うな重さんのマイ★ベストレストラン 2010

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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最近、気に入ったお店に出会う確率が徐々に低くなってきているような気がします。また、再訪してみて以前ほど美味しく感じなかったケースも多く、少々寂しく感じる今日この頃。何を食べてもおいしい貧乏舌を維持したい!そんな中で、今年のTOP3に挙げたうなぎ屋さんとの出会いはまさに収穫でした。

◆伊豆は下田の小川家さんは味、佇まい、価格とも大変に素晴らしく、極めて価値があると思います。加えて、客の顔を見てからうなぎを捌くというご主人の職人気質にも惹かれます。

◆京都嵐山の廣川さん。ニッポンの一大観光地にありながら、味は抜群。関西にありながら純関東風の蒲焼を供し、比較的新しいお店は京都らしい風情を感じることができました。

◆焼津の三味さん。こちらは知名度はまだまだ低いようですが、やはりうなぎ料理に関するアツい心意気を感じました。香ばしく焼きあがった蒲焼は秀逸。お店の造作や食器も大変凝っていましたし、接客も非常にレベルが高いと思いました。
上記三店に共通するのはゴハンが極めて美味しかったことですね。

◆御殿場のとらや工房さん。ようかんで高名なとらやさんが実験的に運営している和カフェです。木々に囲まれて賞味する甘味は至福です。私はここが大好きで、夏、秋と出かけましたが、さらに冬、春と季節ごとに訪れたいですね。

◆大磯の國よしさん。もと大磯宿の旅館だったという建物は私にとってはまさに異空間。うなぎもとても上質でした。

マイ★ベストレストラン

1位

小川家 (伊豆急下田 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2011/01訪問 2011/01/28

長閑で至福の時が流れる小川家さん

今日は天気もよく、道も空いていて新緑の伊豆路は大変快適なドライブでした。ここ小川家さんは伊豆急下田駅の南方約600メートルほどの町外れあります。下田港に注ぐ稲生沢川の河口付近の漁船が係留されているあたりから街に入った位置。不案内な方はナビもしくは地図の利用がいいでしょう。店の前に数台の駐車スペースあり。下田は海と山に囲まれていいところですね。

建物はいい感じに古びた木造。暖簾をくぐると右手に調理場があり生きたうなちゃんがニョロニョロしています。左手にテーブル席が4卓ほど。今回は開店直後の11時半頃にうかがいましたが下はほぼ一杯で二階に通されました。こちらの座敷はL字型になっていて、5組くらいは入れそう。窓があって明るくて潮の香りがして。海沿いの木賃宿にでも来たような長閑な気分になれます。メニューはうな重と白焼き、蒲焼、柳川と肝煮。以上。大変シンプルです。うな重の竹と梅、白焼き、肝煮を注文しました。

肝煮はすぐに出てきました。甘辛に煮た肝は適度な苦味を残し美味。思わず追加を頼んでしまった。次に出てきたのが白焼き。何やら銀色の弁当箱のような器に塗りの蓋。店員さんが中にお湯が入っているので気をつけてくださいと。この箱は2重構造になっていてお湯の箱の上にもう一つ入れ子のブリキ箱が乗っていてそこにうなちゃんが入っているのですね。なるほど、皿に盛られてくる白焼きはすぐに冷たくなってしまうが、コレなら冷めない!素晴らしい。なぜか蓋には「野田岩」の文字が。麻布の名店と関係があるのかしら。前置きはさておき、いただきます。この白焼き、脂の乗り、焼き具合ともに秀逸。やわらかいが身が崩れるほどでなく、旨みが凝縮されていました。モチロン臭みなどはなく、いままでいただいた白焼きで間違いなく3本に入る一品でした。

入店から約40分程でメインのうな重が運ばれてきました。今回はフリーでしたが、予約を入れておけば待ち時間を短縮できるそうです。うなぎは待つのも楽しみのうちですけどね。このうな重は色、艶、姿が非常に美しい。十分な大きさの身はやわらかく、それでいて密度が濃い。脂の乗りも適度。気持ち甘目が抑えられたタレは一口目はあっさりと感じたけれど食べ進むうちにちょうどいい按配になる。コレも計算なんですかね。ご飯もやや固めでよかったです。こちらのうな重は松竹梅とありますが、違いは量とのこと。竹は1尾分、松は1.5尾分です。最小の梅はいつぞや食べた掛川の甚八よろしく半ぺらかと思いきや、そこそこです。小食の方はこのチョイスもありかと。

接客は素朴ではあるが、変に作り笑い満開なのよりは好感が持てました。とにかく、この小川家さんは会心の一撃でした!

座敷には文庫本が置いてあり、お読みになる方はご自由にどうぞ、とある。ここのご主人の生き方を文章にした作品らしい。せっかくなので頂戴してきました。読んでみよう。

*********************

後日談・・・件の本を読んだら野田岩の謎が解けました。ここのご主人、その昔、野田岩にいらしたんですね。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 肝煮 315円

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2位

うなぎ屋 廣川 (嵐山(京福)、トロッコ嵯峨、嵐電嵯峨 / うなぎ、どじょう)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/05訪問 2011/05/06

再訪記;京都で出会った江戸好みのうな重

2011年5月
家族旅行で京都へ出かけるにあたり、前回訪問時の好印象が忘れられず、夕食に廣川さんへ伺うことにしました。ゴールデンウィークの中日、しかも家族5人となれば飛込みではありつけない可能性もあると思い、あらかじめ電話で予約を入れました。予約の電話では日にち、時間と人数を申し述べ注文は当日その場ですることになります。また予約の場合は2階席となり席料がかかるということで、恐る恐るお幾らですかと訪ねると1組1000円とのこと。これで席が確実に確保されるならOKですね。

