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昼の点数:4.0
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~¥999 / 1人
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料理・味 3.0
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|サービス 3.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.0
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| 酒・ドリンク- ]
オールドルーキージロリアン
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2010/12/15 更新
ラーメンは好きでよく食べる方だと思う。しかし今まで二郎を食べる機会はなかった。インスパイア系はあれども。いつかは食べねばという想いは、三田本店の行列を見る度に強くなっていた。
しかも食べるならばまず本店で、ジロリアン曰く聖地巡礼でデビューしたい、そんな想いを先輩ジロリアンであり先輩レビュアーであるなりみちさんが汲み取って頂きお誘いを受け37歳にしての二郎デビュー。1人では不安であったため、このお誘いは願ったり叶ったり。
遅れてきたルーキー。ボキャブラ世代としてはブーマーを思い出す。
お店で11時の待ち合わせであり、なりみちさんが先着していたため田町駅からダッシュ二郎。待ちは3人。どうやらあの行列は土曜だったからのようで、平日は早ければそれ程多くないようだ。一つ学習。
そうそうなりみちさんからは事前に二郎五箇条を訓示してもらっていた。
一、前日から体調を整える事。
一、睡眠をよくとること。
一、もちろん朝食は抜く事。
一、汁がはねても大丈夫な服を着ること。
一、トイレを済ませておく事。
にもかかわらず、前夜は焼肉だったので体調には若干の不安を抱えつつ列に並ぶ。手にはなりみちさんから頂いた黒烏龍茶を手にしながら。
先に食券機にて、アドバイスを頂きながらまずはノーマルのラーメン600円に。過去インスパイア系でも痛い目を見てるが、二郎では他の常識は通用しないのでまずは普通に。その普通でさえ普通ではないのだから。
一緒に並んだからといって一緒に食べる訳ではない。一歩店内に足を踏み入れればもう誰も助けてはくれない。孤高な戦いの始まりだ。
店内は慶應生からの額が飾られている中に二郎の社訓なるものがあり、ニンニク入れますか?の文言や何やら二郎への脅迫状なるもの(笑)が貼られているのにしばし安らぎを覚える。
しかしすぐに目の前での大将の所作に最も心を奪われることになる。スープの調合、麺を茹でる、にくを切る、盛る等の一連の作業が調理というよりも儀式のよう。聖地といわれる所以もなるほど理解できる。
そして第一関門がやってくる。ラーメンが提供される直前に聞かれるニンニク入れますか?の呪文。周りの信者からはニンニク野菜カラメの声が上がる。今日が初の洗礼の私はニンニクを少し、というのが精一杯。
そして洗礼の杯がカウンターを滑ってやってきた(笑)いまどきバーでも見ない光景がラーメンの丼で見られるとは驚き。
その杯を手にした時が洗礼、戦いの始まりの合図。ノーマルにした事もあり、正直これならいけると心の中で思い箸を手にする。
まずはインスパイア系で習得した下の麺と上の麺を入れ替える循環作業を行い、いざジロリアンになるべく。
二郎ならではの太麺はしっかり茹でられており、柔らかめに感じる。しかしここで味云々を語るより、二郎ではその行為、精神面を語るべきなのだろう。その時点で飲食のレビューではなくなるが(笑)
デビューの私に先に席を譲ってくれたなりみちさんが先に完食して席を立ってからが本当に1人の戦い。遅れること五分して何とか完食。自分でも早食いの方とは思っていたが、やはり聖地は一味違う。なりみちさん早すぎ(笑)
杯とコップをカウンターに上げ、テーブルを拭く終礼で店を後に。すると出迎えてくれたなりみちさんの笑顔でようやく戦いが終わったことを実感する。
黒烏龍茶と並ぶジロリアンマストアイテムのブレスケアを貰い、口の中を清涼感で満たしながら田町駅まで二郎について語り合い、自分も何だかジロリアンになれたような気がした聖地巡礼の冬。