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昼の点数:4.0
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 3.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味3.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク3.5 ]
オリエント急行の旅とティータイム 時を超えて
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タルトとお茶 3種のジャムを添えて
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オリエンタル急行の食器
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テーブルセッティング
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上流階級が座っていたであろう椅子
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この幅の通路からは椅子は入りません
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ラリック作品
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駅舎を模したと思われる展示館
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2015/09/09 更新
*ル・トランが新たに切り離されていたので、LYSより移動しました。
【2011.9.12 記】 (2011.8訪問)
■高い入場料?
ラリック美術館のレストランLYSに併設された特別展示 ル・トラン。
こちらはオリエント急行のサロンカーで、車内にはラリックの作品が室内装飾として施されています。
そのサロンカーで、ラリック作品を見学しつつ、ティータイムを楽しむことができます。
往時を想像させる豪華列車の旅と、ラリックが手がけた車内装飾や工芸品、そしてお茶。
美術鑑賞に値段のことをいうのは、はばかられますが、特別展示「ル・トラン」は2100円。
ラリックの入館料1500円よりも高い値段設定です。
電車の中を見るだけなのに、入館料よりも高い値段なんて…
観光地は価格が高いのは常ですが、
とりわけ箱根には箱根価格というのがあり、
他に比べても高めの設定です。
現に多くの美術館がありますが、中にはオーナーの趣味で作品が集められ、
これみよがしに展示されただけという印象を受ける私設美術館もあり、
ラリック美術館もそれと同じだろうとずっと思っていました。
実際に訪れてみると、オーナーのラリックに対する熱い思いや、
それらの作品を展示する場所選びも、単に集客するだけを目的としていない
ラリック作品にふさわしい自然との共存も考えられているということを感じ、
百聞は…と「ル・トラン」を見学してみようと思いました。
■アミューズメント?
初めて美術館を訪れたのは5年前、
「ル・トラン」の見学をしたのは、4年前(2007年)ぐらいでしょうか?
まず最初にビデオを見ます。
案内役の方の「出発しま〜す」という号令。
ああ、ここは、オリエント急行の旅を模したエンターテイメント空間なんだ。
ディズニーランドのアトラクション仕立てのような、
一種のアミューズメントなのだと思いました。
この電車はかつてオリエント急行として、パリ-イスタンプール間を走っており、
その後、日本にやってきた時の様子が上映されます。
イスタンプールは、オリエント(東洋)の入口として位置づけられ、
オリエント急行の名となったのですが、
東洋の玄関を越え、正真正銘のオリエントにやってきたのです。
このビデオを見た時点で、2100円はもう、高くはないと思えました。
沼津港に着き、そこから高速、乙女峠と運ばれる様子、
そしてル・トランが納められる建物は、まだ建築途中です。
出来上がる前に、車両が設置されるという、手厚い歓迎を受け、
今、こうしてここに存在していたのです。
単なるコレクションの域をもう超えていると思いました。
並々ならないラリックへの情熱が感じられるビデオでした。
ビデオ終了後、一旦、その場から降り、
電車の後ろから車内に入ります。
■大きな座席
座席に座り、車内をしげしげ観察。
主人が、
「この椅子、どうやっていれたんだ?」と…
な〜に、馬鹿なこと言ってるのかしら? と、
椅子の大きさと、入口を見ると、
どう考えても入れることができないサイズ。
「窓からでも入れたんじゃない?」
と言ってはみたものの、窓は2重窓になっていて、
入れることができなさそうです。
「なんとかして、入れるのよ…」と
話していると、
車掌(?)さん役の案内の方がいらして、
「出発進行〜!」の合図とともに、車内の説明が始まりました。
椅子はとても豪華なもので、当時、ドレスを着て座ってもいいようなサイズになっていること。
椅子の張地は、当時からのままで張替えが行われていないこと。
クッション材は藁なのだそうで、それもそのままなのだそうです。
その椅子は、往時のセレブやアガサが座っていたかもしれない。
そんなことを想像させ、時空の旅へも誘われます。
そして、「この椅子をどうやって入れたかというと……」
と先ほど話していた話題が(笑)
なんと、入口からも、車両の窓は、風防ガラスがあり入らないサイズなので、
車内で組立たそう!