予約の10分ほど前に到着し名前を告げると2階へと通されます。2階には個室が二つ、半個室が一つ、テーブルが二つ、それと通り側に面したカウンター席があります。大きく切られた窓からは嵐山の新緑が両手で抱えられるように見られます。シックな内装と相俟って、これほど贅沢で、静かで落ち着く空間を、私はうなぎ屋さんでは他に知りません。

前回は並にしましたが、量的に物足りなかったので今回は上うな重3500円にしました(上で1尾分)。うなぎは相変わらず深蒸しの柔らかく上質なもので好印象は変わりませんでした。最近妙に舌の肥えてきた息子も同じ上うな重を軽々と平らげ大満足だったようです。うまい鰻を食わせてやると豪語していたオトーサン(私)も沽券を下げずに済みました。

さて、接客に関しても前回同様、上品な挙措、丁寧で柔らかな言葉遣いなどが素晴らしく、大変気持ちよく食事を楽しむことができました。一つだけ庶民の都合で申せば、廣川さんは決して安いお店ではないので、家族5人での食事となると出費は相当なものになります。しかし旅先のたまの贅沢で一家で幸せな気分に浸れたのでバリューは十分だと思います。

****以下前回レビュー2010年7月****

京都は嵐山の廣川さん。こちら渡月橋から北へ延びる通り沿いで世界遺産天龍寺のハス向かいになります。このあたり、休日ともなれば原宿か渋谷かというくらいに人で溢れかえる場所ですが、今回は平日の夕方で人影も疎ら、天龍寺も拝観時間を過ぎ、商い中の店も極めて少なかったっけ。嵐山は私の曾遊の地で、懐かしく散策しましたが、ここにこんな有名なうなぎ屋さんがあるとはついぞ知りませんでした。食べログで見つけてかなり評価が高かったので気にはなっていましたが、超メジャー級の観光地のメインストリート沿いということで、正直、一抹の不安もありました。が、良かったんです!

お店はとても京都らしい数奇屋風。入り口の脇から紅葉などが細やかに配置された小さな庭が見え、「あずま」のイナカモンはこれだけで、おおっ、京都っぽい!と思ってしまいます。暖簾をくぐり廊下を行くとゆったりとテーブルが配置された一階のフロア。二階は予約の客向けとのことで、個室もあるようです。空いているお好きなところへどうぞ、と言っていただいたので、件の庭が良く見える窓際の席を選びます。

メニューはうな丼、うな重、蒲焼、白焼きの他にうざく、うまき、肝焼きなどの一品、定食、コースもあります。うな重2400円と肝焼き600円、それとオプションの肝吸い400円を注文しました。

10分ほどで肝焼きが来ました。串になっていて割りと大振りの肝が連なっています。食感は柔らかく、かなり苦味が効いていて大変おいしい。サザエなどの巻貝系の先っぽの部分があるでしょう。あそこの感覚にちょっと近いものを感じました。

それから5分程度でうな重が供されました。器は小判型。蓋を開けるとうなぎは3/4尾分です。箸を入れるとすっと入ります。身の大きさはホドホド、厚みもホドホドですが癖のない脂が良く乗っていて蒸しの具合もよくしっとりやわらかで上質。タレは甘辛のバランス均衡タイプで特に甘さが心地よく上品。関西の京都にあって完全な江戸好みのうな重なのです。またゴハンのコンディションも素晴らしく、べたつかず適度な硬さで大変良かったです。おいしく、ペロリといただき、完食後もっと食べたいと思いました。うな重の並だとご飯含め量が少なめなので、食べる方は上なり、特上にしたほうがいいかもしれませんね。

接客もさすが、多くのお客さんの対応をしているのでしょう、スムーズで無駄がなく感じがいい。肝吸い別売り・うなぎ3/4尾で2400円は少々割高感はあるものの、内容・土地柄からすると十分納得のいくものです。帰りがけに、レジのおねいさんが、はんなりと「お荷物にならなければお持ち下さい」と団扇をくれました。これが結構ちゃんとしたもので、こういったセンスの良さにも感心しきり。いいお店でした。正直オドロキでした。

  • 2011年5月
  • 窓からは嵯峨野の緑
  • 上うな重3500円

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3位

活鰻 三味 (西焼津 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/12訪問 2012/09/22

再訪記:ハイレベルなうなぎ屋さん。降参です!

西焼津の三味(しゃみ)さん。2010年6月に訪問して、目からウロコのクオリティに脱帽しました。今回ほぼ一年ぶりの再訪をしました。久しぶりに出かけて失望するケースもありますが、三味さんはやはりおいしいうなぎを堪能できました。

◆外観、店内
モダンなうなぎ屋さんらしからぬ外観です。店内はカウンターが5脚、靴を脱いで上がる板の間に4卓ほど。非常にお洒落でモダン・シックな内装です。入店するとまず予約があるかどうかを確認され、飛込みであることを伝えると、40分ほどお待ちいただきますがよろしいでしょうか、とのアナウンスがあります。実際にそれくらいはかかるので、待ちたくなければ電話で予約をすることをお勧めします。我々は、板の間に通されました。

◆メニュー
2段重、姿焼き、うな重など。他にかぶと串、肝串、う巻きやあらいもあります。うまき・あらいは予約対応のみだそうです。また、うな重は蒸しが入る関東風の蒲焼ですが、姿焼きは蒸しの入らないいわゆる地焼とのこと。うな重と肝焼きをオーダーしました。

