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悪いけど俺はウマい不味いはハッキリ言うよ。
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まてぃす (東京都) 認証済
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1回
昼の点数:2.5
2012/02 訪問
これが日本でのベトナム料理の限界なのか? 嗚呼、遠すぎたベトナム
以前から行ってみたかった評判のいいベトナム料理の店 「ベトナムちゃん」 名前はふざけているがお味は本場の味に違わず美味しいと聞いていたので期待して訪問しました。 お店は大久保駅からほど近く徒歩1分ってところかな。断っておきますが私はベトナムへの長期旅行の渡航歴が数回あり、カリフォルニアに長く住んでいたのでベトナム系の移民の方のレストランへの訪問歴も数多くありますのでベトナム料理を知ってるよといささか上から目線の論調でレビューさせていただきます。お店の内装は取ってつけたような手造り風のレジカウンターや造花だってバレバレの大きなバナナの木の鉢植えがあったりして 雰囲気は安普請な居酒屋みたい。デートには向かないだろうね。ランチタイムはメニューが限定されていて その日は3種類しかなかった。A ベトナム定食・・・ベトナム風鶏のから揚げ、スープ、揚げ春巻き、ご飯。B フォーボー 牛しゃぶしゃぶのフォー、生春巻き、揚げ春巻き。C フォーガー 鶏のフォー、生春巻き、揚げ春巻き。すべて¥850いろいろアラカルトで食べたかったのだが昼の時間はランチメニューしかできないということなので 仕方なく Bのフォーボーをお願いする。付け合わせの生春巻き(ゴイ・クォン)は至って普通のレベル。きっとランチタイムは作り置きなのだろう、幾分ライスペーパーが乾いており私が家庭で作るものと大差ないと感じた。ソースは市販のソース2種類(甘味噌風のテンメンジャン、スィートチリソース)を混ぜたものにピーナッツがかかってる。 本場ベトナムを謳うならタマリンド汁をつかったりしてもう少し工夫して欲しいな。揚げ春巻き(チャー・ゾー)は豚挽肉主体のシンプルな春巻きで現地的なカニのほぐし身やプリプリしたむき海老などは入っていなかった。コスト的に無理なのだろうか? 巻いて食べてね、と添えられたサニーレタスが萎びてて残念。さて、 一番期待してたフォー・ボーですがまず レンゲを使ってスープを一口味見します。「なんだか薄い」 牛骨で取ったスープの深みというかコクが感じられず 牛スープにはデフォのスパイス 八角(スターアニス)の香りも一切しません。 もう一度スープだけを味わってみます。「ん?これは牛ダシではなく鶏ベースのスープです」他の方のレビューを参考にするとこのお店は牛スープと鶏スープを2種類用意しているということだったが その日私が注文したフォーは牛肉のフォーだったのにスープは明らかに鶏出汁であった。 ランチタイムとディナーでは仕様が違うのであろうか?厳密には牛でも鶏でもどっちのスープをベースにしても間違いではないのだが 期待してた味と違ったので肩透かしを喰らった印象だ。それに鶏出汁のベースの味が弱々しく一定水準に達していない。きちんと鶏ガラを使って出汁取りをしているのだろうか? 確かに化学調味料無使用なのは評価に値するが こんなにパンチが無いベースなら隠し味的に多少使用して欲しいな、というのが本音だ。実際に現地で作られるフォーは味の素の使用が不可欠だ。日本の企業戦士たちの弛まない長年の売り込み努力で インドシナ半島全域とインドネシア、マレーシアなどに味の素文化を定着させてしまって あちらの家庭では味の素抜きの人生など考えられないくらいに味の素は見事に生活に密着している。さあ、実食です。薬味のハーブを探しますが全く用意されていません。 別皿にあるのは茹でたもやしと小さな小さなレモン一片、それよりもずっと小さな小さな唐辛子半片のみです。ベトナムフォー(特にサイゴンフォー)にはハーブがデフォです。 ホーリーバジル、パクチー、パクチーファラン、いろいろな種類のハーブをそろえるのは骨が折れるでしょうけど、せめてパクチーだけでもと思いパクチーはありませんか?とお願いすると 「別料金になります」 とのこと 「お幾らですか?」 と聞くと 「¥400です」 ・・・・・・・。ランチのフォーが¥850なのに パクチーが¥400もするとは・・・当然お断りしました。ハーブが入らないフォーとは 古い例えで言うと 「クリープを入れない珈琲」 みたいなもので極めて残念です。それに付いてくるレモンが8分の1 のくし型カットをさらに半分に切った16分の1というサイズも残念です。(使わない人が多いのだろうか? だったらお店が正しいフォーの食べ方をもっと啓蒙するべきだ)サイゴンフォーはライムをたっぷり絞り入れてスープと柑橘味の融合を楽しむというのが醍醐味なのに。