まてぃすさんのマイ★ベストレストラン 2014

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悪いけど俺はウマい不味いはハッキリ言うよ。

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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好きになった店は何度でも行く。

だから私のベストなレストランは毎年変わり映えがしませんわ。

マイ★ベストレストラン

1位

サンフォコン (幡ケ谷、代々木上原、笹塚 / ビストロ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/01訪問 2016/04/25

ジョジョの奇妙な晩餐会が超人気だってよ

俺は漫画を読まないからそれほど思い入れは無いんだけど
一部に熱狂的なファンを持つらしい「ジョジョ~」の世界観を再現したコースが大人気みたいだ。
そういえば井の頭公園のイタリアワインの巨匠もジョジョの大ファンだったなぁ~
ジョジョ好きな人は行ってみればいい。

http://ameblo.jp/saintfaucon/entry-12137695527.html


ジビエシーズン最終コーナーを回りましたよ、急いでね!
(2016 01)
さぁ、もうすぐジビエのシーズン終わっちゃいますよ
食べたい人は急いでね。
千葉シェフの料理は安定のウマさ
この夜のしっとり仕上げたクリムゾンカラーな鳩の身はなんともセクシーで美味かった
合わせたワインはシャトーヌフ・デュ・パプ
フランス南東部プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏ヴォクリューズ県のコミューンであるシャトーヌフ・デュ・パプの特長は
13種というフランスで最多のブドウ品種を使って作る複雑味のある赤ワイン ジビエによく合います。

食べログが有名シェフを集めて表彰式みたいなのやって話題を集めてるけど「みんなが行ってる有名な店のことは正直どうでもいい」 
こういう資本も豊かではないけど素晴らしい技術とセンスで美味い料理を作る小さなお店を私はこれからも応援していきたい。


迷いながら熟考するシェフ
(2015,05)
3周年の後の1ヶ月は迷走だった。

シェフが選んだのは以下のスタイル

『2015年4月12日より約1か月間
料理は4皿3800円、または6皿5000円のおまかせコースでご用意しております。
21時~はワインのおつまみやアラカルトを用意しております。
サンセールを中心としたロワールワインを美味しく飲むための
アバ料理やシャルキュトリが多めです。』

その結果はどうだったのか直接彼から聞いてないけど
この店の一ファンとしてはプリフィックスではつまらないからアラカルトでやって欲しいという気持ちだ。
プリフィックスなんて道へ逃げなくてもやれる技術と度量があるのに勿体ない。
それにこの6席のサロンかキッチン劇場みたいなお店でプリフィックスとは…臨場感に乏しい。

ま、いろいろあるんだろうね。
訪れる全ての客がメニューを見ながらコースを組み立てられるほどフレンチに精通してないってな場合もあるだろうし
「選ぶの面倒臭い、なんかコースないの?」なんて言う奴もいるだろう。
それは悩ましいよね、シェフも大変だろう。

21時過ぎに訪問して我儘を言ってみた。
「その自家製スモークサーモンだけどミキュイにできないの?」
「えっと皮目をパリパリに焼いてそれらしくってことならできます」
「お願いします」

「豚のソースをさ、ほら この前食べたイノシシのグリルの時みたいにクリーム使って粒黒コショウを散らすってできる?」
「できます」
「お願いします」

こういうやり取りができるのがこの店のいいところ、客とシェフが一緒になって料理内容を組み立てるのだ。

いろいろ考える事はあると思う
なにが正しいかなんて誰にもわからないんだけどね。
俺はいつでも応援するよ。


パテアンクルート よくできました◎!
(2015,02)
それ専用の容器を持ってないのに果敢にパテ・アンクルート作りに挑戦する千葉シェフから
「きれいにジュレが入りましたよ」って聞いたので食べに行ってみた。笑
パテ・アンクルートはパイ生地ですっぽりとパテを包んで型に入れてオーブンで焼きあげる料理なんだけど
パイ生地に煙突を設けてそこから蒸気を逃がしてやったり(そうしないと破裂する) 
注入したジュがパテの周りにゼリー状に固まるのが「よし」とされている料理だ。
 
専用の型を持ってない千葉シェフにとってなかなかジュがパイ生地とパテの間に均一に入らなかったり、逆にパイ生地とパテの隙間が空き過ぎちゃったりと厄介な料理なんだけど今回はとてもうまくできていた。
お味もバッチリ!
シェフ頑張ってるやん!


恍惚のイノシシ
(2014,12)
こんなにウマいイノシシは久しぶりだ。
当たり!の個体ってこともあるけどそれを差し引いても完璧な「火入れ」
バッチリ決まった「ソース」
千葉ちゃん、あなたスゴイよ。
黒板メニューにイノシシを見つけたら「とりあえず食え!」


ジビエスタート、肉肉肉の秋冬の新メニュー
(2014,10)
いろいろ新メニュー始まってます。
とりあえず子羊のハンバーグを食べてきました。
ちょいと粗めに挽いたラム肉をつなぎ無しでこねて丸めてハンバーグにしましたとさ。
ラム肉の芳香が口いっぱいに広がる素晴らしい皿でした。羊好きな人はこれ食わなきゃ。
今度マダムにバンズ焼いてもらってこれでラムハンバーガー作ってもらえないかしら?笑


フレンチシェフが敢えてやる「冷製パスタ」とは何ぞや?
(2014,07)
ふらりと2軒目に立ち寄って 「なにかウマいもん食わせて?」
とお願いすると出てきたのが「ジロール茸のさっと炒め」。
塩味のみ、バターで仕上げてあり「キノコの風味」を思う存分楽しめる皿であります。
「もっとなんか出して!」
とせっつくと出てきたのが 「スルメイカの冷製パスタ(腸のソースで)」
これめっちゃウマ! 
フレンチシェフがなんでパスタなんてやるのよ?って思うでしょ?
でも食べてごらんよ、ウメーからさ。


6席しかねー店だよ、四の五の言ってないで早く予約しなって(笑)
(2014,04)
いつもはアラカルトに徹している私だがこの夜はコースでお願いしました。
飲むシャンパン、ワインがあらかじめ決まっていたのでその流れでシェフにコースを組み立ててもらった。
ボランジェに合わせて「お決まり」のキャビアから・ジェームズ・ボンドもこの合わせだよね。
次に千葉シェフご自慢のブーダン・ノワールも入ったシャルキュトリーの盛り合わせ、私が貸したソーセージマシーンを毎日使ってくれてるみたいで嬉しいです。
「オマールとロワール産のホワイトアスパラ」活きのオマールをサッと数秒茹でて色だし(茹でると鮮やかな赤色になる)して
頭と殻を煮詰めて取ったオマールのジュのソースがロワール産のホワイトアスパラに絡みます。今季食べたホワイトアスパラの中で一番ウマい皿でした。
ブフブルギニョンとフォアグラのプレスは安定した美味しさ。
鹿のパイ包み焼きは赤ワインソースがウマいです、いいワイン使っちゃったんだろうね。ソース作るのにも不味くて安い赤ワインじゃ美味しいソースなんてできないのです。フランス料理はそれなりに材料費がかかりますよ、だから俺は「俺のフレンチ」みたいな値付けの店は信用しない。嘘や誤魔化しがなきゃあの価格で勝負できないと信じます。

今回はワガママ言って「このワインと合わせた料理を作ってくれ」ってお願いしてたら希望にばっちり沿うメニューを組んでくれた。

6席しか無い小さな店だが千葉シェフの仕事に嘘、誤魔化しは一切無い。
彼の努力はいつかきっと報われるだろう、そして近いうちにもっと大きな店のオーナーになるだろう。
彼が巨匠になった頃「まてぃす・なんて口やかましい客」がいたなぁーって思い出してくれると嬉しいですね。


フランスの国民食「ステッキフリット」を喰らう
(2014,4)
「ねぇねぇ、シェフなんか肉喰わして?」
とお願いすると「シャロレー牛でステッキフリットとかどうっすか?」とのことだったのでやってもらった。
「ただ時間が45分くらいかかりますよ」って、
「かまへんかまへん、焼いてんか」
肉が焼き上がるまでの間に
「ヤリイカとアワビ茸のソテ」…上手に半生状態に火入れされたイカがプリプリで美味しい。アワビの食感そのままのアワビ茸との相性もいいようです。

シャロレー牛(Le Charolais)とは
フランスで最古の肉牛(昔は役牛や乳牛がほとんどだった)。大型で毛色は白もしくはクリーム色。飼料は、干草、小麦、大麦、ひまわりや大豆の絞りかす。筋肉質で脂身が少ない(赤身肉の場合、脂質は5%と、鶏肉と同じくらい)。たんぱく質、鉄分はもちろん、ビタミンB12、ビタミンEも豊富。シャロルのあるソーヌ=エ=ロワール県をはじめ、11の県で飼育したシャロレー種の良質の牛肉は、高品質であることを保証するシャロレ・テロワールCharolais Terroirという名称のラベル・ルージュ(赤ラベル)が認められている。日本でよしとされているさしの入ったお肉になれている日本人には少し物足りなさを感じるかもしれない。(引用:辻おいしいネット)

約40分後じっくり時間をかけて調理された「シャロレー牛のステッキフリット」があがりました。
断面は見事なロゼ色の赤身です。脂身は全くと言っていいほどありません。
ナイフを入れますが肉質が柔らかいためにサクッと気持ちよく切れます。
噛むと口中に牛肉特有の香りと旨みが広がります。
ここで次に口に入れるのがフライドポテト(仏語ポムフリット)です。
シャロレーの脂の少なさをオイルでさっぱりあげたポテトで補ってあげるかのような黄金のコンビネーションですね。

フランスみたいな食事がしたくなったらココへ来ます。
毎回ここで食事するたびに「千葉シェフいい仕事してはるわ」と感じます。


栗を食べて育ったガリシア豚のロースト ポワブルソース
(2013,12)
明けましておめでとうございます。
新年を飾るにふさわしいレビューを書かなきゃって考えたのですが・・・その枠に値するお店が思い浮かばないので年末食べた料理で印象に残ったこの一品を紹介します。

「栗を食べて育ったガリシア豚のロースト ポワブルソース」

ガリシアとはポルトガルに面したスペイン北西部の自治州のひとつ、内陸部には未だに手つかずの自然が残るスペイン国内でも開発が遅れている地域である。そこの大自然の中で栗を主食として育った豚ちゃんを丁寧に火入れしたこの料理 主役は豚ちゃんなのですが 実は今回の名脇役が添えられた「ポワブルソース」です。 前回('13/03/28を参照)に訪問した時に作ってもらったポワブルソースはいい状態の生胡椒が手に入らなかったため「失敗」に終わってしまったのですが 今回はその「リベンジ」となります。ww

シェフとの男の約束を果たすため 夏場に生胡椒を大量購入してそれを塩漬け熟成させ今回それを持ち込みソースにしていただきました。

生クリームと生胡椒 豚との相性が抜群の「りんごのコンフィチュール」それとりんごを使うのならと「カルヴァドス」で香りづけされたポワブルソース 結果は絶品でした。 カリッカリに焼かれた豚の皮目と甘い脂に絡めて食べると得も言われぬ心地になります。そのままのカタチでソースに入れられた胡椒粒を噛みしめるたびに口中に溌剌としたスパイシーな香りが広がり(乾燥黒胡椒ほど辛味は強烈ではありませんが香りは同等、いやそれ以上に素晴らしいです)豚肉の甘さとスパイス感の余韻を楽しみながらのこの料理最高でした。

まてぃすと千葉シェフとのコラボレーション 「にゃはは、うまくいった!」


ボジョレーの会を堪能
(2013,Nov)
少し前にシェフから 「ちょっと企画みたいなことやってみたいんですよ」ってボソっと言われました。
・・・一体どうしたんだろう? シェフは面倒くさいことが嫌いなはずだったのに・・・
なんて思ってたら
フレンチレストランらしく「ボジョレー解禁をお祝いする会(3日間連続で)」をやりますよとのことでご連絡を頂き行ってまいりました。

シェフにはボジョレー地区出身のお友達がいるらしくそのお友達の家庭に招かれた時に振舞われた料理を参考に今回のコースを組み立てたそうです。
①仔兎のムスリーヌとサラダミモザ風
②鹿のパテ
③塩漬けにした鰯のブランダード
④かぼちゃのニョッキ
⑤バヴェットステーキ&フリッツ
⑥タルト・ポム
どの皿もフランスの素朴な田舎料理の趣がありますが それぞれきちんと作りこんであるのでレストランの料理としての完成度に仕上がっています。軽い飲み口のボジョレーヌーボーにぴったりでした。
以上の料理とボジョレー飲み比べ4種 プラス ローヌの白ヌーボー1種でフード・ドリンク込み込みで¥7000

「お祭りだ、もってけドロボー」的な価格でサービスしてくれたのか?
それとも単純に儲けを計算できない「アフォ?」なんか?はよくわかりませんが 「破格」 ということだけは確かです。

千葉シェフ、企画力はあるけど経営的にはどぉーなのぉー??


マジやば!奥さんの作るデザート
(2013/08/26)
この店の料理がウマいことはみんなも承知のことだろう。 でもね、でもでも俺が思うに本当においしいのはデザートやパン、キッシュなど。(千葉ちゃんごめん) それらは千葉シェフが作るんじゃなくって奥様の聖子さんが作っている。聖子さんはフランスでパティシエールの修行をした方でお菓子作り、製パンのセンスはかなりキレてる。(と思う) 今は育児に忙しいので営業前のスイーツとパンの仕込みくらいに甘んじてはいるが もしトシ鎧塚さんさながらライブでスイーツを出すスイーツバー的なお店なんかをやってくれるときっと大繁盛で「千葉ちゃん、もう働かなくっていいんじゃね?」ってことになってしまいそうな気すらする。(ナハハ)

先日三鷹で買った露地栽培の完熟ブルーベリーを持って行き 「これでなんか作って!」 とお願いしてたら 「ブルーベリータルト作りましたよ」って知らせがあったので行ってみた。
サクサクのタルトと甘酸っぱいブルーベリーがよく合います、中のカスタードクリームも実にウマい。添えられたパッションフルーツのソルベも美味しいです。
ヌガーグラッセも完璧ですね、虎ノ門の(今は銀座か)巨匠の作るヌガーグラッセを追い越したかもしれません。採算度外視のドライフルーツやナッツてんこ盛りが嬉しいじゃないですか!

あ、そうだ。 シェフの作るカエルもウマかったよー。(付け足し的コメント)

奥様の益々のご活躍をお祈りしつつ今回はここらで筆を置くことにします。

ラム好きはこれを食え!
('13/07/09)
見て下さい、千葉シェフがちょっと本気出すとこれですよ!
完璧な「レア」です。「ナマ」じゃないっすよ。(笑)
ま、どんだけギリギリまでやれるのか俺という客で試してる節もあるが(笑)

「レア」に仕上げるって技術的にはちゃんと火を入れるのよりずっと難しいんですよ、
それに「レア」だから早く焼き上がるって訳でもなく普通の火入れよりもっと時間がかかります。
肉を焼いて休ませて また少し温めて 休ませる という行為を繰り返し 余熱で温めながら肉内部に起こる変化を表面を触っただけで判断しなきゃなりません。
ラム好きな皆さん 限界の火入れで楽しみたい方は「そうシェフに仰って下さい」
男、千葉シェフ皆さんの期待に応えますよ。

あ、そうじゃない皆さん 普段は普通に火入れしてくれますからご心配なく~。


安定感が出てきたね、いいサインです。
('13/05/21)
久しぶりに(といっても3週間ぶりくらいかな?)行ったら またあの人(笑)が横にいた。
ごにょごにょスマホいじりながらワイン飲んでたよ。

こちらのお店 先月無事に1周年を迎え千葉シェフのお顔に少しばかり精悍さが加わったかな。
相変わらずのいい仕事で美味しいものをポンポンと出してくれる。
春らしいウサギの料理に対して 私が言った「鶏肉みたいで食べやすいな」って言葉が気に入らなかったらしく
「そう言われるとちょっと・・・ですね・・・、もっとウサギっぽさを前面に出した方向へ変えてみます」と いきなり方向転換を宣言。
シェフはいろいろ考えてやってんだね。アレ?俺って余計なこと言っちまったかな。。

今日のデセールが秀逸でした。 デコレーションも素晴らしい、イチゴとピスタチオの色対比、配置が芸術的。


新作メニューを食べてみました。
('13/03/28)
「自分が食べて美味しいと思ったのでハモンセラーノ買ったんっすよ、」ってシェフが言うから少し切ってもらった。 「うん、確かにウマイ」 最近は名前に踊らされて高価な長期熟成のハモンイベリコなどを安易に置くワインバーが増えているが実際に食べてみるとイベリコよりも普通のハモンセラーノの方が柔らかくて油脂分も控えめで美味しいことが多い。ま、言ってみればA5のサシ入り松坂牛よりもA4の短角牛の赤身で十分みたいな話だ。 それにイベリコは長い熟成をかけているので変にアミノ酸が増え過ぎちゃって味がくどいんだ。
でもハモン置く台が買えなかったからといって紐で縛って吊るしてるのはなんなんだ? ま、いいけど・・・。

アンドゥイエットとシュークルート・・・茹で玉子のヴィネグレットソース止めてシュークルートと合わせたんだね、アルザス料理のスタイルで面白いけどシュークルートは自家製じゃないね。 「自分で作らねーの?」って聞いたら 「キャベツの発酵って日本の気候じゃ難しいんですよ」だって。「あっちの国じゃ白菜を発酵させてキムチ作るんだからやってやれネーことはねーだろ?」ってイジメといた。(笑)

さて新作料理 
鶏もも肉を開いてそこにフォアグラを詰めて巻いたもの・ソースは未定・・・仕込んだばかりの新作メニューを食べさせてもらった。「ソースはまだ決まってないんです」っていうから「グリーンペッパーでペッパーソース作ってよ」ってお願いしてみた。またこのおっさん変なもん頼みやがってってシェフの顔色は曇ったが意に介さず 「ほら、フレッシュな胡椒の実をパラパラ入れてさ、生クリームと合わせるソースあるじゃん、ブランデーとかで風味づけしてさ」 ってなおも畳みかけながらグイグイ詰め寄る。 「わかりました、やってみます・・・」

フォアグラを巻き込んだ鶏肉が不味いわけは無く美味しい皿でしたがソースがイマイチ。

お店には生憎瓶詰めのグリーンペッパーしか無くて 「本来のペッパーソースが持つ胡椒の溌剌とした香りが活きたソース」にはならなかったのだ。 それは仕方が無い。 突然即興で作らせたソースとしてはいい線行ってる、さすがシェフです。

次回来店する時は 「フレッシュペッパー(生胡椒の実)を入手してそれを持参で来るからリベンジしてね」 と約束して店を後にしました。
私は生胡椒を入手する特別なルートを知ってるんです! てへへ、 こうして広がる料理の輪 次回が楽しみです。 


見つけたよ、ミリオンダラーなお店!
('13/02/15 )
もうさぁ 四の五の言わないよ。
千葉シェフはイイヨ! できる男だ!
今回の驚きはエビのフラン。 これ絶品だ!エビの頭やエビ殻、エビみそを丁寧にシノワで濾した濃厚なソースとエビの切り身がいっぱい詰まったフランの絶妙なコンビネーション。思わず 「うまいねぇー!」 って叫んじゃった。

やっと見つけたよ、通えるビストロ 東京に数多あるビストロの中でもこんな気持ちで通える稀有なお店だ。


『なんだよ!キャビアなんかあるやん それ早く言ってよ!』
('13/01/08)
年末に行ってみた。
その日は昼間からサンフォコンの忘年会だったそうで いつもは真面目な千葉シェフがほろ酔いで迎えてくれた。

着席一番黒板メニューを見てビックリ!