(後日注)掲載してるメニュー写真は2010年6月時点のもので、2012年1月現在うな重は(3600円←2600円←2400円)で50%値上げになっています。昨今、うなぎ屋さんでは軒並み値上げの貼紙に出会います。シラスウナギ不漁解消を祈ります。

◆料理
待つこと20分ほどで肝焼きが運ばれてきました。こちらは箸置きが魚様に細工された石、湯飲みは唐津・中里窯の絵唐津でした。随所にこだわりを感じますね。
肝焼きは大きすぎず小さすぎずの手ごろなサイズの肝が串になっています。ほろ苦く、密度が濃い感じの肝はタレの甘みがよく馴染み大変ウマイ!これはうな重にも期待が持てます。
その後20分ほどで、いよいような重が供されます。こちらは年配の男性(大将)が運んできてくれました。蓋を開けると食欲をそそる香りが広がります。そして、このうな重は美しい。うなぎ自体はそれほど大きくはないものの、蒲焼の照り、一粒一粒が立っているようなゴハン。箸を入れると、皮はいくらか弾力を残しているものの身自体はやわらかい。口に入れるとうなぎの風味と脂が広がります。タレは甘辛のバランスがよく、浜松でよく出会うタレとは違う「関東風」です。見た目の色ほど濃くはなく、いい塩梅!そしてゴハン。パリッとかためのゴハンとタレのかかり具合が超絶妙で、こんなにウマイタレゴハンを食べた記憶があったでしょうか・・・。

脇役の漬物もよろしい。きゅうり、大根、ニンジン、奈良漬と種類も量も十分でどれもおいしい。肝吸いも三つ葉が惜しみなく投入された上品な澄まし汁になっています。全てがバランスを考えた計算だとしたら、こちらの大将はタダモノではないですね。料理の印象は初回、二回目とも共通のもので安定感を感じます。

このうな重は2600円。静岡県のうな重相場からは高いかもしれませんが、内容を鑑みればリーズナブルだと思います。東京や京都で食べる平均的な3500円くらいのうな重と比較しても遜色ありません。

◆接客、その他
初訪問時は若い男性のアテンドで、非常に丁寧な好ましい接客でしたが、今回はその男性がカウンターに入っており、女将さんと思しき女性の応対でした。初訪時に見かけなかったこの女将さんは他の顔見知りのお客さんと結構話込んでいました。客と店員の会話も食事のうちなのでそこは問題にしませんが、その声のトーンが高く、落ち着いたこのお店の雰囲気にそぐわないような気がしました。とはいえ、それは些事で、この女将さんも応対自体は悪くなく、入店時・会計時の対応も丁寧でした。おつりの紙幣も全て新券。再訪してみて、うまいうなぎを再び食べることができ、再び満足でした。ここはやはり要チェックです。

◆行き方
焼津の国道150号線の三ヶ名ICを西へ。青島焼津街道(の旧道か?)の新幹線と東海道本線に挟まれた場所にあります。店の前に7台ほど櫛型の駐車場がありますが、大型車だといささかはみ出すかもしれません。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 肝焼き串300円

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4位

とらや工房 (御殿場、南御殿場 / 和菓子、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/10/08

竹やぶに風吹き抜ける桃源郷 とらや工房

前々から、食べログで気になっていた御殿場のとらや工房さん。こちらはようかんで夙に高名なとらやさんが「いいものは伝わる」と、宣伝等を一切行わず実験的に運営している和風のカフェだそうです。なるほど、とらやのHPを見てもとらや工房の記載はありません。
季節ごとに表情を変える清々しい庭を眺めながら旬のお菓子を食せるこのロケーションは私にとって至福であります。
なお、写真の夏は2011年8月、冬は2011年1月、秋は2011年10月の訪問です。

◆外観など
駐車場から案内板に沿ってとらや工房の入り口に向うと竹藪に囲まれた茅葺の山門が見えます。私はこのアプローチが大好きです。趣のある山門をくぐり、小径をゆっくりと散策するように進むと左手がとらや工房、右手に進むと東山旧岸邸へ。旧岸邸は、岸元首相が晩年をすごした邸宅で、建築家吉田五十八の作品とのこと。入館料を支払えば見学できます。

歩を進めると木々を透かしたあちら側にモダンな、それでいて風景に溶け込むとらや工房の建物が見えてきます。建物は緩やかなアーチを描いた形で庭を抱え込んでいるように見えます。アーチの建物の右手が調理場、左手が客席。中ほどが店舗になっており、お菓子の販売、喫茶の受付エリアとなっています。ここには木製のショーケースに上品な色とりどりの和菓子がズラリと並んでいます。
喫茶のシステムはまずレジでメニューを選択し会計を済ませるとその場でお茶を淹れてくれます。曲げわっぱ様の盆に湯のみをのせ好きな席へと持ち込みます。客席は手前のオープンテラスふうのエリアと奥のガラス張りの部屋とがあります。私はもちろん風を感じるオープン席を選びます。

◆メニュー
夏の品書きは菓子500円、水ようかん600円、あんみつ、みつまめ、ところてん、かき氷、軽食(そうめん)がいずれも850円。全て煎茶つきで温・冷が選べます。菓子はどらやき、大福、きんつば、もなかなど。これらのお菓子は単品のテイクアウトもでき、各250円。

季節により品書きは変わり、冬はすいとん、秋は栗おこわ、お汁粉は秋と冬に。また2011年から秋の土日のランチタイムに、おばんざい食べ放題の企画(1800円)「秋の収穫祭」を開催しています。

◆料理
煎茶に関しては静岡という土地柄、普段から自宅で比較的程度のいいお茶を飲んでいるので、外で飲むお茶がおいしいと感じることはあまりありませんが、こちらのお茶は非常においしい。上質な茶葉をたっぷりと使い、淹れ方、温度も秀逸です。お茶はおかわり自由。

