツ」をお願いし、暫し待ちます。
幸運なことに程無くして席に通されました。
入口からすぐのあの巨大木製歯車席です。
席に着くと「煎茶」と温かいおしぼりが提供されます。
そして、大量の生野菜とドレッシング2種。
この2種はミックスして使うようです。
「こちら2に対してこちら1がよろしいかと存じます」
あの、一分の隙も見せない執事さまがおっしゃいます。
取皿に適量の野菜をとり、2種のドレッシングをミックスすると粘度が生じます。
これは1種づつドレッシングのみを味わってみる必要がありますね。
ピンク ⇒ これ、牛乳ベース+ トマト?
分離してる方 ⇒ バルサミコ酢 + 醤油 + エキストラバージン?
で、牛乳とバルサミコ酢が反応して粘度を生じている?
真実は闇の中です。聞くだけ野暮というものでしょう。
メインディッシュ
「仁亭風焼きカツ」 ⇒ 焼きカツというともっと薄いイメージがありましたが見事に払拭。
チーズと大葉のアクセントが素晴らしい。
執事さまの忠告どおり擦りゴマ+ソースで頂きますが、ソースに若干の酸味を感じます。
これ、べっとりつけちゃだめですね。
塩で頂きます。・・・・ ファンタスティック まるでチーズトースト。
このパン粉、唯もんじゃないですね。特に長い脚の部分に旨みが・・・
「とり仁亭風焼きカツ」 ⇒ 胸肉とは思えません。
このあっさりしながら深い味わい。深みを出すために、チーズ、ハムがサンドされています。
こちらも塩、お勧めしておきます。
みそ汁も、しっかりと手作りの赤だしなめこ汁。お漬物も自家製でしょう。
まったりと時間が流れていきます。
他の店であれば待っているお客様が気になり落ち着かなくなるところですが、こちらのお店は目の前のウェイティングスペースでお待ちのお客様とも別の空間に居るようで気になりません。
落ち着いてしまうと、あっという間に1時間くらい経ってしまいます。
こんなに時間を掛けて食事を採った事、久しく無かったなぁ。
そして、食べ終わった頃合いを見計らったように「冷たいおしぼり」「ほうじ茶」が供されます。
至福
仁亭風カツ、メインディッシュの味は基より、一連のコースとして提供されるこの流れ・・・。
そして、この雰囲気、福島県ナンバー1の評価は納得できます。
そして、¥1600はCP抜群と感じました。
ごちそうさまでした。
この感動、満足を提供してくれたお店に感謝の気持ちで一杯です。
4位
1回
2014/08訪問 2015/06/20
こちらも久しぶりの再訪であります。落ち着いたお店の雰囲気は全く変わって
いませんね。
時刻は13:00頃。ランチタイムを過ぎた店内には先客1組。静かで良いです。
今日はハンバーグを頂いてみることにしましょう。
「ランチ(Mr.ハンバーグ)」 → なぜMr.なのかは解りませんが、登場したそれは
見事なボリュームであります。目玉焼きまで付いていますね。
カットしてみれば若干つなぎの多さが気にはなりますが、それでも肉感を感じる
タイプに分類できると思います。
そして、こちらデミが美味い!。変な小細工をせずとも見事な深みが感じられます。
色からはケチャップ味が感じられそうにも思われますが、決してそんなことはありません。
盛り合わせのサラダもタップリ有りますし、スープは手作り感一杯。これに、勿論
ライス、ドリンクまで付いて¥1000でお釣りが来るは有りがたいです。
やはり福島駅周辺のランチで、しっかりした洋食を頂きたい時はこのお店を忘れては
いけないと思いました。☆4.0は不変!。また寄らせて頂くと思います。
ごちそうさまでした。(2014.08.19)
-----------------------------<'12/10/03>----------------------------------
震災以来2度目の訪問です。
店に入ると、いきなり「レコード」が沢山、無造作に並んでいます。
「キングクリムゾン」懐かしいですね。
こちらのお店は毎月ライブが開催されているらしいです。
店名の「ミカサ」ですが、以前ご店主が、東京は銀座の「三笠会館」で総料理長、
佐藤和人氏に師事されたそうで、そちらにちなんで店名の一部に使用されて
おられるとのこと。
今回は、前田美豚のポークソテー、カツカレーを頂きました。
オーダーすると、まずナイフレストがセットされ、ポークソテーにはナイフと
フォーク、カツカレーの方にはスプーンとフォークがセットされます。キッチリ
してますね。
町中の小振りな店でナイフレストが出てくると、それだけで料理にも期待が
持てるというもの。
厨房からは肉を焼く良い音が聞こえてきます。10分も待ったでしょうか、
提供です。
ポークソテー ⇒ でっかくて厚みも十分。ナイフを入れるとジューシーな肉
汁が溢れてきます。
