-
スパークリングワイン
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265585 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265585","content_type":"ReviewImage","content_id":42265585,"voted_flag":false,"count":4,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265584 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265584","content_type":"ReviewImage","content_id":42265584,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
クッキーとともに
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268015 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268015","content_type":"ReviewImage","content_id":42268015,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
曇っていますが、爽快
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268022 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268022","content_type":"ReviewImage","content_id":42268022,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268019 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268019","content_type":"ReviewImage","content_id":42268019,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
早朝 早雲岳 少し晴れる
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265614 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265614","content_type":"ReviewImage","content_id":42265614,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
着替えがセットされる
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268025 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268025","content_type":"ReviewImage","content_id":42268025,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
タイムテーブルと注意書き
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265589 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265589","content_type":"ReviewImage","content_id":42265589,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
メモが使いやすい
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268035 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268035","content_type":"ReviewImage","content_id":42268035,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
室内
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268033 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268033","content_type":"ReviewImage","content_id":42268033,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
室内
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268029 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268029","content_type":"ReviewImage","content_id":42268029,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
浴室バック
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42268028 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42268028","content_type":"ReviewImage","content_id":42268028,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
カルパッチョ 早川漁港より アジ・すずき
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265593 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265593","content_type":"ReviewImage","content_id":42265593,"voted_flag":false,"count":6,"user_status":"","blocked":false}
-
鴨のロースト
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265590 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265590","content_type":"ReviewImage","content_id":42265590,"voted_flag":false,"count":6,"user_status":"","blocked":false}
-
ペスカトーレビアンコ
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265594 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265594","content_type":"ReviewImage","content_id":42265594,"voted_flag":false,"count":6,"user_status":"","blocked":false}
-
三元豚のロース肉のロースト 粒マスタードソース
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265596 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265596","content_type":"ReviewImage","content_id":42265596,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
小田原産巨峰のコンポート バニラアイス
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265598 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265598","content_type":"ReviewImage","content_id":42265598,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
朝食:サラダ
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265606 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265606","content_type":"ReviewImage","content_id":42265606,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
朝食:ドリンク
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265607 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265607","content_type":"ReviewImage","content_id":42265607,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
朝食
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265603 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265603","content_type":"ReviewImage","content_id":42265603,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
温泉たまご
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265610 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265610","content_type":"ReviewImage","content_id":42265610,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
朝食:デザート