夏場は水ようかんやあんみつを。水ようかんは抹茶と漉し餡の2切れ。滑らかで程よく冷えたようかんは上品に甘くのど越しがよく、あんみつの寒天は天草の香りがしっかりと残され弾力に富み、とてもおいしい。あんは小豆の香りが豊か。なにより、右も左も緑で、風が通るこの環境は何物にも変えがたい味の素でした。これはある意味究極の贅沢だと思います。

寒い時期のお汁粉も小豆がおいしく、とても暖まります。わざわざ気温の低い屋外の席で温かいものをいただく。これもまた何とも言えぬ贅沢です。

◆その他
さて、とらや工房。ここはなんと気持ちのいいところなのでしょうか!ロケーション、コンセプトともに私の心をくすぐります。
夏は覆いかぶさるような緑、清かな池とせせらぎ、蝉の声、吹き抜ける風。懐かしいブタの蚊取り線香器。冬は、少々標高のある御殿場ゆえ気温が低めで張り詰めたような冷気を感じます。冬のオープンシートには椅子の背にひざ掛けが備えられ、暖かいガスストーブが設置されます。心地良く、心憎い措置です。

夏は蚊が結構飛んでいます。私はそれも風情のうちだと思いますが、気になる方は虫除け対策をされた方が良いかもしれません。写真をアップしましたが、昔ながらのブタの蚊取り器が小径にぽつぽつと置かれています。あまり役に立つとも思えませんが、ここでは仄かな蚊遣りの煙もとても粋な小道具ですね。素晴らしいセンスだと思います。

とらや工房には「季節ごとの良さ」、「季節を感じられる良さ」があります。

◆行き方
国道138号線御殿場バイパスをインターから箱根方面へ向い湖水前交差点を左へ。そこから約500メートルほど進んだ右手に駐車場があります。この駐車場は無料で東山旧岸邸の駐車場と共用になっているようです。

  • 秋:山門
  • 秋:石仏
  • 秋:どらやき

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5位

國よし (大磯 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2009/12訪問 2009/12/27

大磯の価値ある老舗鰻屋

東海道の大磯松並木の東側、街道沿いにある國よし。大磯は吉田茂や伊藤博文、島崎藤村などの政財界人、文化人が邸宅を構えていた地だそうで、観光地とは一線を画す格調高い町並みの面影を残している。この鰻屋さんを目指さなければ来る機会もなかったろうけど、ゆっくり散策したくなるような場所ですね。

さて。こちら國よしさんはそんな大磯に、もともとは旅籠として創業、今は鰻専門店として業を営んでいる、と。大変風情のある建物で、玄関の間口は狭いけれど何気に重厚な雰囲気がありますね。引き戸を開けると左手が調理場、目の前に階段があります。上品なおかみさんがお二階へどうぞ、と。急な階段を上がると座敷がいくつか。私たちはテーブル席が並ぶ小部屋に案内された。木の窓枠、古ガラスなど昭和どころか明治大正を感じる造作は、めったにこういう場所に来ない私にとっては非日常であり「ハレ」であって、これだけで来た甲斐があったと思ってしまった。

昼のメニューは、鰻重の大、小、白焼き重、うな玉丼、そして特選鰻重。特選が5000円、鰻重の大が4900円、他が4000円と値はそれなりに張る。特選は養殖の2年ものだそうだ。特選と白焼き重、肝焼きを注文した。またこちらは酒類のメニューが豊富で、ビール、日本酒のほか、ワインやシャンパンなどもランナップしている。連れは白ワインをチョイス。

まず肝焼き。肝が3ケの串が二本。大変にあっさりしたタレが肝の持つ旨みを引き立て大変にうまい。今までに食べたこのない種類の味。

待つこと30分ほどでうなぎ。重は塗りのちゃんとしたものでなかなかに美しい。特選はうなぎは身が大変に大きく厚い!さすが2年もの。やわらかいながらもハリがあり、脂の乗りもよく非常にうまい。特徴的なのはタレ。極めてサラッとしたタレで、深いながらも淡白な味わいなんですね。人によっては好みが分かれるかもしれないけれど(うすいのです)、私は上質なうなぎ本来の味が堪能できて二重マル!肝吸い、漬物もよい。食前の煎茶はいまひとつであったが、食事中および食後に供されたほうじ茶は香ばしくおいしかった。食後には豆乳プリンなるデザート。

非日常的な贅沢空間でうまいうなぎを食べられて満足感は相当に高かったですね。他のうなぎ屋さんよりは値段が高いけれど十分に価値を感じました。また行きたいと思う。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

うな富士 (寄畑、内船 / うなぎ、郷土料理)

1回

  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2020/06訪問 2020/06/20

時は移ろい・・・

2016年6月19日、本当に久しぶりにうな富士さんに訪問しました。ここは私が大好きなうなぎ屋さんの一軒で、久しぶりの食事をとても楽しみにしていました。お昼過ぎ、お店の前には車がかなり停まっていたので相変わらず賑わっているのかナと思いきや、引き戸を開けてみると先客は2組のみ。すぐに通されました。注文はいつもの特上。

一番気がかりだだった点、かつての大将の姿はやはり厨房にはなく、違う男性が。ホールは前からいらした女性が担当されていました。もう一つの変化点は価格で、壁に掛けられたメニューを見ると10年前に2100円だった特上(1尾)がなんと倍の4200円に、300円だった肝焼きが700円になっていました。稚魚の不漁、高騰は周知の事実でやむを得ないのですが倍にまでなってしまったお店を私は知りません。