俺 「おいおい、なんだよぉ キャビアあんのぉ?それ出してよぉ」
シェフ 「フフフ(自信ありげに)、パーティーシーズンですからね」
俺 「あひゃ、ベルーガ?オシェトラ?へ?ベルーガ?あ、うるさい? もう今年も終わりやん。 てんこ盛りでお願いしますね。」
シェフ 「ちょっとぉー、無茶言わないで下さいよぉー。採算割れ覚悟のメニューなんですからぁ」
俺 「キャビアとボランジェ・グランダネね!」
シェフ 「ジェームズ・ボンドっすか?(笑) ボランジェ無いっすからぁ」

なんてやり取りの後食べた久しぶりのキャビア・・・・「うまかた」・・・・。 これはセヴルーガだったかな、でもいいよ、キャビアだもん。 
キャビアの味は他に比較できるものがない、キャビアはキャビア  ・・・それだけだ。

あとさ、なぜかあったのよ スペシャルメニュー
黒トリュフとミモレットのリゾット・・・ これメッサうまいね。黒トリュフの高貴な芳醇な香りとミモレットの濃厚な旨みが合わさってなんとも言えない 「美味しさ」 の次元へ昇華しているのよ。
俺 「このメニュー続ければいいのに・・・。」
シェフ 「あのね、毎日お客さんがいっぱい来てくれればやれますけどね、うちって読めないでしょ、原価高くってリスクの大きな商品なんですよ」
俺 「なんだよ、意気地がねーなぁー」
シェフ 「・・・・・・。」

夢見るように 「美味しさ」 に包まれた幸せいっぱいな俺と 超現実的なここのシェフと 全く カミアワナイ。。。

来年もまた 「悪態」 をつきに来よう!


『惚れた!』
(2012,12)
たった6席の小さなお店 でも 大好きだぁ~! 好きさ好きさ好きさーーー!
最近はクオーレ・フォルテと並んで通い詰めている。
シェフのお誕生日とやらにも顔を出して毒を吐いてきた。(なんでやねん・・・)
あ、でも勘違いしないでくれよ 俺はノンケだ! イケメン?のシェフに惚れたわけではない
彼の作るウマイ料理に惚れたんだぁ!

モン・サン・ミッシェルのムール貝・・・小ぶりだが貝の旨みが凝縮していて 「さすが世界一」 のムール貝だ。 それを絶品の状態にストレートに蒸し上げるシェフの力量は見事だ。 彼はこの料理に関しては余計なスパイスやハーブは使わない。 「この貝のウマサを味わって下さい」 だってさぁ。

うずらとセップのリゾット・・・俺「なんだよ?これイタリアンじゃねーかよ?」 って悪態をついたが実はシェフにはイタリアンの経験もあるんだ。 
シェフ「いえ、あのぉセップって断わってるじゃないですか、フレンチですよ!」 だってぇ? ポルチーニって素直に言えや!
でも旨いよ。

(アンディエットの調理で)羊腸に挽肉を手詰めでやってて なかなか入っていかないから 「大変なんですぅ~」 って嘆いてたから家で使っていないソーセージぐるぐるマシーンを貸してあげた。
早くシェフ自家製のソーセージが食べてみたいもんですねー。 メルゲーズよろぴくね!

シェフ「クリスマスの料理なんですけどぉ、どうしたらいいですかねぇ?」 って俺に聞かれてもな!

俺「もし、フレンチお節やるんなら買ってやるけどぉ」
シェフ「えぇー、休めないじゃないですかぁ・・・私一人でやってるんですよぉー」

ま、独りでやるって大変だろうけど 確実においしい料理を作れるんだから頑張ってほしいね。


『Ain't No Mountain High Enough』 
('12/08/22)
なんだかこの店のこと 好きになっちゃったぁ。
だって美味しいだけじゃなく 居心地いいし シェフがこちらの期待に応えてくれる男気をお持ちだし(実際の見た目はチャラっぽいけどね、ww)

幡ヶ谷の商店街でひっそりと営業する小さなお店だけど なんだか将来を感じるなぁ こういうお店には頑張ってほしい。
君の目の前には乗り越えなければならない山々がそびえ立つ でもそんなものも Ain't No Mountain High Enoughだ!
「俺の~」なんって安いだけの店で満足してる人はここは合わないかもよ~。
やっつけじゃない 心の籠った料理を時間をかけて楽しみたい方向けのお店です。

今回の特筆すべきお皿は

桃のスープ・・・これデザートなんだけど美味しかったぁ。 桃のスープに桃のソルベがあしらってありなんだか爽やかで美味しいの!
桃好きのとんぼちゃん見てるぅ~! 

俺「うっまいなぁーこれ! 最高っす!デザートって奥さんが担当だったよね?」
シェフ「あ、これは俺が作りました!」
俺「へ? そう? 奥さんのが美味いよね」
シェフ「・・・・・・・・・・・・。」

イジメではありません。 愛の鞭です。


『カップルか一人で行きましょう。』
(2012,7、01)
早々に再訪!だって気に入ったんだも~ん。 最初の5枚が新しい料理写真です、見てちょ。

やっぱり千葉シェフの料理は間違いない。

なんと!一人で店を切り盛りしてるもんだとばかり思ってた千葉さんに強い味方がいたのだ!それは奥さま。 今は生まれて間もない赤ちゃんの育児をしながらこの店のパンやデセール、なんとケークサレまで彼女が担当してるらしい、内助の功だ素晴らしい。

たった一人で健気に頑張ってるとばかり思ってたシェフに言っておく
「おい!千葉さん実際キミ相当楽しとるやないか~~い?」

今回最も驚いたのが前回私が彼の修業先のものと比較した ヌガーグラッセ なんと奥さまがルセットを変更してオヤジのものに肉薄する濃厚なスタイルに変えてきたのだ! 中に詰めるヘーゼルナッツ類やドライフルーツも倍増しお値段も100円高くなったが クオリティーも格段に上がった。

私は当日直近に電話してふらりと行ったまでで その変更を知らされていなかったがヌガーグラッセを批評した当人としてそれは大きなサプライズでありました。
こういう客の意見を聞いて 実際にいろいろ変更したりトライするその姿勢に痛く感動しました。
評価をアップさせていただきます。


(2012、6,25)
サラマンジェのオヤジシェフからお話を聞き まめぞうさんのレビューでも気になってたこちらのお店やっと行くことが出来ました。
場所は幡ヶ谷駅から歩いて5分くらい 餃子の名店 ニイハオ のお向かいさんだ。

私が電話のできる平日お昼時に何度か予約の電話をかけたのだが なかなかこちらのシェフとタイミングが合わず電話が繋がらなかったので(一人でお店を切り盛りしてる関係でお昼間に買い物や仕入れで出掛けてしまうことが度々あるらしい)ずっと後回しにしていたお店ですが 今回夕方に電話してみたらシェフを捕まえることが出来てやっとこさ訪問することが出来ました。

お店はとっても小さく カウンター席6席しかない。

席と席との間隔だっていっぱいいっぱいなので
この店へ行く時はカップルか一人で伺うのが理想的だと思う。可愛らしいお店なので女性2名客なら絵になるがおっさん二人客は浮いてしまいそうだ。 おっさんは一人で行くか 同伴してくれる女性をゲットして行くべし。
3人以上で行ってズラリと横並びでメシ食うような野暮なことは止しましょう。

この夜いただいた料理

まめぞうさんお勧めの ケーク・サレ・・・直訳すると塩ケーキ そう、甘くないケーキなのです。サーモンとクリームチーズの固まりがバターをふんだんに使ったケーキ生地に練り込まれてあり それをふんわり焼きあげてあります。塩味が効いてて美味しいです。 

アンドゥイエット・・・豚の内臓や喉肉、バラ肉などをスパイスアップして羊腸に詰めてソーセージ状にして茹であげたものが たっぷり目のソースに浮かんでいます。ソースはマスタードと(シェリー?)ビネガーをベースにしたちょっと酸味のある味、かた茹でした玉子の黄身、白身とパセリが散らしてあります。
私にはビネガーの角が立ち過ぎているように感じました。それにソースがちょっとしゃばくって粘度が足りない気もした。

豚足と豚タンのゼリー寄せ・・・ねっとり&コリコリした豚足と弾力のある豚タンのゼリー寄せ、これは満足。添えられた自家製ピクルスも美味。

骨付き仔羊ロースのナヴァラン風・・・絶妙な火入れ! 私にとって完璧なロゼに仕上げてくれた。 これは好き嫌いの分かれるところだから中には 「よぉ、もっと火を入れてくれよ」 なんて言う人もいるだろう。 しかし、ロゼ色に輝く羊肉から血が滴るようなことはなく完全に火が入っていました。 写真をご覧になって 「これ、レアじゃないの?」 なんて思われる人がいても不思議じゃないですが これはレアではありません、火は通っています。 シェフご自身もこのくらいの火入れをいつも目指しているとのことでした。ナヴァラン風という名前の由来は諸説あるそうですが、カブ (navetナヴェ)を使っているからといわれています。今回はラム肉とは別にカブと根菜をトマトベースのソースで煮込んだ物をクスクスに
かけて添えられていました。 この料理は文句なしでした。

デザートにヌガーグラッセをいただきました。 普段はデセールを食べない私ですがイジワルな私は彼の修業先のオヤジシェフのヌガーグラッセと比較してみたかったのです。
彼のはオヤジのよりあっさり目で仕上がりが軽かったです。 甘さは控えめながらかけられたベリーのソースで甘さを補っています。 オヤジが苦労してフランスから入手しているアンジェリークは当然使ってませんでしたがこの軽やかさならオヤジのより女性受けはするでしょうね。 でもおっさんの私はオヤジに軍配を上げますが。


ワインリストを拝見すると 彼のフランスでの修業先 シェール県サンセールの白ワインに物凄く力を入れている(逆な言い方をすると偏っている)品揃えで彼の情熱にツイテいける白ワインラヴァーなら大満足なリストでしょう。
私はその晩は1軒目で白をやっつけてからの訪問だったので 赤を選びましたが 白と比較すると(あくまで見較べてって意味です)赤の品揃えは貧弱、もとい 情熱が感じられません。 もう少しバランスよく揃えればいいのに・・。

いただいたワイン、
シャンボール・ミュジニー クリストフ・ブリチェク 2009 香りよくシルキーなワイン、今が飲み頃?いやもう少し待てるか。
コート・デュ・ローヌ = ヴァルヴィニェール / アラン・パレ 仔羊に合わせて シラー100%のこちらをいただく。 本音はチョイスが無かったのでこのボトルになってしまった。 本当ならタンピエのバンドールなんかで合わせたかったな。

まだお若く 一見頼りなさそうなくらい線が細い男に見えるけれど 実際のシェフは結構しっかり者でやってることに嘘や誤魔化しが無い、料理の腕も確かだ。 自分色を前面に押し出してくるスタイルも嫌いじゃない(好みじゃない部分もあるが それはそれで面白い)
これからが楽しみなお店の代表格かな。 

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 鳩&トリュフ

もっと見る

2位

ペルラヴィータ 十号坂 (笹塚、幡ケ谷、代田橋 / イタリアン、ワインバー、かき氷)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2015/06訪問 2016/08/09

トイレの改修できてたよ

一部のレビュアーから批判されていたこの店の「和式トイレ」だったが工事して「洋式」に改修されていました。
これで文句ねーだろ?
俺はレストランへ飲み食いに行くのが目的なわけで別にクソしたりトイレ行くことが主眼じゃないからどーでもいいことだったけど
批判を気にした店主が工事に踏み切ったらしい。 お金いっぱい出て可哀想~。

切りたての生ハムはウマい。生ハムは切りたてに限る。
アメリカンチェリーのパスタも熟練の技を感じさせる完成度の高さ、この設備でこれだけの仕事が出来るシェフはスゴイ。


幾層もの旨みを重ねた熟練のイタリア料理

内田さんが料理人になって今年で20年、少なくみても、1日20食はパスタをつくっているので月に600食。
20年だと、144000食 14万食って…てな話にその夜はなりました。
「すごい」の一言です。
ここには経験によって紡ぎだされた美味しいイタリア郷土料理があります。

アメリカンチェリーの冷製パスタ
アメリカンチェリーの糖度がどんどん上がってきて今が最高潮です。
この時期に食べ損なうともう来年までこの料理を食べる機会はありません。

ブッラータチーズ 美味しいです。パッカンと割ると中からフレッシュでクリーミーなモッツァレラがドロリと流れ出ます。オリーブオイルと黒コショウを絡ませて食うと言葉を失うウマさです。

夜の時間帯でも食事をすればデザートにかき氷をオーダーすることが出来ます。
この夜のかき氷メニューは2種類
カルボナーラ…突き抜けてます!笑  黒コショウのトッピングにカルボナーラクリーム中から桃がコンニチワ!

バルサミコ…どんどん精度が上がってますね、美味しくなりました。

この店みたいな脆弱な設備(笑)でこれだけウマいもんが作れるってスゴイ事ですよ。


イタリアの春料理美味しいです。
(2015,04)
春らしいお料理がぞくぞくとメニューアップされています。

ブロッコリとパンチェッタのオレキエッティ プーリアのパスタ オレッキエッティは、オレッキオ(=耳)に似た形 細長く伸ばした生地を小さく切って親指でギュッと押しつぶして作ります。凹んだところにくたくたに煮込んだブロッコリーのソースが程良く絡みます。

沖縄から新鮮なよもぎが届いたとのことで菜の花、筍と一緒にフリットにしてくれました。筍は生ハムを巻いてフリットにしてるのでイタリアンな天ぷらになってて面白かった。 

今日はラッキー カンノーリがあったので持ち帰り用に包んでもらいました。


カウンターの居心地が格段に良くなった
(2015,02)
幅が狭かったカウンターだったがちょっと板を付け足して幅を広げたことでここまで居心地度がアップするとはね。
もって行き場の無かった足をもってくスペースもなんとなくできたし 笑

ここは日々メニューが変わるので追いつくのが大変だ。
今はいろんなパスタやってます
特におススメはいろんなジビエを使ったラグーのパスタ(鹿やイノシシいろいろ入ってます)
本気のナポリタンはイタリアンシェフが本気で作るナポリタン
今ならピスタチオソースのパスタもあります。

春の到来を感じさせるホワイトアスパラと牛すねの煮込み美味しかったです。
ミニマムな調理場から繰り出される優秀なお料理にはビックリです。


こちらもジビエやってますよ!
(2014,11)
お店のカウンター周りと商品陳列棚をマイナーチェンジというか改装してペルラヴィータ新しく生まれ変わりました!
いままでちょいと狭かったカウンター幅を延長し居心地が格段にアップしたよ。
ジビエなメニューもチラホラあります
今なら蝦夷鹿肉のボロネーゼパスタがマジやばなウマさです。
アルデンテに仕上げた太麺に蝦夷鹿の旨みがたっぷり乗ったボロネーゼソースがよく絡んで「Happy」な気持ちになりましたー。
切りたての生ハムもめちゃ美味しい。

仕事帰りにふらりと寄ってパスタ1皿ととワイン1杯でもOKなところがこの店の使い勝手の良いところ
クリスマスに備えた小物やお皿なんかも入荷してて雑貨を見ながらワインを飲むってのも楽しいじゃない!


今後は定期的にイベントやるそうですよ。
(2014,09)
8月は「泡と生ハムの会」(飲み放題のスパークリングワインとシェフが切る生ハムを延々と食い続ける会 笑)なんてのをやったんだけど9月は「ポルチーニの会」だった。それで今月は「リグーリアの会」シェフが渡伊して初めて修行の地に選んだ州だそうでリグーリアの伝統的な料理を現代イタリアン風にアレンジして供すらしい。
面白い方向へどんどん飛躍している内田シェフ、今後も期待しています。

今これを食べずにいつ食べる?『アメリカンチェリーの冷製パスタ』
(2014,06)
感激のウマさでした。
伝説のお店「カメレオン」の萩原シェフの下で長年スーシェフを勤めていた内田シェフ
カメレオンのレシピで「アメリカンチェリーの冷製パスタ」をやっています。

20粒くらいの完熟のアメリカンチェリーの種を取り除き三分の二をミキサーにかけてジュース状にします残りは原形のまま使います。氷をかましたボールの上でカッペリーニに時間をかけてチェリーのジュースを馴染ませます。するとパスタがどんどん赤く染まっていきます。トッピングされた切りたての生ハムの塩分とチェリーの甘みが合わさり得も言えぬ「旨みの高み」へと導いてくれます。レモンの酸味と美味しいオリーブオイルでうまく纏められた冷たいパスタはびっくりの美味しさですよ。
カメレオンではコースの合間の箸休め的なタイミングで提供していたらしいですがこちらペルラヴィータではパスタの一品として提供してくれます。 アメリカンチェリーが美味しいこの時期に是非食べていただきたい一皿です。

切りたての生ハムをメロンと一緒に食べる事も出来ます。
もうじき沖縄から完熟マンゴーが入荷するらしいのでそうするとマンゴーと合わせる事も可能になります。

仕事帰りに寄って「軽くワインを飲んでなにか一品食べて帰る」
みたいな使い方がしっくりくるお店です。


突っ走る教授
現在内田シェフはお店経営の傍ら調理師学校2校で調理講習や公衆衛生学を教える仕事をやっているので営業時間が変則的です。
とりあえず最近の営業時間は
火曜は販売のみ 11時~18時
水曜は販売のみ 11時~22時

月・木・金・土・日 は通常営業(レストランやってます)

11時~24時 レストランは18時~25時(月曜日は19時)
土・日・祝は12時~14時 ランチあり

上記の営業時間も学校のスケジュール変更等で変わる可能性があるので
お店のFaceBook,電話等で確認してからの訪問をお勧めします。

今まで生きてきて他人が作るカルボナーラでウマいって感じたこと無かったけど(自分が一番って思いこみはダメやねぇ)
今回内田さんの作るカルボナーラを食べてみてガツンとやられた。
それは一言で表現すると『軽やかで健康的』
あの重々しい生クリームとチーズでこってり不健康なイメージだったカルボナーラをこんな風に表現できるんだ!って目を開かせてくれた。
脂が完全に切れるまでカリッカリに揚げられたパンチェッタと卵黄だけを使ったカルボナーラソースが軽やかに絡みあってそこへ荒挽きの黒コショウがガツンと来る、簡潔で素晴らしい表現だと感じた。

お店経営、学校で授業を教え、と毎日大忙しに突っ走る教授内田シェフ 夢を追いかけるその姿はカッコイイ。


イタリア郷土色が強い方向へ大きくシフトチェンジ
(2014,02)
今までは昼の貿易商社、夜のレストラン業と二足のわらじ状態だった内田シェフだが昨年晴れて商社を円満退社し今はレストラン業に邁進されています。時間的な問題でできなかったコンソメやブイヨンを一からひくことに始まり ご自分が修行したイタリア各地の郷土色の強い料理メニューにシフトチェンジしてよりマニアックな方向へと変化されていることをお知らせいたします。