ヌックマムと唐辛子ソースがテーブル毎にセットされていないのも本場を謳う店としては失格だと感じた。(ラー油は置いてありました)あちらではお客が自由に辛さやヌックマムを調整して自分好みの味のフォーにテーブルで調味します。こちらの映像を参照してください。 これはアメリカ、カリフォルニア オレンジカウンティーの小さな町のベトナム料理屋の映像ですが ちゃんとハーブが用意されているのが解ります。 これが本来の本場のフォーの食べ方です。http://www.youtube.com/watch?v=2tur1MRTXvU&feature=related無いものねだりしても仕方ないですがハーブが揃えられないのはどこの日本のベトナム料理屋も共通しているのでしょうか (実際は千葉や埼玉の農家さんが東南アジア原産のハーブを栽培、販売されていますが原価高いのかな) あと気になったのはベトナムのフォー屋のテーブルにはバインクアイとよばれる長細い揚げパンの皿が置かれていることが多く、フォーの汁にひたして食べるのが通例なのだがこれも無かったな。 (注文したらあるのかな?)気を取り直して麺をすすります。おっ! 麺は美味しいです。 恐らくライスヌードルの乾麺を使用してると思うけど コシがあって香りも良くイイ麺です。戻し具合も丁度よくこれは美味しい麺でした。総評まだまだ環境的にも日本でリアルなベトナム料理を追及するのは難しいのかもしれない。 本物を知ってる人は余計にそう思うだろう。これを本物と言ってはいけないそれは本物に失礼だ。遠すぎたベトナム いつになれば近くに来てくれるかな。以上はあくまでランチの総評ディナーは見違えるように本場っぽいのかも知れません。 店内にワインラックがあり銘柄をチェックしたのだけどなかなかおもしろそうなワインが揃っていて ベトナム料理とフランスワインというカップリングが夜はできるみたいですね。
2012/02/21 更新
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夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
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食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
以前から行ってみたかった評判のいいベトナム料理の店 「ベトナムちゃん」 名前はふざけているがお味は本場の味に違わず美味しいと聞いていたので期待して訪問しました。
お店は大久保駅からほど近く徒歩1分ってところかな。
断っておきますが私はベトナムへの長期旅行の渡航歴が数回あり、カリフォルニアに長く住んでいたのでベトナム系の移民の方のレストランへの訪問歴も数多くありますのでベトナム料理を知ってるよといささか上から目線の論調でレビューさせていただきます。
お店の内装は取ってつけたような手造り風のレジカウンターや造花だってバレバレの大きなバナナの木の鉢植えがあったりして 雰囲気は安普請な居酒屋みたい。
デートには向かないだろうね。
ランチタイムはメニューが限定されていて その日は3種類しかなかった。
A ベトナム定食・・・ベトナム風鶏のから揚げ、スープ、揚げ春巻き、ご飯。
B フォーボー 牛しゃぶしゃぶのフォー、生春巻き、揚げ春巻き。
C フォーガー 鶏のフォー、生春巻き、揚げ春巻き。
すべて¥850
いろいろアラカルトで食べたかったのだが昼の時間はランチメニューしかできないということなので 仕方なく Bのフォーボーをお願いする。
付け合わせの生春巻き(ゴイ・クォン)は至って普通のレベル。
きっとランチタイムは作り置きなのだろう、幾分ライスペーパーが乾いており
私が家庭で作るものと大差ないと感じた。
ソースは市販のソース2種類(甘味噌風のテンメンジャン、スィートチリソース)を混ぜたものにピーナッツがかかってる。 本場ベトナムを謳うならタマリンド汁をつかったりしてもう少し工夫して欲しいな。
揚げ春巻き(チャー・ゾー)は豚挽肉主体のシンプルな春巻きで現地的なカニのほぐし身やプリプリしたむき海老などは入っていなかった。コスト的に無理なのだろうか? 巻いて食べてね、と添えられたサニーレタスが萎びてて残念。
さて、 一番期待してたフォー・ボーですが
まず レンゲを使ってスープを一口味見します。
「なんだか薄い」 牛骨で取ったスープの深みというかコクが感じられず 牛スープにはデフォのスパイス 八角(スターアニス)の香りも一切しません。 もう一度スープだけを味わってみます。「ん?これは牛ダシではなく鶏ベースのスープです」
他の方のレビューを参考にするとこのお店は牛スープと鶏スープを2種類用意しているということだったが その日私が注文したフォーは牛肉のフォーだったのにスープは明らかに鶏出汁であった。 ランチタイムとディナーでは仕様が違うのであろうか?
