3回
2024/12 訪問
美味しすぎる!この焼き方は未来に伝承するべきだ!(;゚∀゚;)
再訪です。
一度味わえば「その見た目」「その味」「その作り方」「そのお好み焼きを作る大将の姿」を忘れることが出来なくなる魔法の店「とんとん」
相変わらず素晴らしい!(゚∀゚;) 写真が曇って見えるのは焼き立てで湯気が立ち上っているからです。冬ならではの光景ですね。前回の撮影は8月だったので写真がクックリしています。
美味しい!(;゚∀゚;) 青のりの量が半端ないので香りが凄い! もうこのお好み焼きは日本一美味しいんじゃないですかね。(;゚∀゚;)
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2024年8月
こんな処にお好み焼き屋が!的な表現は時々目にするし自分自身も使用したことが少なからずありますがこの店も正にそういったロケーションのお好み焼き屋です。
住宅地の入り組んだ路地の奥にあり、よくこんな場所でお好み焼き屋を開業しようと決心したものだ。店は老夫婦によって営まれている。店内は清潔に保たれてはいるが年季を感じさせる雰囲気。
店内にはクーラーは無い!(歴史的猛暑の8月です!( ̄▽ ̄;) 扇風機は数台ある。年季の入った鉄板でダボシャツ一枚のお爺ちゃんがお好み焼きを焼いている。おばあちゃんが給仕や電話注文のお好み焼きを配達している(元気です)
注文したのはオーソドックスに肉玉そば入り。660円(税込み)田舎のお好み焼き屋では今でも600円台に時々遭遇するので特に驚きはしないが驚いたのはその作り方である。
「呉焼き」 全国的には無名だが広島風のお好み焼きといっても市町村、島嶼部によって微妙に作り方に違いがある。
今やメディアに露出する機会が圧倒的な「お好み焼 みっちゃん総本店 八丁堀本店」のお好み焼きが広島風のスタンダードになりここ呉市でも大勢を占めるようになったがが私が子供の頃、すなわち約50年前(遠い眼・・)に呉市に「みっちゃん」のようなお好み焼きは存在しなかった。
キャベツとそばを同時に混ぜながら炒めて一通り火が通ったら横に広げてある生地に載せて最後は半分に折って完成。大抵は持ち帰りで店で食べる際は皿に載せて箸で食べる。私はコテを使ったことは高校時代までは一度も無い。
ちなみに私が現在の広島風的なお好み焼きを初めて食べたのは浪人で広島市に通いうようになった18才の時で広島駅の近くにあった名前も忘れた小汚い店である(現在のエールエールA館を作る際に無くなった)
さて、老大将の作り方は独特である。まずそばををひたすら炒る。2分くらい炒ってもやし、天かす、キャベツをそばに載せる。その後一緒に混ぜて焼き始める。まだ生地は作り始めていない。ここまでは美味しそうな焼きそばの調理を見ているみたいだ。
年季が入った黒ずんだ分厚い鉄板は油をひいている様には見えないがそばがこびり付かないのが不思議だ。
その後おもむろにやかんの水を鉄板に垂らす。水蒸気が猛烈に立ち上る。蒸発した辺りの鉄板をコテでキレイに撫でそこに生地を引き始めた。隣にいた女将がすかさず魚粉をたっぷり振りかける。そこに炒めていた野菜&そばを乗せる。
生地の上で具を成形したらその上に豚肉をサークル状に丁寧に並べて中央に生卵をのせる。この状態が非常にキレイです。(クオリティさんの写真を見てください)
最後にひっくり返して豚肉と玉子が載った表側を焼く。十分焼いてひっくり返し刷毛でソースを塗って半分に折って皿に載せ青海苔をタップリ振りかけて完成。もの凄く美味しそうです。( ̄▽ ̄;)
現存する呉焼きというのは大抵はお婆ちゃんの店で割と大雑把に作られるものですがこの店は作り方がキッチリしていて造形も含めて寸分違わぬ仕事をしている感が凄い。この完璧な呉焼きマニュアルを絶対に誰かに伝承してほしい。
実食! ウマい! これはもの凄く美味しいぞ!(;゚∀゚;) この味!この味ですよ。私が子供の頃食べたお好み焼き。遅ればせながらこの店に出会えたことが嬉しい。
食べ終えるとお爺ちゃんが「暑かったでしょ。申し訳ないね」とおしゃられたがクーラーが無いことなどどうでもよいくらい満足した。店から出ると汗びっしょりになっていましたけどね。(* ̄∀ ̄)グフ
それにしてもこの内容で660円とは!(;゚∀゚;)
2024/12/19 更新
2024/09 訪問
もはや無形文化財です!( ̄▽ ̄;)
再訪してしまった・・・ もう一度食べて再確認したい!という気持ちを抑えきれなかったので。( ̄▽ ̄;)
開店直後に入店したらまだ鉄板が温まっていなかったらしく「ちょっと待ってね」と。無問題です。(* ̄∀ ̄)
鉄板が温まると最初に油を引いて馴染ませる。キャンプで使うダッヂオーブンの下準備を彷彿させる。油を引くのはこの一回だけ。あとは調理中に一切油を使わない。
いつもは肉玉そばの私ですが今回はあえて肉玉うどんにしてみた。
驚いたのはうどんがまったく鉄板にこびり付かないことだ。
普通のお好み焼き屋ではキレイな鉄板でそばを炒めてもこびり付くのにこの老大将が炒めるとうどんが微塵も鉄板にこびり付かない! 神業?(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
完成した呉焼き! 分厚い!(゚Д゚;) そして美しい!(゚∀゚;) うどんもいいぞ!
初訪時に感動しても再訪すると初回ほどの感動が無いことが多いものですがこの店は違う。初訪時よりも感動してしまったではないか!(;゚∀゚;)
もうお爺ちゃんには無形文化財になってもらうしかない!:(;゙゚'ω゚'):
2024/09/10 更新
久しぶりの「とんとん」 個人的には日本一美味しいお好み焼きだと思っています。(* ̄∀ ̄) 一言で広島風お好み焼きとは言っても地域ごとに特色があり呉市の島嶼部を中心に僅かに残る「呉焼き」などもその一つ。
この「とんとん」は呉焼きの最高峰。見た目、味、作る過程、どれをとっても現役最高レベルとしか言いようがない。
高齢ご夫婦の店。1年でも長く営んでほしいですが・・・ 誰か跡を継いでくれ~~。゚(゚´Д`゚)゚。 と切に願う!