シェフが長く滞在して思い入れのある プーリア地方の郷土料理を中心に今回はメニューを組み立てていただきました。
写真をご覧ください、どの皿も素晴らしいです。
とやかく言いませんから一度食べに出かけてみて下さい。

やりたくても時間が許さず出来なかったことを 今ひとつひとつ堅実にこなしているシェフの働く姿は見ていてとても気持ちのいいものです。
生ハムスライサーを導入したことで 切りたての美味しい生ハムやサラミをいただけるようになったこと
取引業者を増やしてワインの選択の幅が大きく広がったこと
無料料理教室を毎週開催して笹幡地域に貢献してること 
ペルラヴィータは確実に変化しています。


11月9日よりグランドオープン!
(2013、Nov)
ワハ! こちらの内田シェフ伊勢丹新宿のイタリアフェア(催事会場)でアルベルトさんのオリーブオイルのアルベルトさんと、スカーリアさんのアンチョビのスカーリアさんらイタリアン人たちに囲まれて一緒に販売なさってます。

イタリア食材の販売に加えデリカテッセン的な展開を活発に進めているこちらのお店 お店奥のエノテカ(居酒屋)は今月(10月)いっぱいお休みして新たなステージへと臨まれるようです。   グランドオープンは11月9日です。

なんだか楽しみ、十号坂。


イタリア食材屋の奥は隠れ家的エノテカだったぁ~。(ウルルンの声音で)
('13/07/27)
思いの外良かったので直ぐ再訪
今回は2軒目で軽くワインとおつまみを頂きました。

前回絶品に感じた 「宮古島の完熟マンゴーと生ハムの前菜」 タイでは木に生った状態で完熟した美味しいマンゴーを食べたことがあるのですが日本でここまで美味しい国産マンゴーを食べたのは初めてかもしれません。 香り高い甘美なマンゴーと生ハムの塩気の融合が素晴らしい。
選んでいただいた白ワインも美味しいです。
この夜の使用金額二人で3000円

内田シェフはイタリア食材を輸入する商社に勤めてた経験があり それが契機でイタリア輸入食材を売るお店兼エノテカをオープンしたんだそうです。目利きの内田さんらしく売ってる商品が変わってて面白いですよ。
「え?こんなのこの場所で売れるの?」 って感じの面白い いささかプロフェッショナルな商品が沢山あります。
瓶詰めの「スープ・ド・ポワソン」(1200円)と宮崎県の農家さんが作る無添加グリッシーニを買いました。

さて、ブイヤベースでも作ってみるかな。


('13/07/22)
ネットで家の近所のイタリア食材のお店を調べてて偶然見つけました。

お店の場所は笹塚10号坂商店街を進み 水道道路を越えて直ぐの辺り、去年の大ヒットかき氷のお店「ニッコリーナ」跡の丁度はす向かい。
パッと見はイタリア輸入食材店 お店の前にはおススメのパスタや缶詰、食器、可愛いデザインのランチョンマットなどなどが並べてあり まさかこの店の奥に隠れ家みたいなエノテカ(ワイン居酒屋)があるなんて思いもしないよね。

どんな料理が供されるのか全く予備知識無しに予約して訪問してみました。

ウナギの寝床のような細長い作りのお店 食材や雑貨、デリカテッセンがずらりと並んでおりレストラン部分は店の最奥部で面積は4坪程度だろうか? 定員6名という話だったが実際は4名くらいがゆっくりできて最適な人数かな。
電話で予約した際 「ソファ席になさいますか?カウンターになさいますか?」 と聞かれたのだがその場では返事を濁してお店に行ってから 店の作りを見て
「カウンター席でお願いします」 となりました。
それはこの狭いキッチン(失礼!)から出される料理がどのように調理されてるのか見てみたい・・・という欲求があったから。

自分も家の狭い台所でごちゃごちゃといろいろ料理するので シェフがこのキッチンをどのように使って調理するか興味あったのです。

足を納めるスペースが無いのでちょっと坐り難いカウンター席ですが目の前のキッチンに立つシェフの一挙手一投足が丸見えの特等席です。
ミニマムな調理器具しかなく ガスが使えない建物なのか?コンロは電磁調理器 大型オーブンを置くスペースも無いので小型のオーブントースターを使っている様子です。サルシッチャを焼く際は換気を促す為に窓を開けたりいろいろ苦労なさってます。

さぁ、ここからどんな料理が出てくるのでしょう。 楽しみです。

まずお願いしたのは
前菜の盛り合わせ・・・2人前1260円 各種オリーブ、発芽大豆と岡ひじきのオイル和え、ブルスケッタ2種、宮古島のマンゴーと生ハム、自家製リコッタチーズ と盛りだくさんな内容。宮古島から届いたという完熟マンゴーがとっても美味しかったです。自家製のリコッタもクリーミーで美味。手の込んだ物ではありませんがどれも味は決まってて美味しいです。

いろんな野菜とエビ カッポンマグロ風・・・1050円 目の前でそれぞれの野菜を時間差で丁度良い状態に火入れします。それをエビと合わせて作りたての香り高いサルサ・ヴェルデソースがかかってます。緑のソース サルサ・ヴェルデですがイタリアンパセリの香りが鮮烈でウマいです。 野菜一つ一つの火入れも丁寧で見事です。リグーリア、ヴェネチアで修行したシェフのお得意料理です。

フォアグラとイチヂク・・・1365円 あまりイタリアンなメニューじゃないけどシェフのおススメだったので頂きました。結果大正解。
上質なフォアグラをサッとソテし 完熟のイチジクは断面にグラニュー糖を乗せオーブンの上火でカラメライズされています。仕上げにバルサミコを煮詰めた甘いソースをかけていただきました。 質のいいフォアグラ、これだけ大きなサイズの完熟イチヂク そしてこのボリューム 「1365円で利益が上がるのでしょうか?」 シェフ曰く 「この場所だからこの値段でお出しできます」

ピスタチオソースのトラパネーゼ・・・2人前1365円 トラパネーゼと言えば通常アーモンドを使用しますがシェフはそれじゃつまらないし 秘蔵の美味しいピスタチオソースがあるんですよと作ってくれました。 これも当たり! ブカティーニという中心に穴のあいたパスタを使います。 振りかけられたパルミジャーノチーズと黒コショウ、ピスタチオソースがバランスよくアンサンブルを奏でます。 入手困難な本場シチリアのピスタチオソースは無くなり次第終了だそうなので興味のある人はお急ぎください。

自家製サルシッチャ・・・945円 ほんのりアニゼットの香りのするサルシッチャです。添えられたレンズ豆に旨みが移ってて美味しいです。狭いキッチンなのでサルシッチャを焼く時には一苦労 なるべく煙を立てないように気をつけて焼いていますがそれでも少々油煙が出ますので窓を開けて煙を外へ逃がしています。(笑) サルシッチャは限定品で1日1~2本しか無いそうなので予約してね。

ワインはシェフがいろいろ相談に乗ってくれます。 価格は3000円~くらいのものが主流。


シェフの内田さんはリグーリアやイタリア各地で修行し イタリアで修行中日本人たちと交り合いたくないという理由で あまり日本人が修業先に選ばないイタリア南部(ちょうど長靴の踵の部分)プッリャ州で長く生活したらしいです。(笑:それって気持ちわかります。私も留学生時代は極力邦人の友人は作らず、あちらへ溶け込もうと、自分から日本人色を取り除こうと努力したもんです。) 帰国後は「キハチ」や今は無き有名イタリアン「カメレオン」で萩原シェフの下でスーを勤め 調理師学校で講師をしたりの波乱万丈な経歴の持ち主。 

シェフとの会話を楽しみながら ちょいとグラスを傾けるって利用もできるし 
がっつり前菜からパスタ、メインまで戴くって利用もできるし
なんだか面白いお店ですよー。

  • アメリカンチェリーのパスタ
  • トイレ洋式になったよ
  • 生ハムメロン

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3位

ブロシェット ボン ボン シン (下北沢、東北沢、池ノ上 / 焼き鳥、ワインバー)

3回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.9
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2020/07訪問 2020/07/16

いつもまかないご馳走様です。

何故だか深い理由はわからないが俺が店を訪れると「まかない」が出てくる。 
腹が減っていようが三軒目で訪れようが関係なくだ。

あまり串は焼いてくれない、笑

それは店主が1日に打てる串の数が決まっているからだろうな、
俺みたいな常連にはまかない食わせて様子見て 一見さんにはちゃんと串を食べてもらいたいという店主の思いからであろう。
 
常連贔屓ばかりこいてる店とは違うんだよ、
そりゃ顔を覚えてもらった方が居心地はずっといいがね。

仕事終わりの遅い時間にふらりと行ってみると「すみませ~ん、焼き物終了しちゃったんですよね。」とシンさん。
「う~ん、お腹空いてんだよね。なんか食わしてよ」
「オッケー、ちょい待っててー」

出てきたのが「まかない」と称する丼!(笑)
これがうまいっ!

あんまり優しくされちゃうと惚れちゃうじゃないっすか。
あんまり俺がシンさんに無茶ブリばっかりぶつけるもんだから「冷やし中華やれとか、ラーメン作ってとかw」
ちょっと煙たがられてきたなぁ~っと感じていたのだが 笑
そろそろほとぼりも冷めただろうと思って行ってみたら
ワインにめっちゃ力入れてんじゃん!

今なら ルロワのブルゴーニュルージュあります!
ルロワのオーナーのマダム・ルロワは以前ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティーを所有していたワイン業界では知らない人はいないという
最強ババキャラで彼女の作るワインは別格のウマさがあります。
1ケースしかないから急げ急げ!

久しぶりにウマい焼き鳥を食って「あ、ここって焼き鳥屋だったんだって再認識した夜でした」笑


そろそろ冷やし中華始まるかも!(笑)
(2015,07)
なんだかここんとこずっと雨だったよね、
こんな懐かしい歌口ずさみながらまたこの店行ったらさー https://www.youtube.com/watch?v=S_V-Cta-Pgw
ちょっとちょっとこの店の客層ってこんなに女子率高かったっけ?ってくらいカワイイ女子客が多いじゃないの!
ちょうど小林麻美さんみたいな美人が独りでカウンター飲みとかしてるしさぁ、びっくりだぜ!
それでホールがカワイコちゃんに占領されてるからマスターのシンさんが嬉しそーな顔して仕事そっちのけで客席にいるじゃないの! なんだよ、それ! 「もっと働けよ!」

あのさ、シンさんに調理場仕事に集中してもらうためにみんなで「冷やし中華」をリクエストしようよ!
焼き鳥屋と冷やし中華ってなんも関係ないけどみんなで言えば作ってくれるからさーw

梅雨がもうすぐ明けるんだし時季としては「冷やし中華」ってうってつけじゃねー。

シンさん、よろしくお願いします!


下北沢で一番ウマい『ハイボール!』
(2015,01)
ちょっと気張って「白州」のハイボール
な、なんで? めっちゃウマいんだけど。。ウィスキーも濃いし。。
シンさん曰く「下北でも最強クラスのガス圧サーバーを使用しています(キリっ)」
やっぱこのシュワシュワ感が堪らんね。
ツマミの燻製もの 手間がかかっててウマいわ。
今ので十分美味しいが冷燻できればトラウトサーモンなんかもっとしっとり仕上がるよね。


ヌーヴォーで焼き鳥!
(2014,11)
なんだかわけわからんうちに飲まされた。

シンさんカッコええ!
シンさんの右腕(?)真ん中の棒(?)がいなくなり もうブラブラしてられないぜ!
真面目に焼き台に立って焼き鳥焼いてます。
松茸ごはんも登場。


冷麺はじめました!…?
(2014,07)
2軒目にふらりと寄ったら「冷麺はじめました!」と出してくれた。
「え?ここって韓国料理屋だっけか?」なぁ~んって薄っすら考えながらもススメられるがまま「ズズズっ」といただきました。
蒸し蒸しする最近のお天気のせいかサラっと喉元を下りていく冷麺がめっちゃウマい。出汁もウマいにゃ^^。
美味しゅうございました。
先日は「まかないです!」と「鶏そぼろ丼生玉子付き」が出てきた…。
ここで働いてる訳じゃないが黙ってそれも食べといた。
美味しゅうございました。


平成の女衒か?それはシンさん~。
(2014,06)
店主のシンさんから「あのねぇートップ画像をみす君にしてもらってから客足が伸びないんっすよねー」って苦言をいただきましたので
初心に戻っておねえちゃん情報の更新をお送りいたします。前回のチアリーダーお姉ちゃんは練習中のアクシデントで身体を故障してしまい只今休業中です。その後ショートパンツがよく似合う新人おねえちゃんが入店しています。某高級スーパーでレジ子をしていた彼女をシンさんが1年かけて口説き落とし入店までこぎつけたとのことです。
明るくってめっちゃカワイコちゃんはサンデーナイト担当です。
(注)みす君画像は引き続き「とうもろこし」の横という事で皆さまにご迷惑をおかけいたします。


「みす君!」
(2014,05)
ちょっと前にシンさんの右腕というか真ん中の足というか(笑)強力な助っ人「みす君!」が入社したのでご紹介いたします。みす君!は北千住のマンション王でこんな店でチマチマ働く必要なんて全然ないんだけど俺のように下北で毎晩飲んだくれてるシモジモの人々の日常に興味があるようでひょんなことからこの店を手伝うようになった大物だ。
見てくれ、お坊ちゃま育ちなんで生まれた時からずーっと日常的に蝶ネクタイ締めてるらしいよ。
お客の皆さんは遠慮なく「みす君!」と呼んでやって下さい。あ、呼ぶ時は「みす君」の後に「!」を付けるのを忘れないようにね。


『生きる』
(2014,04)
シンさん、「生きて!」

「皆さま、ありがとうございました。おかげさまでオーパス・ワン売れました。」
店主シンさんに代わってこの場で御礼申し上げます。


『シンさんは二度死ぬ』
ボンボンのマスター シンさんが男気を見せました。
先日行ってみたらオーパス・ワン「5万円」が線で消してあって4万になってます。(笑)
仕入れ値が3万6千らしいので(笑)シンちゃん目が死んでますた。
シンさんもう一回くらい死ぬかな?ww
シンさんは2度死ぬ
You only live twice or so it seems
One life for yourself and one for your dreams


California Love な方は是非店主のシンさんを救ってあげて下さい。(笑)
(2014,04)
去年のクリスマスの頃だったかな、店主のシンさんが思い切って身銭をはたいて買った「オーパス・ワン」なんだけど
結局誰も購入すること無く(笑)セラーで眠ったままなんです。
どなたか粋な方いらっしゃいませんか?
このままだとオーパス・ワンはセラーの肥やしとなってしまいます。
価格は 「5万です♡」 とかふざけたこと店主は言ってますが 売れ残りなんですから躊躇わず値切りましょう。

どなたか、California Love なお金持ちのお客様
店主とみす君が三つ指ついてお待ちいたしております。

追記: 今月のおススメの一品は 「トリッパと牛筋の煮込み」です。メッチャ美味しいのでこちらも是非どうぞ!


速報!スクープ!新人おねえちゃん情報  (釣りです、さーせん)
(2014,2)
深夜でもウマい焼き鳥が食えるボンボンに新人女子従業員がっ!(笑)

とある日曜日いつものように3軒目でこの店に来てオーナーのシンさんとウダウダ言ってたら
遅い時間にもかかわらず 「お早うございま~す」 と天使のような声とともにポニーテールの小柄な女の子が現れた。

「え?ダレ?」ってシンさんに聞いてみると
「えへへ、新人っすよ」ってなぜかハニカミながら答えてくれる・・・ちょっと待てアンタがハニカム理由がわからんって。

なんでもチアリーディング(って言うのか?) アメフトや大リーグ見てると派手なアクションで応援する女の子たちがいるじゃないですか
アレですよアレを専門にやってる子で (←なんだか俺すっげぇおっさん口調ですやん)
某体育系女子大学の現役女子大生らしいっすよ。(ヒソヒソ)

その子が運んでくれたワインを飲みながら その子が焼いてくれたつくねを頬張ります(ま、実際にはオヤジが焼いてんだけどね 気持ちだけね そういうこと)
「う~ん マンダム」 至福の時間を過ごせました。

帰り際に 「なにかツライことや店主によるパワハラ、セクハラがあったらいつでも私に相談しなさい」 とその子に告げて夜のしじまにまてぃすは消えました。

(おねえちゃんの入店で総合評価をアップします)


奇跡の「松茸ご飯」 
(2013/11/27 )
とある秋の深夜 飲み疲れた後 腹を空かせて下北砂漠を彷徨っていたんです、するとゆらゆら揺れる黄色い提灯が私を呼んでいるじゃないですか。

「あ、 あれはボンボンのぼんぼりや!」 てなわけでスーッと店に吸い込まれてしまいました。

この店の炭水化物メニューは一通り制覇してるのですが な、なんとぉ!今回メニューに発見したのは 「松茸ご飯」の文字でっす!

