12月31日、フジテレビで「アイアンシェフ」が5時間に亘って生放送されました。
10月から「料理の鉄人」がリニューアルされて新番組として放送されており、私は毎週楽しみにしていますが、視聴率は芳しくないようです。
現在3人がアイアンシェフとして出演しているわけですが、その中で「和のアイアンシェフ」である湯島「くろぎ」の黒木純さんに注目しています。
「くろぎ」は食べログでも★4.4以上、ミシュランで★の店・・・全国の和食店でもトップクラスの評価になっています。
アイアンシェフとして出演される以前から黒木さんの店は、彼のその若さにも拘らず予約の取れない店として有名でした。
私もいつか行ってみたいと思っており、長いことブックマークしていたお店です。
彼は昨晩、初代「和の鉄人」である82歳の道場六三郎さんと対戦しましたが、敗退してしまいました。
初戦でも敗退していますから、これで3戦して1勝2敗です。
3人のアイアンシェフの中では彼以外、他の2人は全て勝っていますので、言い換えれば彼しか負けていないのです。
34歳で全国に名だたる名店として馳せ、半年以上先でないと予約が取れないような人気店にさせるのは、並大抵の力ではできません。
類稀な才能とセンス、接客は言うに及ばず、店での立ち居振る舞いも要求されるはずです。
和食店は料理人とお客様との距離が往々にして近く、その緊張感は想像に難くありません。
授かった才能だけでなく、不断の努力も要求されるわけです。
その彼が番組の中では「負けキャラ」になってしまっています。
要らぬ心配かもしれませんが、恐らく彼の心境は相当モヤモヤしたものが渦巻いていることでしょう・・・年齢とこれまでの実績からしても、大きな挫折は経験されていらっしゃらないのではないでしょうか。
彼自身がアイアンシェフとしての仕事を引き受けたわけですから、これからが踏ん張りどころです。
先ずは勝ちが先行するように・・・応援しています。