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265611 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265611","content_type":"ReviewImage","content_id":42265611,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
隠れた早雲山
{"count_target":".js-result-ReviewImage-42265602 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-42265602","content_type":"ReviewImage","content_id":42265602,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
■プロローグ
宿泊を決めるにあたり、食べログのレビューは、1件・・・・
大丈夫かな?
その一方で、○休では、なかなか評判がよさそう。じ○らん、○天でも・・・
○リップ○ドバイザーは、まあ、いつもの感じで、
たまたま、運の悪かった人から低評価・・・・
なんとなく以前から、気になっていたホテルでした。
お手頃価格で、ロケーションがよさそう・・・・
「○○スパ」というネーミングのホテルは、スパが充実しています。
以前、スパ付きのお得プランがあったので、泊まってみようかな・・・・と思ったのですが、
いつの間にか候補からはずれてしまい、すり抜けて忘れられていたホテルでした。
今回の休暇では、大奮発した宿があったため、
残りの宿は、とにかく予算を押さえたお得な宿を選択することに。
リーズナブルなプランをみつけたので、こちらに宿泊することにしました。
■期待をしていない宿泊
正直なところを言えば、期待を全くしていませんでした。
お値段もお値段でしたし、一部のクチコミに、保養所のリノベーションで、
かなり古さが目立つという声もあったので・・・
高い旅館を利用したら、その分、他は押さえる。
というのが、我が家の利用法なのですが、
その究極の宿泊は、深夜料金を支払えばオーバーナイトができる
スパ銭のような施設を利用することです。
その代わり、昼食や夕食を豪華にしたりして・・・・
ところが、最近、箱根、御殿場界隈に、オーバーナイトできる施設が
なくなってしまいそのプランも実行できなくなってしまったのですが・・・・
5月頃、御殿場を利用した際に「スパリゾート オアシス御殿場」という施設をみつけていました。
とりあえず、エレカーサに予約を入れておき、直前にキャンセルして、
さらに格安のスパ銭宿泊プランにチェンジという案も浮上していました。
が、比較的、安い料金だったこともあり、こちらに泊まることに決定。
■宮城野の山奥に・・・・
ホテルは大文字焼きが行われる明星ヶ岳の中腹にあり、
周囲の施設では一番高い場所になります。
ホテルへの入口が非常にわかりにくいです。
富士屋ホテル方向から、早川に沿って箱根裏街道を、仙石原に向います。
早川の橋を渡ったら、その直後、鋭角に右手に曲がり山を登っていくのがポイント。
最初の曲がるポイントがわかりにくいため、何度も何度もここを行ったり来たりしました。
ナビが指示するタイミングが遅いのです(笑)
わかりにくいという声は確かに多いです。
そのためか、ホテルのHPでも、画像入りで詳細に案内がされています。
わかりにくいと言っても、一度、行けば場所はわかるわけです。
看板を出した方が・・・ということもありますが、
看板だって、勝手に出せるわけではないでしょうし・・・・
かなり山を登っていくので、次第に不安になってきますが、
要所要所に看板が出ているので、それを目安に行けば、たどり着けます。
■どん詰まりにホテルが・・・
もう、これ以上は行けない、という本当のどん詰まりにホテルはあります。
ホテルには車寄せのようなものはなく、階段を登った先にホテルの入口があるようです。
駐車場はその手前にありました。
しかし、エントランスまでは軽い斜面になっていて、距離もあります。
その先には、階段もあります。
荷物を運ぶことを考えたら、行けるところギリギリまで車で行って、
そこで荷物を降ろそうということに・・・・
階段の手前で車を留め、
荷物を車から降ろしていたら、遠くからスタッフの方が、
駆け寄ってこられ、荷物を運んでくれました。
2日前に泊まった仙○原プリ○スとの対応の違いに、一気に好感度が増しました。
車を停めた場所から、エントランスの距離が全く違います。
プリ○スは、車の泊まる気配を感じられる距離。
こちらは、階段を登って、さらにその先・・・・
もしかしたら、モニターで入車がわかったのかもしれませんが、
こんな山奥のホテル、しかもお値段もそれほど高いわけではなかったので、
ドアマンやベルマンがいるとは思っていませんでした。
それなのに、入車と同時に、駆け寄ってきて、
出迎えていただけたということも手伝って、ポイントは一気にアップしました。
また、声かけが爽やかで、「お疲れ様でした。お待ちしておりました」
なんでもない第一声だったのですが、声のトーンや、表情で
この宿泊は大成功! と思わせる力がありました。
■テラスでウェルカムドリンク
ロビーでは、チェックインの手続きなく、その先のテラスに案内されました。
ロビーから一歩、テラスに出た瞬間、そこに広がる景色に息を飲みました。
これまで、何度も箱根を訪れましたが、一度も見たことのない景色です。
あのクネクネとした山道を延々と登ってきた意味が、ここでやっと理解できました。
箱根、強羅という町がどういう地形をしているのか、ジオラマを見ているようです。
これまでは、強羅に何度も訪れていましたが、
私たちは、町の地べたを這っていたのだと感じさせる光景でした。
3Dマップや、鳥瞰図を見ているような気分です。
お天気は、曇っていて、晴れ晴れしていたわけではなかったのですが、