早速お願いしてみました。

品のいいお出汁とたくさんの松茸で炊き込まれたご飯がウマいです。 なんとも「温まる」お味なんですよ。
格式のある店でも 「松茸エッセンス」 なる簡単に松茸特有の香りを添加する調味料を足したりしますけど
ここではそんな誤魔化しはしません、本物の松茸オンリーで誠実に攻めてきます。
(店主さんは 「北米産の松茸ですからおもいっきり使ってます」 って仰ってましたがそれでも気持ちがいいくらいいっぱい使ってます)
オーナーのシンさんは若くてやんちゃな頃に赤坂の料亭で下積み生活をしていたと風の便りで聞いたことがありますが
食材の見極めや出汁の引き方など和食の細部の詰めはさすがだなぁって感じます。

深夜の砂漠で食う奇跡の松茸ご飯・・・生き返ったなぁ。


やっと食ったどぉ~「鶏ラーメン」 レベル高し。
(2013、06)
ラーメン修行中の私、下北沢の主要ラーメン屋はだいたい訪問してその評価をさせていただいておりますが とあるレビュアーさんよりこちらに 「鶏ラーメン」 なる商品があるとは聞いていたのです。
なかなかチャンスが無くっていままで食することができなかったのですが 今回 「やっと食べる事ができましたぁ!」

深夜の もぉーどこもラーメン屋がやってないお時間に訪問して戴いたそのラーメンは
白湯スープの優しさの中に浮かび上がる 「男気」 という表現が適当かどうかは別にしてー、優しさの中に「芯のある旨さ」を秘めたかなり上出来なラーメンで御座いました。 
麺とスープのバランスは専門店に負けているかもしれません、麺は言ってしまえば「弱い」気がします。其れはココで打ってないから(製麺所を通して買ってるわけでもないから)仕方ないでしょう。 しかしスープ単体で見ると 「レベル高し」 ですよ。

それとフワフワのつくねとフルーツトマトというトッピングも潔くて好きです。
内容は全然違うのですが
感覚的に物申すと 「深夜に食べる『チキンラーメン』的な優しさ」 を感じます。
それとも 「お茶漬け的ラーメン」 という表現が適切でしょうか。

なんとも言えない優しい気持ちに包まれて 満足できるラーメンでした。


夜中に腹減ったな困ったな~ そんな時はマスターの「シンさん」にお任せ
('13/05/18)
深夜0時過ぎ 下北沢で飲んでいてこの時間帯になるとなんだか知らないけどこの店のドアをとりあえず開けてみたくなる。
ドアを開けて中を覗き込んで見ると パナマ帽のマスター(しんさん)と目が合う。
マスター「んぁー、もうなにも無いですよ~、いいんですかぁ?」
俺 「いいから、いいから なんでもあるもん焼いて!」

そしたらけっこういい感じで串の盛り合わせが出てくる。 (笑)

「うん、いいね!」

ここは深夜の宿り木か深夜食堂か。
深夜に安心してドアを開けられる嬉しいお店。
一番街で夜中に腹が減ったら 「ここでしょっ」 


深夜メシ難民の駆け込み寺となるか。
('13/02/01 )
また行っちゃった。
今度は親子丼じゃなくって 「鶏そぼろ丼」  ってこれがウマカタ。
甘めに味付けされた鶏そぼろに「とよんちの玉子」の美味しい黄身が乗っかってるのでそれを潰して混ぜ混ぜして食べる。
 「うひゃ~、ヤバイ」

つくね・・・え?オーダーしてから肉を丸め出したよ。 マスター曰く 「時計の針が日付をまたいだので新しい材料で作ります!」だってぇ。
出てきたつくねはふわトロで美味しい。 この店のタレはかなり私好み。添えられた黄身はやっぱり「とよんちの玉子」濃厚で旨みのある卵だ。

なんてことのないフルーツトマトの切ったのも美味しいトマトで大満足。
この店で使ってる素材は間違いないね。

地鶏のガラから煮出して取ったスープを使う 「限定ラーメン」 なんてメニューを発見した、今度はそれ行ってみなきゃ・・・。


深夜2時の 『親子丼』 ウマイけどヤバイね。
('13/01/19)
飲んだ後 どーしよーもなく腹にナニか入れたいことってありますよね?
たいてい おっさんはラーメンですかね。
でも、でもね 下北沢一番街には深夜もやってる、そしてワインまで呑めちゃう、焼き鳥屋があるんです。

深夜2時 ドアを押し開け  
俺: 「ねえ、マスター親子丼とか喰いたいって言ったらどーします?」
マスター: 「大丈夫ですよ、どーぞどーぞ」 
てな感じで御厚意に甘えて 着丼を待つ。

炭火によって焼き入りされた長ネギにふんわり玉子が纏わりつき 身のしっかりした地鶏のモモ肉がゴロゴロ入ってる。 
酒飲みには有り難い 「アタリはちょい濃い目」で味しっかりの丼つゆがウマイ。

アルコールまみれの五臓にゆっくりメシが落ちていくー、 ああ、快感・・・。

〆は鶏スープ 鶏ガラから丁寧に取られたスープは濃厚でありながら胃に優しい。

深夜の贅沢  でも身体にはよくないねぇ、 膨張するメタボリズム 俺の体は肥大する都市東京と同化する・・・。


カウンターで焼鳥喰らってワイン飲む、スバラシ!
(2012,12)
前回訪問して なかなかいい感じだったので再訪しました。
今回も下北沢を数軒ハシゴして 「バーニタス」 で飲んだ後 小腹が空いたのでなんかちょこっとツマミにぃ~。
マスターはちゃんと俺の事憶えててくれて ちょい嬉しい。

今夜のお通しはレアに仕上げた 「ささみわさび」 地鶏の旨みが感じられちょっといいスターターです。
ワインはサンジョベーゼいただきました。 軽やかですが果実味がしっかりしており地鶏とぴったり寄り添います。
串焼きはどれも美味しい。 この店の地鶏が美味しいのはもちろんだが 今回はさっと焼いてもらった「レンコン」が美味かった。
しこたま飲んだ後って 「なんでもない野菜の滋味深さなんかを痛感すること」 たまにあるよね? この夜がそんな夜だった。

〆に「ミニ親子丼」・・・地鶏とトロトロ玉子のコンビが不味いわけ無いよね。これだけのレベルの深夜メシが食えるお店って下北沢でも(特にもぉー南口方面へは行きたくない深夜の一番街近辺では)珍しいと思う。

あ、そうだ! 補足です(朗報です!) 独りで「頑張る」って言ってたマスターだったがその夜はカワイコちゃんが手伝いに入ってた。
やっぱ女の子が一人いるだけで店の空気が変わるね、(いや、マスター一人だとむさ苦しいとかって意味じゃないよ)パっと花が咲いたかのような和やかな空気が生まれてた。

お店を出たのは深夜3時近かった~。


(12/09/11)
下北沢一番街近くにちょっと前にできたお店。 入り口が通りから少し奥まっているのでうっかり通り過ぎてしまいそうになる。

お店は小じんまりとしていて キャパは14~5名だろうか? 店主が一人で切り盛りしてるのでベストな環境は客数が10名以下の状態の時でしょうね。 それ以上お客が入ると料理が滞ったり、サービス面にマイナスが出そう。 店主もそれが解っていて来店する客を全部入れるんじゃなくってなんだか選んでるみたい・・・店内いっぱいじゃないのに入り口で断ったりしてんだよね。(どういう基準で客を選んでるのか知らないけど・・・)
初めての訪問だったが 私たちはなぜか?すんなりと入店できた。

独りで頑張ってる店主に 「誰か雇わないのぉ?」 って聞いたら 「そんなことしたらやっていけませんよ」 って言ってましたけど、それは彼の謙遜で
感じたのは彼はこのキャパならひとりで回せる自信があるんだろうなってことです。

赤坂の和食屋さんで長い間働いていたという店主 新保さんの動きには無駄が無く 焼鳥の火入れも素晴らしい。


さて、お料理です。 その日は2軒目だったので控えめに串数本とワイン1本でした。

お通しはガーリックのアクセントで香ばしく炒めた枝豆・・・私個人はこういう枝豆の出し方されるのは苦手です。指先が油でベトついて 常に指をおしぼり等で拭わなければいけないからです。味は普通に美味しいです、普通程度なら奇をてらわないで枝豆は普通に出してほしい。

串焼き・・・大山地鶏を使ってるのかな、美味しい焼き鳥でした。 マスターの火入れも巧みで文句なしです。 焼鳥の価格は1本180円から300円までと高級焼き鳥の価格帯ですね。 ブロイラーとは違う鶏の旨さは感じられます。

ワイン
このお店はローヌのワインに力を入れている様子。一つの醸造所が数種類のワインを生産しておりそのすべてを取り扱う・・みたいなマニアックな方向性をお店が持っています。 白から数種類の赤まで単一の醸造所のワインが楽しめるという趣向です。  比較的安価なのにボディがしっかりしているからローヌワインって焼鳥と合わせるのに適していると思います。 特にローヌの伝統的なセパージュのワイン シラー、グルナッシュ、ムールヴェドル、を使ったものが個人的には焼鳥に合う気がします。 ローヌのピノはあまりお勧めしません。


総評・・・マスターはこの世界の経験が長いのか、会話が巧みで客を飽きさせません。 料理もおいしいのでワインを飲みながらちょこっと旨い焼き鳥をツマムみたいな使い方がいいのでは? この界隈には珍しく深夜まで焼鳥が食えるのはポイント高いのではないでしょうか?

  • ルロワ ブルゴーニュルージュ2003
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

フェーガト・フォルテ (下北沢、東北沢、池ノ上 / イタリアン、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2015/04訪問 2015/04/21

フォルテ兄さんのお部屋

1階と地下の違いをかいつまんで言うと

①大きな違いは地下の方が1階よりもちょい高級&レアなワインが用意されてる
(しかし1階で「アレ飲みたい!」なんてリクエストすると地下から持ってきてくれるから大きな障壁ではない)
②キッチンは1階にある。 しかしどんな料理でも地下に運んでくれるからこれもなんら障壁ではない。むしろ調理する時の匂いや油煙りなどが気になる人は地下の方がよい環境だろう。
③「じゃあ何が違うんだよ?」てな話になると思いますが違いは「オーナー羽賀氏がだいたい地下に常駐している」ことかな。
私はフォルテ兄さん(羽賀氏)のワイン談議やサービスに慣れ親しんでるからついつい地下へと階段を降りてしまう。
彼のワインに対する情熱とイタリア愛は接してていつも気持ちのいいものであるからだ。

ピスタチオのパスタ 絶品でした。ピスタチオを一度茹でて一粒一粒甘皮を剥いてプロセッサーで回して胡桃も加えてと 気の遠くなるような作業の末にできたソースです。しっかり味わって食べてみてね。


生ハムシュワシュワ切りぃ!
(2014,12)
『最近俺さぁ69ハム兄さんのハムばっか食べてるから
普通のハムじゃ満足でけんのよぉー』ったら
ダイちゃんが「任しときぃー」って渾身の技で生ハムをシュワシュワに切ってくれた。
超薄切りの生ハムはまいまいまいうーっす。

この夜のBGMは懐かしのメロディーのこんな曲やあんな曲でディスコ時代の甘酸っぱいチークタイムを思い出したよ。


ポルチーニ まいうー!!
(2013,11)
イタリアから毎週大量にフレッシュポルチーニが届いています!
今が旬、今を逃すな、今でしょ。

パスタにしてもいいし、俺みたいに炭水化物が気になるアナタはあっさりシンプルソテーでもいいよー!

この時季の滋味を味わっていい気分、ちと寒いけど今夜も歩いて帰ろう。


こりゃウマすぎ、アカンやろ?
'13/07/05 ('13/07 訪問)
この店には なんでこんなもんがあるの?というものがたまにある。(笑)
それは禁断の味
そんなもん知らないでも生きて行ける、でももう知っちまったじゃねーかよー。

今夜のそんなもんは あのマッサヴェッキアが育てる 幻の豚ちゃん「チンタセネーゼ」を使った生ハム。
マッサヴェッキアの自然の中でいい物食べて育ったチンタセネーゼちゃんをワイナリー近くの食肉業者がハムに加工したもので
3年以上の長きにわたる熟成によりその香りはローストしたマカデミアナッツ、味は豊潤なウォッシュチーズの旨みを纏う。
そこで生産された生ハムはイタリア国内というよりもその土地(トスカーナ)だけでほとんどが消費されてしまう。

自然派ワイナリーがどうして豚飼ってるの~?
なんで? どこから手に入れたの~?
なんて野暮な質問はこの際よしておこう。(笑)

これ食べなきゃ良かった、そしたら知らないままで済んだのに・・・そんなハム。
今後の人生で他のハムとこれ較べちまうじゃねーかよ。

あ~、喰わなきゃよかった・・・。でも2皿喰っちゃった・・・。(笑)

イタリアの田舎の自然の恵みをいっぱい受けて育った豚ちゃんのハムと 限りなく自然農法に近いスタイルで作られたワインを楽しむ。
今夜は大きすぎるくらいデカく見える月を愛でながらゆっくり歩いて家に帰ろう、そんな気持ちにさせるワインと空間がここにはある。


Midnight Sun
('13/06/04 )
真夜中に輝く太陽のような店。

Midnight Sun

この形容詞がぴったりかな。


1階のクオーレ・フォルテから早くも飛翔しての2店舗目、ちょっと展開が駆け足過ぎるんじゃないの?って心配をするけど
オーナーのダイちゃんはそんなことどこ吹く風のごとく猪突猛進型で押しまくる。(笑)

イタリアへ研修に行く度に 「なにかを吸収していっぱい持って帰ってきて」 それをせっせとここ下北沢で吐きだす。
それはまるで お腹いっぱい葉っぱを食べた幼虫が 糸を吐きだして繭を紡いで飛び立つ準備をするようだ。

メタモルフォーゼ   「変身」か。


クオーレが男性的なお店だとしたら
ここフェーガトはとても女性的なお店だと言える。
2店が プラスとマイナス N極とS極 凸と凹 ♂と♀ でお互い作用しているかのように化学反応を起こしている。


穴蔵のような店の中で流れる時間はゆっくりで まるで俺もワインと一緒に熟成を重ねているような気持ちに。
子宮の中って気持ちいいんでしたっけ?(笑)
安全な子宮の中で眠る子のような・・・そんな気持ちになれるお店です。

  • ピスタチオのパスタ
  • 桜エビのパスタ
  • カスティラーダ

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5位

コントワール ミサゴ (広尾、表参道 / フレンチ、ビストロ、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/08訪問 2014/11/07

男ども集まれぃ!男祭りでぃ!

月島の社長さんとの食事会のはずが吉祥寺の暴れん坊社長の乱入で「祭り」になっちゃった。
まずはシャンパンに合わせてシャルキュトリーを適当に切ってもらい盛り合わせで戴きます。塊りハムがうまいねぇ!
いろんなキノコがありますよ、とのことでそれらをソテーしてもらう。それぞれのキノコが主張してそれが皿ん中でぶつかり合いキノコ同士がケンカする料理であったがこれが面白い事に白ワインとめっちゃ合うのだ。
…社長さんたち結構気持ちよくなっちゃって…声も大きくなっちゃって…カウンターで大騒ぎするのもなんだから・店の端の個室スペースへ移動する。
…でも結局声の大きさは変わらず店中に大きな声が響き渡る…さーせん、シェフ…。
男祭りの登場!三元豚の塊り肉のロースト、月の輪クマのハンバーグフォアグラin、赤牛のステーキがどかんどかん!と盛られている。肉肉しい皿だが牛は赤身、豚もロースで柔らかく実にジューシーで食べやすく、クマはクセが無くフォアグラのアクセントが嬉しくペロッといっちゃいました!とってもお得感満載の皿だった。

土切りシェフの料理はやっぱウマい ストレートに旨い。
確かに下戸にとっては塩がきついかも知れない、それは仕方ないね こういう店なんだもん。
「水」しか飲まない下戸は他所の店行った方がいいよ。
男が祭りを演じたくなる店、俺は好きだ。

くまくま かもかも ぶたまぐろ。
(2014,02)
猟期が終了してしまう前にちょいと 「ジビエって」 きましたよ。

ジビエ食材ってのは一期一会 いつもいつも状態のいい食材を調理していただけるわけではない。
①獲物の成育状況(どこでなにを食べてたか) 
②どこを撃たれたか(弾が内臓を破損してないか?内臓を傷つけてしまうと肉が臭くなります。肉に散弾がめりこんで出血してないか?) 
③大きな獲物 鹿や熊、猪などは撃たれてすぐに適切な方法で血抜きが施されているか~

などなど様々な要因があり 信頼のおけるハンター仲間をお持ちのシェフがやっぱり一番有利ではある。

世の中ジビエ流行りでジビエを調理する料理人は増えたが ハンターのお友達なんてそう簡単にできるもんじゃない。
ハンター友達がいないシェフは当然食肉業者からジビエ肉を購入することになるが 中にはとんでもなく状態の悪い肉を平気で持って来る業者もいるという。 国内で捕獲された獲物だけじゃ足りないので輸入物も扱うが(主にスコットランド、フランス)外国から送られてくる獲物を詳細に検品、検査できているか?というと そうじゃない場合が多い。 

ここミサゴで使われるジビエ肉のほとんど全部が日本国内で狩猟されたもので私はココで輸入物を食べた記憶はない。

シェフは多くのハンター仲間をお持ちで(都内でも稀な狩猟をするシェフともお友達)とにかくいろんな獲物がこの店に集まる。
オマケにシェフの奥様(マダム)の御実家は新潟で農閑期の間は鴨猟をやっているという 強力なバックアップ体制がある。

いただいた料理
ヒグマのブーダンノワール・・・北海道の猟師仲間から送られてきたヒグマをブーダンに ヒグマ肉はちょいとクセが強いのでミンチ状にしてあります。 香りづけに大量の黒トリュフ。

月の輪クマ ステーキ・・・こちらは本州の猟師仲間から送られた月の輪クマ 調理する前のクマ肉を見せてもらいました 脂の量がすごいのですが不思議と出来上がったステーキの脂はあっさりしていて甘みもあり脂のいやらしさを微塵も感じさせません。 なんでもクマの脂の融点は低いそうで口の中でとろける感じがあります。 ヒグマはクセが強いですが月の輪クマはあっさり系で食べ易く実にウマいです。

青首鴨 サルミソース・・・この店のジビエ料理の王道です。新潟の休田に飛んできた鴨にコシヒカリをたっぷり与えて油断したところを網で一気に捕まえるそうです。 私が思うに海や湖近くで捕獲された鴨は当然魚をエサにして生きてますので内臓、たまに肉自体もアンチョビ臭かったりします その匂いがお好きな方も方やいるのでしょうが本来の鴨肉の美味しさがよく伝わるのは穀物を食べてきれいな水を飲んで育った鴨のように思います。 圧巻のサルミソースはソースに鴨の内臓のほかにフォアグラを練り込んだ濃厚なスタイル 土切シェフの自慢のソースです。

青首鴨 お狩り場焼き・・・余興でシェフが作ってくれました。 江戸時代に大名や将軍がお狩り場で鷹を使って猟遊びをしていたころのレシピで料理が再現されています。使われている調味料は「お醬油」 ねぎと大根おろしで食べます。 フレンチシェフなのにこんなことやってくれちゃうところが土切シェフの面白いところです。

そして〆は 鴨のガラだけから取った鴨出汁でいただく 鴨なん蕎麦・・・もう笑っちゃうくらいにウマいです。


今年も美味しいジビエが食べられたことを神と大地と命に感謝して また会える日を待ち望みます。


祝!3周年 ミサゴは益々進化する!
('13/08/07 )
3周年記念パーティーに招待されましたのでお祝いに行って参りました。
その日は 「肉祭り」 と題しまして土切シェフが実際に生産農家へ足を運んで 「千代幻豚」 を1頭丸買いしてまいりましてその豚の各部位を使っていろんな料理に調理して提供してくれるという夢のような企画でありました。

ちゃんと思い出せないくらいいろんな種類の料理が出て腹いっぱい食って飲んで会費5000円は申し訳なく感じました。

千代幻豚の挽肉を使ったラザニア絶品でした。ヒレ肉をカダイフで包んだのもサイコー ローストポーク、蒸し豚、グリル etc・・・アサリのパスタに〆はポークビンダルーまで食べましたよ。

この日は沢山のお客さんが御祝いに駆けつけてくれてシェフもマダムもハセガワ君も幸せそうに終始笑顔で頑張ってらっしゃいました。

これからもジャンルにこだわらない 『旨いもん屋』 として益々のご活躍を期待いたしております。


もうすぐ猟期が終了だ、鴨目当ての人は急ぎなさいな。
('13/02/04)
鴨猟ってか本州の全ての狩猟がもうすぐ猟期終了でおしまいになります。青首食べたい人は急いだ方がいいよ。
もう終了間近なんで行く前に在庫の確認は絶対必要ですよ。
ま、この店では猟期が終わっても害獣駆除の名目で捕獲された四足(鹿、猪、熊など)はたまに入荷するから目を離せないけどね。

青首の食べ収め行ってきました。 サルミソースの旨さはいつも間違いなく大満足。

マイレビュアーのともぞーちゃま一押しのタラバ蟹のクラブケーキ食べました。
さすが甲殻類に目の無い彼女が唸るだけの皿です。カニの旨みの濃縮感が凄まじく弱っちい白ワインでは歯が立ちません。
この店には置いてないけどクセのあるトカイ・フリウラーノあたりを合わせてみたい。

鹿バラのベーコンも野趣な感じがいっぱいで旨いね! 獣を喰らってるって気になります。

イノシシのラグー・・・ホントはパスタにしたりグラタンにしたりするらしいんだけど 炭水化物ヌキ抜きでラグーソースだけを無理言って出してもらった。 これもギュッと旨みが詰まっててヤバイくらいにウマイ。あ~ワインが進みます。


ジビエ終了寸前の駆け込みセーフ!な食事でゴワンした。


これだよ!The サルミソース!冬のミサゴは天国
('12/11/30)
土切シェフの作るジビエ料理が美味いってことはもうとっくに承知のことだった。 しかし彼の作るサルミソースがここまで濃厚でウマイ!とは今回の訪問での一番の驚きだった! 青首鴨解禁(11月15日)の季節が到来しシェフの奥さま(マダム)の新潟の御実家で捕獲される青首鴨の入荷を首を長くして待っていたのです。

今回はジビエ好きなレビュアーのお友達をお連れするということで 事前にシェフと入念な打ち合わせをして解禁以来捕獲された青首の一番いい個体をキープしていただいて それをサルミソースでいただきました。
前々から私は 『ジュでのばした様な味の薄っぺらいヌーベルキュイジーヌ風のサルミソースは嫌いです』 とシェフに打ち明けていましたので今回のサルミはリアルで 「濃厚」 そのものでした。 これがサルミです、これが「The ソース」です!
鴨の血と骨髄の旨み、濃厚なレバーを感じるどろどろのソースは軽めの現代フレンチ慣れした女の子にはちょっとドギツイかも知れません、しかし がっつりジビエに濃いジコンダスやシラーを合わせる 「そこの漢!アンタのことだよ、オッサン!」な方には どんピタ!なお皿です。 是非ともこの季節にお試しください。

マダム御実家直送の網獲り青首の品質に間違いはありません。今回は4名で大きな1羽(\12600)を食べたのでこの値段ですが中間業者を通っていないのでこのボリュームでこの価格は納得でしょう。

仔ヒグマのロースト ナッツのソース・・・仔ヒグマというとなんだか くまのプーさんみたいなのを想像しがちですが仔といっても立ち上がると体長1mくらいはあるそうです。ヒグマの成体は体長2・5m~3m以上あるらしいですから・・・(恐ろしや)
まだ幼いクマの肉はそれほどクセは強くなく 普段森の中で食べているのでしょう 木の実の香りが薄っすらします、そこへナッツ(ヘーゼルナッツやクルミ)のソースを合わせているのがセンスいいです。

蝦夷鹿のベーコン・・・鹿のバラ肉って猟師さん達は今まで捨てていた部位だそうです。せっかくの獲物なのに捨ててしまうのは忍びない なんとか食べられないか?とシェフがベーコンに加工したそうです。 食べてみてビックリ!脂が美味しいのです。獣っぽさもないしこれはイケます!