な〜に言ってんだかと思ってましたが、
なかなか鋭いとこに目をつけていたようでした(笑)
美術なんて全然興味がなくても、おもわぬことを指摘したり、
自分では気づかない着眼点があったり、
一人で訪れるのとは違う楽しみが加わります。
■車内の装飾 備品
テーブルに置かれたランプの重さ。
運ばれてくる食器のトレーの重さ。
テーブルの折りたたみ構造…
ガラス作品
それらのお話に、タイムスリップしていくかのように、
列車が時間のレールをさかのぼっていく錯覚をさせられます。
そんな説明のあと、ティータイムのお茶が運ばれてきます。
「それでは、しばし、オリエント急行の旅をお楽しみ下さい…」
と自由なティータイムの時間に移ります。
それは、あたかも列車の旅を本当にしているかのような、
とても優雅な時間でした。
1900年代の初頭。
このような列車を利用し、ドレスを身にまとい車内で踊り、
お茶の時間を過ごし、お食事をしながら社交を重ねて、
そしてオリエントという東洋の玄関口まで旅行を楽しんだ上流階級の人々。
その人たちと同じ空間に、今、自分がいること。
その息遣いが、この椅子やテーブルに染み込んでいて、
聞こえてきそうなそんな機会を提供していただいたことが、
ありがたく思えました。
今、自分が座っている椅子は、
列車に乗ることすらままならない時代に
優雅に旅にでかけた何人もの人々が腰掛けてきた歴史の遺産で、
その歴史に自分も加わり、シートの上に重ねさせてもらっていること。
アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」によって、
この列車をより有名にしたと思うのですが、
アガサ・クリスティ本人も、考古学者の夫が中東方面に赴く際に、
オリエント急行に同伴して乗車していたそうです。
また各界の有名人、歌手や女優さんも乗車したことがあるそうなので、
それらの方が触れたかも、もしかしたら座っていたかもと想像を膨らますだけで、
楽しくなります。
「列車の旅っていうのもいいねぇ〜
今度、列車で北海道でも行こうか・・・」と、
かなり真剣にそれを考えていて、
この旅行が終わったあと、実際に調べ初めていました。
■優雅なティータイム
お茶はポットで提供され、カップに3杯ほどの量があり十分です。
その時々で、3種類のジャムがあり、お茶に入れると味の変化も楽しめます。
お菓子も季節によって変わっているようです。
2100円は高いという感想もありますが、
レストランのお茶が600円にケーキ800円と考えると、
レストランでお茶をするつもりで、こちらの特別サロンカーで、
貴婦人気分(笑)を味わいながらと思えば、十分満足できると思います。
また、テーマパークのアトラクションに、
お茶がついたものと捉えてもいいのかな… と思いました。
■価格に対する価値観
特別展示の「ル・トラン」
高いからやめた… と思う方もいれば、
もともと関心がない方もいらっしゃると思います。
一方、高いなぁ…
でも試しに入ってみようと思う方。
そして、入ってみたら、相応の価値があってよかった…と思える方。
やっぱり、高すぎ〜 と感じる方。
あるいは、もともとラリックや美術に関心があって、これを目的に訪れる方。
目的が美術品としてのル・トランではなく、電車の方に興味のある方…
この展示品に対して、いろいろな見方があるのだろうなと思います。
そんなわけで、この場所は、その人の価値観や興味がどんなところにあって、
どのようなものの捉え方や、感じ方をするかが現れる場所のような気がしました。
まず最初の入口で、2100円が高いと感じて、
でも、入ってみようと思えるかどうかで、分かれる気がします。
そして、よかったと思っても、
もう一度、行ってみよう… と思えるか、
一度、入ればいい… と思うか、
私はもう一度、行ってみようと思うほどでした。
そんなわけで、今年(2011)再訪しました。
最初に訪れた時は、写真禁止。
ところが、写真がOKになったのだそうです。
写真撮影の要望が多かったとのこと。
せっかく見学したのに、写真が撮れないのは残念という声は、
大きかったようです。
そして、オーナーからもフラッシュをたかなければOKと
許可が出たとのことでした。
■再訪してみたら(2011年)
さて、2度目の感想は… というと
案内役の方によって全く雰囲気が違うのです。
もし、最初の訪問の時、今回の方だったら、
あれだけの感動は得られなかったと思います。
ここをイマイチと感じてしまうというのは、
自分とは価値観が違うとまで思っていたのですが、
今回の案内では、そう思っても仕方がないと思いました。
やはり、こういう場所でのよさって、出会う人によるところも大きいと思いました。
それと、45分の進行の変化もしていました。
車内に案内されたとき、すでにテーブルには、
お茶がセットされていて、名前が呼ばれて席につきます。
そして解説がないまま、お茶をどうぞ…と、
ティータイムが先なのです。
これはいただけません。
やはり、この列車のいろいろなお話を伺った上で、
その空気感を味わいながら、お茶を飲むことに意味があると思うのです。
また、個々の案内のキャラクター性もポイントのようです。
最初の時は、エンターテイメントとして確立していました。
このスタイルが、ル・トランの案内だと思っていたのですが、
もしかすると、個人にゆだねられているのでしょうか?
そんなわけで、評価に悩みます。
ここはぜひおすすめしたいところだったのですが、
案内役の方によって、大きな差があることがわり、
私がいいと思った満足感を、いつも得られるわけではないようでした。
これまで、人におすすめしてきてしまったのですが、
この状況だと、おすすめしにくいなって感じです。
好みの差もあるかもしれませんが、
以前のエンターテイメント性ある案内が提供されることを願って、
初回、訪れた時の評価をつけました。
◆レストラン・美術館 お得情報
以前は、入館料が必要で、半券を持っていれば、1年間はレストランの利用が可能でしたが、
今は、入館しなくても利用可能です。
駐車場は、300円かかりますが、少し離れたところに
無料の第2駐車場があります。
美術館も入館予定の場合、東名の海老名SAに1200円の割引チケットが売られており、
ここでは、駐車料金(300円)が無料チケットがいただけるのでお得。
◆2015 箱根の噴火騒ぎで、駐車料金は無料
【コメント移動】
●よい子 2011/09/13
なるほど。フードアナリストの講習でも、ここの紹介をしていました。
エンターテインメントとして確立しているなら、2100円を払う価値はあるでしょうし、
私もそこまで行ったら、確実に払ってしまいますね(笑)
案内人さんによって、楽しめる度合いが違うというのは、たまにあることですよね。
箱根を訪れる機会は多くないのですが、ちょっと気になるスポットになりました。
●コロコロ 2011/09/14
こちら、フードアナリストの講習の中に出てくるんですね。
最初に行った時は、案内の方が、
ディズニーランドのキャスト張りの役者で、
これは美術品をアトラクションスタイルで鑑賞するという、
新しいスタイルの見せ方だととても感心しました。
こういうところに来たら、面白くないかもしれないど、
ダメ元で、参加してみようと思える人とは、
お友達になれるかも・・・と思ってました(笑)