「急に随分と複雑な機能に変更したんだな…。どう見たら、どう投稿したらいいんだろ?」
10月30日(木)から変更された食べログのレビュアーページを見て、皆さん同じことを思われたのではないでしょうか?
案の定、食べログ側ではたった2日後に以前の状態に戻すことになりました。
ここで、私が食べログに対して良くも悪くも感じたことがあります。
まず、いい点について…「こりゃ駄目だ!失敗した!」と感じたその2日後に、直ぐに以前の状態に戻して『ごめんなさい!やっぱり中止します!』という行動に出たことです。
その決断のスピードは、私が勤務する会社では、まず有り得ないスピードです。
悪い点について…いい点としてそのスピード感を挙げましたが、まず、そもそもこれだけの大きな変更点がありながら、ユーザー側の立場に立っての利用検証が、笑えてくるくらい大甘過ぎており、その状態でリリースしてしまうということが何とも理解できないのです。
大変失礼であることは重々承知の上ですが、「カカクコムという会社の企業体質は未だに『ベンチャー』そのものであり、上場企業としての社会的責任に対してとても危うい感覚を持っている」と思えてなりません。
恐らく、カットオーバーの日は決定しており、その日を動かすことは出来ないという判断から、リリースを見切り発車してしまったのかもしれません。
スピードを優先するあまり、品質が疎かになっているのです。
【納期と品質】の両立は常にシステム開発にとってついて回る課題でありますが、今回のリニューアルについては、原因の検証と今後の再発防止を徹底的に行い、ユーザーであるレビュアーに対して説明する責任が食べログ側にあると思います。