このロケーションで癒されます。
そして、ソファーに案内されてウェルカムドリンクが提供されました。
ソフトドリンクの他に、スパークリングワインを選ぶこともできます。
スパークリングワインが提供されるというだけで、優雅さが全く違ってくるから不思議です。
そして、しばし、ドリンクタイム・・・・
スタッフの方は、一旦、引き上げられ、フリーの時間になります。
ここで、スタッフが、退席するというのは、とっても、効果的だと思いました。
傍らにいらっしゃると、何か、せかされているという感じがしてしまいますが、
退席されることで、自分たちだけの時間となり、
ゆっくりくつろげる空間となり、景色を堪能しながら、
時間を忘れのんびりすることができました。
■ヒソヒソ話
テラスでは、ヒソヒソ話がささやかれていました。
昨日泊まった「○かいえ」より、こちらのお出迎えの方がずっといいわよね・・・
「○かいえ」は、あの金額なのに、ウェルカムドリンクもなかったし・・・・
しかも、こちらは、スパークリングワインまで出してくれるんだもの。
スパークリングワインが出たというだけで、優雅な気分をもたらしてくれるのです。
8万近くの宿泊料で、ウェルカムドリンクなし。
3万ちょいで、スパークリングワインのウェルカムドリンク。
たった一杯の飲み物が、印象をがらりと変えてしまうものだと思いました。
そして、テラスの隣から見えるレストランも、とってもよい雰囲気。
お食事をする期待が高まります。
「こういう雰囲気のレストランなら、浴衣がNGというのもわかるけど、
仙○原プリンスのあの雰囲気で、ドレスコードを言われても、
ちょっと煩わしいだけよね。
ドレスコードを求めるなら、雰囲気作りもちゃんとしないと・・・」
などと、ヒソヒソ・・・・
エレカーサのクチコミの中に、
「温泉地で食事に浴衣の着用できないのは、めんどう。
都会でないのだから、考えた方がいいのでは・・・・」とありました。
箱根という地域は、そういう声があがりやすい場所だと思います。
私は、レストランの雰囲気がそれにあっていれば、ドレスコードがあってもいいと思います。
エレカーサは、しっかり雰囲気作りをされていると思いました。
まだ誰もいないレストランでしたが、こじんまりとした空間を、
ピシッと整えられた空気があり、相応しいと感じました。
その前に泊まった、仙○原プリンスの雰囲気と
比較してしまっている部分もあったと思います。
仙石原プリンスのお料理は、コースではなく、ブッフェだったので、
食事そのものがラフな印象を受けます。
さらに、テーブルセッティングも、ドレスコードを求めるような、
設えではなかったように感じられました。
あとで、仙○原のレストランの写真を見てわかったのですが、
テーブルにテーブルクロスがかけられていませんでした。
プリンスのレストランは広く、人も少なかったことが、
レストランらしさを損なっていたのだと思っていたのですが、
テーブルクロスが果たす役割、雰囲気作りというのは、
随分大きいということを感じさせられました。
エレカーサは、結婚式も行われているホテルだからかもしれませんが、
テーブルには、トップクロスもかけられたダブルがけでした。
それによって、フォーマル感が随分アップするものだと思いました。
いつもは、そんなこと、あまり気にすることもなかったのですが、
同時期に、2つの空間を体験するとによって、対比されてしまうものなのですね。
ネームバリューがあって、高級と思っていたプリ○ス系ホテル
そこでは、一定のサービスレベルが維持されていると思って宿泊。
一方、高級宿の中でも、さらにハイクラスの旅館。
サービスには高い評価を受けてきたグループの新しい宿。
この2つの宿の宿泊のあとに選んだホテル。
名前を知る人は、それほど多くはないと思われ、
正直、期待は全くしていなかったホテル・・・・・
お出迎えをされて、ウェルカムドリンクで一息・・・・
もう、この時点で、満足度は、エレカーサに軍配があがっていたのでした。
■エステのご案内
一息ついていると、エステシャンの方が見えて、エステの説明をされました。
こういう説明というのは、概して「受けて下さい」というオーラが出ていて、
プレッシャーを感じさせるものです。
宿名に「スパ」が入っているところのエステは、期待を裏切らないというのは、
これまでの経験からわかっていることでした。
しかし、前日の宿泊が、予算が大きい宿泊だったので、
今回は、スパは、受けないと決めての宿泊だったので、
そのためスパ情報は、一切、シャットアウトしていました。
お得なスパ情報を目にしてしまうと、受けたくなってしまいそうだったからです(笑)
受けない! と決めていたので(笑)
プッシュが強いと負担になるな・・・・
どうやって断ろう・・・・と思っていました。
ところが、全くおしつけがましさがなくて、
さりげなくて、とてもいい印象の説明だったのです。
スパークリングワインで優雅な気分になっていることに加え、
箱根の爽やかな自然の空気と、このロケーションの中でくつろいだことで、
気分も大きくなっていました。エステ、受けちゃおうかな・・・
という気にさせられてしまったのは、すごいことだと思いました。
だって、絶対にスパは受けない!とかなり固い決意をしてきたのですから・・・(笑)
それを緩め、最後は、積極的に「受けたい」と思わせてしまったのです。
これ、スパに目覚めた、ロイヤルオークホテル スパアンドガーデンズ で
感じた印象にとてもよく似ていると思いました。
素敵な空間、素敵な接客を受けると、人は気分が大きくなって、
新たなサービスを受けたくなり、付け加えたくなってしまうのです。
そんな気持ちの変化を後押しするかのように、
お得なプランで30分のお手軽コースが用意されているのです。
このあたりも、うまいです(笑)
これなら、お試しも兼ねて受けてみようという気にさせられます。
