2回
2016/06 訪問
昭和の古き良きサッポロラーメン
【3度目の訪問】
関内でお昼。来々軒さんに行くしかない!
お昼ドンピシャ、ほぼ満席。
今回は「醤油ラーメン」(700円)を注文。
サッポロラーメンで醤油って、亜流と思うが、
競馬予想のような店内メニューでは2番人気。
10分弱で登場、スープが暗褐色。
一口飲むと、ぶわっとニンニクの香り。
豚さんと思われる動物系のかっちりした出汁、
酸味なくやや甘さの残るコクのある醤油味、
塩分多めニンニクの効いたジャンクな味わい。
油はやや多めで、やんちゃさを演出。
醤油ラーメンとしてはあまりない味だけど、
なぜか昔よく食べたような気がして…
麺は同様に黄色くウェーブの強い中太麺。
具材はチャーシュー、穂先メンマ、ネギ、のり。
いたってシンプルです。
シンプルだけど、インパクトのある醤油味。
2番人気もうなづけるかも。
でも、店内誰も食べてませんでしたが…
皆さん、オロチョンか、味噌ですね。
店内を出る時に聞く親父さんの掛け声も、
キップが良くて、なぜかノスタルジー。
また行きたくなっちゃいました♫
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【再訪です 2016年9月】
ヨコハマ、関内、伊勢佐木町。
すぐに来々軒さんを思い出しました。
お昼ドンピシャで半数の入り。
さっぱりサッポロ「塩ラーメン」(700円)に
「バター」(100円)をトッピング。
5分程度で出て来た塩ラーメン。
のりが目立つが、至ってシンプルな眺め。
スープを飲むと、うわ~ 懐かしくて泣ける♫
昭和時代の札幌チェーン系の典型的な塩味。
これ、やばいでしょ…
柔らかくてほのかにニンニクらしき香味が効き、
コク&ジャンク感ありつつ、さらり飲み口。
薬味のざく切り長ネギのエキス感が絶妙。
浮いているゴマの香りもいい。
バターが溶け出すとほんのりした甘みが最高♫
あぁ、うまいなぁ…
らせんを描くように時が戻って行きます。
麺は黄色くウェーブの強い中太麺。
これ、とってもスープに合います。
メンマは穂先メンマで、何気にクオリティ高し。
チャーシュー、のり、さっぱり味。
ちなみに、量は意外と多くはありません。
若い方は大盛か、サービスライスがお勧め。
塩ラーメンもノスタルジック。
やはり、ここは懐かしのサッポロラーメンを
忠実に再現してくれるお店。
オロチョンの激辛メニューばかり目立つけど、
ここは古き良きサッポロラーメンを守るお店。
昔と比べればちょっと価格は高めだけど、
定期的に通いたくなるお店ですね。
まったくもって、貴重なお店です。
また伺いますね。
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【初回訪問 2016年6月】
伊勢佐木町の暑いお昼どき。
ブルーライトヨコハマが流れてそうな、
懐かしのサッポロラーメンが食べられるお店、
来々軒さんに初訪問です。
伊勢佐木モールの一本南側の通り、末広町。
街角に佇む赤い看板、ラーメン店らしい外観。
細長い店内は、厨房に面したL字カウンター。
食券販売機はなく、昔ながらの直接オーダー。
厨房壁にオロチョンラーメンの辛さの面白表示、
卓上メニューは競馬の予想表もどきのものと、
鶴見のお店、赤レンガさんと全く同じです。
あとで調べたら、赤レンガのご主人が、
こちらで修行されたらしい。
サッポロらしく「味噌ラーメン」(800円)に
「バター」(100円)をトッピングです。
半ライスが無料らしいが、お断りしました。
ここは24時間ぶっ通し営業らしい。
お昼ドンピシャだか、まったりと半数の入り。
厨房は年季の入った親父さんお二人。
モヤシを鍋で炒めてスープを投入する方式。
5分程度で登場。
黄土色のスープが何ともレトロなビュー。
スープを飲むと、さらりとした口当たりで、
香ばしくもジャンクな白味噌の味わい。
うわぁ、これこれ♫ 懐かしいなぁ。
バターが溶け出すと、ほのかに甘じょっぱい。
泣けるなぁ… バターって何だか贅沢だなぁ。
味噌なので塩分感はもちろんあるけれど、
思ったより塩辛くない、ライトな仕立て。
これぞ、昭和世代が思い描くのサッポロの味。
麺は黄色くウェーブの強い西山の中太麺。
コシがありほのかな酸味、味のある麺です。
スープにドンピシャの懐かしい味わい。
たまりませんなぁ…
メンマは穂先風で酸味があり、なかなか美味。
結構たっぷり載ってます。
モヤシはシャキシャキ、量は多くはない。
チャーシューは肉屋で作ったような既製品感、
あっさり硬めの懐かしい味わい。
海苔が1枚、味噌ラーメンには珍しい。
昭和の古き良きサッポロラーメン。
この時代を生きた方には間違いなく泣ける味。
こういうお店が頑張ってるのが嬉しい。
ジャンクな味噌スープを飲み進むと、
過ぎ去ったあの日々が蘇ります。
忠実にこの味を守って欲しい。
何だかお礼が言いたくなる一杯。
また、伺いますね♫
2016/10/01 更新
【4度目の訪問】
冬を迎えた伊勢佐木町、来々軒本店さんへ。
お昼少し過ぎてまったりと半数の入り。
これから夜の店支度のような常連さんも。
福富町も往年の輝きはなくなったよなぁ…
「味噌オロチョンラーメン」(850円)を注文。
いつも2倍の辛さ、鶴見店含め初めての4倍指定で。
とは言え「普通の辛さ」というキャプションですが…
5分ちょっとで登場。
表面は結構ラー油で赤く、唐辛子粉も浮かんでる。
飲んでみると、シャワッとした白味噌の味わいに、
ラー油がボワっと軽い炎を放つ口当り。
辛さはあるけど、辛いのが苦手な自分でもギリOK。
淡い味噌味から流れ込むジャンクな旨みに泣ける。
やっぱりこれこれ、昭和のノスタルジック味噌味♫
これ以上辛いとシャワ味噌の味が分からないだろう。
麺はウェーブの強い中太麺。
噛むごとに小麦とカンスイ弾けるジャンクな味。
勢いよく吸い込むとむせるので、ややそっと…
スープの辛みと麺のほのかな甘みがマッチ。
具材のゆでモヤシが今回はドンピシャ。
ぷるると弾ける水分感と辛味噌が混じり合う♫
挽肉が混じってて、そこからほんのりニンニクの味。
チャーシューは既製品感の強さが反対に郷愁的。
肉の雑味が混じった素朴な味わいです。
穂先メンマだけが妙な上質感(笑)。
でも、浮き出す酸味は大好きな感じです♫
昭和の古き良きサッポロラーメン。
この伊勢佐木町には妙に馴染んだ味わいです。
ラー油の辛みをブレンドしたオロチョン。
味噌バージョンはその本領発揮といった感じ。
これから寒い冬にはピッタリですね。
店長は年配ですが元気でお店を仕切られています。
いつまでもこの味をがんばって残して欲しいです。