噛み締めると豚ならではのミッシリ感がすばらしい。それでいて軟らかく、
豚の甘み溢れる一級の肉です。断面はピンク。焼き具合は最高です。脂部
分の味わいがまたすばらしいですね。
振られている塩胡椒ですが、塩は岩塩です。やってくれますね。セットの
スープもキチンと作られています。
この内容で、食後にコーヒーまで頂いて¥1200。CPは抜群です。
カツカレー ⇒ 一般的にカツカレーと言えば、乗っかってるのはトンカツで
すね。しかし、こちらは「焼きカツ」が乗ってます。(焼き上がりは画像をご参
照ください)それもカレーライスを覆い隠すほどの大きさ。
頂いてみると、カツそのものは薄いですが、焼きカツスタイルなので、コロ
モがアッサリと感じられ好バランスです。肝心のカレーもピリッとしたアクセン
トがあり食が進みます。
別皿でサラダが付きますが、レモン風味のドレッシングがスッキリ。こちら
も食後にコーヒーまでついて¥1000。CP抜群です。
そのコーヒーですが、食事をしているとコーヒーミルの音が聞こえてくるでは
ありませんか。
そして何と挽きたてが提供されました。勿論ブレンドだと思いますが、そこ
いらのコーヒー専門店顔負けの旨さでした。
残念なことに、この町では品数かせぎにどうでも良いものを沢山出し、肝心
なメイン料理の印象が今一つの店がもてはやされているようですが、こちら
のお店は虚飾を捨てて上質の素材をリーズナブルな価格で提供して下さる
素晴らしいお店だと感じました。
やはり、本場でしっかりと経験を積まれた方の料理は違いますね。
ごちそうさまでした。
大変残念なお知らせをしなければなりません。
本日、店頭に一言「休業します」と書かれた紙が貼られていました。
休業期間も、再開の時期も一切書かれていませんでしたので、当分の間
休業されるようです。
こちら、ご自宅ではないので、お店に電話しても確認不可。
成り行きを見守るしか無さそうですね。個人的には時々確認してみたいと
は思っていますがこの雰囲気は、再開されるとしても、月単位で先の事の
様に感じました。
今まで美味しいお蕎麦を食べさせて頂き、本当にありがとうございました。
ごちそうさまでした。
----------------------<2013.03.22>-------------------------
5か月振りの再訪です。前回レポートで新蕎麦が出たら行くなどと調子の
良い事を書きましたが、なかなか機会が無く年が明けてしまいました(汗)。
入店すると正面に張り出された温蕎麦系のメニューが目に飛び込んできま
す。やはり冬季は掛け蕎麦、つけ鴨汁蕎麦、天ぷら蕎麦の需要が高まるの
でしょうね。
とは言っても個人的に蕎麦は冷たいのを頂く趣味なので「つけ鴨汁蕎麦」
そして外せない「牡丹」、「天ぷら」をお願いすることにしました。温蕎麦メニュ
ーとともに目立ってるのが「禁煙」表示。
蕎麦屋なのでこれは当然だと思いますが、猪苗代辺りに行くとまだまだ有
るんですよ。喫煙可能の蕎麦専門店が(涙)。
蕎麦食ってる時に隣卓からすーっと煙草の煙なんぞ漂ってくると最悪です
から、禁煙というだけでも私にとって非常にポイント高いです。
「つけ鴨汁蕎麦」 → こちら、通常ですと猪苗代産蕎麦なのですがお願いし
てこちらも牡丹にして頂きました。
鴨汁の味はすっきりしてます。鴨は4枚(写真では3枚ですが1枚沈んでま
した(笑))、鴨らしくしっかり歯ごたえを感じ、噛み締めると滲み出る味が私
好みです。
ネギは前処理で炒められてるようで脂を感じますが、何と鴨の味がします。
伺えば鴨肉を炙った時に出てくる脂で事前に炒めているそうです。御立派!。
つけ汁は初め少々濃いめの味付けに感じますが、蕎麦をつけて食べてる
うちに丁度良く感じてきます。無化調ならではの冴えた味は他ではなかなか
味わえないと思います。
何気に摘んだ漬物小鉢は針生姜、昆布、人参から成る自家製でこれも美
味いです。こういう所まで自家製に拘り手を抜かないのはさすが。
この時期の牡丹蕎麦はまだまだ最高レベルの状態。試みに持ち上げてみ
ますが、長い長い(笑)。はしゃぎながら写真撮ってると「あんまり長いと食べ
にくく思われるから・・・」と御店主は謙遜されてますが、この芸術的な蕎麦
をUPせずにいられましょうか。
もちろん全ての蕎麦がこれ程長い訳ではなく、持ち上げると複数の蕎麦が
くっついて長く見えるんですが、柱となる45cm超級の長い蕎麦が多く含ま
れてないとこうはなりません。
「短いのが10割の証」などと訳解らん事を耳にすることもありますが、私に
言わせれば「修行不足な職人の言い訳」に過ぎません。
中粗挽きの10割でも、この位繋げるのがプロの仕事というものでしょう。も
ちろん食感、味ともに申し分無いことは言うまでもありません。