さて、しばらくして供されたうな重。肉厚で大きめの身に黒い焦げ目が荒々しいのは以前からそうだったので気にせず箸を入れると、通りが悪い。なんというか、硬いのです。口に入れても火が通りすぎているのか、以前のワイルドながら脂とサカナの旨みがしたたるようなジューシーさに乏しく、見た目はかつてのうな重に似ていてもうなぎの味も脂も楽しめませんでした。タレは以前の甘めの風味を維持していて、うなぎの身自体も多分悪くはないのですが、私が大好きだった何度も通ったうな富士の味はそこにはありませんでした。肝吸いの味も変わってしまっていました。ことによるとバラツキの幅があったのかもしれませんが今やこれが4200円。この額で小市民の私はハズレを引きたくありません。今にして思えば人気店だったこのお店が、12時に半分も席が埋まっていないというのは、そう感じていているのが私だけではないという証左だったのかもしれません。

私にとって特別な一軒だったうな富士。
時は移ろい、変わっていく。寂しい気持ちが止まりませんでした。

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稚魚の不漁により、現在不定期営業との情報があります。
定常営業になるまで評価は控えます。

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国道52号線沿いに「うな富士」という怪しい雰囲気を醸し出すうなぎ屋さんがあります。なにしろ山の中の小さな集落のはずれ、見たところバラックふうの建物は決してきれいではありません。しかし、ここを通るといつもたくさんの車が停まっているのです。これはナニカアルぞ、とあるとき意を決して行ってみたというのが最初の動機でありました。
うなぎはご主人の庭?の地下水の池で泳がせて育ててから、その日に調理する分を引っ張り出してくるそうです。ある意味非常にワイルドなお店で、万人にはお勧めはできません。多分、ダメな人は味わう以前にダメだし、ハマる人はモーレツにハマるんじゃないかと思います。私は明らかに後者で、その後足しげく通うことになりました。私は人並み以上にうなぎを食べている方だと思いますが、うな富士で感じた衝撃を超えるところは今のところなく、現在もこのうな富士が私にとっての特別な一軒となっています。
今回、一年半ぶりの訪問をし、変更点含め加筆・修正しました。

◆外観、店内
外観は平屋の小屋ふうです。いわゆるうなぎ屋さんの「風情」とか、「洗練」などとは縁がありません。店内はテーブルが3卓、小上がりに3卓。店の外見と同じく、こざっぱりの逆。小上がりの端にはいろんなものが積まれているし、入り口のすぐ右手のテーブルの下には、活きた、サバかれるのを待つうなぎたちがニョロニョロうごめくビニール袋が置いてあり、そのテーブルでおじさんがうな重をつついている、そんな店です。店のまん前にいつも停まっているミニバンは客の車ではなくご主人のものです。

◆メニュー
メニューは特上(といってもこれが1尾分のいわゆる並)が2300円。こちらも2011年6月より値上げを余儀なくされたようです。ほかに特々上、肝焼き、うなぎのあらい、鮎・ヤマメの塩焼き、沢蟹のから揚げ。

◆料理
初めて食べたときのインパクトは今でも鮮明です。理屈でなく、とにかくウマい!と感じました。身は大きく肉厚のものを関西風で焼き上げています。焼きは乱暴で多少の焦げはなんのその、それでも仕上がりは、外がパリッ、中はジューシーで脂の乗りが絶妙です。たれはやや甘目ながら独特の旨みがあり、強い身とのGoodバランスで一気に平らげてしまいます。肝吸いの肝は少し炙ったワイルドな風味、漬物は大根と菜っ葉?がステキ。ゴハンも銘柄は忘れたけれど、べたべたしない品種を使っておりなかなかのコンディションです。タレのかかり具合や焼きも少々ラフでバラツキがあるように思いますがこれもご愛嬌。

うなぎのあらいは歯ごたえがあって、脂が乗っていて、確かにうなぎの味!こんなうまいものだとは知りませんでした。あらいは、供している時期が限られていること(夏は基本的にやっていないそうです)と、あらいにするのに適した個体を選別するとのことで必ずしもあるとは限りません。事前確認がベターです。

◆接客その他
都会的なソフィスティケートされた対応は一切期待しないでください。
大将は一見ぶっきらぼうですが、田舎なりの素朴な暖かさがあります。子供がまだ小さかった頃、大将が活きたうなぎを手にとって子供たちに見せてくれたこともありました。帰りにはうなぎのカブトをくれることもしばしば。ホールの女性も親切で気分がよい。以前、2人の子連れで行った折に、子供用には1つ頼んで2つに取り分けようと思っていたら、おねいさんが、二つに分けて出しましょうかと言ってくれたり。写真の竹の器は、その分割してもらった片割れです。このお店、気に入った人だけ来てくれればいいというスタンスのように思えます。それも決して高圧的な意ではなく、ナチュラルで、シャイなんだと思います。

人気があるお店で、キャパが大きくないので土日などは開店してすぐに席が埋まることがままあります。地元の方の利用も多いようで、田植えの時期などには弁当のお重が山になっていました。

◆行き方
国道52号線沿い。静岡から山梨方面へ向い、南部町役場入口の信号(道の駅とみざわのところ)から北へ5キロ弱道路右手です。駐車場有。

  • (説明なし)
  • 2016年6月4200円
  • 2016年6月

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7位

蕎麦切り こばやし (入山瀬、本吉原、吉原本町 / そば)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ~¥999