手造り生ハム・・・シェフが今年の2月に秋田の農家まで生ハム作りに行ってたらしいが それが9カ月の熟成を経てちょうど届いてました。 よくあるイベリコやプロシュートとは違う自然な優しい塩分と まだ「生?」ってくらいなフレッシュな出来具合が美味しかったです。

〆には鴨のガラで引いた出汁でお蕎麦を作っていただきました。 鴨出汁とネギだけのシンプルな蕎麦ですが五臓六腑に染みわたる旨さです。

気どりなんて全くないカウンターの旨いもん屋ですが 確かな調理技術とお客を思う真心に支えられた名店です。


夏のミサゴもマッジでヤバイっす!
('12/08/10)
このお店の最大の特長は冬場のジビエだからなぁ・・夏はなぁ・・・なんて思ってたんだけど 先日行ってびっくりした!

カサゴのブイヤベース・・・この料理はどストライクでした! 大ぶりのカサゴ1本をまるごとブイヤベースにしてくれて 残ったスープをリゾットに仕上げて出してくれます。 ちょっとイカツイ顔したカサゴくんをオリーブオイルで皮目がパリっとするまで火入れし いい感じになったらフェメ・ド・ポワソンを惜しげもなくどっぷり注ぎ込みます。 ここのは甲殻類のお出汁がガッツンと効いたかなりパンチのあるフェメ・ド・ポワソンです。 サフランもどっさり入れて香りと色を鮮やかに出します。 もうカサゴだけでいいお出汁が取れるのでアサリやムール貝、ハマグリなど余計なものは入れません。香味野菜も効いています。
カウンター席ならではの 全ての調理工程をつぶさに観察できる醍醐味! お料理好きな人、調理をしてる様子を見るのが好きな人、絶対カウンター席がお勧め! だって店名からしてコントワール(カウンター)なんだからさ ここへ来たら迷わず特等席のカウンターに座してシェフのお手並みを拝見しながら食事して下さい。

本ズワイガニとマンゴー、夏野菜のガトー仕立て・・・これは夏らしい爽やかなお皿でした。ほんのり甘味を感じるズワイガニの身と南国の味と香りのするマンゴーの不思議な組み合わせ。底に敷いてあるクスクスとの相性も良かったです。


これから秋まではシェフ自らが獲ってくるキノコ類も楽しみだし 夏鹿も入荷したらしい。
ジビエの季節までにまた行っちゃうな、きっと。


ヒグマだよ、美味し過ぎてクマってしまいます。
(2012,5,28)
週末に再訪しました。

今回の目玉料理は 『冬眠から目覚めたヒグマのパイ包み焼き』 シェフのお話によると暖かくなって 『あ~、よお寝たわ!』 って穴から出てきてあくびをして伸びをしていたヒグマさんが運悪く猟師と出会ってしまい 「ズドン!」 とやられてしまったそうで 冬眠開けだったせいで脂の乗りはそれほどではありませんが 濃厚な旨みを感じさせる逸品でした。 手捏ねてボール形のハンバーグ状態にしたヒグマの挽肉を目の前でパイ生地に包みこみオーブンで仕上げてくれます。 ソースはフォン・ド・ヴォーベースで松の実が散りばめられた上品なお味。 最高でした。

その他にその夜はイタリアから届いたばかりというフレッシュポルチーニがありました。それもかなり大きめのサイズのを1個と普通サイズのを1個 計2個をシンプルにソテして違いを味あわせて頂きました。  まず生の時に嗅がせてもらった香りと熱を通した後の香りの違いに吃驚。 熱を通すと何倍にも香りが起ちあがります。 大きめのポルチーニはさながらキノコのステーキかのよう、肉厚な軸の部分は柔らかく 且つ 瑞々しい。カサの部分は香りが凝縮していてなんとも言えない美味しさです。 
小さいサイズのは全体的に香り高く大きいのほど柔らかくはないのですが水分の含有率が低いのでしょう より濃縮した香りを楽しめます。

定番の 『昆布森産生ウニとコンソメジュレのアンサンブル』 ですが前回感じたコンソメの爆発するかのような強烈さが今回は感じられません。味が控えめに変わっています。 みなさんがここで味が濃すぎるとかクセが強いとか仰ったからでしょうか? 以前ほどの個性が感じられない平板なコンソメになってしまっててちょっと残念でした。

まだまだこのようにイレギュラーなジビエの獲物がちょくちょく入荷すると言うのでこちらのお店から目が離せません。


Here Comes The Sun
(2012,MAR)
あの震災から一年経ちまだまだ復興というには全然遠いところでぐずってる様な現状だけどいつまでも後ろ向いてばかりはいられないじゃないですか。 被災地で未だに避難生活を強いられてる方は気の毒でしょうがないけど政治が全くやる気ないし、あんな政党を選んじまったのは俺たちだけど(俺は投票してないけどね)待ってたって世の中変わらないしね、希望を持って歩んでいくしかないんだよね。

なんて考えてたら今夜も関東は大きく揺れた。千葉や茨城、埼玉で地震が連発してる。
なんだか胸騒ぎのするここ数日だったけどいいお店に巡り会いました。
気持ちは前向きに Here Comes The Sun  です。

お店は六本木から少し距離があるのでタクシーで行くことをお勧めします。ワンメーターです。霞町の交差点を越え日赤病院へ曲がる道を少し入った所のビルの2階です。

コントワール(カウンター)中心の店内は気どりが無く カウンター以外にテーブル席が少々ございます。テーブルクロスを使わないランチョンマットみたいなシートを使ってるのでかしこまった感は無く普段着で利用できる雰囲気です。

シェフは ジビエ料理で評判だった広尾の 「ブラッスリー・マノワ」 のご出身。
だからメニューがジビエオンパレードで大変なことになっているのは確かなのだが特色としてフレンチ、フレンチしていないのが面白い。シェフの御実家がお寿司屋さんでシェフも料理業界出発点はすし職人としてのデビューだったらしいのでその影響か?面白い魚を使った料理やすっぽんを使った料理などがメニュー内に散見される。

その夜いただいたお料理

アミューズ
『一口サイズのラザニア』・・・出足から美味しい。チーズはそれほど強くなく上品なベシャメルソースであっさり系です。


『昆布森産生ウニとコンソメジュレのアンサンブル』・・・大きめのカクテルグラスに綺麗に盛られたコンソメジュレのお味が濃厚で美味しいです。他のレビューを読むとコンソメに関して勘違いしてる人が多いのでここで言うけどコンソメって仕込みに非常に手間と時間のかかる料理人泣かせの
やっかいな代物で 家庭に浸透している味の素の固形ブイヨンは楽でいいけどレストランでコンソメを取るのは大仕事で時間と経費がかかります。各お店でそのお店の特長のあるコンソメ作りを目指すのですが 言ってみれば時間をかけた仕込みの成果がそこに現れるのです。(シェフはもちろん下働きの新人の子たちの努力が見えるのがコンソメ) だから「クセの強いコンソメだ」とか「味がしつこい」・・・なんてレビューは私に言わせればズレているのです。クノールのコンソメスープを味わってるのではないのですから。 この料理は時間と労力の結晶であるコンソメジュレ自体の味を味わってなんぼ?の料理であり決してウニを楽しむ料理ではありません。あくまでウニは添え物です。(ま、美味しいウニですけどね)自分の舌を常にコンソメへ集中させてください。
スプーンを進めるとコンソメジュレの下にウニ その下にも濃厚なムース状の人参とグラス・ド・ポワゾンが待っています。


『ズワイガニと二色のアスパラガス、春野菜のテリーヌ』・・・ズワイガニとホワイト、グリーンアスパラ パプリカ 菜の花がフュメ・ド・ポワゾンのジュレで固められています。その周りを柔らかくエチュヴェしたポロネギで包んでありました。さらにサイドに石鯛のカルパッチョとタラバガニをピンクグレープフルーツ、日向夏で和えたサラダが添えてあります。一皿の充実感、ボリュームも満点のお皿でした。


『月の輪グマのパテ』・・・ジビエの登場です。季節によるとヒグマも出るそうですが今回は月の輪グマ。少年の頃私はカブスカウト隊員で月の輪グマ班だったのでちょっと複雑な心境でしたが食べてみると嫌な臭みやクセは全くなく「クマだよ」って言われなきゃ何の肉かわからないほどスムースに食せるお肉でした。しっかり味わってみると木の実の香りというのでしょうか、森の香りみたいなニュアンスを感じられます。
付け合わせのキノコのソテーがとっても美味しかったです。(フォン・ド・ヴォーソースが旨いんですね、きっと)
なんでもないガルニチュールまでシェフの腕前で美味しく料理されているのには感心しました。

メインは
『エゾ鹿のハンバーグともも肉のロースト』・・・大きなエゾ鹿のハンバーグにナイフを入れてみると溢れる肉汁と一緒に現れたのはフォアグラの塊です。アハ!フォアグラがゴロゴロ入ってます。ローストされたもも肉は俗に言う「シンタマ」と言われる部分でしっかりした赤身で脂肪分は殆どなくとても柔らかいです。肉汁こってりのハンバーグと赤身しっかりのシンタマのアンサンブルが面白い。
量も多く2人で一皿をシェアして充分過ぎるくらいの満足度でした。


その夜はもうすでに売り切れだったのだけど 網で捕獲する新潟県産青首鴨のローストなんて料理もある。
なんでもマダム(シェフの奥様)の御実家がコシヒカリを与えて太らせた青首を網をつかって捕獲する仕事をなさっているようで毎年安定して鴨を仕入れることが出来るみたいなので期待大だ。ストレスを与えないで捕獲する鴨ってことでブッパでも有名だよね。


サービスはマダムが中心で一人厨房から応援の若者が出てくる。 料理提供スピードは丁度よく それほど大きな店では無いのでスタッフの気配りも伝わって客がストレスを感じるようなことはあまり無いんじゃないかな。


シェフは以前にお勤めだったお店の頃からのつながりを大事にされているようで季節には北海道や長野、いろんな場所からジビエの獲物が安定して届くそうで 魚介類に対してもお寿司屋ゆずりの目利きであるのでこの店の食材の質は確かだと感じました。


乾杯のビール、白ワインシャルドネを1本とブルゴーニュ赤を1本飲んで今夜もデセールは辞退して2軒目へと西麻布の闇に私は消えます。。。

  • 男祭り、肉祭り!!
  • いろんなキノコ炒め
  • シャルキュトリー盛り合わせ泡にあわせてポンポンっと切ってもらった。

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6位

クスクス ルージール (下北沢、東北沢、池ノ上 / ビストロ)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2019/07訪問 2019/07/29

なにを食べてもハズレ無し

熟練シェフの金子さんが全ての料理を一人で調理します。
ほぼ全ての料理はアラミヌートでオーダーをいただいてから調理されますから他所の作り置きが当たり前の店よりは少々時間がかかる料理もありますが その完成度が素晴らしいので料理してる手元が見たいあなたは是非シェフの前のカウンター席へ迷わずどうぞ!
私はいつもあの席です。笑
どの席よりあそこが好き。
ええ、ええ、またです。
わかってます 見た目でしょ? ええ、ええ そうなんです
正直見た目あまり良くないっすw ってか「マジでこれデザートなんっすか?」てな見た目です。
でも 味がスゴイんです!
完熟する(ブラックスポットが表面にたくさん現れる)まで放っておいたバナナと黒糖、お酒を長時間鍋で煮詰めます。7~8時間は煮詰めてるらしい。
そうするとバナナが真っ黒に…。
しかし この真っ黒になったバナナがウマいんです。まったりと甘く、その濃厚な香りの中に(入ってないはずの)カカオやコーヒーに似た香りを感じます。
添えられたホイップクリームと合わせて食べないとその濃厚さに負けそうな気持になるほどです。
お酒が大丈夫な人は添えられた「ラム酒」を振りかけるとより一層「大人な」デザートに近づくかと思います。

リンゴのタルト(紅玉)が始まるまではバナナのタルトを楽しめるはずですが作るの結構大変らしいのでそれはシェフのやる気次第wではないかと…。
気になった方は是非こちらの「大人なバナナタルト」をお試しください。


最強デザート伝説更新中!
(2015,08)
新しいデザート食べてきたんでアップしますよー!
『マンゴーとパッションフルーツのグラタン』っす!

ええ、ええ、わかってますよー 皆さん「なにこれ?見た目地味じゃね?グラタンって?」って思ってらっしゃるんでしょう。
そうでしょう そうでしょう、わかります。
私もこのメニューをお願いしてこれが目の前に現れた時はビビりましたもん。
「え・俺が頼んだのはデザートだよ?」って
はい、これがそのデザートなんですw。

見た目めっちゃ地味ですw そして中身も見た目けっこう地味ですw なので中身の写真撮りませんでした。
でも味がスゴイんです!

いちばん底にパッションフルーツのソルベが敷いてあり(それがけっこう酸味が強烈でビビっときます)フレッシュなマンゴーとパッションフルーツがどっさり中へフレッシュミントが香りにアクセントを添え バニラのアイスクリームがフルーツを包み込んでいます。一番上のクリームは生クリームを立てたものとバーターボンブを合わせたものでバーターボンブとはこの店ではココナッツシロップと卵黄で作っているみたいです。
提供前にクリームの表面をバーナーで焦がすので「グラタン」と呼んでいるのでしょう。
マンゴーの甘みとパッションフルーツの酸味をバニラアイスが優しく包み濃厚なバーターボンブソースがそれに絡まりあってめっちゃ美味しいです。
なにげに金子シェフデザート得意なんだよな~。

オーダーが入ると同時にクリームを立てはじめる真面目なデザートなので提供まで少々時間はかかりますが 食べた人に強烈な印象を残すこちらのデザートは一食の価値ありです!

夏の新しいお料理 
『スルメイカのソテーとクスクスタブレ ガスパチョスープ仕立て』もあっさりした酸味と旨みで美味しかったです。


肉来たぁ~~っ!!『短角牛リブロース炭火焼き祭』
(2015,01)
去年シェフからこっそり「短角牛のリブロースを熟成させてますーっ」って話は聞いてたんだよね。
約40日の熟成を終えた短角牛リブロースを食べて来ましたよー!
シェフ自らが熟成させた短角牛リブロースはほのかなナッツの香りを纏い旨み成分も十分熟成された印象で頬っぺたが落っこちるウマさでした。熟成されると脂身も美味しく頂けることにびっくり!
フランス料理のステッキなのでマスタードが添えて提供されましたが私は塩と胡椒だけのシンプルな味付けだけで肉の旨みをしっかり楽しみました。
添えられた3度揚げしたポムフリッツも外側カリッカリ中ホックホクでウマい!

前菜でいただいた気仙沼大島の生牡蠣もまた絶品でした。まだ殻がパクパク動いてる状態の今朝届いたばかりの牡蠣をシェフが目の前で剥いてくれます。 1月2月の寒い海の牡蠣は香りも味も濃厚になって美味しいですね。最近食った生牡蠣の中でも1,2を争う美味しさです。

絶品タルトタタンも美味しいリンゴの季節があとわずかで終了してしまうのでデザート好きな女子は急いで急いでー!
朗報はイチゴが美味しい季節になったのでイチゴのミルフィーユがオンメニューになってましたよ!