そして通常の汁も供されるので、1品で2度美味しく頂ける点もお店の気配
りを感じます。
「天ぷら」 → 私の知る限り蕎麦屋さんでこれ程の天ぷらが出てくるお店は
あまり無いと思います。
タネは海老、アスパラ、ふきのとう×2、春菊、かぼちゃ、人参、サツマイモ
、椎茸。そして価格は¥400!です。さすがに海老は小振りですが硬くなる
まで熱は通してないので美味さは格別です。
人参に至ってはよくナス天で同じ手法が見られますが縦に何本も細い切り
込みが入っており(写真撮り忘れた!)素晴らしい食感です。
ごちそうさまでした
-----------------------<2012/08/16>------------------------
こちらにも、昨年産蕎麦の末期処理の状況を確認に伺いました。猪苗代
(大盛り)と、たんがら蕎麦をお願いします。
こうすれば、たんがら蕎麦に付いてくる「野菜かき揚げ」も頂けるし、蕎麦も
2種類。しかも量も満足で、これは我々なりに考えたデラックスかつ高CPを
狙ったコンビネーションです。
猪苗代 ⇒ 猪苗代町の蕎麦屋は大体食べ歩いてみたのですが、色々事
情があるんでしょうが、どうしてもあの僅かに感じる糠っぽい感じを拭い切れ
ている蕎麦屋には巡り合えていません。
こちらにはその糠っぽい感じは微塵も感じません。やはり金臼製粉、荒挽
の威力でしょうか?。伝統技法が最新技術にしてやられたって感じですね。
猪苗代産の蕎麦はこちらで頂くに限ります。何たって近いし・・・(笑)
たんがら ⇒ いつも一気に行っちゃうんですが、今回はあの「刺身のつま」
の内側を分析してみました。一品づつ確認すると出てくる出てくる。画像一枚
に収まりきれなかったので(表、裏)2枚に分けて撮影しました。
麺類の付け合わせはこうあるべき(麺の食感を阻害してはならぬ)というご
店主の信念を具現化した作品ですね。
何も考えずに一気に食べても、しっかり蕎麦は感じられると思いますし一品
づつ味わいながら食べても・・・・・ 蕎麦が伸びる・・・一気に行くのが正解!
野菜かき揚げ ⇒ 小さいんですけど、「オレ様はかき揚げだぞぃ」っと主張
してますね。全具材が同時に揚がるよう太さが調整されています。何気にや
ってくれますね。
蕎麦湯 ⇒ これは、好みが分かれるところ。開店間もないので本来の蕎
麦湯は殆ど「さゆ」のはず。
それを見越して別途、蕎麦粉を十分に含んだ蕎麦湯を用意しておいてくれ
るところは良いんですが、ちょっとドロっとしすぎかなぁ。
今回のコンビネーションのお値段は2名で¥2000。相変わらず高いCP。
こんな事で経営、成り立つんでしょうか。薄利多売?
しっかり通わないと・・・
猪苗代の新蕎麦の頃また来ます。ごちそうさまでした。
-------------------<2012.04.19のクチコミ>------------------------
以前から何度か訪問しておりましたが、蕎麦の感想は他のレビュアーの方
々に準じましたので、書き込みはしておりませんでしたが、もちろん、美味しい
です。ぼたん、猪苗代ともに・・・
こちらは、勿論自家製粉されていますが、製粉機は「金臼式」を使用されて
いるとの事。この方式は例えて言えば「コーヒーミル」に似ており、上下の歯
の間隔を調整する事で製粉の調整も自在に可能。
つまり良質の粉を安定して生産できるので、提供される蕎麦の味、食感も安
定している筈です。時々、「石臼でないと機械の発熱により蕎麦の香りが損な
われる」という話を耳にしますが誤解の無いように。
その場合の機械式とは大規模製粉所で使用される「ロール式」製粉機の事
で、経験上、金臼は一気に20Kg製粉した直後、臼の付近を触ってもヒンヤリ
してます。
福島では蕎麦どころで有名な山都地区の蕎麦屋さんの半数以上が金臼式
で製粉されていることからも、この方式は蕎麦の風味を損なわないということ
が解ります。
ところで今回は、そば屋としての「暖簾」が掛っていましたので、気になって
お話を伺ってみました。すると、2012年4月から蕎麦専門店として、ご店主
様の店として再スタートされたとのこと。
それに伴い、営業時間も通常は昼のみ、お休みは毎週水曜日に加え、第
2、4木曜もお休みされ、いままでできなかった蕎麦の研究に時間が割けると
のお話でした。
また、時間が許す範囲では有りますが蕎麦の打ち方も教えて頂けるようで
すので、興味のある方は確認されてはいかがでしょうか。
以前は国見町の商工会所属の店ということもあり、蕎麦に専念できない一
面もあられたようですが、これからは本来の蕎麦専門店として多方面に活躍
されることをお祈りしております。
駐車場ですが、店の前が一杯でも店舗右側を入っていくと奥に5台程の駐
車スペースが有ることを付け加えておきます。
ごちそうさまでした