2012/09訪問 2012/09/22

富士の本格蕎麦

昨今、富士市で人気の蕎麦屋さん。うなぎの主水の裏手。富士市でもどちらかというと山の手で緑豊かな住宅地の一角とでもいえばいいでしょうか。入り口がかなりわかりづらいので土地勘のない方が行くときはご注意を。こちらでは職人気質のご主人の手になる本格手打ち蕎麦を堪能できます。

◆外観、店内
緑豊かな山の手の住宅地にあるこのお店の外観は三角屋根が印象的な洋風の建物です。エントランスにはガーデンセットが置かれ、良く手入れされた草花が植えられています。暖簾がかかっていなければカフェか何かに見えるでしょう。
店内は正面にカウンターが5脚と左手の板の間の小上がりに4人座卓が4つです。こちらの小上がりは大きな窓が切られ緑を眺めながら食事を楽しめます。天井が高く、清潔な落ち着ける構造です。

◆メニュー、料理
メニューの特徴は蕎麦そのものの種類が多いこと。ひき方などの違いで香味、風味、雅、吟醸、せいろ(二八)、韃靼など。雅は2010年デビューの新作です。

香味・・・超粗挽きの太い蕎麦で香りが存分に楽しめ、歯ごたえ、喉越しとも申し分ない。これくらい太くしないと切れてしまって蕎麦にならない、とこれはご主人の談。
風味・・・粗挽き細打ちです。香味ほどのインパクトはないもののバランス感に優れています。
吟醸・・・曜日限定です。コシがありのど越しに優れた細打ち。咀嚼してからふくよかな香りが抜け、私はこれが一番好みです。
・・・曜日限定です。「風味」をもう少し細くした感じの透明感のある粗挽きです。豊かな香りとのど越しに優れます。
上記4種の限定蕎麦は塩が供されるのでまずそれをつけて食べてみて下さい。蕎麦の旨さがより引き立ちます。というか、塩なしでも十分においしく食べられますが。

せいろは二八のツルッとしたのど越しが楽しめます。ここでは最もベーシックな蕎麦ですが、ちゃんと蕎麦が香ります。

つけ汁はこの地域では中々お目にかかれないちゃんとした濃い目の辛汁。返しはまろやかであとを引くような旨みにあふれ、甘みに逃げずきっちりと勝負しています。ダシも吟味されていて芳醇な香りが鼻腔をくすぐります。かなりキャラの濃いつけ汁ではありますが蕎麦の風味がすばらしいのでこれでちょうどいい組み合わせとなります。

蕎麦自体がしっかりしているのでアツアツのかけそばでも麺がダレないのでおいしくいただけます。奥深い風味の鴨せいろもうまい。冬場などは箸休めに柚子風味の大根の漬物が供されたりしますがこういった脇役もおいしいです。

おつまみ類のメニューも充実感があります。特に良いのが自家製の蕎麦焼味噌400円。注文後に素材を合わせてしゃもじにつけて炙るため混雑時はできないこともあるとのことですが、香ばしさと味噌と蕎麦の香り、具のかりっとした食感が最高です。焼味噌は色々食べていますが、今のところこちらの焼味噌がナンバー1です。

他に、鴨たたき、馬刺し、湯葉刺し、蕎麦豆腐などもあります。これらは必ずしも手づくりではないもの、冷凍のものもありますが、ここは蕎麦屋さんで、蕎麦に精魂を込めているのでそこまで一級品を求めるのは酷でしょう。イッパイやりたい人が蕎麦の前につまむ物を用意してくれていると思って頼めばいずれも悪くない一品です。日本酒は久保田、国香、磯自慢ほか数種類あり。ビールはエビス。生ビールの器は陶器で大変滑らかな泡です。要するに何を食べてもおいしくて、ことごとく私の好みに合うお店です。

◆接客、その他
ご主人と奥様のお二人で切り盛りをされています。大変暖かな接客です。ご主人がお一人で調理をするので混雑時には中々料理が出てこないこともありますが気長に待ちましょう。
このところ色々な蕎麦屋さんに出掛けていますが、「こばやし」のレベルの高さをいつも再認識させられます。せいろなら750円。CPも秀逸だと思います。器は若手作家の手作り。こういうところもこだわりがあり、料理をひっそり引き立てています。

◆行き方
東名富士インターから国道139号線を富士宮方面へ500ほどの伝法沢交差点を右折し約2.5キロの三ツ倉交差点を左折、100メートルほどで細い川を渡るのでそのすぐ先の小さな交差点を左折し100メートルほど進んだ突き当たり。雑木林のような砂利の駐車場になっています。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 風味

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8位

ひで (富士宮、西富士宮 / そば)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

2010/12訪問 2013/03/17

うれしい2013年春のメニュー

2013年3月

久しぶりの訪問です。今回グランドメニューの他に「季節のおすすめ」という一枚ものの品書きがありました。ちょうど山菜の天ぷらなどを食べたいと思っていたので迷わずチョイスです。

◆メニュー
季節のおすすめ「春の天ざる」1350円。せりそばに春野菜の天ぷらがついた天ざるです。

◆料理
天ぷらはアブラナ、ウド、ノビル、フキノトウの春の葉っぱたちとキス天。
いずれも私の大好きなタネです。これらがカラッと揚がっています。粗塩をパラリと振りかけて素材の味を堪能しました。ほんのりとした苦味やら滋味が口いっぱいに広がります。季節に季節のものを食べる。これがカラダが喜びます。
そばにセリが乗っています。これも爽やかな香りと歯ごたえ。香り豊かなそばとの組み合わせは抜群でした。

こういう四季を大事にしたメニュー設定は本当に大歓迎です。
若い大将と奥さんも相変わらず気が良くて。前回の訪問から少しだけ間が開いてしまい、久しぶりですね、なんて言われてしまいました(笑)。こういう旨いものを取りこぼさないためにもちゃんと通わないとダメですね。

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2010年12月

天気がいいと窓から大きな富士山が良く見えます。今日は雪を戴いたお山が丸見えでした!