厳密には牛でも鶏でもどっちのスープをベースにしても間違いではないのだが 期待してた味と違ったので肩透かしを喰らった印象だ。
それに鶏出汁のベースの味が弱々しく一定水準に達していない。きちんと鶏ガラを使って出汁取りをしているのだろうか? 確かに化学調味料無使用なのは評価に値するが こんなにパンチが無いベースなら隠し味的に多少使用して欲しいな、というのが本音だ。
実際に現地で作られるフォーは味の素の使用が不可欠だ。
日本の企業戦士たちの弛まない長年の売り込み努力で インドシナ半島全域とインドネシア、マレーシアなどに味の素文化を定着させてしまって あちらの家庭では味の素抜きの人生など考えられないくらいに味の素は見事に生活に密着している。
さあ、実食です。
薬味のハーブを探しますが全く用意されていません。 別皿にあるのは茹でたもやしと小さな小さなレモン一片、それよりもずっと小さな小さな唐辛子半片のみです。
ベトナムフォー(特にサイゴンフォー)にはハーブがデフォです。 ホーリーバジル、パクチー、パクチーファラン、いろいろな種類のハーブをそろえるのは骨が折れるでしょうけど、せめてパクチーだけでもと思いパクチーはありませんか?とお願いすると 「別料金になります」 とのこと 「お幾らですか?」 と聞くと 「¥400です」 ・・・・・・・。
ランチのフォーが¥850なのに パクチーが¥400もするとは・・・当然お断りしました。
ハーブが入らないフォーとは 古い例えで言うと 「クリープを入れない珈琲」 みたいなもので極めて残念です。
それに付いてくるレモンが8分の1 のくし型カットをさらに半分に切った16分の1というサイズも残念です。
(使わない人が多いのだろうか? だったらお店が正しいフォーの食べ方をもっと啓蒙するべきだ)
サイゴンフォーはライムをたっぷり絞り入れてスープと柑橘味の融合を楽しむというのが醍醐味なのに。
ヌックマムと唐辛子ソースがテーブル毎にセットされていないのも本場を謳う店としては失格だと感じた。(ラー油は置いてありました)
あちらではお客が自由に辛さやヌックマムを調整して自分好みの味のフォーにテーブルで調味します。
こちらの映像を参照してください。 これはアメリカ、カリフォルニア オレンジカウンティーの小さな町のベトナム料理屋の映像ですが ちゃんとハーブが用意されているのが解ります。 これが本来の本場のフォーの食べ方です。
http://www.youtube.com/watch?v=2tur1MRTXvU&feature=related
無いものねだりしても仕方ないですがハーブが揃えられないのはどこの日本のベトナム料理屋も共通しているのでしょうか (実際は千葉や埼玉の農家さんが東南アジア原産のハーブを栽培、販売されていますが原価高いのかな)
あと気になったのはベトナムのフォー屋のテーブルにはバインクアイとよばれる長細い揚げパンの皿が置かれていることが多く、フォーの汁にひたして食べるのが通例なのだがこれも無かったな。 (注文したらあるのかな?)
気を取り直して麺をすすります。
おっ! 麺は美味しいです。 恐らくライスヌードルの乾麺を使用してると思うけど コシがあって香りも良くイイ麺です。戻し具合も丁度よくこれは美味しい麺でした。
総評
まだまだ環境的にも日本でリアルなベトナム料理を追及するのは難しいのかもしれない。 本物を知ってる人は余計にそう思うだろう。
これを本物と言ってはいけないそれは本物に失礼だ。
遠すぎたベトナム いつになれば近くに来てくれるかな。
以上はあくまでランチの総評
ディナーは見違えるように本場っぽいのかも知れません。 店内にワインラックがあり銘柄をチェックしたのだけどなかなかおもしろそうなワインが揃っていて ベトナム料理とフランスワインというカップリングが夜はできるみたいですね。