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和紙のはさんだトレーに
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サンタと椿の取り合わせ
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お水のグラスの足にはチャーム
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みつ豆というよりフルーツ主体
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イチゴは白い部分がカットされ・・・
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エヴァミルクの入ったミルクポット
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ウォーマーで珈琲を提供
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外の景色とランプ
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珈琲メニュー
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セットメニュ
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帰りは、矢那川に富士山が映えます
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ランキングと口コミで探せるグルメサイト
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毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
■余計な前置き
ひさびさの食べログ投稿です。
（しばらく離れていると、書き方や、下書きがどこにあるのかも忘れてしまうものですね。）
どこかに訪れたら食べログへ・・・・という習慣も最近は薄れつつあり、
美術関連の日記にどっぷり状態になっていました。
一時は、全国制覇、全県塗りつぶしを目指したこともあったのですが、その目的も薄れ・・・
せっかく遠出をしても、なんとなく投稿はスルー状態。
しかし今回はちょっと特別。というのも、全国、いろいろなところの投稿をしてきましたが、
なぜか首都圏である千葉の塗りつぶしができていない状況でした。
今回、君津に訪れたので、ファミレスでも、ファーストフードでもいいから、
利用して千葉県の塗りつぶし、初投稿をと考えていました。
候補は、君津のタリーズ。君津初のカフェ。千葉の形をしたチーズケーキがあるらしい。
食べログでは、ファーストフード店のレビューを嫌う傾向が一部にあるようですが、
こういう地域の特徴があるところならいいでしょ・・・・と
来店候補として考えていました。
ところが、帰りは「木更津」からとなり・・・・急きょ、予定変更。
さて、木更津にはどんなお店があるのか、一から探し直しです。
久々の現地で食べログでのお店探し・・・・
■木更津のカフェ探し
木更津周辺の食べログ検索。プレミアムは解除になってしまいましたが、
PC版モードで見れば、ノープロブレムでランキング順が見れます。
しかし、昨今の（以前からも）食べログの点数は、あてになりません。
ランキングは一応、見ますが、口コミ数のランキングで判断。
特に地方の場合は、この数がほとんど、評価と一致するようです。
ダントツ一位が、ここ「ブラジル屋」２２件。3.51点。
点数は気にしないとは言え、喫茶部門で3.51は、かなりの高評価。
場所を確認すると、駅から17分。これ、駅付近じゃないでしょ・・・
でも、15分ぐらい歩くのはなんでもないので行ってみることにしました。
ざっとレビューを見ると、お見掛けするレビュアーのお名前も。
あの方が、高評価しているなら、大丈夫かも・・・・
それにしても、駅からこの距離のカフェにわざわざ行ったのかしら？
などと思いながら、期待できそう・・・・
ちなみに、再検索してみたところ、「ブラジル屋」がひっかりません。
エリア指定のところで「木更津駅」と入れてしまったからです。
「駅」と指定してしまうと、近隣のお店しかひっかからなくなります。
「駅」を入れなかったことが、功を奏しました。
■長い道のりをテクテクと
長距離なので、間違ってはいけないと、通りすがりの高校生に聞きました。
ここの「ブラジル屋」というお店に行きたいのだけど・・・と携帯を差し出します。
「どこ、どこ？ あそこじゃねぇ？」 と言いながら、
「このルートで行くよりも、こっちの道を真っすぐに行った方が分かりやすいと思います。
川があって、そこに橋がかかっているので、それを渡った先ですから・・・」
その言葉を頼りに、大きな通りを直進。このあたりを曲がればいいかなと右折し曲がって、
川に向かうも住宅街。橋が左右、両方にあるので、犬の散歩をしている人にもう一度、確認。
