エノキングさんが投稿したももんじや(東京/両国)の口コミ詳細

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エノキング (50代前半・男性・東京都) 認証済

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ももんじや両国、東日本橋、浅草橋/ジビエ料理、すき焼き、鍋

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/12 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

山鯨 両国に咲く 牡丹かな

年末の忘年会で向かうは両国、といってもちゃんこではない。お店の名前は「ももんじや」
決してもんじゃ焼きのお店ではない。

何のお店からは店前にある「狩猟解禁 猪初入荷致しました」の看板とぶらさがっている猪から一目瞭然。
そうです、猪料理のお店です。

ももんじやとはももんじ屋のことで、江戸時代の捕獲した農害獣を食用として販売していたお店のこと。
肉食忌避の時代であったため、猪肉は山鯨、鹿は紅葉と呼んでいた。その名残が店名にも残っている。

その歴史を今も受け継いでいるお店で、創業はなんと享保三年(1718)、およそ300年という老舗中の老舗。
享保の改革の徳川吉宗の時代から続いているのだ。

店内へ入り階段で2階の座敷に。テーブルには鍋がセットされている。その鍋の中に見えるのは八丁味噌。

今回猪肉には赤ワインが合うだろうと、1人1500円の持込料にて主催者のワインバーのオーナーの方のセレクトで。
さすがに素晴らしいラインナップ、らしい(笑)

料理は7350円のコースで、メインが猪鍋に料理がつきます。

猪の煮込み。
思ったよりもクセがなくて、すごい柔らかいわけではないのだがしっかりと肉の味が味わえて美味しい。

前菜は鮟肝とサラダ。

メインの猪鍋。
鮮やかな色の猪肉が並ぶ様は実に壮観。猪鍋が別名ぼたん鍋と呼ばれる所以が納得の赤さ。これを仲居さんが八丁味噌を溶き入れた割下にいれて焼くというか煮ていきます。鍋というよりもすき焼きに技法は近いかもしれません。

丹波産の猪肉は煮れば煮るほど柔らかくなり、10分ほど煮るのが食べごろだという。確かに、煮込み同様、柔らかいというよりも多少の固さがあるのだが、それが逆に肉としての旨みを増している。霜降り信仰の今に逆行するが、日本人は昔から美味しい肉の食べ方を知っていたんですね。一味か山椒をつけていただきますが、八丁味噌の濃いめの味付けによく合って、赤ワインともベストマリアージュ。個人的には山椒が好み。

鹿の竜田揚げに鹿の刺身。
鹿刺身はこれまた鮮やかな赤色で、ねっとりとしていて目を閉じて食べれば鮪だと思うだろう美味しさ。

美味しいのも当然だが、日本古来の味を永く守り受け継いでいることにちょっと感動した。
日本人としてこういう味を知っておくのは大事なことではないかとも。
2011年最後の外食はとても有意義なものになった両国の夜。

2012/01/07 更新

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