っ絶品 タルトタタン!
(2014,07)
『初物の紅玉を使ったタルトタタンやってます!』との情報を得て早速行ってきました。
時間をかけて仕事を施したリンゴってこんなにも美味しくなるんですね! 正直驚きました!
イチジクの赤ワイン煮も素晴らしい出来栄え
フレンチシェフが本気で作る「デセール」はやっぱり素晴らしい
ケーキ屋のデザートとは次元とスケール感が違います。


祝!2周年!シモキタビストロNo,1の安定感
(2014,07)
2周年のお祝いパーティーに招待されたのでシェフ、マダムにお祝いを伝えに出掛けました。
2年間の定点観測で感じた事は「料理全般にぐっと安定感が出てきたこと」
どの料理も基本的にハズレが無く美味しいのだが
シェフの一皿一皿に対する「見極め」が冴えまくっていると感じる事が多くなった。
「塩梅」「適度な旨み」「焼き目」全てが素晴らしいハーモニーを生んでいる。
パーティーで供されたブーダンノワールは「フランスのお肉屋的解釈」の料理でウマかった。
来年の3周年も楽しみです。
贈られた「ドンペリ」を抱えるマダムのキュートな笑顔が印象的な夜でした。

牛肉対決!米仏戦争勃発!シャロレー対US熟成Tボーン
長年温めてきた企画を実現しますた!
金子シェフによる『牛肉対決、シャロレー牛 vs US熟成Tボーン』
こちらの炭火を使って大きな肉の塊りをがつーんと焼いてもらう企画です。
フランスからシャロレー牛のザブトン1kg
アメリーカからUS熟成ビーフTボーン1.5kg (以上を4人でシェアします)
フランスの赤身肉とアメリカの熟成肉の一騎打ちっす。
シェフは脂身の少ないシャロレーをフライパン上で丁寧にバターでアロゼしてカリッカリの表面を作ることから始めてくれます。
USの方は炭火に乗せてジリジリ火を入れていきます。
焼き上がりは外側がカリッカリで中はしっとりロゼ色です。赤身のシャロレーは噛めば噛むほど肉の旨みがジュワーと出てきて
もぉーウットリします。
US熟成Tボーンは脂の乗ったサーロインとヒレ肉を同時に味見することができ熟成をかけた肉からはほのかなナッツの香りがします。これはどちらも甲乙つけがたいですねー。
「わたしお肉はあんまり食べられません」って方でも赤身肉なら全然脂っこくないのでぺろって食べられちゃいます。
最近流行りのUS熟成ビーフ、ウルフギャングなんかで食べるとビックリするくらいお高いですがこちらではでっかいサイズがリーズナブルな値段で提供されます。
この機会に皆さんも牛の塊り肉を焼いてもらってはいかがでしょうか? 塊りステーキは要予約です。

ワインもガンガン飲んじゃいますた。シャンパーニュにオルネライアにソライアと気がつけばとんでもないワインのオンパレードでした。ここ最近で一番満足した肉食の会だったです。


赤いスイートピーは満開!スイーツも美味しいです。
(2014,02)
シェフとマダムは以前よりもずっと赤いスイートピーな雰囲気になっちゃって・・・俺のレビューの影響かね? (なんてねぇー>_<)

今回はマイレビュアー様ご指摘の「スイーツの美味しさ」を確認するという宿題を背負って行ってきましたよ。
普段は甘いものに見向きもしない俺ですが、確かに「苺のミルフィーユ」絶品で御座いました。
それに1個のボリュームもすっごい! ド迫力のデザートです。

なんでこんなに迫力のあるデザート出すんですか?とシェフにお尋ねしたところ面白い回答をいただきました。
これらスイーツは北島シェフ(北島亭)の流れを汲むものらしいです。金子シェフのお師匠さんが大昔に北島亭の二番手だったらしくその影響でスイーツのレシピは北島シェフのレシピを継承してるらしいんです。 東京フレンチのシェフ達って必ずどこかで「繋がって」ますねぇ。

けっこう手間のかかるスイーツばかりがオンメニューされてて オーダーが立てこむとかなり面倒らしいのですが
皆さ~ん どしどしスイーツをオーダーして下さいね、めっちゃ美味しいです。


赤いスイートピー
(2013,Nov)
素敵な夫婦とはこの店のシェフとマダムとのこと

店が終わった後も朝方まで料理の仕込みをするシェフ
昼間の勤め仕事を終えて夕方から夜遅くまでお店に立つマダム

二人の力が合わさってここ「ルージール」はある。
シェフも頑張ってるけど やっぱりマダムのサポートって偉大だな、
マダムが身体を壊してちょっとお店を留守にしたんだけど・・・その間シェフの精彩を欠くことったら(笑)
でもマダムはお元気になり仕事に復帰、シェフも明るくなった。
そんな二人は赤いスイートピー


月の輪クマのピノノワール煮込み!
('13/09/16)
月の輪クマをコルシカ島のピノノワールを使ってじっくり煮込みましたって話を聞いて行ってみた。
柔らかくホロホロに煮込まれた月の輪クマの身にピノノワールの優雅な酸味が重なり絶妙なお皿に仕上がっていました。

ムール貝のワイン蒸しも美味しい。 ここのはいろんなハーブやスパイスを効かせたタイプ。

なんでもないフレンチフライ(ポムフリッツ)までが美味しいのがこのお店の特徴
全てにおいてガキんちょの街下北沢とは思えないレベルの高さを呈しています。(笑)

今回はクスクス食べずにワインバーとして利用しました。


祝!1周年! 排煙設備がパワーアップ!もう全然煙くないよ!
('13/06/24 )
Vol.5また修正しました。カワゴ〇もステマもいけなかったみたいです。

一番街の隅っこに秘っそりオープンして早1年か、月日の流れるのは早いもんだね1周年記念パーティーに誘われたので行ってきました。

行ってみるとあちらこちらに知ったお顔が、下北沢で商売されてるレストランやバーのオーナーさん達がお祝いに駆けつけてらっしゃる。
1年足らずでこんなにもこの街に知己を増やされたのは金子シェフの人望の現れでしょうか。
今回はパーティー形式だった為お料理の詳細は省略します。お店で一番人気のお料理が数皿提供されました。

皆さまに是非報告させていただきたいのが 「排煙設備の改修工事」をなさってお店の換気能力が一新されたことです。

去年の夏はキッチン内の炭台で焼く仔羊炭火焼の煙が換気扇のパワーに追い付かず店内に逆流してエアコンの風と相まってお店の中が白く煙ってしまう・・・なんてことがあって・・・そのことについて私も苦言を零していたのですが
その欠点を補う為に金子シェフがスクっと立ちあがりまして(笑) かなりの金額を投資して排煙設備を改修したのです。

炭台の上に強力な換気扇(&屋上まで伸びる煙突)を配置しましたので店内の空気はいつも澄んでて もうお洋服にお肉を焼く香りが移ってしまうなんて心配はありません。  
食べログという「平均年収が300万400万の人がレストランを評しちゃいけねえー」って言われて現在話題沸騰中のサイトで 店内環境の問題点を指摘をしてしまった私ですがこんな奴の「過去の意見」をお気になさったのかはわかりませんが このようなカタチで改善してくれたこちらのシェフ及びマダムのプロフェッショナル魂に痛く感動いたしました。

辛口クソ野郎の私ですが今回はこちらのお店の心意気に平伏いたします。
末永く応援したいと思います。
(店内換気が改善されたので雰囲気並びにサービス、料理、総合点をアップします)


一番街屈指の、いや下北沢屈指のレストランか。
('13/03/15)
もう何度となくこの店で食事をしているがいつも感じるのは 「この場所にお店を開けてくれてシェフありがとう」 という気持ちだ。
ハッキリ言って子供客の多い(金を落とさない客が多い)下北沢に勿体ないくらいの素晴らしいお店である。
そして、そんな子供客でも十分楽しめる価格設定をなさっている。 (シェフの仕事量に比して料理の値段が安過ぎるのがとても気になるが・・・)

今回特筆する料理

干し鱈のブランダード・・・アラスカ産の干し鱈の身を水で戻して塩抜きしてほぐしたものをジャガイモ、玉ねぎと一緒にミルク煮にしてグラタン状に仕上げた料理。カリカリに焼いたバゲットに乗せて食べます。 手間がかかってて仕事量の多い料理なのに1000円以下という価格。
ポルトガルやスペインのバカリャウ(干し鱈)に比べてアラスカ産は塩気が優しくまろやかで日本人向きで美味しいです。

クスクスはいつも通りウマイ。

とにかく金子シェフの料理に対する姿勢に感心する。
ほとんどの皿がア・ラ・ミニュートで用意され直前に調理、火入れされる手抜き無しの様には驚きを通り越して 「少しあきれる」
なにもここまで正直に真面目な仕事を通さなくても どこかで誤魔化せばいいのに・・・と不真面目な私は思うのです。 (笑)

なので繁盛してる時間帯は皿出しが少々遅く感じる場面ももしやあるかも知れない、でもそれはシェフが真面目な仕事を押し通している結果なのです。 それを多めに見れる(理解できる)客だけが集まればいいお店だと私は思います。


('12/11/22)
CP抜群!素材良質+技巧卓越!
再訪しました。
サーヴィス面、ワインリストの充実度、お料理の満足感 全て向上なので評価をアップします。

前回は夏の暑い時期の訪問でストウヴ鍋でのクスクス提供の美味しさは伝わったのだが店内が暑く煙たかったのでそれがマイナスポイントだったが 今回寒い時期での訪問でそのアリガタミ、奥深さがしっかりと伝わりました。
ストウヴ鍋で煮込んだ素材をかけて食べるクスクス料理だから我々日本人にとっては 「冬の季節」 の料理っぽいがフランス人達に言わせるとクスクスって 「夏」 のイメージらしいね。それはこの料理が彼らが昔支配したマグレブ諸国(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)から伝わった料理で 彼の国々は年中暑い国 ヴァカンスで訪れる 「夏を体験する」 国ってイメージからなのではないかな?

イメージしてみて・・・モロッコの猥雑な雑踏の中で白い麻の背広を着て つばの大きな帽子をかぶった女と二人で食べるクスクス、映画「カサブランカ」みたいにね。 それともアラビア語やスペイン語の怒声が飛び交う市場で 蛇使いや猿回しの芸を眺め、スリや置き引きに注意を払いながら食べるクスクスを、ヒッチコック作映画「知りすぎていた男」の世界。

そんなエキゾチックさがこのクスクスという料理のスパイス使いや 合わせて提供されるアリッサという辛い唐辛子ソースから連想させられる。


今回のお料理

ジビエが入荷したということでいただきましたは 蝦夷鹿のロースト山葡萄のソース…肉質も上々で美味しい鹿でした。山葡萄ソースの甘味が鉄分しっかりの鹿の赤身肉とぴったり寄り添います。 

利尻昆布で〆めた松輪サバ 西洋わさびのソースで・・・ブランド鯖ですね、「松輪」の高級鯖を昆布〆にしたものと相性バッチリのインカのめざめをあしらい(青魚とジャガイモを合わせるのはフレンチの鉄板ですね) ピリリと辛いホースラディッシュのソースでいただきます。どこにも隙の無い前菜です、ストレートに美味しい。

赤エビと奥尻島塩ウニのスクランブルエッグ カリフラワーのピューレにのせた冷製コンソメ仕立て・・・ねっとりと濃厚な食感と甘味の素晴らしい赤エビと塩水ウニのスクランブルエッグに丁寧に引かれたコンソメジュレが合わさります。そこへカリフラワーと生クリームで立てられたピューレが絡み なんとも言えない立体的な味を構築しています。 金子シェフはスゴイです。

クスクスは定番の仔羊炭火焼クスクス…いつも通りの完成度 満足感の高いディナーでした。

その他にもエビパンやグラタンを食べて 泡1本白1本赤2本 を飲んで4人のお会計が3万円。
お料理も満足ですがCPも優れていると思います。
さあ、これから予約の取れないお店へとなってしまうのでしょうか?

この後4人はお決まりのクオーレへと流れる。

下北に実力派の新店現る!
(2012,08,14)
下北沢 一番街にクスクス料理の専門店がオープンしたとの情報を入手し早速ディナーで行ってみました。
場所は一番街の メガネスーパーの横の路地を入って数十メートル 右手側にあります。

お店は厨房を囲むカウンター席と ホールにはテーブル席が5卓 窮屈な感じは一切無く 席は上手に配置されていると感じました。

厨房にはシェフがお一人で忙しそうに動いています。 ホールを任されているのはマダムでしょうか? やはりお一人でホールを担当なさっています。

週末の午後7時半頃に伺いましたが 我々でテーブル席は丁度満席となりました。 新店ですがだんだんと下北沢住人に認知されつつあるのかな?

さて
いただいたお料理です。

まず前菜から
タコのやわらか煮 ペルノー風味・・・¥800 あらかじめ柔らかく煮込まれマリネされたタコとセロリにトゥーオーダーでセミドライトマトをオーブンで仕上げサーブ直前に和えて提供してくれます。フェメ・ド・ポワソンをゼリー寄せしたものがトップに乗っかてますからそれを崩して混ぜ合わせて戴きます。お味はバッチリ決まっていて美味しい。こんな前菜でも手抜きをなさらずトゥーオーダーでセミドライトマトを仕上げる真面目なシェフ、一体何者なんだ?とその時点で疑問が脳裏を過ぎります。

米ナスの蒸し焼き タプナードソーストマトフォンデュ・・・¥600 こちらの前菜も普通の店ならあらかじめ調理して作り置きを提供するだろうに こちらのシェフは蒸してあった米ナスを再度油で揚げています。 茄子が柔らかく揚がったらタプナードソースとトマトフォンデュをトッピング。 お味は良好、揚げたてで柔らかくトロトロに仕上げてある米茄子が不味いわけありません。 えぇ?¥600の前菜にここまで手間かけて・・・どうして? 疑問は続きます。

山形牛 とも三角のローストビーフ セルバチコとクレソンのサラダ・・・¥1600 流石にこちらの料理はあらかじめ出来上がっていたローストビーフを切り分けての提供だったのですが ビーフの外側にしっかり焼き目が入っておりカリッと仕上がっていて 肉の質が良くまさしくローストビーフにピッタリのサシの入り方(赤身がしっかりでサシがほんの少し)で大満足。 添えられたホースラディッシュをたっぷりつけて戴きます。
¥1600はCPも抜群に優れていると感じます。
ただ、お好みでお使い下さいと出してくれた 「にんにく醬油」 が関東スタイルの塩っぱい醬油をベースに作ってあるので関西人の私には鹹かったですね。 私ならみりんか甘めの日本酒を煮切って混ぜ合わせ ほんの少し甘さを添加したソースを作ります。

えびパン・・・¥600 バターの効いたサンドイッチ用の食パンにえびペーストがサンドしてあります。 海老のすり身が混ぜ込んであるペーストがかなり美味しく えびパン? へぇ? ってなネーミングですが侮れません。


お待ちかねのクスクスです。
その日のクスクス料理ラインナップ

炭火焼 仔羊
炭火焼 メルゲーズ(仔羊のスパイスソーセージ)
大山ひな鶏半身コンフィ
メバルとアサリ

私がチョイスしたのは 炭火焼 仔羊・・・Ⓜ¥2200 シェフ自らがテーブルまで運んでくれてストウブ鍋の蓋を開けて説明してくれます。鍋の中には厨房奥の炭焼き台でじっくり焼かれた仔羊肉とそれとは別にあらかじめ煮込まれてトロトロの状態になった仔羊肉の2種が入っておりボリューム満点 その他にたくさんの夏野菜が彩りを添えます。
炭火で焼かれた仔羊の肉は香ばしく噛みごたえがあって 「肉喰ってるどぉ!」 という気持ちにさせてくれ 煮込まれてトロトロになった仔羊肉はスープに絡めてクスクスといただくと絶品です。
添えられた 「アリサ」(唐辛子ペースト)を使うと味が大きく変化しスパイシーになります。

最近食べたクスクス料理の中では最高においしいです。中野のなんちゃってチェニジア料理屋で食べたクスクスの印象が頭の中から吹き飛んでしまうほどの衝撃です。 一体このシェフは何者なんだろう? 食べながらそんなことばっかり考えています。

もう我慢しきれなくなって 図々しくもシェフにこの店に至るまでの出自を尋ねてしまいました。

やっぱり予想していた通り シェフは只ものでは御座いませんでした。
こちらをオープンする前は 広尾のヴィノーブルに料理長としてお勤めで その前は広尾のエノテカの2階にエノテカ直営のレストランがあったのだけどそこで料理長を勤めていたらしい。

ただここの難点は忙しい時間帯 炭火焼オーダーが立て込むと店内がかなり煙たくなってしまいます。 我々が訪問した時間が丁度そのピーク時だったのでしょうか? 換気が追い付かず 煙で白く霞んでいました。 当然着ていた服に焼いた肉の匂いが染みついてしまいます。
前のお店の排煙設備をそのまま利用しているのでしょうか? 
ダクトや排煙の設備への投資がお店を開ける際に一番お金のかかる部分で なるべくなら金かけたくない気持ちはわかりますが せっかくいいお店なのに煙モウモウではちょっと残念ですね。


素晴らしい経歴の持ち主のシェフが 若者の街 下北沢で価格を抑えながらも質のいい料理を提供している。
この心意気に感じるものがございました。 今後も贔屓にしたいと思います。

  • 最強デザート! マンゴーとパッションフルーツのグラタン
  • 大人のデザート バナナタルト
  • 熟成短角牛リブロース300g炭火で周りを焼き固めて旨みを中に閉じ込めた絶品っす。

もっと見る

7位

器楽亭 (久我山、富士見ケ丘 / 日本料理、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2015/12訪問 2015/12/22

鼓太郎セレクションの日本酒と最強ツマミ

最近の私の日本酒熱はますます上がるばかり…店主の浅倉鼓太郎さんに「鼓太郎セレクションの日本酒となんでもいいからウマいツマミのカップリングのコースをやって~」とお願いして行ってきました。

つぎつぎにブっ込んでくる日本酒も凄かったがそれに合わせて出すツマミ類も凄かった。
もういちいち説明しないよ、興味のある人は行くしか無いっ!
器楽亭恐るべし…
しっかりお節の予約を申しこんできました。

やばウマ!器楽亭
(2015,06)
最近の鼓太郎くん才気走ってるっつーか スゴイ
いやマジっすから。

まだここで食べたことない人 行ってみて
ぎんぎんの蒸しアワビや鯨のうねす食べてみて!

