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テーブルのもみじ
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プロシュート
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大根のスープ
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バイ貝のパスタ
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白トリュフがけ
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魚料理
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デザート
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デザート
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珈琲
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カップの下には・・・
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オリーブオイル
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美術館と、クレマチスガーデンのある、
クレマチスの丘には、知る人ぞ知るイタリアンのレストランがあります。
私は知らなかったのですが、
なかなか予約がとれないお店らしく、
有名シェフのお店だそうです。
初めて訪れたのは、2012.7月。
杉本博司さんのIZU PHOTO MUSEUMを見ることが目的で、
ついでと言ってはなんですが、評判のここちらでお食事をすることに。
お店の名前は「プリマヴェーラ」
イタリア語で、春、物事の始まりを意味するそう。
庭園美術館にも「プリマヴェーラ」という作品があります。
日頃、イタリアンを好んで食べることはありません。
それなのに、今回は一人でイタリアン。
一人フレンチ、一人焼肉も、最近は平気になってきたのですが、
イタリアンは、経験がなくちょっと緊張ぎみ。
ある意味、プリマヴェーラの店名の語源のとおり、
物事の始まりとなるお食事でした。
店内に入ると、
ガラス張りの奥かから、庭園の緑が目に飛び込んできました。
ガラスのむこうに広がるクレマチスのガーデンと、
グリーンごしに注ぐ光が店内に差込み、
店内全体をやわらかく包込み込みながら、きらきらしていました。
案内されるサービスが高級店そのもの。
エレガントな身のこなし。
こちらも、しゃきっと背筋を伸ばして、対応せねばと、
ちょっとした緊張感を伴うのですが、
それは、とてもいい意味での緊張でもあり、
心地よささえ感じさせるものでした。
入口で、店内に案内をされる前に、
美術館の催しもののパンフレットが欲しい旨を伝えました。
どんな催しがあるのか、把握しないで来訪していたので、
お食事をしながら、見学計画を立てるつもりでした。
レストランにパンフを置いていなければ、
一旦、受付にとりに戻ってからと思ったのですが、
とりあえず、席に案内されました。
そして、わざわざ取りに行っていただいたらしく、
さらには、催しの内容なども把握して、解説をしていただきました。
お料理について伺っても、スタッフの方それぞれが詳しく、
内容、調理法まで、しっかり把握されていました。
それだけでなく、美術館全体に把握して、
案内されていることに、びっくり。
知りたいことを遠慮なく聞ける。
というよりも、求めている以上のことが返ってきます。
初一人イタリアンでしたが、入店時の緊張はすっかり解き放たれて、
とても好感触のお食事でした。
サービスも最高で、お料理もおいしい!
そんな好印象を持ったレストランだったので、
今回も、到着するなり、
こちらのレストランの予約を入れました。
■美術館併設のレストラン、全国第2位
レストランに行く前に、レストランとミュージアムの間にある、
ミュージアムショップに立ち寄って、
何気なく手にして見ていた「CASA」
アート・建築・食のご意見番が徹底考察!