おそらく、ご案内に来られるタイミングが絶妙だったのだと思います。
ウェルカムドリンクを提供された直後に、すぐご案内があったとしたら、
事務的なセールスの印象が強くなり、受けたいと思わなかった気がします。
時間をかけて、ゆったりさせていただけたからこそ、
優雅な気分で、積極的に、ここで受けてみたい・・・・という、
利用につながったのだと思いました。
■チェックイン
そんなこんながあったあと、やっとチェックインの手続きです。
もしかすると、こちらのホテルのチェックインが、今まで泊まったホテルや旅館の中で、
一番、優雅でリラックスできたのではないかと感じました。
貸風呂の予約や注意事項、エステの時間の確認、
そして、夕食時間、朝食時間などいろいろな確認をしながら、
チェックインの手続きをしてお部屋へ・・・
■お部屋の案内
車から降りてお出迎えされた方が、お部屋の案内まで、
一人で担当されました。
お出迎えの第一声が、とても好感度が高く、その印象はずっと続いていました。
丁寧すぎず、かと言って、フレンドリーすぎるわけでもない、
ちょうどよい距離感です。
そしてお部屋での案内が、これまで体験した案内とは一味違いました。
お部屋の案内というと、最初から詳細を丁寧に案内するところもあれば、
「ご案内をしますか?」と聞かれて、要望に応じてご案内される宿、
ほとんど案内をしないところ・・・・
どこまで案内をするかというのは、宿によっても違います。
こちらでは、一通りの案内をされたあと、
スリッパをクローゼットから出して、ビニールをとり
すぐに履けるようにされていました。
着替えをベッドの上に出すというサービスも・・・・
このような対応は、始めてのことで新鮮でした。
とても気のきいたサービスだと思います。
スタッフの方が出ていかれたあと、まずしたいことのは、
履物を履き替えることだと思います。
大抵は、スリッパはどこかしら・・・・と、捜すのですが、
足元にビニールをはがした状態で置いていただければ、
すぐ履き替えることができます。
着替えも、すぐに着替えてリラックスしたい方にとっては、
探せばわかることですが、予めクローゼットから出してベッドに置いていただくと、
次の行動がとりやすく、一歩、踏み込んだサービスに感じました。
そして、チェックインの時に、タイムスケジュールの説明をされていたのですが、
実は、はい、はい、と聞いてはいるのですが、右から左へ状態でした。
覚えきれていなかったり、思い違いもおきそうです。
お部屋に案内され、最後に、食事やエステの時間などをまとめて、
シートにしたものを、ご用意されていていました。
一枚のシートに注意事項なども含めて、記載されていて、
手渡していただけるのは、痒いところに手が届くサービスだと思いました。
また部屋の備品についても、
お風呂に行くための手提げが用意されているのですが、
スタイリッシュ旅館、ホテルでは、おしゃれな小振りの手提げや
巾着が用意されています。
着替えやいろいろ持っていくと、入りきらないことがあるのですが、
こちらのバックは、ちょうどよいサイズです。
また、メモ帳を立ち上がりがあり、このタイプだと、
キーやアクセサリーを置く場所としても使うことができます。
■価格と満足度
一連のここまでの対応ですでに、
「ここに2泊した方が、よかったんじゃなの?」
そんな声が、いきなり飛び出すほどの満足感を、得ていました。
まだ食事もしていません。お風呂も入っていないのにです。
前泊の「○かいえ」1泊分の料金は、
こちらで2泊したとしても、おつりがくる料金です。
その前の、プリンスとは、ほぼ同じですが、
エレカーサの方が、若干、安いくらいなのです。
「この山、冬は、どうするんだ? 登れないだろ・・・」と主人。
「ノーマルタイヤで来て、たどり着けるか心配で電話をしたら、
下のどこかの駐車場に止められるように手配されていて、
宿の人が、迎えに来てくれたらしいわよ・・・」
そんな配慮や、
「事故にあって、たどり着けるかどうか」
という連絡を入れたときも、キャンセルになるかもしれないのに、
まずは、怪我がないか心配してくれた。とか、
ホスピタリティーがありそうというのも、宿泊の決め手でした。
■貸風呂
貸風呂は45分です。終わったら浴室から、フロントに電話を入れます。
きっと、時間がずれ込んだりするのだろうと思ったのですが、
指定の時間より、少し早く向かったのですが、使える状態になっていました。
使った人が、浴室を整えて次の方にバトンタッチ。という感じで、
もしかしたら、お風呂の掃除は、自主性に任されているような気もしました。
しかし、浴室はきれいに整っていて、不都合などはありませんでした。
浴室内には、デジタルの大きな文字盤の時計があり、時間厳守、整理整頓も実行され、
使うかたちのモラルが伺えたように思います。
■エステ
とても、リラックスでき、期待どおりでした。
「本当は受けるつもりがなかったのですが、
ロケーションがとてもよくて、さきほどのお誘いも
プレッシャーがなかったので、ついつい、受けることにしました」
「昨日、高いところに泊まったんですけど、
ここに、2泊の方がよかった・・・って話していたんですよ」
とお話したところ、そのように言っていただけるとうれしいですと
とても喜んでいらっしゃいました。
そして、リップサービスとわかるトークでも、
気分も盛り上げていただき、施術の効果をより引き上げてくれたように思います。
メイクオフを事前にしていったので、その分の時間を、
肩が凝っていたので、そちらの施術を加えていただいたり・・・・
30分という時間でしたが、とても満足感が得られました。
こちらの宿は、女性の一人旅にも人気で、
何度もリピートされる方も多いそうです。
中には、7回という方もいらっしゃり、数ヶ月前に訪れて、
また・・・・という方もいるのだとか。
また、女性グループも多く利用されているそうです。