あちらの橋を渡って、左折したらすぐですとのこと。
橋を渡って歩くも、それらしいお店はみあたりません。
あれかな？ と思った店構えの建物は海苔屋さんでした。フェイントでした。
しかし、すぐそのお隣で、ちょっと奥まっているので目立たないのです。
しかし、その入り口の店構えを見た瞬間、評判になる理由が納得できました。
こぎれいに整えられたミニ庭園風の庭。石畳みのアプローチ。
中に入るとまた、異空間に紛れ込んだかのよう。
和洋折衷、クリスマスあり、和のコーディネートありの、
独特の世界観を醸し出している空間です。
■みんなの足は？
それにしても、ちょと遠かったです。
駅から、ここまで歩いて来るのでしょうか？
地元住民のカフェ？ しかし、それで、この高得点はないでしょ。
有名レビュアーが、全国から来ているってことよね・・・・
そんなことを考えながら中に入り、お好きな場所へと案内されました。
■年季の入ったメニュー
差し出されたメニュー表も使い込まれた和紙。
たくさんのコーヒーがずらりと並びます。ほぼ８００円均一。
立地や地域を考えるとちょっとお高め？
でも、このしつらえや個人の喫茶で経営を成り立たせるとなると、
これくらいの価格になってしまうのかな・・・
最近、お手軽コーヒーに慣れてしまって、喫茶のコーヒーを飲んでいませんでした。
■セットメニュー
コーヒーの他にデザートが一緒になったセットがお得のようです。
・甘味セット（１０００円）・・・甘味 コーヒー1杯
・珈琲セット（１３００円）・・・甘味 コーヒー１杯 コーヒーポット（２杯分）
甘味は、みつ豆、くずきり、ぜんざい、手作りアイスクリーム、チョコレートケーキから選択
頭の中でそろばんがはじかれます。
珈琲８００円は、高いと思いましたが、セットはかな～りお得。
しかも、コーヒーセットは、３００円でコーヒー２杯が飲める計算。
ここは、迷わず、コーヒーセットに。
さて、甘味もいろいろあって迷うところですが、コーヒーにみつ豆？
どうなんだろう・・・ チョコケーキとの相性がよさそうだけど・・・
と思ったのですが、黒蜜がコーヒーとマッチングされているらしく、
評判と聞いたので、「みつ豆」にしました。
■セッティングにびっくり！
運ばれてきたトレー乗せられたみつ豆とコーヒーに、目を丸くしてしまいました。
和紙が挟まれたトレーにワンセット、乗せられています。
みつ豆は、磁器？でしょうか？ トレーには椿があしらわれ、
懐石料理でも出てきたかのようです。
お水のワイングラスの足にはチャームが・・・
■珈琲とみつ豆
珈琲は店名でもあるブラジルを頼みました。
すっきりとした癖のない一番の見やすいコーヒーです。
立派な蓋つき食器に入った「みつ豆」なんて初めてです。
蓋をあけると、フルーツタップリ。色鮮やかな盛り付けられ、
みつ豆が見えないので、一瞬、何を頼んだのかわすれさせられます。
イチゴはヘタの白い部分がカットされています。
手がかけられています。
寒天は妙に透明。これって天草なのでしょうか？
何かこだわりの天草だったり？ でも、なんだか違う気がします。
「天草ですか？」と聞くことがちょっと憚られました。
知ったかで聞いて、違ったり・・・するとちょっと恥ずかしい(笑)
どうやら、これ、ゼリーらしいことが、他の方の口込みでわかりました。
よかった・・・ 余計なこと聞かなくて(笑)
珈琲は、ポットに1杯で２杯分かと思っていたら、ポットに２杯分です。
これは、かなりお得です。
いつもはブラックで飲むのですが、こだわりのコーヒー店は、
ミルクやお砂糖にもこだわりがあったり・・・・・
最初はブラックで、次にミルクをいただきました。
すると、ちょっと黄色っぽいドロッとしたミルクです。
エバミルクを使われているそう。
原料の牛乳を加熱殺菌し煮詰めて半分以上濃縮し、
成分を均質化させたのち缶などに詰め、再度加熱殺菌する
ブラウンシュガーも、結晶の小さいものと大きなものが用意されていたので、
３杯目は、砂糖とミルクで・・・・
おいしいコーヒーは、砂糖とミルクとのバランスも絶妙でした。
■つれづれのお話
なぜゆえにこんな場所に？
30年ほど、駅前で喫茶をしていたそうですが、この川の景色、
借景を利用してお店を作ろうと思ったのだそうです。
テーブルセッティングは月ごとに奥様がコーディネート。
内装、セットの提供のコーディネートは奥様が考えているそうです。
聞くところによると駅から歩いて来る人は、あまりいないようで、
車利用が多いらしいです。
■ゆったり流れる時間。
手持ちだった本を読みながら、小一時間過ごしました。
『アート鑑賞、超入門！ ７つの視点』
その中の一節にこんなことが書かれていました。
アート鑑賞を深めるためのヒント⑧
できるだけ多く”感性のタネ”をに触れる
「感性のタネ」とは、感性的な見方を促すなんらかのきっかけ。
過去の経験。他からのサジェッション、なんでもいい。
”感性のタネ”がある瞬間に新しい感受性を触発することがある。
この「プラジル屋」には、「感性のタネ」が散らばっている場所だと思いました。
帰りはとっぷり日が暮れ、矢那川の向こうには富士山の姿がありました。
評価の点数は、カフェでの評価となっております。