今回は蕎麦御膳を取ってみました。
蕎麦、かやくゴハン、天ぷら3品(エビ、まいたけ、サツマ)、小鉢(ほうれん草と豆腐のひたし)、漬け物、デザートがついて1000円です。蕎麦は少なめですが、150円のプラスで一人前にアップグレードできます。また、天ぷらは他のおかずとチェンジすることも可能。どれも量は少なめですが平らげるとおナカがくちくなります。写真をアップしました。蕎麦は150増しの多目です。大変お値打ちなセットなのでぜひお試しを。

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2010年9月

ひでがついに移転開業しました。国道139号線富士宮バイパスを北進し「登山道入り口」交差点を5合目方面へ。そこから1.6キロほどです。駐車場完備。

メニューは旧店舗に比較し平日は同じですが土日は若干種類を絞っています。店内は6人テーブル2卓と小上がりに2卓で、相変わらずこじんまりした造作ですが、入り口脇には坪庭風の装飾をあしらい、天井も高く窓も大きく取ってあるのでゆったりして更に居心地がよくなりました。味も以前と変わらないおいしさでした。

ただし、富士山の登山道という好ロケーションのためか混んでしまうのが・・・。料理が出るまで少々時間がかかることがありますのでご承知を。また、夜の営業については電話で確認をいただいた方が良いでしょう。

ともあれ、私はまた通うことになりそうです!

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2010年3月追記

[b:ひでは2010年3月18日より移転のためしばらく休業するそうです。
再開は未定ですが、7月頃とのこと。開店の案内葉書をもらうように頼んできました!
]

大変気に入り、2月の初訪問から毎週のように出掛けすっかりホームグラウンド化しています。鴨せいろ、とりわさ、手羽餃子、白玉ぜんざいなどいろんなものを食べたけれど、ご主人の味のセンスが私にピッタンコ合っているようで、どれもおいしい。単品の価格がお値打ちなのもうれしい。開業が待ち遠しいです!

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大月線を山梨方面へ進み、富士宮の市街を抜け朝日町交差点を左折、5-600メートルほどか。一軒家の蕎麦屋さん。こちらのクチコミを拝読して気にはなっていたお店ですね。

店内は小上がりに2卓、テーブルが3卓と小ぢんまりしているけれど、品のよい絵が飾ってあったり、季節感のある花が活けてあったりとかなり気を遣っているのが伝わってくる。蕎麦メニューはせいろと粗びきの2系統がメインで他に変わり蕎麦もある。鴨せいろやぶっかけのオロシ蕎麦に掛けもあり、広げすぎないごくまっとうなラインナップだと思う。一品ものはだし巻き卵、焼き味噌、とりわさなどアテになるような品書きとなっている。初めての訪問でもあるので基本のせいろと粗びき。そしてだし巻き、天ぷら、焼き味噌を注文してみた。

だし巻きはアツアツの出来たてで、だしが効いていて、甘さを控えたサッパリ味。てらいはないけれどなんぼでも食べたくなるような出来栄えだ。添えられているオロシに醤油をチロッとたらして食べるのが良い。
焼き味噌は量は少ないものの甘め&濃い目の味付けで蕎麦の実がたっぷりと入っている。ちびりちびり食べるのが似つかわしい。
天ぷら盛り合わせは600円という値段の割りに種類が豊富。エビ、白身、カボチャ、きのこ、ヨモギ、ナス他でサックリと揚がっているのに素材の食感も生きていて大変おいしい。天つゆと塩が供される。

せいろはつるりとしてコシのある細めん。のど越しよく、噛んでからも味の出る繊細なそば。粗びきも太さは細めで黒っぽい色をしている。こちらも粗びきとはいえツルシコ感をキープしつつ蕎麦の甘さが広がる。いずれもかなりウマイ部類だと思う。圧巻はつけ汁。返しは旨みある滑らかで優しい味で、風味豊かな鰹ダシが抜群の相性で混じりあっている。ダシは濃ければいいというものでなく、ただ濃いだけだと口に残ったりするけれど、ひでのつけ汁はダシが豊かで後味もサッパリ気持ちいい。洗練された上質さを感じた。

女将さんの対応もよい。子連れで伺ったが、子供はお茶にするか、水がいいかときいてくれたりと万事気遣いをいただいてありがたかった。それでいて、押し付けがましかったり行き過ぎたところがないのは大したもので、家族でも安心して入れる。

こだわりの蕎麦屋さんは数あれど、ひでのこだわり方は直球勝負で、味へのこだわりと客がどうしたら心地いいかといった目線でのこだわりが感じられ大変に居心地がよかった。大変気に入ったので確実にまた再訪するだろうと思う。しかし土曜の昼時で私たちのほかに客がいなかったのは何としたことだろう。もっともっともっと流行ってもいい店だと思うのだけど。

  • (説明なし)
  • 富士山
  • 2013春の天ざる

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9位

うなぎのまとい (伊東 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2015/11訪問 2015/11/21

再訪で、良さを再確認できました(^^)

2015年11月再訪

伊東に出かけました。
お昼はうなぎ狙いで、先に行ったことのない一鰻さんに挑戦しようと思いましたが、
火曜日定休。祝日なのに・・・。しかし、すぐに気を取り直してまといさんへ。
ここはかつて訪問してとても印象のよかったお店です。
店が近づくにつれ蒲焼のいいにおいが漂ってきました。