日本全国の美術館カフェBESTランキング。
という特集でした。
なんとプリマヴェーラは全国2位です。
ちょっとテンション上がります。
よくありがちな、根拠もなさそうで、
何を基準にしているのかわからないランキングとは違います。
評価の採点法などが明確に示され、
その道のプロにより投票された、信頼のおける(?)ランキングのようです。
そこでの第2位です。
同じレストランに2度訪れるよりは、
新たなところを開拓する方が好きなのですが、
ここは、もう一度、訪れてみたいと思わされた場所でした。
そんな場所が、専門家が選んだ2位ということで、
自分の目も、まんざらじゃなかったのかも(笑)と、
ちょっと、気分をよくさせられた情報でした。
■入店
時間になって入店しました。
ライブラリーのあるウェイティングエリアでしばし待ちます。
イタリア関係や、建築、デザイン関係の本が並び、
それを見ているのも楽しい時間です。
席に案内されました。
紅葉したもみじがあしらわれ、
さりげなくテーブルの上にも散らされています。
お食事の写真を撮るというのは、
マナー面で、いろいろ賛否のあるところですが、
基本的は、お料理写真はとらない方針でいますが、
こちらは、積極的に撮影したい衝動に駆られました。
お店の方に了解を得て・・・
ランチメーニューは5000円のコースと、10000円のコース。
予算的なところと、夜のお食事も控えていたので、
5000円のコースにしました。
そして、追加でメイン料理を選べたり、
アップでお料理選択ができたのですが、
特にアップはしませんでした。
■白トリュフ
ただ、めずらしい白トリュフが入ったとのこと。
1g 1500円でパスタにかけることができるそうです。
3大珍味と言われるトリュフ。
しかし、私にはこの味や香りがよくわからない食材なのです。
香りがよいと言われるのですが、なぜかその香りの認識ができません。
正直なところ、なぜゆえに3大珍味なのか・・・
結局、希少価値ということなのだと思っていたのですが、
黒よりは白の方が香りがよいと言われていることもあり、
白を試してみることにしました。
■コースのはじまり
最初に出てきた前菜。
カリフラワーと、ちょっと熟成の進んだプロシュート
カリフラワーが、すっごい美味しいです。
野菜って、こんなにおいしいものなんだ・・・
地元の採れたて野菜。採れたての野菜がどんなに美味しいかを伝えたいという
シェフの意図が、バシバシ伝わってくる一品でした。
なんだかもう、これだけで満足してしまったくらい・・・
■肝心の白トリュフは・・・
最初に白トリュフの切り口を鼻の近くに寄せられ、
「いかがですか・・・」と聞かれました。
「すみません・・・・
実は、私トリュフの香り、感じることができないんです。
これまでも何度か食べたことがあるのですが、
どの香りがトリュフなのかわからないのです。
白の方が香りが強いと聞いているので、
頼んでみたのですが・・・」
そして目の前でスライスされました。
やはり香りを感じることができません。
「香りには臭波帯みたいなものがあって、
トリュフの香りのセンサーは、私にはないのかもしれません (笑)」
とお話していたら、
「あっ、きました! これですね・・・」
どうやらお料理の温度でトリュフが温められて、
香ってきたような気がしました。
温度によって、香りが強くなることはあるかもしれないとのこと。
さて、お味は・・・
お皿の端のトリュフそのものを食べてみました。
味は何も感じません。
次にソースとからまったところ。
なんとなく、お味が感じられたような・・・
そして、バスタの上にかかったところを食べてみて、
やっと、味を感じさせられ、これぞトリュフ!
と思ったのですが、これってもしかして、
パスタの味じゃない? (笑)
下げていただく時に、
「トリュフは味って、ありますか?」
と伺うと、
「香りを楽しむもので、特に味というのはない」とのこと。
「ロッシーニ風の調理で食べた時も、どれがトリュフの味かよくわからず、
香りもどこにトリュフの香りがあるのかよくわからなかったんです・・・」
「目の前でスライスするのとでは、香りは全く違います。
あとは、お料理が運ばれてきて、強いトリュフの香りがするというのは、
大抵、トリュフオイルを使っていることが多いのです。
やはり、目の前で削る。削りたてをいただくのが一番ですね。」
そうだったんですね・・・
こういうミニ知識が得られるだけでも、
やはりここでお食事をしてよかった・・・
と思えたのでした。
■食べたあとの余韻
サービスが心地よいです。
そして、お料理もおいしいです。
お店を出る時に目に入ったクッキー。
お世話になった方に送り、
自分でもお試しに一つ。
その日、宿泊したホテルで早速食べてみたのですが、
これまた、おいしい!
メレンゲをスティック状に焼いたもので、
中には小さく刻まれたココナッツが入っているような?
先端をチョコにディップするように浸されていて、
そのチョコがまたおいしいのです。
食べ終わってからも、
お食事の余韻を感じさせれました。
メニューのコーヒーのお供に添えれば、
きっと、お土産に買いたくなる気がします。
■美術館併設レストラン ランキング。
10位のうち、クレマチスの丘から3つの施設が、ノミネートされているとのこと。
日本料理のテッセンでは、器展が開催されており、
お土産を見に立ち寄ったのですが、
これまた雰囲気がよい店構えでした。
そして、お食事をされている方のお料理も、
とてもおいしそうです。
今度、訪れる時には、日本料理にするか、
やはりプリマヴェーラにするか、今から悩んでいます。