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食べログ
野毛先案内人 aki の 『呑み処と旨い見世』
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aki27noge (男性・神奈川県) 認証済
レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、 1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
夜の点数: 4.5
2011/01訪問 2012/12/03
越後湯沢の 「紅葉寿司 」 は文句なく旨い江戸前寿司屋
【11年1月 追記②】 「紅葉寿司」 は今年もうまい の巻 (画像追加) 2011年。新年二日の野毛先案内人は、例年の如く予約した、越後湯沢の 「紅葉寿司」 からのスタート。今夜は予約のみの営業で、入り口には「只今満席です」 の札が出ている。 相変わらず、落ち着いた粋な店内のカウンターに促され、先ずはスキーの程良い疲れに渇いた喉を潤すために、昨夏から置くようになった生ビールで乾杯。お通しは、昨年味見した絶品の河豚皮の煮凝り。これだけで嬉しくなる。肴は、冬季お決まりの、白子ポン酢と鮟肝。刺身はお任せで切ってもらう。大将も元気そう。 中トロ、鯛、赤貝紐、子持ち昆布、帆立、北寄貝。そして、地元で養殖の岩魚と虹鱒を掛け合わせた、みゆき鱒を盛り合わせた刺身は、今年も文句なし。あまり呑めない相方も、うまいつまみにビールをグビッと一杯呑みきっている。落ち着いた所で燗酒二合に切り替える。うまい肴で呑む燗酒の味が、冷えた体にたっぷりと染み渡る。肴と酒に舌鼓を打ちながら、すぐに燗酒を追加。 大将によると、「食べログに載せてもらった影響か、昨年は一時期、ポン酢が寝かせきれずに、足りなくなって注文を断ったほど、ポン酢のつまみと特上寿司が出たんですよ~。最初は、何でだか分からず慌てましたが…。気がついてみると、ネットの力は凄いんですね~」 と、困惑しながらも感心しきり。 でも、「横浜の人が書いた食べログ見ました…と、若いカップルが夏場に来て、いきなり季節外れの白子ポン酢を頼まれたのには参りましたけどね~」 と苦笑い。そんな楽しい話で過ごした今夜の〆は、やはり特上寿司。なかでも、ポン酢がかかったキンメの握りが絶品。大将が 「これ食べてみて下さい…」 と、出してくれた自家製の大根の辛子漬けが、これまたいい味。握りを食べながら良いアクセントになる。 大酔っぱらいしては、せっかくのうまさがもったいない。この味を記憶している酔いのうちに腰を上げよう。今年も二人で満足のお会計は12,600円也。画像の追加を約束して、大将の良い笑顔に送り出される。また夏に来よう。 外に出ると、町をすっぽりと覆った雪が、全ての音を吸い込んで、静けさに包まれている。今年も良い年になりそうだ…。◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆【10年1月 追記】 冬の 「紅葉寿司」 も極上のうまさで満足 の巻 今年の冬も恒例の新年二日にお邪魔。 まずはビールと、お任せで刺身を切ってもらい、冬定番の白子ポン酢を注文する。 ここの自家製ポン酢が良い味なのだが、シークァーサーをベースに冷蔵庫で二ヶ月寝かせて熟成させたものを使用とのこと。このこだわりが、旨さの秘訣と納得。普段は出さない限定品ですが…と、河豚皮のポン酢煮こごりを味見すると、これがまた絶品。 地酒の熱燗を呑みながら、河豚、鮪、鳥貝、カンパチ、ホタテ他の刺身をつまむ。どのネタもしっとりとして最高の状態で旨い…。相変わらずの良い仕事ぶりを感じる。 白子の処理のこだわりや、魚沼産コシヒカリだけでは粘りがありすぎて、敢えてブレンドしているシャリの話。雪かきの苦労話、不景気が大きく影響している近隣スキー場の経営情報など、二代目となる大将の、仕事へのこだわりや、雪国地元ならではの話を聞きながら、今回も心地よいひとときを過ごす。 ビールと燗酒三合を呑み終える頃に、〆は特上寿司…その旨さは、もう説明する必要なし。これだけ呑んで食べて、今回のお会計も一人6千円少々。毎回、コスパの高さに驚驚きながら、冬も大満足の越後湯沢 「紅葉寿司」。◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆【09年8月 初記】 越後湯沢にある 「紅葉寿司」 は文句なくうまい江戸前寿司屋 私の口コミエリアとしては、あまりにもかけ離れた地域で恐縮ですが、好きな店なので、あえて紹介です。 上越新幹線「越後湯沢駅」の東口から右に5分ほど歩くと、在来線の三国街道踏切のそばに、ポツンと「紅葉寿司」がある。湯沢に開業して49年。新幹線建設の影響で、この場所に移転してからでも35年になる老舗。 店構えは小綺麗で落ち着いている。店内は右手に5人のカウンター。左に4人掛けテーブルが二つ。奥の上がり座敷に4人掛けの座卓が二つの小ぢんまりして粋な作り。奥のお酉様の大きな熊手が目を引く。 周囲には商店もなく、本当にポツン…こんな場所に寿司屋があるの?しかもうまい?…という感じ。しかし、侮ってはいけない。 柳橋で修行した親父さんと、息子さん二人が握る江戸前寿司は、ネタの処理がしっかりとして、思わず「いい仕事してる~」と唸ってしまう旨さ。湯沢の中だけでなく、私が今まで行った寿司屋の中では文句なく最高。 冬と夏の年二回しか行けないのが残念だが、毎回楽しみにしている店。季節ごとの旬の魚肴を一番うまい状態で食べさせてくれるが、握りと刺身と酢の物程度で、余計なサイドメニューは無いシンプルさがいい。 まず、つまみを切ってもらうが、どのネタもしっとりしていて、今まで裏切られたことがない。ヒカリモノや白身、貝類も絶品だが、中トロの旨さは脳に響く。その他、冬は白子ポン酢、夏は酢の物を頼むが、ネタのよさはもちろんだがポン酢の味が、これまたいい。 軽くビールを呑み、日本酒に移る。さすが新潟酒処、良い酒が置いてある。ただの燗酒を呑んでも侮れない味。〆は特上寿司を頼むが、小振りの握りで、酢飯の味やその他の説明は、もう必要なし。 品書き表があるわけでもなく、気をつけて見ると、壁上に板で、上にぎり、特上、おまかせ、ちらし等の必要最小限の値段表示。でも、心配することはない。ここは観光客相手ではなく、越後湯沢の地元の人に愛されている店…。 今回は、特上寿司の他、お任せで肴を切ってもらい、酢の物、ビール二本、燗酒を三合呑んで、贅沢した気分で、会計は一人六千円少々。この内容とこの旨さでこの値段。横濱では、とても考えられない…。 越後湯沢に行くチャンスがあったら、ぜひ寄ってみる価値有り。越後湯沢で本物の江戸前寿司に出会えるはず。
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【11年1月 追記②】 「紅葉寿司」 は今年もうまい の巻 (画像追加)
2011年。新年二日の野毛先案内人は、例年の如く予約した、越後湯沢の 「紅葉寿司」 からのスタート。今夜は予約のみの営業で、入り口には「只今満席です」 の札が出ている。
相変わらず、落ち着いた粋な店内のカウンターに促され、先ずはスキーの程良い疲れに渇いた喉を潤すために、昨夏から置くようになった生ビールで乾杯。お通しは、昨年味見した絶品の河豚皮の煮凝り。これだけで嬉しくなる。肴は、冬季お決まりの、白子ポン酢と鮟肝。刺身はお任せで切ってもらう。大将も元気そう。
中トロ、鯛、赤貝紐、子持ち昆布、帆立、北寄貝。そして、地元で養殖の岩魚と虹鱒を掛け合わせた、みゆき鱒を盛り合わせた刺身は、今年も文句なし。あまり呑めない相方も、うまいつまみにビールをグビッと一杯呑みきっている。落ち着いた所で燗酒二合に切り替える。うまい肴で呑む燗酒の味が、冷えた体にたっぷりと染み渡る。肴と酒に舌鼓を打ちながら、すぐに燗酒を追加。
大将によると、「食べログに載せてもらった影響か、昨年は一時期、ポン酢が寝かせきれずに、足りなくなって注文を断ったほど、ポン酢のつまみと特上寿司が出たんですよ~。最初は、何でだか分からず慌てましたが…。気がついてみると、ネットの力は凄いんですね~」 と、困惑しながらも感心しきり。
でも、「横浜の人が書いた食べログ見ました…と、若いカップルが夏場に来て、いきなり季節外れの白子ポン酢を頼まれたのには参りましたけどね~」 と苦笑い。そんな楽しい話で過ごした今夜の〆は、やはり特上寿司。なかでも、ポン酢がかかったキンメの握りが絶品。大将が 「これ食べてみて下さい…」 と、出してくれた自家製の大根の辛子漬けが、これまたいい味。握りを食べながら良いアクセントになる。