相変わらずの繁盛で私の前に2組ほど待ちのお客さんがいました。
待ち時間に過去の自分のレビューを調べてみると、前回は2010年の訪問で、もう5年も前。
歳と共に時間の経つのが早く感じます。

◆変わったところ、変わらないところ
お店の造作や、接客、雰囲気はほとんど変わっていないようです。

違うのはお値段。
5年前に1800円だったうな重並が2800円になっていました。
シラスウナギ不漁のあおりでどのお店も軒並み1.5倍くらいにはなっていて
こちらもその例に漏れないということでやむを得ません。

しかし、もともとが低めの価格設定だったので、今や2800円で一尾分の蒲焼が乘っている
うな重は、安いな~と感じてしまいます。

供されたうなぎの印象も変わらず、安定したおいしさでした。
中蒸しのしっとりした身と脂感、辛めのすっきりとしたタレ、硬さと汁のかかり具合が絶妙なゴハン。
いや、久しぶりに食べてみて、本当においしかったです。

また、何年か後にうかがった時にも、同じ味であってほしいと思いました。

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2010年7月訪問
国道135号線(旧道)の松川にかかる大川橋北詰の一方通行を西へ。かなり狭い路地です。かつての名旅館、木造3階建ての東海館が左手にどーんと建っていて、その目の前にあります。駐車場はそのまま店を通り越して、前方の道と合流する手前左側に数台分あります。

玄関はしっとりした落ち着いた佇まい。暖簾をくぐるとそれほど広くない店内は左に調理場、右が客席で4人卓が4つ、2人卓が1つ、カウンターに3脚ほど。清潔でこざっぱりした造作なので落ち着きます。メニューはうな丼、うな重、まぶしのほかに、蒲焼、白焼き、どじょう。肝焼き、ひれ焼きなどの単品も。うな重並1800円と白焼き上2400円、それから肝焼きを注文します。

まずは肝焼き。苦味を抑えた肝は手ごろな大きさ。歯ごたえがあって、辛めのタレと良く合いウマイ。

そしてうなぎ。注文を聞いてから調理しているのでお次の白焼きが出るまでに30分ほどはかかります。上なので1.5尾分3枚。ナカナカの大きさの身はよく焼き上げてあり、表面はパリッとして中はソフトでしっとりしています。非常にシンプルな素焼きで大変おいしい。うなぎの風味と脂の旨みを引き立たせる焼きだと思います。そして蒲焼。並1800でしたが十分な大きさと厚み。脂もよく乗っていて上質なサカナです。蒸しは浅めで適度な食感が好ましく思いました。タレは甘さを控え、やや醤油感が強めのタイプ。この狙いが実に巧妙です。ゴハンも粒がたった理想的な硬さで申し分なかった。肝吸いはシンプルな澄ましで○。漬物も自家製で大変おいしかった。

接客もしっかりしています。少ない人数でやっているので限界はありますが、お客の様子を良く見ていて、食後のお茶のおかわりを持ってくるタイミングなども適切。調理場に入っているご主人もたまに客席に目を向けていて、必要とあらばオシボリの用意などもこなします。

品のあるおいしいうなぎ、しっかりした接客。申し分ないコストパフォーマンス。行ってよかったと思いました。伊東は他にも福也などの名店があります。この地は伊豆の田舎ではなく、東京とつながっているがゆえに磨かれるお店も多いということでしょうか。

  • 2015年11月再訪
  • うな重並2800円
  • 関東風

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10位

笊蕎麦 三つ割り菊 (伊豆の国市その他 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/01訪問 2010/01/03

静謐なロケーションで食す至極の蕎麦!

伊豆の国市(旧韮山町)の三つ割り菊は、下田街道を南進し伊豆長岡駅の先、韮山反射炉入り口を左折、その後反射炉入り口の案内に従い右折後、二股があり、左へ進む。この三叉路を右に行くと史跡の反射炉に至る。ここから約4キロの山道を上がっていく。この先にはゴルフ場くらいしかなく行きかう車も少ない。

建物は白い二階家で靴を脱いで上がると右手が調理場、正面が蕎麦打ち部屋、左が客室。テーブル席が4卓、奥に掘りごたつの座卓がひとつ。とても清潔で清々しい店内で、窓からは青々とした竹林が間近に望めまるで一服の絵のよう。ココロ和む空間です。素晴らしい。お正月らしく、蕎麦打ち台には蕎麦で作った鏡餅が飾ってあった。

メニューは恐ろしくシンプル。もりそば、田舎そば、焼味噌。以上。裏返すとドリンクメニューで吟味された日本酒が数種類あるのが目を引く。酒を注文すると焼き味噌が一つ突き出しに付いてくる。もり、田舎、焼味噌と冷酒(長野・大雪渓)を頼む。酒はガラスの美しい器に入って出てくる。

さて、そば。こちらはもりが細い二八、田舎が甘皮入りの太い二八蕎麦。もりは蕎麦の香りが非常に豊かで、歯ごたえ、のど越しともに申し分ない。田舎は黒くて太い蕎麦で弾力があり噛むほどに香り、甘みが口に広がる。田舎も素晴らしい。つけ汁のダシは風味に富み、返しもほんのり甘くまろやか。大したものです。薬味は葱とオロシ、生わさび。なるほど、そばのみの品書きで、この山奥でやっていける理由がわかるような気がした。パチパチパチ!

店員さんの対応も良い。インターネットのHPには正月2日から営業という掲示がちゃんと出ていた。こういう心遣いもありがたいですね。味よし、雰囲気よし、値段も高くない。伊豆にお出かけの折には是非ともお試しあれ!

  • (説明なし)
  • 竹林が美しい
  • もりそば800円

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