えー 息子どもを引き連れて「エヴァンゲリオンと日本刀展」なるものに出かけてきました。
いやぁ 春休みだからなのか人が多いですねぇ。 マニアっぽい人も(^^;)
日本刀の刀匠が作った「ロンギヌスの槍」とかも。
エヴァの企画書や原画などの展示もありファンにとっては面白い企画かも。
原案だとアスカの髪は短めだったんですね。
エヴァンゲリオンというのは元々深いメーセージが込められている訳でも、回収可能な伏線が散りばめられている訳でもなく、原作者の思い付きで作られたというのが真相らしいのですが、数々の偶然が重なり世にも複雑なストーリーとなってしまった。
簡単に大筋を説明すると、
ある調査隊が偶然発見した太古の遺物「裏死海文書」から人類の起源とその破滅的未来を知ることになった「ゼーレ」という裏から世界を操っている謎の組織が、その「裏死海文書」に予言されている人類の滅亡という最悪の事態を防ぐために極秘の活動を開始する、というのが物語の背景になっています。
ただその途中で、その活動を推進する中心的人物である主人公の父親が提唱する「人類補完計画」というプロジェクトが加わってきて更に話が複雑になってくる。
「人類補完計画」というのは究極の進化を遂げた人の姿をひたすら追い求め、「完全なる人間」を造ろうという試みで、神のみが擁する「生命の樹の実」を人類の手で科学的に造りだし、人間から死を取り除き、さらに人の抱える原罪、全ての呪縛からも全人類を解放しようという驚きべき禁断の計画。
ただ、人類を滅亡の淵から救い出そうと努力し続けるエリート達の活動が、結果的に全ての人類を滅亡へと導いてしまうという実社会にも通じる普遍的なお話。
その過程で登場するキャラクター達が社会現象になるくらい人気が出てしまい、物語に登場する科学的、宗教的、哲学的、心理学的な要素もマニアを刺激してしまい、放映終了後も直接、間接の関連作品、商品の登場が跡を絶たない。
世に出て20年近く経った今日にいたるも原作者の説明不足も加わり、万人が納得できる明確なる結末を迎えたとは言えず、新劇場版が公開されるに至り、さらに事態を複雑混迷化させて今日に至っている。
そういうお話。 解っかるかなあ~ 解っかんねえだろなぁ~(笑)