大酔っぱらいしては、せっかくのうまさがもったいない。この味を記憶している酔いのうちに腰を上げよう。今年も二人で満足のお会計は12,600円也。画像の追加を約束して、大将の良い笑顔に送り出される。また夏に来よう。
外に出ると、町をすっぽりと覆った雪が、全ての音を吸い込んで、静けさに包まれている。今年も良い年になりそうだ…。
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【10年1月 追記】 冬の 「紅葉寿司」 も極上のうまさで満足 の巻
今年の冬も恒例の新年二日にお邪魔。
まずはビールと、お任せで刺身を切ってもらい、冬定番の白子ポン酢を注文する。
ここの自家製ポン酢が良い味なのだが、シークァーサーをベースに冷蔵庫で二ヶ月寝かせて熟成させたものを使用とのこと。このこだわりが、旨さの秘訣と納得。普段は出さない限定品ですが…と、河豚皮のポン酢煮こごりを味見すると、これがまた絶品。
地酒の熱燗を呑みながら、河豚、鮪、鳥貝、カンパチ、ホタテ他の刺身をつまむ。どのネタもしっとりとして最高の状態で旨い…。相変わらずの良い仕事ぶりを感じる。
白子の処理のこだわりや、魚沼産コシヒカリだけでは粘りがありすぎて、敢えてブレンドしているシャリの話。雪かきの苦労話、不景気が大きく影響している近隣スキー場の経営情報など、二代目となる大将の、仕事へのこだわりや、雪国地元ならではの話を聞きながら、今回も心地よいひとときを過ごす。
ビールと燗酒三合を呑み終える頃に、〆は特上寿司…その旨さは、もう説明する必要なし。これだけ呑んで食べて、今回のお会計も一人6千円少々。毎回、コスパの高さに驚驚きながら、冬も大満足の越後湯沢 「紅葉寿司」。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【09年8月 初記】 越後湯沢にある 「紅葉寿司」 は文句なくうまい江戸前寿司屋
私の口コミエリアとしては、あまりにもかけ離れた地域で恐縮ですが、好きな店なので、あえて紹介です。
上越新幹線「越後湯沢駅」の東口から右に5分ほど歩くと、在来線の三国街道踏切のそばに、ポツンと「紅葉寿司」がある。湯沢に開業して49年。新幹線建設の影響で、この場所に移転してからでも35年になる老舗。
店構えは小綺麗で落ち着いている。店内は右手に5人のカウンター。左に4人掛けテーブルが二つ。奥の上がり座敷に4人掛けの座卓が二つの小ぢんまりして粋な作り。奥のお酉様の大きな熊手が目を引く。
周囲には商店もなく、本当にポツン…こんな場所に寿司屋があるの?しかもうまい?…という感じ。しかし、侮ってはいけない。
柳橋で修行した親父さんと、息子さん二人が握る江戸前寿司は、ネタの処理がしっかりとして、思わず「いい仕事してる~」と唸ってしまう旨さ。湯沢の中だけでなく、私が今まで行った寿司屋の中では文句なく最高。
冬と夏の年二回しか行けないのが残念だが、毎回楽しみにしている店。季節ごとの旬の魚肴を一番うまい状態で食べさせてくれるが、握りと刺身と酢の物程度で、余計なサイドメニューは無いシンプルさがいい。
まず、つまみを切ってもらうが、どのネタもしっとりしていて、今まで裏切られたことがない。ヒカリモノや白身、貝類も絶品だが、中トロの旨さは脳に響く。その他、冬は白子ポン酢、夏は酢の物を頼むが、ネタのよさはもちろんだがポン酢の味が、これまたいい。
軽くビールを呑み、日本酒に移る。さすが新潟酒処、良い酒が置いてある。ただの燗酒を呑んでも侮れない味。〆は特上寿司を頼むが、小振りの握りで、酢飯の味やその他の説明は、もう必要なし。
品書き表があるわけでもなく、気をつけて見ると、壁上に板で、上にぎり、特上、おまかせ、ちらし等の必要最小限の値段表示。でも、心配することはない。ここは観光客相手ではなく、越後湯沢の地元の人に愛されている店…。
今回は、特上寿司の他、お任せで肴を切ってもらい、酢の物、ビール二本、燗酒を三合呑んで、贅沢した気分で、会計は一人六千円少々。この内容とこの旨さでこの値段。横濱では、とても考えられない…。
越後湯沢に行くチャンスがあったら、ぜひ寄ってみる価値有り。越後湯沢で本物の江戸前寿司に出会えるはず。