一人旅の場合は、強羅までお迎えを頼んで、
そこまでは、電車やバスを利用されているようでした。
中には、お迎えの前の施設を出る時に、ご連絡下さい。
と言われ、美術館までお迎えに来ていただけたこともあったようです。
■リノベーション
保養施設のリノベーションということでしたが、
客室は、ほとんどそれを感じさせることがありませんでした。
ただ、スパや浴室との間を結ぶ通路のあたりが、
年季を感じられるとは思いました。
気にされる方もいらっしゃるようですが、
一瞬のこと・・・・なので、私はそんなことは気になりませんでした。
そして、山や川の近くというのは、湿気の問題があり、
和室の場合は、布団などの湿気の問題がありそう・・・という感じは受けました。
知らずにその部屋にあたると、不満も大きくなると思うのですが、
最近は、宿のHPで、部屋の紹介がされています。
予約サイトでも、プランによるお部屋の紹介がされています。
事前に、それぞれのプランのお部屋がどんな部屋か、
チェックを怠らなければ避けられることだと思うのです。
我が家は、和室を避けるのが基本となっているので、
問題はありませんでした。
■夕食
夕食のイタリアンは、総じて評判がよいようです。
イタリアンをコースで食べるのは、まだ数回しかないので、
私にはそのよさが、正直、まだわかりませんでしたが、
いい、雰囲気の中で、おいしくいただくことができました。
最初は、3組ほどだったのですが、時間をずらしながら、
次第にグループも増え、ほぼ、全テーブル埋まっていました。
早雲山の噴火のことがあるとは言っても週末は、
人が訪れているようです。
レストランはちょっと、人手が足りないようで、
提供の順番なども、あれ? と思うこともありましたが、
スタッフの方たちは、一生懸命、サービスをされていました。
不満を感じることはありませんでした。
どこのホテルでも少ない人数で、やりくりされていて、
大変なのだろうな・・・・と好意的に受け止められる場合と、、
そうでない場合があります。
それは、おそらくスタッフの方の一生懸命さが、
お客さん側に伝わっているかどうかがカギのように思いました。
途中で、添えられていたとうもろこしが、とても甘くて、
どんな種類のとうもろこしなのか気になったので伺ってみました。
次第に食事をするグループが増えて、サーブも忙しそうで手一杯の様子。
そのうち、忘れられたかな・・・と思い諦めながら、
自分でも、聞いたことを忘れていました。
ところが、おちついてデザートを提供していただいた頃に、
「大変、遅くなって申し訳ありません。雪の妖精だそうです」と教えていただきました。
忙しそうにされていたのに、ちゃんと覚えていて確認していただいたとこと。
そして、
「シェフが、夏に群馬の実家に戻った時に、とてもおいしいとうもろこしだったので、
かかえて持ってきた」というお話も・・・・
とても、希少なもののようです。
◆雪の妖精
「雪の妖精」は生産農家も少なく、市場に出回るものはなく非常に希少。
生で食べた時の味が濃厚、甘みが強い。「高原の真珠」と言われ陛下の献上品にもなっているようです。
とうもろこしというのは、朝取りをして、すぐに食べないと、
甘みはすぐに減少すると聞きます。
お盆の頃に持ち帰ってきて、8月の末まで、甘みを維持できるものなのか不思議でした。
しかし、食べたとうもろこしは、非常に甘くて、
もし、直後だったら、もっと甘かったのかも・・・と想像されました。
宿泊後、デパートでたまたま、「雪の妖精」のとうもろこしを見かけました。
あの美味しさを期待して食べてみたのですが、こちらのレストランで食べた
とうもろこしの方が、おいしかったです。
きっと、保存のテクニックなどもあるのだろうと思われます。
一番印象に残ったのたのはデザートのアイスクリームでした。
ここのところ、アイスクリームには、ちょっとうるさくなってきていて、
アイスクリームの表情を見て、おいしいかどうか、少しずつわかるようになってきていました。
提供されたアイスを見た瞬間、このバニラアイスは、
絶対おいしいに違いない! という確信がありました。
食べてみたら、思ったとおりの、絶品アイスでした。
写真からは、ちょっと伝わりにくいのですが、
きっと、アイスクリーム好きには、共感してもらえるのではないかと・・・・
■朝食
朝食は、和食でした。
洋食の方たちもいらっしゃり、予約プランによるようです。
朝食はちょっとガッカリ感が・・・・
いわゆる一般的な朝食メニューで、これは! というものがなかったような・・・・
洋食の方がよさそうでした。
ただ、ご飯がとってもおいしく感じられたのです。
どこのお米かを伺ったら、山形の「はえぬき」と教えていただきました。
◆はえぬきって?
粘りが強く、歯ごたえがあり、もっちりとした食感のお米だそうです。
17年連続で最高位の「特A」を獲得。
これに匹敵するのは『魚沼産コシヒカリ』ぐらい。
お米の味がよくわからないと思っていたのですが、
私がおいしいと感じるキーワードがわかりました。
「粘りがあって」「もっちり」・・・・・
「ゆめぴりか」も同様の特徴を持っています。
一方、山形米として有名なのは、「つや姫」ですが、
こちらは食べてみましたが、特になんにも感じませんでした。
特徴は、炊飯光沢に優れ、白い・・・(味じゃないじゃない)
そして、甘み、コクが強いそうですが、あまり感じてませんでした。
そして、はえぬきの面白い話が・・・・・
◆《おしえて!! 編集長》 「はえぬき」の実力って?
上記によれば、はえぬきは、ブランドイメージが悪く、
ちょっと虐げられているらしいのです。
はえぬきは、2007年当時、コメの食味ランキングで、13年連続で最高位の『特A』を獲得。
そんな記録を持っているのは、『魚沼産コシヒカリ』だけ。
味覚のプロ太鼓判のおいしさ。
そこで、セブンイレブンのおにぎり、お弁当に採用!