鶏鍋最強伝説!
(2015,03)
親しい友人を連れて器楽亭さんへ
鼓太郎さんが「まだウチの鍋食べたこと無かったっすよね?」と仰るので「それいってみましょー」といただきました。
それがスゴイのなんのって。大量の鶏ガラとモミジから取った出汁は脳天を突き抜けるウマさ!下拵えのレベルがハンパないっす。
ていうか「採算度外視」の「極限のウマさ」を追求した料理ですな。 近頃食べた鍋料理の中では最強でした。

ここで鼓太郎さんに鮨を握らせたりする客がいるようだけどここは鮨屋じゃねーから。
客の喜ぶ顔が見たい彼は客に頼まれりゃなんでも喜んで引き受けてはくれるがそれに甘えて乗っかるのもどうかと思う。
お店から「お凌ぎ」で出てくる鮨はいいけど鮨屋じゃねーのにたくさん握らせるのはどうなんだろうね?
少なくとも粋じゃないと感じるけどね。


あまりにウマくって笑うしかなかった…
(2014,12)
忙しい年の瀬にお邪魔してきました。
その夜は2軒目だったので「ウマいとこだけなんか出してー」と鼓太郎さんにお願いしましたが
ちょっと考えてみるとこの店は「ウマいもんだらけ」なんや そんなことお願いしなくてもドカドカウマいもん出てくるんです。

衝撃の
「茄子の煮びたしウニのっけ」 「なんすか それ?」っていう料理だけど食べ合わせの妙なのか薄味で柔らかく炊かれたお茄子と北海道産の濃厚な甘みを纏ったお味のウニが見事にひとつになっているのです。

「○○さん、白子好きっすよねー」と鼓太郎さん
「あー好きっすよー、お願いしまーす」とてっきり普通の(鱈の)白子なんかを連想しながら待ってたら
どかーんと出てきたのは大振りな「トラフグの白子焼き」でした。
これもなんとも言えない濃厚な旨み 白ワインじゃ負けちゃいそうでした。

その他2~3品摘まんで〆は
「牛カツサンドー」 キレイにレアに揚がったビッグな牛カツをカリカリにトーストされたサンドイッチ用のパンに挟んで提供されます。 これが目が丸くなるほどウマいんですよ なんかもー幸せな気持ちになりますから。

昨年1年間本当にお世話になりました。
また今年も通わせていただきます。


おツマミ攻撃にやられますた。
(2014,05)
マイレビュアーさんの美味しそうな鯛レビューと吉祥寺の社長さんの「悪魔のようなささやき」で火がついたボクは居てもたってもいられなくなり「鼓太郎さ~ん!」と閉店間際のお店へ押しかけた。
鼓太郎さんはいつものハスキーな声で「○○さん、今日はもうなんも無いっすよー。全部売れちゃいましたよ」なんてボクをがっかりさせてからのぉー「こんなもんしかないっすよー」って出してくれたツマミがウマいもんのオンパレード!
「なんやねん!なんでもあるやんけ!」
その晩クソウマかったのは(失礼!)
「のどグラ」のどぐろのフォアグラですって肝です。大きなのどぐろ1尾からちょっとしか取れない貴重品っすね。
こってり濃厚なお味でまさに海のフォアグラ、こ・これは危険です。めっさ美味しいですが身体に悪そうななんか危険な美味しさを秘めています。(笑)今月の健康診断大丈夫か?コレステロール値でまた医者から文句言われそう…でも…う・ま・い。
「さえずり」鯨のタン(舌)でんがな。トロトロになるまで何度も煮込まれたさえずりはクジラベーコンとはまた一味違った美味しさです。能登で獲れた鯨からおおきな舌を切り出し鼓太郎さんが時間をかけてここで仕込む逸品でクセのある素材なので下処理がめっちゃ大変だって言ってました。
日本近海でのクジラ漁は当然禁止されていて獲っちゃいけないんですが例外的に定置網に引っ掛かっちゃったクジラくんだけは捕獲が許されています。そんな哀れなクジラくんが捕まるのを鼓太郎君は虎視眈々と待ちかまえているのです。(笑)
それで「クジラ捕まったよ」って魚市場から連絡があれば即買いする変人が鼓太郎さんなんです。
広い東京とは言え 20kg近いどデカイ鯨の舌の塊り肉を一から掃除、処理して提供してるのはこの店くらいだと思います。
ワインはクラウディーベイのソーヴィニョン・ブランを頂きました。このワインは日本の甲州ワインに通じるニュアンスを感じさせる和食に合う万能選手ですね。


お正月は器楽亭の「飲兵衛用おせち」で
(2014,01)
フレンチおせちやイタリアンおせち、中華おせちと今までいろいろ浮気をしましたが今年は原点に戻って和のおせちを食べよう!って思ってたら器楽亭の鼓太郎さんから 『酒飲みな人専用おせちを10食だけ作りますよ』ってお知らせがあったので即座にお願いしてみました。

メニューは
蒸し鮑、車海老、紅白蒲鉾、鮭昆布巻、鰆西京焼、ヒゲ鱈昆布〆、高野豆腐椎茸巻き、蛸と里芋の炊き合わせ、伊達巻、カラスミ、イクラ、コンビーフ、ローストビーフ、数の子、ちりめん山椒 以上の酒が進むススムよなラインナップ。

大晦日の昼過ぎにお店におせちを引き取りに行ったら
鼓太郎さんが あのしゃがれた太い声で 「〇〇さん、甘いのは伊達巻だけっすよ!あとは全部酒のアテですからぁ。がっハハハハぁ~!」
と豪快に重箱を渡してくれました。

お正月の甘い栗きんとんや田作りをもてあまし気味な飲兵衛の私にこのおせちはピッタリでした。

どれも丁寧な仕事が施された美味しいつまみでした
追加でお願いした造りとブリ大根も美味しゅうございました。


井の頭線居酒屋頂上対決!「器楽亭 vs 産直屋たか」 (笑)
(2013, SEP)
前回神泉の名店「産直屋 たか」さんにワインを持ち込ませてもらった時と同じメンツで久我山を襲撃。 鼓太郎さぁ~んワイン持ち込んじゃってさーせん ペコリーノ。 (持ち込み料1本3000円)

今回のお料理はマイレビュアーさんたちに評判のいい「完全お任せコース」名付けて「鼓太郎コース」をお願いしました。 自分の嫌いな食材やアレルギーのある食材は事前に自己申告するようにね。

今回の目玉は 「え、まだ早いんじゃないの?」 が入荷してました。 いつも鼓太郎さんが使う氷見の鰤じゃなく松前の鰤らしいですが 「食べてみてくださいよ」 と言われ食べたその鰤の美味いこと。 こんなの初めてです。
ちょこっとちょこっといろんな「美味しいとこ」が出る「鼓太郎コース」は楽しいです。飲ん兵衛にはピッタリのコースではないでしょうか。

まてぃす家のセラーで眠っていた1999年当時に購入したペリエ・ジュエ・ベルエポック かなりいい感じに仕上がっていました。泡の力は弱くなっていますが熟成度がすごかったです、色も若干濃くなっていたかな。 その後のイタリアンビオのワイン達も素晴らしくついつい飲みすぎてしまいました。 「刺身や和食にワインが合う訳ねーだろ」 なんて偉そうに仰る方がいますがそういう方って頭が固いというか経験が浅いというか・・・「なんでも試してやろう」って気概に欠けてる人なんだと思います。
世界の国々を見てごらんなさい マルセイユやノルマンディーでは生牡蠣や生ハマグリにワインやシャンパンをずっと合わせてますよ、今世界的に流行のペルー料理の「セビーチェ」だって生魚ですが皆さんワイン合わせますよ。ハワイの人だってタコポキ、マグロポキをつまみにワインだって酒だって飲みますよ。 「刺身、和食には日本酒だ、こうだからこうだ!」 って縛りは愚かだと感じます。 なんだって自分の好きな種類の酒を合わせて飲めばいいんですよ。

井の頭線居酒屋頂上対決 うーんこれは甲乙付け難いなぁー
「たか」さんは生魚中心の素材の良さでめっぽう強い
「鼓太郎」さんは仕事を施した創意工夫の肴で攻めてくる

我々の中で両居酒屋の仁義なき戦いはまだまだ続きそうです。 
続編に乞うご期待(笑)


鼓太郎さんまたまた今夜もありがとう!
('13/05/27)
こんなおっさんの誕生日を祝ってくれるというアメリカの友人たちと訪問。

活きの「ヤリイカ」はお刺身とカラスミ和えで これホントに美味しい。
鼓太郎さんに 「ハシリです」って薦められて「鱧の落とし梅肉ソース」も戴く。
「のどぐろ蒸し寿司」は絶対外せないメニューです。
「蟹」も身をほぐしてもらってカニみそと一緒に味わいます。
今日はビフカツではなく「トンカツ」ですよ、揚げものまできちっと美味しい。

先日スペインから生産者がこのお店を訪れていました  カサド・モラレス(白)リオハを今日もいただきます。

全て美味しい ハズレの無いお店。 


鼓太郎さん今夜もありがとう!
('13/04/02)
鼓太郎さんとはアンパンマンのような笑顔が素敵なこの店の主である浅倉鼓太郎さんのことである。(アニメ顔なのに 笑)役者のような名前の店主さんは料理に対する飽くなき探求心をお持ちの勉強家さんです。 今回はボストンのお坊ちゃまくんが大学院の春休みで帰国されたので歓迎会という事でこちらを使わせていただきました。

今回ビックリするくらい美味しかったのは 「のどぐろ」ですね。皮目を炙った刺身はぷりっぷりで脂が乗ってて激ウマ。 蒸し寿司にもしてもらったが蒸して脂を落としてもその旨さは素晴らしいものでした。
子持ちヤリイカ、生トリガイ どれを食べても間違いのない美味しさ。

ワガママ言って無理やり作ってもらったワタリガニのリングイネ 甘エビの頭で取ったアメリケーヌソースが効いてて美味しかったです。
坊ちゃまくんもワガママ言ってチャーハンまで作ってもらったね。

そんなワガママを黙ってきいてくれる素敵なお店。井の頭線の名店の一つです。


うまいもんのベクトルが向かう先がこの店だ!
('12/12/21 )
私がこのお店を高評価する理由は店主の浅倉さんがうまいもんを知り尽くしている (いや、それには語弊があるのでうまいもんへの飽くなき探究心を持っているとでも言おうか) とにかく店主が食いしん坊で勉強熱心なのが凄くこちらへ伝わるからだ。

東京で一番と言われる料理屋があれば(京味というお店ですが)そこで食べて一番と言われる人の料理を勉強する。
自分の仕事とは一見関係のなさそうなフレンチだけど美味しいと聞けば(ナリサワというお店ですが)やっぱり出掛けて行って勉強する。
いつも勉強させてもらってます という姿勢を崩さないのが潔いし頼もしい。

料理に関して常に視野を広げ、素材について 器について 様々な方向にアンテナを向けてるその姿はお客の私から見ても 「この人のやってることは信用できるなぁ」 と思わせる。 
ま、有体な言葉で言うと 彼のやってることは「筋が通っている」んだ。 だから彼の料理は信用できる。

今回食べたもの
刺身はいつも美味いから あまり語ることはしません。 産直の素材の確かなネタばかりです。
この夜、めっさ 旨かったのは な、なんとお魚ではありませんでして ビフカツ です。
質のいい赤身の牛肉を真ん中レアに残してカリッと揚げてくれます。 (お願いすればビフカツサンドにもしてくれます)
この料理に関してはサシの豊富な牛肉じゃ脂っぽくなって合いません。 しっかり赤身の牛肉に限ります。

この店の居心地がいいのは 高名な居酒屋にありがちな 「うちは日本酒しかありません」 などと窮屈なところがなく なんでも飲めるところがいいですね。私の好きなワインもあるし 焼酎だってサワーだってあります。 高レベルな美味しいツマミを出すのにそんなユルサが堪りません。

蒸しアワビ うまっ!
('12/07/23 )
能登の海女さんが命がけで潜って獲ってきたアワビが大量に入荷したと聞いたので行ってきました。

能登の海で質のいい昆布や海藻をエサに大きく育ったアワビ、お店に届いたその重量が12kg それを2升の日本酒を使って コトコト5時間かけて蒸し上げた 蒸しアワビ 美味しくないわけないよね。 完成時には重量が8kgになっていたというのだから どれだけ余分な水分が飛んで旨みだけが凝縮したか分かりますよね?

キレイな黄金色に仕上がったアワビは身が柔らかく得も言えぬ旨さ、そして添えられたアワビエキスの煮凝りが超絶旨かった。 蒸してる最中にアワビからにじみ出たエキスが揮発した日本酒と混じり合い 元々アワビという貝が持つゼラチン質だけで凝固した旨みエキスの爆弾だね、大量のアワビを蒸すことでできる副産物である。
小さなサジ一杯に盛られたこのエキスを口にした時 口中は貝の旨みと磯の香りでいっぱいになり 幸せいっぱいになりました。

淡路島から届いた 鱧 の落としも絶品でした。山葵を溶かした梅肉ソースでいただきます。皮目はほんのり焼きが入っており芳ばしくって美味しい。

能登の巨大牡丹海老・・・なかなかこれほどのサイズの牡丹海老って回って来ないらしいです。ちょい焼きにしてもらって海老の甘味を堪能しました。

この店オリジナルの アボカドとカニみそのサラダ・・・これは味がばっちし決まっていてサラダというよりも酒のアテになります。

冷たく冷やされたいしる(魚醤)に漬け込まれた 能登の野菜ピクルス・・・それぞれの野菜の美味しいさがストレートに伝わる優しい漬け具合で美味しかったです。

ここの料理は居酒屋レベルの料理ではありませんね。
創作性も高く 使ってる材料も高品質

ここは井の頭沿線の和食の雄ではないかな。


絶品!鮟鱇と鰤
(2011,1,11)
久我山駅のすぐ近く人見街道沿いのこじんまりとしたお店。以前からdancyu誌を通して美味しいお店とのお噂は耳にしていたがなかなか機会を得られず訪問が延び延びになっていた。

お店は4~6人テーブルが3卓、2人テーブルが一つあとはカウンターで22~23名でいっぱいになるのでは?カウンター前の板場に御主人、奥の厨房に一人、ホールは御主人の奥さまと3人でお店を回してらっしゃる。

その日は富山県から活きた鮟鱇が届いたらしく捌いたばっかりなのでお刺身でも食べられますよとのことで 私は今まで生の鮟鱇は食べたことがなく御主人のその話に飛びついてしまった。

お刺身で戴いた鮟鱇は綺麗な白身で身がプリプリしていて食感は河豚に似ており ポン酢との相性も良かった。 もっと驚いたのはアンキモまで生で出てきたことだ。 これは捌いたその日か次の日くらいまでしか生で出せない物らしいが 生臭さは少しも無くカワハギの肝なんか比べ物にならないくらい旨みがありいつも食べる蒸したアンキモとは別次元の食べ物でありました。

その他に能登の鰤 こちらは大トロの部分と中トロの部分を切っていただき、寒い時期の鰤の美味しさを堪能いたしました。あと黒むつのお刺身も唸るほどの美味さでその日のノドグロ(赤むつ)よりも黒むつの美味さが際立っていました。

石川県から届いたという香箱蟹は香りがすこぶる良く、外子内子も豊富に付いており食べていて幸せな気持ちになりました。

そしてその夜の真打は鮟鱇鍋 先ほどの鮟鱇の身がふんだんにはいったお鍋で薄いお味のお出汁にあっさりめの白味噌がベースです。コリコリとした食感の鮟鱇の皮の部分も入っており河豚皮と同じようにゼラチン状のコラーゲンが口の中に広がって美味でありました。

メニューには御主人の遊び心かリゾットやパスタなどもあり お隣の席の御夫婦が食べていたモツ鍋も美味しそうでした。

御主人はいしかわ観光特使らしく彼の地の情報に詳しく、お魚類の仕入れもあちらに独自のルートを持っていらっしゃるようでなかなかお目にかかれない珍しい魚が食べられるようなので今後も通いたいお店であります。

ただ日本酒の品揃えは素晴らしいのですがワインが1種類のみで選ぶことができなかったのが残念です。 小さなお店だから仕方ないことなのでしょうね。

今まで魚貝を出す居酒屋に足を運んだことは数多ありますが これほど新鮮で品質のいい魚を提供する居酒屋は私にとって初めてでした。
もし築地を通して魚の仕入れをなさっているならばこの価格でこの品質は望めないと思います。いしかわ観光特使に乾杯!

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

肉山 (吉祥寺 / 肉料理)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2015/07訪問 2015/07/25

夏登山 登頂成功!「山頂は酸素が薄く感じましたw」

名山肉山を登りますた。
相変わらずの292929ボリュームがスゴイっす。
参加者全員無事登頂に成功しました。

『29スパークリングワイン』 夏なのでシュワシュワの泡でスタートしましたよ!29印の泡美味しかったです。
29レイジーアワー弐号機のフランク三浦ゲットしました! 
いま何時かよくわかりませんが別にいいんです、時間はiPhoneで確認しまっすw。

「予約を取れ!」
「いま取れ!後悔する前に死ぬ気で取れ!笑」

日本名山百選 「肉山」 難易度★★★
(2015,03)
日本名山の一つに数えられる「肉山」さんに再登山
予約難易度ランク★★★の超難関山ですが幸運にもプラチナチケットをゲットし無事入山
登山口まで辿りつくのも大変ですが登頂はもっと大変 途中何度も遭難しそうになりました。笑

この店のオープンから数度こちらで食事する機会をいただいたが強く感じるのは日々進化する肉焼き技術である。
今回ビックリしたのは「豚」の火入れの素晴らしさ
店主光山さんの言葉を借りれば「豚ちゃんが焼かれてるのを気がつかないテンダーな火入れ」である。
お店の開店時間数時間前から極弱火でゆっくり時間をかけて炭火で火入れされた豚は外側カリッカリ中は素晴らしいまでのロゼピンク色な仕上がり ホントに豚ちゃんが「え?俺焼かれたんかい?」て言いそうな見事な焼きでした。

牛肉の焼きも見事です。
写真をじっと見ていただきたいのですが 塊りをカットした時こんがり焼き色のついた牛肉の表面からすぐがロゼ色(レア)に仕上げられているのがおわかりいただけますでしょうか? 中間色の部分が無いのです。且つ断面からドリップするようなことが無いのです。 適切な温度でぴったりの時間焼きを入れ そして適切な時間肉を休めて提供された証ですね。
肉の特性をよくわかってらっしゃるプロフェッショナルな焼き手に焼かれるお肉は幸せですね。

何度でも登りたくなる名山 肉山さん ご馳走様でした。


『こ、こんなスゴイの初めて…』って言われたきゃココ連れてけ!
(2014,08)
前回訪問はこの店がオープンして間もなくの頃だったが1年経った今は人気絶頂飛ぶ鳥も落とす勢いで連日満席のこちらのお店
「予約超困難店」として有名である。
今回は店主の光山さんより 「フランク三浦届いたでぇ~ いつでもええから取り来てやぁ~」とお声をかけていただいていたので
井の頭線もストップしてしまうような嵐の夜腕時計を取りに出掛けてみたら なんと偶然にも空席ありで即お願いして肉喰うことに!

おまかせで肉、肉、肉が続くコースが一人5000円 これは食べてみればわかると思うが破格の値段である。
今回特に美味かったのはランプステーキ、赤身ステーキあたりだったかな。
計算された順番でサシの少ない部位からだんだんとサシの多い部位までが出て来ます。
それでも多くは赤身中心なので最後まで飽きないで食べる事が出来ます。

この店には「肉食野郎ども」と行くよりかは「肉食系女子」を誘って是非行って欲しい。
そしてタイトルのような言葉を引き出して欲しいねぇー。
案外食の細そうな女子でも赤身肉なら結構食べられるって子が多いからね。

ま、連日予約でいっぱいなので頑張って電話するしか道は無いのでそこんとこはよろしくね!


