2回
2017/03 訪問
ずっと通いたいお店
毎月のように通っている神楽坂の「石かわ」さんで、「敬愛するお師匠さんがお店を出したので、是非行かれてみて下さい」とご紹介をうけ、すぐに予約を入れたのが銀座「梧洋(ごよう)」さんでした。
銀座7丁目のビル。入り口を彩る美しいお花には、錚々たるお弟子さん(石川さん、虎白さん、蓮さん)連盟のカードが添えられています。
階段を降りて地下1階の入り口で出迎えてくださった仲居さんを見てびっくり、石川さんにもいらした仲居さんでした。(笑)
虎白さんに行った際も石川さんにいらした仲居さんと遭遇した事がありましたが、お師匠さんとお弟子さん達で協力し合っているのが微笑ましいです。
入り口を入ってすぐ右手に白木の美しいカウンター席(7名ほど)があり、奥には6名入る個室が2室ありました。
この日はカウンター席で、石川さんのお師匠である勝又さんが穏やかな声と笑顔で迎えてくれました。
お料理は2万2千円のお任せコースのみです。
まず出されたのは毛蟹と御酢のゼリーがけ 石川さんでいただくのと同じスタイルですが、御酢の強さが柔らかめで、甘さも控えめ、とても上品な味わいです。
続いては揚げ物。 百合根を用いたコロッケ、2つのうち一つは鮑入り、もう一つは穴子入り。そら豆の素朴な美味しさを引き立てる、極限まで薄い衣。
次は炙り白子を、濃厚美味なすっぽんのスープで。
続いて出されたのは北海道の雲丹。泡醤油と炭塩。添えられた山葵は勝又さんがご出身の静岡のもの。雲丹も山葵も絶品です。
車海老と蕨を胡麻ソースで。甘味がよく引き出されています。
お造りは、ホウボウとミル貝 煎り酒との相性が素晴らしく、感嘆する美味しさでした。
聖護院蕪と鴨つくねのお椀 口の中でほろほろと細やかにほどけるつくね。お出汁が大変上品です。
むつと新玉ねぎの焼きもの どちらも唸るほど美味しく、来月の再訪を心に誓ったほど。
伊勢海老の湯葉がけ 舌が喜ぶ組み合わせ。
たらの粕煮 白子やわらび、うど、こごみなども入っていて、優しい味わいです。
軍鶏の炊き込みご飯 絶妙の炊き加減で、残さず平らげました。
デザートは、苺、でこぽん、フキ、小豆、ラム酒ゼリーのココナツミルクがけ。こちらも甘さかなり控えめです。
どのお料理も器までも「石かわ」さんと通じる要素が多く、「これがお手本だったんだ」とその微妙な違いを楽しみ、味わいました。
お弟子さん達は、そこに独自のアレンジやアイディアを加え、現在の高みに登りつめたのでしょう。
そして勝又さんもこれほどに感激するお料理を造り続けていらっしゃるのは素晴らしいですし、そのお人柄にも魅了されました。
今後も通い続けたいと思います。(*^_^*)
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2回目の訪問、お食事は前回より更に美味しく、ひと皿ひと皿に感激でした。
ひとつのお料理が食べ終わると、ほとんど待たされずにすぐ次のお料理が出てきます、しかも最適な温度で。
この日のカウンター席は満席でした。
近いうちに予約困難になりそうです。
次回は大人数で個室を利用する予定です。
2018/01/24 更新
どこまでも、角の取れた優しい味わいにほっこり。(^ ^)