県内の生産量の4分の1が利用されたそう
そして、当初、おにぎりは、100%利用され、供給が追いつかなくなり80%に。
100%時代に、原料表示をしてもらえれば、認知度もあがったのに、
申し入れをしても、ダメだったのだそう。
それなのに『会津産コシヒカリ』『有明産のり』は表示されているといいます。
なぜ表示されないのでしょうか。
それは、あえて表示するほどブランドイメージは定着していなかったから・・・
その理由が、ネーミングにもあるという話も・・・
お米は、『あきたこまち』『はなの舞』など女性をイメージされるものが多い。
そこに、『はえぬき』というネーミングは、失敗だったという声も・・・・
そして宣伝が下手なこと。県民性もあり、優秀な農作物がいろいろあるのに、
PR不足で全国的な知名度に欠けのだという話でした。
そういうお米にスポットをあてたり、
シェフの地元のとうもろこしを担いできて、提供したりと、
食材に対する信念のようなものを感じさせられれました。
こういう、何か、作り手のこだわりのようなものを感じることができて、
よかったです。
あまり味の差がわからないと思っていたお米ですが、
実は、私にも好みの味があったということ。
そして、本当においしいお米であっても、いろいろなことが絡み合って、
食卓に届きにくくなっている現状がわかったり・・・・
秋の新米は、「はえぬき」を食べてみようかと思っています。
■料金と満足度
高ければ、満足度も高くなります。
その一方で、高いゆえに、求めるサービスも高くなり、
他では許容できることなのに、不満になってしまうことも・・・
一方で、安くても、細やかなサービスで、
高級な宿をしのいでしまい、高いところに劣らない満足度が得られることを、
実感しました。
お出迎えの、第一声が、いかにお客さんの心をつかむことができるのか。
そして、環境がもたらすゆったり感に加え、
宿側のスタッフさんたちのちょっとした気遣いで、
さらにそのくつろぎ感を大きくしてくれます。
そんな中で飲むウェルカムドリンクが、
その後のエステの利用まで、喚起してしまうというというのは、
自分でもびっくりしました。
今回の宿泊で、実際にお料理については、
評判ほどなのかな・・・・と思ったのも正直な感想ではありましたが、
食材に関する情報をいただいた気がします。
それだけでも、価値のあることだと思います。
■総評
今回で気がつけば、レビューも400件となりました。
いろんなレストランや飲食店、ホテルや旅館を利用してきて、
満足度というのは、やはり費用をかけたところが高くなるというのは、
否めないことだと思っていました。
高いところは、その費用に見合う満足でなく、
それを超える満足というものを提供してくれるものだと・・・
価格が大きく左右してしまうもの・・・・
しかし、今回、こちらの宿に宿泊して、
サービスと価格というものについて、改めて考えさせられました。
値段ではない何かがあると・・・・
たとえば、値段を抑えられている理由を考えたら、
部屋に露天風呂がなく、浴室もありません。
一般的になりつつあるフリードリンクも提供されていません。
そんな表面的なサービスを抑えることで、
安く提供できる理由でもあると思います。
利用する側が、部屋風呂にこだわりがなければ、
大浴場で満足できてしまいます。
フリードリンクも、あればうれしいですが、
最近は、それに慣れて、ありがたみが薄れつつあります。
提供されていても、あまり利用をしなくなってきます。
今回は、前泊した宿のフリードリンクを
持ち込んでいたこともあり、飲み物については、
満たされていたという好条件(笑)も重なりました。
何が目的で、何を求めているか・・・・
それが満たされて、その上で納得ができるサービスを受けられると、
高い満足度が得られるのだということが今回の宿泊でわかったことでした。
多分、この価格で、提供していくには、
とても頑張っていらっしゃるのでは?と想像されます。
こういう宿と巡り会えることは、なかなかないと思うのですが、
良き出会いに感謝です。
点数は、宿泊込の全体の印象でつけました。
食事だけよりも、点数が加算されています。
「雪の妖精」と「はえぬき」が我が家の食卓にも、
これから、時々、上がることと思います。
その時は、きっとこちらでの宿泊を思い出すと思います。
食材と、思い出が結びつく滞在となりました。