ヤっバいっす、赤身肉山 ヤバ過ぎです。
(2013,06)
某月某日 某美食メンバーオフ会で利用いたしました。
場所は吉祥寺の外れ スーパーマルエツよりまだ向こう 看板もなく表札に油性マジックでただ・・・「肉山」・・・という殴り書きがあるのみ。
マンションのドアを押しあけるとそこが秘密の肉食家集会所 「肉山」 さんです。

肉山代表は吉祥寺の超有名店 「ホルモン酒場 わ」 の光山社長です。
ここで言っていいのかどうかはわかりませんがこちらのお店は光山さんの趣味でやってるお店・・・といった印象です。
肉好き肉スペシャリストの趣味の延長上のお店 まさしくこのタイトルがぴったりくるかと。。

コース料金は5000円
とにかく コンセプトは 「旨い赤身肉をとことん食わせるよ」 ってことで着席した直後から怒涛の勢いで肉肉肉肉攻撃が続きます。

まずは
肉① 馬ヒレの刺身から 市場からユッケが消滅してから1年経ったでしょうか?馬肉は屠殺から食肉加工、流通まで完全にコントロールされているというお上からの保証のもと今や生で食べられる四足肉の代表ですね。 卵の黄身を溶かした甘辛い醬油ダレで戴きます。

肉② 馬ヒレの焼き さっと外側を炙った程度で中はレアの状態です。肉山特選の薬味が出ますのでお好みの薬味で食べます。 私は生の黒胡椒を塩漬けした自家製胡椒に一番相性の良さを感じました。

焼きエリンギが出た後間髪いれずに肉③ 和牛赤身ヒレ焼きの登場です。す、すごいペースですね。馬と牛のヒレ肉比較を楽しみます。

プチトマトで少し箸を休ませたと思ったら肉④ 天草梅肉ポークの1時間20分ローストの登場です。九州天草で梅の実を食べさせて育ててる豚ちゃんを1時間20分じっくり火入れした品です。 中はロゼ色で脂身が甘く香りがとてもいい肉です。 自家製コチジャンを付けていただくと肉と脂身の甘さがより引き立ち得も言われぬ幸福感に包まれます。

続いて登場したのが肉⑤ 馬ハラミ 先ほどのヒレ肉に比べると柔らかくジューシーで噛むとジュワ~ッと肉汁が溢れます。 
ここらでご一緒した女性陣が 「アタシもうお腹いっぱい。まだ続くのかしら?」 とか言い始めました。
光山さんに 「まだお肉来るの?」 と訪ねると
「えっと、野球で言うとまだ4回裏くらいですが・・・」 との返答
「わちゃ~」全員背筋を伸ばしてお腹の中のお肉たちが下の方へ下がってくれるようにとんとんとんとダイジェストに務めます。

そうこうしてるうちに次は肉⑥ 牛ハラミ がやって来ました。 ここでも馬と牛のハラミ対決 どちらも美味しい。 牛の方が油脂分が強いので「旨み」を高く感じますね。

がぶりキュウリを箸休め的にかじります。 ここの味噌だれがまた美味しいですね。塩揉みキュウリが止めれらません止まりません。

次に 肉⑦ 黒毛和牛もも肉 ユッケ用を禁断の炙りで ユッケで食べられる新鮮な黒毛和牛もも肉ですがここはお上の御指導に則って炙りが施されています。外側は炙られていますが中身はもうレアでまるでユッケです。 これも黄身入りの甘辛醬油ダレでいただきます。

いよいよ『肉の宴』 いや 『地獄の肉好き謝肉祭』 が佳境を迎えます。
肉⑧ マジですか?和牛さがりのお目見えです。  見事にカットされた「さがり」を見せていただきこれから焼いてもらいます。
こちらも周りこんがり中はレアな焼き具合で。   実にウマいです、もう言葉を失ってしまうくらいウマいです。

〆のご飯は こんもり中心部の盛り上がった黄身が特徴的な卵でいただく 「TKG」 又は 「ビーフシチューご飯」 を選ぶことができます。
胡麻油と塩ダレで合わせてあるTKGが超絶な美味しさです。 もうお肉でお腹いっぱいだったのに なぜか 完食してしまいました。(笑)

肉、肉、肉 との3時間に及ぶ死闘の末僕らはやっと解放されました。
途中で 「もう食えネェ~」 と弱音を吐きそうになりましたが最後まで美味しく食べられたのはこちらのお店が赤身肉を主に提供してくれているからでしょう。もしこれがサシの入った霜降り肉でしたら途中でリタイアしてたことは間違いないでしょう。

ただ難点はもの凄いボリュームなので食の細い女子にはちとハードルの高いお店かなぁ・・ということ。
女子には間にもっと焼き野菜を挟んだライトなコースがあってもいいんじゃないか?と思いますね。


私が懇意にしている有名居酒屋の大将の話によると肉スペシャリストの光山さんは肉の焼き方をミシュラン☆☆☆ナリサワの肉の焼き方にヒントを得て焼いてらっしゃるらしい。 この話し肉好き趣味人光山さんの探究心の深さが伺われます。

只今 「熟成肉」 にも挑戦中とのこと 光山さんの 「肉山」 今後も目が離せません。

  • 29印スパークリングワイン!
  • 29レイジーアワー弐号機 この世は2時と9時だけ
  • (説明なし)

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9位

ラ スフォリーナ (乃木坂、六本木、青山一丁目 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2015/01訪問 2015/02/17

ストレートなウマさ、川崎トオルの料理

今年も新年わんこパスタ大会はここだ!
今回は総勢16名参加ということで大盛況でした。下北沢、銀座の社長様方&美女軍団の皆さま お疲れ様でした!
泡マグナム1本、ボトル5種×2=10本を2時間弱で飲み干しましたね。いや、飲み過ぎだから。(笑)
川崎シェフの料理の精度は毎度変わらず素晴らしいものがありました。
またみなさんと来年もここでお祝い出来たら素晴らしいなと思います。


(2014,05)
『素材のウマさを活かす。』
川崎トオルの料理はそれに尽きる
何も特別手の込んだことをしているわけじゃない、素材をこねくり回してごちゃごちゃなーんて「やりません」
その素材の持つ力、ウマさになにかアクセントを乗せる それが川崎さんのマジックだ。
苦みを持つ野菜には塩とビネガーとオイルで優しくコーティングしてやることから生み出される自然なウマさ
天草直送の魚は「ナマ」で食うのが一番うまいんだから塩とオイルでカルパッチョ
それにはその素材そのものの特性をよく知ること、どのように手をかけてやればもっとその美味しさが引き立つかを彼の経験から導びかれた調理方法をほどこす。
小難しいこと抜きにしてストレートに伝わるイタリアン
彼の料理はまさにスローなイタリアンだがこれがイタリア料理なんだな
見た目の派手さや華やかさはないが じゅわ~んと染みるように伝わる美味しい料理 それが川崎トオルの料理だ。


今年も参加! 新年わんこパスタの会!
(2014,01)
毎年お正月に下北沢の「ダニエラ」で開催されてた新年わんこパスタの会(7種類の手打ちパスタが次から次へと出てきて時間の許す限りそれを延々とループできるというめっちゃ楽しい会)が今年は会場を新しくできた川崎さんのお店六本木「ラ・スフォリーナ」に移して行われました。

お正月早々に集まった「下北沢食いしん坊軍団」と「ラ・スフォリーナ」の対決です!(笑)

出だしはカラスミがふんだんに盛られたコルデネッティから~濃厚なカラスミがねっとりと絡んできますねぇ、っそれをシャンパンで洗い流します。
下北軍団は総勢11名ですがマグナムのシャンパンがあっという間に空になってしまいました(笑)

トリュフソースのウンブリケッリ 絶品っすね! お替りはこの皿に決まりか!

アニョロッティ いい味だなぁ・・

どのパスタもきちんとその土地、イタリア郷土の特長が現れていて本当に美味しい、
これぞ「カワサキ・トオル マジック!」 ←ん? カタカナで書くと「ナントカ・タツヤ」みたいですごく嘘っぽく聞こえてしまうのに気がついた(笑)こりゃ失敗かも?

7皿食べてもうお腹いっぱいだけど もう1皿いっちゃいます。
お替りはトリュフソースのウンブリケッリを選びました。 川崎シェフが特別に状態のいいイタリア産黒トリュフを「お年玉替わり」にどっとプレゼントしてくれます。

いやぁ 美味しかったっす。
来年が待ち遠しい(笑)


祝オープン! 素材の素晴らしさがキラリとヒカリます!
(2013、July)
ラ・スフォリーナ La Sfoglina とは イタリア、主にボローニャでは手打ちパスタを棒で延ばすという伝統があり、その職人を「ラ・スフォリーナ」と呼ぶそうでして こちらのお店 あのダニエラエミリアの川崎トオルシェフの3店舗目の新店で御座います。

先日レセプションに招待されたので川崎さんファンの友人を数人お誘いして押しかけました。

お店はミッドタウンの向かい側 ガススタンドの脇の道を国立新美術館方向へ進みます。昔は星条旗通りと呼んだあの通りです。
少し進んだ先(旧ストロベリーファーム又はインクスティック(笑)もう誰も知らねーか)手前を右折 あまり賑やかではないエリアにぽつねんとお店はあります。 この場所は以前はデンマーク料理のカフェデイジーさんが長い間商売をなさっていたと記憶しています。

店前には大きな木が植えてありその木を囲むように小さなテーブルが配置され、そしてそのテーブルと木をすっぽり包み込む小屋みたいな作りがコロボックルの家みたいで目を楽しませてくれる。そして数卓のテラス席 天気のいい日は気持ちの良さそうなお席です。
店内部は広く開放的なホールと調理陣達の動き回る姿が見えるオープンキッチン その前にカウンター席 テラコッタの壁で周りを囲まれた半個室的な空間もあります。 いろいろなシチュエーションの使い方に対応できるお店ですね。

トスカーナ、エミリア・ロマーニャ、ボローニャ、シシリアと長きにわたって修行し研鑽をお積みになられた川崎シェフですがこちらのお店ではそれら各地の郷土的イタリアンの手法を使って現在手に入るとびきりイイ素材を調理するってスタイルがベースなのかな?
今までの既存店よりはちょいと高級な路線を行くつもりでいるのかな?という印象です。

この日はコース仕立てのお任せ料理を戴きました。
中でも美味しかったのは素材の力が感じられる新鮮な魚介類 マダムの故郷天草から新鮮な魚貝が安定して届いているみたいです。
そしてシェフが心底惚れこんでいる 熊本の赤牛 この牛の赤身の旨さは絶品です。
契約農家さんが飼育する ホロホロ鳥 身もさることながら新鮮な内臓類のウマい事。
白トリュフの季節になればホロホロ鳥の玉子のココットが最高です。
円安ユーロ高がちょっと心配ですが トリュフやポルチーニも安定してイタリアから入荷しているみたいでこの日のトリュフのタヤリンも今まで同様に唸る美味しさでした。


場所は六本木ですが 賑やかで猥雑なエリアから少し離れた落ちついた場所なので隠れ家的な要素が多いにあり 業界人好みな印象のこちらのお店 今後が楽しみです。


  • 2015 01/04
  • 2015 01/04
  • 2015 01/04

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10位

ファッティーズ (浜田山、西永福 / イタリアン、パスタ、ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2014/09訪問 2014/09/30

*SUMMER WINE*

蒸し返すような生温かい風が吹く熱帯夜に一杯のワインを求めて
この曲かな、今夜は

料理の精度はタクちゃんの気分次第 でも最近は安定してるよね。
ハナちゃんの足が完治するまではお店は早終いを続けるらしいよ、夜11時半で終了。

自家製の肉厚スモークサーモンは皮目パリッパリ、身はしっとりの完璧な仕上がり。
サラダ類のボリューム感が嬉しいね。

早く一緒になればいいのに…。
そればっかり気になるこの頃だ。


肉がスゴイぜ!CPがヤバい事になってる・・・
(2013,03)
再訪です。相変わらずこの店のCPは最高です。

今回のタクちゃんシェフの目玉料理は研修?旅行で行った 「タイ」でインスパイアされたという自家製ソーセージのスパイシー味
これがウマかった! 羊腸にぎっしり詰まった豚肉がエスニックなスパイスで味付けされています。 唐辛子はもちろんのことガーリックや玉ねぎの他にタイのグリーンカレーで馴染みのあるバイマックルー(こぶミカンの葉っぱ)が入っててちょい辛ながら実にウマイ。
でっかいソーセージが1本400円! これで儲けはあるのか?

牛ステーキ焼いてもらいました。 デカイ牛肉を時間かけて焼いてくれます。何度もオーブンに出し入れして肉に火入れ休ませることを繰り返し中心部レアに仕上げるのですが 焼き上がった牛肉はカットしても肉汁や血が滴らない完璧な焼き上がりです。
見た目チャラいタクちゃんですが腕は確かですね。
付け合わせの野菜はシャキシャキでパインが忍ばせてあったりパシフィック・リムを意識した仕上がりに満足。

会計士の先生に 「お前、真面目に原価計算して値段決めろ」 って怒られたらしいけど客が大丈夫か?って心配するレベル。
ウシシ、このままイケるとこまでがんばってぇー!


さようなら、TAKENOKO 先生!
('12/08/28)
とうとう月末に みんなのアイドルTAKENOKOくん が渡米してしまう~っ。 っつうことで御本人さまが幹事役を買って出て(なんでや?)お別れ会をいたしました。

渡米後は猛勉強の毎日がきっとクル~~~?、ということで日本での残された数日を極限までの自堕落な生活を続ける TAKENOKOくん・・・
身体が変になるまで毎晩アテも無く下北沢や渋谷界隈を飲み歩いておるらしい・・・(知らないフリ) そんな彼がチョイスしたお店がこちら Fatty'sさん 直訳すると 『デブの店』 
でも、オーナーのタクちゃんは独立してからのハードワークが祟ってふっくらしたおデブ体格から スマートなチャラ男系に様変わりしてしまって
『デブの店』の面目は今や何処へ? いえいえカスタマーの我々がしっかりおデブになってこのお店のイメージを守っております!

この界隈では料理の美味しさとCPの良さが信じられないくらい
さて、食べたお料理は

パテカン・・・この価格でここまでクオリティーの高いもの出していいの? 他の店で食べられなくなっちゃうんじゃね?ってくらいウマイ。
取りあえずこのひと皿でワイン2~3杯イケます。

〆サバとインカのめざめ・・・これも美味いね! 青魚とジャガイモの相性の良さもあるけど、間違いのない料理。

肉サラダ・・・こんなのメニューに無いんだけど いつも無理やり作ってもらう裏メニューの一つ。とにかく肉なの?サラダなの?訳わからん?
って感じの肉盛りサラダ。 砂肝のコンフィやらローストポークやらグアンチャーレやらがどっちゃりこんと野菜に盛ってあり なぜか桃なんかも入っとるんよ。

・・とこんな感じでパスタまでは行けたけど 結局メインまでは到達できずに全員撃沈。
ワインも飲み過ぎたぁ~、結局何本飲んだんだっけ?5~6本飲んだよね?
でもさ、なに食っても美味いし、安いよね。
これにはいつも頭が下がります、タクちゃんスゴイ!

TAKENOKO 先生、 渡米してどえりゃー出世して雲の上の人になっても 軽薄だけど憎めない俺みたいな(自分で言うな!)オサーンがおったことは忘れないでね!

気をつけて行ってらっさい!


(追記)
もう数ヶ月前からワインリストが完備されております。 安価なワインから中堅ワインまで揃っておりますので ワイン好きな方は一度目を通されてください。


高級住宅地浜田山でこのCPの良さは信じられない!
(2012,3,03)
(再訪)

あまりにCPが高くって美味しいから評価を変更する。食べログ評価基準のシステム変更で現在の評価になってしまったが
実質3.5以下という評価はこの店にしてあり得ない。

たまに食べたくなる東京イタリアン 
今回はワインの注文方法を変えてみた。
というのはこのお店には残念ながらワインリストが無いので自分の好みをお店に伝えて何本か用意してもらってそこから選ぶって方式なんだけど
前回までは 「白ワインシャルドネ種でお願い」 とか 「赤ワインピノ・ノワールのなにかでお願い」 っていう注文の仕方でお願いしていたのだけど
今回は 「白ワイン3~4000円のでお願い」 「赤ワインもね」 という注文の仕方に変えてみた。

そうすると以前からお安くってCPがいいなぁと思っていたのだけど 以前よりもずっと支払金額が安くなって得した気分になった。
3~4000円のレンジでこんなに美味しいワインが揃えられるなら万々歳です。

でも やっぱりリストを完備できるのならそうしてくれた方がお客側がもっと選びやすくなって結果としてお店の効率も上がるだろうから ワインリストは早めに作ってほしいね。


美味しかった料理

〆た鯖とインカのめざめ・・・軽く〆た鯖をスライスして ソテーしたインカのめざめと合わせていただく。 〆た魚(ニシンでも鯖でもイワシでも)がじゃがいもと相性がいいのは知ってるけど インカのめざめみたいなハッキリとしたお味のじゃがいもだと余計にその良さが際立つ。
食材と食材のカップリングの妙が料理自体を一段高めるいい例だと言える。

カジキマグロのソテ トマトソース・・・シェフは 「ポーション小さいですから~♪」なんて言うから前菜のつもりで頼んだらメイン並みに量が多く 「なんだよ~、多いじゃん。 やっぱりファッティーズじゃね?」 みたいな景気のいい盛りつけだった。 新鮮なカジキは身がパサつくこと無くケッパーの効いたトマトソースとの相性は抜群だ。

砂肝のコンフィサラダ・・・上手にふっくらとコンフィされた砂肝がゴロゴロ入ったサラダ。これも量が多い。ファッティーズサイズだ。

結果、上記3皿とビール2杯ワイン2本飲んじゃったけど支払いは一人5000円ほどだった。
安いなぁ~、大丈夫かよ?


まだ誰も知らない超新星 浜田山に現る! (2012,JAN)

去年の暮れにいつの間にかオープンしたんだけど・・ 誰も知らない知られちゃいけ~ない ってわけじゃないんだろうけど・・ この店は自分で宣伝も告知もしないし 話題にする人もあまりいないんで 「な~んだ、美味しいって思ってるのは俺だけかよ、」って寂しく思ってたのだが レビュアー仲間の シロクマnyokaさんも贔屓にしてるというので今回一筆執らせていただいた。

オーナーシェフは永福町 ichiを卒業したタクちゃん。見た目は今時のチャラい若者に見えるがこれでもキャリアは15年と長く料理の腕前は相当のもの。カウンター席から丸見えのステージのようなオープンキッチンで俺のような性格の悪いおっさんにいじられながらも一生懸命料理してる姿はなんだかカワイイ(あ、でも俺はノンケだから安心しろよ)

料理のスタイルは一言でいえば 「東京イタリアン」 イタリアの特定地方の郷土色を強調したスタイルとは対極の 東京で手に入る素材を上手く使って美味しい皿をクリエイトする、決まりごとに縛られない自由なスタイルだ。


その日食べて美味しかった料理

キスのエスカベッシュ・・・キスの身をカリッと揚げてやさしくビネガーでマリネした料理。いわゆる南蛮漬けだ。飾られたディルの香りがいいアクセントになっている。 ¥500

カニとホタテ、フルーツトマトのサラダ・・・軽く火が入った海の幸をあっさりとしたオリーブオイル、レモン汁、塩、ハーブで和えてあり美味しいフルーツトマトがゴロゴロ入っててトマトから出た酸っぱい汁なんかもソースと相まって美味しいサラダになっていた。 ¥700

ハモンセラーノの骨から取ったスープ・・・たまたまこの日あった料理。ハムを切りだした後の骨を使って時間をかけて煮出して取ったスープにジャガイモやオニオンがどっさり入って おまけに鴨のコンフィをほぐした身まで入ってる。ドロドロした見た目は悪いが味は良くコラーゲンの爆弾みたいな料理。添えられたガーリックトーストを浸して食うと実に美味い。 コム・ア・ラ・メゾンで出すスープ・ド・ガルビュの東京イタリアンバージョンみたいだな。 ¥800

牛テールの赤ワイン煮 リガトーニ・・・トマトソースベースのリガトーニに肉がホロホロになるまで赤ワインで煮込まれた牛テールがゴロゴロと入ってる。トマトソースの塩梅が酒飲みの私には調度良く牛テールから旨み成分がじっとり染み出ててこの夜一番おいしい皿だった。 ¥1500

どの皿も端数の無い潔い値付け 「シェフ、ちゃんと原価計算して値段決めてんの?テキトーに付けてねえ?」って聞いたら 「いえ、ちゃんとやってますよ~」だって。 それぞれの料理は驚くほどCPがいい。


ライブ感を求めるならカウンター席がお勧め。 シェフの調理を眺めながらワインを飲めば酒が進む。
奥にはちょっと仕切られた半個室っぽいスペースもあり、テーブル席からだってキッチンの様子はよく見える。

ワインはリストが準備されてなく 自分の好みを伝えて何本かセレクトしてもらいそこから選ぶスタイル。
私個人はリストをきちんと整備してくれればいいのになぁと思う。


店名 Fatty's 直訳するとデブの店ってことだがタクちゃんそんなにデブじゃない。
これからもバリバリ頑張って地域一番店になって欲しいな。

  • 自家製ハム
  • しろ
  • パクチーサラダ

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